JPH073738B2 - ヘツドアツセンブリ - Google Patents

ヘツドアツセンブリ

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JPH073738B2
JPH073738B2 JP764288A JP764288A JPH073738B2 JP H073738 B2 JPH073738 B2 JP H073738B2 JP 764288 A JP764288 A JP 764288A JP 764288 A JP764288 A JP 764288A JP H073738 B2 JPH073738 B2 JP H073738B2
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敦 岩永
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、デイスク駆動装置に備えられるヘツドアツセ
ンブリに関する。
〔従来の技術〕
近年、例えばワードプロセツサやパーソナルコンピユー
タ等各種情報機器の外部記憶装置として、磁気デイスク
駆動装置が多用されている。
第21図に、従来より知られている両面記録用磁気デイス
ク駆動装置の磁気ヘツドアツセンブリの断面図を示す。
同図において、符号101で総括的に示した磁気ヘツドア
ツセンブリは、主として磁気ヘツドキヤリツジ102とア
ーム103とから成り、図示しないパルスモータによつて
案内軸104に沿つて磁気デイスク105の半径方向に移送さ
れるようになつている。
前記磁気ヘツドキヤリツジ102は、絶縁性の合成樹脂を
成形したものであつて、その先端部に磁気ヘツド取付部
102aが凹設され、またその後端部に支持部102bが突設さ
れている。図中の符号107は下側磁気ヘツドであつて、
モールドケース108を介して前記磁気ヘツド取付部102a
に取り付けられている。また、109は下側磁気ヘツド107
から導出されたリード線であつて、中継端子110を介し
て外部導出用のリード線111に接続されている。
前記アーム103は、絶縁性の合成樹脂を成形することに
よつて前記磁気ヘツドキヤリツジ102よりも短い略板状
に形成されており、その後端部にリーフヒンジばね112
の一部が一体に埋設されている。このアーム103は、前
記リーフヒンジばね112の先端部を前記支持部102bに螺
着することによつて、前記磁気ヘツドキヤリツジ102に
対して揺動自在に取り付けられる。図中の符号113は前
記リーフヒンジばね112を螺着するためのねじ、114はこ
のねじ113を螺着する止め金具、115はスペーサ、116は
取付金具である。また、117は上側磁気ヘツドであつ
て、ジンバルばね118を介して前記磁気ヘツドキヤリツ
ジ102に搭載された下側磁気ヘツド107と対向する位置に
搭載されている。119は前記ジンバルばね118に背後から
当接するピボツトを示す。また、120は上側磁気ヘツド1
17から導出されたリード線で、フレキシブルプリント基
板121を介して外部導出用のリード線122に接続されてい
る。123は前記取付金具116とアーム103との間に介装さ
れた押えばねであつて、前記アーム103を前記磁気ヘツ
ドキヤリツジ102側へ常時弾性的に付勢し、前記下側磁
気ヘツド107及び上側磁気ヘツド117にて、前記磁気デイ
スク105を挾持するようになつている。
上記のように構成された磁気ヘツドアツセンブリ101
は、磁気デイスク105の非挿入状態においては、アーム1
03が図示しない持上げ機構によつて持上げられ、リーフ
ヒンジばね112側を揺動中心として矢印Fの方向に回動
した位置に拘束されており、上側磁気ヘツド117が下側
磁気ヘツド107から所定量だけ離隔されている。そし
て、磁気デイスク105が挿入されてそのクランプが行わ
れると、これに連動して図示しない持上げ機構によるア
ーム103の持上げ拘束状態が解除され、アーム103が押え
ばね123の弾性力によつて下降し、下側磁気ヘツド107及
び上側磁気ヘツド117にて磁気デイスク105が挾持され、
情報の書込み、読出しが可能になる。
