JPH0736076Y2 - カーテン用又はブラインド用小割板の係止構造 - Google Patents
カーテン用又はブラインド用小割板の係止構造Info
- Publication number
- JPH0736076Y2 JPH0736076Y2 JP14394289U JP14394289U JPH0736076Y2 JP H0736076 Y2 JPH0736076 Y2 JP H0736076Y2 JP 14394289 U JP14394289 U JP 14394289U JP 14394289 U JP14394289 U JP 14394289U JP H0736076 Y2 JPH0736076 Y2 JP H0736076Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cord
- split plate
- hole
- substrate
- flare
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Blinds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、カーテン用又はブラインド用小割板の係止
構造に関する。
構造に関する。
(従来の技術) ブラインドの小割板(いわゆるスラット)は、従来、単
に硬質樹脂やアルミ等硬質材料からなる板材であって、
該小割板の装飾は、その板材表面に限られていた。な
お、本出願人は、先に多数枚の小割板を用いたカーテン
を提案(特願昭63-71997号)しており、これに用いる小
割板も同様の構成となっている。
に硬質樹脂やアルミ等硬質材料からなる板材であって、
該小割板の装飾は、その板材表面に限られていた。な
お、本出願人は、先に多数枚の小割板を用いたカーテン
を提案(特願昭63-71997号)しており、これに用いる小
割板も同様の構成となっている。
そして、上記小割板は、第4図に示すように、前紐2と
後紐3との間に中段テープ4を掛け渡してなるラダーコ
ード1に係止されている。具体的には、小割板5の両端
部に、それぞれの端部にまで連通する切り溝7を備えた
孔6,6を形成しておいて、上記切り溝7を利用して中段
テープ4を前記孔6,6に通して該中段テープ4で小割板
5を支承する構成としていた。
後紐3との間に中段テープ4を掛け渡してなるラダーコ
ード1に係止されている。具体的には、小割板5の両端
部に、それぞれの端部にまで連通する切り溝7を備えた
孔6,6を形成しておいて、上記切り溝7を利用して中段
テープ4を前記孔6,6に通して該中段テープ4で小割板
5を支承する構成としていた。
しかしながら、上記の小割板は、硬質で柔らかな感触が
無く、装飾機能も乏しいので、これを解決すべく、本考
案者は、第5図(イ)(ロ)に示すようなフレア付きの
小割板11を案出した。
無く、装飾機能も乏しいので、これを解決すべく、本考
案者は、第5図(イ)(ロ)に示すようなフレア付きの
小割板11を案出した。
すなわち、本考案者に依る上記フレア付きの小割板11と
は、基板12の長手方向に亘って、同基板12の幅方向の一
端縁若しくは両端縁にフレア13を突設した構成のもので
あり、ここで、基板12の材質は、硬質の樹脂、アルミ等
従来小割板を形成していたものと同様であって、また、
基板12の形状は、断面山形のもの、断面弯曲状のもの、
断面コ字状のものあるいは断面つば付きコ字状のもの等
種々採用できるものである。なお、フレア13としては、
織物、編物、不織布、紙等柔らかな感触のものが用いる
ことができ、また、形状的には、レース地等装飾性のあ
るものが好適である。フレア13はその一部が基板12の幅
方向の端縁に突出するよう同基板12の片面又は両面に固
着されるが、この固着の手段としては、ホットメルト接
着、超音波融着、糊付け或いはミシン縫い等の手段が採
用される。そして、基板12に対するフレア13の固着域
は、基板12の全面に固着したものであっても良いし、基
板12の端縁側にのみ固着したものであってもよい。もっ
とも、本考案は、フレア13を基板12に係脱可能に取付け
たものにも適用できる。
は、基板12の長手方向に亘って、同基板12の幅方向の一
端縁若しくは両端縁にフレア13を突設した構成のもので
あり、ここで、基板12の材質は、硬質の樹脂、アルミ等
従来小割板を形成していたものと同様であって、また、
