JPH0735098Y2 - ルーバーのスラット保持装置 - Google Patents

ルーバーのスラット保持装置

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JPH0735098Y2
JPH0735098Y2 JP1989152425U JP15242589U JPH0735098Y2 JP H0735098 Y2 JPH0735098 Y2 JP H0735098Y2 JP 1989152425 U JP1989152425 U JP 1989152425U JP 15242589 U JP15242589 U JP 15242589U JP H0735098 Y2 JPH0735098 Y2 JP H0735098Y2
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slat
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slats
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守朗 中山
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Tachikawa Corp
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は窓面に設けられて室外からの採光量を調節す
るルーバーに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ルーバーの一種類として天窓の内側に設けられて
その天窓からの採光量を調節可能とするとともに、スラ
ットを全閉状態に回動して暗幕として使用するものがあ
る。このようなルーバーの一例として例えば実公昭58-8
878号公報に記載されたものはスラット支持枠に対し水
平方向に一定間隔毎に回動可能に支持された多数のスラ
ット保持枠にそれぞれスラットが支持され、かつ各スラ
ット保持枠がリンク機構で接続されて同位相で回動され
る。そして、各スラットを垂直方向に回動すれば天窓か
ら外光が採り入れられ、水平方向に回動すれば各スラッ
トの端縁が上下に重なり合って外光が遮断される。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のようなルーバーを暗幕として使用するにはスラッ
トを水平方向に回動して全閉状態としたとき隣接するス
ラット間からの光の洩れを確実に遮断する必要がある。
ところが、上記ルーバーでは各スラットが金属板をフォ
ーミング成形で断面円弧状に成形されるとともに、その
幅方向端縁部に折り曲げ部が形成され、その折り曲げ部
をスラット保持枠の両端部に形成された折り曲げ部内に
嵌合して保持している。このため、各スラットの重ね合
わせ部分にはスラット保持枠の折り曲げ部の厚みに相当
する隙間が発生し、この隙間から光が洩れるという問題
点があった。
また、スラットをスラット保持枠に取り付けるには同ス
ラットをその折り曲げ部の間隔が狭まるようにさらに湾
曲させながらスラット保持枠の折り曲げ部間に嵌合する
必要があるため、その取り付け作業が煩雑となるという
問題点もあった。
この考案の目的は、スラットホルダに対するスラットの
取り付けが容易で、かつスラットの重ね合わせ部分から
の光の洩れを確実に防止可能とするルーバーのスラット
保持装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記問題点を解決するために、スラットを支
持した多数のスラットホルダを枠体にそれぞれ回動可能
に支持するとともに、各スラットホルダをリンク機構で
接続して各スラットを同位相で回動させ、開放時には各
スラットが平行に位置するようにスラットホルダを回動
し、閉鎖時は各スラットが平板状に連結されるようにス
ラットホルダを回動して遮光するルーバーであって、ス
ラットの裏面には先端をスラット裏面に沿って互いに対
向する方向に折り曲げ形成した第一及び第二の係止辺を
スラット裏面から垂立形成し、スラットホルダには第一
の係止辺を掛け止めする第一の掛け止め部を形成すると
ともに操作レバーを回動可能に支持し、その操作レバー
にはその回動に基づいて第二の係止辺を掛け止めする第
二の掛け止め部を設けた構成としている。
〔作用〕
上記手段により、スラットはスラットホルダによりその
幅方向端縁部を把持されることなく、スラット裏面に設
けられた第一及び第二の係止辺で支持され、第一の係止
辺を第一の掛け止め部に掛け止めした状態で操作レバー
を回動して第二の係止辺を第二の掛け止め部で掛け止め