ところで、記録、再生特性の安定化を図るためには、磁
気デイスク105を挾持する磁気ヘツド107,117のロード圧
が安定している必要がある。
然るに、前記した従来の磁気ヘツドアツセンブリ101
は、リーフヒンジばね112にてアーム103を片持ち支持す
る構造になつているため、当該磁気ヘツドアツセンブリ
101に振動や衝撃力が作用すると、その上下方向(第21
図のz−z方向)の振動成分による慣性力によつてアー
ム103にリーフヒンジばね112を支点とするモーメントが
作用し、磁気デイスク105に対する磁気ヘツド107,117の
ロード圧が変動する。
このため、アーム103に作用する慣性力が磁気デイスク1
05を挟持する磁気ヘツド107,117のロード圧よりも大き
くなると、所謂口開きの状態となつて、磁気ヘツド107,
117と磁気デイスク105とのヘツドタツチが損なわれ、記
録、再生に支障をきたす。また、磁気デイスク105を挾
持する磁気ヘツド107,117のロード圧が変動すると、た
とえばヘツドタツチが確保されているとしても、磁気デ
イスク105と磁気ヘツド107,117との間の摩耗力が変動す
るため、アーム103が磁気デイスク105の回転方向に振動
したり、あるいは磁気デイスク105に回転むらを生じ、
記録、再生特性が劣化する。
そこで、本出願人は、振動や衝撃力が作用した場合にも
安定な記録、再生を実現可能な磁気ヘツドアツセンブリ
を提供する目的で特願昭62−62559として、磁気ヘツド
キヤリツジに対し、所望の機能部品が搭載されたアーム
を揺動自在に保持して成る磁気ヘツドアツセンブリにお
いて、前記アームの長手方向の中央部に支点を設け、そ
の支点を中心として前記アームの先端寄りに前記機能部
品を搭載すると共に、前記支点を中心として前記アーム
の後端寄りに、前記機能部品設定側の重量と平衡するバ
ランサを付設したことを特徴とする磁気ヘツドアツセン
ブリを提案した。
この既提案に係る磁気ヘツドアツセンブリの側面図およ
び要部斜視図を第19図,第20図にそれぞれ示す。
第18図および第19図において、磁気ヘツドアツセンブリ
201は、キヤリツジ202と、キヤリツジ202の支持部202b
上に取付けねじ230を介して固定された支持部材231と、
支持部材231に穿設された挿通孔234a,234bに挿通される
支軸243によつて揺動自在に取り付けられるアーム232と
から主に構成されている。
アーム232は、第20図に示すように、剛性を有する例え
ばアルミニウム合金などの金属板を所望の形状に曲折し
たものであつて、略中央部に支点232a,232bが起立さ
れ、その支点232a,232bを中心として先端寄りに磁気ヘ
ツド装置236を取り付けるための取付部232cが形成さ
れ、さらに前記支点232a,232bを中心として後端寄り
に、前記磁気ヘツド装置236取付側の重量と平衡する重
錘238が付設されている。上記取付部232cおよび支点232
a,232bは、この既提案に係る実施例では、ロード時に第
19図に示すようにキヤリツジ202の上面に対し水平にな
つており、支点232a,232bから後端側が傾斜している。
その他、第21図に示した磁気ヘツドアツセンブリ101の
各部と同等とみなせる構成要素には同一の符号を付し、
それらに関する説明は省略する。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記既提案で実施例として示された磁気ヘツ
ドアツセンブリ201では、磁気デイスクをロードするた
めに挿入するときには、アーム232は支軸243を中心とし
て矢印D方向に回動し、磁気ヘツド107,117は互いに離
れ、その空隙から磁気デイスク105の挿入が可能とな
る。しかし、このとき、アーム232の支点232a,232bの立
設した基端の隅部232fは、一点鎖線Eで示すような軌跡
を描いて磁気デイスク105側に進出する。したがつて、
磁気デイスク105が、硬質の合成樹脂材料等からなるハ
ードケースに収納されて磁気デイスクカートリツジであ
るならば、そのケースに上記隅部232fが当接しないよう
に、アーム232全体を上方に位置させておく必要があ
る。しかし、上方に位置させるとデイスク駆動装置の厚
みが増し、薄型化に際し支障をきたすことになる。
また、上記既提案では、アームを軸支持しバランサを付
設してあるので、振動や衝撃の悪影響は抑えられるもの
の、その反面、アームを支持するための構造が複数にな
つて部品点数も増大してしまうという不具合があつた。
すなわち、第19,20図において、アーム232を揺動自在に
支持するためには支持部材231や支持243やこれらを取り
付けるためのネジ、ワツシヤ等が必要であり、さらに重
鐘238とこれを取り付けるための部材も必要となる。
このほか、図示はしていないが、上記従来技術はいずれ
も、スクリユーシヤフトの外周に形成された螺旋状の送
り溝に係合する係合突起と、この係合突起が送り溝から
離脱するのを防止するための押えばねとをそれぞれキヤ
リツジに取り付け、これらの係合突起を押えばねとでス
クリユーシヤフトを弾性的に挾持することにより、スク
リユーシヤフトの回転運動をキヤリツジの直線運動に変
換している。然るに、キヤリツジの移送が終了してスク
リユーシヤフトが停止すると、キヤリツジには慣性力が
作用し、この慣性力によつて係合突起とキヤリツジ間の
連結部位が弾性変形してしまうので、たとえスクリユー
シヤフトが停止してもキヤリツジはすぐには停止でき
ず、セトリング時間が長いという問題を抱えていた。
この発明は、上記のような技術的背景に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、振動や衝撃の悪影響が抑えら
れ、かつ薄型化が容易で部品点数も削減でき、しかもセ
トリング時間が短いヘツドアツセンブリを提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、折曲されて係合
突起と押えばねとを一体的に形成した板ばねと、該板ば
ねの係合突起形成部分の背面側を固定し、かつ第1の取
付孔が形成されれた一対のアーム取付片を略平行に立設
してなるキヤリツジと、該第1の取付孔と同心に設置さ
れる第2の取付孔が形成された一対の被取付片を略平行
に立設した基板部が、情報記録デイスクの挿入・排出時
に該デイスクと略平行となるように折曲され、かつヘツ
ド装置取付部が情報記録デイスクのロード時にガイドシ
ヤフトと略平行となるアームと、上記アーム取付片の第
1の取付孔および上記被取付片の第2の取付孔に挿入さ
れて上記アームを揺動自在に支持する支軸とを備え、該
支軸の軸心が、上記アームの長手方向と直交し該アーム
の重心を通過する直線とほぼ合致するように構成してあ
る。
〔作用〕
上記手段によれば、アームが自らの重心を回動中止とし
て揺動自在に軸支されており、従来例のように支持部材
を介設したりバランサを付設する必要がないので、振動
や衝撃が作用してもアームの不所望に回動してしまう可
能性が小さく、部品点数も削減できる。また、支軸を挿
通する被取付片が立設されたアームの基板部が、情報記
録デイスクの挿入・排出を行うヘツドアツプ時に該デイ
スクに対し略平行となるので、アームの取付位置をキヤ
リツジ側に近接させて設定することができる。また、係
合突起および押えばねを一片の板ばねによつて一体的に
形成してあるのでさらに部品点数の削減が図れ、この板
ばねの係合突起形成部分の背面側が剛性性の高いキヤリ
ツジに直線固定されていることから、係合突起形成部分
の弾性変形が防止できてスクリユーシシヤフトの回転停
止動作に対する追従性が良好となる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施の一例について、図面を参照して
説明する。
第1図ないし第18図は、実施例に係る磁気ヘツドアセツ
センブリを説明するためのもので、第1図は磁気ヘツド
アツセンブリの斜視図、第2図は同側面図、第3図は同
背面図、第4図はキヤリツジの平面図、第5図は同側面
図、第6図はアームの平面図、第7図は同背面図、第8
図は同側面図、第9図は磁気ヘツドユニツトの平面図、
第10図はシールド板と磁気ヘツドの取付状態を示す説明
図、第11図はフオロワとスクリユーシヤフトの係合状態
