JPH0735069U - カード体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カード体として、美麗にして外観体裁が良好
であり、しかも動きのある遊びができるものにすること
を目的とする。 【構成】 比較的肉厚なカード本体１の上面に、ゴルフ
コースの形状を模したホール凹部２を陥没設すると共
に、このホール凹部２内に池やバンカーの形状を模した
障害凹部３を陥没設し、更にホール凹部２内の一方端に
グリーン部４を形成してホール孔５を陥没設すると共
に、ホール凹部２内の他方端に、ティーアップ用のスタ
ート孔６を陥没設し、カード本体１に、模擬クラブ８と
模擬ボール７を付属させた構成で、カード面で模擬ゴル
フ競技を遊び楽しめるものとした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、クリスマスカード、誕生カード、その他の所謂グリーティングカー ドの構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

種々の目的で使用されるグリーティングカードは、第一義的には、外観体裁が 良好であることが要求される。 この観点から、色彩を豊かにしたり、デザインに工夫を凝らしたり、更には、 開いた際に内部に折り曲げてあった部分が立体的に突出する構造としたりするこ とが、広く行われている。

【０００３】 しかしながら、上記した従来のこの種のカード等は一般にその場限りで、保存 しておくことがあったとしても、仕舞い込んでしまうのが殆どであって、度々見 直すと云った類のものではない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

従って、従来のこの種のカード等に対しては、装飾性や美麗性に加え、この装 飾性や美麗性が更に変化をもたせて楽しめるようにし、常時受取側の注目を得る ことができるよにすることが望ましい。

【０００５】 本考案は、上述した従来の不満点を解消し、要求に応えるべく考案されたカー ド体であって、美麗にして外観体裁が良好であり、しかも動きのある遊びができ る構造にすることにより、変化に富んだ美観が得られるようにすることを目的と する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上述した従来の課題を解決する本考案のカード体は、比較的肉厚なカード本体 の上面に、ゴルフコースの形状を模したホール凹部を陥没設し、このホール凹部 内に、池やバンカーの形状を模した障害凹部を更に陥没設し、また、ホール凹部 内の一方端にグリーン部を形成し、このグリーン部にホール孔を陥没設し、カー ド本体に、模擬クラブと模擬ボールを付属させて構成される。

【０００７】 また、ホール凹部内の他方端に、ティーアップ用のスタート孔を陥没設して構 成しても良い。

【０００８】

【作用】

上述した構成とした結果、本体に付属する模擬ボールをホール凹部内の他方端 に陥没設されたスタート孔に入れてティーアップし、模擬クラブでボールをグリ ーン部方向に進め、最終的にホール孔に入れる通常のゴルフ競技と同様の遊びを することができる。

【０００９】 この場合、ホール孔にボールが入るまでの間に、ボールがホール凹部に陥没設 されている池やバンカーの形状を模した障害凹部に入るようなことがあると、実 際のゴルフ競技のような面白味を得ることができる。

【００１０】 また、全体としてカード体であるから、郵送が可能であり、所定の挨拶やコメ ントを封入し、記載することもできる。

【００１１】

【実施例】

カード本体１は、発泡合成樹脂、画用紙、厚紙等で貼り合わせることにより製 作される比較的肉厚な四角板形状であって、低料金での郵送が可能なように軽量 なものになっている。

【００１２】 カード本体１の上面には、ゴルフコースの形状を模したホール凹部２が図示実 施例では四個夫々独立して陥没設されている。

【００１３】 ホール凹部２内には、適宜の配置で池やバンカーの形状を模した障害凹部３が 更に陥没設され、また、ホール凹部２内の一方端には略円形の色紙を貼着してグ リーン部４が形成され、このグリーン部４にホール孔５が陥没設される。

【００１４】 また、ホール凹部２内の他方端は、第一打のスタート位置であって、ティーア ップ用のスタート孔６が陥没設される。

【００１５】 さて、上述した構成にあって、カード本体１に付属している模擬ボール７をス タート孔６内に入れ、付属している模擬クラブ８で模擬ボール７をはじくと、模 擬ボール７はグリーン部４方向に転がり、ホール孔５に入れることによりゲーム として完了する。

【００１６】 ホール凹部２は、カード本体１の上面に陥没して形成されているので、模擬ボ ール７をはじいても周縁の壁に衝突してみだりに外部に出ることはなく、仮に強 くはじき過ぎたためホール凹部２から飛び出てしまったなら、通常のゴルフ競技 のようにオービー扱いすればよいであろう。

【００１７】 そして、障害凹部３はホール凹部２内で更に陥没しているので、転がった模擬 ボール７が入り易くしかも出にくくなっている。池を模した障害凹部３に入った 場合は、ペナルティとなろう。

【００１８】 尚、カード本体１の上面には、ホール凹部２とは別に例えばクラブハウスを模 した囲み部９が形成されており、模擬ボール７や模擬クラブ８をこの囲み部９に 入れることにより本体１に付属させることができる。

【００１９】 また、カード本体１の一側には、蓋板１０が連設されており、カード本体１の 上面を覆ってカードとしての体裁を整えるようになっており、透明板１１で塞い だ窓孔を開設すれば、内部が透視できる。

【００２０】

【考案の効果】

以上説明したように本考案のカード体は、グリーティングカードとして極めて 美麗で外観体裁が良好であるばかりでなく、カードの面で模擬ゴルフ競技を遊び として楽しむことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のカード体の一実施例を示す斜視図であ
る。

【図２】本考案のカード体の他の実施例を示す断面図で
ある。

【符号の説明】

１；カード本体、２；ホール凹部、３；障害凹部、４；
グリーン部、５；ホール孔、６；スタート孔、７；模擬
ボール、８；模擬クラブ、９；囲み部、１０；蓋板、１
１；透明板。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 比較的肉厚なカード本体（１）の上面
   に、ゴルフコースの形状を模したホール凹部（２）を陥
   没設し、該ホール凹部（２）内に、池やバンカーの形状
   を模した障害凹部（３）を陥没設し、更に前記ホール凹
   部（２）内の一方端にグリーン部（４）を形成し、該グ
   リーン部（４）にホール孔（５）を陥没設し、前記カー
   ド本体（１）に、模擬クラブ（８）と模擬ボール（７）
   を付属させて成るカード体。
2. 【請求項２】 ホール凹部（２）内の他方端に、ティー
   アップ用のスタート孔（６）を陥没設した請求項１に記
   載のカード体。