JPH0737886Y2 - テープ貼着装置における排出物の載置装置 - Google Patents

テープ貼着装置における排出物の載置装置

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JPH0737886Y2
JPH0737886Y2 JP10924289U JP10924289U JPH0737886Y2 JP H0737886 Y2 JPH0737886 Y2 JP H0737886Y2 JP 10924289 U JP10924289 U JP 10924289U JP 10924289 U JP10924289 U JP 10924289U JP H0737886 Y2 JPH0737886 Y2 JP H0737886Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、背張りテープ等を自動的に貼着するテープ貼
着装置に設けられ、その排出物が順次積載される排出物
載置装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、帳票類等の冊子の背に貼着される背張りテープ
や、色紙の縁に貼着される縁取りテープの貼着作業を自
動的に行うことにより、その能率化が進められている。
このようなテープ貼着装置では、すでにテープを貼着し
た冊子等の排出物を順次積み上げるための排出物載置装
置が設けられる。この載置装置は、一般に、昇降可能な
載置台を備え、この載置台に排出物が積載されるにつれ
て同載置台が徐々に下降するように構成されている。
その一例を第15図に示す。図において、テープ貼着装置
本体90の排出側側部には、昇降可能に載置台92が設けら
れ、この載置台92の近傍の所定の高さの位置には、透過
型の光電管スイッチからなる高さセンサ94が設けられて
いる。そして、この高さセンサ94を物体が遮る間だけ、
載置台92が下方に駆動されるようになっている。従っ
て、、初期状態で載置台92は、上記高さセンサ94を遮ら
ない位置、すなわち高さセンサ92の直下方の位置に存在
している。
この構造によれば、貼着装置から排出されてきた排出物
96が第16図に示されるように上記高さセンサ94を遮るこ
とにより、載置台92が下降し、この載置台92に載った排
出物96が高さセンサ94よりも下方まで移動した時点で、
載置台92が停止する。このため、この載置台92に排出物
96が順次積み上げられても、その最上面の高さは常に一
定に保たれる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記構造では、排出物96の先端が高さセンサ94に到達し
た時点から、すでに載置台92が下降し始めるので、第17
図に示されるように、載置台92上へは排出物96が斜め下
方に傾いて排出されることになる。従って、排出物96は
完全に載置される前に大きく撓み易い状態となり、この
撓みで、貼着したばかりのテープが剥がれたり、排出物
自体を傷めたりするおそれがある。特に、排出物96の長
手方向の寸法が大きい場合には、排出物96が載置台92に
つかえて正常に排出されない可能性もある。
この問題を解決する手段として、上記高さセンサ94の位
置を下流側(図では右側)にずらすことにより、このセ
ンサ94に排出物96が到達するタイミングを送らせるか、
あるいは高さセンサ94に排出物96が到達してから載置台
92が下降し始めるタイミングをタイマ等で遅延させると
いった手段が考えられる。
しかし、高さセンサ94の位置を下流側にずらすと、排出
物96の長さ方向の寸法が小さい場合に、排出物96の先端
が高さセンサ94に到達せず、載置台92が駆動されない不
都合が生じる。また、タイマー等でタイミングを遅延す
る手段についても、排出物96の先端が高さセンサ94に到
達してから排出物96が載置台92上に完全に載るまでの時
間は、排出物96の長さ方向の寸法や搬送速度によって変
化するため、常に適切なタイミングをとるのは難しい。
本考案は、このような事情に鑑み、排出物の長さ寸法や
搬送速度に関係なく、載置台を好適なタイミングで下降
させることができる排出物の載置装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、テープ貼着装置に昇降可能に設けられ、該装
置により排出された排出物が順に積載される載置台と、
この載置台を昇降駆動する駆動手段と、予め設定された
基準高さに載置台またはこの載置台に積載された排出物
が存在するか否かを検出する高さ検出手段と、上記載置
台の直上流側の確認位置に排出物が存在するか否かを検
出する通過検出手段と、上記基準高さに載置台またはこ
の載置台に積載された排出物が存在し、かつ上記確認位
置に排出物が存在しない場合にのみ載置台が下降するよ
うに上記駆動手段を制御する制御手段とを備えたもので
ある。
〔作用〕
上記構成によれば、排出物が確認位置にある状態、すな
わち排出物が確認位置を通過中の状態ては、排出物が高
さ検出手段による検出位置に到達しても載置台は下降し
ない。そして、排出物が確認位置を完全に通過した時
点、すなわち排出物が載置台上にほぼ載った時点で初め
て載置台が下降し、上記排出物が基準高さよりも低くな
った時点で載置台の駆動が停止される。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例における自動背張り用テープ
貼着装置の全体構成を示したものである。
この装置は、本体10と、その上方に配置された、第2図
(a)(b)にも示される一対の支え板12とを備え、両
者の間には、帳票等の冊子(排出物)13(第2図(a)
(b))が搬送される搬送通路14が形成されている。
上記本体10内には、背張り用のテープ16の供給方向に順
次、テープリール18、テープ搬送ローラー対20、テープ
切断装置22、テープ押えローラー24、水供給装置26、お
よびテープ貼着装置28が配され、これらによってテープ
供給手段30が構成されている。
上記水供給装置26は、水タンク261と、水供給ローラー2
62と、コロ263とを備え、このコロ263と上記水供給ロー
ラー262との間にはゴムリング264が掛けられている。水
供給ローラー262は、その一部が水タンク261内の水に浸
漬されている。これに対し、供給されるテープ16の裏面
には糊が乾燥状態で配されており、このテープ16の裏面
が上記水供給ローラー262の周面に接触して湿らされる
ことにより、テープ16が貼着可能状態になる。
テープ貼着装置28は、テープ吸着ローラー281とコロ282
とを備え、両者の間にテープ貼着ベルト283が掛けられ
るとともに、このテープ貼着ベルト283にテンションロ
ーラー284によって張力が与えられている。上記テープ
吸着ローラー281は、その周面に配された多数のエア吸
引からエアを吸引することにより、搬送されてきたテー
プ16を引付ける。このテープ吸着ローラー281は、上記
水供給装置26のゴムリング264と近接する位置に配さ
れ、このテープ貼着ローラー281とコロ282との間の領域
で、上記テープ貼着ベルト283が本体10の上面から露出
し、搬送される冊子13の背131(第2図(a)参照)と
対向している。
この構造において、上記テープリール18に巻回されたテ
ープ16は、テープ搬送ローラー対20の駆動によって引出
され、その裏面がテープ押えローラー24によって水供給
ローラー262の周面に押付けられるとともに、このテー
プ16がゴムリング264からテープ吸着ローラー281側に吸
引されて上方に繰り出される。また、このテープ供給中
にテープ切断装置22が作動することにより、テープ16が
中途で切断される。
一方、上記支え板12は、第2図にも示されるように一対
(第2図(a)(b)では左右)のリンク31,32を介し
て本体10に連結され、この本体10とともにリンク機構を
構成しており、搬送される冊子13の厚さによってその高
さが調節できるようになっている。
この支え板12には、その長手方向にローラー33,34が並
設され、両者の間にはタイミングベルト36が張架されて
いる。このタイミングベルト36は上記テープ貼着ベルト
283よりも奥側に配され、冊子13の中央部に接触可能に
なっている。
また、本体10側で上記ローラー33,34と対向する位置に
もローラー37,38が配され、両者の間に上記タイミング
ベルト36と対向するようにしてタイミングベルト40が張
架されており、両タイミングベルト36,40が駆動されな
がら冊子13の中央部を上下から挟持することにより、冊
子13が搬送通路14に沿って第1図の左から右の方向へ搬
送されるようになっている。
また、上記テープ吸着ローラー281およびコロ282と並ぶ
位置にはコロ39が配設され、このコロ39と上記ローラー
38との間にもタイミングベルト41が張架されている。
上記搬送通路14の下流側(第1,2図では右側)部分に
は、第2図(a)に示されるように冊子13の背131に貼
着されたテープ16の余り部分を折返すためのガイド部材
42が設けられている。このガイド部材42は、上流側から
立直壁421と水平壁422とを順に有し、まず、上記立直壁
421を冊子13が通過することによってテープ16が立直状
態まで折曲げられ、次いで水平壁422を冊子13が通過す
ることによって同冊子13の上面に貼着するまでテープ16
が折曲げられるようになっている。
そして、このガイド部材42のさらに下流側に、第3図〜
第8図にも示されるような載置台44が昇降可能に設けら
れている。この載置台44は、後に詳細に記すように、排
出された冊子13がストックされるにつれて下降するよう
に駆動される。
さらに、この搬送通路14において、上記テープ貼着装置
28による貼着位置よりも上流側の部分には、減速センサ
461、テープカットセンサ462、およびテープスタートセ
ンサ463が順に配設され、これらによって上記テープ16
の供給開始タイミングおよび切断タイミングがとられる
ようになっている。
次に、上記載置台44の昇降駆動を制御するための構成を
第3図〜第10図に基づいて説明する。
第3図〜第8図に示されるように、上記載置台44の基部
(図では左側端部)の近傍には、透過型の光電管スイッ
チからなる第1高さセンサ(高さ検出手段)47および第
2高さセンサ48が上から順に配設されている。各センサ
47,48は、その発光素子および受光素子が載置台44を両
側から挟むような位置に配され、両素子間に載置台44や
冊子13がない状態でオン、ある状態でオフに各々切換え
られる。
さらに、この装置の特徴として、貼着装置本体10側にお
いて上記載置台44の直上流側となる位置にも、反射型の
光電管スイッチからなる冊子通過センサ49が上向きに配
設されている。この冊子通過センサ49は、上記本体10の
ハウジングに設けられたスリット101を通して下から上
へ臨む位置に配され、このセンサ49の上方の位置(確認
位置)に冊子13がある場合にはオンに、ない場合にはオ
フに切換えられるようになっている。
各センサ47〜49は、第9図および第10図に示されるよう
な中央管理装置(制御手段)50に接続されている。この
中央管理装置50は、第10図に示されるようなランプ類や
スイッチ類を有するとともに、第9図に示される電源回
路501および出力回路502を備え、上記第1高さセンサ47
および第2高さセンサ48の検出信号が電源回路501に入
力されるとともに、上記冊子通過センサ49の検出信号が
アンプ503を介して出力回路502に入力されるようになっ
ている。
上記電源回路501は、上記載置台44の駆動モータ60に接
続され、第1高さセンサ47および第2高さセンサ48がと
もにオフの場合、すなわち第1高さセンサ47および第2
高さセンサ48の双方から、載置台44あるいは冊子13が存
在する旨の検出信号を受けた場合にのみ、駆動モータ60
に対して載置台44が下降する方向の電源を供給するとと
もに、第1高さセンサ47および第2高さセンサ48がとも
にオンの場合、すなわち第1高さセンサ47および第2高
さセンサ48の双方から、載置台44も冊子13も存在しない
旨の検出信号を受けた場合にのみ、駆動モータ60に対し
て載置台44が上昇する方向の電源を供給するように構成
されている。
出力回路502は、電源回路501と駆動モータ60との間に介
設されており、上記冊子通過センサ49がオンの場合、す
なわち冊子通過センサ49から、確認位置に冊子13が存在
する旨の検出信号を受けた場合にのみ、電源回路501か
ら駆動モータ60への電源供給を遮断するように構成され
ている。また、この出力回路502は、冊子通過センサ49
が冊子13を検知する度に、第10図にも示されるようなト
ータルカウンタ504に信号を出力し、総処理冊数を表示
させるように構成されている。
さらに、この装置では、その使用中に水切れやテープ切
れ等の不都合が生じた場合に、その旨を使用者に即座に
警告し、装置の無駄な動作を未然に防ぐためのシステム
が組込まれている。このシステムを、第11図〜第13図に
基づいて説明する。
上記水タンク261の直上方には、第11図に示されるよう
な水有無センサ61が配設されている。この水有無センサ
61は、その検出子611が水タンク261内の水に浸漬する状
態でオフとされ、上記水が減って浸漬しなくなった時点
でオンに切換えられるように構成されている。
この水有無センサ61の検出信号は、上記中央管理装置50
における増幅部510を介して出力部511に出力され、上記
信号がオンに切換えられた時点で、装置内蔵のブザー51
2、および第10図にも示されるランプ513に警告信号が出
力されるようになっている。従って、水供給装置26から
テープ16に供給される水が切れた場合には、上記ブザー
512およびランプ513によって即座に警告が行われること
になる。
また、上記載置台44の下降限界位置の近傍には、第12図
に示されるような、リミットスイッチからなる下限セン
サ62が配設されている。この下限センサ62は、上記載置
台44が限界位置まで下降した時点で、該載置台44との当
接によりオフからオンに切換えられるように構成されて
いる。
この下限センサ62の検出信号は、上記中央管理装置50に
おける出力部521に出力され、上記信号がオンに切換え
られた時点で、装置内蔵のブザー522および第10図にも
示されるランプ523に警告信号が出力されるようになっ
ている。従って、載置台44が限界位置まで下降した場合
には、上記ブザー522およびランプ523によって即座に警
告が行われ、これによって、冊子13が載置台44上に一杯
に積まれた状態でさらに冊子13が排出されるのを未然に
防ぐことができる。
さらに、上記テープリール18の軸の近傍には、透過型の
光電管スイッチからなるテープ巻残量検知センサ63が配
