JPH0738215B2 - Icカ−ドシステム - Google Patents

Icカ−ドシステム

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JPH0738215B2
JPH0738215B2 JP15683385A JP15683385A JPH0738215B2 JP H0738215 B2 JPH0738215 B2 JP H0738215B2 JP 15683385 A JP15683385 A JP 15683385A JP 15683385 A JP15683385 A JP 15683385A JP H0738215 B2 JPH0738215 B2 JP H0738215B2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、例えば銀行等の金融機関が発行するキャッ
シュカードあるいはクレジットカードとして使用される
ICカードとそのカードターミナルとの情報交換を確実に
行なうICカードシステムに関する。
[従来技術とその問題点] 近年はキャッシュレス時代と呼ばれており、クレジット
カード会社等により発行されたカードを使用することに
より、現金の取扱いをせずに商品の購入が可能となって
いる。上記カードとしては、従来、プラスチックカー
ド,エンボスカード,磁気ストライプカード等が一般に
使用されているが、これらのカードは構造上偽造が簡単
であり、不正使用が問題になっている。このような問題
を解決するため、最近ではカード内に、暗証番号等を記
憶したIC回路を組込み、暗証番号が外部から容易に読出
せないようにした情報カード、所謂ICカードが開発され
ている。このICカードは偽造が困難で機密性に優れ、ま
た、多数の情報を記憶できるという利点があるばかり
か、特に、個人の暗証番号を本人によって直接入力設定
することができるため、本人以外の何人(例えば銀行
員)にも暗証番号が知れることがなく、非常に安全性の
高いものである。
しかしながら、上記のようなICカードは、その物理的な
形状寸法そして接続端子の配置位置等がISOにより規格
化されているため、各種内部回路構成の異なるカードで
も同一のカードターミナルに装着することが可能である
が、その反面、カード側の回路構成あるいは部品装置の
性能が異なると、当然その動作条件が異なってくるた
め、ICカードとの間でデータ授受を行なうカードターミ
ナルにあっては、各カードとの間で確実な情報交換を行
なうためにも、各カード毎の動作条件に応じたデータ送
受信機能を設定する必要がある。特に、最近では、技術
革新に伴ってICカードは高性能化の一途を辿っており、
カードターミナル側においては、新旧何れのカードとも
確実且つ速やかにデータの授受が行なえる構成にあるこ
とが望まれる。
ここで、まず、ICカード高性能化の一つとして、データ
処理能力の向上、つまり信号応答時間の高速化が上げら
れるが、この場合ターミナル側では、その応答時間の変
化に対処しなければならない。
[発明の目的] この発明は上記のような問題点に鑑みなされたもので、
例えばICカードの高性能化に伴いその信号応答速度が変
化した場合でも、各種ICカードに応じてカードターミナ
ル側における応答信号の待ち時間を設定することが可能
となるICカードシステムを提供することを目的とする。
[発明の要点] すなわちこの発明に係わるICカードシステムは、予めIC
カード内に、そのカード自身のデータ処理能力に応じて
定められる信号応答時間の設定データを記憶させ、カー
ドターミナルがICカードに対して送信を行なった際に、
ICカードからの応答信号を上記カード側にて記憶される
信号応答時間の設定データに基づく応答信号待ち時間に
従って受信し、上記ICカードからの応答信号が上記応答
信号待ち時間内に受信されない場合にはカードターミナ
ルとICカードとの接続を断つように構成したものであ
る。
[発明の実施例の構成] 以下図面によりこの発明の一実施例を説明する。
〈ICカード製造,発行等の工程〉 第1図は、ICカードを製作する製造者(Manufacture
r)、ICカードを発行する例えば銀行等の発行者(Issur
e)、ICカードを使用するカード所有者(CARD Holder)
の相互の関係を示したものである。カード製造者は、詳
細を後述するICカード11及びカードターミナルを製作す
る。しかして、カード製造者は、ICカード11を製作した
後、ICカード製造ターミナル12により上記ICカード11に
所定のコードを書込む。このICカード11は、詳細を後述
するように内部にIC回路が構成されると共に、上面にコ
ネクタ11aが設けられており、ICカード製造ターミナル1
2に装着した際にそのターミナル12の内部回路に接続さ
れるようになっている。上記ICカード製造ターミナル12
は、カード挿入口13、キーボード14、表示パネル15、プ
リンタ部16を備えており、オペレータによる上記キーボ
ード14からのデータ入力によって各種コード、すなわち
「CA」、「IPIN」、「PMK」、「PRK」をICカード11に書
込む。上記「CA」(Card Authenticator)は、ランダム
な例えば64ビットのコードで、メッセージの暗号化及び
解読に使用されるコードである。「IPIN」(Initializa
tion Personal Identification Number)は、ランダム
な例えば6ビットのコードで、後述する自己照合番号PI
Nが使用されるまでの番号である。「PMK」(Production
Master Key Code)は、製造番号で1グループ毎(例え
ばロボット単位毎)に同じ番号が使用され、工場内でも
秘密に保持される。「PRK」(Private Key Code)は、
暗号解読用のコードであり、詳細を後述するカードター
ミナルに書込む暗号化用コード「Public Key Code」と
1対1に対応する。しかして、上記ICカード発行ターミ
ナル12によりICカード11に所定のコードを書込むと、
「PMK」のみがプリンタ部16によって印字用紙17に印字
される。そして、製造者は、上記のようにして所定のコ
ードを書込んだICカード11及び「PMK」の印字用紙17を
それぞれ別個に封印して別便で発行者に送付する。発行
者は、製造者から送られてきたICカード11をICカード発
行ターミナル22に装着すると共に、製造者から送られて
きた印字用紙17の記録内容「PMK」を読取ってICカード
発行ターミナル22にコード入力する。更に、発行者は、
ICカード発行ターミナル22に対し、上記ICカード11に対
する口座番号「PAN」(Primary Account Number)を入
力する。ICカード発行ターミナル22は、上記ICカード製
造ターミナル12と同様にカード挿入口23、キーボード2
4、表示パネル25、プリンタ部26を備えており、ICカー
ド11に書込まれている「PMK」とキーボード24から入力
された「PMK」とをICカード11内で一致比較し、両者が
一致した場合にのみ上記口座番号「PAN」をICカード11
に書込むと共に、このICカード11から「IPIN」を読出し
て印字用紙27に印字する。しかして、発行者は、上記の
ようにして口座番号「PAN」を書込んだICカード11及び
「IPIN」の印字用紙27をそれぞれ別個に封印して別個に
カード所有者に送付する。カード所有者は、発行者から
ICカード11及び印字用紙27が送られてくると、その発行
先まで出向き、そこにおいて設置されているカード所有
者用のICカードユーザターミナル32にICカード11を装着
すると共に、発行者から送られてきた印字用紙27の記録
内容「IPIN」を読取ってICカードユーザターミナル32に
コード入力する。更に、カード所有者は、ICカードユー
ザターミナル32に対し、任意の自己照合番号「PIN」(P
ersonal Identification Number)を入力する。ICカー
ドユーザターミナル32は、上記ICカード発行ターミナル
22と同様にカード挿入口33、キーボード34、表示パネル
35、プリンタ部36を備えており、ICカード11に書込まれ
ている「IPIN」とキーボード34から入力された「IPIN」
とをICカード11内で一致比較し、一致した場合にのみ上
記自己照合番号「PIN」をICカード11に書込む。以上の
手続きによりICカード11の発行処理が完了し、以後、こ
のICカード11を実際に使用することが可能になる。尚、
詳細は1984年8月30日付けで米国にて出願された出願番
号645,925に記載されているのでその説明は省略する。
〈ターミナルの外観実装〉 第2図は本発明のICカードシステムを実現した場合のIC
カード11およびこのカード11に対するカードターミナル
41の外観構成を示すもので、このカードターミナル41
は、カード挿入口42、キーボード43および表示部44によ
り構成されている。そして、上記キーボード43には、テ
ンキー45、イエスキー46、ノーキー47等が設けられてい
る。このカードターミナル41の内部回路については詳細
を後述する。
〈ICカードの回路構成〉 次に、第3図により上記ICカード11の内部に構成される
IC回路の構成について説明する。
同図において、51はシステムバスであり、このシステム
バス51にはデータROM52、アプリケーションROM53、シス
テムプログラムROM54、ワーキングRAM55、システムコン
トローラ56、暗号解読用演算ユニット57、リード・ライ
トコントローラ58及び入力バッファ59を介して入力コン
トローラ60が、出力バッファ61を介して出力コントロー
ラ62が接続される。上記入力コントローラ60及び出力コ
ントローラ62には、データ入出力端子I/Oが接続され
る。
上記データROM52は、このカード11自身に対するあらゆ
る動作条件(データ書込み印加電圧およびその電流許容
値と最大印加時間、最大データ伝送量、最大応答待ち時
間等)を記憶するもので、この各条件データはカード自
身の内部イニシャルが終了すると、予め定められたフォ
ーマットにのっとりアンサ・ツー・リセット・データ
(Answer To Reset data)として上記ターミナル41側に
送信される。また、上記アプリケーションROM53は、こ
のカード11が如何なる種類のものかを示すカード種別デ
ータ「APN」(Application Name)を記憶するもので、
このカード種別データは上記アンサ・ツー・リセット・
データに基づくイニシャルパラメータ設定後の、ターミ
ナル41との属性交換の際に所定のデータフォーマットに
のせられ送信される。そして、上記システムプログラム
ROM54は、各種システムプログラムと共にターミナル41
側より伝送供給される信号が正しいか否かを示すコード
信号“ACK"および“NAC"コードをも備えている。さら
に、システムコントローラ56は、その内部に判断エリア
を備えるもので、入力バッファ59を介して伝送供給され
るデータ受信信号および動作状態に応じて各回路に動作
指令等を出力する。また、暗号解読用演算ユニット57
は、“RSA"アルゴリズムに基づく暗号解読を行なうもの
であり、キーコードメモリ(ROM)57aに記憶される暗号
解読用のキーコード(Issure′s Private Key)によ
り、上記ターミナル41側から入力バッファ59を介して供
給される入力データを解読し、比較部63に対して出力す
る。この秘密情報比較部63からの比較出力は、上記シス
テムコントローラ56のシステム制御ライン56aに供給さ
れる。このシステム制御ライン56aには、上記比較部63
による比較結果に基づき作動するフラグ64が接続され
る。一方、リード・ライトコントローラ58は、上記シス
テムコントローラ56からの指令に応じてデータメモリ65
に対するデータの書込みおよび読出しの制御を行なうも
ので、このリード・ライトコントローラ58により読出さ
れたメモリデータは、上記比較部63あるいは上記システ
ムバス51もしくはカードステイタスバッファ66に出力さ
れる。上記データメモリ65には、例えばEEP−ROMが使用
されるもので、このメモリエリアには、「CA」、「IPI
N」、「PAN」、「CHN」、「EPD」、「PRK」、「RTN」の
各コードおよびステイタスデータ「ST」が書込まれる。
上記データメモリ65に書込まれる「CHN」は、「Card Ho
lder′s Name」(カード所有者の名前)の略であり、
「EPD」は、「Expiration Date」(有効期限)の略であ
る。また、「RTN」は、間違ったデータを入力した場合
のデータ再入力回数である。さらに、上記「ST」は、現
在のカード11の状態を表わすものであり、例えば前記第
1図における製造過程終了後のカードであれば、製造工
程終了データが、また発行後のカードにおいても「PI
N」が未登録であれば、PIN未登録データが書込まれる。
このカードステイタスデータ「ST」は、上記アプリケー
ションROM53にて記憶されるカード種別データ「APN」と
同様のデータフォーマットにてターミナル41側へ送信さ
れる。尚、上記データメモリ65は、EEP−ROMに限らず、
例えばEP−ROMを用いても良い。
一方、上記システムコントローラ56には、タイマ67が接
続されている。このタイマ67は、通常の情報交換処理時
において、上記カードターミナル41に対してデータ書込
み電圧供給開始の命令を出力した際に、一定時間をカウ
ントするもので、このタイマ67によるカウント動作中に
おいて上記ターミナル41側より肯定応答信号“ACK"が供
給されない場合には、システムコントローラ56は、この
カード11におけるデータの入出力を禁止するようになっ
ている。また、上記リード・ライトコントローラ58とシ
ステムバス51との間を結ぶバスラインには、アドレス比
較器68が接続される。このアドレス比較器68は、例えば
カード製造後のテスト終了時において固定アドレス部69
に設定される未使用特定番地と、システムバス51を介し
て指定される指定番地とを常に比較するもので、この比
較器68による比較出力は、上記リード・ライトコントロ
ーラ58に供給され、ターミナルの不正使用等によりその
比較出力がアドレス一致信号である場合にのみ、上記デ
ータメモリ65内の全メモリデータをクリアし、カードか
ら秘密情報が無暗に読出されることを防止する。ここ
で、上記のようなICカード11をカードターミナル41に装
着した状態では、カードターミナル41からコネクタ11a
を介してリセット信号Reset、システムクロックclockが
供給されると共に、Vcc電源、Vpp電源が接続される。上
記Vcc電源はシステム駆動用電源、また、Vpp電源は上記
データメモリ65に対するデータ書込み用の電源であり、
その電源電圧は上記データROM52にて記憶されるアンサ
・ツー・リセットデータに基づきターミナル41側にて設
定される。一方、上記システムクロックclockからのシ
ステム動作信号は、分周器70を介して各回路に供給され
る。
〈ターミナル回路構成〉 次に、カードターミナル41の回路構成について第4図に
より説明する。
同図において、71はシステムバスであり、このシステム
バス71には、サウンドコントローラ72、ワーキングRAM7
3、システムプログラムROM74、ターミナル属性ROM75、
イニシャルパラメータRAM76、メインコントローラ77、
表示ドライブコントローラ78、キーコントローラ79、リ
ーダ・ライタコントローラ80、比較部81、“RSA"アルゴ
リズムに基づく暗号化を行なうための暗号化演算ユニッ
ト82、「CA」をラッチするためのラッチ回路83、データ
・エンクリプション・スタンダード(Data Encription
Standard)に基づく“DES"方式の暗号化演算ユニット8
4、“DES"方式の解読用演算ユニット85、入出力コント
ローラ(I/Oコントローラ)86および出力コントローラ8
7を介して出力バッファ88が、入力バッファ89を介して
入力コントローラ90が接続される。
上記サウンドコントローラ72には、スピーカ91が接続さ
れ、必要に応じてアラーム音が出力されるようになって
いる。また、ワーキングRAM73のメモリエリアには、IC
カード11から送られてくる「PAN」、「CHN」、「EPD」
等が記憶される他か、ターミナル41内での各種処理デー
タが記憶される。そして、システムプログラムROM74
は、各種システムプログラムと共に、上記ICカード11と
のマッチングを図るための“ENQ"(問合わせ)コードを
備えている。また、ターミナル属性ROM75は、各ターミ
ナル毎にその用途に応じて異なるターミナルコード「T
C」(例えば製造コード、発行コード、商店コード等)
を記憶するもので、このターミナルコード「TC」は、上
記ICカード11からのアンサ・ツー・リセット・データに
基づくイニシャルパラメータ設定後の、カード11側との
属性交換の際に所定のデータフォーマットにのせて送信
される。ここで、上記ICカード11側からのアンサ・ツー
・リセット・データは、イニシャルパラメータRAM76に
て一括記憶される。このイニシャルパラメータRAM76に
は、イニシャルデータ伝送ライン76aを介して上記出力
コントローラ87、入力コントローラ90及びVppレベルラ
ッチ部92、Vppタイマラッチ部93、Ippレベルラッチ部94
が接続され、さらにそのそれぞれのラッチ部には、対応
するVpp電源95、Vppタイマ96、Ippリミッタ97が接続さ
れる。そして、上記Vpp電源95の出力ラインは、順次、V
ppタイマ96、Ippリミッタ97を介してVpp出力端子に接続
されている。ここで、上記メインコントローラ77により
制御されるICカード11に対する最大データ伝送量、Vpp
電源95によるカード用データ最大書込み電圧、Vppタイ
マ96による上記書込み電圧供給時間、Ippリミッタ97に
よるカード用データ最大許容書込み電流は、そのそれぞ
れが上記イニシャルパラメータRAM76にて一括記憶され
る上記アンサ・ツー・リセット・データに基づき設定さ
れる。
また、上記データ伝送ライン76aには、ICカード用動作
周波数セレクタ98が接続されている。このセレクタ98に
は、発振器99からの発振信号が分周器100を介して供給
され、一方、その動作周波数の設定された発振信号はcl
ock端子より出力される。さらに、上記イニシャルパラ
メータRAM76には、タイマ101が接続される。このタイマ
101には、上記ICカード11側より送られてイニシャルパ
ラメータRAM76にて一括記憶されるアンサ・ツー・リセ
ット・データに基づき、例えばターミナル41側からカー
ド11側に対して上記問合わせ信号“ENQ"あるいはその他
命令信号等を送信した時点からの最大応答待ち時間をカ
ウントするもので、この待ち時間内にカード11側より何
等かの応答信号が無い場合は、メインコントローラ77が
上記“ENQ"あるいはその他命令信号の送信を再び指示す
るか、またはリーダ・ライタ機構部102に対してリーダ
・ライタコントローラ80を介してカード11との接続断を
指示するようになっている。
また、メインコントローラ77のシステム制御ライン77a
には、上記比較部81、暗号化演算ユニット82、ラッチ回
路83、入出力コントローラ86等が接続され、システムの
動作状態に応じてメインコントローラ77から各回路部に
制御指令が送られる。表示ドライブコントローラ78は、
表示部44およびこの表示部44の背後に設けたEL表示素子
によるバックライト44aに対する表示コントローラを行
なうもので、このバックライト44aは、上記リーダ・ラ
イタ機構部102においてICカード11が挿着された時のみ
点灯制御されるようになっている。キーコントローラ79
は、キーボード43にキーサンプリング信号を与えてキー
入力信号を検知する。そして、リーダ・ライタコントロ
ーラ80は、上記リーダ・ライタ機構部102を駆動制御す
るもので、このリーダ・ライタ機構部102は、カード搬
送用のモータを備え、カード挿入口42から挿入されたIC
カード11を所定の位置まで搬送し、また、所定の処理を
終了したICカード11を、カード挿入口42まで戻すための
機構である。また、このリーダ・ライタ機構部102に
は、上記出力バッファ88、リセットコントローラ103、I
ppレベルラッチ部94、動作周波数セレクタ98、そしてVc
c電源104が接続され、それぞれ対応する端子I/O、Rese
t、Vpp、clock、Vccを、ICカード11の未挿入時において
のみハイ・インピーダンスに設定するようになってい
る。ここで、入力コントローラ90および出力バッファ88
を介して上記入出力端子I/Oに接続される出力コントロ
ーラ87は、上記イニシャルパラメータRAM76を介したメ
インコントローラ77からの指令に応じてカードターミナ
ル41とICカード11との間のデータの授受をコントロール
するもので、上記入力コントローラ90は、ICカード11か
ら送られてくるデータを入力バッファ89を介して上記ワ
ーキングRAM73等の記憶装置部に出力し、また上記出力
コントローラ87は、上記ターミナル属性ROM75等の記憶
装置より与えられるデータを出力バッファ88を介してIC
カード11側へ送出する。一方、上記入力バッファ89を介
して入力されるICカード11側からのデータは、バスライ
ンを介して比較部81に送られ、その比較出力は上記メイ
ンコントローラ77に供給される。さらに、上記出力コン
トローラ87は、暗号化演算ユニット82から与えられる暗
号データを出力バッファ88を介してICカード11へ送出す
る。上記暗号化演算ユニット82には、ワーキングRAM73
からシステムバス71を介して送られてくるデータ「PA
N」を、データROMで構成されるIPK(Issuer′s Public
Key)ROM105から与えられるパブリック・キー・コード
に従って暗号化する。上記IPKROM105内には、ICカード1
1のデータメモリ65内に記憶される「PRK」に対するパブ
リック・キー・コードが予め書込まれており、メインコ
ントローラ77から指令が与えられた際にその記憶コード
を出力する。
一方、ラッチ回路83にラッチされた「CA」は、暗号化演
算ユニット84及び解読用演算ユニット85に入力される。
また、上記暗号化演算ユニット84には、システムバス71
を介して所定のデータが入力されており、メインコント
ローラ77からの指令によってワーキングRAM73に記憶さ
れている「PAN」等を「CA」をキーにして暗号化処理を
行い入出力コントローラ86へ出力する。この入出力コン
トローラ86は、データベース、すなわち、ホストコンピ
ュータがオンライン接続されている場合に暗号化したデ
ータをホストコンピュータへ出力する。また、上記入出
力コントローラ86は、ホストコンピュータから送られて
くる暗号化データを解読用演算ユニット85により「CA」
に基づいて解読しシステムバス71に出力する。
〈発明の実施例の動作〉 次に、上記実施例の動作についてフローチャートを参照
して説明する。
まず、上記第1図にて示したように、ICカード11を製造
発行し、ユーザの「PIN」を登録した後の時点におい
て、そのカード11を利用する場合に、ユーザが上記第2
図に示すような電源投入されたカードターミナル41に対
してICカード11を挿着すると、本システムは、第5図に
おけるフローチャートに従って処理動作を開始する。
〈イニシャル処理〉 すなわち、第6図(A)のステップA1に示すように、タ
ーミナル41はICカード11に対して予め設定された初期設
定信号を送信する。この初期設定信号は、例えばメイン
