JPH0735553U - 盛土法面造成用土羽バケット - Google Patents
盛土法面造成用土羽バケットInfo
- Publication number
- JPH0735553U JPH0735553U JP7213693U JP7213693U JPH0735553U JP H0735553 U JPH0735553 U JP H0735553U JP 7213693 U JP7213693 U JP 7213693U JP 7213693 U JP7213693 U JP 7213693U JP H0735553 U JPH0735553 U JP H0735553U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 盛土Aの層が厚い場合でも十分に締め固めを
して、盛土法面を堅固に造成するのに有効な盛土法面造
成用土羽バケットを提供する。 【構成】 掘削機械のアーム20先端の土羽バケット本
体10の後部に、この土羽バケット本体10の底盤部1
1とほぼ垂直な方向の振動を発生する振動発生装置30
が取り付けられており、盛土Aの法面に土羽バケット本
体10の底盤部11を押し付けながら振動を加えて締め
固めを行うことができる。
して、盛土法面を堅固に造成するのに有効な盛土法面造
成用土羽バケットを提供する。 【構成】 掘削機械のアーム20先端の土羽バケット本
体10の後部に、この土羽バケット本体10の底盤部1
1とほぼ垂直な方向の振動を発生する振動発生装置30
が取り付けられており、盛土Aの法面に土羽バケット本
体10の底盤部11を押し付けながら振動を加えて締め
固めを行うことができる。
Description
【0001】
本考案は、バックホー等の自走する掘削機械のアーム先端に装備される土羽バ ケットであって、掘削法面を締め固めて整形を行うのに適した盛土法面造成用土 羽バケットを提供するものである。
【0002】
従来、斜面造成工事等における法面を一定の法角度で盛土造成する場合、図3 に示すように、無限軌道によって自走するパワーショベル型の掘削機械である油 圧式バックホー1を、造成地盤Gにおける法肩G1上へ走行させ、そのアーム2 の先端に取り付けた盛土法面造成用土羽バケット3によって盛土Aを施してから 、図4に示すように、この盛土Aによる法面A’を、前記土羽バケット3を利用 して一定の法角度に整形し、仕上げている。この仕上げに際しては、バックホー 1のアーム2の操作によって、盛土法面A’を土羽バケット3の平滑な底盤部3 aで叩いたり、押し付けて転圧する土羽打ち工法によって、盛土Aの土砂を締め 固めている。
【0003】 また、図5は、盛土Aを行う作業及びその法面A’の仕上げを、法尻側の地盤 G2上に配置させたバックホー1によって、上述と同様の土羽打ち工法で行って いる様子を示している。
【0004】
しかし、バックホー1の土羽バケット3を用いた土羽打ち工法による法面仕上 げ作業には、次のような問題が指摘される。 (1) 土羽バケット3の底盤部3aが平滑で押圧面積が大きいため、盛土Aに与え る打撃や圧力が小さくなり、十分な締め固めができない。 (2) 土羽バケット3で盛土法面A’を叩いたり転圧するためのアーム2の操作が 煩雑で、多くの時間が費やされてしまい、工期が長くなってしまう。 (3) 盛土Aの層が厚い場合は、従来の土羽バケット3では盛土Aの表層近傍しか 押圧されないので、盛土Aの層全体を良く締め固めることが困難であり、盛土A の斜面が降雨等によって崩壊されやすい。
【0005】 本考案は、上記のような事情のもとになされたもので、その主な技術的課題と するところは、盛土層が厚い場合でも十分に締め固めをして、傾斜法面を堅固に 造成するのに有効な盛土法面造成用土羽バケットを提供することにある。
【0006】
上述した技術的課題は、本考案によって有効に解決することができる。 すなわち本考案に係る盛土法面造成用土羽バケットは、掘削機械のアーム先端 の土羽バケット本体の後部に、この土羽バケット本体の底盤部とほぼ垂直な方向 の振動を発生する振動発生装置が取り付けられたものであり、この振動発生装置 としては、好ましくは油圧式バイブロ装置が用いられる。
【0007】
掘削機械のアーム先端に取り付けた土羽バケット本体によって、傾斜面の盛土 を行ってから、この盛土による法面に、前記土羽バケット本体の底盤部を押し付 け、その後部に取り付けられた振動発生装置、例えば油圧式バイブロ装置を振動 的に駆動させる。これによって、土羽バケット本体がその底盤部とほぼ垂直な方 向に振動し、盛土の土砂が振動により締め固められる。
【0008】
図1及び図2は、本考案に係る盛土法面造成用土羽バケットの好適な一実施例 を示すものである。土羽バケット本体10は、底盤部11と、その両側及び後端 から立ち上がる側面部12及び後端盤部13からなり先端が開放された箱状を呈 するものであって、後端盤部13の上部が、図示されていない油圧式バックホー のアーム20の先端に関節部21を介して回動自在に装着されている。すなわち 、この土羽バケット本体10は、アーム20の俯仰及び旋回操作によって自在に 動作されると共に、油圧シリンダ22の作動ロッド23によって、アーム20に 対して関節部21を中心とする回動を行うことができ、土砂等をすくい取って搬 送したり、この土砂を撒き出すといった各種の動作を行う。
【0009】 土羽バケット本体10の後端盤部13の外側面における関節部21の両側位置 には、一対の振動発生装置30が取り付けられている。この振動発生装置30は 、例えば油圧式バイブロ装置からなるものであって、すなわちアーム20に添設 された油圧ホース31を介して圧油が繰り返し給排されることにより、土羽バケ ット本体10の底盤部11とほぼ垂直な方向への振動を発生し、これによって土 羽バケット本体10の全体を振動変位させるものである。
