JP2592534B2 - 平面アンテナ - Google Patents

平面アンテナ

Info

Publication number
JP2592534B2
JP2592534B2 JP2017137A JP1713790A JP2592534B2 JP 2592534 B2 JP2592534 B2 JP 2592534B2 JP 2017137 A JP2017137 A JP 2017137A JP 1713790 A JP1713790 A JP 1713790A JP 2592534 B2 JP2592534 B2 JP 2592534B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
power supply
aperture
radiating
planar antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017137A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03220904A (ja
Inventor
活也 塚本
博夫 井上
要 奥野
利夫 安彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2017137A priority Critical patent/JP2592534B2/ja
Publication of JPH03220904A publication Critical patent/JPH03220904A/ja
Priority to US08/007,811 priority patent/US5321411A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2592534B2 publication Critical patent/JP2592534B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、マイクロ波帯等の衛星通信用に用いられる
平面アンテナに関するものである。 〔従来の技術〕 従来、平面アンテナとしては、複数個のパッチ素子を
並べたもの、導波管に複数個のスロットを設けたもの等
が検討されてきた。しかしながら、これらのものは、一
般的に狭帯域であり、特に衛星通信分野には適応が困難
であった。 〔発明が解決しようとする課題〕 そこで、広帯域化のため、放射素子にパッチ素子を有
する環状スロット素子からなる形状を採用し、電磁気的
な係合により給電される形式の平面アンテナが開発され
た。 この平面アンテナは、放送衛星等の比較的大パワーの
衛星や、その他のマイクロ波機器には対応が可能である
が、通信衛星等の小パワーの衛星利用のためには、その
給電損失が大きく充分な性能が得られないという問題が
あった。 本発明は、上述の点に鑑みて提供したものであって、
安価に製造でき、しかも給電損失が極小で、高効率、広
帯域な直線偏波用の平面アンテナを提供することを目的
としたものである。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、地導体、給電回路板、放射回路板が夫々別
の層からなる平面アンテナであって、各地導体、給電回
路板、放射回路板の各層間には空気層若しくは発泡プラ
スチックシートを介在させ、放射回路板は単一または複
数個の正方形若しくは円形のアパーチャからなる放射素
子を形成した金属板で形成され、各アパーチャを給電回
路板の給電プローブと電磁気的カップリングにより結合
したものである。 〔作 用〕 而して、放射回路板のアパーチャからなる放射素子を
介して放射を行うようにしている。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。第
1図は全体の分解斜視図を、第2図は断面図を夫々示す
ものである。下から地導体1、給電回路板2及び放射回
路板4とを積層して構成され、給電回路板2には導電性
の給電パターン3にて給電回路を形成している。また、
放射回路板4には放射素子として正方形のアパーチャ5
を形成して放射回路を形成し、このアパーチャ5の下方
に給電回路板2の給電パターン3の先端部が位置するよ
うにしている。尚、第2図において、地導体1と給電回
路板2との間、給電回路板2と放射回路板4との間には
空気層あるいは誘電体が設けてある。また、放射回路板
4のアパーチャ5は第3図(a)に示すような正方形だ
けでなく、同図(b)に示すような円形のアパーチャ5
でもよい。そして、第3図に示すように、給電回路の給
電パターン3の給電プロブの先端部がアパーチャ5の中
央部にくるように給電パターン3をアパーチャ5の下方
に位置させ、アパーチャ5と給電パターン3の先端部と
を電磁気的に結合している。尚、アパーチャ5は一般に
は複数個形成されるが、給電回路の構成により1つの場
合もある。 放射は放射回路板4のアパーチャ5を介して行われ、
第4図に示すような従来のスロットとは異なるものであ
る。従来例を示す第4図(a)は放射回路板4に四角状
で環状のスロット6を形成し、中央にはパッチ素子7を
形成し、パッチ素子7の下方に給電回路の給電パターン
3を配置したものであり、同図(b)は中央のパッチ素
子7と周囲の給電パターンとを橋絡したものである。ま
た、同図(c)(d)はスロット6を円形にした場合で
あり、同図(e)は長方形のスロット6の端部下方に給
電パターン3を配置した場合、同図(f)は長方形のス
ロット6の下方に給電パターン3を配置した場合であ
る。 第3図に示すようなアパーチャ5からなる放射素子の
場合は、給電回路の給電パターン3から放射素子までの
距離を従来の環状のスロット6を用いた放射素子の場合
に比較して、大きく隔離することが可能となることが実
験の結果明らかとなった。従って、給電回路の給電線
(給電パターン3)損失の改善が可能となり、極めて高
効率となる。 第5図に給電回路の給電パターン3を形成した給電回
路板2から放射素子つまり放射回路板4までの距離h1
