JP2765559B2 - 周波数共用マイクロストリップアンテナ - Google Patents
周波数共用マイクロストリップアンテナInfo
- Publication number
- JP2765559B2 JP2765559B2 JP9576596A JP9576596A JP2765559B2 JP 2765559 B2 JP2765559 B2 JP 2765559B2 JP 9576596 A JP9576596 A JP 9576596A JP 9576596 A JP9576596 A JP 9576596A JP 2765559 B2 JP2765559 B2 JP 2765559B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiating element
- frequency
- microstrip antenna
- conductor
- element conductor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は周波数共用マイクロ
ストリップアンテナに関し、特に２つ以上の超高周波の
周波数帯で使用されかつ小型で高性能な素子アンテナに
関する。
ストリップアンテナに関し、特に２つ以上の超高周波の
周波数帯で使用されかつ小型で高性能な素子アンテナに
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の素子アンテナとしては、
図３（ａ），（ｂ）に示すように、共用の地導体３ａ
と、誘電体板４ｂと、第二放射素子導体２と、誘電体板
４ａと、第一放射素子導体１とを順次積層して形成した
ものがある。
図３（ａ），（ｂ）に示すように、共用の地導体３ａ
と、誘電体板４ｂと、第二放射素子導体２と、誘電体板
４ａと、第一放射素子導体１とを順次積層して形成した
ものがある。
【０００３】この構成において、第一放射素子導体１に
は給電線６ａが接続され、第二放射素子導体２には給電
線６ｂが接続されている。また、第二放射素子導体２の
径は第一放射素子導体１の径よりも大きく設定されてい
る。
は給電線６ａが接続され、第二放射素子導体２には給電
線６ｂが接続されている。また、第二放射素子導体２の
径は第一放射素子導体１の径よりも大きく設定されてい
る。
【０００４】第一放射素子導体１はそれ自身の大きさに
よって決まる共振周波数として働く。また、第二放射素
子導体２はそれ自身の大きさによって決まる共振周波数
として働くとともに、第一放射素子導体１に対する地導
体としても作用する。
よって決まる共振周波数として働く。また、第二放射素
子導体２はそれ自身の大きさによって決まる共振周波数
として働くとともに、第一放射素子導体１に対する地導
体としても作用する。
【０００５】マイクロストリップアンテナを上記のよう
な構成とすることで、二つの共振周波数において独立に
直接給電が可能となり、設計上都合がよい。上記の技術
については、特開平２−１７２３０７号公報等に詳述さ
れている。
な構成とすることで、二つの共振周波数において独立に
直接給電が可能となり、設計上都合がよい。上記の技術
については、特開平２−１７２３０７号公報等に詳述さ
れている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマイク
ロストリップアンテナでは、２つの周波数帯の第一放射
素子及び第二放射素子をスタック状に重ねているので、
２つの周波数が離れてくると、第二放射素子が第一放射
素子に比べて大きくなり、第二放射素子が第一放射素子
の地導体として作用するようになる。
ロストリップアンテナでは、２つの周波数帯の第一放射
素子及び第二放射素子をスタック状に重ねているので、
２つの周波数が離れてくると、第二放射素子が第一放射
素子に比べて大きくなり、第二放射素子が第一放射素子
の地導体として作用するようになる。
【０００７】このとき、第二放射素子の使用周波数にお
ける位相中心が第一放射素子と第二放射素子との中心と
なり、地導体に対して高さをもってくる。よって、図４
に示すように、第一放射素子の放射パターンが乱れると
ともに、第二放射素子の大きさによって影響を受けるよ
うになり、第一放射素子及び第二放射素子を夫々独立に
設計できなくなる。これは放射パターンの使用範囲であ
るポイント〜間においても発生する。
ける位相中心が第一放射素子と第二放射素子との中心と
なり、地導体に対して高さをもってくる。よって、図４
に示すように、第一放射素子の放射パターンが乱れると
ともに、第二放射素子の大きさによって影響を受けるよ
うになり、第一放射素子及び第二放射素子を夫々独立に
設計できなくなる。これは放射パターンの使用範囲であ
るポイント〜間においても発生する。
【０００８】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、第一放射素子の放射パターン等の劣化をなくすこ
とができ、第一放射素子及び第二放射素子を夫々独立に
設計可能とすることができる周波数共用マイクロストリ
ップアンテナを提供することにある。
消し、第一放射素子の放射パターン等の劣化をなくすこ
とができ、第一放射素子及び第二放射素子を夫々独立に
設計可能とすることができる周波数共用マイクロストリ
ップアンテナを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明による第１の周波
数共用マイクロストリップアンテナは、各々異なる周波
数帯の第１及び第２の放射素子が誘電体を介して積層さ
れて形成された周波数共用マイクロストリップアンテナ
であって、前記第１の放射素子の使用周波数を反射しか
つ前記第２の放射素子の使用周波数を透過する周波数選
択板を前記第１及び第２の放射素子間に配設している。
数共用マイクロストリップアンテナは、各々異なる周波
数帯の第１及び第２の放射素子が誘電体を介して積層さ
れて形成された周波数共用マイクロストリップアンテナ
であって、前記第１の放射素子の使用周波数を反射しか
つ前記第２の放射素子の使用周波数を透過する周波数選
択板を前記第１及び第２の放射素子間に配設している。
【００１０】本発明による第２の周波数共用マイクロス
トリップアンテナは、上記の構成のほかに、前記第１の
放射素子用の地導体を前記第１の放射素子と前記周波数
選択板との間に配設している。
トリップアンテナは、上記の構成のほかに、前記第１の
放射素子用の地導体を前記第１の放射素子と前記周波数
選択板との間に配設している。
【００１１】本発明による第３の周波数共用マイクロス
トリップアンテナは、上記の構成において、前記周波数
選択板を、前記第１及び第２の放射素子間において前記
第２の放射素子近傍に配設している。
トリップアンテナは、上記の構成において、前記周波数
選択板を、前記第１及び第２の放射素子間において前記
第２の放射素子近傍に配設している。
【００１２】
【００１３】
【００１４】
【００１５】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
に述べる。
【００１６】各々異なる周波数帯の第一放射素子導体及
び第二放射素子導体間に、あるいは第一放射素子導体及
び第二放射素子導体間の第二放射素子導体の近傍に、第
一放射素子導体の放射素子の使用周波数を反射しかつ第
二放射素子導体の使用周波数を透過する周波数選択板を
配設する。
び第二放射素子導体間に、あるいは第一放射素子導体及
び第二放射素子導体間の第二放射素子導体の近傍に、第
一放射素子導体の放射素子の使用周波数を反射しかつ第
二放射素子導体の使用周波数を透過する周波数選択板を
配設する。
【００１７】これによって、第一放射素子導体及び第二
放射素子導体間相互の影響をなくすことができるので、
第一放射素子導体の放射パターン等の劣化がなくなり、
第一放射素子導体及び第二放射素子導体が夫々独立に設
計可能となる。
放射素子導体間相互の影響をなくすことができるので、
第一放射素子導体の放射パターン等の劣化がなくなり、
第一放射素子導体及び第二放射素子導体が夫々独立に設
計可能となる。
【００１８】次に、本発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図１は本発明の一実施例の構成を示す
図であり、図２は本発明の一実施例による周波数共用マ
イクロストリップアンテナの第一放射素子の放射パター
ン例を示す図である。
照して説明する。図１は本発明の一実施例の構成を示す
図であり、図２は本発明の一実施例による周波数共用マ
イクロストリップアンテナの第一放射素子の放射パター
ン例を示す図である。
【００１９】図１（ａ）は本発明の一実施例による周波
数共用マイクロストリップアンテナの平面図であり、図
１（ｂ）は本発明の一実施例による周波数共用マイクロ
ストリップアンテナの断面図である。
数共用マイクロストリップアンテナの平面図であり、図
１（ｂ）は本発明の一実施例による周波数共用マイクロ
ストリップアンテナの断面図である。
【００２０】これらの図において、本発明の一実施例に
よる周波数共用マイクロストリップアンテナは共用の地
導体３ａと、誘電体板４ｂと、第二放射素子導体２と、
周波数選択板５と、上部ＭＳＡ（ＭｉｃｒｏＳｔｒｉｐ
Ａｎｔｅｎｎａ）用の地導体３ｂと、誘電体板４ａ