する事によりスラットホルダに容易に保持される。
〔実施例〕
以下、この考案を具体化した一実施例を図面に従って説
明する。
第4図に示すようにルーバー1の支持枠2は建物の構造
物2に吊下支持され、その両端にアングル材で形成され
る遮光枠3が支持されている。支持枠2には下方へ垂直
に延びる支持アーム4が等間隔に設けられ、その下端に
はそれぞれスラットホルダ5の一側が回動軸4aを回動支
点として回動可能に支持されている。
各スラットホルダ5にはアルミ押し出し型材で形成され
るスラット6がそれぞれ支持されている。そのスラット
2は幅方向の中間部が平板状に形成され、裏面すなわち
取り付け状態における上面には一対の第一及び第二の係
止辺15a,15bが突出形成され、その係止辺15a,15bでスラ
ットホルダ5に支持されている。そして、第4図に示す
ように回動軸4aはスラット2の幅方向の中心線C上には
存在せず、距離Lだけオフセットした位置である。な
お、遮光枠3のスラット当接面にはフェルト3aが取着さ
れている。
スラット2の支持アーム4側に位置する一方端縁には回
動軸4aとスラット2表面すなわち第4図におけるスラッ
ト2下面との最短距離と等しい径で湾曲される湾曲部7
が形成され、他方端縁も上方に折り曲げられて当接部8
が形成され、その当接部8は各スラット6を水平方向に
回動させたとき隣接するスラット6の湾曲部7に上方か
ら当接するようになっている。なお、当接部8には合成
樹脂で成形されたガスケット8aが取着されて湾曲部7と
密着するようになっている。
各スラットホルダ5の他側には第4図に示すようにスラ
ット6を水平方向に回動した状態でその回動軸4aから遠
ざかるように斜め上方へ延びるホルダアーム5aがそれぞ
れ形成され、各ホルダアーム5aの先端は全スラットホル
ダ5が同位相となるようにスライドバー9にそれぞれ回
動可能に支持されている。
支持枠2の上方にはモータ(図示しない)で回転駆動さ
れる駆動ギヤ10が支持され、支持枠2に回転可能に支持
される駆動軸11にはギアホイール12が嵌着され、そのギ
ヤホイール12が駆動ギヤ10に噛み合っている。従って、
駆動ギア10が回転されるとその回転がギアホイール12に
より減速されて駆動軸11に伝達される。
駆動軸11には第一のアーム13の基端が嵌着され、その第
一のアーム13の先端には第二のアーム14の基端が回動可
能に支持され、第二のアーム14の先端は前記スライドバ
ー9に回動可能に支持されている。従って、駆動軸11が
回転されると第一及び第二のアーム13,14を介してスラ
イドバー9が第1図左右方向へ移動されるため、各スラ
ットホルダ5が同位相で回動されるようになっている。
次に、スラットホルダ5に対するスラット6の取り付け
構造を第1図〜第3図に従って説明すると、スラット6
の裏面に設けられる第一の係止辺15aはその先端部が第
二の係止辺15bに向かって直角に折り曲げられ、その先
端には断面円形の係止突条16が形成されている。第二の
係止辺15bはその先端部が第一の係止辺15a方向に湾曲さ
れ、その先端縁が下方に向かうように折り曲げられてい
る。
スラットホルダ5のホルダアーム5a側の側面には第一の
係止辺15aを掛け止めする第一の掛け止め部17が形成さ
れ、その第一の掛け止め部17の基端部には第一の係止辺
15aの係止突条16を回動可能に支持する凹条18が形成さ
れている。
スラットホルダ5の下面には第一の掛け止め部17から所
定距離すなわちスラット6の第一の係止辺15aと第二の
係止辺15bとの間隔に相当する距離を隔てて第二の係止
辺15bを挿入するための挿入凹部19が形成され、その挿
入凹部19の第一の掛け止め部17側における側方には操作
レバー20が第2図に示す軸20aでほぼ90度の範囲で回動
可能に支持されている。
その操作レバー20の基端部には前記第二の係止辺15bを
掛け止めするための第二の掛け止め部21が形成され、第
2図に示すように操作レバー20を一方の回動端に回動し
た状態では第二の掛け止め部21が挿入凹部19外へ後退
し、その状態から操作レバー20を他方の回動端まで回動
すると、第3図に示すように第二の掛け止め部21が挿入
凹部19内へ突出するようになっている。また、第二の掛
け止め部21は斜面として形成され、その斜面はこの掛け
止め部21を挿入凹部19内へ突出させるように回動したと
き先行して挿入凹部19内へ侵入する部分ほどスラットホ
ルダ5のスラット当接面22に近くなるように形成されて
いる。そして、第3図に示すように第二の係止辺15bを
挿入凹部19内に挿入した状態で操作レバー20を回動して
第二の掛け止め部21を挿入凹部19内へ突出させると、第
二の掛け止め部21の斜面が第二の係止辺15bを徐々に挿