よる給電パターン3の損失のデータを示す。尚、地導体
1と給電回路板2との間の距離h2は一定であり、h2を2m
mとしている。第5図から明らかなように、給電回路板
2と放射回路板4との間の距離h1を大きくとれる本発明
の放射素子パターンでは、従来のトリプレート型(h1
h2)に比べ、はるかに低損失化が可能となるものであ
る。 特に限定しないが、実験の結果では、給電回路板2と
地導体1の間の距離がλ0/10以下(ただし、λは自由
空間波長)、給電回路板2と放射回路板4との間の距離
がλ0/10〜λ0/5程度が最も高効率になることが明らか
となった。更に、放射回路板4は金属板を打ち抜いて製
造することにより、安価に製造できるのみならず、放射
回路板4の表面の凹凸の発生が防止でき、極めて性能が
安定することが明らかとなった。更に、低損失化のため
には、地導体1、給電回路板2、放射回路板4は空間層
もしくは発泡プラスチックシートを介して隔離すること
が望ましい。 第6図はアンテナ性能を示すものであり、これは、ア
ルミニウム板に正方形のアパーチャ5を複数個打ち抜い
たものを放射回路板4とし、給電回路板2とはλ0/5隔
離し、給電回路板4と地導体1とはλ0/10隔離した場合
の実測例である。同図(a)はリターンロスの場合を示
し、同図(b)はアンテナ効率の場合を示している。第
6図から明らかなように、1GHz以上の帯域にわたり、極
めて高効率なアンテナが得られることがわかる。 次に、具体例を示す。
【具体例1】 まず、実施手順を以下に示す。 市販のアルミニウム板(0.5mm厚)に、一辺が15mm
の正方形のアパーチャを32×32の1024個打ち抜き、これ
を放射回路板とする。 の放射素子(アパーチャ)のそれぞれに電磁気的
結合が可能なような(第3図に示すような配置構成)給
電回路を設計し、市販のフレキシブルプリント基板エッ
チング加工して形成し、これを給電回路板とする。 市販のアルミニウム板(2mm厚)を地導体とし、市
販の発泡ポリエチレンシート(1mm厚)を介して、の
給電回路板を設置し、更に、3mm厚の発泡ポリエチレン
シートを介しての放射回路板を設置し、アンテナを製
造する。 のアンテナは、11.5〜13GHzにわたり、65%以上の
効率を達成することが確認された。
【具体例2】 上記の具体例1の手順の正方形のアパーチャの代わ
りに、直径16mmの円形のアパーチャを打ち抜いても、同
様の効果が得られた。
【具体例3】 上記具体例1の手順の1mm厚の発泡ポリエチレンシ
ートの代わりに、2mm厚の発泡ポリエチレンシートと、3
mm厚の発泡ポリエチレンシートの代わりに、4mm厚の発
泡ポリエチレンシートを使用した場合、効率が3%改善
され、且つ帯域も500MHz広くなることが確認できた。
【具体例4】 具体例1の手順のそれぞれ1mm厚,3mm厚の発泡ポリ
エチレンシートの代わりに、それぞれ2mm厚の同じ厚み
の発泡ポリエチレンシートを使用しても同様の効果が得
られた。 〔発明の効果〕 本発明は、金属板でなる放射回路板と、給電回路板と
を空気層若しくは発泡プラスッチクシートからなるスペ
ーサを介して隔離配置したので、比誘電率が小さいこと
により電界を分散(Q値が小さい)させることができ、
アパーチャの開口部を大きくしても給電プローブとの間
で十分なカプリングを得ることができるものであり、そ
のため誘電体損失も小さく、開口効率も高い広帯域な直
線偏波の平面アンテナが実現できるという効果があり、
更に放射回路板が金属板で構成されているため、それ自
体の剛性により給電回路板との間隔保持ができるため安
定した性能の確保が容易となり、その上アパーチャの形
成加工が簡単にできるためコストも低減できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の分解斜視図、第2図は同上の
断面図、第3図(a)は同上の放射回路板のアパーチャ
を正方形とした場合の平面図、第3図(b)は放射回路
板のアパーチャを円形とした場合の平面図、第4図
(a)〜(f)は従来のスロットの例を示す図、第5図
は同上の特性図、第6図(a)は本発明の実施例のリタ
ーンロスを示す特性図、第6図(b)は同上のアンテナ
効率を示す特性図である。 1は地導体、2は給電回路板、3は給電パターン、4は
放射回路板、5はアパーチャである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥野 要 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 安彦 利夫 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−198806(JP,A) 特開 昭63−258104(JP,A) 特開 昭63−50202(JP,A) 米国特許4130822(US,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地導体、給電回路板、放射回路板が夫々別
    の層からなる平面アンテナであって、各地導体、給電回
    路板、放射回路板の各層間には空気層若しくは発泡プラ
    スチックシートを介在させ、放射回路板は単一または複
    数個の正方形若しくは円形のアパーチャからなる放射素
    子を形成した金属板で形成され、各アパーチャを給電回
    路板の給電プローブと電磁気的カップリングにより結合
    して成る平面アンテナ。
JP2017137A 1990-01-26 1990-01-26 平面アンテナ Expired - Fee Related JP2592534B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017137A JP2592534B2 (ja) 1990-01-26 1990-01-26 平面アンテナ
US08/007,811 US5321411A (en) 1990-01-26 1993-01-22 Planar antenna for linearly polarized waves

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017137A JP2592534B2 (ja) 1990-01-26 1990-01-26 平面アンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03220904A JPH03220904A (ja) 1991-09-30
JP2592534B2 true JP2592534B2 (ja) 1997-03-19

Family

ID=11935634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017137A Expired - Fee Related JP2592534B2 (ja) 1990-01-26 1990-01-26 平面アンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2592534B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3652531B2 (ja) * 1998-11-26 2005-05-25 日立電線株式会社 スロットアンテナ
JP2002299949A (ja) * 2001-04-02 2002-10-11 Hitachi Chem Co Ltd 平面アレーアンテナ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4130822A (en) 1976-06-30 1978-12-19 Motorola, Inc. Slot antenna

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01198806A (ja) * 1988-06-06 1989-08-10 Matsushita Electric Works Ltd 平面アンテナ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4130822A (en) 1976-06-30 1978-12-19 Motorola, Inc. Slot antenna

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03220904A (ja) 1991-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4864314A (en) Dual band antennas with microstrip array mounted atop a slot array
US4138684A (en) Loaded microstrip antenna with integral transformer
US6140968A (en) Surface mount type circularly polarized wave antenna and communication apparatus using the same
US5400041A (en) Radiating element incorporating impedance transformation capabilities
KR960016369B1 (ko) 평면안테나
JPH0567912A (ja) 平面アンテナ
KR100421764B1 (ko) 고효율 광대역 마이크로스트립 패치 배열 안테나
JP2592534B2 (ja) 平面アンテナ
EP1743397B1 (en) Aperture antenna element
JPH0456502A (ja) 平面アンテナ
JPH02168703A (ja) 平面アンテナ及びその製造方法
JP2002290144A (ja) 平面アレーアンテナ
JP2976681B2 (ja) 垂直・水平偏波共用平面アンテナ
JP3990190B2 (ja) 平面アンテナ装置
JP3004439B2 (ja) 平面アンテナ
JPH06296110A (ja) 無給電素子付きトリプレート型平面アンテナ
JPH0661735A (ja) 平面アンテナ
JP3017553B2 (ja) 平面アンテナ
JP2590376B2 (ja) 平面アンテナ
JP3076440B2 (ja) 平面アンテナ
JP2640012B2 (ja) 平面アンテナ
KR100429684B1 (ko) 편파 선택형 평면 안테나
JPH07120893B2 (ja) 平面アンテナ
JPH05291817A (ja) プリントアンテナ
JPH05167335A (ja) プリントアンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees