JPH0736180Y2 - 締付ナット - Google Patents
締付ナットInfo
- Publication number
- JPH0736180Y2 JPH0736180Y2 JP1990010266U JP1026690U JPH0736180Y2 JP H0736180 Y2 JPH0736180 Y2 JP H0736180Y2 JP 1990010266 U JP1990010266 U JP 1990010266U JP 1026690 U JP1026690 U JP 1026690U JP H0736180 Y2 JPH0736180 Y2 JP H0736180Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- tightening nut
- parallel groove
- load
- screw thread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は射出成形機型締用割ナット、ボルト・ナット組
立製品等に適用される締付ナットに関するものである。
立製品等に適用される締付ナットに関するものである。
(従来の技術) 従来の単一材料を使用した等ピッチのネジ山(平行溝)
を有する締付ナットは、ネジ山の荷重分担がナット接合
面側からの数ピッチ(数歯)にて全荷重の大部分を受け
ており、ナット中央付近のネジ山(平行溝)は余り荷重
を受けていない。即ち、ナットの各ネジ山(平行溝)で
の荷重分担が不均一であった。
を有する締付ナットは、ネジ山の荷重分担がナット接合
面側からの数ピッチ(数歯)にて全荷重の大部分を受け
ており、ナット中央付近のネジ山(平行溝)は余り荷重
を受けていない。即ち、ナットの各ネジ山(平行溝)で
の荷重分担が不均一であった。
(考案が解決しようとする課題) 従来の単一材料を使用した一般の締付ナットは、全ネジ
山の荷重分担で見ると、ナット接合面からの数ピッチ
(数歯)にて全荷重の殆んどを受けており、ナット中央
付近のネジ山(平行溝)は余り荷重を受けていなかっ
た。即ち、ナット各ネジ山(平行溝)での荷重分担が不
均一で、荷重時各ネジ山(平行溝)部の撓み量が不均一
であった。
山の荷重分担で見ると、ナット接合面からの数ピッチ
(数歯)にて全荷重の殆んどを受けており、ナット中央
付近のネジ山(平行溝)は余り荷重を受けていなかっ
た。即ち、ナット各ネジ山(平行溝)での荷重分担が不
均一で、荷重時各ネジ山(平行溝)部の撓み量が不均一
であった。
本考案は異種材料を挿入した締付ナットを提供し、前記
従来の課題を解決しようとするものである。
従来の課題を解決しようとするものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、ナット本体の内側で、かつ、ナット
の軸方向に、複数の弾性の異なる異種材料からなるスク
リュリティナーを挿入してなるもので、これを課題解決
のための手段とするものである。
の軸方向に、複数の弾性の異なる異種材料からなるスク
リュリティナーを挿入してなるもので、これを課題解決
のための手段とするものである。
(作用) 本考案の締付ナットは、ネジ部(平行溝部)の材料にナ
ット本体と弾性の異なる材料を使用したため、各ネジ山
(平行溝)の剛性を個々に変化させた事ができ、荷重時
の各ネジ山(平行溝)での撓み量(変化量)を調整し、
荷重分担を均一化させることができる。
ット本体と弾性の異なる材料を使用したため、各ネジ山
(平行溝)の剛性を個々に変化させた事ができ、荷重時
の各ネジ山(平行溝)での撓み量(変化量)を調整し、
荷重分担を均一化させることができる。
(実施例) 以下本考案を図面の実施例について説明すると、第1図
〜第3図は本考案の実施例を示す。同一材料を使用する
従来の締付ナットの場合には、各ネジ山(平行溝)のピ
ッチを変化させて荷重時における各ネジ山(平行溝)で
の撓み量(変化量)を均一化する事により、荷重分担の
均一化を図る事が出来る。
〜第3図は本考案の実施例を示す。同一材料を使用する
従来の締付ナットの場合には、各ネジ山(平行溝)のピ
ッチを変化させて荷重時における各ネジ山(平行溝)で
の撓み量(変化量)を均一化する事により、荷重分担の
均一化を図る事が出来る。
ここで第1図の実施例に基いて本考案による締付ナット
の構造を説明すると、ナット本体1の内側に、弾性の異
なる異種材料(例えば青銅鋳鉄、クロムニッケルモリブ
デン鋼等)を使用してなるスクリュリテイナー2,3を挿
入した構造となっている。この場合この構造と、前記各
ネジ山のピッチを変化させる構造を組合せると、より一
層柔軟に対応できる。
の構造を説明すると、ナット本体1の内側に、弾性の異
なる異種材料(例えば青銅鋳鉄、クロムニッケルモリブ
デン鋼等)を使用してなるスクリュリテイナー2,3を挿
入した構造となっている。この場合この構造と、前記各
ネジ山のピッチを変化させる構造を組合せると、より一
