JPH0736950Y2 - 脱輪車両引上用ウインチ - Google Patents

脱輪車両引上用ウインチ

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JPH0736950Y2
JPH0736950Y2 JP3909393U JP3909393U JPH0736950Y2 JP H0736950 Y2 JPH0736950 Y2 JP H0736950Y2 JP 3909393 U JP3909393 U JP 3909393U JP 3909393 U JP3909393 U JP 3909393U JP H0736950 Y2 JPH0736950 Y2 JP H0736950Y2
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JP
Japan
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drum
cable
drum shaft
flange
anchor
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JP3909393U
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JPH0712387U (ja
Inventor
振 東 徐
華 木 劉
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振 東 徐
華 木 劉
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車輪が空回りし、身動
きがとれなくなった車両を引き上げるために用いる脱輪
車両引上用ウインチに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車で未舗装の路面上を走行すると、
ぬかるみ、窪み、砂地等に車輪をとられ、身動きできな
くなることがある。この自動車が電動ウインチを搭載し
ていれば、ぬかるみ等から容易に脱することができる
が、この装置には高価であるという問題点があるので、
荒地走行を得意とする四輪駆動車でも搭載していない場
合が多い。まして、通常の自動車が電動ウインチを搭載
していることは皆無に等しく、このように電動ウインチ
を搭載していない自動車がぬかるみ等にはまり、身動き
がとれなくなった場合は、他の自動車に引き上げてもら
い、そこから脱する。しかし、周辺に他の自動車が無い
か、又は、他の自動車が近づけない場合には、数人の力
を合わせて人力で引き上げるしかなく、大変な労力を要
するという問題点があり、もし、周囲に運転手以外の人
がいなければ、ぬかるみ等から脱することは極めて困難
となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の問題点
を解決するためなされたものであり、その目的とすると
ころは、一人で操作できる安価な脱輪車両引上ウインチ
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、一端に取
付フランジを有し、自動車の車輪に同軸に接続されるド
ラム軸と、適宜の間隔でドラム軸に同軸に固定されたド
ラムフランジとから成るドラムと、自由端にフックを有
し、ドラムに巻き付けられたケーブルと、一対の互いに
平行な側面板と、それらの側面板を連結する連結板とか
ら成り、側面板に設けた取付孔を通して、ドラム軸にド
ラムフランジを跨いで軸方向には相対移動不能に、か
つ、相対回転自在に設けられるケーブル案内具と、ケー
ブルが挿通され、ケーブル案内具の連結板に設けた長孔
に滑動自在に取り付けられる案内子と、から成る脱輪車
両引上用ウインチによって達成される。
【0005】
【作用】上記の如き構成であると、安価に生産すること
ができ、消費者が気軽に購買して自動車に搭載すること
ができるため、自動車の車輪がぬかるみ等にはまり、身
動きがとれなくなっても、他の自動車や人の補助無しに
そこから抜け出すことができる。
【0006】
【考案を実施するための最良の様態】以下、図面によ
り、本考案の詳細を説明する。図1は本考案に係る脱輪
車両引上用ウインチの構成を示す立体分解図、図2は図
1に示した装置の断面図、図3はケーブルの係止例を示
す斜視図、図4は図1に示した装置を使用する際に用い
る車体保護板の斜視図、図5は車体保護板の使用状態を
示す斜視図、図6はケーブルを係止するアンカーの第一
例を示す斜視図、図7はその使用方法を示す斜視図、図
8はケーブルを係止するアンカーの第二例を示す斜視
図、図9はその使用方法を示す斜視図である。
【0007】図中、1はドラム、10aはドラム軸1の
一方の端部に設けられた取付フランジ、10はドラム1
のドラム軸、11及び12は適宜の間隔を隔ててドラム
軸10の中程にドラム軸10の回転軸に直角に固定され
るドラムフランジ、13は取付ねじ、14はドラム軸1
0に嵌まり得るワッシャ、15は取付ねじ13に嵌まり
得るワッシャ、2は一端がドラム1に係止され、自由端
にフック20を有するケーブル、3はケーブル案内具、
4は車体保護板、5は自動車の車輪、6及び7はアンカ
ーである。
【0008】先ず、図1及び図2について説明する。ド
ラム軸10の一方の端部に設けられた取付フランジ10
aには、ドラム軸10の回転軸を中心として回転対称に
四個の孔が設けられる。このうち、三個は通常のボルト
孔10a−1であり、残りの一個はその径がナット50
の最大径より大きいナット孔10a−2である。
【0009】ケーブル案内具3は、一対の互いに平行な
側面板30、31と、それら側面板30、31を連結す
る細長い連結板33とから成り、一方の側面板30には
ドラム軸10に回動自在に嵌まり得る取付孔30aが設
けられ、他方の側面板31には取付ねじ13が楽に通り
抜け得る貫通孔31aが設けられ、連結板33にはその
長手方向に細長い長孔33aが設けられる。案内子34
はケーブル2が挿通されるリング型の部材であり、長孔
33aにその中を滑動自在に設けられる。
【0010】この脱輪車両引上用ウインチを組み立てる
ときには、ケーブル案内具3をその取付孔30aの中心
がドラム軸10と同軸になるようドラム軸10の自由端
に近づけ、その一端が取付孔30aを少しだけ貫通する
よう嵌め込み、そのドラム軸10の自由端からワッシャ
14及びドラムフランジ11を順次嵌め込む。そして、
取付孔31aの外方から取付ねじ13を差込み、取付ね
じ13の端部からワッシャ15及びドラムフランジ12
を順次嵌め込み、取付ねじ13をドラム軸10の自由端
部にねじ込み、さらに、ドラムフランジ11をドラムフ
ランジ12と適宜の間隔を隔ててドラム軸10に固定す
る。ケーブル2は、一端がドラム軸10に固定され、他
の一端が案内子34を通過して延び、その自由端にフッ
ク20が設けられる。
【0011】而して、この脱輪車両引上用ウインチを使
用するときは、ぬかるみ等にはまり、空転する自動車の
車輪5から、その車輪5を車軸に固定している四個のナ
ット50のうち、車輪が外れないよう一個を残して全て
外し、上記ウインチの取付フランジ10aを車輪5の中
央に合わせ、ナット孔10a−2が車輪に残っているナ
ット50に嵌まり、ナット50を外したあとのおねじ5
1がボルト孔10a−1を貫通するよう嵌め込み、取付
フランジ10aから突出したおねじ51に取り外したナ
ット50を取り付け、取付フランジ10aを締め付けて
上記ウインチを車輪5に固定しする。なお、車輪5の構
造によってはおねじ51が短く、取付フランジ10aを
直接車輪に5に取り付け得ない場合があるが、このとき
は適宜のアタッチメントを利用して取り付ける。次い
で、図3に示すように、ケーブル2を近くの柱等に係止
し、自動車のギアをロー又はバックにいれて徐々に車輪
5を回転させればよく、そうすれば、ケーブル2がスリ
ット3aの間を通って巻き取られ、車輪5はぬかるみ等
から引き上げられるものである。
【0012】このとき、ケーブル2が自動車の車体に擦
れ、塗装等を傷つける恐れがあれば、図4に示されるよ
うな車体保護板4を使用する。これは細長い板状部材で
あり、その一面に長手方向に設けられたケーブル案内溝
4aと、他の一面に設けられ、自動車の車体に吸い付き
得る吸盤40とを有する。この車体保護板4は、図5に
示されるように、車体に近接したケーブル2と車体との
間に挟まるよう車体に張り付けられる。
【0013】また、このぬかるみ等にはまった車両の周
囲にケーブル2を係止すべき適当な柱等がない場合に
は、図6及び図8に示されるようなアンカー6、7を使
用する。このうち、図6に示したアンカー6は、細長い
板状部材の一面にフック20が掛り得るリング60を設
けて成る。このアンカー6を使用するときは、図7に示
すように、板状部材の一部を地面に打ち込んで固定し、
ケーブル2のフック20をアンカー6のリング60にか
けて自動車を引き上げる。
【0014】また、図8に示したアンカー7は折畳式で
あり、棒状の柄70の一端部に、複数の係止爪71を折
り畳み可能に設け、他の一端部にフック20が掛り得る
リング72を設けて成るものである。係止爪71は、柄
70に平行な折り畳み位置と、鋭角を構成する使用一と
の間で回動自在に軸支され、その先端は地面に突き差し
易いよう薄く鋭くなっている。而して、このアンカー7
を使用するときは、図9に示すように、係止爪71を地
面に打ち込んで固定し、ケーブル2のフック20をアン
カー7のリング72にかけて、自動車を引き上げる。
【0015】
【考案の効果】本考案に係る脱輪車両引上用ウインチは
叙上の如く構成されるので、本考案によるときは、消費
者が気軽に購買して自動車に搭載することができるた
め、自動車の車輪がぬかるみ等にはまり、身動きがとれ
なくなっても、他の自動車や人の補助無しにそこから抜
け出すことができる。
【0016】なお、本考案は叙上の実施例に限定され
ず、例えば、フランジに設けられるボルト孔の数は三個
に限定されず、車輪のナットの数に合わせればよく、ケ
ーブル案内具とドラムとの間にはボールベアリングを設
けてもよい。また、ドラム、ケーブル案内具、フック、
アンカー等の構成は本考案の目的の範囲内で自由に設計
変更し得るものであり、本考案は、上記の説明から当業
者が極めて容易に想到し得る総ての変更例を包摂するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る脱輪車両引上用ウインチの構成を
示す立体分解図である。
【図2】図1に示した装置の断面図である。
【図3】ケーブルの係止例を示す斜視図である。
【図4】図1に示した装置を使用する際に用いる車体保
護板の斜視図である。
【図5】車体保護板の使用状態を示す斜視図である。
【図6】ケーブルを係止するアンカーの第一例を示す斜
視図である。
【図7】図6に示したアンカーの使用方法を示す斜視図
である。
【図8】ケーブルを係止するアンカーの第二例を示す斜
視図である。
【図9】図7に示したアンカーの使用方法を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1・・・・・・・ドラム 10・・・・・・ドラム軸 10a・・・・・取付フランジ 10a−1・・・ボルト孔 10a−2・・・ナット孔 11・・・・・・ドラムフランジ 12・・・・・・ドラムフランジ 13・・・・・・取付ねじ 14・・・・・・ワッシャ 15・・・・・・ワッシャ 2・・・・・・・ケーブル 20・・・・・・フック 3・・・・・・・ケーブル案内具 30・・・・・・側面板 30a・・・・・取付孔 31・・・・・・側面板 31a・・・・・貫通孔 32・・・・・・連絡板 32a・・・・・長孔 33・・・・・・案内子 4・・・・・・・車体保護板 4a・・・・・・ケーブル案内溝 40・・・・・・吸盤 5・・・・・・・車輪 50・・・・・・ナット 51・・・・・・おねじ 6・・・・・・・アンカー 60・・・・・・リング 7・・・・・・・アンカー 70・・・・・・柄 71・・・・・・係止爪 72・・・・・・リング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に取付フランジ(10a)を有し、自
    動車の車輪(5)に同軸に接続されるドラム軸(10)
    と、適宜の間隔でドラム軸(10)に同軸に固定された
    ドラムフランジ(11、12)とから成るドラム(1)
    と、 自由端にフック(20)を有し、ドラム(1)に巻き付
    けられたケーブル(2)と、 一対の互いに平行な側面板(30、31)と、それらの
    側面板(30、31)を連結する連結板(33)とから
    成り、側面板(30、31)に設けた取付孔(30a、
    31a)により、ドラム軸(10)にドラムフランジ
    (11、12)を跨いで軸方向には相対移動不能に、か
    つ、相対回転自在に設けられるケーブル案内具(3)
    と、 ケーブル(2)が挿通され、ケーブル案内具(3)の連
    結板(33)に設けた長孔(33a)に滑動自在に取り
    付けられる案内子(34)と、 から成る脱輪車両引上用ウインチ。
JP3909393U 1993-07-16 1993-07-16 脱輪車両引上用ウインチ Expired - Lifetime JPH0736950Y2 (ja)

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JP3909393U JPH0736950Y2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 脱輪車両引上用ウインチ

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JPH0712387U JPH0712387U (ja) 1995-02-28
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