JPH0760452B2 - Icカ−ドシステム - Google Patents

Icカ−ドシステム

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JPH0760452B2
JPH0760452B2 JP14063586A JP14063586A JPH0760452B2 JP H0760452 B2 JPH0760452 B2 JP H0760452B2 JP 14063586 A JP14063586 A JP 14063586A JP 14063586 A JP14063586 A JP 14063586A JP H0760452 B2 JPH0760452 B2 JP H0760452B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明はオフラインでの不正取引の防止を図ったICカ
ードシステムに関する。
[従来技術とその問題点] 近年、キャッシュレス時代と呼ばれており、クレジット
カード会社などにより発行されたカードを使用すること
により現金の取扱いをせずに商品の購入が可能になって
いる。
従来、使用されているカードとしてはプラスチックカー
ド、エンボスカード、磁気ストライプカードなどがある
が、これらのカードは構造上偽造が容易であるため、不
正使用が問題になっている。
そこで、このような問題を解決するため、カード内部に
暗証番号などを記憶したIC回路を組込み、暗証番号が外
部から容易に読出せないようにした情報カード、所謂IC
カードが考えられおり、このようなICカードとターミナ
ルとを組合わせたICカードシステムが開発されている。
ところで、このようなICカードシステムでは、ICカード
を銀行などのコンピュータに接続されたターミナルを介
して使用する、所謂オンラインでの使用の他に、単独で
店頭に設置されたターミナルを介して使用する、所謂オ
フラインでの使用が可能になっている。しかしながら、
特にオフラインではデータの管理が各ターミナル毎に分
散するため、各種のカード犯罪が発生し易くなる。
そこで、従来のICカードシステムでは、オフラインでの
カード犯罪を防止するため、例えばオフラインでの1回
当りの取引金額を決めるなどの対策が考れられている。
ところが、このようにしても従来のICカードシステムで
は、各ターミナル毎に制限金額を管理するようになって
いるため、買物をする店を変えるだけで、制限金額に関
係なく取引が可能となり、犯罪に使用された場合には被
害額が膨大なものになってしまうおそれがある。
一方、このような不都合を防止するため、オフラインで
の連続使用回数を一定に設定したものも考えられてい
る。ところが、このようにすると、オフラインでの連続
使用回数が一度知れると、この範囲内で安全に不正を働
くことができるおそれが生じ、オフラインでの使用の安
全性が著しく悪化する欠点があった。
[発明の目的] この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、オフラ
インでの連続使用回数を所定の範囲で不定とすることに
よりオフラインにおける不正使用を防止し得、安全性の
向上を図ったICカードシステムを提供することを目的と
する。
[発明の要点] この発明にかかるICカードシステムは、ICカードおよび
該カードが接着されるターミナルを有するものであっ
て、ICカードのオフラインでの使用が第1の設定値を超
えた場合に上記カードのオフラインでの使用を不可と
し、使用回数が第1の設定値より少ない第2の設定値を
超えかつ第1の設定値以下の場合には、発生される乱数
に基づき所定の確率で今回のオフラインでの使用を許可
するようにしたものである。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図面にしたがい説明する。
まず、第1図はICカード5が装着されるターミナル1の
回路構成を示したものである。図において、11はシステ
ムバスで、このシステムバス11には、サウンドコントロ
ーラ12、ワーキングRAM13、システムプログラムROM14、
ターミナル属性ROM15、イニシャルパラメータRAM16、メ
インコントローラ17、表示ドライブコントローラ18、キ
ーコントローラ19、リーダライタコントローラ20、比較
器21、「RSA」アルゴリズムにもとづく暗号化を行なう
暗号化ユニット22、出力コントローラ23を介した出力バ
ッファ24、入力バッファ25を介した入力コントローラ26
が夫々接続される。
サウンドコントローラ12には、スピーカ27が接続され、
必要に応じてアラーム音を出力するようにしている。
ワーキングRAM13はメモリエリアにICカード5側から送
られてくる「PAN」、「CHN」、「EPD」、などが記憶さ
れる他、ターミナル1内での各種処理データが記憶され
る。
システムプログラムROM14は各種システムプログラムと
ともにICカード5とマッチングを図るためのENQコード
などを備えている。
ターミナル属性ROM15はその用途に応じたターミナルコ
ードTC(例えば製造コード、発行コード、商店コードな
ど)を記憶している。
イニシャルパラメータRAM16はICカード5からのアンサ
・ツー・リセット・データが一括記憶される。このイニ
シャルパラメータRAM16には伝送ライン16aを介して出力
コントローラー23、入力コントローラ26およびVppレベ
ルラッチ部28、Vppタイマラッチ部29、Ippレベルラッチ
部30が接続され、これらラッチ28、29、30には対応する
Vpp電源31、Vppタイマ32、Ippリミッタ33が接続されて
いる。
ここで、Vpp電源31はICカード5のデータメモリへのデ
ータ書込みに使用する電圧Vppを確保するためのもので
ある。また、Vppタイマ32はICカード5より指定される
単位処理最大時間を確保するためのものである。さらに
Ippリミッタ33はデータ書込み電流の許容値を定めるも
のである。
この場合、Vpp電源31によるデータ最大書込み電圧、Vpp
タイマ32によるVpp印加時間、Ippリミッタ33によるデー
タ最大許容書込み電流などは、イニシャルパラメータRA
M16に記憶されたアンサー・ツー・リセット・データに
基づき設定される。
データ伝送ライン16aには、ICカード用動作周波数セレ
クタ34が接続される。このセレクタ34には発振器35から
の発振信号が分周器36を介して供給され、動作周波数の
設定された信号としてClock端子より出力される。
メインコントローラ17のシステム制御ライン17aには、
比較器21、IPK(Issuer´s Public Key)ROM41など
が接続され、システムの動作状態に応じてメインコント
ローラ17から各回路に制御指令が送られるようになって
いる。
表示ドライブコントローラ18はターミナル1の表示部3
に対して表示コントロールするものである。
キーコントローラ19はターミナル1のキーボード2にキ
ーサンプリング信号を与えてキー入力信号を検知するよ
うにしている。
リーダ・ライタコントローラ20はリーダ・ライタ機構部
38を駆動制御するものである。ここで、かかる機構部38
はカード搬送用のモータを備え、ターミナル1のカード
挿入口から挿入されるICカード5を所定位置まで搬送す
るとともに電気的にターミナル1にカード5を接続し、
所定の処理が終了すると、ICカード5をカード挿入口ま
で戻すようにしている。
このようなリーダライタ機構部38には、出力バッファ2
4、リセットコントローラ39、Ippレベルラッチ部30、動
作周波数セレクタ34、Vcc電源40が接続される。そし
て、これら出力バッファ24、リセットコントローラ39、
Ippレベルラッチ部30、動作周波数セレクタ34、Vcc電源
40に対応してICカード5側に夫々接続されるI/O端子、R
eset端子、Vpp端子、Clock端子、Vcc端子を有してい
る。
入力コントローラ26、出力コントローラ23はイニシャル
パラメータRAM16を介したメインコントローラ17の指令
に応じてICカード5との間のデータの授受をコントロー
ルするものである。このうち、入力コントローラ26はIC
カード5から送られて来るデータを入力バッファ25を介
してワーキングRAM13などに出力するとともに比較器21
に与え、ここでの比較出力をメインコントローラ17に与
える。また、出力コントローラ23はターミナル属性ROM1
5などより与えらえるデータを出力バッファ24を介してI
Cカード5に送出する。
「RSA」暗号化ユニット22はワーキングRAM13より送られ
てくる「PAN」をIPK ROM41から与えられるパブリック
・キー・コードに従って暗号化するようにしている。上
記IPK ROM41はICカード5のデータメモリ内に書込まれ
た暗号解読コード「PRK」(Private Key Code)に対
応するパブリック・キー・コードが予め書込まれてお
り、メインコントローラ17からの指令により記憶コード
を出力するようになっている。
次に、第2図は、ICカード5の回路構成を示すものであ
る。図において、51はシステムバスで、このシステムバ
ス51にはアンサ・ツー・リセットデータROM52、アプリ
ケーションROM53、テストプログラムROM54、システムプ
ログラムROM55、ワーキングRAM56、セントラルコントロ
ーラ57、ストレージメモリリードライトコントローラ5
8、暗号解読器59、乱数発生器68、入力バンファ60を介