層柔軟に対応できる。
第2図に各ネジ山(平行溝)の荷重時における撓み状態
を示す。δ1,δ2はネジ山の撓み量で、この撓み量
δ1,δ2を、使用材料の弾性を変える事により調整し、
各ネジ山(平行溝)の荷重分担P1,P2の均一化を図る事
により、第3図(b)に示すように均一化された荷重分
担モードが得られる。第3図(a)は従来の場合で、荷
重分担が不均一であることが分る。
を示す。δ1,δ2はネジ山の撓み量で、この撓み量
δ1,δ2を、使用材料の弾性を変える事により調整し、
各ネジ山(平行溝)の荷重分担P1,P2の均一化を図る事
により、第3図(b)に示すように均一化された荷重分
担モードが得られる。第3図(a)は従来の場合で、荷
重分担が不均一であることが分る。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く本考案は、ナット本体の内側に
弾性の異なる異種材料を使用したので、この締付ナット
を使用すると、同締付ナットの信頼性の向上を図ること
ができると共に、特に高負荷用締付ナットに対して効率
的な形状(ネジ山(平行溝)ピッチ数の削減、ネジ山
(平行溝)径の縮小)を得る事が出来る。
弾性の異なる異種材料を使用したので、この締付ナット
を使用すると、同締付ナットの信頼性の向上を図ること
ができると共に、特に高負荷用締付ナットに対して効率
的な形状(ネジ山(平行溝)ピッチ数の削減、ネジ山
(平行溝)径の縮小)を得る事が出来る。
また本考案によると、締付ナットの各ネジ山(平行溝)
での荷重分担が完全に平均化出来、ナット接合面から数
ピッチのネジ山(平行溝)で分担する荷重は約30〜40
%、従来より軽減化出来る。従って特に大荷重用締付ナ
ットについて、ナット寸法の効率化を図ることができ
る。
での荷重分担が完全に平均化出来、ナット接合面から数
ピッチのネジ山(平行溝)で分担する荷重は約30〜40
%、従来より軽減化出来る。従って特に大荷重用締付ナ
ットについて、ナット寸法の効率化を図ることができ
る。
第1図は本考案の実施例に係る締付ナットの断面形状を
示す斜視図、第2図はナット荷重時のネジ山(平行溝)
の撓み状態を示す説明図、第3図は従来と本考案におけ
る各ネジ山(平行溝)での荷重分担を示す説明図であ
る。 図の主要部分の説明 1……ナット本体 2,3……スクリュリテイナー
示す斜視図、第2図はナット荷重時のネジ山(平行溝)
の撓み状態を示す説明図、第3図は従来と本考案におけ
る各ネジ山(平行溝)での荷重分担を示す説明図であ
る。 図の主要部分の説明 1……ナット本体 2,3……スクリュリテイナー
Claims (1)
- 【請求項1】ナット本体の内側で、かつ、ナットの軸方
向に、複数の弾性の異なる異種材料からなるスクリュリ
ティナーを挿入してなることを特徴とする締付ナット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990010266U JPH0736180Y2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 締付ナット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990010266U JPH0736180Y2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 締付ナット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03100615U JPH03100615U (ja) | 1991-10-21 |
JPH0736180Y2 true JPH0736180Y2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=31513846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990010266U Expired - Lifetime JPH0736180Y2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 締付ナット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736180Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0344331Y2 (ja) * | 1985-03-29 | 1991-09-18 |
-
1990
- 1990-02-05 JP JP1990010266U patent/JPH0736180Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03100615U (ja) | 1991-10-21 |
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