JPH073509U - 電動回転爪化粧具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、先端に嵌着するビットを交換す
ることにより伸びた爪、皮膚の角質等を切削或いは研磨
する電動回転化粧具の提供。 【構成】 前端にアタッチメント受軸挿通孔を開口し、
内部が空洞のケーシングの前半部にモーターを収容配置
し、モーターの回転軸に取付けたアタッチメント受軸を
突出し、ケーシングの後半部に電源を配し、ケーシング
の周面に電気スイッチ釦を設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、先端に嵌着するビットを交換することにより伸びた爪、皮膚の角 質等を切削或いは研磨する電動回転爪化粧具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の一般家庭用の電動回転爪化粧具は、今だ提案されていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、第１に一般家庭で危険なく容易に使用することのできる電動回転 爪化粧具の提供を目的になされたものである。

【０００４】 第２に回転電動機構を部品が少なく、堅牢な構造、組立てが容易で生産性がよ く、低コストで製造できることを目的になされたものである。

【０００５】 第３に軽量で持ちやすく、誰でも使用ができ、電源に繰返し充電が可能な蓄電 池を使用し、ランニングコストが殆ど掛らないものを目的になされたものである 。

【０００６】

【課題を解決しようとする手段】

前端にアタッチメント軸受挿通孔を開口し、内部が空洞のケーシングの前半部 にモーターを収容配置し、モーターの回転軸に取付けたアタッチメント受軸を突 出し、ケーシングの後半部に電源電池を配し、ケーシングの周面に電気スイッチ 釦を設けてなる電動回転爪化粧具にある。

【０００７】 前端にアタッチメント軸受挿通孔、後端にアダプタープラグ挿通孔を開口し、 内部が空洞のケーシングを、前半部と後半部とから設け、その前半部と後半部と を接続し、ケーシングの表裏に貫通する取付孔を開孔設し、小ねじを貫通し、そ の先端をケーシングの内方に収容配置されるインナーフレームの側面に螺合して もよいものである。

【０００８】 その後半部の前端の所要巾を外径より一段落とした小径の鍔部に設け、前半部 の後端を前記後半部の鍔部の内側に嵌合し、その前半部後端部と前記後半部の鍔 部とに表裏に貫通する接続取付孔を開孔設し、小ねじを挿通して掛止ると共に、 前記ケーシングに収容配置されるインナーフレームの対応面に、前記小ねじの先 端を螺合し、全体を固着してもよいものである。

【０００９】

【作用】

この考案は前述のように構成されているから、アタッチメント受軸はケーシン グの前端突出し、ここに最適なビットを選択取付けて切削、研磨等の回転化粧を 筆記用具の感覚で手軽におこなえるものである。

【００１０】

【実施例】

以下、この考案を実施の一例を示す図面にしたがって説明すると、１は、ペン タイプのケーシングで、内部が空洞で、前端にアタッチメント軸受挿通孔２、後 端にアダプタープラグ挿通孔３を開口し、前半部１ａと後半部１ｂとから設け、 その後半部１ｂの前端の所要巾を外径より一段落とした小径の鍔部１ｂ１に設け 、前半部１ａの後端１ａ１を前記後半部１ｂの鍔部１ｂ１の内側に嵌合し、その 前半部１ａの後端部１ａ１と前記後半部１ｂの鍔部１ｂ１とに表裏に貫通する接 続取付孔４、５を開孔設し、小ねじ６、６で掛止するようにしている。

【００１１】 前記ペンタイプケーシング１に収容配置されるインナーフレーム７は、合成樹 脂財により一体に形成し、蓄電池８を収容する方形支承枠７ａと電気スイッチ９ の取付台７ｂとアダプターソケット７ｃとを設ける。

【００１２】 前記電気スイッチ９の取付台７ｂは、前記方形支承枠７ａの後端側に一体に形 成し、Ｌ形固定接点板９ａの基部を嵌着する縦向取付溝孔１０を前記支承枠７ａ 寄に、可動接点板９ｂの基部を嵌着する横向取付溝孔１１を後端寄りに夫々開口 設している。

【００１３】 前記アダプターソケット７ｃは、前記取付台７ｂの後端に接続し、所要の巾と 厚みをもって側面Ｌ形で一体に形成し、その垂直部７ｃ１の背面にはアダプター プラグ１２のプラス極と嵌合接続する受軸１３を横向に突設し、水平部７ｃ２の 上面にはアダプタープラグ１２のマイナス極と接触接続する受けバネ１４を、水 平部７ｃ２の上面から下面に貫通する取付孔１５に嵌着し、かつ先端を折曲げて 取付ている。

