JPH0735564Y2 - 延縄の幹縄捲取装置 - Google Patents
延縄の幹縄捲取装置Info
- Publication number
- JPH0735564Y2 JPH0735564Y2 JP1992055954U JP5595492U JPH0735564Y2 JP H0735564 Y2 JPH0735564 Y2 JP H0735564Y2 JP 1992055954 U JP1992055954 U JP 1992055954U JP 5595492 U JP5595492 U JP 5595492U JP H0735564 Y2 JPH0735564 Y2 JP H0735564Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trunk
- rope
- guide
- trunk rope
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Means For Catching Fish (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は延縄の幹縄捲取装置の改
良に関するものである。
良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】延縄の幹縄捲取方式として、固定捲取ド
ラムの一側に離間できるように摺動枠を摺動自在に設
け、該摺動枠に幹縄を係止した幹縄係止回動部材を回動
かつ上下動自在に設けて幹縄係止回動部材により幹縄を
固定捲取ドラムに捲回するようにすることが実公平３ー
２４０５８号公報で知られている。
ラムの一側に離間できるように摺動枠を摺動自在に設
け、該摺動枠に幹縄を係止した幹縄係止回動部材を回動
かつ上下動自在に設けて幹縄係止回動部材により幹縄を
固定捲取ドラムに捲回するようにすることが実公平３ー
２４０５８号公報で知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の方式は、固定捲取ドラムの一側に設けた摺動枠に固定
捲取ドラムに幹縄を捲回する幹縄係止回動部材を設けた
幹縄案内部材を片持状に支持すると共に幹縄案内部材を
片持状基部において上下昇降しているため、船体の動揺
により幹縄係止回動部材の振動が激しいと共にその上下
昇降部にも大きな負荷が作用し、幹縄の捲取操作を長期
に亘り円滑容易にできない問題点がある。本考案はこの
ような現状に鑑み、幹縄の捲取作業中における前記欠陥
である幹縄係止回動部材の振動の発生を防止すると同時
に幹縄案内部材の上下昇降作用も円滑にできるようにし
た延縄の幹縄捲取装置を提供することを目的とするもの
である。
の方式は、固定捲取ドラムの一側に設けた摺動枠に固定
捲取ドラムに幹縄を捲回する幹縄係止回動部材を設けた
幹縄案内部材を片持状に支持すると共に幹縄案内部材を
片持状基部において上下昇降しているため、船体の動揺
により幹縄係止回動部材の振動が激しいと共にその上下
昇降部にも大きな負荷が作用し、幹縄の捲取操作を長期
に亘り円滑容易にできない問題点がある。本考案はこの
ような現状に鑑み、幹縄の捲取作業中における前記欠陥
である幹縄係止回動部材の振動の発生を防止すると同時
に幹縄案内部材の上下昇降作用も円滑にできるようにし
た延縄の幹縄捲取装置を提供することを目的とするもの
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するために、固定捲取ドラムの両側から前方に向け一対
の案内枠を対向して設置し該一対の案内枠間に前後に移
動自在に門型の摺動体を架設すると共に前記摺動体の中
央部に上下動自在に支持した幹縄案内部材を同じく摺動
体の中央部に設けた上下昇降機構で上下往復動できるよ
うにし、更に該幹縄案内部材の下部に幹縄を係止して固
定捲取ドラムに捲回する幹縄係止回動部材を設けたこと
を要旨とするものである。
するために、固定捲取ドラムの両側から前方に向け一対
の案内枠を対向して設置し該一対の案内枠間に前後に移
動自在に門型の摺動体を架設すると共に前記摺動体の中
央部に上下動自在に支持した幹縄案内部材を同じく摺動
体の中央部に設けた上下昇降機構で上下往復動できるよ
うにし、更に該幹縄案内部材の下部に幹縄を係止して固
定捲取ドラムに捲回する幹縄係止回動部材を設けたこと
を要旨とするものである。
【０００５】
【作用】延縄の幹縄を捲取るときには、門型の摺動体を
固定捲取ドラムの位置に保持し、幹縄を幹縄案内部材か
ら幹縄係止回動部材に係止して固定捲取ドラムに固定し
た後、幹縄係止回動部材を回動すると同時に幹縄案内部
材を上下昇降機構で上下往復動すると、幹縄は固定捲取
ドラムにその軸方向に均等に捲回される。また幹縄を固
定捲取ドラムから繰出すときには門型の摺動体を固定捲
取ドラムの位置から前方に移動して幹縄を直接固定捲取
ドラムの上方に向けスピン状に放出するものであり、幹
縄係止回動部材を門型摺動体で両側から支持すると共に
これをその中央部で上下昇降することにより、前記幹縄
係止回動部材の船体の動揺による振動を防止しながら幹
縄の捲取り操作を長期に亘り円滑に行うものである。
固定捲取ドラムの位置に保持し、幹縄を幹縄案内部材か
ら幹縄係止回動部材に係止して固定捲取ドラムに固定し
た後、幹縄係止回動部材を回動すると同時に幹縄案内部
材を上下昇降機構で上下往復動すると、幹縄は固定捲取
ドラムにその軸方向に均等に捲回される。また幹縄を固
定捲取ドラムから繰出すときには門型の摺動体を固定捲
取ドラムの位置から前方に移動して幹縄を直接固定捲取
ドラムの上方に向けスピン状に放出するものであり、幹
縄係止回動部材を門型摺動体で両側から支持すると共に
これをその中央部で上下昇降することにより、前記幹縄
係止回動部材の船体の動揺による振動を防止しながら幹
縄の捲取り操作を長期に亘り円滑に行うものである。
【０００６】
【実施例】本考案の実施例を図面について説明すると、
船内の漁具庫等の底部に軸線を垂直方向になるように固
定した固定捲取ドラム１の両側には前方に向け一対の案
内枠２・２が設けられ、該案内枠２・２間にはコロ３′
を介して門型の摺動体３が前方に移動自在に架設される
と共に該摺動体３に設けられた移動台４は案内枠２に設
けられた移動用モーター５を有する螺子軸６に螺合し摺
動体３を固定捲取ドラム１の位置Ｉとその前方位置IIに
移動できるように構成されている。
船内の漁具庫等の底部に軸線を垂直方向になるように固
定した固定捲取ドラム１の両側には前方に向け一対の案
内枠２・２が設けられ、該案内枠２・２間にはコロ３′
を介して門型の摺動体３が前方に移動自在に架設される
と共に該摺動体３に設けられた移動台４は案内枠２に設
けられた移動用モーター５を有する螺子軸６に螺合し摺
動体３を固定捲取ドラム１の位置Ｉとその前方位置IIに
移動できるように構成されている。
【０００７】また前記摺動体３の中央部には上端に正逆
転するに上下昇降用油圧モーター７を有する螺杆８が上
下方向に支持されると共に該螺杆８には上下方向の案内
パイプからなる幹縄案内部材９を支持した移動台１０が
螺合し、前記正逆転する上下昇降用油圧モーター７の駆
動により幹縄案内部材９を上下往復動できるように形成
されている。
転するに上下昇降用油圧モーター７を有する螺杆８が上
下方向に支持されると共に該螺杆８には上下方向の案内
パイプからなる幹縄案内部材９を支持した移動台１０が
螺合し、前記正逆転する上下昇降用油圧モーター７の駆
動により幹縄案内部材９を上下往復動できるように形成
されている。
【０００８】前記幹縄案内部材９の下端部には捲取駆動
部１１が設けられ、該捲取駆動部１１には前記幹縄案内
部材９と連通しかつ下部に門型の幹縄係止回動部材１２
を設けた幹縄案内筒１３が回動自在に支持されると共に
該幹縄案内筒１３は捲取駆動部１１に設置された回動用
油圧モーター１４により歯車機構１５を介して回動さ
れ、更に前記幹縄係止回動部材１２にはローラー１６を
介して前記幹縄案内筒１３から幹縄Ａを固定捲取ドラム
１に案内できるように形成されている。
部１１が設けられ、該捲取駆動部１１には前記幹縄案内
部材９と連通しかつ下部に門型の幹縄係止回動部材１２
を設けた幹縄案内筒１３が回動自在に支持されると共に
該幹縄案内筒１３は捲取駆動部１１に設置された回動用
油圧モーター１４により歯車機構１５を介して回動さ
れ、更に前記幹縄係止回動部材１２にはローラー１６を
介して前記幹縄案内筒１３から幹縄Ａを固定捲取ドラム
１に案内できるように形成されている。
【０００９】なお前記固定捲取ドラム１の上方には幹縄
案内ガイド１７が設置されると共に前記幹縄案内部材９
の上端には幹縄誘導ガイド１８が設けられており、図中
１９は移動台１０で作動される上下昇降用油圧モーター
７の正逆転を切換えるリミットスイッチである。
案内ガイド１７が設置されると共に前記幹縄案内部材９
の上端には幹縄誘導ガイド１８が設けられており、図中
１９は移動台１０で作動される上下昇降用油圧モーター
７の正逆転を切換えるリミットスイッチである。
【００１０】本考案の実施例は上記のように構成されて
いるので、幹縄Ａを固定捲取ドラム１に捲回するとき
は、移動用モーター５により摺動体３を図３のＩの位置
に移動して幹縄案内部材９を固定捲取ドラム１の上方で
かつ幹縄案内ガイド１７の下方に位置せしめた後、幹縄
Ａを幹縄案内ガイド１７から幹縄誘導ガイド１８、幹縄
案内部材９、幹縄案内筒１３及び幹縄係止回動部材１２
を介して固定捲取ドラム１に固着する一方、回動用油圧
モーター１４及び上下昇降用油圧モーター７を駆動する
と、幹縄係止回動部材１２は幹縄Ａを固定捲取ドラム１
捲回しながら上下往復動して幹縄Ａを均一に捲着するも
のであり、この場合幹縄係止回動部材１２は門型の摺動
体３により両側から支持されることにより船体の動揺に
よる振動が防止されると共に幹縄案内部材９の上下昇降
はそのモーメントによる負荷の少ない門型摺動体３の中
央部において長期に亘り安定して円滑確実に行われる。
また幹縄Ａを繰出すときには、幹縄Ａを幹縄係止回動部
材１２及び幹縄案内部材９から脱して移動用モーター５
を作動して摺動体３を図３のＩＩに示す位置に移動して
幹縄Ａの捲着終端部を直接幹縄案内ガイド１７に誘導し
固定捲取ドラム１からスピン状に繰出するものである。
いるので、幹縄Ａを固定捲取ドラム１に捲回するとき
は、移動用モーター５により摺動体３を図３のＩの位置
に移動して幹縄案内部材９を固定捲取ドラム１の上方で
かつ幹縄案内ガイド１７の下方に位置せしめた後、幹縄
Ａを幹縄案内ガイド１７から幹縄誘導ガイド１８、幹縄
案内部材９、幹縄案内筒１３及び幹縄係止回動部材１２
を介して固定捲取ドラム１に固着する一方、回動用油圧
モーター１４及び上下昇降用油圧モーター７を駆動する
と、幹縄係止回動部材１２は幹縄Ａを固定捲取ドラム１
捲回しながら上下往復動して幹縄Ａを均一に捲着するも
のであり、この場合幹縄係止回動部材１２は門型の摺動
体３により両側から支持されることにより船体の動揺に
よる振動が防止されると共に幹縄案内部材９の上下昇降
はそのモーメントによる負荷の少ない門型摺動体３の中
央部において長期に亘り安定して円滑確実に行われる。
また幹縄Ａを繰出すときには、幹縄Ａを幹縄係止回動部
材１２及び幹縄案内部材９から脱して移動用モーター５
を作動して摺動体３を図３のＩＩに示す位置に移動して
幹縄Ａの捲着終端部を直接幹縄案内ガイド１７に誘導し
固定捲取ドラム１からスピン状に繰出するものである。
【００１１】
【考案の効果】本考案は延縄の幹縄を固定捲取ドラムに
捲回する幹縄係止回動部材を設けた幹縄案内部材を両側
の案内枠に架設された門型の摺動体にその中央部の昇降
機構で上下往復動する幹縄案内部材を介して支持するよ
うにしたので、船体の動揺にる幹縄係止回動部材の捲回
作用中の振動を防止して幹縄を円滑容易に固定捲取ドラ
ムに捲回することができると共に幹縄案内部材の上下昇
降作用をそのモーメントによる負荷の少ない門型の摺動
体の中央部において安定して円滑容易に行うことがで
き、幹縄の捲取収納作業を長期に亘り効率良く行うこと
ができる優れた特徴と実用性を有する。
捲回する幹縄係止回動部材を設けた幹縄案内部材を両側
の案内枠に架設された門型の摺動体にその中央部の昇降
機構で上下往復動する幹縄案内部材を介して支持するよ
うにしたので、船体の動揺にる幹縄係止回動部材の捲回
作用中の振動を防止して幹縄を円滑容易に固定捲取ドラ
ムに捲回することができると共に幹縄案内部材の上下昇
降作用をそのモーメントによる負荷の少ない門型の摺動
体の中央部において安定して円滑容易に行うことがで
き、幹縄の捲取収納作業を長期に亘り効率良く行うこと
ができる優れた特徴と実用性を有する。
【図１】本考案の正面図。
【図２】同側面図。
【図３】同平面図。
【図４】同要部の拡大側面図。
【図５】同要部の拡大平面図。
【図６】図４のＡ−Ａ線断面図。
【符号の説明】 １ 固定捲取ドラム ２ 案内枠 ３ 摺動体７ 上下昇降用油圧モーター ８ 螺杆 ９ 幹縄案内部材 １０ 移動台 １２ 幹縄係止回動部材
Claims (1)
- 【請求項１】 固定捲取ドラムの両側から前方に向け一
対の案内枠を対向して設置し該一対の案内枠間に前後に
移動自在に門型の摺動体を架設すると共に前記摺動体の
中央部に上下動自在に支持した幹縄案内部材を同じく摺
動体の中央部に設けた上下昇降機構で上下往復動できる
ようにし、更に該幹縄案内部材の下部に幹縄を係止して
固定捲取ドラムに捲回する幹縄係止回動部材を設けたこ
とを特徴とする延縄の幹縄捲取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992055954U JPH0735564Y2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 延縄の幹縄捲取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992055954U JPH0735564Y2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 延縄の幹縄捲取装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH069475U JPH069475U (ja) | 1994-02-08 |
| JPH0735564Y2 true JPH0735564Y2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=13013473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992055954U Expired - Lifetime JPH0735564Y2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 延縄の幹縄捲取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0735564Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60114162U (ja) * | 1984-12-19 | 1985-08-02 | 三明エンジニアリング株式会社 | 延繩漁法における幹繩の收納装置 |
| JPH0324058Y2 (ja) * | 1987-07-23 | 1991-05-24 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP1992055954U patent/JPH0735564Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH069475U (ja) | 1994-02-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |