JPH0737450A - 同軸ケーブルの製造方法 - Google Patents
同軸ケーブルの製造方法Info
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- JPH0737450A JPH0737450A JP5181287A JP18128793A JPH0737450A JP H0737450 A JPH0737450 A JP H0737450A JP 5181287 A JP5181287 A JP 5181287A JP 18128793 A JP18128793 A JP 18128793A JP H0737450 A JPH0737450 A JP H0737450A
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Landscapes
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 伸び特性に優れた外部導体を有する同軸ケー
ブルを製造する。 【構成】 ケーブルコア1をコンフォーム押出機3に連
続的に供給し、同時に押出機3にアルミニウムロッド2
を供給して、ケーブルコア1の外側に離間してアルミニ
ウムパイプを押出す。次いで、冷却水槽4で冷却した
後、引取り装置34、35を介して配置されたカセット
ローラダイスからなる成形装置23、24、25に通過
させて所定の外径まで成形してケーブルコア1の外周に
アルミニウムパイプを被覆する。このようにして成形さ
れた外部導体は、機械的特性および寸法精度に優れる。
ブルを製造する。 【構成】 ケーブルコア1をコンフォーム押出機3に連
続的に供給し、同時に押出機3にアルミニウムロッド2
を供給して、ケーブルコア1の外側に離間してアルミニ
ウムパイプを押出す。次いで、冷却水槽4で冷却した
後、引取り装置34、35を介して配置されたカセット
ローラダイスからなる成形装置23、24、25に通過
させて所定の外径まで成形してケーブルコア1の外周に
アルミニウムパイプを被覆する。このようにして成形さ
れた外部導体は、機械的特性および寸法精度に優れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同軸ケーブルの製造方法
に係り,特に外部導体の機械的特性を改善することので
きる同軸ケーブルの製造方法の改良に関する。
に係り,特に外部導体の機械的特性を改善することので
きる同軸ケーブルの製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声域の通信以外に高速データや
テレビ画像等の広帯域信号を伝送する広帯域ケーブルの
需要が増加しており、これら広帯域ケーブルの内、難視
聴対策や都市等の特定地域を対象としてCATV用のケ
ーブルが用いられる。
テレビ画像等の広帯域信号を伝送する広帯域ケーブルの
需要が増加しており、これら広帯域ケーブルの内、難視
聴対策や都市等の特定地域を対象としてCATV用のケ
ーブルが用いられる。
【0003】このCATV用ケーブルとしては、一般に
軟銅単線を内部導体として、その外側に発泡ポリエチレ
ンや高発泡ポリエチレンからなる絶縁体を被覆し、さら
にその外側にアルミニウムパイプからなる外部導体およ
びポリエチレンシースを順次配置した構造のCATV用
同軸ケーブルが多用されている。
軟銅単線を内部導体として、その外側に発泡ポリエチレ
ンや高発泡ポリエチレンからなる絶縁体を被覆し、さら
にその外側にアルミニウムパイプからなる外部導体およ
びポリエチレンシースを順次配置した構造のCATV用
同軸ケーブルが多用されている。
【0004】このような同軸ケーブルの外部導体は、内
部導体の外側に絶縁体を被覆したケーブルコアの外側に
アルミニウムパイプを絶縁体と離間して押出し被覆する
か、あるいは絶縁体の外側にアルミニウムテープを絶縁
体と離間してパイプ状に配置して溶接し、次いでこのア
ルミニウムパイプに成形加工を施すことにより形成され
る。
部導体の外側に絶縁体を被覆したケーブルコアの外側に
アルミニウムパイプを絶縁体と離間して押出し被覆する
か、あるいは絶縁体の外側にアルミニウムテープを絶縁
体と離間してパイプ状に配置して溶接し、次いでこのア
ルミニウムパイプに成形加工を施すことにより形成され
る。
【0005】この外部導体の形成方法は、その品質の安
定性や生産性の点から押出法が優れており、押出し後の
アルミニウムパイプはダイスによる伸管加工により絶縁
体の外側に被覆されている。
定性や生産性の点から押出法が優れており、押出し後の
アルミニウムパイプはダイスによる伸管加工により絶縁
体の外側に被覆されている。
【0006】図5は、このような従来の押出法およびダ
イスによる伸管加工法による外部導体の形成方法を示し
たので、1は内部導体の外側に絶縁体を被覆したケーブ
ルコア、2はアルミニウムロッド、3は押出機、4は冷
却水槽、5は丸ダイスである。 押出機3は、英国原子
