JPH0630514B2 - 通信リング・システムの通信制御方法 - Google Patents

通信リング・システムの通信制御方法

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JPH0630514B2
JPH0630514B2 JP62175035A JP17503587A JPH0630514B2 JP H0630514 B2 JPH0630514 B2 JP H0630514B2 JP 62175035 A JP62175035 A JP 62175035A JP 17503587 A JP17503587 A JP 17503587A JP H0630514 B2 JPH0630514 B2 JP H0630514B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/42Loop networks
    • H04L12/427Loop networks with decentralised control
    • H04L12/433Loop networks with decentralised control with asynchronous transmission, e.g. token ring, register insertion

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この発明は、リングによって結合されている複数のステ
ーションが通信リングに優先権に基づいてアクセスでき
るようにする方法に関する。さらに詳細には、この発明
は、優先権通知パケットを用いてトークンの優先権レベ
ルを更新する方法を提供するものである。
B.従来技術 非同期的に発生するデータならびに同期情報が伝送でき
るリング伝送システムは多数知られている。
「Method of Transmitting InformationBetween Statio
ns attached to a Unidirecional Transmission Ring」
と題するP.A.ジャンセン(Jansen)等の米国特許第4
482999号は、許可されたステーションに周期的時
間間隔で、同期データまたは回線交換データに対する保
証された送信機会をもたらす方法について記載してい
る。この方法は、単一トークン・リング法に基づいてお
り、トークンを保持するステーションがそのデータを送
信し、送信したフレームのヘッダがリングを横断してス
テーションに戻ってきた後に、トークンを解放する。し
かし、この方法は高速(約毎秒10メガビット以上)ま
たは長距離(約10キロメートル以上)のときは非効率
的になる。
J.A.アルルプラグサム(Arulpragsam)の米国特許第
3639904号は、複数アクセス用の伝送リングにつ
いて記載している。この方法は、中央ステーションによ
って制御されるマスタ・スレーブ動作用のものであり、
中央ステーションはリング内で一連のタイム・スロット
を送信する。この方法は、中央ステーションの制御下で
文字のインターリービングを伴うスロット化されたプロ
トコルである。アクセスにおける優先権は中央ステーシ
ョンを介してもたらされ、中央ステーションはスレーブ
端末からの伝送要求を拒絶することができる。したがっ
て、マスタ(中央ステーション)が故障すると、リング
全体が故障することになる。プロトコルがスロット化さ
れているため、システム帯域幅の使用が非効率的にな
る。
「Data Highway Access Control System」と題するJ.
F.サザランド(Sutherland)等の米国特許第43792
94号は、バス上の位置に応じた固定優先権割当てを伴
うバス・アクセス方式について記載している。したがっ
て、バス上の特定の位置にあるステーションに、このス
テーションが送信する必要があるパケットまたはフレー
ムの性質に応じて、異なる優先レベルを割り当てること
ができなかった。
タイミング制御されたトークン・リングのプロトコル
が、R.M.グロー(Grow)の米国特許第4454508
号に記載されている。この特許の基本概念は、各ステー
ションが連続するトークン到着の時間間隔(トークン回
転時間)を測定することである。低優先権ステーション
は、トークン回転時間が目標トークン回転時間と呼ばれ
る設定最大値を超えた場合は、リングにアクセスするこ
とを差し控える。高優先権ステーションは、ある事象の
直後にリングにアクセスできるように、非常に短いトー
クン回転時間を必要とする。そのような短い目標トーク
ン回転時間は、とくに警報ステーションやネットワーク
管理ステーションにとって必要となるはずである。設定
最大値が低い場合は、警報ステーションまたはネットワ
ーク管理ステーションが迅速なアクセスを必要とするこ
とは非常にまれだとはいえ、リング帯域幅の利用が不十
分になるはずである。グローの発明のもう1つの欠点
は、連続するトークン到着時間間隔が不均一なため、同
期データまたは回線交換データがジッタを受け易いこと
である。
C.発明が解決しようとする問題点 したがって、上記の欠点を克服するため、伝送リングに
優先権に基づいてアクセスできるようにする方法が必要
である。さらに具体的には、対等アクセス制御による長
距離にわたる高速度の効率的伝送と、低優先権ステーシ
ョンがアクセスできるようにする効率的手段と、可変優
先権レベルを有するステーションをもたらす方法が必要
である。
D.問題点を解決するための手段 この発明は、上記の問題を解消する方法を提供する。こ
の方法は、伝送リングに優先権に基づいてアクセスする
ことができるようにして、高速および長距離でシステム
を効率的に利用させる。さらに、この発明は、可変優先
権レベルを有するステーションがリングにほぼ対等にア
クセスできるようにする。
したがって、この発明は、トークンを伝送リング上に伝
送し、かつトークンがリング上を循環するときトークン
の優先権レベルを変更する方法を提供する。まず、第1
ステーションが1個または複数のパケットを含むフレー
ムを送信した直後に、その1個または複数のパケットを
含むフレームのヘッダが第1のステーションに戻るのを
待つことなく、第1のステーションからトークンがリン
グ上に送信される。次に、第1のステーションがトーク
ンをリング上に送信した後、ヘッダが戻ったときに第1
のステーションから優先権通知パケットがリング上に送
信される。この通知パケットは、トークンをそのレベル
に更新すべき特定の優先権レベルに関する情報を含む。
優先権通知パケットはまた、高優先権ステーションがフ
レームまたは優先権通知パケットを反復中でないとき、
そのステーションが生成することもできる。
最後に、優先権通知パケットが、トークンを保持する第
2のステーションに到着すると、トークンの優先権レベ
ルがその特定の優先権レベルに一致するように変更され
る。この場合に重要なのは、あるステーションがそのパ
ケットを送信した直後に、そのステーションからトーク
ンが解放され、後で解放される優先権通知パケットを使
ってそのトークンの優先権レベルが更新されることであ
る。したがって、トークンが解放される前に、パケット
を含むフレームがステーションに戻るのを待つことによ
る時間の損失は全くない。また同期伝送は、優先権通知
パケットを周期的に伝送する音声制御装置を有するか、
または優先権通知パケット内の優先権通知ビットによっ
て示される適切な優先権レベルを有する反復されたヘッ
ダを指定することによって実現することができる。
E.実施例 この発明が利用される通信システムの基本構造を第1図
に示す。この通信システムは、複数のステーション1
3、15、17および19を結合する閉ループ、単方向
伝送リング1を含む。各ステーションは、表示装置、ミ
ニコンピュータ、データ収集装置および電話型装置等の
幾つかの装置の1つを備ええることができる。この通信
システムはこれらの装置間でデータを交換する働きをす
る。このデータは同期的でも、非同期的でもよい。同期
データのみを送信するステーションは音声ステーション
と呼ばれ、一方、非同期データのみを送信するステーシ
ョンはデータ・ステーションと呼ばれる。
この通信システムはリング・モニタ装置21を有する。
リング・モニタ装置21は若干のエラー検査およびエラ
ー回復を行ない、刻時を行なうこともあるが、集中制御
は行なわない。したがって、この通信システムは分散式
であり、ステーションは平等な権利を有する独立した装
置となることができる(対等型)。経済性および回復上
の理由から、通常のステーションにモニタ機能を付加し
てもよいが、リング・モニタを独立した装置にすること
もできる。
もう1つの装置として、回線交換モニタまたは音声制御
装置23がリング上に設けられている。その目的は通信
システムにおいてこの発明の回線交換機能をサポートす
ることである。音声制御装置は基本リング・モニタと組
み合わせることもでき、またリング・モニタから独立し
て通常のデータ端末装置の付加的部分とすることもでき
る。この実施例では、後者の方式を選択した。
各ステーションおよびモニタ装置は、リング接続機構R
A25、27、29、31、33、35により伝送リン
グに接続される。各ステーション装置またはモニタ装置
を、関連するリング接続機構RAと共に、以下では「ス
テーション」と呼ぶ。したがって、第1図に示すように
リング上にステーション1ないしNが設けられる。
各リング接続機構RAは、リング挿入スイッチ回路(R
IS)とリング・アクセス制御回路(RAC)を備え
る。リング挿入回路RISは、ステーションをリング内
に接続するか、またはステーションを迂回、すなわち、
ステーションを挿入することなくリングを閉じるか、い
ずれかのためのスイッチを備える。RISはリピータ機
能、すなわち、パルス信号の増幅および再整形機能をも
有し、受信データからクロック信号を取り出すクロック
抽出回路を含む。各RISはさらに、スイッチを伴った
遅延回路を含み、このスイッチはRACの制御を受け、
所定の遅延で受信データを転送したり、遅延データをス
テーションからのデータで置き換えたりできるようにす
る。通常のステーションでは、25ないし31中での遅
延はたった1ビットであり、モニタではRA33および
35中での遅延はそれよりも長く、数バイトである。ど
の活動ステーションも、リングを伝わる全てのデータ信
号を受信し、受信したデータ信号を反復するか、また
は、それ自体のデータ信号をリング11上の次のステー
ションに印加する。
リング上でのデータの伝送は、第2図の部分(a)に示
した、マンチェスタ・コードと呼ばれる形のビット順次
伝送である。データ信号は2つのレベルのいずれか1つ
をとり、「1」の各データ・ビットは低レベルから高レ
ベルの遷移によって表され、「0」の各データ・ビット
は逆の遷移によって表される。したがって、各データ・
ビットは次のような伝送信号要素対によって表すことが
できる。
データ・ビット1=伝送信号要素対01 データ・ビット0=伝送信号要素対10 区切りおよびフレーム認識のため、第2図の部分(b)
に示すように、4個のデータ・ビットに対応するコード
違反が定義される。したがって、各コード違反は次の4
個の信号要素対のシーケンスによって表される。
コード違反=パターン01110001 これらの信号表示はもちろん可能な多くの実施例の1つ
であり、この発明を実施するための前提ではない。
リング上での伝送は基本的には、可変長のフレームまた
はパケットの形をとる。「フレーム」および「パケッ
ト」の語は相互に置き換えることができる。通常のフレ
ームは必ずしも周期的ではない。すなわち、システムは
スロット化されていない。
本願では、「フレーム」および「パケット」の語は相互
に置き換えて使うことができる。何故ならば、フレーム
は同期データまたは非同期データのパケットを含むもの
を言うことができるものの、どちらもビットのシーケン
スにすぎないからである。フレームがパケットを含む場
合、パケットの前にヘッダがつき、末尾に終了区切り文
字がくる。また、上記の場合には、パケットは実質的に
は、ステーション間で伝達される情報単位であり、一般
に、同期データまたは非同期データとアドレスおよび制
御情報を含む。パケットまたはフレームは、また「リン
グ上を」または「リングの周囲を」伝送されると言われ
る。リング上またはリングの周囲での伝送は、フレーム
が送信ステーションから送り出されて、送信ステーショ
ンに戻るまでリングに沿って伝えられることを意味する
にすぎない。
各ステーションは、リング上を伝わる全てのデータを監
視し、データを送信する権利がトークン(第4図参照)
により、リング上をステーションからステーションへと
伝えられる。自由トークンは、アクセス制御(AC)フ
ィールド(下記参照)内のビット(TK=0)によって
表される。(TK=1)は、トークンが使用中であり、
フレームがそのトークンに続くことを意味する。送信を
行ないたいステーションは自由トークンを捕捉し、それ
を使用中トークンにし、そのデータ・パケットを(宛先
アドレスと共に)送り(送信し)、その後で新しい自由
トークンを出す。通常の各ステーションのリング・アダ
プタ中で1ビットの遅延があるために、トークン・ビッ
ト値を正しく認識し、必要な場合は、1ビットの期間内
に変更することができる。「トークン」という語は、別
の指示がない限り、以後「自由トークン」と解釈され
る。第4図に示した基本的なトークン形式は、開始区切
り文字(SD)、アクセス制御フィールド(AC)およ
び終了区切り文字(ED)から成る。起動後、リング・
モニタは自由トークン指示を含む最初のフレーム・ヘッ
ダを出し、その後に、同期を維持するための「1」ビッ
トのシーケンス(すなわち、信号要素対01)が続
く。この「1」ビットのシーケンスは遊休信号と呼ばれ
る。モニタは正しいヘッダの伝送を監視し、不完全なヘ
ッダを交換するか、または、あるタイム・アウト後に消
失トークンを交換する。音声制御装置も、リング上で優
先権通知パケットを周期的に伝送するか、または、音声
制御装置の優先権レベルに対応する優先権レベルを有す
る反復フレーム上で予約を行なう。
リング接続機構(RA)、音声制御装置、およびモニタ
装置等の回路および一般のステーションの詳細は当業者
には周知である。これらの詳細は、「Mehtod of Transm
itting Information Between Stations Attached to a
Unidirectional Transmission Ring」と題する、198
4年11月13日にP.A.ジャンセンに授与された米
国特許第4482999号に完全に記載されている。
基本フレーム構造 この発明の好ましい実施例で使用されるフレーム構造を
第3図に示す。これは「IEEE802.5Local Netw
rok Standard」、IEEEコンピュータ学会、メリーラ
ンド州シルバー・スプリング(1985年)(以後「I
EEE802.5基準」と呼ぶ)に記載されたフレーム
構造に類似する。各フレーム40は複数のフィールドか
ら成る。フレームの各フィールドを、それらが伝送され
る順に説明することにする。最初のフィールドは開始区
切り文字(SD)であり、その後にアクセス制御フィー
ルド(AC)、フレーム制御フィールド(FC)、宛先
アドレス・フィールド(DA)、およびソース・アドレ
ス(SA)が続く。この最後の4フィールド(AC+F
C+DA+SA)はまとめてフレーム・ヘッダと呼ばれ
る。ヘッダの後には、所定の最小長および最大長を有す
る可変長情報フィールド(INFO)が続く。情報フィ
ールドの後には、フレーム検査シーケンス・フィールド
(FCS)、終了区切り文字(ED)およびフレーム状
況フィールド(FS)が続く。
区切り文字 2種類の区切りフィールドが第5図に示されている。開
始区切り文字はフレームの開始を示すために使用され、
一方、終了区切り文字はフレームの終りを示す。各区切
りフィールドは長さ8ビットであり、どちらのフィール
ドもデータおよび非データ記号を使用する。たとえば、
開始区切り文字は、第5図に示すように、記号JKOJ
KOOを含む。JおよびKはIEEE802.5基準に
記載されている非データ記号であり、0は上記のように
2進ビット0そのものである。
パケットは、開始区切り文字で示されるように、8個の
記号で開始しなければならず、さもない場合は、そのパ
ケットは有効とはみなされない。一方、終了区切り文字
は、記号JKIJKIで開始しなければ、受信ステーシ
ョンによって有効であるとみなされない。終了区切り文
字はまた、中間フレーム・ビット101およびエラー検
出ビット102を有する。中間ビットが0として伝送さ
れる場合は、このパケットが特定の伝送または呼の最後
の、または唯一のパケットであることを示し、そうでな
い場合は、中間ビットは1として伝送される。エラー検
出ビットは起点ステーションから0として送信される。
リング上の他の全てのステーションはエラーがあるかど
うかパケットを検査する。あるステーションによってエ
ラーが検査された場合、Eビットは1にセットされ、そ
うでない場合は、Eビットは受信された通り反復され
る。
アクセス制御フィールド 再び第5図を参照すると、アクセス制御フィールドは8
個の制御ビットから成る。最初の3ビットは優先権ビッ
トPPPであり、主としてトークンの優先権レベル(以
下でさらに詳しく説明する)、したがって、どのステー
ションがトークンの捕捉を許されるかを示すため使用さ
れる。3ビットで異なる8つの優先権レベルが表せる。
アクセス制御フィールドの4番目のビット(TK)はト
ークン・ビットである。0は、パケットが自由トークン
であることを示し、1は、トークンが使用中であること
を示す。アクセス制御フィールドの5番目のビット10
7はモニタ・ビットである。このビットは、トークン、
フレームまたは通知パケットがリングを連続的に循環す
るのを妨げるために使われる。第1図のモニタ21が、
モニタ・ビットが1であるトークンまたはフレームを検
出した場合、リングは遊休信号で満たされ、IEEE8
02.5基準にあるように新しいトークンが出される。
モニタが、モニタ・ビットが1である通知パケットを検
出した場合は、通知パケットは遊休信号で重ね書きされ
る。最後に、アクセス制御フィールドの最後の3ビット
は予約ビット(RRR)である。これらのビットは、高
優先権パケットを有するステーションが、次のトークン
を要求された優先権で出すようにとの要求をパケットま
たはフレーム中で送ることができるようにする。予約ビ
ットはまとめて優先権通知フィールド103とも呼ばれ
るが、個々の予約ビット103a、103b、103c
も優先権通知ビットと呼ばれる。
フレーム制御フィールド 再び第5図を参照すると、フレーム制御フィールドはパ
ケットのタイプ、特定の媒体アクセス制御および情報パ
ケット機能を規定する。フレーム制御フィールドは8ビ
ットから成る。最初の2ビット112−113はフレー
ムのタイプを規定するために使用される。たとえば、0
0は媒体アクセス制御(MAC)フレームを示し、01
は論理リンク制御フレームを示す。これらのフレームの
タイプは当業者には周知であり、IEEE802.5基
準に規定されている。
宛先アドレス・フィールド(DA) このフィールドは通常48ビットまで含むことができ、
情報フィールドの所期のアドレス、すなわち、宛先ステ
ーションまたは要求されたステーションを含めるために
使用される。1つまたは複数のアドレスを同報通信アド
レスまたはグループ・アドレスとして使用することがで
きる。宛先アドレス・フィールドには、宛先アドレスが
個別アドレスであるか、またはグループ・アドレスであ
るかを示すビットが含まれる。48ビット・アドレスの
場合、全体的に管理されたアドレスか、局所的に管理さ
れたアドレスかを示すために別にもう1ビットだけ使用
される。
ソース・アドレス・フィールド(SA) このフィールドは要求ステーション、すなわち、フレー
ムまたはパケットを送信中のステーションのアドレスを
示すために使用される。このフィールドは、宛先アドレ
ス・フレームと同じ長さおよび形式である。
情報フィールド(INFO) このフィールドは実際に伝送されるデータまたはメッセ
ージを含む。このフィールドは通常複数の8ビット・バ
イトから成り、媒体アクセス制御、ネットワーク管理お
よび論理リンク制御用である。情報フィールドの後に区
切り文字が続くので、現在の長さを指定する必要はな
い。しかし、フレームを伝送するために必要な時間は最
大のトークン保持期間を超えない。
フレーム検査シーケンス・フィールド(FCS) このフィールドは一般に、標準の巡回冗長検査(CR
C)を用いた32ビット・フレーム検査シーケンスであ
る。
フレーム状況フィールド(FS) このフィールドは8ビットを含み、その幾つかはIEE
E802.5基準における将来の標準化のために留保さ
れている。フレームは、その要求した宛先ステーション
にフレームが到着したかどうか、およびステーションが
その受信バッファにフレームを複写したかどうかを示す
ために使用される。
開始区切り文字、アクセス制御フィールドおよび終了区
切り文字から成る基本的なトークン形式を第4図に示
す。これらのフィールドについては上で説明した。実際
のトークン・ビットはアクセス制御フィールド内にあ
る。トークン形式は、トークン・ビットが0のとき自由
トークンを含む。最初に、リング・モニタ21は開始区
切り文字と、アクセス制御フィールドおよびアドレス・
バイトにオールゼロ(すなわち、10信号要素対)
を含み、その後に1のシーケンス(すなわち、遊休と呼
ばれる01信号対)が続くフレーム・ヘッダを解放
する。したがって、TKビットが「0」であるので、フ
レーム・ヘッダは自由トークン指示を含む。リング上の
各ステーションは開始区切り文字に対する入り信号を検
査し、次にヘッダ・ビットおよびヘッダ・バイトをカウ
ントする。そのステーションが送信すべきデータを有
し、かつその優先権レベルが少なくともそのトークンの
優先権レベルに等しい場合は、空のフレーム内で「0」
であったトークン・ビット(TKビット)を「1」に変
換し、ソース・アドレスおよび宛先アドレスをアクセス
制御フィールドの後に挿入し、フレーム検査シーケンス
・フィールド、終了区切り文字およびフレーム状況フィ
ールドを従えたそのデータを送信する。この時点で、ス
テーションはそのデータ・パケット(音声データを含む
ことができる)の送信直後にトークンを捕捉したと言わ
れ、そのデータ・パケットを伝送したフレームのヘッダ
が戻るのを待つことなく、そのステーションは新しい開
始区切り文字と、自由トークン指示(TK=0)を有す
る新しいフレーム・ヘッダをリングに出す。次に、ステ
ーションは入りビットの反復を開始する。すなわち、ス
テーションはそのトークンを解放する。トークンの優先
権レベルは、アクセス制御フィールドによって示され
る。自由トークンを出す前に優先権予約を受け取った場
合は、そのトークンは解放され、PPPおよびRRRビ
ットが、IEEE802.5基準の優先権スタッキング
・プロトコルで決定される通りにセットされる。
基本方式 2つの優先権クラスに対するアクセス・プロトコルにつ
いて最初に説明する。一般に、優先権クラスには0ない
しN−1(IEEE802.5基準ではN=8)の番号
が付けられ、番号が大きいほど優先権が高くなる。優先
権クラスは、ステーションが優先権に基づいてリングに
アクセスできるようにするために使われる。すなわち、
各ステーションはそれに割り当てらた優先権レベルに従
ってリングにアクセスする。あるステーションが特定の
優先権レベルのパケットを送信する(送る)場合、その
ステーションは優先権レベル(PL)を割り当てられ、
または割り当てられた優先権レベルを有すると言われ
る。ステーションは優先権レベルが異なる数個のパケッ
トを有することができ、したがって、ステーションは一
連の優先権レベルの割当てを受けることができる。前述
のように、トークンの現在の優先権レベルはACフィー
ルドのPPPビットによって決定される、一方、RRR
ビットは優先権通知のために使用される。優先権レベル
が2つある場合、PPPビットが001であれば、優先
権クラスが1のステーションのみが、通過してゆくトー
クンを捕捉することができる。このフィールドが000
の場合は、両方の優先権クラスがトークンを捕捉するこ
とができる。
第6図を参照すると、開始区切り文字(SD)、フレー
ム・ヘッダ62、宛先アドレス・フィールド(DA)お
よびソース・アドレス・フィールド(SA)を含む優先
権通知パケット60が示されている。フレームを中途で
終了させるために使用される打切り区切り文字(「打切
りシーケンス」とも呼ばれる)がフレーム・ヘッダの終
りに付加されて、優先権通知パケットが完成する。受信
ステーションはこの打切りシーケンスを認識することが
できる。優先権通知パケットの構造は上記の通りである
ので、IEE基準802.5基本フレーム構造を変更な
しに使用することができる。別の構造は、優先権通知パ
ケットであることを示すため、フレーム・ヘッダ内の1
ビットを割り当てるものである。
この発明のアクセス・プロトコルは以下の通りである。
リングに接続された各ステーションに優先権レベル(2
つの優先権の場合では0または1)が割り当てられる。
ステーションは、そのステーションが送りたいパケット
の優先権レベルに応じた優先権レベルを割り当てられ
る。自由トークンがリング上を伝送される。トークンが
送るべきパケットを有するステーションに到達すると、
トークンの優先権レベルが、そのステーションに割り当
てられた優先権と比較される。トークンの優先権レベル
がステーションの優先権レベルよりも大きい場合は、そ
のトークンはリング上の次のステーションに転送され
る。トークンの優先権レベルがステーションの優先権レ
ベルよりも小さいかまたは等しい場合は、ステーション
はトークンを使用中にし、フレーム・ヘッダの優先権レ
ベル通知フィールドをゼロにセットした1つの情報パケ
ットを送信する。次に、このステーションは、送信した
パケットがリングを横断した後でステーションに戻るの
を待つことなく、自由トークンを次のステーションに転
送する(すなわち、複数トークン・リング動作モー
ド)。この場合のトークンの優先権レベルは、パケット
の伝送中にそのステーションが優先権信号を受け取らな
かった場合は、変更されない。優先権信号の受け取りに
よって生じる動作について以下に説明する。パケットが
優先権1を有するステーションを通過するとき、そのス
テーションがパケットを送る必要がある場合、そのステ
ーションはパケットの優先権通知ビットを001に変更
することができる。
別法では、優先権1のステーションが、RRRビットを
001にセットした優先権通知パケット60を作成する
ことができる。入りパケットとの衝突を避けるため、優
先権ステーションは、この場合優先権信号を保持するた
めの十分なバッファをリングに挿入しなければならな
い。優先権ステーションが自由トークンを得ると、この
バッファは除去される。上記パケットが送信ステーショ
ンに戻ると、以下の動作が実行される。送信ステーショ
ンが依然としてトークンを有する場合は(すなわち、フ
レームが非常に長いので、トークンが転送される前にヘ
ッダが戻ってくる場合)、戻ってくるフレームは放棄さ
れ、トークンが解放されるとき、トークンの優先権レベ
ル(PPP)は001にセットされる。このケースは、
複数トークンが有用である場合には、頻繁には発生しな
いので、重要ではない。送信ステーションが既にトーク
ンを解放している場合は、入りフレームは放棄される
が、同時に、(旧フレームが流入している間に)優先権
通知ビットが変更されないままで優先権通知パケットが
送出される。優先権通知パケットがトークンに追いつく
のは、パケットを送信しているステーションによってト
ークンが捕捉される場合だけである。したがって、トー
クンが最初に高優先権ステーションに到達するか、また
は、優先権通知パケットが、トークンを保持する中間ス
テーションに到達するかどちらかである。後者の場合に
は、そのステーションはそのパケットの送信を終了し、
次に、優先権レベルを001にセットしてトークンを解
放する。したがって、優先権0の中間ステーションは全
て、トークンを高優先権ステーションの方へ通過させ
る。この時点以降は、トークンが、通知を出している高
優先権ステーションに到達するまで、高優先権ステーシ
ョンのみがトークンを捕捉して使用することができる。
基本方式の一例を第7図に示す。説明を簡単にするた
め、リング・アクセス装置は図示せず、2つの優先権レ
ベル(0および1)のみを使用する。最初に、トークン
が第1の優先権レベル(この例では0)でリング11の
周囲を伝送される。第2に、送るべき第1のパケットを
有するリング上の第1のステーション、たとえば、13
によって、トークンが捕捉される(第7A図参照)。第
1のステーション13に割り当てられた優先権レベルが
トークンの優先権レベルよりも大きいか、または等しい
場合にのみ、トークンは第1のステーションにより捕捉
される。この例では、ステーションと第1のパケットの
優先権レベルは0である。第1のパケットの優先権レベ
ルは、第1のステーションが送信する必要のある任意の
パケットの最高の優先権レベルであると想定されるの
で、第1のステーション13に優先権レベル0が割り当
てられる。ここでは、第1のパケットの優先権レベルが
ゼロであると想定する。第3に、第1のステーションが
パケットを送信する(パケットを含むフレーム40と言
ってもよい)(第7A図参照)。第4に、第1のパケッ
トを含むフレーム40のヘッダが第1のステーションに
戻るのを待つことなく、第1のパケットを送信した直後
に、トークンが第1のステーション13からリング上に
送信される。解放されたばかりのトークンの優先権レベ
ル(第2の優先権レベルと呼ばれる)は、前述のフレー
ム40のヘッダに含まれる情報を使わずに、IEEE8
02.5基準通りに決定される。第5に、リング11上
を伝送され、第1のステーション13に戻る間に、前述
のフレーム40が最初に第1のステーション13から送
信された時点でフレーム40内の優先権通知ビット(第
5図の103a、103bおよび103c参照)によっ
て示される優先権レベルよりも大きな優先権レベルを割
り当てられたステーションがある場合、フレーム40内
の優先権通知ビットを変更することができる。この変更
は、フレームが各ステーションに到達するとき、そのス
テーションに優先権通知ビットを検査させることにより
行なわれる。検査の結果、そのステーションが、フレー
ム内の優先権通知ビットによって示される優先権レベル
よりも大きな優先権レベルを有するパケットを送る必要
がある場合は、優先権通知ビットが変更される。通知ビ
ットは、そのステーションが送る必要がある任意のパケ
ットの最高の優先権レベルに対応するように変更され
る。したがって、フレーム40が全てのステーションに
到達した後では、優先権通知パケット内の優先権通知ビ
ットは、リング上のいずれかのステーションが送る必要
がある任意のパケットの最高の優先権レベルに対応す
る。すなわち、フレームの優先権通知ビットによって示
される優先権レベルがリング上の任意のステーションに
割り当てられた最高の優先権レベルに対応する。この例
では、フレームの優先権通知ビットは、たとえば、第7
B図のステーション19で示されるように、0から1に
変更される。第6に、その優先権通知ビットがフレーム
によって示される優先権レベルに対応する、優先権通知
パケット60(第6図参照)が次にリング上を伝送され
る。したがって、優先権通知パケット60内の優先権通
知ビットが、任意のステーションに割り当てられた最高
の優先権レベルに対応する。この例では、優先権通知パ
ケットの優先権通知ビットは1である。優先権通知パケ
ットの伝送を第7C図に示す。一方、第2のステーショ
ン、たとえば、17は、第1のステーション13がトー
クンを捕捉したときと同じ条件下でトークンを捕捉す
る。次に優先権通知パケット60がトークンを捕捉した
第2のステーション17に到達し、優先権通知パケット
の優先権通知ビットによって示される優先権レベルに一
致するようトークンの優先権レベルを変更する(第7D
図参照)。この例では、トークンの優先権レベルが、優
先権通知ビットによって示される優先権レベル1に対応
するように、0から1に変更される。次にトークンが第
2のステーション17から送信され、この処理が反復さ
れる(第7E図および第7F図参照)。第7F図に示す
ように、優先権1のトークンが優先権1のステーション
に到達し、捕捉される。この例では、優先権1のトーク
ンを捕捉するステーション19は、優先権通知ビットを
変更したのと同じステーションである。
高優先権ステーション(送信すべき高優先パケットを有
するステーション)がトークンを必要とする時点から、
ある高優先権ステーションがトークンを得る時点までの
遅延は、最悪の場合、リング一周伝播遅延にパケット伝
送時間の2倍を加えたものとなる。
この遅延は、優先権に基づいた要求を行なうことができ
るまでの1パケット伝送遅延と、通信パケットおよびト
ークンがある高優先権ステーションに戻るための1伝播
遅延と、あるステーションがそのパケットを伝送中に通
知を得る1パケット伝送時間を加えた、最も時間のかか
る場合である。この遅延の後で、優先権1のあるステー
ションがトークンを得るが、それは必ずしも要求ステー
ションではないことを留意されたい。比較として、IE
EE802.5標準では、高優先権ステーションがトー
クンを必要とする時点から、ある高優先権ステーション
がトークンを得る時点までの間の最も時間がかかる場合
の遅延は、リング伝播遅延の2倍に1パケット伝送時間
を加えたものである。ここに示す複数トークン・プロト
コルでは、高優先権通知パケットを受け取るとすぐ、低
優先権ステーションは後回しになる。このため、最悪の
場合の遅延が、1伝播遅延の1パケット伝送時間を加え
たものに減少する。優先使用通知パケットと非優先使用
通知パケットのどちらの場合でも、複数トークン・プロ
トコルでの平均パケット遅延は、単独トークン・プロト
コルよりもはるかに小さい。
優先権通知パケットがトークンに追いつく前に、優先権
予約を設定した優先権1のステーションにトークンが到
達することがありえる。非常に長いリングおよびまれな
場合に、要求を出している高優先権ステーションが、通
知パケットが到達する前に、トークンを得て、そのパケ
ットを伝送することがある。ソース・ステーションは、
この通知パケットがその要求の結果作成されたことを知
るすべがなく、通知パケットを通過させなければならな
い。通知パケットは最終的にトークンに追いつき、優先
権1への遷移を起こすことができる。次に、IEEE8
02.5の標準の通り、低優先権へ戻る移行が生じる。
このケースは、通知ステーションがそのアドレスを優先
権要求の入れる場合、排除することができる。しかし、
それにはIEEE802.5標準のフレーム構造の拡張
が必要出あり、しかも大きな性能上の向上はない。
上述の2つの有先権レベルの場合のプロトコルを、複数
の優先権レベルに容易に拡張できる。優先権スタッキン
グおよびアンスタッキングは、全くIEEE802.5
標準通りに働く。
音声・データ統合 上述の基本方式は、基本的には非同期伝送用のものであ
る。この方式は、たとえば、音声トラフィックの優先権
が001でデータ優先権レベルが000の音声およびデ
ータに使用することもできる。しかし、その場合は音声
パケット遅延の大きな変動と不十分な性能がもたらされ
るであろう。したがって、高優先権への遷移が行なわれ
る度に各音声源から1つのパケットの割合で、音声パケ
ット列を伝送することが好ましい。リング上で複数の同
時パケットが可能なようにすることにより高い効率が得
られる。さらに、高優先権の音声トラフィックが全ネッ
トワーク帯域幅を使い尽くし、非同期データ・ソースを
欠乏させるのを防止することが必要である。これらの機
能はどちらも音声制御装置をネットワークに接続させる
ことにより実現することができる。この手法について次
の段落で説明する。
音声にある最大帯域幅が割り当てられているものと仮定
する。優先権000のとき(データ・ソースと同様に)
音声制御装置と連絡し、帯域幅要件を示すことにより、
呼のセットアップが行なわれる。充分な帯域幅が利用で
き、既存の音声トラフィックが与えられ、宛先音声ステ
ーションが空いている場合、呼のセットアップが継続さ
れ、そうでない場合は、使用中信号が戻される。呼のセ
ットアップは、ここで指定されないもっと高レベルのプ
ロトコルによって行なわれるものと仮定する。これらの
高レベルのプロトコルは当業者には周知である。音声帯
域幅を超えない場合、音声制御装置は新しい呼を可能に
するだけであり、したがって、非同期データ・ソースの
欠乏が生じないようにする、と言うだけに留めておく。
動作モードを第8図に示す。以下では、一例として3つ
の優先権レベル(呼のセットアップ・データに対して0
00、音声制御装置に対して001および音声トラフィ
ックに対して010)を用いて、この動作モードについ
て説明する。
音声サンプルがソース・ステーションで累積され、緩衝
される。音声制御装置は、優先権レベル001のトーク
ンを作成するための基本方式を用いて、一定の間隔で
(第8図では8ミリ秒)音声サイクルを開始する。この
後で、音声制御装置が、たとえば、レベルNNNのトー
クンを受け取ったとき、レベル000にあるトークンを
解放する。音声ソースは優先権レベル010のトークン
のみを捕捉し、通知パケットの作成を試みることはな
い。これは、優先権010のステーションが優先000
と001の両方のトークンを捕捉することができる基本
方式とは異なることに留意されたい。優先権レベル01
0のトークンが作成されると、各音声(優先権010)
ステーションは、そのステーションに到達したトークン
を捕捉し、累積された全ての音声サンプルから成る可変
長パケットを送る。したがって、一定の間隔で(第8図
の例では、10ミリ秒+トークンを優先権010に変更
するための時間)音声サンプル列が伝送され、媒体が非
常に効率的に使用できるようになる。音声制御装置があ
るサイクル中で2回目に優先権010のトークンを得た
ときは、その優先権を、始めにトークンを受け取った優
先権(レベルNNN)に降等して、データ・ソースがリ
ングにアクセスできるようにする。
音声パケットに対する遅延の諸成分を第9図に示す。ソ
ース・ステーションが優先レベル1のトークンを得るま
で、サンプルはそのステーションのバッファ83内に緩
衝され、媒体アクセスの遅延をもたらす。伝送遅延はリ
ング11上へのパケットのクロック・イン、リング伝播
遅延、およびパケットを宛先ステーション、たとえば、
19にあるバッファ83内にクロック・インするための
時間を含む。最後に、連続したサンプルの流れが確実に
使い尽くされるようにするため、パケットはバッファ遅
延の間宛先ステーションに保持される。
音声サンプルがソースから宛先に移動する際に遭遇する
遅延は限界があるが、音声制御装置が優先権要求を送出
するときのトークンの位置に応じて可変である。第8図
に示すように、最大の音声パケット遅延は、音声サイク
ルに、音声サイクルの開始後、音声制御装置が自由トー
クンを得るための最大時間を加えたものである。最小の
音声パケット遅延(第8図参照)は、音声サイクルか
ら、サイクルの開始後、音声制御装置が自由トークンを
得るための最大時間を差し引いたものである。したがっ
て、最大音声パケット遅延と最小音声パケット遅延間の
差は、サイクル開始後に音声制御装置が自由トークンを
得るための最大時間の2倍である。バッファ遅延は最大
遅延と最小遅延間の差として選択される。会話における
最初のパケットはバッファ遅延の間遅延される。その後
は、会話の別のパケットが到着する前に、バッファが空
になることはない。
実際には、接近して配置された複数の音声ソースおよび
データ・ソースを単一ステーションに処理させるのが多
分費用効果がもっと大きい。そのような場合、ステーシ
ョンは、音声列中でトークンがステーションに到達する
とき、接続された全ての電話機から音声サンプルを伝送
することができる。同時に、音声とデータに対して別々
のバッファを使用することにより、データ・ステーショ
ンはデータ・アクセス・プロトコルを用いてサービスを
受けることができる。
数個のフル・モーション(圧縮)ビデオ・ソースをネッ
トワーク上でサポートすることが可能である。各ビデオ
・チャネルが、たとえば、1.5Mbpsを必要とする
場合、音声用と同じチャネルを用いて数個のビデオ・チ
ャネルを割り当てることが可能である。ビデオ・チャネ
ルは音声列中に伝送することができる。音声サイクル相
互間の間隔が10ミリ秒の場合、約2Kバイトのビデオ
・バッファが必要となる。音声伝送速度を用いたストッ
プ・モーション・ビデオは、自明の方法でサポートする
ことができる。
このネットワークの可能な用途は、大都市圏でPBXと
LANを互いに接続することである。この用途では、個
々の音声トラフィックをサポートするのではなく、同期
帯域幅を用いてPBX間に斜線トラフィックをもたらす
ことができる。同期トラフィック列の間隔が10ミリ秒
の場合、上述の動作に関して、1.5Mbpsの各幹線
に2Kバイトのバッファが必要となる。最大50Mbp
sを割り当てることにより、約30本のそのような(仮
想)幹線をサポートすることができる。
上記の方式を、音声データおよび非同期データの伝送に
関して説明したが、この方式はより一般的に、同期デー
タおよび非同期データの伝送に適用できることを理解さ
れたい。
IEEE802.5基準との相違 この発明を実施するために行なわなければならない、現
行のIEEE802.5基準に対する機能強化について
以下に説明する。
伝送中の変更点は、パケットを有するフレームの伝送直
後にトークンを解放することである。トークンは、Pm
とRrのうち大きい方の優先権レベルで伝送される。P
mは、伝送ステーションに記憶された任意のパケットの
最高の優先権レベルの値であり、Rrは、アクセス制御
フィールドの説明の所で上述した通過フレームのアクセ
ス制御フィールドにおいて、リング上の任意のステーシ
ョンによって行なわれた最高位の予約の値である。IE
EE802.5基準では、当該のステーションから送信
されたばかりのパケットを含むフレームのヘッダを受け
取った後で、トークンが解放(または伝送)されること
に留意されたい。この発明では、トークンはただちに解
放される。トークンを保持するステーションが送信を完
了し、自由トークンを転送しているとき、優先権信号が
同時に入ることができることに留意されたい。それに
は、自由トークンを転送するとき、せいぜい3バイトの
バッファがリングに導入されることが必要である。この
バッファは、どのパケットの一部分もその中に含まれて
いないときにリングから除去される。上記基準の優先権
スタックは、本願で説明した媒体アクセス制御(MA
C)プロトコルに直接適用できる。
IEEE802.5基準と同様に、受信中は、パケット
を送信中のステーションは依然としてパケットをリング
から除去するが、パケットを完全に除去する代りに、ス
テーションはパケットを迂回する。受信装置がそのソー
ス・アドレス(SA)を認識すると、打切りシーケンス
を送信し、聴取モードに戻る。したがって、迂回された
アクセス制御(AC)フィールドは、下流のどこかにあ
る現在の送信装置に転送される。
モニタ動作中に、MCビットが1にセットされた優先権
通知パケットをモニタが得ると、モニタは優先権信号を
遊休シーケンスで置き換える。したがって、それ以上の
予約なしに複数の回転を完了した優先権通知パケット
は、リングから放棄される。
IEEE802.5基準では、優先権予約中、ステーシ
ョンを通過する全ての有効アクセス制御(AC)フィー
ルドに対して予約が行なわれる。同じ手法をこの発明で
も使用することができるが、リングの負荷が軽いとき、
幾らかの不必要な優先権の衝突を生じる可能性がある。
これらの不必要な衝突を回避するには、以下の方式を使
用する。(注;以下では、(AC)フィールド内により
高位の予約が既にあるために、ステーションの予約の試
みが不成功であった場合でも、ステーションは自分が予
約をしたものと思っている)各ステーションは予約試行
フラグ(RV)と、OLDPIと呼ばれる優先権レベル
を記憶するためのレジスタを備える。OLDPIは、あ
るステーションが予約要求を行おうとする時点で、その
ステーションに対してPrの値に設定される。Prは、
当該のステーションによって反復された優先権通知パケ
ット以外の最後のパケット中のPPPフィールドの値で
ある。
1.ステーションが全てのトークンについて予約を試み
る(TKビット=0)。ステーションが予約を試みると
きはいつでも、ステーションはモニタ・ビットを0にセ
ットし、RVフラッグを1にセットする。また、現在の
PrがレジスタOLDPIに記憶される。
2.ステーションが予約を試みなかった場合(RV=
0)、ステーションは、(a)最初の使用中トークンに
対して(TKビット=1)、(b)試行ステーションが
送信する必要がある任意のパケットの優先権レベルより
も大きい優先権レベルを有する自由トークンに対して、
または、(c)優先権信号を作成し、バッファをリング
に挿入することにより、予約を試みる。
3.ステーションが予約を試みていた場合(RV=
1)、受け取ったフレーム(ステーションに到達したフ
レーム)の優先権レベルが、ステーションに記憶された
OLDPI値よりも高い場合にのみ、かつ、受け取った
フレームの優先権レベルが、試行ステーションが送信す
る必要がある任意のパケットの優先権レベルよりも高い
場合にのみ、ステーションは別の予約を試みる。ステー
ションが予約を試みるときはいつでも、ステーションは
モニタ・ビットをゼロとして送信し、RVを1にし、P
rの現在の値をレジスタOLDPIに記憶する。
上記の項目1,2(a)おおび2(b)は通常のIEE
E802.5基準であり、2(c)は予約処理をうまく
処理することができ、項目3は、リングの負荷が軽いと
き、非常にまれな条件でしかトークンの優先権レベルの
不必要な衝突が生じないようにする。
優先権通知パケットは決して無限にリング上を循環する
わけではないことに留意されたい。上記の項目3は、パ
ケットがリング上で1回転を完了した後、通知パケット
上のモニタ・ビット(MC)が0にセットされないよう
にする。これは、循環フレームまたは優先権通知パケッ
トが常に同じ優先権レベルを有し、したがって、予約ス
テーションはそれに対してせいぜい一度予約を試みるだ
けであり(すなわち、MC=0が予約ステーションから
一度だけ送信される)、モニタは次の回転でMC=1を
認め、優先権信号を遊休信号で置き換えるためである。
IEEE802.5基準は、トークン伝達機構をどのよ
うに使用すれば音声を伝送することができるかについて
は規定していない。上記で示唆した小変更と共に、トー
クン伝達機構を非常に効率的に使って、優先権に基づい
てアクセスできるようにし、音声を伝送することができ
る。
モニタの使用の他にも、循環する優先権通知パケットを
除去する手段がある。たとえば、通知パケットを作成す
るステーションは、通知パケットが作成されるときバッ
ファをリングに追加し、RRRビットを検査して新しい