【0010】 したがって、この実施例による盛土法面造成用土羽バケットを用いて斜面造成 工事等における法面を一定の法角度で盛土造成する場合には、まず、アーム20 を介して土羽バケット本体10を通常の方法で動作させることによって、土砂を 盛土造成位置に搬送して造成地へ撒き出し、所要の厚さの盛土Aを施す。
【0011】 適当な高さまで盛土Aを施したら、この盛土Aの表面に土羽バケット本体10 の底盤部11を押し当て、油圧式バイブロ装置である振動発生装置30を振動さ せる。すると、盛土Aは、振動発生装置30によって振動される土羽バケット本 体10の底盤部11から、図2に多数の矢印で示すように振動衝撃が加えられる と共に、土羽バケット本体10を介してアーム20による押圧力を受ける。この ため、盛土Aの土粒子は、激しく振動変位されるので、前記底盤部11からの押 圧力による移動が容易に行われる。すなわち土粒子間の間隙を埋めるように移動 されるので、盛土Aの深層部まで効率的に締め固められる。また、土羽バケット 本体10を、造成しようとする法面A’に沿って押し当て移動させながら振動発 生装置30を駆動させることによって、均一な締め固めを連続的に行うことがで きる。
【0012】 振動発生装置30は、油圧ホース31を介して遠隔部(バックホーの車体側) から圧油が給排されることによって振動を励起する構造であり、かつ土羽バケッ ト本体10の後端盤部13の外側面に装備されているので、盛土Aを土盛りする 際の土砂や礫による損傷を受けにくくなっている。また、振動発生装置30の振 動数は、例えば土羽バケット本体10あるいはアーム20を含む振動伝達部分の 固有振動数を考慮して設定すれば、振幅が大きくなって効率の良い締め固めを行 うことができる。
【0013】
本考案の盛土法面造成用土羽バケットを盛土法面の仕上げ作業に用いることに よって、次のような効果が実現される。 (1) 土羽バケット本体に装着した振動発生装置によって、盛土を振動衝撃を連続 的に与えながら土羽バケット本体底盤で押圧するので、効率良く、しかも確実な 締め固めが行われる。 (2) 土羽バケット本体は、盛土法面に押し当てるだけであるため、アーム操作が 簡単であり、オペレータの熟練を必要とせず、工期を短縮することができる。 (3) 土粒子の振動によって、盛土の表層部から深層部まで十分に締め固められる ので、降雨等による盛土斜面の崩壊を有効に防止することができる。
【図1】本考案に係る盛土法面造成用土羽バケットの一
実施例を、盛土法面の仕上げ作業に使用している状態に
おいて示す概略的な斜視図である。
実施例を、盛土法面の仕上げ作業に使用している状態に
おいて示す概略的な斜視図である。
【図2】上記実施例を、盛土法面の仕上げ作業に使用し
ている状態において示す概略的な側面図である。
ている状態において示す概略的な側面図である。
【図3】従来の盛土法面造成用土羽バケットを用いた盛
土作業を示す説明図である。
土作業を示す説明図である。
【図4】従来の盛土法面造成用土羽バケットを用いた土
羽打ち工法による盛土法面の仕上げ作業の一例を示す説
明図である。
羽打ち工法による盛土法面の仕上げ作業の一例を示す説
明図である。
【図5】従来の盛土法面造成用土羽バケットを用いた土
羽打ち工法による盛土法面の仕上げ作業の他の例を示す
説明図である。
羽打ち工法による盛土法面の仕上げ作業の他の例を示す
説明図である。
10 土羽バケット本体 11 底盤部 13 後端盤部 20 アーム 30 振動発生装置 A 盛土
Claims (2)
- 【請求項1】 自走する掘削機械のアーム先端に装備さ
れて油圧で駆動する土羽バケット本体の後部に、この土
羽バケット本体の底盤部とほぼ垂直な方向の振動を発生
する振動発生装置が取り付けられたことを特徴とする盛
土法面造成用土羽バケット。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、 振動発生装置が油圧式バイブロ装置であることを特徴と
する盛土法面造成用土羽バケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7213693U JPH0735553U (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 盛土法面造成用土羽バケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7213693U JPH0735553U (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 盛土法面造成用土羽バケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0735553U true JPH0735553U (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=13480579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7213693U Withdrawn JPH0735553U (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 盛土法面造成用土羽バケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735553U (ja) |
-
1993
- 1993-12-15 JP JP7213693U patent/JPH0735553U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |