JPH073686Y2 - リングスロツト型周波数選択板 - Google Patents
リングスロツト型周波数選択板Info
- Publication number
- JPH073686Y2 JPH073686Y2 JP7791388U JP7791388U JPH073686Y2 JP H073686 Y2 JPH073686 Y2 JP H073686Y2 JP 7791388 U JP7791388 U JP 7791388U JP 7791388 U JP7791388 U JP 7791388U JP H073686 Y2 JPH073686 Y2 JP H073686Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- ring
- selection plate
- frequency selection
- wavelength
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は互いに周波数帯の異なる電磁波を自由空間に
おいて分離すリングスロツト型周波数選択板に関するも
のである。
おいて分離すリングスロツト型周波数選択板に関するも
のである。
第2図は従来のリングパツチ型周波数選択板を示すもの
であり,図において,(1)は金属リング,(2)は誘
電体表皮,(3)は誘電体コアである。
であり,図において,(1)は金属リング,(2)は誘
電体表皮,(3)は誘電体コアである。
次に動作について説明する。従来の周波数選択板は上記
のように構成され,例えば第2図に示す金属リンク
(1)の円周長とほぼ等しい波長の電磁波が入射した場
合,前記金属リング(1)と共振して,ほぼ全反射され
る。一方,共振周波数から離れた帯域の電磁波が入射し
た場合には,金属リング(1)では,ほとんど反射され
ず誘電体表皮(2)及び誘電体コア(3)を透過して伝
搬する。
のように構成され,例えば第2図に示す金属リンク
(1)の円周長とほぼ等しい波長の電磁波が入射した場
合,前記金属リング(1)と共振して,ほぼ全反射され
る。一方,共振周波数から離れた帯域の電磁波が入射し
た場合には,金属リング(1)では,ほとんど反射され
ず誘電体表皮(2)及び誘電体コア(3)を透過して伝
搬する。
従来のリングパツチ型周波数選択板は以上のように構成
されており,バンドリジエクシヨン型のフイルターと同
様の特性を有する。
されており,バンドリジエクシヨン型のフイルターと同
様の特性を有する。
上記リングパツチ型周波数選択板を低周波数帯を反射
し,高周波数帯を透過する周波数選択板に適用する場
合,パツチのリング径及び素子間隔は低周波数帯の波長
で決定されるため,透過すべき高周波数帯に対しては,
リングの素子間隔が波長に対して大きくなるためグレー
テイングローブが発生し,主放射方向に対する見かけ上
の透過損失が大きいという問題があつた。
し,高周波数帯を透過する周波数選択板に適用する場
合,パツチのリング径及び素子間隔は低周波数帯の波長
で決定されるため,透過すべき高周波数帯に対しては,
リングの素子間隔が波長に対して大きくなるためグレー
テイングローブが発生し,主放射方向に対する見かけ上
の透過損失が大きいという問題があつた。
この考案は上記のような課題を解消するためになされた
ものであり,低周波数帯を反射し,高周波数帯を透過す
る低損失の周波数選択板を得ることを目的とする。
ものであり,低周波数帯を反射し,高周波数帯を透過す
る低損失の周波数選択板を得ることを目的とする。
この考案に係るリングスロツト型周波数選択板は共振素
子をその円周長が透過すべき周波数の波長にほぼ等しい
リング状のスロツトにするとともに前記リングスロツト
を周期的にかつ,隣接する素子の間隔が半波長以下とな
るように配列したものである。
子をその円周長が透過すべき周波数の波長にほぼ等しい
リング状のスロツトにするとともに前記リングスロツト
を周期的にかつ,隣接する素子の間隔が半波長以下とな
るように配列したものである。
この考案におけるリングスロツト型周波数選択板は上記
の構成により,透過すべき周波数帯に対してリング長を
決定することにより,その周波数帯の電磁波が透過する
とともに,上記帯域と離れた周波数帯の電磁波は反射さ
れる。
の構成により,透過すべき周波数帯に対してリング長を
決定することにより,その周波数帯の電磁波が透過する
とともに,上記帯域と離れた周波数帯の電磁波は反射さ
れる。
従つて,低周波数帯を反射し,高周波数帯を透過する周
波数選択板に適用する場合,素子間隔は高い周波数帯に
対して半波長以下となるよう決定されるため,グレーテ
イングローブが発生することもない。
波数選択板に適用する場合,素子間隔は高い周波数帯に
対して半波長以下となるよう決定されるため,グレーテ
イングローブが発生することもない。
以下,この考案の一実施例を図を用いて説明する。
第1図において,(1)は金属箔,(2)は誘電体表
皮,(3)は誘電体コア,(4)は上記金属箔(1)を
切り抜いたリング状のスロツト部であり,そのスロツト
部の円周長は透過すべき周波数の波長にほぼ等しくして
あり,また隣接するスロツトの間隔は半波長以下となる
ように設定してある。
皮,(3)は誘電体コア,(4)は上記金属箔(1)を
切り抜いたリング状のスロツト部であり,そのスロツト
部の円周長は透過すべき周波数の波長にほぼ等しくして
あり,また隣接するスロツトの間隔は半波長以下となる
ように設定してある。
上記の構成によるリングスロツト型周波数選択板ではリ
ング状スロツト(4)の円周長とほぼ等しい波長の電磁