した入力コントローラ61、出力バッファ62を介した出力
コントローラ63が夫々接続されている。また、入力コン
トローラ61および出力コントローラ63にはデータ入出力
端子I/Oが接続される。
ここで、アンサ・ツー・リセットデータROM52はICカー
ド5自身に対するあらゆる動作条件(例えばデータ書込
み、印加電圧、電流許容値と最大印加電圧、最大データ
伝送量、最大応答待ち時間など)を記憶するもので、こ
れらの条件データはカード自身の内部イニシャルが終了
すると、予め定められたフォマットにのっとりアンサ・
ツー・リセット・データとしてターミナル1側に送信さ
れるようになっている。
アプリケーションROM53はこのICカード5がいかなる種
類のものかを示すカード種別データ「APN」を記憶する
もので、このカード種別データは上記アンサー・ツー・
リセット・データにもとずくイニシャルパラメータ設定
後ターミナル1側との属性交換の際に所定のフォーマッ
トにのせられ送信される。
テストプログラムROM54はカードテストのためのプログ
ラムを記憶している。
システムプログラムROM55は各種システムプログラムと
ともにターミナル1側より伝送供給される信号が正しい
か否かを表わすコード信号「ACK」または「NAC」を備え
ている。
ワーキングRAM56はカード内での各種処理データを記憶
するとともに、オフラインでの連続使用回数をカウント
するカウンタ561を有している。
セントラルコントローラ57は入力バッファ60を介して伝
送供給されるデータ受信信号および動作状態に応じて各
回路に動作指令を出力するものである。
ストレージメモリリードライトコントローラ58はセント
ラルコントローラ57からの指令に応じてストレージメモ
リ64に対するデータの書込み読出しの制御を行なうもの
である。
この場合、ストレージメモリ64は第3図に示すようにゾ
ーンアドレステーブル641、パブリックゾーン642、シー
クレットゾーン643、トランザクションゾーン644、クレ
ジットゾーン645を有している。ここで、ゾーンアドレ
ステーブル641は、例えばカード認証に使用するテスト
データとして所定のゾーンアドレスを記憶するところ
で、該アドレスをもとに所定のゾーンより照合データを
取出すとともに、上記テストデータとの照合によりカー
ド認証を行なうようになっている。パブリックゾーン64
2は、パブリックデータを記憶している。シークレット
ゾーン643は、例えば暗証番号「PIN」、データの再入力
回数「RTN」(Re−Try Number)、暗証番号「PIN」が
使用されるまでの番号「IPIN」(Initialzation Perso
nal Identification Number)、口座番号「PAN」(Pr
imary Account Number)、暗号解読用コード「PRK」
(Private Key Code)などが記憶されている。また、
このシークレットゾーン643には、カード所有者にかか
るシークレット情報が記憶されている。トランザクショ
ンゾーン644は一般取引に関する各種データを記憶する
ところで、第5図に示すように、各取引単位のデータを
格納する#1〜#nのトランザクションデータエリア64
4aを有している。ここで、各トランザクションデータエ
リア644aには、取引の年・月を表わす2バイトの年月デ
ータ、「OFF Line使用であるが、ON Line転送されて
いる」「取引内容を客が見たか」「オン/オフ ライン
取引」などの各種状態を表わす1バイトの状態データ、
現在の日を表わす日データ、取引形式の種類を表わす1
バイトの形式データ、企業コードを表わす1バイトのSI
Cデータ、ターミナルアプリケーションカードNoを表わ
す1バイトのTANデータ、通貨単位を表わす1バイトの
通貨単位データ、取引金額を表わす6バイトの金額デー
タ、取引成立Noを表わす2バイトのTACデータ、クレジ
ット残高を表わす6バイトの残高データが格納されてい
る。クレジットゾーン245はクレジット取引に関するデ
ータを記憶している。
第2図に戻って、乱数発生器68はセントラルコントロー
ラ57の指令により、乱数を発生する。
暗号解読器59は所定のアルゴリズムに基づき暗号解読を
行なうものであり、ストレージメモリ64からの暗号解読
用コード「PRK」などを用い、ターミナル1側から入力
バッファ60を介して供給される入力データを解読するよ
うになっている。
ストレージメモリリードライトコントローラ58で読出さ
れるストレージメモリ64の内容は比較器66の一方入力端
子に与えられる。比較器66は他方入力端子に暗号解読器
59にて解読された入力データ、ワーキングRAM56に記憶
されたデータ、データROM52に記憶された特定コードな
どが与えられる。そして、この比較器66の比較出力はセ
