JPH0738332A - 簡易モノパルス追尾アンテナ - Google Patents
簡易モノパルス追尾アンテナInfo
- Publication number
- JPH0738332A JPH0738332A JP5202079A JP20207993A JPH0738332A JP H0738332 A JPH0738332 A JP H0738332A JP 5202079 A JP5202079 A JP 5202079A JP 20207993 A JP20207993 A JP 20207993A JP H0738332 A JPH0738332 A JP H0738332A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- antenna elements
- output
- phase difference
- microstrip
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- Pending
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハイブリッド回路を用いることなく指向性パ
ターンのΣ出力とΔ出力を得ることを可能にした簡易構
成のモノパルス追尾アンテナを得る。 【構成】 同一平面のプリント基板１上に第１から第３
の３個のアンテナ素子Ｐ１〜Ｐ３を配列し、各アンテナ
素子に対してマイクロストリップＭ１，Ｍ２で構成した
給電線による給電を行う。第１と第２のアンテナ素子Ｐ
１，Ｐ２間に設けたマイクロストリップＭ１ａは両者間
に位相差πを生じる長さに設定し、これらのアンテナ素
子の特性を合成してΔ出力を得ることができる。第３の
アンテナ素子Ｐ３には独立して給電することでΣ出力を
得ることができる。
ターンのΣ出力とΔ出力を得ることを可能にした簡易構
成のモノパルス追尾アンテナを得る。 【構成】 同一平面のプリント基板１上に第１から第３
の３個のアンテナ素子Ｐ１〜Ｐ３を配列し、各アンテナ
素子に対してマイクロストリップＭ１，Ｍ２で構成した
給電線による給電を行う。第１と第２のアンテナ素子Ｐ
１，Ｐ２間に設けたマイクロストリップＭ１ａは両者間
に位相差πを生じる長さに設定し、これらのアンテナ素
子の特性を合成してΔ出力を得ることができる。第３の
アンテナ素子Ｐ３には独立して給電することでΣ出力を
得ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はモノパルス追尾アンテナ
に関し、特にマイクロストリップを利用して構成の簡易
化を図ったモノパルス追尾アンテナに関する。
に関し、特にマイクロストリップを利用して構成の簡易
化を図ったモノパルス追尾アンテナに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のモノパルス追尾用アンテナでは、
和信号（Σ出力）と差信号（Δ出力）を検出することが
必要とされており、このために複数のアンテナ素子と、
これらアンテナ素子の出力からΣ出力とΔ出力を得るた
めの移相器や合成器、或いはハイブリッドリング等の合
成回路とで構成されている。このため、アンテナ全体と
して構成が複雑化するという問題がある。例えば、図４
は従来のモノパルス追尾アンテナの一例（特開昭６０−
２２４３０４号公報）を示しており、このアンテナは基
板１１に配置した３個のアンテナ素子Ｐ１１〜Ｐ１３を
それぞれハイブリッド回路Ｈ１１〜Ｈ１３で結合するこ
とで、Σ出力とΔ出力を得るように構成している。
和信号（Σ出力）と差信号（Δ出力）を検出することが
必要とされており、このために複数のアンテナ素子と、
これらアンテナ素子の出力からΣ出力とΔ出力を得るた
めの移相器や合成器、或いはハイブリッドリング等の合
成回路とで構成されている。このため、アンテナ全体と
して構成が複雑化するという問題がある。例えば、図４
は従来のモノパルス追尾アンテナの一例（特開昭６０−
２２４３０４号公報）を示しており、このアンテナは基
板１１に配置した３個のアンテナ素子Ｐ１１〜Ｐ１３を
それぞれハイブリッド回路Ｈ１１〜Ｈ１３で結合するこ
とで、Σ出力とΔ出力を得るように構成している。
【０００３】