波が周波数選択板に入射した場合は,スロット部(4)
に入射した電磁波と同じ周波数の電流が誘起され共振し
て再放射される為,その電力の大部分がスロツト部
(4)を透過する。一方,スロツト(4)の共振周波数
と離れた帯域の電磁波が入射した場合はスロット部
(4)に同じ周波数の電流が誘起されないため周波数選
択板は金属板とほぼ同等に働き,入射した電力の大部分
が反射される。
ング状スロツト(4)の円周長とほぼ等しい波長の電磁
波が周波数選択板に入射した場合は,スロット部(4)
に入射した電磁波と同じ周波数の電流が誘起され共振し
て再放射される為,その電力の大部分がスロツト部
(4)を透過する。一方,スロツト(4)の共振周波数
と離れた帯域の電磁波が入射した場合はスロット部
(4)に同じ周波数の電流が誘起されないため周波数選
択板は金属板とほぼ同等に働き,入射した電力の大部分
が反射される。
従つて,高周波数帯透過型の周波数選択板として適用す
る場合,共振素子寸法及び配列を高周波数帯に対して設
計できるため,素子配列によるグレーテイングローブの
発生を抑圧できる。
る場合,共振素子寸法及び配列を高周波数帯に対して設
計できるため,素子配列によるグレーテイングローブの
発生を抑圧できる。
なお,上記実施例では,共振素子が一層の場合のものを
示したが,共振素子の層数は一層に限るものではない。
示したが,共振素子の層数は一層に限るものではない。
以上のように,この考案によれば,高周波数帯透過型の
周波数選択板において,グレーテイングローブの発生を
抑圧し,低損失なものが得られる効果がある。
周波数選択板において,グレーテイングローブの発生を
抑圧し,低損失なものが得られる効果がある。
第1図はこの考案の一実施例によるリングスロツト型周
波数選択板を示す構成図,第2図は従来のリングパツチ
型周波数選択板を示す構成図である。図において,
(1)は金属箔,(2)は誘電体表皮,(3)は誘電体
コア,(4)はスロツト部である。 なお,図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
波数選択板を示す構成図,第2図は従来のリングパツチ
型周波数選択板を示す構成図である。図において,
(1)は金属箔,(2)は誘電体表皮,(3)は誘電体
コア,(4)はスロツト部である。 なお,図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野口 龍宏 神奈川県鎌倉市上町屋325番地 三菱電機 株式会社鎌倉製作所内 (72)考案者 牧野 滋 神奈川県鎌倉市大船5丁目1番1号 三菱 電機株式会社情報電子研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】低周波数帯の電磁波を反射し、高周波数帯
の電磁波を透過する周波数選択板において、金属箔にそ
の円周長が透過すべき周波数の波長にほぼ等しいリング
状のスロットを切り抜き、上記スロットを周期的にかつ
隣接するスロット間の素子間隔が透過すべき周波数の波
長の半波長以下となるように配列したことを特徴とする
リングスロット型周波数選択板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7791388U JPH073686Y2 (ja) | 1988-06-13 | 1988-06-13 | リングスロツト型周波数選択板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7791388U JPH073686Y2 (ja) | 1988-06-13 | 1988-06-13 | リングスロツト型周波数選択板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02813U JPH02813U (ja) | 1990-01-05 |
JPH073686Y2 true JPH073686Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=31302870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7791388U Expired - Lifetime JPH073686Y2 (ja) | 1988-06-13 | 1988-06-13 | リングスロツト型周波数選択板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073686Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53145960U (ja) * | 1977-03-18 | 1978-11-17 | ||
JPS5484247U (ja) * | 1977-11-28 | 1979-06-14 | ||
JP2634088B2 (ja) * | 1990-05-24 | 1997-07-23 | 三菱電機株式会社 | 周波数選択反射鏡の製造方法 |
JP2604883B2 (ja) * | 1990-05-24 | 1997-04-30 | 三菱電機株式会社 | 周波数選択反射鏡 |
-
1988
- 1988-06-13 JP JP7791388U patent/JPH073686Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02813U (ja) | 1990-01-05 |
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