JPH0735845A - 広帯域マイクロ波検出器 - Google Patents

広帯域マイクロ波検出器

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JPH0735845A
JPH0735845A JP5178248A JP17824893A JPH0735845A JP H0735845 A JPH0735845 A JP H0735845A JP 5178248 A JP5178248 A JP 5178248A JP 17824893 A JP17824893 A JP 17824893A JP H0735845 A JPH0735845 A JP H0735845A
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signal
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久雄 尾野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 できるだけ簡単な構成でXバンドとKバンド
とKaバンドのすべての検出目的帯域幅をカバーするこ
とができるようにする。 【構成】 基本波に加えて二次および三次の高調波を有
意に含み所定周波数範囲でスイープを繰り返す第1局部
発振器3の出力とアンテナ1の入力とを周波数混合する
第1の混合手段2と、第1の混合手段2の出力と第2局
部発振器7の出力とを周波数混合する第2の混合手段6
と、特定周波数の信号を検出する1つの周波数弁別手段
11と、第1の混合手段2の出力を周波数弁別手段11
に導入するシングルスーパーヘテロダイン受信モードお
よび第2の混合手段6の出力を周波数弁別手段11に導
入するダブルスーパーヘテロダイン受信モードを前記第
1局部発振器のスイープ動作と同期して順番に切り換え
るモード切り換え手段9a,9bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、計測機器などから発
せられるマイクロ波を検出して報知するマイクロ波検出
器に関し、特に、1つの受信回路で広帯域をカバーする
広帯域マイクロ波検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】レーダー式スピード測定器から発射され
たマイクロ波を検出してアラームを発生するように構成
されたマイクロ波検出器が従来から知られている。一般
的な交通監視用レーダー式スピード測定器の場合、10
GHz帯(Xバンド)、24GHz帯(Kバンド)、3
5GHz帯(Kaバンド)のいずれかの帯域のマイクロ
波を使用している。この種のスピード測定器からのマイ
クロ波を検出対象とするマイクロ波検出器は、前記各バ
ンドのマイクロ波をスーパーヘテロダイン方式の受信回
路で検出する。その受信回路の局部発振器は所定周波数
範囲でスイープされ、目的とする受信帯域をカバーす
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】交通監視用レーダー式
スピード測定器を対象としたマイクロ波検出器の場合、
Xバンドの検出目的帯域幅は約100MHz、Kバンド
の検出目的帯域幅は約200MHzであり、比較的狭
い。しかしKaバンドの検出目的帯域は33.400〜
36.000GHz(帯域幅は2.6GHz)と相当広
い。
【0004】ダブルスーパーヘテロダイン受信回路にお
いて、第1局部発振器の出力の基本周波数の信号だけで
なく、二次高調波および三次高調波の信号を積極的に利
用することで、XバンドとKバンドとKaバンドを同時
に受信することができるようにしたマイクロ波検出器が
知られている。しかし従来のこの種のマイクロ波検出器
では、Kaバンドについては目的とする2.6GHzの
帯域幅のごく一部しかカバーしていなかった。
【0005】局部発振器の周波数スイープ幅を大きくす
ることでKaバンドの検出目的帯域幅2.6GHzをカ
バーすることは原理的に可能である。しかしその場合、
検出目的帯域幅の狭いXバンドとKバンドに着目すれ
ば、スイープ幅は検出目的帯域幅に対して約9倍とな
り、不必要な時間をかけて不必要な帯域をスイープして
いることになる。従ってXバンドとKバンドの目的マイ
クロ波の検出漏れの確率が高くなる。また、広帯域でス
イープする局部発振器は非常に高価だという問題もあ
る。
【0006】この発明は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、できるだけ簡単な構成で前
述したXバンドとKバンドとKaバンドのすべての検出
目的帯域幅をカバーすることができるようにした広帯域