【課題を解決するための手段】このように従来のこの種
のアンテナでは、構成が比較的に簡易化されてはいるも
のの、アンテナ素子とハイブリッド回路とが必須ものと
され、かつ一般にアンテナ素子に比較してハイブリッド
回路等の構成が複雑となるため、アンテナの小型化、簡
易化を図る上での障害となっている。また、ハイブリッ
ド回路等は高価であるため、アンテナの低価格化の障害
にもなっている。本発明の目的は、ハイブリッド回路を
不要として構成の簡易化を図り、かつ小型化、低価格化
を可能にしたモノパルス追尾アンテナを提供することに
ある。
のアンテナでは、構成が比較的に簡易化されてはいるも
のの、アンテナ素子とハイブリッド回路とが必須ものと
され、かつ一般にアンテナ素子に比較してハイブリッド
回路等の構成が複雑となるため、アンテナの小型化、簡
易化を図る上での障害となっている。また、ハイブリッ
ド回路等は高価であるため、アンテナの低価格化の障害
にもなっている。本発明の目的は、ハイブリッド回路を
不要として構成の簡易化を図り、かつ小型化、低価格化
を可能にしたモノパルス追尾アンテナを提供することに
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、同一平面の基
板上に配列した第１から第３の３個のアンテナ素子と、
第１と第２のアンテナ素子に位相差πで給電する手段
と、第３のアンテナ素子に独立に給電する手段とを備え
る。ここで、給電手段は基板上に形成したマイクロスト
リップで構成し、第１及び第２のアンテナ素子間に接続
されるマイクロストリップは位相差πを生じる長さに設
定する。また、本発明は同一平面の基板上にＸ方向に向
けて配列した第１及び第２のアンテナ素子と、同じ基板
上にＹ方向に向けて配列した第４及び第５のアンテナ素
子と、これらのアンテナ素子と独立して設けた第３のア
ンテナ素子と、第１と第２のアンテナ素子に位相差πで
給電する手段と、第４と第５のアンテナ素子に位相差π
で給電する手段と、第３のアンテナ素子に独立に給電す
る手段とを備える。ここでも、給電手段は基板上に形成
したマイクロストリップで構成し、第１及び第２のアン
テナ素子間と、第４及び第５のアンテナ素子間にそれぞ
れ接続されるマイクロストリップは位相差πを生じる長
さに設定する。
板上に配列した第１から第３の３個のアンテナ素子と、
第１と第２のアンテナ素子に位相差πで給電する手段
と、第３のアンテナ素子に独立に給電する手段とを備え
る。ここで、給電手段は基板上に形成したマイクロスト
リップで構成し、第１及び第２のアンテナ素子間に接続
されるマイクロストリップは位相差πを生じる長さに設
定する。また、本発明は同一平面の基板上にＸ方向に向
けて配列した第１及び第２のアンテナ素子と、同じ基板
上にＹ方向に向けて配列した第４及び第５のアンテナ素
子と、これらのアンテナ素子と独立して設けた第３のア
ンテナ素子と、第１と第２のアンテナ素子に位相差πで
給電する手段と、第４と第５のアンテナ素子に位相差π
で給電する手段と、第３のアンテナ素子に独立に給電す
る手段とを備える。ここでも、給電手段は基板上に形成
したマイクロストリップで構成し、第１及び第２のアン
テナ素子間と、第４及び第５のアンテナ素子間にそれぞ
れ接続されるマイクロストリップは位相差πを生じる長
さに設定する。
【０００５】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明のモノパルス追尾アンテナの基本構成
を示す図である。ここではプリント基板でアンテナを構
成しており、プリント基板１の導体箔をパターン形成し
て３個のパッチＰ１〜Ｐ３とマイクロストリップＭ１，
Ｍ２とを形成し、これらのパッチＰ１〜Ｐ３をアンテナ
素子として構成する。これら３個のアンテナ素子Ｐ１〜
Ｐ３のうち、２個のアンテナ素子（これを第１及び第２
のアンテナ素子と称する）Ｐ１，Ｐ２は一直線上に所定
の間隔で配置するとともに、他の１個のアンテナ素子
（第３のアンテナ素子）Ｐ３はこの直線とは直角方向に
適宜寸法で離れた位置に配置する。また、マイクロスト
リップＭ１，Ｍ２は各アンテナ素子に接続される給電線
として構成しており、前記第１及び第２のアンテナ素子
Ｐ１，Ｐ２は１つのマイクロストリップＭ１で共通に給
電を行うようにし、第３のアンテナ素子Ｐ３はこれとは
独立したマイクロストリップＭ２で給電するようにして
いる。
る。図１は本発明のモノパルス追尾アンテナの基本構成
を示す図である。ここではプリント基板でアンテナを構
成しており、プリント基板１の導体箔をパターン形成し
て３個のパッチＰ１〜Ｐ３とマイクロストリップＭ１，
Ｍ２とを形成し、これらのパッチＰ１〜Ｐ３をアンテナ
素子として構成する。これら３個のアンテナ素子Ｐ１〜
Ｐ３のうち、２個のアンテナ素子（これを第１及び第２
のアンテナ素子と称する）Ｐ１，Ｐ２は一直線上に所定
の間隔で配置するとともに、他の１個のアンテナ素子
（第３のアンテナ素子）Ｐ３はこの直線とは直角方向に
適宜寸法で離れた位置に配置する。また、マイクロスト
リップＭ１，Ｍ２は各アンテナ素子に接続される給電線
として構成しており、前記第１及び第２のアンテナ素子
Ｐ１，Ｐ２は１つのマイクロストリップＭ１で共通に給
電を行うようにし、第３のアンテナ素子Ｐ３はこれとは
独立したマイクロストリップＭ２で給電するようにして
いる。
【０００６】ここで、前記第１及び第２のアンテナ素子
Ｐ１，Ｐ２においては、マイクロストリップＭ１を通し
て第２のアンテナ素子Ｐ２に給電を行うとともに、この
第２のアンテナ素子からマイクロストリップＭ１ａを介
して第１のアンテナ素子Ｐ１に給電を行うようにし、こ
の第１及び第２のアンテナ素子Ｐ１，Ｐ２間のマイクロ
ストリップＭ１ａは両者間に位相差πを生じさせるよう
にアンテナで使用する波長λのλ／２の長さに設定す
る。実際には短縮率が加味されるため、λ／２よりも若
干短く設定される。
Ｐ１，Ｐ２においては、マイクロストリップＭ１を通し
て第２のアンテナ素子Ｐ２に給電を行うとともに、この
第２のアンテナ素子からマイクロストリップＭ１ａを介
して第１のアンテナ素子Ｐ１に給電を行うようにし、こ
の第１及び第２のアンテナ素子Ｐ１，Ｐ２間のマイクロ
ストリップＭ１ａは両者間に位相差πを生じさせるよう
にアンテナで使用する波長λのλ／２の長さに設定す
る。実際には短縮率が加味されるため、λ／２よりも若
干短く設定される。
【０００７】このように構成したアンテナでは、第１及
び第３のアンテナ素子Ｐ１〜Ｐ３は、それぞれ単一のパ
ッチからなるアレイアンテナとして構成されるため、そ
の指向性パターンはそれぞれ図２（ａ）に示すように、
プリント基板１と垂直な面に向けられた特性となる。こ
こで、図１に示したように第１及び第２のアンテナ素子
Ｐ１，Ｐ２が配置された直線に沿うＸ方向についてみる
と、第３のアンテナ素子Ｐ３にはマイクロストリップＭ
２を通して独立した給電が行われるため、その指向性パ
ターンは図２（ａ）の通りである。一方、第１及び第２
のアンテナ素子Ｐ１，Ｐ２間での給電では、両者間に位
相差πを生じさせるλ／２長のマイクロストリップＭ１
ａを介しての給電が行われるため、両アンテナ素子Ｐ
１，Ｐ２間ではπだけ位相がずれた給電が行われること
になり、この結果第１及び第２のアンテナ素子Ｐ１，Ｐ
２を合成した指向性パターンは図２（ｂ）のように、両
者の差信号に基づく特性となる。
び第３のアンテナ素子Ｐ１〜Ｐ３は、それぞれ単一のパ
ッチからなるアレイアンテナとして構成されるため、そ
の指向性パターンはそれぞれ図２（ａ）に示すように、
プリント基板１と垂直な面に向けられた特性となる。こ
こで、図１に示したように第１及び第２のアンテナ素子
Ｐ１，Ｐ２が配置された直線に沿うＸ方向についてみる
と、第３のアンテナ素子Ｐ３にはマイクロストリップＭ
２を通して独立した給電が行われるため、その指向性パ
ターンは図２（ａ）の通りである。一方、第１及び第２
のアンテナ素子Ｐ１，Ｐ２間での給電では、両者間に位
相差πを生じさせるλ／２長のマイクロストリップＭ１
ａを介しての給電が行われるため、両アンテナ素子Ｐ
１，Ｐ２間ではπだけ位相がずれた給電が行われること
になり、この結果第１及び第２のアンテナ素子Ｐ１，Ｐ
２を合成した指向性パターンは図２（ｂ）のように、両
者の差信号に基づく特性となる。
【０００８】この結果、このアンテナでは、プリント基
板１を傾けたときの角度に対する出力特性は図２（ｃ）
に示す通りとなり、第１及び第２のアンテナ素子Ｐ１，
Ｐ２の出力を合成することで、その特性は中心方向で引
っ込むヌルパターンとなるΔ出力となり、第３のアンテ
ナ素子Ｐ３の出力特性は中心方向で最大値を示すΣ出力
となる。この出力特性は従来のモノパルスアンテナから
得られるΔ出力、Σ出力と全く同じとなる。したがっ
て、従来のこの種のアンテナに用いられていたハイブリ
ッド回路を不要とし、構成を簡略して簡易構成のモノパ
ルス追尾アンテナとして利用することができる。
板１を傾けたときの角度に対する出力特性は図２（ｃ）
に示す通りとなり、第１及び第２のアンテナ素子Ｐ１，
Ｐ２の出力を合成することで、その特性は中心方向で引
っ込むヌルパターンとなるΔ出力となり、第３のアンテ
ナ素子Ｐ３の出力特性は中心方向で最大値を示すΣ出力
となる。この出力特性は従来のモノパルスアンテナから
得られるΔ出力、Σ出力と全く同じとなる。したがっ
て、従来のこの種のアンテナに用いられていたハイブリ
ッド回路を不要とし、構成を簡略して簡易構成のモノパ
ルス追尾アンテナとして利用することができる。
【０００９】なお、これら２つの出力は、図１に示すよ
うに、ダウンコンバータ３、アンプ４、モノパルス検出
器５等で構成されるモノパルス受信機２においてモノパ
ルス検出の処理（増幅、位相検波等）を行うことによっ
て傾斜角に対し直線的に変化するＳ字特性の角度誤差信
号を得ることができる。また、この構成のアンテナで
は、第１から第３のアンテナ素子Ｐ１〜Ｐ３と、各マイ
クロストリップＭ１（Ｍ１ａ），Ｍ２とを一枚のプリン
ト基板１の導体箔をパターン形成するだけで形成するこ
とができるため、容易に製造することが可能となる。
うに、ダウンコンバータ３、アンプ４、モノパルス検出
器５等で構成されるモノパルス受信機２においてモノパ
ルス検出の処理（増幅、位相検波等）を行うことによっ
て傾斜角に対し直線的に変化するＳ字特性の角度誤差信
号を得ることができる。また、この構成のアンテナで
は、第１から第３のアンテナ素子Ｐ１〜Ｐ３と、各マイ
クロストリップＭ１（Ｍ１ａ），Ｍ２とを一枚のプリン
ト基板１の導体箔をパターン形成するだけで形成するこ
とができるため、容易に製造することが可能となる。
【００１０】図３は本発明の他の実施例であり、ここで
は方位と高低の２方向に指向性パターンを有するアンテ
ナを構成した例を示している。プリント基板１に第１及
び第２のアンテナ素子Ｐ１，Ｐ２を同図のＸ方向に配置
するとともに、第３のアンテナ素子Ｐ３をこれらとは離
して配置する点は図１の構成と同じである。この構成に
加えて、第４及び第５のアンテナ素子Ｐ４，Ｐ５を、第
１及び第２のアンテナ素子Ｐ１，Ｐ２の配置方向とは直
角な方向、即ち図３のＹ方向に配置している。そして、
第１及び第２のアンテナ素子Ｐ１，Ｐ２に給電を行うマ
イクロストリップＭ１では、両アンテナ素子Ｐ１，Ｐ２
間を接続するマイクロストリップＭ１ａとして両者間に
πだけ位相がずれる給電を行うように構成する。また、
同様に第４及び第５のアンテナ素子Ｐ４，Ｐ５に給電を
行うマイクロストリップＭ３ＤＨ、両アンテナ素子Ｐ
４，Ｐ５間を接続するマイクロストリップＭ３ａとして
両者間にπだけ位相がずれる給電を行なうように構成す
る。第３のアンテナ素子Ｐ３にはマイクロストリップＭ
２により独立して給電を行うように構成する。なお、こ
の実施例では、第１及び第２のアンテナ素子Ｐ１，Ｐ２
の二等分線と、第４及び第５のアンテナ素子Ｐ４，Ｐ５
の二等分線を結ぶ位置に第３のアンテナ素子Ｐ３を配置
している。
は方位と高低の２方向に指向性パターンを有するアンテ
ナを構成した例を示している。プリント基板１に第１及
び第２のアンテナ素子Ｐ１，Ｐ２を同図のＸ方向に配置
するとともに、第３のアンテナ素子Ｐ３をこれらとは離
して配置する点は図１の構成と同じである。この構成に
加えて、第４及び第５のアンテナ素子Ｐ４，Ｐ５を、第
１及び第２のアンテナ素子Ｐ１，Ｐ２の配置方向とは直
角な方向、即ち図３のＹ方向に配置している。そして、
第１及び第２のアンテナ素子Ｐ１，Ｐ２に給電を行うマ
イクロストリップＭ１では、両アンテナ素子Ｐ１，Ｐ２
間を接続するマイクロストリップＭ１ａとして両者間に
πだけ位相がずれる給電を行うように構成する。また、
同様に第４及び第５のアンテナ素子Ｐ４，Ｐ５に給電を
行うマイクロストリップＭ３ＤＨ、両アンテナ素子Ｐ
４，Ｐ５間を接続するマイクロストリップＭ３ａとして
両者間にπだけ位相がずれる給電を行なうように構成す
る。第３のアンテナ素子Ｐ３にはマイクロストリップＭ
２により独立して給電を行うように構成する。なお、こ
の実施例では、第１及び第２のアンテナ素子Ｐ１，Ｐ２
の二等分線と、第４及び第５のアンテナ素子Ｐ４，Ｐ５
の二等分線を結ぶ位置に第３のアンテナ素子Ｐ３を配置
している。
【００１１】この構成によれば、第３のアンテナ素子Ｐ
３によりΣ出力が得られ、第１及び第２のアンテナ素子
Ｐ１，Ｐ２によりＸ方向のΔ出力が得られ、更に第４及
び第５のアンテナ素子Ｐ４，Ｐ５によりＹ方向のΔ出力
が得られる。これにより、方位と高低の２方向にΣ出力
とΔ出力を得るアンテナを構成でき、方位及び高低の追
尾を行う簡易構成のモノパルス追尾アンテナが構成でき
る。この実施例においても、各アンテナ素子とマイクロ
ストリップとを１枚のプリント基板の導体箔をパターン
形成するだけで形成することができる。
３によりΣ出力が得られ、第１及び第２のアンテナ素子
Ｐ１，Ｐ２によりＸ方向のΔ出力が得られ、更に第４及
び第５のアンテナ素子Ｐ４，Ｐ５によりＹ方向のΔ出力
が得られる。これにより、方位と高低の２方向にΣ出力
とΔ出力を得るアンテナを構成でき、方位及び高低の追
尾を行う簡易構成のモノパルス追尾アンテナが構成でき
る。この実施例においても、各アンテナ素子とマイクロ
ストリップとを１枚のプリント基板の導体箔をパターン
形成するだけで形成することができる。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、基板上に
３個のアンテナ素子を配列し、第１と第２のアンテナ素
子に位相差πで給電し、第３のアンテナ素子に独立に給
電した構成としているので、ハイブリッド回路を用いる
ことなく第１及び第２のアンテナでΔ出力を得ることが
でき、第３のアンテナでΣ出力を得ることができ、構成
の簡易化、小型化を図り、かつ低価格に構成できる効果
がある。また、給電手段は基板上に形成したマイクロス
トリップで構成し、第１及び第２のアンテナ素子間に接
続されるマイクロストリップは位相差πを生じる長さに
設定することで、アンテナ素子とマイクロストリップを
１枚のプリント基板で構成でき、構成の簡略化と共に製
造を容易に行うことができる。また、本発明は基板上に
第１及び第２のアンテナ素子をＸ方向に向けて配列し、
第４及び第５のアンテナ素子をＹ方向に向けて配列し、
これらに位相差πで給電する構成としているので、例え
ば方位と高低のような直交する２方向に対してΣ出力と
Δ出力を得ることができるアンテナが構成できる。
３個のアンテナ素子を配列し、第１と第２のアンテナ素
子に位相差πで給電し、第３のアンテナ素子に独立に給
電した構成としているので、ハイブリッド回路を用いる
ことなく第１及び第２のアンテナでΔ出力を得ることが
でき、第３のアンテナでΣ出力を得ることができ、構成
の簡易化、小型化を図り、かつ低価格に構成できる効果
がある。また、給電手段は基板上に形成したマイクロス
トリップで構成し、第１及び第２のアンテナ素子間に接
続されるマイクロストリップは位相差πを生じる長さに
設定することで、アンテナ素子とマイクロストリップを
１枚のプリント基板で構成でき、構成の簡略化と共に製
造を容易に行うことができる。また、本発明は基板上に
第１及び第２のアンテナ素子をＸ方向に向けて配列し、
第４及び第５のアンテナ素子をＹ方向に向けて配列し、
これらに位相差πで給電する構成としているので、例え
ば方位と高低のような直交する２方向に対してΣ出力と
Δ出力を得ることができるアンテナが構成できる。
【図１】本発明のアンテナの一実施例の構成を示す図で
ある。
ある。
【図２】図１のアンテナの指向性特性とΔ出力及びΣ出
力の特性を示す図である。
力の特性を示す図である。
【図３】本発明のアンテナの他の実施例の平面図であ
る。
る。
【図４】従来のモルパルス追尾アンテナの一例の構成図
である。
である。
１ プリント基板 ２ モノパルス受信機 Ｐ１〜Ｐ５ アンテナ素子（パッチ） Ｍ１〜Ｍ３ マイクロストリップ（給電線） Ｍ１ａ，Ｍ３ａ 位相差πのマイクロストリップ
Claims (4)
- 【請求項１】 同一平面の基板上に配列した第１から第