力公社により開発されたコンフォーム押出機(特公昭5
1−38316号)であり、この装置は回転ホイール式
連続押出機または摩擦駆動型押出機とも呼ばれている。
図6に示すように、この押出機3は、外周面に溝10a
が形成された回転ホイール10と、この回転ホイールの
外周の一部と係合する固定シューブロック11と、ダイ
ス12およびニップル13とから主として構成されてお
り、回転ホイール10の溝10a内に供給されたアルミ
ニウムロッド2は回転ホイール10の回転により摩擦熱
を発生するとともに高圧力が付与されてダイス12から
ニップル13内に連続的に供給されるケーブルコア1の
外側に離間してパイプ状に押出される。
イスによる伸管加工法による外部導体の形成方法を示し
たので、1は内部導体の外側に絶縁体を被覆したケーブ
ルコア、2はアルミニウムロッド、3は押出機、4は冷
却水槽、5は丸ダイスである。 押出機3は、英国原子
力公社により開発されたコンフォーム押出機(特公昭5
1−38316号)であり、この装置は回転ホイール式
連続押出機または摩擦駆動型押出機とも呼ばれている。
図6に示すように、この押出機3は、外周面に溝10a
が形成された回転ホイール10と、この回転ホイールの
外周の一部と係合する固定シューブロック11と、ダイ
ス12およびニップル13とから主として構成されてお
り、回転ホイール10の溝10a内に供給されたアルミ
ニウムロッド2は回転ホイール10の回転により摩擦熱
を発生するとともに高圧力が付与されてダイス12から
ニップル13内に連続的に供給されるケーブルコア1の
外側に離間してパイプ状に押出される。
【0007】押出し後のアルミニウムパイプ6は、冷却
水槽4で冷却された後、ダンサーロール7を介して丸ダ
イス5へ導かれ、引取機8で引き抜き力を与えることに
より、図7に示すようにケーブルコア1の外周にアルミ
ニウムパイプ6aが被覆される。 このような従来の押
出法およびダイスによる伸管加工法による方法において
は、パイプの真円度および寸法精度に優れた外部導体を
形成することができる利点がある。
水槽4で冷却された後、ダンサーロール7を介して丸ダ
イス5へ導かれ、引取機8で引き抜き力を与えることに
より、図7に示すようにケーブルコア1の外周にアルミ
ニウムパイプ6aが被覆される。 このような従来の押
出法およびダイスによる伸管加工法による方法において
は、パイプの真円度および寸法精度に優れた外部導体を
形成することができる利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の押
出法およびダイスによる伸管加工法による外部導体は、
溶接法による外部導体に比較してその機械的特性、特に
伸び特性が劣るため曲げ難く、またケーブル施工時に小
さな曲率の曲げ加工を受けると外部導体に亀裂が発生し
易いという問題がある。
出法およびダイスによる伸管加工法による外部導体は、
溶接法による外部導体に比較してその機械的特性、特に
伸び特性が劣るため曲げ難く、またケーブル施工時に小
さな曲率の曲げ加工を受けると外部導体に亀裂が発生し
易いという問題がある。
【0009】例えば、溶接法による外部導体の伸びは約
20%であるのに対し,押出法およびダイスによる伸管
加工法による外部導体の伸びは約5%程度の値に止まっ
ている。
20%であるのに対し,押出法およびダイスによる伸管
加工法による外部導体の伸びは約5%程度の値に止まっ
ている。
【0010】この原因は、押出法の場合には、熱間で押
し出されるアルミニウムパイプが内部の絶縁体に損傷を
与えることを防止するため、アルミニウムパイプを絶縁
体と所定の距離をもって離間して押出す必要があり、こ
のためアルミニウムパイプの成形加工時のダイスによる
伸管加工において、リダクション(引き落とし率;加工
前後の外径をそれぞれAおよびBとした時の(A−B)
×100/A(%)で表す。以下同じ。)が大きくなる
ことと、加工時にアルミニウムパイプに加わるテンショ
ンにより加工硬化するためであることが判明している。
し出されるアルミニウムパイプが内部の絶縁体に損傷を
与えることを防止するため、アルミニウムパイプを絶縁
体と所定の距離をもって離間して押出す必要があり、こ
のためアルミニウムパイプの成形加工時のダイスによる
伸管加工において、リダクション(引き落とし率;加工
前後の外径をそれぞれAおよびBとした時の(A−B)
×100/A(%)で表す。以下同じ。)が大きくなる
ことと、加工時にアルミニウムパイプに加わるテンショ
ンにより加工硬化するためであることが判明している。
【0011】上記のダイスによる伸管加工時のリダクシ
ョンは、押出法を採用する以上、前述の理由により小さ
くすることは不可能であり、外部導体の伸び特性を改善
するためには押出し後のアルミニウムパイプの成形加工
方法を改良する他はない。
ョンは、押出法を採用する以上、前述の理由により小さ
くすることは不可能であり、外部導体の伸び特性を改善
するためには押出し後のアルミニウムパイプの成形加工
方法を改良する他はない。
【0012】本発明は以上の問題を解決するためになさ
れたもので、押出法により同軸ケーブルの外部導体を形
成し、その機械的特性を改善することのできる同軸ケー
ブルの製造方法を提供することをその目的とする。
れたもので、押出法により同軸ケーブルの外部導体を形
成し、その機械的特性を改善することのできる同軸ケー
ブルの製造方法を提供することをその目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、内部導体の外側に絶縁体、外部導体お
よび保護被覆層を順次配置した同軸ケーブルを製造する
方法において、内部導体の外側に絶縁体を被覆したケー
ブルコアを連続的に押出機に供給し、この外側に絶縁体
と離間してアルミニウムパイプを押出した後、これを冷
却し、次いで複数個のローラダイスを多段に配置した成
形装置に通過させて引抜くことにより、絶縁体の外周に
外部導体を形成するものである。
めに、本発明は、内部導体の外側に絶縁体、外部導体お
よび保護被覆層を順次配置した同軸ケーブルを製造する
方法において、内部導体の外側に絶縁体を被覆したケー
ブルコアを連続的に押出機に供給し、この外側に絶縁体
と離間してアルミニウムパイプを押出した後、これを冷
却し、次いで複数個のローラダイスを多段に配置した成
形装置に通過させて引抜くことにより、絶縁体の外周に
外部導体を形成するものである。
【0014】本発明におけるアルミニウムパイプの押出
しは前述のコンフォーム押出機によって行うことができ
る。
しは前述のコンフォーム押出機によって行うことができ
る。
【0015】また、押出し後のアルミニウムパイプは複
数個のローラダイスを多段に配置した成形装置により成
形されるが、この成形装置は、それぞれ引取り装置を介
して複数組配置することが好ましい。これにより、同一
の全リダクションに対してその伸びを著しく向上させる
ことができる。
数個のローラダイスを多段に配置した成形装置により成
形されるが、この成形装置は、それぞれ引取り装置を介
して複数組配置することが好ましい。これにより、同一
の全リダクションに対してその伸びを著しく向上させる
ことができる。
【0016】上記のローラダイスを多段に配置した成形
装置は、カセットローラダイスにより構成することが好
ましい。これにより、装置をコンパクト化し得るととも
に良好な精度の外部導体を得ることができる。
装置は、カセットローラダイスにより構成することが好
ましい。これにより、装置をコンパクト化し得るととも
に良好な精度の外部導体を得ることができる。
【0017】
【作用】上記構成により、本発明の同軸ケーブルの製造
方法においては、複数個のローラダイスを多段に配置し
た成形装置により、押出し後のアルミニウムパイプに成
形加工が施されるため、全体として押出し後のアルミニ
ウムパイプに施すリダクションを減少させることなく、
加工時にアルミニウムパイプに加わるテンションを低下
させることができ、その結果加工硬化を減少させること
ができるため、成形後のアルミニウムパイプの伸び特性
が向上し,また、良好な真円度および寸法精度を得るこ
とができる。
方法においては、複数個のローラダイスを多段に配置し
た成形装置により、押出し後のアルミニウムパイプに成
形加工が施されるため、全体として押出し後のアルミニ
ウムパイプに施すリダクションを減少させることなく、
加工時にアルミニウムパイプに加わるテンションを低下
させることができ、その結果加工硬化を減少させること
ができるため、成形後のアルミニウムパイプの伸び特性
が向上し,また、良好な真円度および寸法精度を得るこ
とができる。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。
【0019】図2は、このような本発明の方法に用いら
れる同軸ケーブルの製造装置20の概略を示したもの
で、1は内部導体の外側に絶縁体を被覆したケーブルコ
ア、2はアルミニウムロッド、3はコンフォーム押出
機、4は冷却水槽、21は成形装置である。尚、図5と
同一部分は同一の符号で示してある。
れる同軸ケーブルの製造装置20の概略を示したもの
で、1は内部導体の外側に絶縁体を被覆したケーブルコ
ア、2はアルミニウムロッド、3はコンフォーム押出
機、4は冷却水槽、21は成形装置である。尚、図5と
同一部分は同一の符号で示してある。
【0020】ケーブルコア1はコンフォーム押出機3の
ニップル13内に連続的に供給され、同時に押出機3の
回転ホイール10の溝10a内に供給されたアルミニウ
ムロッド2が、回転ホイール10の回転による摩擦熱に
より加熱されるとともに高圧力が付与されてダイス12
とニップル13との間からケーブルコア1の外側に離間
してパイプ状に押出される。
ニップル13内に連続的に供給され、同時に押出機3の
回転ホイール10の溝10a内に供給されたアルミニウ
ムロッド2が、回転ホイール10の回転による摩擦熱に
より加熱されるとともに高圧力が付与されてダイス12
とニップル13との間からケーブルコア1の外側に離間
してパイプ状に押出される。
【0021】押出し後のアルミニウムパイプ6は、冷却
水槽4で冷却された後、ダンサーロール7を介して成形
装置21に送られ、引取機8で引き抜き力を与えること
により所定の外径まで成形されてケーブルコア1の外周
にアルミニウムパイプ6aが被覆される。
水槽4で冷却された後、ダンサーロール7を介して成形
装置21に送られ、引取機8で引き抜き力を与えること
により所定の外径まで成形されてケーブルコア1の外周
にアルミニウムパイプ6aが被覆される。
【0022】成形装置21は、図4に示すように、一対
の縦ロール21aと一対の横ロール21bとからなる組
ロール22を多段に配置したもので、この成形装置21
は、カセットローラダイスにより形成することが好まし
い。図3は、このような例を示したもので、カセットロ
ーラダイス30は、一対のローラダイス31aを軸受フ
レーム32に架設して単位ローラダイス33を形成し、
この単位ローラダイスの複数個を隣接するローラの軸が
互いに直交するように配置して共通のボルトで一体に固
定したものである(特公昭58−17686号)。
の縦ロール21aと一対の横ロール21bとからなる組
ロール22を多段に配置したもので、この成形装置21
は、カセットローラダイスにより形成することが好まし
い。図3は、このような例を示したもので、カセットロ
ーラダイス30は、一対のローラダイス31aを軸受フ
レーム32に架設して単位ローラダイス33を形成し、
この単位ローラダイスの複数個を隣接するローラの軸が
互いに直交するように配置して共通のボルトで一体に固
定したものである(特公昭58−17686号)。
【0023】図1は、このようなカセットローラダイス
30からなる成形装置23、24、25を無限軌条式引
取り装置34、35を介して複数組配置した同軸ケーブ
ルの製造装置40を示したものである。このようにカセ
ットローラダイスを引取り装置を介して複数組配置する
ことにより、押出し後のアルミニウムパイプ6に加える
引取り力が減少するため、加工硬化を抑制することがで
き、その結果アルミニウムパイプ6a、即ち外部導体の
伸びを著しく向上させることができる。尚、図1におい
て図2と同一部分は同一の符号で示した。
30からなる成形装置23、24、25を無限軌条式引
取り装置34、35を介して複数組配置した同軸ケーブ
ルの製造装置40を示したものである。このようにカセ
ットローラダイスを引取り装置を介して複数組配置する
ことにより、押出し後のアルミニウムパイプ6に加える
引取り力が減少するため、加工硬化を抑制することがで
き、その結果アルミニウムパイプ6a、即ち外部導体の
伸びを著しく向上させることができる。尚、図1におい
て図2と同一部分は同一の符号で示した。
【0024】具体例1 以下本発明の一具体例について説明する。
【0025】図2に示す同軸ケーブルの製造装置20を
用いて、以下に示す方法によりCATV用同軸ケーブル
を製造した。
用いて、以下に示す方法によりCATV用同軸ケーブル
を製造した。
【0026】外径2.1mmの内部導体の外側に高発泡ポ
リエチレンを押出し被覆した外径8.3mmのケーブルコ
ア1を用い、このコアを押出機に供給するとともに、押
出機にアルミニウムロッド(3N)を供給して、その外
側に外径13.4mm、厚さ0.6mmのアルミニウムパイ
プを押出した。
リエチレンを押出し被覆した外径8.3mmのケーブルコ
ア1を用い、このコアを押出機に供給するとともに、押
出機にアルミニウムロッド(3N)を供給して、その外
側に外径13.4mm、厚さ0.6mmのアルミニウムパイ
プを押出した。
【0027】このアルミニウムパイプを冷却水槽で冷却
した後、19個の単位ローラダイスを一体に固定したカ
セットローラダイスからなる成形装置により外径9.6
mmまで成形してケーブルコアの外周にアルミニウムパイ
プを被覆した。
した後、19個の単位ローラダイスを一体に固定したカ
セットローラダイスからなる成形装置により外径9.6
mmまで成形してケーブルコアの外周にアルミニウムパイ
プを被覆した。
【0028】以下通常の工程に従って、アルミニウムパ
イプの外側にポリエチレンを被覆してCATV用同軸ケ
ーブルを製造した。
イプの外側にポリエチレンを被覆してCATV用同軸ケ
ーブルを製造した。
【0029】以上の押出し後のアルミニウムパイプと外
部導体(アルミニウムパイプ)との間の全リダクション
は28.4%であった。
部導体(アルミニウムパイプ)との間の全リダクション
は28.4%であった。
【0030】このようにして製造した同軸ケーブルの外
部導体について、その機械的特性を測定した結果を表1
に示す。また、外部導体の外観は、平滑な表面状態を示
した。
部導体について、その機械的特性を測定した結果を表1
に示す。また、外部導体の外観は、平滑な表面状態を示
した。
【表1】 具体例2 図1に示す同軸ケーブルの製造装置40を用いて、以下
に示す方法によりCATV用同軸ケーブルを製造した。
に示す方法によりCATV用同軸ケーブルを製造した。
【0031】具体例1と同様にして、内部導体の外側に
高発泡ポリエチレンを押出し被覆したケーブルコアの外
側にアルミニウムパイプを押出し、このアルミニウムパ
イプを冷却水槽で冷却した後、4組のカセットローラダ
イスからなる成形装置により外径9.6mmまで成形して
ケーブルコアの外周にアルミニウムパイプを被覆した。
この場合、各組のカセットローラダイスの間にはそれぞ
れベルト式の引取り装置を配置し、また各組のカセット
ローラダイスによるリダクションおよび単位ローラダイ
スの個数は以下のように設定した。
高発泡ポリエチレンを押出し被覆したケーブルコアの外
側にアルミニウムパイプを押出し、このアルミニウムパ
イプを冷却水槽で冷却した後、4組のカセットローラダ
イスからなる成形装置により外径9.6mmまで成形して
ケーブルコアの外周にアルミニウムパイプを被覆した。
この場合、各組のカセットローラダイスの間にはそれぞ
れベルト式の引取り装置を配置し、また各組のカセット
ローラダイスによるリダクションおよび単位ローラダイ
スの個数は以下のように設定した。
【0032】 1組…外径13.4mm → 12.2mm、9%、6個 2組…外径12.2mm → 11.2mm、8.2%、5
個 3組…外径11.2mm → 10.4mm、7.1%、4
個 4組…外径10.4mm → 9.6mm、7.7%、4
個 以下通常の工程に従って、アルミニウムパイプの外側に
ポリエチレンを被覆してCATV用同軸ケーブルを製造
した。
個 3組…外径11.2mm → 10.4mm、7.1%、4
個 4組…外径10.4mm → 9.6mm、7.7%、4
個 以下通常の工程に従って、アルミニウムパイプの外側に
ポリエチレンを被覆してCATV用同軸ケーブルを製造
した。
【0033】以上の押出し後のアルミニウムパイプと外
部導体(アルミニウムパイプ)との間の全リダクション
は28.4%であった。
部導体(アルミニウムパイプ)との間の全リダクション
は28.4%であった。
【0034】このようにして製造した同軸ケーブルの外
部導体について、その機械的特性を測定した結果を表1
に示した。
部導体について、その機械的特性を測定した結果を表1
に示した。
【0035】また、外部導体の外観は、平滑な表面状態
を示した。
を示した。
【0036】比較例 図5に示す装置を用いて、具体例1と同様にしてケーブ
ルコアの外側にアルミニウムパイプを押出し、このアル
ミニウムパイプを冷却水槽で冷却した後、丸ダイスでケ
ーブルコアの外周にアルミニウムパイプを被覆し、以下
通常の工程に従って、アルミニウムパイプの外側にポリ
エチレンを被覆してCATV用同軸ケーブルを製造し
た。
ルコアの外側にアルミニウムパイプを押出し、このアル
ミニウムパイプを冷却水槽で冷却した後、丸ダイスでケ
ーブルコアの外周にアルミニウムパイプを被覆し、以下
通常の工程に従って、アルミニウムパイプの外側にポリ
エチレンを被覆してCATV用同軸ケーブルを製造し
た。
【0037】以上のアルミニウムパイプと外部導体(ア
ルミニウムパイプ)との間の全リダクションは28.4
%であった。
ルミニウムパイプ)との間の全リダクションは28.4
%であった。
【0038】このようにして製造した同軸ケーブルの外
部導体について、その機械的特性を測定した結果を表1
に同時に示した。
部導体について、その機械的特性を測定した結果を表1
に同時に示した。
【0039】また、外部導体の外観は、実施例に比較し
て表面に肌荒れが認められた。
て表面に肌荒れが認められた。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明の同軸ケーブル
の製造方法によれば、外部導体の成形時にアルミニウム
パイプに加わるテンションおよび加工硬化を減少させる
ことができるため、機械的特性および寸法精度に優れた
外部導体を有する同軸ケーブルを製造することができ
る。
の製造方法によれば、外部導体の成形時にアルミニウム
パイプに加わるテンションおよび加工硬化を減少させる
ことができるため、機械的特性および寸法精度に優れた
外部導体を有する同軸ケーブルを製造することができ
る。
【図1】本発明の方法に用いられる同軸ケーブルの製造
装置の一実施例を示す概略図。
装置の一実施例を示す概略図。
【図2】本発明の方法に用いられる同軸ケーブルの製造
装置の他の実施例を示す概略図。
装置の他の実施例を示す概略図。
【図3】本発明の方法の成形装置に用いられるカセット
ローラダイスの斜視図。
ローラダイスの斜視図。
【図4】本発明の方法の成形装置に用いられるローラダ
イスの概略図。
イスの概略図。
【図5】従来の同軸ケーブルの製造装置を示す概略図。
【図6】コンフォーム押出機の概略断面図。
