JPH0737205U - 識別コネクター付き医療用チユーブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 チユーブの両先端にコネクターがあり、該コ
ネクターに標識が付されている識別コネクター付き医療
用チユーブ。 【効果】 輸液ポンプに接続されている各部分とチユー
ブで連通された三方活栓等の各接続部分がお互いにどれ
とどれが対応するかとういことが標識色により一目で分
かり、文字・記号で薬液名を付記すれば更に明確にな
り、１カテーテルに対し５〜６種類の輸液や薬液の投与
をするに際し、医者・看護婦が間違った判断をすること
なく処置できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、識別コネクター付き医療用チユーブに関する。

【０００２】

【従来の技術】

医療現場において患者の治療目的で輸液や薬液の投与は頻繁におこなわれてい る。接続で注入する場合、通常は１種類の輸液や薬液のラインをカテーテル等に 接続し行っている。しかし、重症患者では投与される薬液の種類が多くなり、そ の種類の数だけカテーテルを穿刺することは患者にとっての負担は非常に大きい 。このような場合、１カテーテルに対し５〜６種類の輸液や薬液の投与ができる ように、輸液ビンや輸液ポンプとカテーテルの途中に医療用チユーブを主として 多連の三方活栓等のコネクターを使用する。また、血管確保が難しい患者で多く の輸液や薬液を投与したい場合も上記と同様である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし以上のように輸液や薬液の投与をすると、輸液ポンプと三方活栓の間で 多くの連通用チユーブが必要になり、各輸液ポンプと各三方活栓の接続部がそれ ぞれどれとどれが対応しているか判断が簡単にできなくなる。このような状態で 一部の輸液・薬液の投与を中止したり、輸液・薬液の変更をするときは、輸液ポ ンプから三方活栓までの接続用チユーブをたどりながら注意深く確認しなければ ならない。 本考案はこの煩わしさを解決することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、チユーブの両先端にコネクターがあり、該コネクターに標識が付さ れていることを特徴とする識別コネクター付き医療用チユーブを要旨とする。

【０００５】

【作用】 本考案の識別コネクター付き医療用チユーブを用いる場合、一本の医療用チユ ーブの両端に存在するコネクターに標識色がついているので、その標識を合わせ て輸液をすれば、患者側のカテーテルと輸液ポンプの距離が離れていても、また 、その間に輸液用チユーブが複数本介在していても治療作業上混乱することなく 、速やかに輸液の処置ができる。

【０００６】

【考案の効果】

本考案によれば、輸液ポンプに接続されている各部分とチユーブで連通された 三方活栓等の各接続部分がお互いにどれとどれが対応するかとういことが標識色 により一目で分かり、また、コネクター部に文字又は記号で薬液名が記入されれ ばなおさら明確となり、１カテーテルに対し５〜６種類の輸液や薬液の投与をす るに際し、医者・看護婦が間違った判断をすることなく処置できる。

【０００７】

【実施例】

本考案を図面で具体的に説明する。 図１は本考案の本考案の実施例である識別コネクター付き医療用チユーブの説 明用概略図である。 図２は本考案の実施例である識別コネクター部の説明用概略図である。 図１においてコネクター１はメス型ルアーコネクターであり、コネクター３は オス型コネクターである。コネクター１、３の間はチユーブ２で連通されている 。コネクター１は輸液側のシリンジ部分に付けられ、コネクター３は三方活栓（ 図示されていない）に連結される。

【０００８】 本考案によれば、コネクター１及びコネクター３の色を標識のため同一にする 必要があり、更に他の識別コネクター付き医療用チユーブ（図示されていない） の標識とを異にしておく必要がある。標識はコネクター１、３の全体が着色して もよく、リング状に着色していても差し支えない。

【０００９】 医療現場において重症患者の１カテーテルに対し５〜６種類の輸液や薬液の投 与する場合、輸液ポンプと三方活栓の間で５〜６本の連通用チユーブが存在する 。各輸液ポンプと各三方活栓の接続部がそれぞれどれとどれが対応するか判断す るのは識別色で簡単にできる。その結果５〜６種類の輸液・薬液の投与において 、各輸液・各薬液の投与を変更・中止することが容易である。

【００１０】 好ましくは図２のように標識されたコネクター１、３に、文字・記号が記入で きるようにコネクターの表面性状を一部変更した箇所４を設けるとよい。処置の ときその箇所４に輸液・薬液の名称を記入しておけば、目下注入中の輸液・薬液 の内容がいかなるものかを正しく知ることが、処置の変更・中止の際に好都合で ある。 実施例においては、チユーブ２に標識色が付いてないが、本考案目的達成のた めに必要ならばチユーブ２にラインやリング等の標識があっても差し支えない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例である識別コネクター付き医療
用チユーブの説明用概略図

【図２】本考案の実施例である識別コネクター部の説明
用概略図

【符号の説明】

１ コネクター ２ チユーブ ３ コネクター ４ 文字・記号を記入する箇所

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 チユーブの両先端にコネクターがあり、
   該コネクターに標識が付されていることを特徴とする識
   別コネクター付き医療用チユーブ。
2. 【請求項２】 コネクター部に文字又は記号が記入され
   る箇所を設けた請求項１記載の識別コネクター付き医療
   用チユーブ。