基板12の形状は、断面山形のもの、断面弯曲状のもの、
断面コ字状のものあるいは断面つば付きコ字状のもの等
種々採用できるものである。なお、フレア13としては、
織物、編物、不織布、紙等柔らかな感触のものが用いる
ことができ、また、形状的には、レース地等装飾性のあ
るものが好適である。フレア13はその一部が基板12の幅
方向の端縁に突出するよう同基板12の片面又は両面に固
着されるが、この固着の手段としては、ホットメルト接
着、超音波融着、糊付け或いはミシン縫い等の手段が採
用される。そして、基板12に対するフレア13の固着域
は、基板12の全面に固着したものであっても良いし、基
板12の端縁側にのみ固着したものであってもよい。もっ
とも、本考案は、フレア13を基板12に係脱可能に取付け
たものにも適用できる。
上記フレア付き小割板11は、フレア13の存在ゆえに柔ら
かな印象が付加され、美観が備わると共に、該フレア13
が付加された分だけ、美的処理域が増加し、併せて基板
12の、それも亀裂を生じ易い端縁部分の強度が増加せし
められるという作用・効果を奏し、極めて商品価値が高
い。
かな印象が付加され、美観が備わると共に、該フレア13
が付加された分だけ、美的処理域が増加し、併せて基板
12の、それも亀裂を生じ易い端縁部分の強度が増加せし
められるという作用・効果を奏し、極めて商品価値が高
い。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記フレア付き小割板12には、従来使用されて
いたラダーコード1を使用しにくいという問題がある。
いたラダーコード1を使用しにくいという問題がある。
すなわち、上記切り溝7を備えた孔6を形成しようとす
ると、必然的に小割板11の端部に突出しているフレア13
自体にも切り溝が入れられることになり、ここでフレア
13は小割板11の傾倒操作時に隣接する小割板11と接触
し、上記フレア13に入れた切り溝部分からフレア13が破
れてしまうという問題があり、この点を解決する必要が
あった。
ると、必然的に小割板11の端部に突出しているフレア13
自体にも切り溝が入れられることになり、ここでフレア
13は小割板11の傾倒操作時に隣接する小割板11と接触
し、上記フレア13に入れた切り溝部分からフレア13が破
れてしまうという問題があり、この点を解決する必要が
あった。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決すべく、小割板にコードを挿
通するための孔を形成し、前記コードに前記小割板を係
止する機能を持たせたカーテン用又はブラインド用小割
板の係止構造において、前記小割板を復元弾性力を有す
る可撓性基板で形成し、該基板に、コードの径に略一致
する径の孔を形成すると共に該基板に前記孔周縁に始端
を発する切り溝を形成し、他方、コードには前記孔の径
よりも大径の玉を、コードの長手方向所定間隔下に取付
けた構成としている。
通するための孔を形成し、前記コードに前記小割板を係
止する機能を持たせたカーテン用又はブラインド用小割
板の係止構造において、前記小割板を復元弾性力を有す
る可撓性基板で形成し、該基板に、コードの径に略一致
する径の孔を形成すると共に該基板に前記孔周縁に始端
を発する切り溝を形成し、他方、コードには前記孔の径
よりも大径の玉を、コードの長手方向所定間隔下に取付
けた構成としている。
なお、本考案に係る係止構造は、フレア付き小割板に限
らず、従来のフレアの無い小割板にも適用できるもので
ある。
らず、従来のフレアの無い小割板にも適用できるもので
ある。
(作用) 小割板は、該小割板に形成されている孔にコードを挿通
して係止される。つまり、例えば上方から下方にコード
を孔に通して行く場合、コードの径と孔の径は略一致し
ていてコードのみの部分は孔にスムーズに通って行く。
そして、玉の存在する部位は、玉を押し込むことによっ
て孔を通過する。具体的には、玉を孔に押し込むと孔の
周縁部が玉に押されて下方に弯曲する力を受け、上記孔
周縁部に形成されている切り溝が孔周縁部の弯曲変形を
助け、かくして大きく孔を押し拡げられて玉が孔を通過
し、玉の通過後、上記孔周縁部は基板の有する復元弾性
力によって元の位置に戻り、ここでコードを吊り下げる
と玉によって孔の周縁部が支えられることになる。
して係止される。つまり、例えば上方から下方にコード
を孔に通して行く場合、コードの径と孔の径は略一致し
