JPH0738354Y2 - ビーチクリーナ - Google Patents

ビーチクリーナ

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JPH0738354Y2
JPH0738354Y2 JP1989082736U JP8273689U JPH0738354Y2 JP H0738354 Y2 JPH0738354 Y2 JP H0738354Y2 JP 1989082736 U JP1989082736 U JP 1989082736U JP 8273689 U JP8273689 U JP 8273689U JP H0738354 Y2 JPH0738354 Y2 JP H0738354Y2
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JP
Japan
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frame
dust
sieve
conical sieve
sand
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JP1989082736U
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JPH0321423U (ja
Inventor
治行 平野
Original Assignee
株式会社新潟鐵工所
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  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ゴミを拾い上げて砂浜を掃除するビーチクリ
ーナに関する。
〔従来の技術〕
ビーチクリーナとして、エンドレスのシートに多数のピ
ンやブレードを取り付け、該エンドレスシートを回転さ
せることによってゴミをピンやブレードで拾い上げるピ
ックアップ式のものと、左右一対のブレードの後方に、
円錐篩を回転自在に設け、ゴミを砂と一緒にブレードで
円錐篩に掻き寄せてゴミを篩い分ける篩式のものが知ら
れている(特開昭49−84061号公報、特開昭57−58709号
公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
前者のピックアップ式ビーチクリーナは、処理能力は大
きいが、ゴミを捕捉して拾収する確実性に欠ける不満が
ある。また後者の篩式のものは、砂が湿っていると円錐
篩が目詰りするため、ゴミの捕捉拾収性能が極端に低下
するという問題点がある。また、ゴミを掻き寄せるブレ
ードの性能が悪く、掃除をより完全にするために砂浜を
深く掘削すると、多量の砂が掘り起こされてそのまま円
錐篩に入るため、ゴミの有無に関係なく処理能力が低下
する。この場合、深層の砂程湿気が高いので、上記の欠
点が顕著になる。
本考案は、ゴミの捕捉拾収性能が良好で、しかも処理能
力が大きく、砂が湿っているような場合でもそれに関係
なく掃除することができるビーチクリーナを提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、走行用の車輪を
備え該車輪に対して上下自在とされたフレームと、砂を
通過させてゴミを捕捉する篩部を上記フレームの下降状
態において砂地を掘削する鋤部の上部に備え、中央に開
口部を形成して上記フレームの前部に前広がり状にかつ
上記フレームに対して上下自在に設けられ、上記篩部で
捕捉されたゴミを中央の開口部に寄せ集める左右一対の
掻寄せブレードと、内周面に掻上げブレードを備え、大
径の取入口を前にして該取入口の下部を下降状態の上記
鋤部とほぼ同一高さにするとともに小径の排出口を後に
し、かつ走行方向に沿うほぼ水平な中心軸線を上記一対
の掻寄せブレードの開口部の中心に平面視においてほぼ
一致させて、上記一対の掻寄せブレードの後方に上記中
心軸線を中心に周方向に回転自在にかつ揺動自在に上記
フレームに軸支された円錐篩と、上記フレームに設けら
れ、上記円錐篩の排出口から排出されるゴミを受けるゴ
ミ入れと、上記円錐篩を周方向に回転させる回転駆動装
置と、上記円錐篩を振動させる振動装置とを具備した構
成とした。
〔作用〕
前広がり状に配設された左右一対の掻寄せブレードは、
鋤部で砂地を掘り起こし、該砂地の砂を篩部で後方に逃
がしてゴミを捕捉し、中央の開口部に寄せ集める。この
ため、砂地の上に落ちているゴミは勿論のこと、砂地中
に埋まっているゴミも掻寄せブレードに広い範囲で確実
に捕捉されるようになる。
一対の掻寄せブレードによって中央の開口部に寄せ集め
られたゴミは、回転駆動装置によって周方向に回転させ
られている円錐篩内に大径の取入口から入り、掻上げブ
レードの作用で徐々に上昇させられて小径の排出口から
ゴミ入れ内に排出される。この際、円錐篩は周方向に回
転しながら振動装置によって振動させられているため、
砂がゴミと一緒に円錐篩内に送り込まれるようなことが
あっても、網目から排出されることになり、ゴミの篩い
分けが良好に行われる。
また、振動装置による振動は掻寄せブレードに間接的に
伝わるので、掻寄せブレードの篩部の砂による目詰りが
防止される。フレームに対する掻寄せブレードの高さを
変えることにより、砂地の掘削深さを砂の湿気や掃除条
件に合わせて自由に調節する。
〔実施例〕
添付図面は本考案の一実施例を示すもので、図中符号1
はフレームである。このフレーム1の前端(第1図と第
2図で左側の端部)には、牽引棒2が取り付けられ、ま
た中央部分の両側には、支持腕3,3が枢軸4で取り付け
られている。支持腕3は、その下端に車輪5を備えてお
り、この支持腕3をシリンダ等の上下手段(図示せず)
によって枢軸4を支点に上下に回動させてフレーム1の
高さを変えることができるようにされている。
上記フレーム1の、上記支持腕3,3の前方には、左右一
対のブラケット6,6(第1図では二つのブラケット6,6が
相互に重なっている)がフレーム1の幅方向に所要の間
隔を隔てて垂設され、該ブラケット6,6の下端に左右一
対の掻寄せブレード7,7が軸8でそれぞれ上下に回動自
在に取り付けられている。左右一対の掻寄せブレード7,
7は、中央のブラケット6,6間に開口部を形成して前広が
り状に傾斜して配設されており、シリンダよりなる上下
手段9で軸8を支点にガイド10に沿って上下に回動させ
られる構成とされている。上記掻寄せブレード7は、鋤
部7aの上に篩部7bを設けてなり、鋤部7aで砂地を掘り起
こし、該砂地を篩部7bで篩い分けてゴミを捕捉し、中央
の開口部に寄せ集める。
また、上記掻寄せブレード7,7の後方には、フレーム1
の走行方向に沿う中心軸線の位置に回転軸11,12を設け
るとともに、内周面に螺旋状の掻上げブレード13を取り
付けたメッシュ構造の円錐篩14が、大径の取入口14aを
前にして取入口14aの下部を第1図のように下降状態の
鋤部7aとほぼ同一高さにするとともに、小径の排出口14
bを後にした状態で、フレーム1に揺動自在に設けられ
た軸受け15,16に上記回転軸11,12を軸支して周方向に回
転自在に搭載されている。
上記中心軸線は、左右一対の掻寄せブレード7,7の開口
部の中心に平面視においてほぼ一致している(第2図参
照)。
上記回転軸11には、減速機付き油圧モータよりなる回転
駆動装置17が連結され、また軸受け16には、該軸受け16
と回転軸12を介して円錐篩14を振動させる振動装置18が
接続されている。なお、図の2本の回転軸11,12は、円
錐篩14の取入口14aと排出口14bの中心位置に個々に固定
されているが、1本の回転軸を円錐篩14の中心軸線の位
置に円錐篩14を貫通して固定した構成とすることもでき
る。また、振動装置18による円錐篩14の振動方向は、上
下方向、左右方向、及び前後方向のいずれか一つ、もし
くは二以上を組み合わせた方向とすることができる。
また、円錐篩14の後方には、円錐篩14の排出口14bから
排出されるゴミを受けるメッシュ構造のゴミ入れ19がフ
レーム1に取外し可能に固定して設けられ、さらにフレ
ーム1の後部には、均し棒20がチェーンやワイヤ等の索
条21によって吊り下げられている。
次に上記のように構成された本考案のビーチクリーナの
作用を説明する。
砂浜を掃除する場合には、適当な牽引車(図示せず)に
牽引棒2を連結するとともに、第1図実線のように、支
持腕3を上に回動させてフレーム1の高さを低くし、円
錐篩14の取入口14aの下部を砂地の表面レベルLに下降
させ、また上下手段9で掻寄せブレード7を下降させて
その鋤部7aの下部を砂地の表面レベルLよりも低くして
用意し、回転駆動装置17と振動装置18を作動させて円錐
篩14を周方向に回転、及び振動させながら、牽引車でフ
レーム1を第1図と第2図で左に引き動かす。
上記フレーム1の移動で、掻寄せブレード7の鋤部7aは
砂地を掘り起こし、また篩部7bは掘り起こされた砂地を
篩い分けて砂を後方に逃がし、ゴミを一対の掻寄せブレ
ード7,7の中央の開口部に集める。この際、掻寄せブレ
ード7,7が振動装置18の作動によって間接的に振動して
いるので、砂は篩部7bを通って後方に逃げるようにな
り、ゴミが効率的に捕捉される。このようにして集めら
れたゴミは直ちに取入口14aから円錐篩14内に取り込ま
れ、円錐篩14の回転に伴って円錐篩14内を転動しながら
掻上げブレード13の回転作用によって徐々に上昇して排
出口14bからゴミ入れ19内に排出されるようになる。
ゴミが円錐篩14内を排出口14bに向かって移動する際、
ゴミに付着している砂やゴミと一緒に円錐篩14内に取り
込まれた砂は、円錐篩14の網目を通って外部に排出され
る。円錐篩14は振動装置18の作動で振動しているので、
円錐篩14に砂等が付着しにくく、目詰まりが防止され
る。
上記において、均し棒20はフレーム1の動きに従って移
動し、掻寄せブレード7によって掘り起こされた砂地の
表面を平らに均す。
砂浜の掃除を終わって本ビーチクリーナを回送するよう
な場合には、第1図2点鎖線のように、支持腕3を下に
回動させてフレーム1の高さを高くすることにより、円
錐篩14の取入口14aを砂地から上に浮かせ、また上下手
段9で掻寄せブレード7を上に回動させてこれも砂地か
ら浮かせて回送する。
なお、フレーム1に走行駆動装置を搭載して自走式にす
ることも可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係るビーチクリーナは、
走行用の車輪を備え該車輪に対して上下自在とされたフ
レームと、砂を通過させてゴミを捕捉する篩部を上記フ
レームの下降状態において砂地を掘削する鋤部の上部に
備え、中央に開口部を形成して上記フレームの前部に前
広がり状にかつ上記フレームに対して上下自在に設けら
れ、上記篩部で捕捉されたゴミを中央の開口部に寄せ集
める左右一対の掻寄せブレードと、内周面に掻上げブレ
ードを備え、大径の取入口を前にして該取入口の下部を
下降状態の上記鋤部とほぼ同一高さにするとともに小径
の排出口を後にし、かつ走行方向に沿うほぼ水平な中心
軸線を上記一対の掻寄せブレードの開口部の中心に平面
視においてほぼ一致させて、上記一対の掻寄せブレード
の後方に上記中心軸線を中心に周方向に回転自在にかつ
揺動自在に上記フレームに軸支された円錐篩と、上記フ
レームに設けられ、上記円錐篩の排出口から排出される
ゴミを受けるゴミ入れと、上記円錐篩を周方向に回転さ
せる回転駆動装置と、上記円錐篩を振動させる振動装置
とを具備した構成とされているので、次の効果がある。
砂浜を広い横幅で能率的に掃除することができる。
砂地の表面に落ちているゴミはもとより、砂地に埋
まっているゴミも砂から分離して確実に拾い上げること
ができる。
掻寄せブレードで掘り起こした砂の大部分を篩部で
後方に逃がした上でゴミを円錐篩で篩い分けるので、効
率的かつ円滑にゴミを拾収することができる。
円錐篩と掻寄せブレードが振動装置によって振動す
るので、砂が湿っているような場合でもそれらの目詰り
を防止することができる。
掻寄せブレードの高さを変えることにより、砂地の
掘削深さを掃除条件や砂の湿気等に適合させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るビーチクリーナの一実施例を示すも
ので、第1図は側面図、第2図は平面図、第3図は掻寄
せブレードの断面図である。 1…フレーム、5…車輪、7…掻寄せブレード、7a…鋤
部、7b…篩部、13…掻上げブレード、14…円錐篩、14a
…取入口、14b…排出口、17…回転駆動装置、18…振動
装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行用の車輪を備え該車輪に対して上下自
    在とされたフレームと、砂を通過させてゴミを捕捉する
    篩部を上記フレームの下降状態において砂地を掘削する
    鋤部の上部に備え、中央に開口部を形成して上記フレー
    ムの前部に前広がり状にかつ上記フレームに対して上下
    自在に設けられ、上記篩部で捕捉されたゴミを中央の開
    口部に寄せ集める左右一対の掻寄せブレードと、内周面
    に掻上げブレードを備え、大径の取入口を前にして該取
    入口の下部を下降状態の上記鋤部とほぼ同一高さにする
    とともに小径の排出口を後にし、かつ走行方向に沿うほ
    ぼ水平な中心軸線を上記一対の掻寄せブレードの開口部
    の中心に平面視においてほぼ一致させて、上記一対の掻
    寄せブレードの後方に上記中心軸線を中心に周方向に回
    転自在にかつ揺動自在に上記フレームに軸支された円錐
    篩と、上記フレームに設けられ、上記円錐篩の排出口か
    ら排出されるゴミを受けるゴミ入れと、上記円錐篩を周
    方向に回転させる回転駆動装置と、上記円錐篩を振動さ
    せる振動装置とを具備したことを特徴とするビーチクリ
    ーナ。
JP1989082736U 1989-07-14 1989-07-14 ビーチクリーナ Expired - Lifetime JPH0738354Y2 (ja)

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JPH0321423U JPH0321423U (ja) 1991-03-04
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JPS6033926B2 (ja) * 1980-09-26 1985-08-06 キヤタピラ−三菱株式会社 砂地清掃機

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