設され、上記テープ切断装置22の直上流側には、反射型
の光電管スイッチからなるテープ切れ検知センサ64が配
設されている。
上記テープ巻残量検知センサ63は、その発光素子および
受光素子が、巻回されたテープ16の中心に近い位置に設
けられ、テープ16の残量が減ってその巻径が一定値以下
となった時点でオフからオンに切換えられる。またテー
プ切れ検知センサ64は、その上方を走るテープ16によっ
て照射光が自己に反射される位置に設けられ、上記テー
プ16が存在しなくなった場合、すなわち上記テープ切断
装置22の手前側でテープ16が切れた場合にオフからオン
に切換えられる。
両センサ63,64の検出信号は、上記中央管理装置50にお
けるアンプ530,540を各々介して論理回路550に入力され
る。論理回路550は、双方の信号のうち、少なくとも一
方の信号がオンとなった場合に出力回路551に信号を出
力し、この出力回路551から装置内蔵のブザー552および
第10図にも示されるランプ553に警告信号を出力させる
ように構成されている。従ってこの装置では、テープ残
量が一定値以下となるかテープ16が途中で切れるかした
場合に、上記ブザー512およびランプ513によって事前に
警告が行われることになる。
次に、この貼着装置により行われる貼着動作と、その後
に載置台44の行う昇降動作を、上記図面に加え、第14図
のフローチャートも併せて参照しながら説明する。
まず、第1図に示される冊子トレイ66に冊子13を載置し
た状態で、メインスイッチをオンすることにより、冊子
13の搬送が開始される。そして、この冊子13の先端がテ
ープスタートセンサ463に到達してから所定のタイミン
グをおいた後、テープ16がテープ供給装置30から繰り出
される。このテープ16は、裏面に水が供給された状態で
搬送中の冊子13と合流し、この冊子13の背131に沿って
テープ貼着ベルト283により貼着される。
この供給後、冊子13の後端がテープカットセンサ462を
通過してから所定のタイミングでテープ切断装置22によ
りテープカットが行われ、冊子13の所望の領域にテープ
16が貼着される。
この冊子13に貼着されたテープ16は、冊子13がガイド板
42を通過することによりコ字状に折曲げられ、冊子13に
完全に貼着される。このようにしてテープ16が貼着され
た冊子13は、載置台44上に順次、排出されることにな
る。
この排出時の載置台44の動作を説明すると、まず、第3
図に示されるように冊子13が載置台44に到達していない
状態では、冊子通過センサ49はオフとされており、載置
台44は第2高さセンサ48のみをオフに切換える高さ、す
なわち第1高さセンサ47の直ぐ下方の高さに位置してい
る。
この状態から、第4図に示されるように排出部へ冊子13
が搬入され(ステップS1)、その先端が冊子通過センサ
49に到達する、すなわち同センサ49がオフからオンに切
換えられると(ステップS2でYES)、この検出信号によ
って出力回路502が停止状態となり(ステップS3)、電
源回路501が作動しても駆動モータ60へは電源が供給さ
れない状態になる。
さらに、冊子13の搬送が進行し、その先端が第5図に示
されるように第1高さセンサ47に到達して、同センサ47
をオンからオフに切換えると(ステップS4でYES)、電
源回路501が作動し、駆動モータ60が下降側に回転する
方向の電源を同モータ60に供給しようとする。従来は、
この時点で実際に載置台44が下降し、前記第17図に示さ
れるように冊子13が斜め下方に傾くことになるが、この
装置では、上記冊子通過センサ49の検出信号によって出
力回路502が停止されているので、電源回路501が作動し
ても載置台44は動かない。
そして、第6図に示されるように、上記冊子13が載置台
44上に略完全に搬入され、その後端が確認位置を通過し
て冊子通過センサ49がオフに切換えられた時点(ステッ
プS6でYES)で、上記出力回路502が作動し、駆動モータ
60が回転することにより載置台44は初めて下降する(ス
テップS7)。この下降により、第7図に示されるよう
に、第1高さセンサ47がオフから再びオンに切換えられ
た時点(ステップS8でYES)、すなわち載置台44に載置
された冊子13の上面が第1高さセンサ47による検出高さ
(基準高さ)よりも低くなった時点で、電源回路501が
停止し、同時に駆動モータ60および載置台44が停止す
る。
なお、載置台44に積まれた冊子の一部または全部が取除
かれることにより、第8図に示されるように、冊子13の
上面あるいは載置体44の上面が第2高さセンサ48よりも
低くなった場合には、両センサ47,48がともにオンとな
ることにより、電源回路501が作動して駆動モータ60に
より載置台44が上方に駆動され、第2高さセンサ48がオ
フとなる位置まで上昇する。これによって、載置台44あ
るいは載置台44に載置された冊子13の上面高さは常に一
定に保たれる。
以上のように、この装置では、冊子13の先端が第1高さ
センサ47に到達してもすぐには載置台44を下降させず、
冊子13が冊子通過センサ49の検出位置(確認位置)を通
過した後に初めて作動させるようにしているので、冊子
13が十分に搬入される前に載置台44が下降することがな
い。また、その下降タイミングは冊子13の後端が確認位
置を通過する時点を基準にとっているので、冊子13の長
さ寸法や搬送速度が変わっても常に適正なタイミングで
載置台44を下降させることができる。
さらに、この実施例に示されるように、上記冊子通過セ
ンサ49を冊数カウンタ用に利用することにより、簡素な
構造でより優れた効果を得ることが可能である。
また、上記実施例では、水有無センサ61、下限センサ6
2、テープ巻残量検知センサ63、およびテープ切れ検知
センサ64を適所に配し、これらの検知信号に基づく警告
を中央管理システムで統合的に行うようにしているの
で、貼着が不可能な状態で装置の運転が続行されること
を未然に防ぐことができる効果がある。
なお、本考案における高さ検出手段(上記実施例では第
1高さセンサ47)および通過検出手段(上記実施例では
冊子通過センサ49)の取付位置は、貼着装置の構造に応
じて適宜設定すればよい。具体的に、高さ検出手段の取
付位置については、その検出高さ(基準高さ)を、載置
台44上に冊子13がスムーズに搬入される高さに設定すれ
ばよく、通過検出手段の取付位置については、その検出
位置(確認位置)を冊子排出物が通過した時点で該排出
物がほぼ載置台44上に搬入されているような位置に設定
すればよい。
また本考案では、各検出手段の具体的な構造を問わず、
例えば通過検出手段にリミットスイッチ等を適用するよ
うにしてもよい。制御手段についても、上記のような電
源回路および出力回路を用いる他、マイクロコンピュー
タ等を用いてプログラム制御するようにしてもよい。
また本考案では、適用されるテープ貼着装置の種類を問
わず、上記のような冊子の背張りテープの貼着装置の
他、色紙に縁取りテープを貼着する装置等についても適
用が可能である。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、載置台の直上流側に通過検出手
段を設け、その検出位置である確認位置を排出物が完全
に通過した後に載置台が作動するようにしたものである
ので、排出物の長さ寸法や搬送速度に拘らず、常に適正
なタイミングで載置台を下降させることができる効果が
ある。さらに、上記通過検出手段を排出数カウンタとし
て利用することにより、装置の構造の簡略化および低コ
スト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における自動テープ貼着装置
の全体構成図、第2図(a)は同貼着装置における冊子
の搬送装置を示す平面図、同図(b)は同搬送装置の側
面図、第3図乃至第8図は上記貼着装置に設けられた冊
子載置装置の動作を示す断面側面図、第9図は同載置装
置の制御システムを示すブロック図、第10図は上記貼着
装置に設けられた中央管理装置の外観図、第11図は同貼
着装置に設けられた水有無検知に関するシステムを示す
ブロック図、第12図は同貼着装置に設けられた載置台の
下限検知に関するシステムを示すブロック図、第13図は
同貼着装置に設けられたテープ検知に関するシステムを
示すブロック図、第14図は上記載置装置の動作を示すフ
ローチャート、第15図乃至第17図は従来の排出物載置装
置の動作を示す断面側面図である。 10……本体、13……冊子(排出物)、16……テープ、44
……載置台、47……第1高さセンサ(高さ検出手段)、
49……冊子通過センサ(通過検出手段)、50……中央管
理装置(制御手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ貼着装置に昇降可能に設けられ、該
    装置により排出された排出物が順に積載される載置台
    と、この載置台を昇降駆動する駆動手段と、予め設定さ
    れた基準高さに載置台またはこの載置台に積載された排
    出物が存在するか否かを検出する高さ検出手段と、上記
    載置台の直上流側の確認位置に排出物が存在するか否か
    を検出する通過検出手段と、上記基準高さに載置台また
    はこの載置台に積載された排出物が存在し、かつ上記確
    認位置に排出物が存在しない場合にのみ載置台が下降す
    るように上記駆動手段を制御する制御手段とを備えたこ
    とを特徴とするテープ貼着装置における排出物の載置装
    置。
JP10924289U 1989-09-18 1989-09-18 テープ貼着装置における排出物の載置装置 Expired - Lifetime JPH0737886Y2 (ja)

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