ていてコードのみの部分は孔にスムーズに通って行く。
そして、玉の存在する部位は、玉を押し込むことによっ
て孔を通過する。具体的には、玉を孔に押し込むと孔の
周縁部が玉に押されて下方に弯曲する力を受け、上記孔
周縁部に形成されている切り溝が孔周縁部の弯曲変形を
助け、かくして大きく孔を押し拡げられて玉が孔を通過
し、玉の通過後、上記孔周縁部は基板の有する復元弾性
力によって元の位置に戻り、ここでコードを吊り下げる
と玉によって孔の周縁部が支えられることになる。
(実施例) 以下、本考案を例示図面に基づいて詳述する。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は使用
状態を示す断面図、第3図は他の実施例図である。
状態を示す断面図、第3図は他の実施例図である。
上記第1〜第3図はフレア13付きの小割板11に適用した
本考案の実施例を示しており、これらの図において、12
は樹脂フィルム等復元弾性力を有する基板であり、該基
板12の両端にはつば部12aが形成され、該つば部12aの下
面にはレース地13aが固着され、フレア13が突出形成さ
れている。
本考案の実施例を示しており、これらの図において、12
は樹脂フィルム等復元弾性力を有する基板であり、該基
板12の両端にはつば部12aが形成され、該つば部12aの下
面にはレース地13aが固着され、フレア13が突出形成さ
れている。
14は、基板12の両つば部に形成したコード16挿通用の孔
で、該孔14の径はコード16の径に略一致した大きさに設
定されている。そして、該孔14の周縁から4条の切り溝
15を切り込み形成しており、これらの切り溝15,15,…の
終端を結ぶ円弧の径は、後述する玉17の径よりもやや大
き目に設定してある。もっとも、上記切り溝15の数は、
3条であっても5,6条であっても支障はない。
で、該孔14の径はコード16の径に略一致した大きさに設
定されている。そして、該孔14の周縁から4条の切り溝
15を切り込み形成しており、これらの切り溝15,15,…の
終端を結ぶ円弧の径は、後述する玉17の径よりもやや大
き目に設定してある。もっとも、上記切り溝15の数は、
3条であっても5,6条であっても支障はない。
そして、上記孔14に挿通されるコード16には、その長手
方向に、該コード16の径よりも大径の玉17が所定間隔を
おいて取付けられている。上記玉17は、鉛等金属粒をコ
ード16にカシメ付けすることにより、或いはプラスチッ
ク成形した粒状物を接着等固定することによりコード16
に取付けられる。上記玉17の取付け形態には、所定間隔
毎に1個宛取付ける形態(第1図及び第2図)と、2個
宛取付ける形態(第3図)とがあり、2個宛の場合は、
これらの玉17,17の間に小割板11が保持されて、該小割
板11の姿勢保持に正確さが加味されることになる。もっ
とも、2個の玉17,17を取付ける場合、二つの玉の間隔
Dには、基板12の回転動作を良好とすべく、ゆとりを持
たせるのが好ましい。
方向に、該コード16の径よりも大径の玉17が所定間隔を
おいて取付けられている。上記玉17は、鉛等金属粒をコ
ード16にカシメ付けすることにより、或いはプラスチッ
ク成形した粒状物を接着等固定することによりコード16
に取付けられる。上記玉17の取付け形態には、所定間隔
毎に1個宛取付ける形態(第1図及び第2図)と、2個
宛取付ける形態(第3図)とがあり、2個宛の場合は、
これらの玉17,17の間に小割板11が保持されて、該小割
板11の姿勢保持に正確さが加味されることになる。もっ
とも、2個の玉17,17を取付ける場合、二つの玉の間隔
Dには、基板12の回転動作を良好とすべく、ゆとりを持
たせるのが好ましい。
上記小割板11を用いてブラインド或いはカーテンを構成
する場合には、単に孔14にコード16を挿通し、コード16
下端に下板(図示せず)を取付ければよい。勿論、分解
する際には逆の操作を行えばよい。そして、カーテンな
りブラインドなりの使用時において、フレア13が隣りの
基板12に衝接することがあるが、本考案の構成では、フ
レア13の突設部位に切り溝が存在せず、小割板11の短命
化が防止できる。
する場合には、単に孔14にコード16を挿通し、コード16
下端に下板(図示せず)を取付ければよい。勿論、分解
する際には逆の操作を行えばよい。そして、カーテンな
りブラインドなりの使用時において、フレア13が隣りの