【００１４】 １６はモーターで、その回転軸１７の先端にアタッチメント軸受１８を固着し ている。

【００１５】 ケーシング１の前半部１ａの空洞をモーター１６の外形に適合し、回転不能の モーター収容部１９に形成し、モーター１６を収容している。

【００１６】 ９ｃは電気スイッチ９のスイッチ釦で、正面からの形状は図５に示すように形 成し、脚部９ｃ１にケーシング１に設けた配置孔２０に嵌挿すると、裏側で広が り、戻止鍔２１が掛止め、配置孔２０に沿って前後にスライド自在に設けられて いる。

【００１７】 スイッチ釦９ｃを操作して前端側にスライドすると、脚部９ｃ１の下端が前記 可動接点板９ｂを押し下げ、その先端を固定接点板９ａと接触し、モーター１６ と蓄電池８との電気回路をオンする。そして可動接点板９ｂの復帰力がスイッチ 釦９ｃをその状態に保持し、電気回路をオンに持続させ、モーター１６を回転す る。アタッチメント軸受１８に装着したビットを回転させ、切削、荒研磨、仕上 げ研磨と化粧作業を行える。

【００１８】 化粧作業を終了したら、スイッチ釦９ｃを後端側にスライドすると、可動接点 板９ｂから脚部９ｃ１は離れ、電気回路をオフにし、モーター１６は回転を停止 する。

【００１９】 アダプターソケット７ｃに、所要の直流電圧のアダプタープラグ１２を接続す ると、蓄電池８に充電をすることができ、アダプタープラグ１２を外しコードレ スで自由に使用できる。勿論、アダプタープラグ１２を付けた状態で使用できる 。

【００２０】

【効果】

この考案は、以上のようになるから、アタッチメント受軸はケーシングの前端 突出し、ここに例えば、セットされたビットの中から最適なビットを選択して取 付け、筆記用具を扱う手軽さで、切削、研磨等の回転化粧をおこなえるものであ る。

【００２１】 ケーシングを前半部と後半部とに分割構成し、またそのインナーフレーム上に 蓄電池収容部、電気スイッチの接点板取付部、アダプターソケット構成部を設け るようにしたから、製作が容易でコスト低減に多大の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案電動回転爪化粧具の中央縦断側面図で
ある。

【図２】同じくそのインナーフレームを中心とする内部
支持機構の斜視図である。

【図３】同じくケーシングの前半部と後半部との接続部
分を外した状態の全体外観斜視図である。

【図４】同じくこの考案電動回転爪化粧具の外観正面図
である。

【図５】同じくこの考案スイッチ釦単体の正面図であ
る。

【符号の説明】

１ ケーシング １ａ 前半部 １ａ１ 後端 １ｂ 後半部 １ｂ１ 鍔部 ２ アタッチメント軸受挿通孔 ３ アダプタープラグ挿通孔 ４ 接続取付孔 ５ 接続取付孔 ６ 小ねじ ７ インナーフレーム ７ａ 方形支承枠 ７ｂ 取付台 ７ｃ アダプターソケット ７ｃ１ 垂直部 ７ｃ２ 水平部 ８ 蓄電池 ９ 電気スイッチ ９ａ Ｌ形固定接点板 ９ｂ 可動接点板 ９ｃ スイッチ釦 ９ｃ１ 脚部 １０ 縦向取付溝孔 １１ 横向取付溝孔 １２ アダプタープラグ １３ 受軸 １４ 受けバネ １５ 取付孔 １６ モーター １７ 回転軸 １８ アタッチメント軸受 １９ モーター収容部 ２０ 配置孔 ２１ 戻止鍔

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前端にアタッチメント受軸挿通孔を開口
   し、内部が空洞のケーシングの前半部にモーターを収容
   配置し、モーターの回転軸に取付けたアタッチメント受
   軸を突出し、ケーシングの後半部に電源電池を配し、ケ
   ーシングの周面に電気スイッチ釦を設けてなる電動回転
   化粧具。
2. 【請求項２】 前端にアタッチメント軸受挿通孔、後端
   にアダプタープラグ挿通孔を開口し、内部が空洞のケー
   シングを、前半部と後半部とから設け、その前半部と後
   半部とを接続し、ケーシングの表裏に貫通する取付孔を
   開孔設し、小ねじを貫通し、その先端をケーシングの内
   方に収容配置されるインナーフレームの対応面に螺合し
   て固着した電動回転爪化粧具。
3. 【請求項３】 前端にアタッチメント軸受挿通孔、後端
   にアダプタープラグ挿通孔を開口し、内部が空洞のケー
   シングを、前半部と後半部とから設け、その後半部の前
   端の所要巾を外径より一段落とした小径の鍔部に設け、
   前半部の後端を前記後半部の鍔部の内側に嵌合し、その
   前半部後端部と前記後半部の鍔部とに表裏に貫通する接
   続取付孔を開孔設し、小ねじを挿通して掛止ると共に、
   前記ケーシングに収容配置されるインナーフレームの対
   応面に、前記小ねじの先端を螺合し、全体を固着してな
   る電動回転爪化粧具。