マイクロ波検出器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の広帯域マイク
ロ波検出器は、基本波に加えて二次および三次の高調波
を有意に含み所定周波数範囲でスイープを繰り返す第1
局部発振器の出力とアンテナ入力とを周波数混合する第
1の混合手段と、第1の混合手段の出力と第2局部発振
器の出力とを周波数混合する第2の混合手段と、特定周
波数の信号を検出する1つの周波数弁別手段と、第1の
混合手段の出力を前記周波数弁別手段に導入するシング
ルスーパーヘテロダイン受信モードおよび第2の混合手
段の出力を前記周波数弁別手段に導入するダブルスーパ
ーヘテロダイン受信モードを前記第1局部発振器のスイ
ープ動作と同期して順番に切り換えるモード切り換え手
段とを備えたものである。
【0008】
【作用】ダブルスーパーヘテロダイン受信モードにおい
て、第1局部発振器の基本波を利用してXバンドの検出
目的帯域がカバーされ、第1局部発振器の二次高調波を
利用してKバンドの検出目的帯域がカバーされ、第1局
部発振器の三次高調波を利用してKaバンドの検出目的
帯域の一部がカバーされる。Kaバンドの検出目的帯域
の残りの部分は、シングルスーパーヘテロダイン受信モ
ードにおいて第1局部発振器の三次高調波を利用してカ
バーされる。
【0009】
【実施例】この発明の広帯域マイクロ波検出器の第1実
施例の構成を図1に示している。ダブルスーパーヘテロ
ダイン受信系に沿ってその構成を説明する。図1におい
て、外部からのマイクロ波がホーンアンテナ1でキャッ
チされ、第1混合器2にて第1局部発振器3の出力と周
波数混合される。第1局部発振器3は電圧制御型可変周
波数発振器(VCO)からなり、後述のように所定周波
数範囲で繰り返しスイープされる。また、第1局部発振
器3の出力には基本周波数の基本波だけでなく、2倍の
周波数の二次高調波、3倍の周波数の三次高調波が積極
的に含まれている。
【0010】第1混合器2からの混合出力はバンドパス
フィルタ4、第1中間周波アンプ5を経て第2混合器6
に入力され、第2局部発振器7の出力と周波数混合され
る。第2混合器6からの混合出力はバンドパスフィルタ
8、アナログスイッチ9a、第2中間周波アンプ10を
経て検波器11に入力される。
【0011】アナログスイッチ9aともう1つのアナロ
グスイッチ9bとは、後述のようにマイクロ・コンピュ
ータ(以下マイコンとする)21からの切り換え信号S
1によって相補的にオン・オフ駆動される。スイッチ9
aがオンでスイッチ9bがオフのときはダブルスーパー
ヘテロダイン受信モードであり、スイッチ9bがオフで
スイッチ9bがオンのときはシングルスーパーヘテロダ
イン受信モードとなる。
【0012】シングルスーパーヘテロダイン受信モード
では第2局部発振器7は発振停止し、第1混合器2から
の混合出力がバンドパスフィルタ12、中間周波アンプ
13、バンドパスフィルタ14、スイッチ9b、中間周
波アンプ10を経て検波器11に入力される。
【0013】検波器11は10.7MHzの信号を検出
する。第2局部発振器7の発振周波数は900MHzで
あり、その基本波のみを積極利用する。VCOからなる
第1局部発振器3の出力の中心周波数は11.567G
Hz、スイープ幅は300MHzである。つまり、第1
局部発振器3の出力周波数は11.417G〜11.7
17GHzの範囲で繰り返しスイープされる。第1局部
発振器3については、その基本波だけでなく、以下のよ
うに二次高調波および三次高調波も積極利用する。
【0014】この実施例の基本動作としては、第1局部
発振器3のスイープ動作と同期して、スイープ周期ごと
に切り換え信号S1が反転し、ダブルスーパーヘテロダ
イン受信モードとシングルスーパーヘテロダイン受信モ
ードとが交互に繰り返されるものとする。
【0015】前記のように各部の周波数が設定されてい
るので、ダブルスーパーヘテロダイン受信モードの場
合、図2に示すように、第1局部発振器3の基本波と入
力信号との混合出力によりXバンドにA1とA2の2つ
の有感帯(検出感度の有る帯域)が生じ、第1局部発振
器3の二次高調波と入力信号との混合出力によりKバン
ドにB1とB2の2つの有感帯が生じ、第1局部発振器
3の三次高調波と入力信号との混合出力によりKaバン
ドにC1とC2の2つの有感帯が生じる。またシングル
スーパーヘテロダイン受信モードの場合は図2に示すよ
うに、第1局部発振器3の基本波と入力信号との混合出
力によりXバンドにはA1とA2の中間の有感帯A3が
生じ、二次高調波と入力信号との混合出力によりKバン
ドにはB1とB2の中間の有感帯B3が生じ、三次高調
波と入力信号との混合出力によりKaバンドにはC1と
C2の中間の有感帯C3が生じる。各有感帯の具体的な
周波数は次の通りである。