ントラルコントローラ57に送られる。
なお、このようにしたICカード5は図示しないターミナ
ル1に装着した状態で、ターミナル1側よりリセット信
号Reset、システムクロックclockが供給されるとともに
Vcc電源、Vpp電源が接続される。ここで、Vcc電源はシ
ステム駆動用電源、Vpp電源はストレージメモリ64に対
する書込み用電源であり、その電源電圧はデータROM52
にて記憶されるアンサ・ツー・リセットデータに基づき
ターミナル1側にて設定される。一方、システムクロッ
クclockからのシステム動作信号は分周器67を介して各
回路に供給される。
次に、このように構成した実施例の動作を説明する。
この場合、オフラインでのカード使用について説明す
る。
まず、ターミナルにICカード5を装着し、この状態で、
自己の暗証番号「PIN」を入力するまでを簡単に説明す
る。この場合、ICカード5をターミナル1に装着する
と、予めターミナル1側で設定された初期設定信号が送
信されてくる。すると、この信号に基づく動作条件によ
りICカード5が動作される。つまり、セントラルコント
ローラ57の制御によりデータROM52に記憶されていたア
ンサー・ツー・リセット・データが読出され、出力コン
トローラ63を介してI/O端子よりターミナル1に送出さ
れる。
このようにして、アンサー・ツー・リセット・データが
ターミナル1に送られると、ターミナル1側では送られ
てきたデータを入力コントローラ26、入力バッファ25を
介してイニシャルパラメータRAM16に書込む。そして、
メインコントローラ17により、イニシャルパラメータRA
M16に書込まれたアンサー・ツー・リセット・データが
該ターミナル1に対応する正しいものか否かが判定され
る。ここで、対応するものと判定されると、メインコン
トローラ17により、Vpp電源31のデータ書込み電圧、Vpp
タイマ32のデータ書込み連続印加時間、Ippリミッタ33
のデータ書込み電流の許容値、動作セレクタ34の動作周
波数が夫々アンサ・ツー・リセット・データに基づきカ
ード専用の動作条件に設定される。この状態から、メイ
ンコントローラ17の指令により、システムプログラムRO
M14より「ENQ」コードが取出され、これが出力コントロ
ーラ23、出力バッファ24を介してICカード5に伝送され
る。
ICカード5側では、このコードをワーキングRAM56に書
込む。この状態で、セントラルコントローラ57により
「ENQ」コードを正常の動作で正規に受けることができ
るか否かが判断され、システムプログラムROM55よりYES
の場合「ACK」、NOの場合「NAC」の夫々の信号が取出さ
れ、出力バッファ62、出力コントローラ63を介してター
ミナル1側に送出される。ターミナル1では、この判断
結果をワーキングRAM13に書込む。そして、「ACK」信号
が確認されると、メインコントローラ17によりターミナ
ル属性ROM15に記憶されたターミナル1の種類に応じて
異なるターミナルコード「TC」が取出され、出力バッフ
ァ24にラッチされる。一方、「NAC」信号が確認される
と、リーダ・ライタ機構部38でのICカード5との接続関
係が断たれる。
出力バッファ24にラッチされターミカレコード「TC」が
ICカード5に送られると、ICカード5ではセントラルコ
ントローラ57にてアプリケーションROM53に記憶されて
いるカードの種類に応じて異なるアプリケーションネー
ム「APN」が取出され、出力バッファ62に一旦ラッチし
たのちターミナル1側に返送する。ターミナル1側では
「APN」をワーキングRAM13に記憶したのち、メインコン
トローラ17により「APN」を取出し、ターミナルア属性R
OM15に記憶された「APN」と、その用途種別が対応関係
にあるか否かを判断する。そして、ICカード5との種別
が一致していれば、システムプログラムROM14より命令
コードを取出し、ICカード5に返送する。一方、一致し
なければ、リーダ・ライタ機構部38でのICカード5との
接続関係を断つ。
このような命令コードを待って、ターミナル1からの自
己の暗証番号「PIN」の入力が許される。
こうした状態から、ターミナル1のキーボード2より暗
証番号「PIN」が入力されると、この「PIN」はICカード
5のI/O端子より入力コントローラ61、入力バッファ60
を介してワーキングRAM56に一旦記憶されたのち、比較
器66に与えられる。
この状態で、第5図に示すフローチャーストのステップ
A1に進む。このステップA1では、セントラルコントロー
ラ57で「PIN」の入力の有無が判断されたのち、ストレ
ージメモリリードライトコントローラ58に対してストレ
ージメモリ64のシークレットゾーン643に予め書込まれ
た暗証番号「PIN´」の読出しが命令され、読出された
暗証番号「PIN´」が比較器66に与えられる。そして、
ここでターミナル1より入力された暗証番号「PIN」と
が比較される。
この場合、両者の比較結果により、本人照合およびカー
ド照合が行なわれ、この後、ステップA2に示す実際のカ
ード取引処理に移行される。このステップA2において
は、ターミナル1のキーボード2より入力される今回の
カード取引に応じた取引データが出力コントローラ23、
出力バッファ24を介してICカード5側に送られ、ICカー
ド5の入力コントローラ63、入力バッファ62を介してワ
ーキングRAM56に与えられる。
この状態で、ステップA3に進む。このステップA3では、
セントラルコントローラ57の指令によりストレージメモ
リリードライトコントローラ58を介してストレージメモ
リ64のトランザクションゾーン644での前回のトランザ
クションエリア644a、ここでは#Tiのトランザクション
エリア644aをサーチする。そして、ステップA4におい
て、ワーキングRAM56のカウンタ561の内容を「0」にク
リアした後、ステップA5に進み、該当する#Tiのトラン
ザクションエリア644aにデータが有るかを判断する。こ
の場合、データが有ってYESならばステップA6に進む。
そして、このステップA6において、#Tiのトランザクシ
ョンエリア644aでの取引データがオフラインでの使用の
ものかを判断する。ここで、オフラインでの使用のもの
と判断されると、ステップA7に進み、ワーキングRAM56
のカウンタ561の内容を「+1」だけカウントアップす
るとともに、ステップA8に進み、今度は#Tiの1つ手前
の#Ti−1のトランザクションエリア644aをサーチす
る。そして、ステップA5に戻り、該当する#Ti−1のト
ランザクションエリア644aにデータが有るかを判断し、
続けてステップA6において、同#Ti−1のトランザクシ
ョンエリア644aでの取引データがオフラインでの使用の
ものかを判断する。
そして、この場合も、共にYESと判断されると、同様に
して、ステップA5〜ステップA8の動作が繰返され、ステ
ップA7でカウンタ561の内容を「+1」ずつカウントア
ップしながら#Ti−2以降のトランザクションエリア64
4aについて同様な動作が実行される。
この状態で、ステップA5においてデータなし、あるいは
ステップA6においてオフラインの使用でないと判断され
ると、ステップA9に進む。
このステップA9では、ワーキングRAM56のカウンタ561の
内容が所定値の範囲かを判断する。つまり、このステッ
プA9においてオフライン取引での連続使用回数がチェッ
クされる。この場合、1〜4回までは無条件に取引を成
立させるものとすれば、ワーキングRAM56のカウンタ561
の内容が「0」〜「4」の範囲では、YESとして、ステ
ップA10に進み、ストレージメモリ64のトランザクショ
ンゾーン644の#Ti+1のトランザクションエリア644a
に今回の取引データが書込まれ、処理が終了する。
一方、ステップA9において、カウンタ561の内容が
「4」越えたと判断され、NOとなると、ステップA11に
進む。このステップA11は、再びオフライン取引での連
続使用回数がチェックされる。この場合、5〜18回まで
は条件付きで取引を成立させるものとすれば、ワーキン
グRAM56のカウンタ561の内容が「5」〜「18」の範囲で
は、YESとして、ステップA12に進む。
このステップA12では、セントラルコントローラ57の指
令により乱数発生器68より乱数を発生させる。そして、
この時の乱数の内容と数値nとを比較する。この場合、
数値nは、ある確率で乱数と一致するような複数の数値
からなるもので、予めシステムプログラムROM55などに
記憶されている。
ここで、両者が一致する場合はYESとしてステップ10に
進み、上述同様にしてストレージメモリ64のトランザク
ションゾーン644の#Ti+1のトランザクションエリア6
44aに今回の取引データが書込まれ、処理が終了する。
一方、ステップA12において、乱数発生器68より発生さ
れた乱数と、予め設定された数値nとが一致しない場合
には、ステップA13に進む。
このステップA13では、取引不可の指令がICカード5側
の出力バッファ62、出力コントローラ63を介してターミ
ナル1に送出される。ターミナル1では、この指令を入
力コントローラ26、入力バッファ25を介してワーキング
RAM13に書込むとともに、メインコントローラ17の指令
により表示ドライブコントローラ18を介して表示部3に
取引不可の旨を表示する。そして、ステップA14におい
てターミナル1よりICカード5が強制的に排出される。
また、ステップA11において、オフライン取引での連続
回数が18回を越えたと判断されると、この場合は無条件
にステップA13に進み、ターミナル1の表示部3に取引
不可の旨が表示されるようになる。そして、ステップA1
4においてターミナル1よりICカード5が強制的に排出
される。
なお、上述では、カウンタ561の内容が「5」〜「18」
の場合、乱数発生器68の乱数の値により、ある確率でオ
フラインでの取引を許可し、一方、不許可となった場合
は、その旨のターミナル1で取引不可表示をするととも
に、ターミナル1よりカード5を排出するようになって
いるが、不許可となった場合、その事を今回の取引デー
タに書込むとともに、ターミナル1側に次回のオフライ
ンでの取引が不許可である旨を表示してカード所有者に
注意を促した後、ストレージメモリ64のトランザクショ
ンゾーン644の#Ti+1のトランザクションエリア644a
に今回の取引データを書込み、取引処理を終了するよう
にしてもよい。
したがって、このようにすればオフラインでの連続使用
回数が4回までは無条件に取引を成立させ、4回を越え
た場合に乱数発生器68より乱数を発生し、この乱数の値
により、ある確率でオフラインでの取引を許可するよう
になっており、オフラインでの連続使用回数を5〜18回
の範囲で不定に設定できるようにしたので、オフライン
を連続使用してカードを不正使用しようとした場合も、
この回数を特定できないことから、このときの試みを抑
止することができ、オフラインでの不正取引を防止する
ことができるとともに、オフラインでの使用による安全
性の向上をも図ることができる。
また、このようにオフラインでの連続使用回数に制限を
設けることにより、従来のオフラインの1回当りの取引
金額を決めた方式のものに見られる制限金額の範囲で何
回でも取引が可能になるような不都合がなくなり、かか
る方式での犯罪を皆無にできる。
なお、この発明は上記の実施例にのみ限定されず、要旨
を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。例えば、
上述した実施例の無条件で取引を成立させる回数および
条件付で取引を成立させる回数は一例であって、これ以
外の回数に設定することもできる。
[発明の効果] この発明によれば、オフラインでの連続使用回数を所定
の回数の範囲で不定とすることにより、オフラインでの
連続使用による不正取引を防止できるとともに、安全性
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に用いられるターミナルの
回路構成を示すブロック図、第2図は同実施例のICカー
ドの回路構成を示すブロック図、第3図は同実施例に用
いられるストレージメモリを説明するための図、第4図
は同ストレージメモリのトランザクションゾーンを説明
するための図、第5図は同実施例の動作を説明するため
のフローチャートである。 1……ターミナル、2……キーボード、3……表示部、
5……ICカード、17……メインコントローラ、56……ワ
ーキングRAM、561……カウンタ、57……セントラルコン
トローラ、64……ストレージメモリ、643……シークレ
ットゾーン、644……トランザクションゾーン、644a…
…トランザクションエリア、66……比較器、68……乱数
発生器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICカードおよび該カードが装着されるター
    ミナルを有するICカードシステムにおいて、 ICカードのオフラインでの使用回数を計数する計数手段
    と、 乱数発生手段と、 上記計数手段での計数値が第1の設定値を超えた場合に
    上記カードのオフラインでの使用を不可とする手段と、 上記計数手段が第1の設定値より少ない第2の設定値を
    超えかつ第1の設定値以下の場合には、上記乱数発生手
    段から発生される乱数に基づき所定の確率で今回のオフ
    ラインでの使用を許可する手段とを 具備したことを特徴とするICカードシステム。
JP14063586A 1986-06-17 1986-06-17 Icカ−ドシステム Expired - Lifetime JPH0760452B2 (ja)

Priority Applications (2)

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JP14063586A JPH0760452B2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17 Icカ−ドシステム
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