と、第一放射素子導体１とを順次積層して形成されてい
る。
よる周波数共用マイクロストリップアンテナは共用の地
導体３ａと、誘電体板４ｂと、第二放射素子導体２と、
周波数選択板５と、上部ＭＳＡ（ＭｉｃｒｏＳｔｒｉｐ
Ａｎｔｅｎｎａ）用の地導体３ｂと、誘電体板４ａ
と、第一放射素子導体１とを順次積層して形成されてい
る。
【００２１】この構成において、第一放射素子導体１に
は給電線６ａが接続され、第二放射素子導体２には給電
線６ｂが接続されている。また、第二放射素子導体２の
径は第一放射素子導体１の径よりも大きく設定されてい
る。
は給電線６ａが接続され、第二放射素子導体２には給電
線６ｂが接続されている。また、第二放射素子導体２の
径は第一放射素子導体１の径よりも大きく設定されてい
る。
【００２２】一方、周波数選択板５は第一放射素子導体
１の使用周波数では反射し、第二放射素子導体２の使用
周波数では透過する構成となっている。言換えると、周
波数選択板５は第一放射素子導体１の周波数において動
作するが、第二放射素子導体２の周波数において動作し
ない構成となっている。
１の使用周波数では反射し、第二放射素子導体２の使用
周波数では透過する構成となっている。言換えると、周
波数選択板５は第一放射素子導体１の周波数において動
作するが、第二放射素子導体２の周波数において動作し
ない構成となっている。
【００２３】すなわち、周波数選択板５は第一放射素子
導体１の使用周波数では反射しかつ第二放射素子導体２
の使用周波数では透過するように、予め設定されたパタ
ーン（十字形等）の金属箔が規則的に並べられて形成さ
れている。
導体１の使用周波数では反射しかつ第二放射素子導体２
の使用周波数では透過するように、予め設定されたパタ
ーン（十字形等）の金属箔が規則的に並べられて形成さ
れている。
【００２４】また、第一放射素子導体１と周波数選択板
５との間には上部ＭＳＡ用、つまり第一放射素子導体１
用の地導体３ｂが設けられているので、第一放射素子導
体１は第二放射素子導体２の影響を受けることがなくな
る。よって、図２に示すように、第一放射素子導体１の
放射パターン、特にその使用範囲であるポイント〜
間の波形の乱れがなくなるので、第一放射素子導体１の
放射パターン等の劣化がなくなる。
５との間には上部ＭＳＡ用、つまり第一放射素子導体１
用の地導体３ｂが設けられているので、第一放射素子導
体１は第二放射素子導体２の影響を受けることがなくな
る。よって、図２に示すように、第一放射素子導体１の
放射パターン、特にその使用範囲であるポイント〜
間の波形の乱れがなくなるので、第一放射素子導体１の
放射パターン等の劣化がなくなる。
【００２５】このように、各々異なる周波数帯の第一放
射素子導体１及び第二放射素子導体２間に、あるいは第
一放射素子導体１及び第二放射素子導体２間の第二放射
素子導体２の近傍に、第一放射素子導体１の放射素子の
使用周波数を反射しかつ第二放射素子導体２の使用周波
数を透過する周波数選択板５を配設することによって、
第一放射素子導体１及び第二放射素子導体２間相互の影
響をなくすことができる。
射素子導体１及び第二放射素子導体２間に、あるいは第
一放射素子導体１及び第二放射素子導体２間の第二放射
素子導体２の近傍に、第一放射素子導体１の放射素子の
使用周波数を反射しかつ第二放射素子導体２の使用周波
数を透過する周波数選択板５を配設することによって、
第一放射素子導体１及び第二放射素子導体２間相互の影
響をなくすことができる。
【００２６】よって、第一放射素子導体１の放射パター
ン等の劣化をなくすことができ、第一放射素子導体１及
び第二放射素子導体２を夫々独立に設計可能とすること
ができる。
ン等の劣化をなくすことができ、第一放射素子導体１及
び第二放射素子導体２を夫々独立に設計可能とすること
ができる。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
々異なる周波数帯の第１及び第２の放射素子を誘電体を
介して積層して形成された周波数共用マイクロストリッ
プアンテナにおいて、第１の放射素子の使用周波数にお
いて動作しかつ第２の放射素子の使用周波数において非
動作の周波数選択板を第１及び第２の放射素子間に配設
することによって、第二放射素子の放射パターン等の劣
化をなくすことができ、第一放射素子及び第二放射素子
を夫々独立に設計可能とすることができるという効果が
ある。
々異なる周波数帯の第１及び第２の放射素子を誘電体を
介して積層して形成された周波数共用マイクロストリッ
プアンテナにおいて、第１の放射素子の使用周波数にお
いて動作しかつ第２の放射素子の使用周波数において非
動作の周波数選択板を第１及び第２の放射素子間に配設
することによって、第二放射素子の放射パターン等の劣
化をなくすことができ、第一放射素子及び第二放射素子
を夫々独立に設計可能とすることができるという効果が
ある。
【図１】（ａ）は本発明の一実施例による周波数共用マ
イクロストリップアンテナの平面図、（ｂ）は本発明の
一実施例による周波数共用マイクロストリップアンテナ
の断面図である。
イクロストリップアンテナの平面図、（ｂ）は本発明の
一実施例による周波数共用マイクロストリップアンテナ
の断面図である。
【図２】本発明の一実施例による周波数共用マイクロス
トリップアンテナの第一放射素子の放射パターン例を示
す図である。
トリップアンテナの第一放射素子の放射パターン例を示
す図である。
【図３】（ａ）は従来例による周波数共用マイクロスト
リップアンテナの平面図、（ｂ）は従来例による周波数
共用マイクロストリップアンテナの断面図である。
リップアンテナの平面図、（ｂ）は従来例による周波数
共用マイクロストリップアンテナの断面図である。
【図４】従来例による周波数共用マイクロストリップア
ンテナの第一放射素子の放射パターン例を示す図であ
る。
ンテナの第一放射素子の放射パターン例を示す図であ
る。
１ 第一放射素子導体 ２ 第二放射素子導体 ３ａ 共用の地導体 ３ｂ 上部ＭＳＡ用の地導体 ４ａ，４ｂ 誘電体板 ５ 周波数選択板 ６ａ，６ｂ 給電線
Claims (3)
- 【請求項１】 各々異なる周波数帯の第１及び第２の放
射素子が誘電体を介して積層されて形成された周波数共
用マイクロストリップアンテナであって、前記第１の放
射素子の使用周波数を反射しかつ前記第２の放射素子の
使用周波数を透過する周波数選択板を前記第１及び第２
の放射素子間に配設したことを特徴とする周波数共用マ
イクロストリップアンテナ。 - 【請求項２】 前記第１の放射素子用の地導体を前記第
１の放射素子と前記周波数選択板との間に配設したこと
を特徴とする請求項１記載の周波数共用マイクロストリ
ップアンテナ。 - 【請求項３】 前記周波数選択板は、前記第１及び第２
の放射素子間において前記第２の放射素子近傍に配設し
たことを特徴とする請求項１または請求項２記載の周波
数共用マイクロストリップアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9576596A JP2765559B2 (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 周波数共用マイクロストリップアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9576596A JP2765559B2 (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 周波数共用マイクロストリップアンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09284040A JPH09284040A (ja) | 1997-10-31 |
| JP2765559B2 true JP2765559B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=14146591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9576596A Expired - Lifetime JP2765559B2 (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 周波数共用マイクロストリップアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2765559B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10396460B2 (en) | 2015-09-29 | 2019-08-27 | Nec Corporation | Multiband antenna and wireless communication device |
-
1996
- 1996-04-18 JP JP9576596A patent/JP2765559B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09284040A (ja) | 1997-10-31 |
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