入凹部19奥部へ押し込んでスラット6裏面をスラットホ
ルダ5のスラット当接面22に圧着するようになってい
る。
さて、上記のように構成されたルーバー1ではスラット
ホルダ5にスラット6を取り付けるにはまず第2図に示
すように各スラットホルダ5をルーバー1開放時に相当
する角度に回動し、操作レバー20は第二の掛け止め部21
が挿入凹部19に突出しない状態とする。この状態でまず
スラット6の第一の係止辺15aを第2図に実線で示すよ
うに第一の掛け止め部17に掛け止めし、係止突条16を回
動支点として回動して同図に鎖線で示すように第二の係
止辺15bを挿入凹部19内に挿入する。この状態ではスラ
ット6がスラットホルダ5に吊下支持され、このように
して多数のスラット6を各スラットホルダ5に仮止めし
てその取り付け位置を調節する。
次いで、各スラットホルダ5の操作レバー20を回動して
第二の掛け止め部21を挿入凹部19内へ突出させると、そ
の斜面により第二の係止辺15bが徐々に挿入凹部19の奥
部に向かって押し込められる。従って、第二の係止辺15
bは第二の掛け止め部21に強固に固定され、両掛け止め
部17,21によりスラット6が各スラットホルダ5に保持
される。
そして、このように構成されたルーバー1では第5図に
示す開放状態からルーバー1を閉じるためにモータを作
動させて駆動軸11を同図矢印A方向に回転させると、第
一及び第二のアーム13,14とスライドバー9を介して各
スラットホルダ5が同位相で回動され、第6図に示す状
態を経て第7図に示すように各スラット6が水平方向に
回動され、この状態では各スラット6の長手方向両端部
が遮光枠3の上面に当接する。このとき、スラット2の
湾曲部7は遮光枠3に衝突することはない。そして、各
スラット6の当接部8は隣接するスラット6の湾曲部7
にその上方から当接する。
以上のように、このルーバー1ではスラット6の裏面に
設けられた第一の係止辺15aをスラットホルダ5の第一
の掛け止め部17に掛け止めし、第二の係止辺15bをスラ
ットホルダ5の挿入凹部19内に挿入した状態で操作レバ
ー20を回動することにより、スラット6をスラットホル
ダ5に容易に取着することができる。そして、スラット
6はその幅方向端縁部で支持されるのではなく、スラッ
ト6裏面の第一及び第二の係止辺15a,15bで支持される
ので、第4図に示すようにルーバー1を全閉状態とした
とき、各スラット6の湾曲部7はその長手方向全長にわ
たって隣接するスラット6の当接部8に確実に当接す
る。従って、各スラット6の重ね合わせ部分からの光の
洩れを確実に防止することができる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、この考案はスラットホルダに対す
るスラットの取り付けが容易で、かつスラットの重ね合
わせ部分からの光の洩れを確実に防止可能とするルーバ
ーのスラット保持装置を提供することができる優れた効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化したルーバーのスラットホル
ダ及びスラットを示す斜視図、第2図及び第3図はその
スラットホルダに対するスラットの取り付け動作を示す
正面図、第4図はこの考案を具体化したルーバーの正面
図、第5図〜第7図はルーバーの動作を示す説明図であ
る。 スラットホルダ5、スラット6、第一の係止辺15a、第
二の係止辺15b、第一の掛け止め部17、操作レバー20、
第二の掛け止め部21。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スラットを支持した多数のスラットホルダ
    を枠体にそれぞれ回動可能に支持するとともに、各スラ
    ットホルダをリンク機構で接続して各スラットを同位相
    で回動させ、開放時には各スラットが平行に位置するよ
    うにスラットホルダを回動し、閉鎖時は各スラットが平
    板状に連結されるようにスラットホルダを回動して遮光
    するルーバーであって、 スラット(6)の裏面には先端をスラット裏面に沿って
    互いに対向する方向に折り曲げ形成した第一及び第二の
    係止辺(15a,15b)を垂立形成し、スラットホルダ
    (5)には第一の係止辺(15a)を掛け止めする第一の
    掛け止め部(17)を形成するとともに操作レバー(20)
    を回動可能に支持し、その操作レバー(20)にはその回
    動に基づいて第二の係止辺(15b)を掛け止めする第二
    の掛け止め部(21)を設けたことを特徴とするルーバー
    のスラット保持装置。
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