JPH0735441U - 材料送り装置 - Google Patents

材料送り装置

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JPH0735441U JP6480793U JP6480793U JPH0735441U JP H0735441 U JPH0735441 U JP H0735441U JP 6480793 U JP6480793 U JP 6480793U JP 6480793 U JP6480793 U JP 6480793U JP H0735441 U JPH0735441 U JP H0735441U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】送り装置において、作動弁の弁体が不必要に移
動して移動クランプ部が誤作動するのを防止する。 【構成】作動弁50には、常時エアが入る第1通路Pと、
制御弁を経て選択的にエアが入る第2通路P1と、移動ク
ランプ部を移動させる駆動シリンダに接続される第3通
路Aと、大気に開放された通路Rが連通する。弁体22a
は小径部72と大径部70を有する。大径部と作動弁の第2
の通路P1側との間にはばね60がある。エアを本装置に投
入する。制御弁を介してエアが供給される通路P1側より
も直接エアが供給される通路P側の方が先に圧力が上昇
する。エアの供給の時間差に起因する通路P1側への弁体
の移動は、ばねによって抵抗を与えられる。その間に通
路P1側の圧が上がるので、弁体の不要な移動によってエ
アの流路が切り替わることはなく、移動クランプ部の誤
作動は防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧力流体で作動する駆動シリンダ及びクランプ等により、所定のタ イミングで往復動を繰り返しながら被加工材を挟持又は開放してこれを搬送する 材料送り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は、圧力流体としての圧縮空気(以下エアと略称する)によって作動する 従来の材料送り装置1(以下、送り装置1と略称する。)を示す。この送り装置 1は、加工機に帯状の材料10を間欠的に搬送するためのものである。送り装置 1の本体2には、材料10の加工時に材料を選択的に挟持する固定クランプ部3 が設けられている。
【0003】 前記本体2には、材料10の搬送方向に平行な一対のガイド棒4,4を介して ガイドホルダ5が連結されている。ガイドホルダ5は、材料10の搬送方向と直 交する方向を長手方向とする板状の部材である。前記ガイドホルダ5の両端部に は、材料10の上下両面を案内する導入ローラ部6が取り付けられている。また 、該ガイドホルダ5の上面には、材料10の両端部を案内する一対のガイドロー ラ7が設けられている。
【0004】 前記ガイド棒4には移動クランプ部8が設けられ、本体2とガイドホルダ5の 間で往復移動自在とされている。移動クランプ部8は、材料10を選択的に挟持 して移動し、加工機の加工動作に合わせて材料10を所定方向に間欠的に搬送す る。本装置のこれらの作動は、前記本体2内に供給されるエアによってまかなわ れる。
【0005】 送り装置は、図3及び図4に示すような空気回路を有している。この空気回路 内には、材料10を挟持・開放する固定クランプ部3と、材料10を挟持・開放 する移動クランプ部8と、前記移動クランプ部8を往復移動させる駆動シリンダ 9が含まれている。固定クランプ部3は、複動シリンダで作動される。移動クラ ンプ部8は、ばね等の復帰手段を有する単動シリンダで作動される。駆動シリン ダ9は、バレル内を往復動するピストン11と、該ピストン11の一端面に設け られてバレルの一端部から外に突出したロッド12を有しており、このロッド1 2が前記移動クランプ部8に連動連結されている。図中20は、この駆動シリン ダ9を制御する作動弁であり、筒形の弁本体21の内部を弁体22a又は22b が往復動する構造とされている。なお、本実施例の弁本体21は、送り装置1の 本体2に直接穴加工を施して形成したもので、別部材で形成した筒形の本体を送 り装置1の本体2内に組み込んだものではない。
【0006】 前記空気回路にエアを供給する図示しない供給部は、給気経路23を介して、 前記駆動シリンダ9のバレルの一端部9aに接続されている。また該給気経路2 3は、前記作動弁20の本体の一端部20aに第1の通路Pを介して接続されて いる。さらに、該給気経路23は、前記固定クランプ部3の複動シリンダの一端 部に接続されている。これら駆動シリンダ9のバレルの一端部9aと、作動弁2 0の本体の第1の通路Pと、固定クランプ部3の複動シリンダの一端部とには、 エアが常時供給されている。