を示す説明図、第12図はフオロワの正面図、第13図はフ
オロワの押えばね部を示す第12図における要部M方向矢
視図、第14図はフオロワの底面図、第15図は支軸を分解
した状態を示す正面図、第16図は磁気ヘツドユニツトを
キヤリツジに取り付けた状態を示す要部底面図、第17図
は同要部断面図、第18図はアームの他部材との位置関係
を示す説明図である。
第1図ないし第3図において、磁気ヘツドアツセンブリ
1は、下側磁気ヘツドユニツト2を搭載し、ガイドシヤ
フト3に沿つて磁気デイスクの半径方向に直線的に移送
されるキヤリツジ4と、上側磁気ヘツドユニツト5を搭
載し、キヤリツジ4に対して支軸6を介して揺動自在に
支持されるホールドケースとも称されるアーム7と、ア
ーム7の後端とキヤリツジ4間に配設され、上記両磁気
ヘツドユニツト2,5を互いに近接する方向に弾性付勢す
るコイルばね8とから主に構成されている。
キヤリツジ4は第4図および第5図に示すように、基板
9と、基板9の両縁に立設された一対のアーム取付板10
a,10bと、後述のフオロワ29が取り付けられるフオロワ
取付板12と、ガイドシヤフト3に挿通されるガイドシヤ
フト挿通部13とを、一枚のアルミニウム合金製の薄板を
折曲して一体的に形成してある。
また、上記基板9の図において左端側には、二股に分れ
た下側磁気ヘツドユニツト2取付用の取付部14が形成さ
れている。アーム取付板10a,10bは、弾性を有し、若干
開いた形状でほぼ平行に形成され、基板9の長手方向と
直角な方向に、支軸6が挿入可能な取付孔15が穿設され
ている。この取付孔15には、外側に開いた皿状に面取り
が施されており、同様の傾斜を有する支軸6の後述の当
接部31c,32cの傾斜面31b,32bが当接して、両アーム取付
板10a,10bを互いに近接する方向に弾性変形させるとと
もに、上記傾斜面31b,32bと上記取付孔15とが摺動する
ように設定されている。
フオロワ取付板12は、第4図においては下側にあたるア
ーム取付板10aから、基板9と平行に外側に延出してお
り、その先端のフオロワ取付部12aに3個の突起16が第
5図に示すように下向きに突出している。
上記ガイドシヤフト挿通部13は、基板9の長手方向の中
心線に沿つて下側に切り起された板片からなり、中央に
シヤフト挿通孔13aに穿設され、このシヤフト挿通孔13a
にガイドシヤフト3が挿通されて、キヤリツジ4の運動
方向を規制している。また、上記基板9の上面には、コ
イルばね8の下端側の位置を規制する突起17が垂設され
ている。
アーム7は、第6図ないし第8図に示すように、中央部
に傾斜面18aが形成された基板部18と、傾斜面18aの両縁
に立設された一対の被取付板19a,19bと、上記磁気ヘツ
ドユニツト5を取り付ける取付部20と、アーム7を開閉
するための突出片21とを備え、キヤリツジ4と同じアル
ミニウム合金製の薄板を折曲して一体的に形成されてい
る。
上記被取付板19a,19bは、若干開いた形状でほぼ平行に
形成され、前記アーム取付板10a,10bに形成された取付
孔15よりも径小の取付孔22が穿設されている。この取付
孔22には十字形の切り溝23が形成され、また、取付孔32
の内面は皿状に面取りされている。被取付板19a,19bの
間隔、すなわち、基板部18の傾斜面18a部の幅は、前記
キヤリツジ4のアーム取付孔10a,10bの内法よりも狭く
形成され、アーム取付板10a,10bの内面に被取付板19a,1
9bの外面が対向できるようになつている。また、傾斜面
18aの傾斜角度は、アーム7がヘツドアツプ状態のとき
にデイスク(ガイドシヤフト3)と平行になる角度に設
定されている。なお、被取付板19a,19bの立設位置は、
各取付孔22の中心を結ぶ直線が、アーム7の長手方向に
対し直交し、かつアーム7の重心を通過するように設定
されている。
基板部18の第6図および第8図において左端に形成され
た上側磁気ヘツドユニツト5取付用の取付部20は、キヤ
リツジ4に形成された下側磁気ヘツドユニツト2と同一
形状に形成され、両者とも取付部20の開放端からユニツ
トを挿入してて取り付けが可能である。また、基板部18