【0016】 (A1)10.5063G〜10.8277G (A2)12.3063G〜12.6277G (A3)11.4063G〜11.7277G (B1)21.9233G〜22.5447G (B2)23.7233G〜24.3447G (B3)22.8233G〜23.4447G (C1)33.3403G〜34.2617G (C2)35.1403G〜36.0617G (C3)34.2403G〜35.1617G 前述した交通監視用レーダー式スピード測定機を対象と
したマイクロ波検出器の場合、図2に示すように、Xバ
ンドの検出目的帯域は有感帯A1に完全に含まれ、Kバ
ンドの検出目的帯域は有感帯B2に完全に含まれ、Ka
バンドの検出目的帯域は有感帯C1とC2とC3の全体
に及ぶ。ダブルスーパーヘテロダイン受信モード時の有
感帯C1とC2の間の無感帯がシングルスーパーヘテロ
ダイン受信モード時の有感帯C3で隙間なく埋まり、全
体としてKaバンドの広い検出目的帯域をカバーするこ
とができる。
【0017】特に注目すべきことは、第1局部発振器3
のスイープ幅が300MHzで特に大きくはなく、ダブ
ルスーパーヘテロダインとシングルスーパーヘテロダイ
ンの受信モードを交互に繰り返すことでXバンド、Kバ
ンドだけでなく、広いKaバンドをも完全にカバーして
いることである。また、ダブルスーパーヘテロダイン受
信回路における第2混合段をバイパスして第1混合出力
を検波器に導入することでシングルスーパーヘテロダイ
ン受信回路となるので、回路が特に複雑になるわけでは
ない。
【0018】図3には検波器11の入力周波数の変化と
検波出力(a)の関係を示している。図3において、
は第1局部発振器3の基本波と入力信号との混合信号の
周波数変化であり、は二次高調波と入力信号との混合
信号の周波数変化であり、は三次高調波と入力信号と
の混合信号の周波数変化である。前述の有感帯に含まれ
る入力信号がある場合、検波器11の入力周波数が1
0.7MHzを一度通過してゼロになり、再び10.7
MHzを通過するので、検波器11からは時間軸上で左
右対称な一対のパルス波からなる検波信号(a)が出力
される。第1局部発振器3のスイープ速度が同じであれ
ば、基本波に基づく混合信号の周波数変化率をVfと
すると、二次高調波に基づく混合信号の周波数変化率
はVfの2倍であり、三次高調波に基づく混合信号の
周波数変化率はVfの3倍である。従って、混合信号
から検出される検波信号のパルス間隔をTsとすると、
混合信号から検出される検波信号のパルス間隔はTs
の1/2であり、混合信号から検出される検波信号の
パルス間隔はTsの1/3である。このことに基づい
て、検波信号(a)が発生したときに、それを発生させ
た入力信号がXバンド、Kバンド、Kaバンドのいずれ
に含まれる信号かを区別することができる(詳細は後述
する)。
【0019】図1のマイクロ波検出器において、検波器
11の出力(a)の処理系と、スイープ制御系および受
信モード切り換え制御系について、図4に従って詳細に
説明する。
【0020】検波器11の出力(a)はノイズアンプ1
5で増幅される。ノイズアンプ15のゲインはきわめて
大きく設定されており、図4に示すように、検波出力
(a)の無信号時のホワイトノイズで増幅出力(b)が
正負にフルスイングし、ホワイトノイズ周波数の密な方
形波列が出力される。そして、ノイズアンプ15に前述
した一対の検波信号が入力されると、ノイズアンプ15
の出力(b)の方形波の幅が無信号時とはっきり区別で
きる程度に大きくなる。
【0021】判定回路16は、ノイズアンプ15の出力
(b)中に一定幅ΔT以上の正パルスが発生したのを検
出するための回路である。図4に示すように、検波器1
1の出力(a)に一対のパルスからなる前記検波信号が
生じると、判定回路16の出力(c)に検波信号に対応
した一対のパルス信号が発生する。この判定回路16か
ら出力されるパルス信号は、アンテナ1に所定帯域のマ
イクロ波が入力されたことを示す受信判定信号である。
この受信判定信号(c)はマイコン21に入力され、所
定の確認処理(後述)に供される。マイコン21が判定
信号(c)を目的とするマイクロ波の入力によるものと
確認した場合、アラーム回路22を動作させる。なお、
マイコン21は入力信号の帯域(Xバンド、Kバンド、
Kaバンドの区別)を弁別する処理も同時に行い、弁別
結果によりアラーム回路22の動作パターンを変える。
【0022】積分回路18は、VCOからなる第1局部
発振器3のスイープ制御信号(d)を生成するための回
路である。積分回路18はマイコン21からのリセット
信号S2でリセットされ、出力電圧Esはもっとも高い
初期電圧E1に設定される。その後は一定の時定数で積
分動作をし、出力電圧Esが一定の変化率で低下する。
【0023】また、積分回路18の出力電圧Esはコン
パレータ20にて最終電圧E2と比較されており、Es
がE2まで低下したときコンパレータ20からスイープ
終了信号(f)が出力され、その信号(f)を受けたマ
イコン21が積分回路18を信号S2により前記のよう
にリセットする。これで初期状態に戻ったことになり、
以上の動作が繰り返される。この積分回路18の出力
(d)がアンプ19で適宜に増幅され、第1局部発振器
3のスイープ制御信号となる。
【0024】以上の説明で明らかなように、積分回路1
8の出力電圧EsはE1からE2までほぼ一定の変化率
で低下する鋸歯状波となり、この電圧変化と第1局部発
振器3の周波数変化(スイープ)とが対応する。そして
マイコン21は、積分回路18をリセットしてスイープ
サイクルを更新する毎に、前述した切り換え信号S1を
反転して、ダブルスーパーヘテロダイン受信モードとシ
ングルスーパーヘテロダイン受信モードとを交互に切り
換える。
【0025】ところで図3で説明したように、目的のマ
イクロ波信号の入力時には検波器11の出力(a)に所
定間隔で一対のパルスを生じるが、図4に示すように、
1発目の検波パルスが生じたときの積分回路18の出力
電圧をE3とし、2発目の検波パルスが生じたときの積
分回路18の出力電圧をE4とし、その差をΔEとす
る。
【0026】また図3で説明したように、Xバンドの信
号入力時と、Kバンドの信号入力時と、Kaバンドの信
号入力時とでは、前記一対の検波パルスの間隔が大きく
異なる。このパルス間隔の違いは前記電圧差ΔEに対応
するので、電圧差ΔEを測定してレベル弁別することで
アンテナ入力信号がXバンド、Kバンド、Kaバンドの
いずれであったかを区別することができる。マイコン2
1は判定回路16の積分回路18の出力を処理し、受信
信号のバンドを区別する。
【0027】次にこの発明の第2の実施例について図5
と図6に従って詳述する。
【0028】図5、図6の実施例では、ダブルスーパー
ヘテロダイン受信モードを第1局部発振器3のスイープ
・サイクルで2回繰り返し、次の1回のスイープ・サイ
クルをシングルスーパーヘテロダイン受信モードとす
る。そして、2サイクル行うダブルスーパーモードの1
回はシングルスーパーモード時と同じ大きなスイープ幅
(第1局部発振器3の周波数変化範囲)とし、もう1サ
イクルのダブルスーパーモードではスイープ幅を適宜に
小さくしている。
【0029】スイープ幅を2段階に変えるための構成と
し、スイープ制御信号(h)のアンプ19をゲイン切り
換え式とし、マイコン21がゲイン制御信号S4によっ
てアンプ19のゲインを切り換える。また、スイープの
終了周波数を変えるために、積分回路18の出力電圧E
sと基準電圧E2とを比較するコンパレータ20aに加
えて、E2と異なる基準電圧E20とEsとを比較する
コンパレータ20bを設けている。マイコン21は、ス
イープ・サイクルに応じてコンパレータ20aの出力
(f)かコンパレータ20bの出力(b)のいずれかに
応動してスイープの終了・開始タイミングを制御する。
【0030】スイープ幅の小さなダブルスーパーヘテロ
ダイン受信モードは、マイコン21はXバンドとKバン
ドの受信確認処理のみを行う(つまりこのサイクルでは
Kaバンドの信号判定は行わない)。図2からも分るよ
うに、Xバンドの検出目的帯域はスイープ範囲の前半に
含まれ、Kバンドの検出目的帯域はスイープ範囲の後半
に含まれる。このことに基づいて、判定回路16からの
受信判定信号がスイープの前半で生じたか後半で生じた
かによって、アンテナ入力信号がXバンドかKバンドか
を区別することができる。マイコン21は、前述した検
波パルスの間隔に相当する前記電圧差ΔEによるバンド
判定と組合せた確認処理を実行し、誤動作を防止してい
る。
【0031】スイープの前半か後半かは次のようにして
判定することができる。例えば、図5において受信判定
信号cが生じた時点の電圧E3またはE4をマイコン2
1が読み取り、2段階にレベル弁別するのである。
【0032】スイープ幅の大きいダブルスーパーモード
とシングルスーパーモードでは、マイコン21はKaバ
ンドの受信確認処理のみを行う。このように誤動作を排
除するための受信確認処理をスイープ・サイクルに合せ
て時分割で行えば、マイコン21の負担が軽くなる。
【0033】以上のように前記の実施例では第1局部発
振器3のスイープ幅を切り換える制御手段を含んでい
る。同様にして各部の周波数設定によっては、第2局部
発振器7の周波数を切り換え可能に構成し、ダブルスー
パーヘテロダイン受信モードでの受信帯域をスイープ・
サイクルと同期して切り換えることも可能である。
【0034】なお、第1混合器2の出力を検波器11に
導入するシングルスーパーヘテロダイン受信モードと、
第2混合器6の出力を検波器11に導入するダブルスー
パーヘテロダイン受信モードとの切り換えのための回路
構成はさまざまに実施することができる。図7、図8、
図9にその例を示している。
【0035】図7の例では、高周波信号経路上にはアナ
ログスイッチはなく、モード切り換え信号S1で第2局
部発振器7の発振を停止したとき、中間周波アンプ31
の出力が第2混合器6を単に通過して中間周波アンプ3
3、バンドパスフィルタ34を経て検波器11に入力さ
れる。
【0036】図8の例では、第2混合器6の入力側に挿
入したアナログスイッチ41と、第2混合器6の出力側
に挿入したアナログスイッチ42とを同相でオン・オフ
し、中間周波アンプ31から中間周波アンプ33に至る
バイパス路に挿入したアナログスイッチ43を前記スイ
ッチ41、42と逆相でオフ・オンする。
【0037】図9の例では、中間周波アンプ31の出力
を第2混合器6と中間周波アンプ33とに切り換え接続
する切り換えスイッチ32を設けている。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
広帯域マイクロ波検出器は、ダブルスーパーヘテロダイ
ン受信回路を基本構成とし、それを時分割でシングルス
ーパーヘテロダイン受信回路としても動作させるように
構成し、第1局部発振器のスイープと同期してダブルス
ーパーヘテロダイン受信モードとシングルスーパーヘテ
ロダイン受信モードとを自動的に切り換えるようにした
ので、第1局部発振器のスイープ幅をいたずらに拡大し
なくても、シングルスーパーモード時の有感帯とダブル
スーパーモード時の有感帯との組合せで、目的とする広
い受信帯域を簡単な構成でカバーすることができる。従
って、前述した交通監視用レーダー式スピード測定機を
対象としたマイクロ波検出器に必要となるXバンド、K
バンド、Kaバンドの全てをカバーする装置を非常に小
型かつ安価に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例によるマイクロ波検出器
の概略構成を示す図である。
【図2】同上実施例における受信感度帯の分布を示す概
念図である。
【図3】同上実施例における検波動作の説明図である。
【図4】同上実施例における主要部の信号波形を示す図
である。
【図5】この発明の第2の実施例によるマイクロ波検出
器の概略構成を示す図である。
【図6】同上第2実施例における主要部のタイミングチ
ャートである。
【図7】この発明の第3実施例の要部構成を示す図であ
る。
【図8】この発明の第4実施例の要部構成を示す図であ
る。
【図9】この発明の第5実施例の要部構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 第1混合器 3 第1局部発振器 5 中間周波アンプ 6 第2混合器 7 第2局部発振器 9a、9b アナログスイッチ 10 中間周波アンプ 11 検波器 18 積分回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本波に加えて二次および三次の高調波
    を有意に含み所定周波数範囲でスイープを繰り返す第1
    局部発振器の出力とアンテナ入力とを周波数混合する第
    1の混合手段と、 第1の混合手段の出力と第2局部発振器の出力とを周波
    数混合する第2の混合手段と、 特定周波数の信号を検出する1つの周波数弁別手段と、 第1の混合手段の出力を前記周波数弁別手段に導入する
    シングルスーパーヘテロダイン受信モードと、第2の混
    合手段の出力を前記周波数弁別手段に導入するダブルス
    ーパーヘテロダイン受信モードとを、前記第1局部発振
    器のスイープ動作と同期して順番に切り換えるモード切
    り換え手段と、 を備えたことを特徴とする広帯域マイクロ波検出器。
  2. 【請求項2】 前記周波数弁別手段の出力が、前記第1
    局部発振器の基本波とアンテナ入力の混合信号から得ら
    れたのか、二次高調波とアンテナ入力の混合信号から得
    られたのか、三次高調波とアンテナ入力の混合信号から
    得られたのかを区別する信号処理手段を備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の広帯域マイクロ波検出器。
  3. 【請求項3】 前記第1局部発振器のスイープ幅を周期
    的に切り換える制御手段を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の広帯域マイクロ波検出器。
JP5178248A 1993-07-19 1993-07-19 広帯域マイクロ波検出器 Expired - Fee Related JP2655990B2 (ja)

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