【図7】図5のダイスによる引抜状態を示す断面図。
1………ケーブルコア 2………アルミニウムロッド 3………コンフォーム押出機 4………冷却水槽 6………アルミニウムパイプ 6a…外部導体 8………引取機 20、40…同軸ケーブルの製造装置 21…ローラダイスによる成形装置 23、24、25…カセットローラダイスによる成形装
置 22…組ロール 30…カセットローラダイス 34、35…引取り装置
置 22…組ロール 30…カセットローラダイス 34、35…引取り装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 泰介 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 堀川 常夫 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 白幡 憲夫 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 内部導体の外側に絶縁体、外部導体およ
び保護被覆層を順次配置した同軸ケーブルを製造する方
法において、前記内部導体の外側に前記絶縁体を被覆し
たケーブルコアを連続的に押出機に供給し、この外側に
前記絶縁体と離間してアルミニウムパイプを押出した
後、これを冷却し、次いで複数個のローラダイスを多段
に配置した成形装置に通過させて引抜くことにより、前
記絶縁体の外周に前記外部導体を形成することを特徴と
する同軸ケーブルの製造方法。 - 【請求項2】 成形装置は、それぞれ引取り装置を介し
て複数組配置される請求項1記載の同軸ケーブルの製造
方法。 - 【請求項3】 成形装置はカセットローラダイスよりな
る請求項1または2記載の同軸ケーブルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5181287A JPH0737450A (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 同軸ケーブルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5181287A JPH0737450A (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 同軸ケーブルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737450A true JPH0737450A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16098056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5181287A Withdrawn JPH0737450A (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 同軸ケーブルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737450A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003067611A1 (fr) * | 2002-02-08 | 2003-08-14 | Hirakawa Hewtech Corporation | Cable coaxial avec isolant en mousse de haute precision et procede de fabrication correspondant |
CN100416711C (zh) * | 2003-05-22 | 2008-09-03 | 平河福泰克株式会社 | 发泡同轴线缆及其制造方法 |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP5181287A patent/JPH0737450A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003067611A1 (fr) * | 2002-02-08 | 2003-08-14 | Hirakawa Hewtech Corporation | Cable coaxial avec isolant en mousse de haute precision et procede de fabrication correspondant |
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CN1300805C (zh) * | 2002-02-08 | 2007-02-14 | 平河福泰克株式会社 | 高精度发泡同轴电缆及其制造方法 |
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