コントローラ77の制御により、入出力端子I/OがH(ハ
イ)レベル、リセット端子ResetがL(ロー)からH
(ハイ)レベルに、Vcc端子およびVpp端子がそれぞれ5V
に、またクロック端子clockが4.9152MHzに設定されるも
ので、この初期設定信号はカード11側において、ステッ
プB1にて、対応する各端子I/O、Reset、Vpp、Vcc、cloc
kを介して受信される。するとICカード11は、ステップB
2にて、上記初期設定信号に基づく動作条件により動作
を開始する。
〈アンサ・ツー・リセット処理〉 こうして初期動作を開始したICカード11は、まずステッ
プB3において、システムコントローラ56の制御により、
データROM52に予め記憶されたアンサ・ツー・リセット
・データを読出し、システムバス51、出力バッファ61お
よび出力コントローラ62を介してI/O端子よりターミナ
ル41に送信する。ここで、上記データROM52にて記憶さ
れるアンサ・ツー・リセット・データの内容を、第7図
乃至第16図を参照して説明する。
まず、第7図は上記データROM52にて記憶されるアンサ
・ツー・リセット・データの全体構成を示すもので、同
図においてICカード11の各動作条件データは、それぞれ
インターフェイスバイトTA1,TB1,TC1およびTA2,TB2,TC
2,…にて示され、この各条件データが存在するかしない
かがフォーマットバイトTOにて示される。一方、TD1
は、上記TA2以降の条件データが存在するかしないかを
示すものであり、そしてイニシャルバイトTSは、これら
条件データを送信するにあたっての初期設定データであ
る。さらに、コンプリメンタリーバイトT1,T2,…TKは、
本カード11における条件データを増やす際に使用される
ものである。上記イニシャルバイトTS、フォーマットT
O、インターフェイスバイトは、8ビットのデータフォ
ーマットにて構成される。第8図は上記イニシャルバイ
トTSのコード内容を示すもので、8ビットコードa〜h
のうち、a,b,cは固定コードビット、dはパリティの使
用・未使用を示すビット、eはレベル属性を示すビッ
ト、fはデータの転送方向順序を示すビット、h,gはパ
リティ属性を示すビットである。第9図は上記第7図に
おけるフォーマットバイトTOのコード内容を示すもの
で、a,b,c,dは上記コンプリメンタリーバイトT1,T2,…,
TKの数を示すビット、eは上記インターフェイスバイト
TA1に条件設定データが有るか無いかを示すビット、f
は同じくインターフェイスバイトTB1の有り無しを示す
ビット、gはTC1の有り無しを示すビット、hはTD1の有
り無し、つまりインターフェイスバイトTA2以降に何等
かの条件設定データが有るか無いかを示すビットであ
る。第10図は上記第7図におけるインターフェイスバイ
トTA1を示すもので、8ビットコードのうち、a,b,c,dは
本カード11に対するデータ伝送の速度を設定するビット
エリア、e,f,g,hはクロック端子clockより取出される本
カード11の動動周波数を設定するビットエリアである。
次に、第11図は上記第7図におけるインターフェイスバ
イトTB1を示すもので、8ビットコードのうち、a〜e
は本カード11のデータメモリ65に対するデータ書込み電
圧を設定するビットエリアであり、ここではVpp=5V〜2
5Vまでが各種カードに応じて設定可能となっている。ま
た、f〜gは同じくデータメモリ65に対するデータ書込
み電流の許容値を設定するビットエリアであり、ここで
はIpp=50mA〜100mAまでが各種カードに応じて設定可能
となっている。尚、本実施例では、Ippの値を50mA,100m
Aの何れかに指定しているが、指定する電流値およびそ
の範囲は任意に設定できる。第12図は上記インターフェ
イスバイトTC1を示すもので、ここでは8ビットコード
a〜hの全てが本カード11に対するデータ伝送間隔(Gu
ard Time)を設定するエリアである。第13図は上記イン
ターフェイスバイトTDnを示すもので、ここでは、8ビ
ットコードのうちa〜dの4ビットを未使用ビットと
し、e,f,g,hのそれぞれによって後続するインターフェ
イスバイトTAn1,TBn1,TCn1,TDn1に条件設定データが有
るか無いかを示している。そして、第14図は上記第7図
におけるインターフェイスバイトTA2を示すもので、こ
こでは8ビットコードの全てが本カード11に対する許容
の最大データ伝送量を設定するエリアであり、各種カー
ドの読込み能力に応じて1〜255バイトまで設定可能と
なっている。そしてまた、第15図は上記第7図における
インターフェイスバイトTB2を示すもので、8ビットコ
ードa〜hの全てが本カード11に対する応答信号の待ち
時間を設定するエリアであり、各種カードのデータ処理
能力に応じて100mS〜25,500mSまで設定可能となってい
る。さらに、第16図は上記第7図におけるインターフェ
イスバイトTC2を示すもので、8ビットコードa〜hの
全てが本カード11に対するデータ書込み電圧Vppの最大
連続印加時間を設定するエリアであり、各種カードのデ
ータ書込み能力あるいは耐圧性能に応じて100mS〜25,50
0mSまで設定可能となっている。
すなわち、上記したようにイニシャルバイトTS、フォー
マットバイトTO、インターフェイスバイトTA1,TB1,TC1,
TD1,TA2,…,TKにて構成されるアンサ・ツー・リセット
・データを、ターミナル41側は、ステップA2にて待機受
信する。この場合、カード11側より送られてくるアンサ
・ツー・リセット・データが初期設定されたデータ待機
時間(例えば100mS)内に受信されたか否かをステップA
3にて判断する。このステップA3においてYes、つまりタ
イマ101にて設定されるデータ待機時間内に、上記アン
サ・ツー・リセット・データが、I/O端子,入力コント
ローラ90,入力バッファ89,システムバス71を介してイニ
シャルパラメータRAM76内に書込まれたことが、メイン
コントローラ77にて判断されると、ステップA4に進み、
上記メインコントローラ77はさらに上記イニシャルパラ
メータRAM76内の書込みデータが本ターミナル41に対応
する正しいものであるか否かを判定する。このステップ
A4においてYesと判定されると、ステップA5に進み、メ
インコントローラ77はイニシャルパラメータRAM76内の
各インターフェイスバイトを、ICカード11の動作条件設
定データとして各対応する回路に割当てセットする。す
なわち、インターフェイスバイトTA1に相当するICカー
ド11の動作周波数設定データは、データ伝送ライン76a
を介してICカード用動作周波数セレクタ98にセットさ
れ、また、インターフェイスバイトTB1に相当するデー
タメモリ65に対する書込み電圧設定データおよび最大許
容書込み電流設定データは、それぞれVppレベルラッチ
部92およびIppレベルラッチ部94にセットされる。そし
て、上記インターフェイスバイトTA2に相当するICカー
ド11に対する最大データ伝送量の設定データはメインコ
ントローラ77自身にセットされ、上記TB2に相当する応
答信号待ち時間の設定データはタイマ101にセットされ
る。この場合、上記ステップA2において、このタイマ10
1にセットされていた一定データ待機時間は、現在装着
中のICカード11専用の待ち時間に書換えられるようにな
る。また、さらに上記インターフェイスバイトTC2に相
当するデータメモリ65に対する書込み電圧印加時間の設
定データは、Vppタイマラッチ部93にセットされる。こ
れにより、メインコントローラ77が制御する最大データ
伝送量、Vpp電源95により定められるデータ書込み電
圧、Vppタイマ96により定められるデータ書込み電圧連
続印加時間、Ippリミッタ97により定められるデータ書
込み電流の許容値、そして動作周波数セレクタ98により
定められるカード用の動作周波数は、そのそれぞれすべ
てが上記イニシャルパラメータRAM76に書込まれたアン
サ・ツー・リセット・データに基づき、現在装着中のカ
ード11専用の動作条件に対応する値にセットされるよう
になる。したがって、例えば各カード毎にデータ書込み
電圧Vppおよびその連続印加時間、許容電流Ippあるいは
データ読込み能力、応答能力等の動作条件が異なってい
ても、カード11側においてアンサ・ツー・リセット・デ
ータの発信機能、ターミナル41側においてその条件デー
タのセット機能を備えていれば、あらゆる性能のカード
に対応する動作条件を設定することができる。
一方、上記ステップA3においてNO、あるいはステップA4
においてNoと判定されると、ステップA6に進み、そのNo
と判定された回数が3回に達したか否かが判断される。
この場合、上記ステップA2あるいはA3においてNoと判定
された回数は、ワーキングRAM73のカウントデータエリ
アにて記憶するもので、このカウントデータの値をメイ
ンコントローラ77にてチェックすることにより、ステッ
プA6における判断が行なわれる。そして、このステップ
A6においてNoと判断された場合には、再び上記ステップ
A1に進み、ICカード11に対するイニシャルデータの送信
を行なう。一方、上記ステップA6においてYes、つまり
カード11側より発信されたアンサ・ツー・リセット・デ
ータは、確実に本ターミナル41に対応するものではない
と判断されると、メインコントローラ77はリーダ・ライ
タコントローラ80に制御命令を送信することによりリー
ダ・ライタ機構部102内のプランジャを弾き、カードロ
ック機構を解除しICカード11を排出してその接続関係を
断つ。これにより、例えば本ターミナル41に装着された
ICカード11が、全くこのシステムに対応しないものであ
るか、あるいはその動作条件の設定が不可能であるもの
の場合には、予め上記ステップA6においてカード11との
接続は断たれ、トラブルの発生は未然に防止されるよう
になる。
〈セレクティング処理〉 次に、上記ステップA5において、被装着カード11に対す
るイニシャルパラメータのセットが完了すると、第6図
(B)にて示すステップA7に進み、メインコントローラ
77は、システムプログラムROM74より“ENQ"コード、す
なわち上記ステップA5にてセットした動作条件で正常に
相手側のカード11が作動するか否かを確認する問合わせ
の用のコードを取出し、システムバス71,出力コントロ
ーラ87,出力バッファ88およびI/O端子を介してICカード
11側に送信する。すると、カード11側では、I/O端子を
介して送られてきた“ENQ"信号を入力コントローラ60お
よび入力バッファ59を介して受信し、ワーキングRAM56
に書込む(ステップB4)。この場合、ステップB5におい
て、上記入力コントローラ60は上記“ENQ"信号のパリテ
ィチェックを行なうもので、ここでYes、つまり入力信
号のパリティチェックOKと判定されると、ステップB6に
進み、システムコントローラ56は、上記ワーキングRAM5
5内に書込まれた“ENQ"コードを正規の“ENQ"コードと
して受けることができるか否かを判別する。このステッ
プB6においてTes、つまり上記“ENQ"コードを正常の動
作状態にて正規に受けることができると判別されると、
ステップB7に進み、システムコントローラ56は、本カー
ド11が上記ターミナル41側での設定動作条件により正常
な動作状態にあるという判断に基づき、システムプログ
ラムROM54より“ACK"コードを取出し、出力バッファ61,
出力コントローラ62およびI/O端子を介してターミナル4
1側に送信する。一方、上記ステップB5あるいはB6にお
いてNoと判定されると、ステップB8に進み、システムコ
ントローラ56は、本カード11が上記ターミナル41側での
設定動作条件では正常に動作しないという判断、あるい
はターミナル41,カード11間の伝送系に何等かの異常が
あるという判断に基づき、システムプログラムROM54よ
り“NAC"コードを取出し、出力バッファ61,出力コント
ローラ62およびI/O端子を介してターミナル41側に送信
する。
すると、ターミナル41側では、上記カード11側よりI/O
端子を介して送られてくる“ACK"信号あるいは“NAC"信
号を、ステップA8において待機受信する。この場合、上
記“ACK"信号あるいは“NAC"信号が、上記ステップA5に
おいてタイマ101に設定されたICカード11の応答待ち時
間(例えば150mS)内に受信されたか否かをステップA9
にて判断する。このステップA9においてYes、つまりタ
イマ101にて設定されるICカード11の応答待ち時間内
に、上記“ACK"信号あるいは“NAC"信号が、I/O端子,
入力コントローラ90,入力バッファ89,システムバス71を
介してワーキングRAM73内に書込まれたことが、メイン
コントローラ77にて判断されると、ステップA10に進
み、上記メインコントローラ77はさらに上記ワーキング
RAM73内の書込みデータが本ターミナル41に対応する正
しいものであるか否かを判定する。このステップA10に
おいてYesと判定されると、ステップA11に進み、メイン
コントローラ77はワーキングRAM73内に書込まれたコー
ドが“ACK"か否かを判断する。そして、このステップA1
1においてYes、つまり上記ステップA8にて受信したカー
ド11側からの信号は“ACK"であり、上記ステップA5にお
いて設定した各動作条件により、カード11が正常に作動
していることが確認されると、ターミナル→カード間の
伝送系異常無しとしてステップA12に進み、メインコン
トローラ77は、ターミナル属性ROM75に記憶されたター
ミナルの種類に応じて異なるターミナルコードTCを取出
し、出力コントローラ87を介して出力バッファ88にラッ
チさせ、次のステップ以降における属性交換処理に備え
る。
一方、上記ステップA9、A10あるいはA11においてNoと判
定されると、ステップA13に進み、そのNoと判定された
回数が3回に達したか否かが判断される。この場合、上
記ステップA9、A10あるいはA11においてNoと判定された
回数は、ワーキングRAM73のカウントデータエリアにて
記憶するもので、このカウントデータの値をメインコン
トローラ77にてチェックすることにより、ステップA13
における判断が行なわれる。そして、このステップA13
においてNoと判断された場合には、再び上記ステップA7
に進み、ICカード11に対する“ENQ"コードの送信を行な
う。一方、上記ステップA13においてYes、つまりカード
11側より送信された信号内容は本ターミナル41に対応す
るものではないと判断されるか、あるいはカード11側か
ら送信された信号が“NAC"信号であり、上記ステップA5
において設定した各動作条件ではICカード11は正常動作
しない、あるいはターミナル→カード間の伝送系に何等
かの異常有りと判断されると、メインコントローラ77は
リーダ・ライタコントローラ80に制御命令を送信するこ
とにより、リーダ・ライタ機構部102内のプランジャを
弾き、ICカード11を排出してその接続関係を断つ。これ
により、上記ステップA5におけるイニシャルパラメータ
のセット後においても、本ターミナル41に装着したICカ
ード11が正常動作を行なわない場合には、カード→ター
ミナル不対応あるいは伝送系異常としてカード11との接
続は断たれ、トラブルの発生は未然に防止されるように
なる。
〈属性交換処理〉 次に、第6図(C)以降に示される属性交換の処理動作
について説明する。
まず、ステップA14に示すように、ターミナル41は、上
記ステップA12において出力バッファ88にラッチセット
したターミナルコードTCを、I/O端子を介してカード11
側に伝送する。この場合、ターミナルコードTCは、例え
ば第17図に示すようなデータフォーマットに組まれて伝
送されるもので、カード11側では、ステップB9におい
て、このターミナルコードTCを入力コントローラ60およ
び入力バッファ59を介して受信し、ワーキングRAM55に
て記憶する。この場合、ステップB10において、上記入
力コントローラ60は、上記ターミナルコードTCの組込ま
れた伝送信号のパリティチェックを行ないそのデータ内
容が正しいか否かを判定するもので、ここでYes、つま
り伝送信号のパリティチェックOKと判定されると、ステ
ップB11に進み、システムコントローラ56は、アプリケ
ーションROM53に記憶されたカードの種類に応じて異な
るアプリケーションネームAPNを取出し出力バッファ61
にラッチさせ、次のステップに備える。そして、ステッ
プB12において、上記ステップB11にて出力バッファ61に
ラッチセットしたアプリケーションネームAPNを、出力
コントローラ62およびI/O端子を介してターミナル41側
に伝送する。この場合、アプリケーションネームAPN
は、例えば第18図に示すようなデータフォーマットに組
まれてカード種別コードとして伝送されるもので、その
ネームエリアは、例えば拡張バイト(2バイト)を含め
て12バイトで構成される。また、このアプリケーション
ネームAPNの伝送時においては、データメモリ65内にて
記憶されるカードステイタスデータSTをも、リード・ラ
イトコントローラ58およびカードステイタスバッファ66
を介して、上記カード種別コードとしてターミナル41側
に伝送される。一方、上記ステップB10においてNoと判
定されると、ステップB13に進み、システムコントロー
ラ56は上記ターミナルコードTCの読込み不可能との判断
に基づき、システムプログラムROM54より“NAC"コード
を取出し、出力バッファ61,出力コントローラ62およびI
/O端子を介してターミナル41側に送信する。
すると、ターミナル41側では、上記カード11側よりI/O
端子を介して送られてくるカード種別コードまたは“NA
C"信号を、ステップA15において受信し、ワーキングRAM
73に記憶させる。そして、ステップA16に進み、メイン
コントローラ77は上記ワーキングRAM73内の書込みデー
タが本ターミナル41に対応する正しいものであるか否か
を判定する。このステップA16においてYesと判定される
と、ステップA17に進み、メインコントローラ77はワー
キングRAM73内に書込まれたデータが“NAC"か否かを判
断する。このステップA17においてNo、つまり上記カー
ド11側より送られたデータは、“NAC"ではなく、カード
アプリケーションネームAPNとカードステイタスデータS
Tを含んだカード種別コードであると判断されると、ス
テップA18およびA19に示すような、カード種別判定フロ
ーに進む。
一方、上記ステップA16においてNoあるいはA17において
Yesと判定されると、ステップA20に進み、ステップA16
においてはNo、ステップA17においてはYesと判定された
回数がn回(例えばn=2)に達したか否かが判断され
る。この場合、上記ステップA16あるいはA17においてNo
あるいはYesと判定された回数は、ワーキングRAM73のカ
ウントデータにて記憶するもので、このカウントデータ
の値をメインコントローラ77にてチェックすることによ
り、ステップA20における判断が行なわれる。そして、
このステップA20においてNoと判断された場合には、再
び上記ステップA14に進み、ICカード11に対するターミ
ナルコードTCの伝送を行なう。一方、上記ステップA20
においてYes、つまりカード11側より送信された信号内
容は本ターミナル41に対応するものではないと判断され
るか、あるいはカード11側から送信された信号が“NAC"
信号であり、上記ステップB10の時点において、既にタ
ーミナルコードTCは受信不可能となっていると判断され
ると、メインコントローラ77はリーダ・ライタコントロ
ーラ80に制御命令を送信することにより、リーダ・ライ
タ機構部102内のプランジャを弾き、ICカード11を排出
してその接続関係を断つ。これにより、ターミナル41側
におけるイニシャルパラメータのセットによりICカード
11が正常動作を開始した後の段階においても、ターミナ
ルコードTCおよびカード種別コードのデータ授受が旨く
行なわれない場合には、カード→ターミナル不対応とし
てカード11との接続は断たれ、トラブルの発生は未然に
防止されるようにになる。
〈アプリケーションネームの判別処理〉 次に、上記ステップA18およびA19におけるカード種別判
定動作を説明する。
第19図は上記カード種別判定動作を詳細に示すもので、
まず、上記ステップB12において、既にカード11側より
送られワーキングRAM73内に記憶されたカード種別コー
ド(アプリケーションネームAPN)を、ステップA19aに
おいて、メインコントローラ77にて取出し、ターミナル
属性ROM75にて予め記憶されているアプリケーションネ
ームAPNと、その用途種別が対応関係にあるかどうかを
判断する。ここで、本ターミナル41のターミナルコード
TCがマーチャントコードでアプリケーションネームAPN
が例えばabc銀行店頭設置用であると仮定して、カード1
1側より送られるカード種別コードのアプリケーション
ネームAPNが例えばabc銀行預金出入れ用のabc銀行cd支
店である場合には、上記ステップA19aにおいて両アプリ
ケーションネームが一致すると判定され、ステップA21
以降の情報交換処理に移行する。このステップA21で
は、上記ステップA19aにおいて、現在装着中のICカード
11は本ターミナル41にその種別が一致したいという判断
に基づき、初めてシステムプログラムROM74より正式な
命令コードを取出しカード11側に伝送する。
一方、上記ステップB12においてターミナル41側に伝送
されるカード種別コードのアプリケーションネームAPN
が、例えば一般買物用のxy信販クレジットカードである
場合には、上記ステップA19aにおいてカード種別が不一
致と判定され、ステップA22におけるカード排出処理に
移行する。このステップA22では、上記ステップA19aに
おいて、現在装着中のICカード11は本ターミナル41にそ
の種別が一致しないものであるという判断に基づき、メ
インコントローラ77がリーダ・ライタコントローラ80に
制御命令を送信することによりリーダ・ライタ機構部10
2内のプランジャを弾き、ICカード11を排出してその接
続関係を断つ。また、これと共に、表示ドライブコント
ローラ78にも制御命令を送信し、表示部44に対してカー
ド種別が不一致であることを表示させる。尚、上記実施
例では、アプリケーションネームAPNがターミナル属性R
OM75に予め記憶されているが、ターミナルのパワーオン
後に起動用のカードを挿入することにより、アプリケー
ションネームAPNをワーキングRAM55に書込むようにして
もよい。以上のように、例えばICカード11の用途目的が
ターミナル41の種類に一致しない場合には、実際の情報
交換が行なわれる以前に、予めカード11との接続を断つ
ようにしたので、ターミナル誤動作等のトラブル発生を
未然に防ぐことができる。
〈命令コードの判別処理〉 次に、上記カード種別判定動作の後に、ターミナル41側
よりカード11側へ命令コードを送って実際の情報交換処
理を行なう際の、ターミナル命令確認動作について説明
する。
第20図は上記ターミナル命令確認動作を詳細に示すもの
で、まず、上記ステップA14において、既にターミナル4
1側より送られICカード11のワーキングRAM55内に記憶さ
れたターミナルコードTCと、上記第19図における、ステ
ップA21(情報交換開始ステップ)において送られてく