【0007】 前記空気回路にエアを供給する図示しない供給部は、制御手段としての制御弁 30に給気経路23を介して接続されている。制御弁30としては、各図中に示 すようにパイロット弁30aでもよいし電磁弁30bでもよい。この制御弁30 の出口側は、前記固定クランプ部3の複動シリンダの他端部と、前記移動クラン プ部8の単動シリンダにそれぞれ接続され、さらに前記作動弁20の弁本体21 の他端部20bに第2の通路P2を介して接続されている。
【0008】 固定クランプ部3は、前記制御弁30からエアが供給された時に材料を開放し 、エアの供給が遮断された時に材料を挟持するように構成されている。移動クラ ンプ部8は、前記制御弁30からエアが供給された時に材料を挟持し、エアの供 給が遮断された時に材料を開放するように構成されている。
【0009】 前記作動弁20の弁本体21には、前述したように第1及び第2の通路P,P 1がその両端部20a,20bに接続されている。また、弁本体21には、エア を回路外に放出する圧力放出通路Rが開口形成されている。また、弁本体21に は、第1の通路Pから本体内に供給されたエアを駆動シリンダ9の他端部9bに 導く第3の通路Aが形成されている。図中24はスピードコントローラである。
【0010】 さて、以上のような基本構成を有する送り装置1においては、材料の送り形態 が異なる2種類の送り装置が、その用途等に応じて使い分けられている。まず、 加工機の材料供給側に設置され、移動クランプ部が挟持した材料を加工機に送り だす押し送りタイプのものである。もう一つは、加工機の加工済み材料送り出し 側に設置され、移動クランプ部が挟持した加工済み材料を加工機から引き出して いく引張りタイプのものである。
【0011】 従来は、共通の基本構造を有する送り装置1において、前記作動弁20の内部 にあるブシュ40と弁体22の両方を交換することによってエアの切り替え構造 を変え、このような逆の作用をする2種類の送り装置を構成していた。
【0012】 まず、押し送りタイプの送り装置の場合には、図5(a)に示すような構造の ブシュ40aと弁体22aを弁本体21の内部に装着し、図5(b)に示すよう な作動弁としての回路を構成していた。このような回路の作動弁であれば、図3 に示すような作動が得られる。即ち、図3(a)に示すように作動信号が入って おらず、エアが作動弁20の他端部20bに供給されている時には、作動弁20 の弁体22aは一端部20a側に移動し、このため第3の通路Aと圧力放出通路 Rとが連通する。第3の通路Aは駆動シリンダ9の他端部9bに連通しているか ら、駆動シリンダ9の他端部9b内のエアは通路A・作動シリンダ20及び圧力 放出通路Rを介して外部に放出されてしまう。この時、固定クランプ部3は開放 状態にあり、移動クランプ部8は材料を挟持している。そして、駆動シリンダ9 のピストン11は他端部9b側に移動し、移動クランプ部8は材料を挟持して本 体2側に移動し、押し送りの動作をすることとなる。
【0013】 図3(b)に示すように、制御弁30に制御信号が入ると、移動クランプ部8 と固定クランプ部3と作動弁20にはエアが供給されなくなる。作動弁20の弁 体22aは他端部20b側に移動し、第3の通路Aと第1の通路Pが連通する。 第1の通路Pから供給されているエアは通路Aを介して駆動シリンダ9の他端部 9bに導かれる。複動シリンダである駆動シリンダ9のピストン11は、ロッド 12の設けられた一端部9a側に移動する。この時、固定クランプ部3は閉じて おり、移動クランプ部8は開いている。そして移動クランプ部8は開いた状態で 後退する。
【0014】 また、引張り送りタイプの送り装置の場合には、図6(a)に示すような構造 のブシュ40bと弁体22bを弁本体21の内部に装着し、図6(b)に示すよ うな作動弁としての回路を構成していた。このような回路の作動弁であれば、図 4に示すような作動が得られる。即ち、図4(a)に示すように作動信号が入っ ておらず、エアが作動弁20の他端部20bに供給されている時には、作動弁2 0の弁体22bは一端部20a側に移動し、このため圧力放出通路Rは閉止され 、第3の通路Aと第1の通路Pとが連通する。第3の通路Aは駆動シリンダ9の 他端部9bに連通しているから、駆動シリンダ9の他端部9b内にはエアが供給 される。この時、固定クランプ部3は開放状態にあり、移動クランプ部8は材料 を挟持している。そして、複動シリンダである駆動シリンダ9のピストン11は 一端部9a側に移動し、移動クランプ部8は材料を挟持して本体2から離れる側 に移動し、引張りの動作をすることとなる。