の反上側磁気ヘツドユニツト取付側、すなわち第6図お
よび第8図において右端側の下面には、コイルばね8の
アーム7側の位置を規制する突起24が、前記突起17と対
向して垂設されている。なお、上記取付部20はロード時
にデイスク(ガイドシヤフト3)と平行になるように設
定されている。
上側磁気ヘツドユニツト5は第9図および第10図に示す
ように、リード/ライトギヤツプが形成されたリード/
ライトコアを含むヘツドスライダからなる磁気ヘツド25
を、外形が略円形のジンバルばね26の中央のばね板部分
に接着し、さらに腕状の収納部27aとフランジ部27bを備
えたシールド板27のフランジ部27bの第10図において下
面にジンバルばね26の外周のリング部をレーザビーム溶
接により接着し、磁気ヘツド25、ジンバルばね26および
シールド板27を一体として形成されている。
上記シールド板27は弾性体を一体形成したもので、収納
部27aの第9図において上面にシールド板27の前記取付
部20に対する位置決め用の孔27cが穿設され、フランジ
部27bにはジンバルばね26との位置決めを図る位置決め
孔27dが穿設されている。これに対応して、ジンバルば
ね26の外縁部26aには同径の位置決め孔が形成されてい
る。シールド板27には、さらに、フランジ部27bの点対
称な部分を180度折曲して形成した折曲片28aが設けら
れ、この折曲片28aとフランジ部27bの対向する面の間
に、前記取付部20に外挿される取付溝28が形成される。
なお、下側磁気ヘツドユニツト2もこれと同様に形成さ
れている。
前記フオロワ取付板12のフオロワ取付部12aに取り付け
られるフオロワ29は、第3図および第11図に示すように
スクリユーシヤフト30の外周に形成された螺旋状の送り
溝30aに係合してスクリユーシヤフト30の回転運動をキ
ヤリツジ4の直線運動に変換するためのもので、送り溝
30aに係合する突起29aと、スクリユーシヤフト30を上記
突起29aとともに弾性的に挾持し、突起29aの送り溝30a
からの離脱を防止する押えばね部29bとから一体的にば
ね用ステンレス鋼を折曲して形成されている。
このフオロワ29の押えばね部29bは、第12図ないし第14
図に示すように、突起29aが突設されたベース部29cから
突起29aに対向するようにV字型に折曲され、さらに両
縁部に沿つて切り起し29dに形成されて剛性を確保し、
幅狭な形状となつている。また、ベース部29cには前記
フオロワ取付部12aに形成された突起16に挿入される取
り付け・位置決め用の孔29eが、その突起16と対応する
位置に穿設されている。
フオロワ29のキヤリツジ4への取り付けは、上記突起16
に上記孔29eを外挿し、ベース部29cから突出した突起16
部分をかしめることにより行なわれる。この取り付け
は、この外に、レーザビーム溶接やスポツト溶接等が採
用されるが、キヤリツジ4がアルミニウム合金製でフオ
ロワ29はステンレス製であることから、かしめが簡単か
つ有効である。
支軸6は第15図に示すように、一対の異形のボルト31と
ナツト32とから構成されている。このボルト31とナツト
32には、それぞれ二段にわたる傾斜面31a,31b、32a,32b
を有する径大の当接部31c,32cが形成され、内側にあた
る径小の傾斜面31a,32aが、アーム7側の被取付板19a,1
9bの取付孔22の面取り部にそれぞれ当接し、外側にあた
る径大の傾斜面31b,32bがキヤリツジ4側のアーム取付
板10a,10bの取付孔15の面取り部にそれぞれ当接するよ
うになつている。
次に、上記のように各々構成された磁気ヘツドアツセン
ブリ1の組み立てについて説明する。
実施例に係る磁気ヘツドアツセンブリ1を組み立てる際
には、まず、キヤリツジ4の両アーム取付板10a,10bの
間にアーム7を位置させ、アーム7の被取付板19a,19b
をアーム取付板10a,10bに対向させて両取付孔15,22を同
心に保持する。その後、両取付孔15,22は支軸6を構成
するボルト31を挿入し、他側からナツト32を螺合させ、
例えば、アーム7の被取付板19a,19bの間隔を規定する
ゲージを両被取付孔19a,19b間に挿入して所定のトルク