る命令コード(COM)とを、ステップB14において、所定
の関係式をもって演算加工する。そして、このステップ
B14にてそれぞれ演算加工したターミナルコードTC′と
その命令コード(COM′)とが、それぞれ正規の対応関
係にあるかどうかをステップB15において比較判断す
る。ここで、上記ステップA21において送られてくるタ
ーミナル命令コード(COM′)が例えば暗証番号の比較
照合命令(PIN Compare)である場合には、上記ステッ
プB15においてターミナル命令コード一致(TC=PIN Com
pare)と判定される。また、ターミナル命令コードが例
えば暗証番号の書込み命令(PIN Write)である場合に
は、上記ステップB15においてターミナル命令コード不
一致(TC′≠PIN Write′)と判定される。すなわち、
上記ステップB15におけるターミナルコードTC′とその
命令コードCOM′との比較判定結果は、第21図に示すよ
うなターミナルコードと命令コードとの対応表に従うも
のであり、各種ターミナルにおいて存在すべき命令コー
ド(○印で示している)がカード側に送られた時のみ一
致の判定が下され、その他存在すべきでない命令コード
が送られた時には不一致の判定が下される。そして、上
記ステップB15において、ターミナルコードTC′と命令
コードCOM′との一致判定が下されると、ステップB16に
進み、ターミナル41との対応が確認された命令コード
(この場合、暗証番号比較照合命令)に従って、例えば
ターミナル41よりキー入力される暗証番号と本カード11
のデータメモリ65内に記憶されるPINとを、比較部63に
て比較処理する。そして、上記比較した互いの暗証番号
PINが一致すると、金銭取引きの情報交換処理動作に移
行する。一方、上記ステップB15において、ターミナル
コードTC′と命令コードCOM′との不一致判定が下され
ると、ステップB17に進み、システムコントローラ56
は、ターミナル41に対して、上記ステップA21にて送信
した命令コードがターミナルコードTCに対応していない
誤り命令コードであることを知らせると共に、システム
プログラムROM54あるいはデータメモリ65にロックを掛
け、メモリ内容の不正な読出しあるいは書替え等を未然
に防止する。したがって、例えば、ターミナル41側に何
等かの細工を施して、被装着ICカード11の内容を不正利
用しようとした場合でも、不正命令コードに基づく命令
の実行は不可能であり、安全性の高いICカードシステム
を実現できる。
〈カードステイタスの登録および確認処理〉 次に、本ICカードシステムにおけるカードステイタス登
録機能について説明する。
第22図はそのカードステイタス登録機能およびその確認
動作を示すフローチャートであり、まず、ステップA101
における、ICカード11の製造終了時点において、例えば
前記第1図に示すようなカード製造ターミナル12にて、
ICカード11のデータメモリ65内に製造終了ステイタスを
書込む。このカード製造工程の終了後において、カード
発行工程に進み、カード発行ターミナル22にICカード11
を装着すると、まずターミナル22は、ステップA102にお
いて、上記カード11側データメモリ65内のステイタスデ
ータSTを読込み、製造終了ステイタスが有るか無いかを
判断する。このステップA102においてYesと判断される
と、所定のカード発行工程を終了したのち、ステップA1
03に進み、カード発行ターミナル22により上記カード11
内のデータメモリ65に対して、さらに発行工程終了ステ
イタスを書込む。このカード発行工程の終了後におい
て、暗証番号PIN登録工程に進み、PIN登録用ユーザター
ミナル32にICカード11を装着すると、まずターミナル32
は、ステップA104において、上記カード11側データメモ
リ65内のステイタスデータSTを読込み、発行終了ステイ
タスが有るか無いかを判断する。このステップA104にお
いてYesと判断されると、所定のPIN登録工程を終了した
後、ステップA105に進み、ユーザターミナル32により上
記カード11内のデータメモリ65に対して、PIN登録ステ
イタスを書込む。このPIN登録工程の終了後において、
店頭利用工程に進み、例えば前記第2図に示すような店
頭ターミナル41にICカード11を装着すると、まずターミ
ナル41は、ステップA106において、上記カード11側デー
タメモリ65内のステイタスデータSTを読込み、PIN登録
ステイタスが有るか無いかを判断する。このステップA1
06においてYesと判断されると、ステップA107に進み、
店頭における商品の購入が可能になる。ここで、第23図
は上記ICカード11のデータメモリ65内に記憶されるカー
ドステイタスデータSTのコード内容を示すもので、8ビ
ットコードのうち、bが上記ステップA101において書込
まれる製造工程終了ステイタスを示すビット、cが上記
ステップA105において書込まれるPIN登録ステイタスを
示すビット、そしてdが上記ステップA103において書込
まれる発行工程終了ステイタスを示すビットである。さ
らに、このステイタスデータST内には、aに照合番号を
3回連続して間違えた状態を示すビット、fにターミナ
ル41からの書込み命令に対して書込み項目エリアの存在
しない状態を示すビット、そしてhにカード無効状態を
示すビットが設けられている。eおよびgは未使用ビッ
トである。
一方、上記ステップA102あるいはA104においてNo、つま
りカード発行工程に進んだ際に、ICカード11のデータメ
モリ65内に製造工程終了ステイタスが書込まれていな
い、つまり上記第23図におけるビットエリアbに“1"が
立っている、あるいはPIN登録工程に進んだ際に、ICカ
ード11のデータメモリ65内に発行工程終了ステイタスが
書込まれていない、つまり上記第23図におけるビットエ
リアdに“1"が立っていると判断されると、ステップA1
08に進み、各ターミナル22あるいは32は、当然終了した
はずの工程を終了していないという、「システム不正使
用の可能性有り」の判断に基づき、ICカード11のフラグ
64にフラグを断て、システムコントローラ56の実質的な
制御が不能になるようにする。これによりカード自体を
無効にする。さらに、上記ステップA106においてNo、つ
まり店頭利用工程に進んだ際に、ICカード11のデータメ
モリ65内にPIN登録ステイタスが書込まれていない、つ
まり上記第23図におけるビットエリアcに“1"が立って
いると判断されると、当然店頭設置のターミナル41で
は、暗証番号PINによる本人照合が行なえないので、商
品の購入は不可能であり、必然的に上記PIN登録工程に
おけるPINの登録が要求される。しかし、この場合前記
第1図を用いて説明したように、ユーザターミナル32に
てPINの登録を行なうには、発行者よりユーザ側に直接
別便にて送られてくる照合番号IPINがPIN書込みのキー
コードとして必要となるので、例えばこのICカードが第
3者により盗難されたものであれば、PINの登録は絶対
に行なうことができないので、不正使用は不可能とな
る。これにより、例えば正規のカード製造、発行および
PIN登録ルートを経過してないICカードを不正利用しよ
うとしても、その都度、カード内データメモリ65のカー
ドステイタスデータSTがチェックされるので、未然にカ
ード犯罪を防止することが可能となる。一方、上記第23
図におけるビットエリアa、f、hを実際のカード使用
の際に適宜ターミナルにて表示等して利用することによ
り、例えばPINのキー入力間違えによるトラブルの発生
を軽減することも可能である。
したがってこのように構成されるICカードシステムによ
れば、まず、上記第6図(A)におけるステップB3→A2
乃至A5において、カード11側のデータROM52内に予めア
ンサ・ツー・リセット・データとして記憶されるカード
自身のデータ処理能力に応じた信号応答時間の設定デー