【0015】 図4(b)に示すように、制御弁30に制御信号が入ると、移動クランプ部8 と固定クランプ部3と作動弁20にはエアが供給されなくなる。作動弁20の弁 体22bは他端部22b側に移動し、第3の通路Aと圧力放出通路Rが連通する 。駆動シリンダ9の他端部9b内のエアは通路A・作動弁20及び圧力放出通路 Rを介して外部に放出されてしまう。この時、固定クランプ部3は閉止状態にあ り、移動クランプ部8は開放されている。そして、駆動シリンダ9のピストン1 1は他端部9b側に移動し、移動クランプ部8は材料を挟持すべく本体側に戻る 動作をする。
【0016】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来の送り装置において、供給部から空気回路系にエアが供給された 場合を考える。エアは作動弁20の両端部に対して供給されるが、他端部20b 側への供給は制御弁30を介して行われるので一端部20a側への供給よりも時 間が遅れる。このため、弁体22aは圧力の上昇が遅れる他端部20b側へ移動 し、第1の通路Pと第3の通路Aが連通する。このため、駆動シリンダ9の他端 部9bには第3の通路Aを介してエアが供給され、結果として駆動シリンダ9の ピストンは一端部9a側に移動してしまう。
【0017】 材料を入れ換える場合等には、加工機を停止し、金型等の加工部に対して材料 を位置合わせする。しかしながら、加工を始めると前述のように駆動シリンダが 不必要に作動して移動クランプ部が移動してしまうので、正確に合わせた材料の 位置がずれてしまうという問題があった。
【0018】 本考案は、材料送り装置において、エア投入時に移動クランプ部が不必要に移 動しないようにすることを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した材料送り装置は、被加工材を選択的に挟持・開放する固定 クランプ部と、前記固定クランプ部に対して往復移動自在で被加工材を選択的に 挟持・開放する移動クランプ部と、前記固定クランプ部と前記移動クランプ部を 駆動する圧力流体を供給する供給部と、前記供給部からの圧力流体がその一端部 に常に供給されるとともに前記移動クランプ部を移動させるピストンを備えた駆 動シリンダと、前記供給部から供給された圧力流体を前記固定クランプ部と前記 移動クランプ部に供給又は遮断する制御部と、弁本体の内部に往復動自在に弁体 が収納されており、前記弁本体の一端部には前記供給部から圧力流体を常時供給 する第1の通路Pが接続され、前記弁本体の他端部には前記制御部から圧力流体 を供給する第2の通路P1が接続され、前記弁本体には前記第2の通路P1から の圧力流体が遮断された時に前記第1の通路Pから供給された圧力流体を前記駆 動シリンダの他端部に導く第3の通路Aが接続され、前記弁本体には圧力流体の 圧力を開放する圧力放出通路Rが形成された作動弁とを有する材料送り装置にお いて、前記作動弁の弁体が前記第2の通路の方向へ移動する際に該弁体に反対方 向の抵抗力を与える抵抗手段を設けたことを特徴とする。
【0020】 請求項2に記載された材料送り装置は、請求項1記載の材料送り装置の前記抵 抗手段を、前記第1の通路から供給される圧力流体が前記作動弁の弁体を前記第 2の通路に向けて押圧する力よりも小さい力で該弁体を第1の通路に向けて押圧 する弾性部材によって構成したことを特徴とする。
【0021】
【作用】
押し送りの場合において、送り装置に圧力流体を投入する。作動弁の一端には 第1の通路Pから圧力流体が直接供給される。作動弁の他端部には、制御部を経 由して第2の通路P1から圧力流体が供給される。制御弁を経由するため、作動 弁の他端部に圧力流体が到達するのは、一端部に圧力流体が到達するよりも時間 的に遅れる。このため、圧力流体を投入した直後には、作動弁の弁体は第2の通 路P1側へ移動しようとする。しかしながら弁体は抵抗手段によって反対方向の 抵抗力を与えられるので、第2の通路P1方向へ急速に移動してしまうことはな く、他端部側に圧力流体が到達するまでの時間差をかせぐことができる。従って 、作動弁において第1の通路と第3の通路が連通して駆動シリンダに圧力流体が 流れ込み、これによって駆動シリンダが不必要に作動してしまう恐れはない。
【0022】
【実施例】
以下に説明する一実施例は、前述したような基本構成を有する押し送り用の送 り装置において、特に作動弁の弁体と弁本体の第2の通路側との間に抵抗手段を 介装し、第1の通路側に先にエアが供給されることによって弁体が第2の通路側 に移動してしまうのを防止したものである。なお、以下の説明では、従来と構成 が同一である部分については、記述の簡明化のため、従来例の説明における符号 を参照し、その説明を省略する。
【0023】 本考案の第1実施例を図1を参照して説明する。 図1に示す本実施例の作動弁50は、弁本体21・弁体22a・ブシュ40a の構成については図5に示した従来の作動弁20と同一である。
【0024】 弁体22aの大径部と、作動弁50の他端部50bとの間には、抵抗手段とし ての圧縮コイルばね60が介装されている。第2の通路P1が開口した弁本体2 1の他端部50b側には、図示しない係止部が設けられ、圧縮コイルばね60の 一端を係止している。圧縮コイルばね60の他端部は、弁体22aの大径部70 に設けられた円板状の凸部71に係止している。
【0025】 前記圧縮コイルばね60は、作動弁50の弁体22aが第2の通路P1の方向 へ移動する際に、該弁体22aに反対方向の抵抗力を与えるものである。その抵 抗力は、第1の通路Pから供給されるエアが前記作動弁50の弁体22aを第2 の通路P1に向けて押圧する力よりも小さい。
【0026】 圧縮コイルばね60が設けられた作動弁50の空気回路図を図1(a)に示す 。なお、本送り装置における作動弁50以外の空気回路の構成は従来と同じであ るから、それらの部分については図3(a),(b)を参考とし、作動弁50に ついては図1を参照して、本実施例における押し送りタイプの送り装置の作用を 説明する。
【0027】 供給部から空気回路系にエアが供給される。エアは作動弁50の両端部に対し て供給されるが、他端部50b側への供給は制御弁30を介して行われるので一 端部50a側への供給よりも時間が遅れる。このため、弁体22aの小径部72 に加わる力が、大径部70に加わる力よりも小さくなるまでに若干の時間の遅れ が生じる。
【0028】 従って、前記圧縮コイルばね60がなければ、弁体22aは圧力の上昇が遅れ る他端部50b側へ移動してしまう。そして、弁体22aの小径部72がブシュ 40aのシール部から離れ、第1の通路Pと第3の通路Aが連通する。このため 、駆動シリンダ9の他端部9bには第3の通路Aを介してエアが供給され、結果 として駆動シリンダ9のピストンは一端部9a側に移動してしまう。
【0029】 しかしながら、本実施例では弁体22aと作動弁50の他端部50b側との間 に圧縮コイルばね60があり、弁体22aが他端部50b側に移動する際には抵 抗が与えられる。従って、作動弁50の両端にエアを与える際に一端部50a側 の圧力が先に上昇しても、弁体22aが一気に他端部50b側に移動することは なく、他端部50b側にエアが供給されるまでの時間差をかせぐことができる。 即ち、作動弁50の他端部50b側の圧力が上昇するまで、作動弁50がエアの 流路を切り替えることはなく、従って駆動シリンダ9が不必要な作動をする恐れ はない。
【0030】 制御弁30からエアが作動弁50の他端部50bに供給された状態では、弁体 22aの大径部70がブシュ40aの段部73に係止し、小径部72がシール部 をシールする。第1の通路Pと第2の通路P1はそれぞれ閉止される。第3の通 路Aと圧力放出通路Rは連通する。
【0031】 駆動シリンダ9の他端部9b側は、第3の通路A・作動弁50・圧力放出通路 Rを介して大気圧に開放される。駆動シリンダ9の一端部にはエアが常時供給さ れているので、駆動シリンダ9のピストン11は他端部9b側に移動する。この 時、制御弁30からエアを供給された固定クランプ部3は被加工材を開放し、移 動クランプ部8は被加工材を挟持している。従って、移動クランプ部8は被加工 材を挟持して押し送り動作をする。
【0032】 制御弁30からのエアが遮断されると、作動弁50の弁体22圧縮コイルばね 60を縮退させて他端部50b側に移動する。弁体22aの小径部72がブシュ 40aから離れ、第1の通路Pと第3の通路Aが連通すると共にこれらの通路と 圧力放出通路R及び第2の通路P1とがシールされる。第1の通路Pを介して作 動弁50に供給されたエアは、第3の通路Aを介して駆動シリンダ9の他端部9 bに供給される。駆動シリンダ9のピストン11は一端部9a側に移動する。こ の時、固定クランプ部3は被加工材を挟持し、移動クランプ部8は被加工材を開 放している。従って、移動クランプ部8は被加工材を放して元の位置にもどる動 作をする。
【0033】 以上説明した実施例では、作動弁の弁本体と送り装置の本体とが一体であるも のとして説明した。即ち、作動弁の弁本体は、送り装置の本体内部に穴加工によ り形成されたものであった。しかしながら 、送り装置の本体と作動弁の弁本体 を別々に構成し、別部品である作動弁の本体を送り装置の本体内に設けるように してもよい。
【0034】
【考案の効果】
本考案に係る材料送り装置は、制御弁と作動弁を用いて圧力流体を操作するこ とにより移動クランプ部と固定クランプ部を駆動して材料を送る送り装置におい て、作動弁内に抵抗手段を設けて弁体に所定方向の抵抗力を加えるようにしてあ る。従って装置に圧力流体を投入した時に、2系統の通路から作動弁に供給され るエアに時間差があることから作動弁の弁体が所望の方向と反対の方向に移動し てしまうことが避けられ、移動クランプ部の不必要な移動が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は押し送りタイプの一実施例における作
動弁の断面図、 (b)は同作動弁の空気回路図であ
る。
【図2】(a)は従来の送り装置の平面図、(b)は同
側面図である。
【図3】(a)は従来の押し送りタイプの送り装置の空
気回路図において作動信号が入っていない状態を示す空
気回路図であり、(b)は同じく作動信号が入った状態
を示す空気回路図である。
【図4】(a)は従来の引張りタイプの送り装置の空気
回路図において作動信号が入っていない状態を示す空気
回路図であり、(b)は同じく作動信号が入った状態を
示す空気回路図である。
【図5】(a)は従来の押し送りタイプの送り装置にお
ける作動弁の断面図であり、(b)はその空気回路図で
ある。
【図6】(a)は従来の引張りタイプの送り装置におけ
る作動弁の断面図であり、(b)はその空気回路図であ
る。
【符号の説明】
3 固定クランプ部 8 移動クランプ部 9 駆動シリンダ 10 被加工材としての材料 21 弁本体 22a 弁体 30 制御部としての制御弁 50 作動弁 60 抵抗手段としての圧縮コイルばね P 第1の通路 P1 第2の通路 A 第3の通路 R 圧力放出通路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工材を選択的に挟持・開放する固定
    クランプ部と、前記固定クランプ部に対して往復移動自
    在で被加工材を選択的に挟持・開放する移動クランプ部
    と、前記固定クランプ部と前記移動クランプ部を駆動す
    る圧力流体を供給する供給部と、前記供給部からの圧力
    流体がその一端部に常に供給されるとともに前記移動ク
    ランプ部を移動させるピストンを備えた駆動シリンダ
    と、前記供給部から供給された圧力流体を前記固定クラ
    ンプ部と前記移動クランプ部に供給又は遮断する制御部
    と、弁本体の内部に往復動自在に弁体が収納されてお
    り、前記弁本体の一端部には前記供給部から圧力流体を
    常時供給する第1の通路Pが接続され、前記弁本体の他
    端部には前記制御部から圧力流体を供給する第2の通路
    P1が接続され、前記弁本体には前記第2の通路P1か
    らの圧力流体が遮断された時に前記第1の通路Pから供
    給された圧力流体を前記駆動シリンダの他端部に導く第
    3の通路Aが接続され、前記弁本体には圧力流体の圧力
    を開放する圧力放出通路Rが形成された作動弁とを有す
    る材料送り装置において、 前記作動弁の弁体が前記第2の通路の方向へ移動する際
    に該弁体に反対方向の抵抗力を与える抵抗手段を設けた
    ことを特徴とする材料送り装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の通路から供給される圧力流体
    が前記作動弁の弁体を前記第2の通路に向けて押圧する
    力よりも小さい力で該弁体を第1の通路に向けて押圧す
    る弾性部材によって前記抵抗手段が構成されている請求
    項1記載の材料送り装置。
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