JPH0736303B2 - 避雷器付ガス遮断器 - Google Patents

避雷器付ガス遮断器

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JPH0736303B2
JPH0736303B2 JP60200505A JP20050585A JPH0736303B2 JP H0736303 B2 JPH0736303 B2 JP H0736303B2 JP 60200505 A JP60200505 A JP 60200505A JP 20050585 A JP20050585 A JP 20050585A JP H0736303 B2 JPH0736303 B2 JP H0736303B2
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JP
Japan
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lightning arrester
insulating cylinder
circuit breaker
gas circuit
insulating
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JP60200505A
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哲夫 福地
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は接地タンク形ガス遮断器に避雷器を接続して構
成した避雷器付ガス遮断器に関する。
〔発明の背景〕
一般に、送電線への落雷から変電所機器を保護するため
に保護装置が用いられる。
従来の保護装置として第2図に示す棒ギヤツプ1が知ら
れている。この棒ギヤツプ1は、送電線2を引留める送
電線側引込鉄塔20の近傍において送電線2の引留めに用
いる支持碍子21と並列に接続されている。送電線2に落
雷があつた場合、この棒ギヤツプ1を放電させることに
より、ガス遮断器3を保護している。
しかし、この棒ギヤツプ1の放電特性は、気象条件によ
つて変動するため、高い信頼性が得られなかつた。
そこで、第3図に示すように別置の碍子形避雷器4を用
いるようになつた。しかし、この碍子形避雷器も、碍管
が塩分や埃塵等によつて汚損されて放電特性が変化する
という欠点があつた。
従つて、これらの欠点を解消するためには、例えば特開
昭60−2007号公報に示されているように、金属の密閉容
器内に構成したタンク形避雷器とし、これをガス遮断器
に接続しなければならなかつた。このため、非常に高価
な避雷器付ガス遮断器になると共に、据付スペースが大
きくなつていた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、特別な据付スペースを要することなく
避雷器を収納できるとともに、避雷器が損傷した場合に
はこれを容易に交換できる避雷器付ガス遮断器を提供す
るにある。
〔発明の概要〕
この目的を達成するため、本発明は、密閉容器端部に配
置した遮断部の固定接触子を支持するための絶縁筒を避
雷器の収納用絶縁筒として兼用し、これを密封構造にす
るとともに、この絶縁筒の外部側の一端に避雷器カバー
を取外し可能に取付け、さらにこの絶縁筒内に絶縁性ガ
スを充填するバルブを設けて、避雷器を外部へ容易に取
出すことができるようにしたことを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下本発明の一実施例による避雷器付ガス遮断器を第1
図によつて説明する。
円筒状で略直線的に延びた密閉容器5の軸方向両端部に
は、それぞれほぼ径方向に延びた外部引出口が形成され
ている。この実施例では、外部引出口の延長部にそれぞ
れブツシング6が接続されているが、他の例ではガス絶
縁母線が接続される。図において右側のブツシング6の
中心導体11は、可動子側導体17へ集電子12を介して電気
的に接続されている。この可動子側導体17は絶縁筒15に
よつて密閉容器5から電気的に絶縁されて固定されてい
る。絶縁筒15および可動子側導体17内には絶縁棒16が配
置され、絶縁棒16の一端は操作装置18に連結され他端は
可動接触子14に連結されている。この可動接触子14はブ
ツシング6の中心導体11と電気的に接続されている。
一方、左方のブツシング6の中心導体7は、集電子9を
介して固定子側導体13へ電気的に接続されている。この
固定子側導体13は絶縁筒8によつて密閉容器5へ電気的
に絶縁した状態で固定されている。絶縁筒8の一端はガ
スケツト等の気密保持部材21を介して固定子側導体13に
よつて気密に封じられ、絶縁筒8の他端は同様に気密保
持部材20を介して端蓋22および避雷器カバー26によつて
気密に封じられている。端蓋22は密閉容器5に対して取
外し可能であり、また避雷器カバー26は端蓋22に対して
取外し可能である。このようにして絶縁筒8の両端は気
密にそれぞれ封じられ、その内部に同軸的に避雷器用素
子の積層体から成る避雷器19が構成され、その一端は固
定子側導体13に、また他端は密閉容器5へ電気的に接続
されている。従つて、固定子側導体13の右方へ固定した