で締め込む。これにより、アーム取付板10a,10bおよび
被取付孔19a,19bが互いに近接する方向へ弾性変形し、
アーム取付板10a,10b間および被取付板19a,19b間にそれ
ぞれ与圧が付与され、少なくとも三者がガタなく軸結合
される。
この軸結合は、本実施例では、被取付板19a,19bの取付
孔22と傾斜面31a,31aとの間では上記締め込みによつて
強嵌合が成立して、アーム7と支軸6とが一体に動き、
アーム取付板10a,10bの取付孔15と傾斜面31b,32bとの間
では、摺動可能な与圧が付与されるように三者の寸法と
締め付けトルクが設定され、これにより、キヤリツジ4
に対し、アーム7が揺動自在に支持される。この場合、
取付孔15と傾斜面31b,32bの摺動性を保障するために、
例えばグリース等を使用してもよいことはいうまでもな
い。このように、所定の締め付けトルクで締め付けられ
たボルト31とナツト32に対しては、螺合部に接着剤を塗
布し、両者の締め付け状態が変わらないようにする。引
き続いて、上記のように軸結合したキヤリツジ4のフオ
ロワ取付部12aには、前述のようにしてフオロワ29がか
しめにより取り付けられ、磁気ヘツドアツセンブリ1の
運動方向変換装置が装備される。なお、このフオロワ29
の取り付けは、上記軸結合工程の前に行なつてもよい。
次いで磁気ヘツドユニツトの取り付けが行なわれる。磁
気ヘツドユニツトの取り付けは、まずキヤリツジ4に下
側磁気ヘツドユニツト2を取り付けることから行なわれ
る。すなわち、下側磁気ヘツドユニツト2の磁気ヘツド
25をアーム7側に向けて取付溝28を第4図および第5図
の左側から取付部14に外挿し、キヤリツジ4に対する位
置決めを光学的手段を用いて行なつた後、第16図に示す
ように折曲片28aの表面側からそれぞれPで示される2
点ずつレーザビーム力接する。また、フランジ部27bの
折曲片28aと対向する側から2点ずつレーザビーム溶接
し、確実に上記取付部14に、下側磁気ヘツドユニツト2
を取り付ける。この取り付けた状態を第17図に示す。
一方、上側磁気ヘツドユニツト5は、下側磁気ヘツドユ
ニツト2を取り付けた後、アーム7の取付部20に同様に
して取り付けられる。この場合には、下側の磁気ヘツド
25のギヤツプに対して、上側の磁気ヘツド25のギヤツプ
を規格により4トラツクまたは8トラツク正確にずらし
て取り付ける必要があるので、下側の磁気ヘツド25のギ
ヤツプと上側の磁気ヘツド25のギヤツプを光学的に目視
し、上側磁気ヘツドユニツト5を前記孔27cに挿入した
棒材を介して調整し、この調整が完了した時点でレーザ
ビーム溶接が行なわれる。なお、この調整は、光学的方
法の他に、位置調整用のデイスクを回転させて、上側磁
気ヘツド25からの出力をピックアツプして行なう場合も
ある。これらの調整方法は、作業条件に応じて任意に選
択される。
上記のようにしてフオロワ29と下側および上側磁気ヘツ
ツドユニツト2,5を取り付けた後、キヤリツジ4とアー
ム7の突起17,24間にロード圧付与用のコイルばね8が
装着される。このようにして、支軸6によつてアーム7
が揺動自在に支持され、磁気ヘツドユニツト2,5のキヤ
リツジ4およびアーム7への取付時にギヤツプ間の調整
を行なう板金製の磁気ヘツドアツセンブリ1が製造され
る。
なお、上記実施例にあつては、支軸6の当接部31c,32c
は、アーム7側の被取付板19a,19bと強嵌合し、キヤリ
ツジ4側の取付板10a,10bと摺動するように設定されて
いるが、この逆になるように設定してもよいことはいう
までもない。また、上記のようにキヤリツジ4、アーム
7をアルミニウム合金で製造すると、キヤリツジアツセ
ンブリが軽量化され、低消費電力化が実現でき、ステツ
ピングモータの励磁電圧を早く切れることも加えて、セ
トリング時間の短縮化を図ることができる。さらに加え
て、上記実施例はキヤリツジ4、アーム7共に板材を折
曲して形成されているが、合成樹脂材にアーム取付板10
a,10b、被取付板19a,19bを、それぞれアウトサート成形
により立設してもよく、キヤリツジ4やアーム7の本体
は、仕様に応じて適宜選択できる。
以上のように構成された磁気ヘツドアツセンブリ1のア
ーム7の揺動範囲について、第18図の説明図を参照して
説明する。
第18図において、アーム7は支軸6の軸心Oを中心とし
て矢印A,B方向に揺動する。アーム7の上方には、デイ
スク駆動装置のケースの下面62が、また、下方にはキヤ
リツジ4がそれぞれ位置している。第18図では、キヤリ
ツジ4の上面を符号61で示してあり、さらに基準となる
ガイドシヤフト3の軸線を符号63で示している。第18図
はアーム7のロード状態を示しており、この状態からロ
ードアームとも称される突出片21の突起21aを矢印C方
向に押し上げると、軸心Oを中心としてアーム7の磁気
ヘツドユニツト5搭載側が矢印A方向に回動し、アーム
7の反磁気ヘツドユニツト搭載側に垂下されたストツパ
片64がキヤリツジ4の上面61に当接する直前で停止す
る。この状態のキヤリツジ4の上面の相対位置を符号6
1′で示す。すなわち、アーム7の矢印A方向の回動に
よつてアーム7とキヤリツジ4とは、相対的にはキヤリ
ツジ4の上面が符号61′で示す位置にあるものと同一に
なる。このとき、アーム7の基板部18の傾斜面18aは、
上記上面61′とほぼ平行であつて、磁気ヘツドユニツト
5のシールド板27の収納部27aの縁部27a′が、ケースの
下面62′に当接する直前の位置に位置している。
このため、デイスクカートリツジ65を挿入しても、デイ
スクカートリツジ65と上記基板部18も平行になるので、
アーム7のキヤリツジ4に対する取付位置をデイスクカ
ートリツジ65に当接しない最小限の距離までキヤリツジ
4側に近接させることができる。
そして、上記状態から突起21aの押圧力を解除してアー
ム7の磁気ヘツドユニツト5搭載側を矢印B方向に戻す
と、磁気ヘツド25はデイスクカートリツジ65の図示しな
いヘツド挿入口からデイスクカートリツジ65のケース内
に侵入して磁気デイスクに摺接し、記録もしくは再生が
おこなわれる。このとき、アーム7の磁気ヘツドユニツ
ト5を取り付ける取付部20はデイスクカートリツジ65の
上面65a、キヤリツジ4の上面61およびガイドシヤフト
3の軸線63とそれぞれ平行になつているので、上記取付
部20がデイスクカートリツジ65の上面65aと当接するこ
ともない、このような構造により、磁気デイスク駆動装
置の高さの一つの基準となるガイドシヤフト3の軸線63
からの高さ方向の寸法Hを最小限に抑えることができ
る。
また、上記実施例にあつては、アーム7の重心を考慮し
て被取付板19a,19bの立設位置が決定され、支軸6の軸
心Oがアーム7の重心を通過するように、換言するなら
アーム7が自らの重心を回動中心として揺動自在となる
ように設定してあるので、振動や衝撃が作用してもアー
ム7が不所望に回動する可能性は小さく、磁気ヘツド25
のロード圧の変動や磁気デイスクと磁気ヘツド25間の摩
擦力の変動を極力抑えることができる。そのため、常に
安定した記録、再生を実現できるとともに、軸支持構造
のアームを備えた従来例のように支持部材を介設したり
バランサを付設する必要がないので、部品点数も大幅に
削減されている。
また、上記実施例にあつては、フオロワ29のベース部29
cの背面側をかしめ等により、剛性の高いキヤリツジ4
に直接固定してあるので、キヤリツジ4の移送が終了し
てスクリユーシヤフト30が停止するときにフオロワ29の
ベース部29cが弾性変形する虞れがなく、スクリユーシ
ヤフト30の回転停止動作に対する追従性が向上してい
る。そのため、前記した軽量化の影響と相俟つて、セト
リング時間が一層短縮化されている。
〔発明の効果〕
以上説明したように、アームが自らの重心を回動中心と
して揺動自在に軸支され、該アームの基板部がヘツドア
ツプ時に情報記録デイスクに対し略平行となり、押えば
ねとしても機能する板ばねの係合突起形成部分の背面側
がキヤリツジに固定してある本発明によれば、揺動や衝
撃が作用しても常に安定した記録、再生が実現でき、か
つ薄型化が容易で、しかも部品点数が大幅に削減でき、
加えてセトリング時間の短縮化が図れる等、種々顕著な
効果を有するヘツドアツセンブリを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第18図はこの発明の実施例を説明するため
のもので、第1図は磁気ヘツドアツセンブリの斜視図、
第2図は同側面図、第3図は同背面図、第4図はキヤリ
ツジの平面図、第5図は同側面図、第6図はアームの平
面図、第7図は同背面図、第8図は同側面図、第9図は
磁気ヘツドユニツトの平面図、第10図はシールド板と磁
気ヘツドの取付状態を示す説明図、第11図はフオロワと
スクリユーシヤフトの係合状態を示す説明図、第12図は
フオロワの正面図、第13図はフオロワの押えばね部を示
す第12図要部M矢視図、第14図はフオロワの底面図、第
15図は支軸を分解した状態を示す正面図、第16図は磁気
ヘツドユニツトをキヤリツジに取り付けた状態を示す要
部底面図、第17図は同要部断面図、第18図はアームの他
部材との位置関係を示す説明図、第19図ないし第21図は
従来例を説明するためのもので、第19図は従来例に係わ
る磁気ヘツドアツセンブリの側面図、第20図は同要部斜
視図、第21図は他の従来例に係る磁気ヘツドアツセンブ
リの側面図である。 1……磁気ヘツドアツセンブリ、2……下側磁気ヘツド
ユニツト、3……ガイドシヤフト、4……キヤリツジ、
5……上側磁気ヘツドユニツト、6……支軸、7……ア
ーム、10a,10b……アーム取付板、15……取付孔、18…
…基板部、19a,19b……被取付板、20……取付部(ヘツ
ド装置取付部)、22……取付孔、29……フオロワ(板ば
ね)、29a……突起、29b……押えばね部、29c……ベー
ース板、30……スクリユーシヤフト、30a……送り溝、6
5……デイスクカートリツジ、O……軸心。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下側ヘツド装置を搭載したキヤリツジと、
    該キヤリツジを情報記録デイスクの半径方向に案内する
    ガイドシヤフトと、外周に螺旋状の送り溝を有し、モー
    タによつて回転駆動されるスクリユーシヤフトと、送り
    溝に係合してスクリユーシヤフトの回転運動をガイドシ
    ヤフトに沿つたキヤリツジの直線運動に変換する係合突
    起と、この係合突起と共にスクリユーシヤフトを挟持し
    て係合突起と送り溝との係合関係を保持する押えばね
    と、上側ヘツド装置を搭載し、上記キヤリツジに揺動自
    在に支持されたアームとを備えたヘツドアツセンブリに
    おいて、上記係合突起と上記押えばねとが一体的に折曲
    されて形成された板ばねと、該板ばねの係合突起形成部
    分の背面側が固定され、かつ第1の取付孔が形成された
    一対のアーム取付片が略平行に立設されたキヤリツジ
    と、該第1の取付孔と同心に配置される第2の取付孔が
    形成された一対の被取付片を略平行に立設した基板部が
    情報記録デイスクの挿入・排出時に該デイスクと略平行
    となるように折曲され、かつヘツド装置取付部が情報記
    録デイスクのロード時に上記ガイドシヤフトと略平行と
    なるアームと、上記アーム取付片の第1の取付孔および
    上記被取付片の第2の取付孔に挿入されて上記アームを
    揺動自在に支持する支軸とを備え、該支軸の軸心が、上
    記アームの長手方向と直交し該アームの重心を通過する
    直線とほぼ合致させてあることを特徴とするヘツドアツ
    センブリ。
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US07/239,161 US4996615A (en) 1987-12-04 1988-08-30 Head assembly
US07/443,634 US4980787A (en) 1987-12-04 1989-11-29 Mass-balanced magnetic head assembly for a floppy disk drive

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