基板12に衝接することがあるが、本考案の構成では、フ
レア13の突設部位に切り溝が存在せず、小割板11の短命
化が防止できる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に依れば、小割板にコード
を挿通する作業が簡易に行うことができ、しかもその係
止状態を玉に載った状態で安定しており、殊にフレア付
き小割板に適用して、該小割板の短命化が防止できる。
を挿通する作業が簡易に行うことができ、しかもその係
止状態を玉に載った状態で安定しており、殊にフレア付
き小割板に適用して、該小割板の短命化が防止できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は使用
状態を示す断面図、第3図は他の実施例図、第4図はラ
ダーコードを用いた従来の係止構造を示す斜視図、第5
図(イ)(ロ)は本考案者に依る先行出願に開示したフ
レア付き小割板の斜視図である。 11……小割板、12……基板 13……フレア、14……孔 15……切り溝、16……コード 17……玉
状態を示す断面図、第3図は他の実施例図、第4図はラ
ダーコードを用いた従来の係止構造を示す斜視図、第5
図(イ)(ロ)は本考案者に依る先行出願に開示したフ
レア付き小割板の斜視図である。 11……小割板、12……基板 13……フレア、14……孔 15……切り溝、16……コード 17……玉
Claims (1)
- 【請求項1】小割板にコードを挿通するための孔を形成
し、前記コードに前記小割板を係止する機能を持たせた
カーテン用又はブラインド用小割板の係止構造におい
て、 前記小割板を復元弾性力を有する可撓性基板で形成し、
該基板に、コードの径に略一致する径の孔を形成すると
共に該基板に前記孔周縁に始端を発する切り溝を形成
し、 他方、コードには前記孔の径よりも大径の玉を、コード
の長手方向所定間隔下に取付けてなることを特徴とする
カーテン用又はブラインド用小割板の係止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14394289U JPH0736076Y2 (ja) | 1989-12-12 | 1989-12-12 | カーテン用又はブラインド用小割板の係止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14394289U JPH0736076Y2 (ja) | 1989-12-12 | 1989-12-12 | カーテン用又はブラインド用小割板の係止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0382798U JPH0382798U (ja) | 1991-08-22 |
JPH0736076Y2 true JPH0736076Y2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=31690691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14394289U Expired - Lifetime JPH0736076Y2 (ja) | 1989-12-12 | 1989-12-12 | カーテン用又はブラインド用小割板の係止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736076Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2009084624A1 (ja) * | 2007-12-28 | 2011-05-19 | 石塚 正夫 | ブラインド |
-
1989
- 1989-12-12 JP JP14394289U patent/JPH0736076Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2009084624A1 (ja) * | 2007-12-28 | 2011-05-19 | 石塚 正夫 | ブラインド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0382798U (ja) | 1991-08-22 |
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