３の３個のアンテナ素子と、前記第１と第２のアンテナ
素子に位相差πで給電する手段と、前記第３のアンテナ
素子に独立に給電する手段とを備えることを特徴とする
簡易モノパルス追尾アンテナ。 - 【請求項２】 給電手段は基板上に形成したマイクロス
トリップで構成し、前記第１及び第２のアンテナ素子間
に接続されるマイクロストリップは位相差πを生じる長
さに設定してなる請求項１の簡易モノパルス追尾アンテ
ナ。 - 【請求項３】 同一平面の基板上にＸ方向に向けて配列
した第１及び第２のアンテナ素子と、前記基板上にＹ方
向に向けて配列した第４及び第５のアンテナ素子と、前
記各アンテナ素子と独立して設けた第３のアンテナ素子
と、前記第１と第２のアンテナ素子に位相差πで給電す
る手段と、前記第４と第５のアンテナ素子に位相差πで
給電する手段と、前記第３のアンテナ素子に独立に給電
する手段とを備えることを特徴とする簡易モノパルス追
尾アンテナ。 - 【請求項４】 給電手段は基板上に形成したマイクロス
トリップで構成し、前記第１及び第２のアンテナ素子間
と、第４及び第５のアンテナ素子間にそれぞれ接続され
るマイクロストリップは位相差πを生じる長さに設定し
てなる請求項３の簡易モノパルス追尾アンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5202079A JPH0738332A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 簡易モノパルス追尾アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5202079A JPH0738332A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 簡易モノパルス追尾アンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0738332A true JPH0738332A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16451615
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5202079A Pending JPH0738332A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 簡易モノパルス追尾アンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0738332A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004074866A1 (ja) * | 2003-02-19 | 2004-09-02 | Hitachi, Ltd. | 物体監視センサ |
| WO2007028433A1 (de) * | 2005-09-05 | 2007-03-15 | Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh | Kraftfahrzeug-radarsystem mit horizontaler und vertikaler auflösung |
| JP2013517689A (ja) * | 2010-01-13 | 2013-05-16 | ザ・ボーイング・カンパニー | 携帯型無線周波数識別（ｒｆｉｄ）読取り機 |
| JP2014195238A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-10-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | アンテナ装置 |
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-
1993
- 1993-07-23 JP JP5202079A patent/JPH0738332A/ja active Pending
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