予約が行なわれたかどうかを判定することにより、通知
パケットを除去する。新しい予約が行なわれていない場
合、信号は遊休信号で置き換えられ、バッファは、情報
がその中に含まれていないとき除去される。
エラー処理および回復 LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)の動作は、
同期データが伝動されている場合、通信リング、トーク
ン、および音声制御装置が存在するかどうかによって大
きく変わる。これらは全て故障し易い。ここに示す回復
技術の大部分は、独立した音声制御装置を2台設ける提
案以外は、IEEE802.5基準から導かれたもので
ある。
全てのステーションにモニタ機能が存在するので、活動
ステーションの数にかかわらず、必要なモニタ機能が実
行される。一度に1台の活動モニタ・ステーションのみ
がリング上にある。活動モニタ・ステーションはエラー
状態の場合以下の処置をとる。消失トークンは、タイマ
の満了によって検出される。タイマが満了すると、モニ
タ・ステーションはリングを遊休信号で満たし(リング
をパージし)、新しいトークンを作成する。循環するパ
ケットまたはフレームは、フレームヘッダ内のモニタ・
ビットを使って検出される。循環するフレームまたはパ
ケットが検出されると、モニタはそのフレームを除去す
る。複数の自由トークンは、伝送ステーションによって
以下のように検出される。伝送中にそれらのステーショ
ンが受け取るべき唯一のパケットまたはフレームは、そ
れ自体のアドレスがソース・アドレスとなっている優先
権通知パケットまたはフレームである。そうでない場
合、ステーションは送信を終了し、自由トークンを作成
しない。この状況は、活動モニタによって消失トークン
状況として検出され、したがって、リングをパージした
後でモニタが新しいトークンを作成する。ハード障害、
たとえば、破損リングは下流側のステーションによって
検出され、それらのステーションはビーコン信号を使っ
て残りのステーションに知らせる。ソフト障害、たとえ
ば、リング・セグメント上のビットまたはブロックの断
続エラーは下流側のステーションによって検出され、そ
れらのステーションはフレーム・トレーラ内の検査合計
およびエラー検出フラグを使ってそのような障害の統計
を取る。そのようなエラーの頻度が高くなると、リンク
管理機構が必要な処置をとる。
同期データの伝送中、リング上に音声など全ての同期ト
ラフィックは音声制御装置に依存するので、制御装置が
存在することが非常に重要である。音声制御装置は、た
とえば、ネットワーク状況、呼の接続性、会計などの多
くの情報を処理し、記憶するので、各ステーションがこ
の機能をバックアップとして含むことを期待できない。
したがって、トラフィックに大きな影響を及ぼすことな
く迅速な回復をもたらすために、2台の音声制御装置を
使用することを提案する。それらの音声制御装置は独立
したステーションおよびプロセッサ、ミラード1次メモ
リ、およびミラード2次メモリまたは共用2次メモリを
有し、異なるリング・セグメント上で接続される。主装
置に指定された音声制御装置は、前述の一定の間隔で音
声列を開始する。1つまたは複数の連続した音声列が開
始されなかった場合、適切なメッセージを同報通信した
後で、副音声制御装置が主装置の役割を引き受ける。こ
の方式は、エンド・ユーザに及ぼす影響が最小である。
F.発明の効果 伝送リングに優先権に基づいてアクセスするようにして
いるので、高速かつ長距離の場合でもシステムを有効に
利用でき、さらに可変優先権レベルを有するステーショ
ンがリングにほぼ対等にアクセスすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面の簡単な説明 第1図は、複数のステーションを結合する通信リングの
全体的概略ブロック・ダイヤグラムである。 第2図はデータの伝送用に使用される波形を示す波形図
である。 第3図は基本フレーム形式を示す構成図である。 第4図は基本トークン形式を示す構成図である。 第5図は、トークン形式およびフレーム形式用に使用さ
れる基本フィールドを示す構成図である。 第6図は優先権通知パケットおよび打切り区切り文字の
基本形式を示す構成図である。 第7A図〜第7F図は、トークンを伝送し、トークンの
優先権を更新するこの発明の方法を概略的に示す説明図
である。 第8図は、音声制御装置を用いた音声・データ統合のタ
イミング・ダイヤグラムである。 第9図は、一組の音声サンプルに対する遅延の諸成分を
概略的に示す説明図である。 11……伝送リング、13、15、17、19……ステ
ーション、21……リング・モニタ装置、23……音声
制御装置、25,27、29、31、33、35……リ
ング接続機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の通信ステーションが通信リングによ
    って相互接続され、各通信ステーションが所定範囲内の
    優先権レベルを有するトークンを獲得することによって
    上記通信リングへのアクセスを行い、上記トークンの優
    先権レベルの範囲が各通信ステーションにより伝送され
    る必要のあるパケットの優先権レベルに対応する通信リ
    ング・システムにおける通信制御方法において、 上記通信リングの1の通信ステーションから、伝送の必
    要なパケットを含むフレームが伝送されたのち、この1
    の通信ステーションに上記フレームのヘッダが帰還する
    のを待つことなく、直ちに上記1の通信ステーションか
    ら上記通信リングにトークンを伝送するステップと、 上記1の通信ステーションが、上記1の通信ステーショ
    ン以外のより高い優先権で伝送されるパケットを有する
    通信ステーションから上記トークンが更新されるべき優
    先権レベルに関する情報を含む上記フレームを受信し、
    該情報を含む優先権通知パケットを上記通信リングに伝
    送するステップと、 上記トークンを獲得している通信ステーションに上記優
    先権通知パケットが到達したときに、上記トークンの優
    先権レベルを上記優先権通知パケットが特定する優先権
    レベルに対応させるべく変更するステップとを有する通
    信リング・システムの通信制御方法。
JP62175035A 1986-08-25 1987-07-15 通信リング・システムの通信制御方法 Expired - Lifetime JPH0630514B2 (ja)

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US899687 1986-08-25

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