タを、ターミナル41との接続時において、ターミナル41
側のイニシャルパラメータRAM76に伝送記憶させ、そし
て、上記第6図(B)のステップA7において、ICカード
11に対する送信を行なう際には、ステップA8→A9におい
て、上記イニシャルパラメータRAM76よりタイマ101にセ
ットされた信号応答時間の設定データに基づく応答信号
の待ち時間に従って、ICカード11からの応答信号を受信
し、上記待ち時間内にカード11側からの応答信号が無い
場合には、ステップA13よりカード排出処理フローに進
んで、カードターミナル41とICカード11との接続を断つ
ようにしたので、常にカード11側の信号応答時間に適合
したスピーディな情報交換を行なえると共に、例えばカ
ード11側より上記応答信号の待ち時間を越えて出力され
る異常な応答信号は、予めカード11との接続が断たれる
ことによりターミナル41側には受信されることが無いの
で、誤った情報交換処理が行なわれるのを未然に防止す
ることができる。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、予めICカード内に、そ
のカード自身のデータ処理能力に応じて定められる信号
応答時間の設定データを記憶させ、カードターミナルが
ICカードに対して送信を行なった際に、ICカードからの
応答信号を上記カード側にて記憶される信号応答時間の
設定データに基づく応答信号待ち時間に従って受信し、
上記ICカードからの応答信号が上記応答信号待ち時間内
に受信されない場合にはカードターミナルとICカードと
の接続を断つように構成したので、例えばICカードの高
性能化に伴いその信号応答速度が変化した場合でも、各
種ICカードに応じてカードターミナル側における応答信
号の待ち時間を設定することが可能となり、正規の信号
応答時間内にのみICカードとのデータ授受を行なって異
常信号の受信を未然に防止できる共に、あらゆるカード
に対する適確な情報交換が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係わるICカードシステム
におけるICカードの製造,発行および暗証番号(PIN)
の登録工程を示す図、第2図は上記ICカードシステムに
おけるICカードおよびそのカードターミナルを示す外観
構成図、第3図は上記ICカードシステムにおけるICカー
ドの回路構成を示す図、第4図は上記ICカードシステム
におけるカードターミナルの回路構成を示す図、第5図
は上記ICカードシステムにおける動作全体の流れを簡略
化して示すフローチャート、第6図(A)乃至(C)は
上記ICカードシステムにおける動作全体の流れを上記カ
ードターミナル側とICカード側とで対応させて示すフロ
ーチャート、第7図は上記ICカード内にて記憶されるア
ンサ・ツー・リセット・データを示す全体構成図、第8
図は上記第7図におけるイニシャルバイトTSのコード内
容を示す図、第9図は上記第7図におけるフォーマット
バイトTOのコード内容を示す図、第10図は上記第7図に
おけるインターフェイスバイトTA1のコード内容を示す
図、第11図は上記第7図におけるインターフェイスバイ
トTB1のコード内容を示す図、第12図は上記第7図にお
けるインターフェイスバイトTC1のコード内容を示す
図、第13図は上記第7図におけるインターフェイスバイ
トTDnのコード内容を示す図、第14図は上記第7図にお
けるインターフェイスバイトTA2のコード内容を示す
図、第15図は上記第7図におけるインターフェイスバイ
トTB2のコード内容を示す図、第16図は上記第7図にお
けるインターフェイスバイトTC2のコード内容を示す
図、第17図は上記カードターミナル内に記憶されるター
ミナルコード(TC)をICカード側に伝送する際のデータ
フォーマットを示す図、第18図は上記ICカード内に記憶
されるカードアプリケーションネーム(APN)およびカ
ードステイタスデータ(ST)をカードターミナル側に伝
送する際のデータフォーマットを示す図、第19図は上記
ICカードシステムにおけるカードターミナル側において
ICカードより伝送されるカード種別コードに基づき実行
されるカード種別判定動作を示すフローチャート、第20
図は上記ICカードシステムにおけるICカード側において
カードターミナルより伝送されるターミナルコードとタ
ーミナル命令コードとに基づき実行されるターミナル命
令確認動作を示すフローチャート、第21図は上記ターミ
ナル命令確認動作におけるターミナルコードとターミナ
ル命令コードとの対応関係を示す図、第22図は上記ICカ
ードシステムにおけるカードステイタス登録機能を示す
フローチャート、第23図は上記ICカード内に記憶される
カードステイタスデータ(ST)のコード内容を示す図で
ある。 11…ICカード、41…カードターミナル、42…カード挿入
口、51…ターミナルシステムバス、52…データROM、56
…システムコントローラ、61…カード出力バッファ、65
…データメモリ、71…ターミナルシステムバス、76…イ
ニシャルパラメータRAM、77…メインコントローラ、80
…リーダ・ライタコントローラ、89…ターミナル入力バ
ッファ、101…タイマ、102…リーダ・ライタ機構部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−147058(JP,A) 特開 昭59−107483(JP,A) 家木、林、広川「ICカードの規格化経 緯と概論」初版(S60−7−10)日本事務 機械工業会

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICカードおよびこのICカードが装着される
    カードターミナルからなるICカードシステムにおいて、 上記ICカードは、上記ICカードのデータ処理能力に応じ
    て定められる信号応答時間の設定データ及びICカード自
    身に対する他の動作条件設定データを記憶する記憶手段
    と、上記カードターミナルに装着された時に上記記憶手
    段の応答時間の設定データ及び他の動作条件設定データ
    を出力する設定データ出力手段と、上記カードターミナ
    ルから送出される特定の信号に応じて応答信号を出力す
    る応答信号出力手段とを具備し、 上記カードターミナルは、上記ICカードとのデータ送受
    信のために上記設定データ出力手段から出力された動作
    条件設定データに基づき内部状態を設定する状態設定手
    段と、この状態設定手段で設定されたカードターミナル
    の内部状態で正常に上記ICカードが作動するか否かを確
    認する問い合わせ用の特定信号を記憶する特定信号記憶
    手段と、上記状態設定手段で設定された状態に基づいて
    上記特定信号を出力する特定信号出力手段と、上記設定
    データ出力手段から出力された応答時間の設定データに
    基づいて待ち時間を設定する待ち時間設定手段と、上記
    特定信号出力手段により特定信号が送信された時点から
    上記ICカードの応答信号出力手段から出力された応答信
    号を受信するまでの時間が上記待ち時間設定手段に設定
    された待ち時間以内であるか否かを判定する判定手段
    と、この判定手段で上記ICカードからの応答信号が上記
    待ち時間以内に受信されないと判定された場合に上記IC
    カードとの接続を断つ接続制御手段とを具備することを
    特徴とするICカードシステム。
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家木、林、広川「ICカードの規格化経緯と概論」初版(S60−7−10)日本事務機械工業会

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