固定接触子10は、可動接触子14と接触可能な位置に絶縁
筒8を介して固定されている。すなわち、この絶縁筒8
は一般的に知られるパツフアー形ガス遮断器における固
定接触子支持用の絶縁物であり、更に避雷器19の収納用
絶縁筒を兼用している。
絶縁筒8内には絶縁性ガスが充填されるが、それは避雷
器カバー26を介して設けたバルブ27を通して行なわれ
る。一方、絶縁筒8を包む密閉容器5内は、バルブ28を
介して絶縁性ガスが充填されている。
今、雷によるサージ電圧が発生すると、地絡放電通路
は、中心導体7……集電子9……固定子側導体13……避
雷器19……密閉容器5から大地へ至る。
万一、避雷器19が損傷したとしても、絶縁筒8内の絶縁
性ガスをバルブ27から回収し、避雷器カバー26を取外し
て交換できるので、密閉容器5内の絶縁性ガスを不必要
に回収することなく単時間に作業できる。
この実施例では、密閉容器5の軸方向に配置した固定接
触子10の支持用絶縁筒8を利用しているので、部品数を
少なくして避雷器付ガス遮断器が得られる。また、一般
的なガス遮断器では、密閉容器5の外部引出口、つまり
ブツシング6との接続部近傍で密閉容器5内にデツドス
ペースが形成されるが、このスペースを利用して避雷器
を構成できるので、据付スペースを小さくすることがで
きると共に、避雷器19は密閉容器5内に構成されたタン
ク形となつているので、安定した放電特性が得られる。
上記実施例では、密閉容器5の軸方向に配置した絶縁筒
8内に避雷器19を構成したが、中心導体7の近傍におい
て密閉容器5の径方向に絶縁筒を配置して固定接触子10
を支持固定し、この絶縁筒内に避雷器19を構成しても良
い。また上記実施例では1遮断点のガス遮断器について
説明したが、複数遮断点のものは、密閉容器5の両端に
固定接触子支持用の絶縁物が設けられるから、この場合
いずれか一方に避雷器を構成することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、密閉容器端部に配
置した遮断部の固定接触子を支持する絶縁筒を避雷器収
納用として兼用し、この中に避雷器を収納したので、避
雷器を密閉容器内に配置するための特別なスペースを必
要とせず、ガス遮断器を小型化することができる。ま
た、上記絶縁筒を密封構造とし、その外部側の一端に避
雷器カバーを取外し可能に取付け、さらに絶縁筒内に絶
縁性ガスを充填するバルブを設けたので、避雷器が損傷
した場合には、容積の小さい絶縁筒内の絶縁性ガスのみ
をバルブから回収し、避雷器カバーを取外して避雷器を
容易に交換することができ、容積の大きい密閉容器内の
絶縁性ガスを不必要に回収することなく短時間で交換作
業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による避雷器付ガス遮断器の
縦断面正面図、第2図および第3図は従来の避雷器とガ
ス遮断器の接続構成を示す正面図である。 5……密閉容器、6……ブツシング、7……中心導体、
8……絶縁筒、10……固定接触子、14……可動接触子、
19……避雷器、20,21……気密保持部材、22……端蓋、2
6……避雷器カバー、27……バルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性ガスを充填した密閉容器内に遮断部
    を構成し、この遮断部の固定接触子を絶縁筒を介して上
    記密閉容器へ固定し、上記遮断部の両端は上記密閉容器
    の両端でほぼ径方向に屈曲した外部引出口から導出した
    ガス遮断器と、上記ガス遮断器の固定接触子と電気的に
    一端を接続した避雷器とを有するものにおいて、上記絶
    縁筒は、その両端をそれぞれ気密に封じた密封構造と
    し、この絶縁筒内に上記避雷器を収納するとともに、上
    記絶縁筒の外部側の一端に上記避雷器を外部へ取出し可
    能にするための避雷器カバーを取外し可能に取付け、さ
    らに上記絶縁筒内に絶縁性ガスを充填するバルブを設け
    たことを特徴とする避雷器付ガス遮断器。
JP60200505A 1985-09-12 1985-09-12 避雷器付ガス遮断器 Expired - Lifetime JPH0736303B2 (ja)

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JPS6261220A JPS6261220A (ja) 1987-03-17
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JP3202551B2 (ja) * 1995-08-08 2001-08-27 株式会社日立製作所 ガス遮断器

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JPS58110935U (ja) * 1982-01-22 1983-07-28 三菱電機株式会社 ガス絶縁電気装置

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JPS6261220A (ja) 1987-03-17

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