JPH0736771B2 - ブラシハンドルおよびその製造方法 - Google Patents

ブラシハンドルおよびその製造方法

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JPH0736771B2
JPH0736771B2 JP22249788A JP22249788A JPH0736771B2 JP H0736771 B2 JPH0736771 B2 JP H0736771B2 JP 22249788 A JP22249788 A JP 22249788A JP 22249788 A JP22249788 A JP 22249788A JP H0736771 B2 JPH0736771 B2 JP H0736771B2
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handle
brush
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brush handle
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伸浩 島根
俊行 鎌田
龍 伊藤
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Lion Corp
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Lion Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/42Brushes
    • B29L2031/425Toothbrush

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Brushes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、歯ブラシなどブラシを操作しやすくするため
二種類の材料でブラシハンドルを成形する改良に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、ブラシハンドル、殊に歯ブラシでは一端に植毛部
のヘッドが首部を介して備えられた握柄部からなり、一
種類の合成樹脂で成形機によって構成されるのが一般的
で、二種類の材料での成形方式により分けると回転式又
はコアバック式二色成形機で成形したり、インサート方
式が採用されたりする。即ち、一次側樹脂でブラシの軸
部を成形したのちに製品を移動側の金型上につけたまま
移動し、固定側の金型を交換して二次側樹脂を充填成形
する回転式二色成形方式や軸部を成形後に金型の一部を
陥没させて、ここに二次側樹脂を充填するコアバック式
成形方式のほかに、軸部を先ず一次側樹脂で成形し、そ
れを最終形状をした金型に入れて軸材の周囲に二次側樹
脂を充填し、これを外装体として軸材と一体化するイン
サート方式とが、採用され、通常ゲートはハンドル端面
に設けられているのが実情である。
〔発明が解決しようとする課題〕
これら従来の成形方式では、いずれも軸部を成形し、二
次側樹脂を充填するため前記両二色成形機では各々の材
料の一部が外表部に露出して二分し、外装体の一端の貫
通穴若しくは開口部を通じて軸部を突出する製品の成形
は不可能でテザイン的に制約が出て自由度がなく、商品
価値も乏しい製品となって問題があると共に、前記イン
サート方式を採用しても軸材の表面がヒケ等の原因で変
形し、本来金型に密着すべき面と金型との間に隙間が生
じ、その隙間に樹脂が回り込んで二つの異なった材料の
境界が重なり合ったり凸凹となったりして不体裁で仕上
り不良によって商品価値も著しく低下させ、商品として
出せない不経済など問題があった。
本発明は、これら従来の諸欠点を適確に排除しようとす
るものであって、インサート方式を採用したものでブラ
シハンドルの外観面に成形仕上りも著しく良好にし、デ
ザイン上の自由度もあって、商品価値をも大幅に高めら
れ作業性も著しく向上でき、生産コストも低減できるブ
ラシハンドルおよびその製造方法を提供することを目的
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、植毛部Aを形成できるヘッド1が首部2を介
して備えられる握柄部3のあるブラシハンドルの軸材が
合成樹脂でインサート方式により射出成形されたもので
あって、該握柄部3に外装体4を一体成形され、前記軸
材と外装材との二つの材料が握柄部3の少なくとも外表
面の一部に露出して共存して備えたことを特徴とするブ
ラシハンドルを特徴とするブラシハンドルである。
また、このブラシハンドルを製造するための方法として
は、握柄部3のあるブラシハンドルの軸材と、該握柄部
3に備えた外装体4の外装材との二つの材料による成形
品とするに際して予め一端に貫通孔又は開口部を持った
外装体4を一対の雄雌金型で成形したのち、該外装体4
を軸部成形用の金型のキャビティ内に挿入保持して、軸
材を該キャビティ内に射出し、前記貫通孔又は開口部を
通じて前記外装体4の内側に充填して該外装体4を押し
広げつつ一体固化してインサート成形し、離型するブラ
シハンドル成形法であることが特徴の一つである。
〔作用〕
このブラシハンドルでは、握柄部3に外装体4を一体成
形され、前記軸材と外装材との二つの材料が握柄部3の
少なくとも外表面の一部に露出して共存して備えたこと
でハンドル操作に支障を来すことなく製品を安全に生産
することが容易に可能でハンドル外面の体裁も良好でデ
ザインに限定されることなく印刷仕上りも向上し、商品
価値を大幅に高めることができるものである。特に握柄
部3のあるブラシハンドルの軸材と、該握柄部3に備え
た外装体4の外装材との二つの材料による成形品とする
に際して予め一端に貫通孔又は開口部を持った外装体4
を一対の雄雌金型で成形したのち、該外装体4を軸部成
形用の金型のキャビティ内に挿入保持して、軸材を該キ
ャビティ内に射出し、前記貫通孔又は開口部を通じて前
記外装体4の内側に充填して該外装体4を押し広げつつ
一体固化してインサート成形し、離型することで、製品
面が異なった材料の境界があっても滑らかに成形され、
かつ外装体と軸部との一体化が強固で剥離現象を発生す
ることなく握り感触も著しく良好で、外観上審美感も大
幅に高められるものである。
〔実施例〕
本発明の実施例を歯ブラシの一例につき第1〜7図例に
ついて説明すると、一端に植毛部Aのヘッド1が首部2
を介して備えられる握柄部3からなるブラシハンドルが
合成樹脂で雄・雌金型8,9により射出成形された外装体
4を一体成形して備えたものであって、該外装体4の一
端側に穴部5を設けると共に、該穴部5と反対側の他端
側の近傍にハンドル懸吊用の係支孔6を形成し、該穴部
5より突き出した首部2を備え、握柄部3に外装体4を
一体成形され、前記軸材と外装材との二つの材料が握柄
部3の少なくとも外表面の一部に露出して共存して備え
たブラシハンドルとしてある。
この場合、前記外装体4としては前記軸材、例えばABS
樹脂,AS樹脂,ポリプロピレン樹脂,ポリエステル樹
脂,ポリカーボネート樹脂,ポリプロピレン樹脂,アク
リル樹脂などより柔軟な合成樹脂の外装材、例えばプロ
ピレンとブタジェン或いはスチレンとブタジェンなどの
共重合体などからなるエラストマーからなり、かつ異色
で軸材とで二色成形されている握柄部3を構成している
ものであって、軸材の首部2を嵌挿する穴部5を一端背
面側に形成したカップ状の被覆体である。即ち前記外装
体4が、前記握柄部3の底面側において環状の外枠表面
を露出させ、軸材と外装材とを二分して表わせるもので
あって、他端部に係支孔6のある筒状部7を内側に突設
してあるが、必要に応じ、前記外装体4が、軸材を分離
線として握柄部3の外表面に露出させる凹溝又は分離帯
41を備えたタイプとしてもよいし、外装体4の背面側又
は側面側にダイヤ,ハートその他のマークなどの模様穴
又はストライプの線状穴も設けられる。
なお、このブラシハンドルの製造に際しては、握柄部3
のあるブラシハンドルの軸材と、該握柄部3に備えた外
装体4の外装材との二つの材料による成形品とするに際
して予め一端に貫通孔の穴部5又は開口部また他端に係
支孔6を持った外装体4を一対に雄雌金型8,9で成形し
たのち、該外装体4を軸部成形用の金型81,91のキャビ
ティ内に挿入保持して、軸材を該キャビティ内に射出
し、前記貫通孔又は開口部を通じて前記外装体4の内側
に充填して該外装体4を押し広げつつ一体固化してイン
サート成形したのち、離型する作業で効率よく生産する
ことができる。
この場合、例えば前記外装体4を前記握柄部3の両側面
及び背面を被覆し、底面を開口しているカバー部材に成
形し、該底面に添う切目のない周壁端縁を持ち、握柄部
3に突設される首部2が嵌挿されて一体化する穴部5と
係支孔6とを一対の雄雌金型で成形するのがよく、ま
た、第8〜10図に示すように、前記外装体4を分離帯41
で複数に分割成形し、この複数の分割外装体4,4をハッ
ド1,首部2及び握柄部3の形成用成形金型の握柄部分の
キャビティ内に隔離して配置して前記軸材を射出充填し
て一体成形する製造方法でもよい。
いずれにしても、前記外装体4のインサートによってブ
ラシ軸材上に外装体4を一体成形してブラシハンドルと
するに際して、該外装体4を含めてヘッド1及び首部2
のあるハンドル部の全外縁に丸味をつけてエッジのない
形態に成形することが考慮されている。さらに歯ブラシ
に限らず、ボディブラシその他の清掃用ブラシ類にも有
効に適用できる。
図中10は植毛穴でヘッド1に一体成形され、刷毛を植込
固定して植毛部Aが形成される。11,12は樹脂注入路で
ある。
〔発明の効果〕
本発明は、ブラシハンドルの握柄部に外装体を一体成形
され、前記軸材と外装材との二つの材料が握柄部の少な
くとも外表面の一部に露出して共存して備えたことによ
り、軸材と外装材とで製品を二分することになりデザイ
ン上の制約も少なく柄を握った時にも外装体で吸着性が
あってソフトであたたかな感触を与え、すべり落ちした
りすることもなく、ブラシハンドルの外観表面には二分
する境界があっても重なり合うこともなく目立たなく、
なめらかな表面仕上となって仕上りを良好にし、体裁も
よいし、かつ握柄部においてデザインに限定されること
なく生産できるのでデザイン上の自由度があって商品価
値も高められ、さらに成型時に外装体との一体化が容易
適確で製品の変形が生じにくく、また万一小さな変形が
生じても目立たず商品価値への影響が少ないので成形製
品のバラツキを減らし製品寸法の精度を著しく向上でき
信頼性ある商品にでき、品質管理も容易である実用上の
効果がある。
また、このブラシハンドルの成形では、外装体の中に首
部の嵌挿用の穴部を通じて軸材樹脂を充填するので外装
体を内側から押し広げながら金型キャビティ内に密着し
て成形固化することとなり、軸材樹脂が外装体の外側に
回り込むこともなく、しかも二つの異なった材料の境界
が重なり合うことなく滑らかに成形され体裁良好なブラ
シハンドルを量産可能であると共に、成形時インサート
方式でエッジ加工をする必要がなく、仕上加工処理もな
くなって安全で握りやすいブラシハンドルの生産コスト
も大幅に低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図(a)(b)は製
品の平面及び底面図、第2図は側面図、第3図は縦断面
図、第4図は第3図I−I線の断面図、第5図は外装体
の斜視図、第6図及び第7図はそれぞれ成形工程の説明
断面図、第8図(a)(b)は他の実施例のブラシハン
ドルの平面及び底面図、第9図はその側面図、第10図は
縦断面図である。 A…植毛部、1…ヘッド、2…首部、3…握柄部、4…
外装体、41…分離帯、5…穴部、6…係支孔、7…筒状
部、8,81,9,91…金型、10…植毛穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−109559(JP,A) 実開 昭62−181233(JP,U) 実開 昭60−227707(JP,U)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植毛部(A)を形成できるヘッド(1)が
    首部(2)を介して備えられる握柄部(3)のあるブラ
    シハンドルの軸材が合成樹脂でインサート方式により射
    出成形されたものであって、該握柄部(3)に外装体
    (4)を一体成形され、前記軸材と外装材との二つの材
    料が握柄部(3)の少なくとも外表面の一部に露出して
    共存して備えたことを特徴とするブラシハンドル。
  2. 【請求項2】前記外装体(4)が、前記軸材より柔軟な
    合成樹脂の外装材からなり、かつ異色で軸材とで二色成
    形されている握柄部(3)を構成しているものである請
    求項1記載のブラシハンドル。
  3. 【請求項3】前記外装体(4)が、プロピレンとブタジ
    ェン或いはスチレンとブタジェンなどの共重合体からな
    るエラストマーの外装材からなり、軸材の首部(2)を
    嵌挿する穴部(5)を一端背面側に形成したカップ状の
    被覆体である請求項1又は2記載のブラシハンドル。
  4. 【請求項4】前記外装体(4)が、前記握柄部(3)の
    底面側において環状の外枠表面を露出させ、軸材と外装
    材とを二分して表わせるものであって、他端部に係支孔
    (6)のある筒状部(7)を内側に突設した請求項2又
    は3記載の歯ブラシハンドル。
  5. 【請求項5】前記外装体(4)が、軸材を分離線として
    握柄部(3)の外表面に露出させる凹溝又は分離帯
    (41)を備えた請求項3又は4記載の歯ブラシハンド
    ル。
  6. 【請求項6】握柄部(3)のあるブラシハンドルの軸材
    と、該握柄部(3)に備えた外装体(4)の外装材との
    二つの材料による成形品とするに際して予め一端に貫通
    孔又は開口部を持った外装体(4)を一対の雄雌金型で
    成形したのち、該外装体(4)を軸部成形用の金型のキ
    ャビティ内に挿入保持して、軸材を該キャビティ内に射
    出し、前記貫通孔又は開口部を通じて前記外装体(4)
    の内側に充填して該外装体(4)を押し広げつつ一体固
    化してインサート成形し、離型することを特徴とするブ
    ラシハンドルの製造方法。
  7. 【請求項7】前記外装体(4)を前記握柄部(3)の両
    側面及び背面を被覆し、底面を開口しているカバー部材
    に成形し、該底面に添う切目のない周壁端縁を持ち、握
    柄部(3)に突設される首部(2)が嵌挿されて一体化
    する穴部(5)と係支孔(6)とを一対の雄雌金型で成
    形する請求項6記載のブラシハンドルの製造方法。
  8. 【請求項8】前記外装体(4)を分離帯(41)で複数に
    分割成形し、この複数の分割外装体(4)(4)をヘッ
    ド(1),首部(2)及び握柄部(3)の形成用成形金
    型の握柄部分のキャビティ内に隔離して配置して前記軸
    材を射出充填して一体成形する請求項6又は7記載のブ
    ラシハンドルの製造方法。
  9. 【請求項9】外装体(4)のインサートによってブラシ
    軸材上に外装体(4)を一体成形してブラシハンドルと
    するに際して、該外装体(4)を含めてハンドル部の全
    外縁に丸味をつけて成形することを特徴とするブラシハ
    ンドルの製造方法。
JP22249788A 1988-09-07 1988-09-07 ブラシハンドルおよびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0736771B2 (ja)

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