JPH0734974B2 - 溶融金属連続鋳造装置、誘導加熱装置および連続鋳造方法 - Google Patents

溶融金属連続鋳造装置、誘導加熱装置および連続鋳造方法

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JPH0734974B2
JPH0734974B2 JP3291735A JP29173591A JPH0734974B2 JP H0734974 B2 JPH0734974 B2 JP H0734974B2 JP 3291735 A JP3291735 A JP 3291735A JP 29173591 A JP29173591 A JP 29173591A JP H0734974 B2 JPH0734974 B2 JP H0734974B2
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induction heating
molten metal
endless
induction
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ニコラス・ブイ・ロス
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アジャックス・マグネサーミック・コーポレーション
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0637Accessories therefor
    • B22D11/0665Accessories therefor for treating the casting surfaces, e.g. calibrating, cleaning, dressing, preheating
    • B22D11/0671Accessories therefor for treating the casting surfaces, e.g. calibrating, cleaning, dressing, preheating for heating or drying

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続鋳造技術に関し、さ
らに詳しくは連続鋳造の無端フレキシブル鋳造ベルトの
誘導加熱に関するものである。本発明は、特に溶融金属
を鋳造する連続鋳造の無端ベルトを予備加熱するために
用いられる誘導加熱装置に適用され、特にこれについて
詳細に説明されるが、より広範囲の適用が可能であり、
他の環境および応用においても有利に採用することがで
きる。
【0002】
【従来の技術】溶融金属を連続鋳造する装置において
は、炭素鋼のような耐久性材料からなる少なくとも2つ
の無端フレキシブルベルトが、2つのベルトの前面が対
面関係にあるようにプーリーのセット上に設けることが
知られている。また、一対のダム・ブロックを無端ベル
トの前面の少なくとも1つの外側エッジに配置してもよ
いことが知られている。このダム・ブロックおよび無端
ベルトは鋳造領域を形成するように配置される。溶融金
属は、該溶融金属が鋳造領域の寸法によって変化する幅
とゲージを有する金属に鋳造されるように、該鋳造領域
に放出される。鋳造領域は溶融状態で金属が受け入れら
れる鋳造ゾーンと、該金属が固化する冷却ゾーンとから
なる。
【0003】またさらに無端フレキシブル鋳造ベルトに
熱を加えると該ベルトがその幅方向に膨脹することが知
られている。該ベルトが溶融金属と接触してベルトが加
熱される際に、該ベルトに加えられる温度は不規則およ
び不均一なものとなる。この不規則な加熱により該ベル
トは、不均一かつ規則的に膨脹し、鋳造される金属の変
形を生ずる結果となる。この不規則な加熱による望まし
くない結果を除去するために、ベルトが鋳造領域に入る
前に加熱する方法が開発されている。このベルトの予備
加熱によりベルトの変形が除去され、金属のより均一な
鋳造が可能になる。
【0004】ベルトの予備加熱を用いた種々のタイプの
連続鋳造装置および方法が提案され、連続鋳造工業に使
用され、それなりに成功をおさめている。例えば、米国
特許3,937,270号(Hazelett et
al.)には、ベルトの鋳造表面に向かって近接した範
囲に向けられた赤外線ヒータを用いる例が記載されてい
る。この引例は、またスチームのような熱流体の手段に
よる加熱も用いており、この熱流体は、鋳造ベルトの後
面下でニップロールまたはプーリーの深い爪に向けられ
ている。これらの方法は、溶融金属が開放プール、閉鎖
プールまたはインジェクション供給によって与えられる
場合、ツインベルト鋳造機に適用されるものである。
【0005】米国特許4,537,243号(Haze
lett et al.)および英国特許GB2,08
5,779 Aにおいては、無端鋳造ベルトを予備加熱
するためにスチームが用いられている。これらの引例
は、スチーム出口ノズルを有するスチーム供給管の周り
に覆い(ラップ)を設けることによって、鋳造ゾーンの
入口のごく手前で鋳造ベルトをスチームで予備加熱する
装置を有する鋳造機を開示している。これらのスチーム
供給管は、鋳造ベルトを鋳造ゾーンの投入(インプッ
ト)部に移動させる投入プーリーまたはニップ・プーリ
ーの非常に深い円周環状グローブ内(grove)に配
置されている。該投入またはニップ・プーリーの円周状
グローブは、冷却ゾーンで鋳造ベルトを冷却するための
液体冷却剤供給管の周りを同様にハウス・ラップしてい
る。
【0006】しかしながら、連続鋳造機において鋳造ベ
ルトを予備加熱する従来の装置および方法を用いる場合
には種々の問題がある。まず、ベルトの予備加熱を効果
的に行うには、ある程度の温度が得られなければならな
い。スチームを用いる方法では、スチームが達成し得る
温度に限界があるなどの実際的な問題がある。現在の鋳
造システムにおいては、この温度は180〜200°F
(82〜93℃)の範囲である。このようにしてベルト
を高温に予熱する必要のある金属については、スチーム
による加熱は実際的な問題の解決にはならない。
【0007】ベルトを必要な温度に予備加熱するために
赤外線を使用する場合には、該ベルトは該ベルト表面よ
りも広い範囲で相当時間予熱する必要がある。したがっ
てベルトを望ましいレベルまで加熱するために要求され
る加熱ユニットは鋳造機内で相当の物理的なスペースを
とることになる。鋳造機は、特に溶融金属の投入位置に
おいては非常にコンパクトな装置であるため、赤外線ヒ
ータに相当な容積を要求されることは、そのためのスペ
ースを得るために工学上よびお建設上の問題を提起する
ことになる。
【0008】さらにスチームと赤外線ヒータの両方につ
いては、ベルトに対する熱伝達の不整合が存在する。例
えば、赤外線加熱システムを使用する場合には、個々の
加熱ユニットが使用されるので、ベルトに対する熱の調
節された伝達が起こる確実性を減少させることになる。
同時にフレーム赤外線加熱装置が用いられる場合には、
不確実な燃料の流速はバーナハウジングからフレームを
突出させ、無端ベルトの表面を焼損することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
点その他を解決するための、新規で改良された装置およ
び方法を提供するものである。この装置は、フレキシブ
ルな無端鋳造ベルトを予備加熱する加熱システムを有す
る新規な連続鋳造装置であり、デザインが簡単で、実施
のために要求される物理的なスペースが限定されたもの
でよく、生産者に対して経済的で、多くの寸法特性に適
合することができ、また操作上丈夫で信頼性の高い装置
である。また本発明は、より良好な均一な金属鋳造が結
果として達成されるための均一な膨脹が起こるような、
ある限定された物理領域にわたって改善された実質上瞬
間的に均一な熱伝達を与える装置を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1お
よび第2の無端鋳造ベルトが設けられたプーリーを有す
る溶融金属連続鋳造装置が提供される。各無端ベルト
は、該無端ベルトの前面が他の無端ベルトの前面と対面
するように配置される。さらに該第1および第2の無端
ベルトの1つの前面の対向する外側端部には一対のダム
・ブロックが配置される。この一対のダム・ブロック
は、第1および第2の無端ベルトの前面と該ダム・ブロ
ック対が鋳造領域を定めるように配置される。該鋳造領
域は、金属を溶融状態で供給する鋳造ゾーンと該金属を
固化するための冷却ゾーンとから構成される。溶融金属
を供給する装置は、鋳造ゾーンの開始の際に溶融金属を
放出する位置に置かれる。モータおよび他の動力によ
り、プーリーが回転し、前記第1および第2の無端ベル
トおよびダム・ブロック対を作動させ、鋳造領域に供給
される金属が連続的に進行する。溶融金属を鋳造領域に
導入する前に第1および第2の無端ベルトを誘導加熱す
るための第1および第2の誘導ヒータが、選択されたプ
ーリー周縁の一部の周りの無端ベルトに近接して配置さ
れる。
【0011】さらに本発明によれば、連続溶融金属鋳造
装置に用いる誘導加熱システムが提供される。この誘導
加熱システムは第1無端ベルトの前面と連動して操作す
ることができる第1の誘導ヒータを含む。この第1誘導
ヒータはその外面に通電するための第1および第2の脚
を有する中空コンダクタを含む。電流コネクタは電源か
らの電流をコンダクタに通過させる。第2の誘導ヒータ
が第2の無端ベルトの前面と共同して操作可能に置かれ
る。第2の誘導ヒータは、第1の誘導ヒータに関して述
べたと同じ構造を有する。第1および第2の誘導ヒータ
は、ベルトが溶融金属を受け入れる前に第1および第2
の無端ベルトの前面を誘導加熱するように配置される。
無端ベルトが誘導ヒータの負荷として作用するように誘
導ヒータに近接して無端ベルトを配置することにより、
第1および第2の無端ベルトに誘導熱が発生する。
【0012】本発明の他の特徴によれば、溶融金属を連
続鋳造するための方法が提供される。少なくとも2つの
プーリー上に設けられた第1の無端ベルトが回転する。
少なくとも2つのプーリー上に設けられた第2の無端ベ
ルトが同様に回転する。該ベルトは、第2の無端ベルト
の前面が第1の無端ベルトの前面と対面するように設け
られる。第1および第2の無端ベルトの少なくとも1つ
の前面の対向する外側端部と共同して操作するように一
対のダム・ブロックが配置され、これらのダム・ブロッ
クは該第1および第2のベルトの回転と該ダム・ブロッ
クが所定の鋳造領域をつくるように回転する。この鋳造
領域は、溶融金属を受け入れる鋳造領域と該金属を固化
する冷却領域を含むように配置されている。該溶融金属
は、鋳造領域の前部に供給される。第1および第2の無
端ベルトは、誘導ヒータに近接して該ベルトを回転させ
ることにより第1および第2の誘導加熱手段により誘導
加熱される。これは、溶融金属が鋳造ゾーンに供給され
る前に起こるので、該誘導加熱は溶融金属を受け入れる
前にベルトをコントロールされた方法で膨脹させること
になる。
【0013】本発明の使用によって得られる1つの利点
は、移動するベルトのそれぞれに、誘導ヒータに電圧を
加えられると同時に、独立して所望の温度の熱を瞬間的
に与えることができることである。本発明の他の利点
は、ある限定された面積内で高度に均一な熱伝達を可能
にすることである。このようにして本発明はある限定さ
れた物理的なスペース内でベルト中に高度に濃縮された
量のエネルギーを誘起し、より均一な鋳造のための安定
した鋳造領域を与えることができる。
【0014】本発明のさらに他の利点は、小さな面積内
でベルトに熱エネルギーを伝えることが可能なことか
ら、スペースの効用を図ることができることである。こ
れは、所望の温度レベルにベルトを加熱するのに必要な
部材を加熱するために必要な物理的なスペースをより小
さくする。さらに他の利点は、ベルトの回転速度の調整
および誘導ヒータによって生成する熱量の調整を通し
て、溶融金属の固化が起こる鋳造領域内のポイントを容
易に調整することができることである。
【0015】本発明のさらに他の利点は、好ましい実施
態様の詳細な記述を読み、そして理解することによって
当業者に明らかにされるであろう。次に、図面を参照し
て本発明の好ましい実施態様を説明するが、これにより
本発明が限定されるわけではない。図1は、溶融金属を
鋳造するための連続鋳造装置を示す。デリバリーシステ
ムBは、連続鋳造機Aに溶融金属を放出する。この連続
鋳造機は第1無端フレキシブルベルト10と対応する第
2無端フレキシブルベルト12を有する。1つの実施態
様では、これらのベルトは炭素鋼からなる。該ベルトは
プーリー14上に設けられている。
【0016】図2は、ベルト10および12が無端コン
ベア型システム内のプーリー14上に設けられている様
子を示したものである。ベルト10および12はそれぞ
れ少なくとも2つのプーリー14に緩く巻き回されて取
付けられており、第2のセットのプーリー14が図2に
示されている。同様に図2において、別の支持プーリー
またはローラ16が連続鋳造機内に配置され、ベルト1
0および12をさらに支持している。
【0017】図1を再び参照すれば、一対のダム・ブロ
ック18および20が、無端ベルト12の外端に沿って
配置されている。該ダム・ブロックの高さは、鋳造され
る金属ストリップの厚さを確立する決定的な要素とな
る。無端ベルト10および12の前面10aおよび12
aは、それらが図1に示されたプーリー14を通過する
際に互いに対面するように配置される。鋳造領域22の
境界は、ダム・ブロック18および20に沿ったベルト
10および12の間隔でセットされる。
【0018】図示されていないモータがプーリー14を
回転させ、ダム・ブロック18および20に沿って無端
ベルト10および12を順に移動させる。これにより連
続鋳造領域22を通って鋳造される金属の連続的な移動
および連続鋳造機Aの操作が可能になる。ベルトがプー
リー14の周りを回転すると、該ベルトの回転部分は誘
導ヒータ24および26によって加熱される。ヒータ2
4および26は図5により詳細に示されるように“U”
型の形状を有する。
【0019】鋳造領域22のパラメータとしては、鋳造
品の幅としてダム・ブロック対18および20が含まれ
る。第1の無端ベルト10および第2の無端ベルト12
の間の間隔およびダム・ブロック18、20の高さは形
成される金属のゲージまたは厚さを与える。図3Aおよ
び3Bに示すように、ベルトが設けられるプーリー14
の間のスペースを調整することによって連続鋳造金属の
ゲージまたは深さを調整することができる。この調整に
よってダム・ブロックの高さを変えることが可能にな
る。これらの変化によって1つの機械で種々のゲージの
金属を鋳造することができる。
【0020】溶融した金属が鋳造領域22に受け入れら
れると、図示されていない水のような冷却流体が無端ベ
ルト10および12の裏側に放出される。この水は無端
ベルトから熱を奪い、該金属の温度を低下させ、溶融金
属を固化させる。鋳造される金属の融点によって、該金
属のゲージ、およびベルトの速度、誘導ヒータ24およ
び26に加えられる電力が変えられる。
【0021】例えばベルトが速い速度で操作される場合
には、誘導ヒータ24および26にはより高い電力が供
給され、無端ベルトに伝達される熱量を増加させる。こ
のようにしてベルトがより速く回転し、したがって短時
間にヒータに曝される場合でも、該ベルトに一定の温度
が誘起される。誘導ヒータ24、26によって生ずる温
度およびベルトの速度の両方を調整することによって鋳
造領域内で該溶融金属の固化が起こる温度の調節を簡単
な方法で行うことができる。特に回転速度および温度を
調整することによって固化が起こる位置を図1のプーリ
ー14から遠くなるように、または近くなるように移動
させることができる。鋳造される金属のタイプおよびこ
の固化温度の位置によって鋳造金属の品質および該シス
テムの効率を増加させることができる。
【0022】上記は、ヒータ24および26に供給され
る電力を変化させるための理由について二つの例を示し
たものすぎず、それぞれの場合に応じて、多くの他のフ
ァクターが誘導ヒータへの電力の変化を要求するであろ
う。ベルトを予備加熱するために誘導ヒータを用いるこ
とによって、結果として安定した、高度にコントロール
可能な温度を得ることができる。ある場合においては、
ベルトの端部の温度をより高い温度まで上昇させ、次い
でベルトの中心の温度を上昇させることが望ましいこと
がある。誘導加熱を用いることによってこのような加熱
を達成することができる。
【0023】この実施態様における誘導ヒータ24およ
び26は、トランスバース・フラックス・インダクター
・アセンブリタイプのもので、鋳造領域22の入口に置
かれたプーリーに近接し、かつそれぞれベルト10およ
び12の近くに配置される。誘導ヒータ24および26
はベルトが鋳造領域22に入る前にベルト10および1
2を予備加熱するために用いられる。該ベルトが高温と
接するようになったとき、該ベルトは膨脹性を示す。も
し該ベルトが溶融金属と接触する前に適当な温度に予備
加熱されないならば、該ベルト10および12はそのと
きにとにかく膨脹するであろう。
【0024】図4Aはベルトが予備加熱されていないと
きにこのような膨脹が起こる典型的な仕方を示したもの
である。特に図4Aにおいては、ベルト10の外側端部
不適当に加熱されているので横方向の縮み23が起こっ
ている場合が示されている。横方向のベルト温度のプロ
フィール25に示されるように、ベルト10の外側端部
が該ベルト10の内部の温度と等しい温度に上昇してい
ないことがわかる。図4Bは正しく予備加熱されたベル
トの同様な例を図示したものである。特に横方向のベル
ト温度プロフィール25に示されるように、外側端部の
温度がベルトの残りの部分の温度よりも高い温度に上昇
していることがわかる。この加熱方法によって図4Aの
横方向の縮みの問題が解決される。
【0025】ベルトの不適当な加熱が起こると、鋳造に
おいて望ましくない結果が得られる。図5Aは、鋳造ベ
ルト10および12が溶融金属と接触する前に予備加熱
されなかった場合の該ベルトの断面の一例を示すもので
ある。接触点で一時に膨脹することによってネッキング
および横方向の縮みが結果として生ずる。しかしなが
ら、図5Bに示すように、該ベルトが適当な温度に予備
加熱されるならば、該溶融金属と接触する前にすでに膨
脹しているので、結果としてより均一な鋳造品を得るこ
とができる。融点が約1300°F(704℃)である
アルミニウムを鋳造する一実施例においては、該ベルト
は200〜400°F(93〜204℃)に予備加熱さ
れる。
【0026】図6は、誘導ヒータ24の上面図を示すも
のである。誘導ヒータ24に関する記述は、同様に誘導
ヒータ26にも適用可能である。ヒータ24、26は、
2つの脚28a、28bを有する“U”型形をとるよう
に構成される。各脚は、その長さの、ある選択された範
囲まで被覆(ラーミネート)されている。さらに該ヒー
タが設置される際には、両方の脚28a、28bは各ベ
ルト10、12の前面に直接隣接するように配置され
る。ヒータ24、26の被覆部分(ラーミネーション)
および配置により、ヒータを通って流れる電流の集積度
が増加し、形成される外部電流のポテンシャルを最小限
にする。これらの外部電流は、ヒータ24、26とプー
リー14の間のアークおよびスパークを生じる結果とな
ることがある。
【0027】誘導ヒータ24のコイルは、好ましくは銅
からなる矩形のコンダクター30と一緒になっている。
このコイルは一般に“U”形にデザインされている2つ
の脚30aおよび30bからなる。一つの典型的な実施
においては、このコイルは次のパラメーターを有する鋳
造システムに使用される。ベルトは0.15KWSEC
/#F°の比熱(“C”)を有する炭素鋼からなる(こ
こでKWSECはキロワット秒、#はベルトの加熱部
分、およびF°は華氏温度を示す)。炭素鋼ベルトの密
度(“S”)は0.284#/IN3 (ここで#/IN
3 はベルトの密度である)。該ベルトの厚さ(“A”)
およびベルトの幅(“W”)は24インチである。ベル
トが回転する速度(V)は24フィート/分である。鋳
造される金属(アルミニウム)の幅(B)は12インチ
であり、同様な金属の厚さ(THK)は結果として約7
0°ないし400°Fの温度上昇(Δt)を得るために
0.625インチである。コイルは、公称165ボル
ト、3700アンペア、150kw、周波数3000H
zを与えるように配設される。
【0028】上述の事柄は、特定の鋳造システムがいか
に機能するかについて、その正しい使用を決定するのに
用いられる多くのパラメーターの内部関係を示す1つの
典型的な例を示したものにすぎないことが理解される。
調整可能な電気入力29が電流コネクタ32および34
を介してコンダクタ30に接続される。調整可能な電気
入力30によって供給された電流はコンダクタ30の外
側を流れる。
【0029】操作中にコンダクタコイル30の温度を減
少させるために、液体、好ましくは水がインプット38
を通してコンダクタコイル30の内側に導入される。コ
ンダクタの温度は、該コンダクタが誘導ヒータとして用
いられて増加したときに、該コンダクタのインテグリテ
ィを維持するために、コンダクタ30の内側を通して水
が循環される。この水はアウトプット40を通して2つ
の脚部を有するコンダクタ30を出る。
【0030】図7に示すように、連続鋳造装置A内のヒ
ータを設ける助けとなるようにブラケット46が該誘導
ヒータに取付けられている。誘導ヒータ24の好ましい
態様においては、毎分約13ガロンの水が冷却装置を通
してコンダクタ内に導入される。無端鋳造ベルト10お
よび12を加熱するために誘導加熱技術を用いることに
より、ベルトの所望の温度に加熱されるべき面積が誘導
ヒータ部材の幅まで減少する。この実施例においてはそ
の距離は12インチ(30cm)未満である。さらに該ベ
ルトを加熱するのに要する面積が最小限になることによ
り、ヒータとベルトが鋳造領域に入る点の間の距離を減
少することができ、これによりベルト10および12に
誘起された熱の維持が助長される。
【0031】図8は、本発明のさらに他の実施態様を示
すものであり、この実施態様においては、図1に示すよ
うな横方向のフラックス・インダクタ・アセンブリ24
がソレノイドタイプの誘導加熱コイル50で置き換えら
れている。この実施態様では第2のソレノイドタイプの
誘導加熱コイル(図示せず)が同様に用いられ、図1の
インダクタ・アセンブリ26と置き換えられている。図
1で図示したのと同様に、該ベルトが、起動したソレノ
イド誘導ヒータ50と第2の、図示されていないソレノ
イドヒータを通過するときに該無端ベルト10および1
2内に熱が生成する。したがって該ベルトは加熱コイル
に負荷として作用する。この態様の前面透視図が図8B
として示される。
【0032】
【発明の効果】本発明の1つの利益は、ベルトを加熱す
るための鋳造システム内でスペースの経済的な利用を実
現することである。ベルトの誘導加熱は従来可能であっ
たものよりもより小さい面積で達成することができ、こ
のようにしてこのタイプの連続鋳造機の設計および建設
がより容易になる。さらにその結果としてベルトに熱を
加える密度が増加するので改善された加熱のコントロー
ルが可能になり、その結果金属の改善された鋳造が可能
になる。
【0033】本発明の他の利益は、無端鋳造ベルトの温
度をより簡単で効果的な方法で200°F(193℃)
またはそれ以上のレベルまで昇温する、実際的な方法お
よび装置を提供できることである。さらに他の利益は、
無端ベルトに加えられる加熱の均一性のための品質コン
トロールが達成されることである。誘導加熱技術によっ
て与えるこの加熱の均一性は、ベルトの均一な膨脹をも
たらし、この膨脹は溶融金属の安定した均一な鋳造を可
能にする。
【0034】本発明は好ましい態様を参照して述べられ
たが、本明細書を読み、かつ理解する上でこれらの自明
または変更が加えられてもよいことはもちろんである。
本願の特許請求の範囲またはその均等範囲内でのすべて
のこのような修正および変更は本願の範囲内に含まれる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施態様を示す説明図であ
る。
【図2】図2は、本発明における無端ベルトの両端の配
置を示す図1と同様な説明図である。
【図3】図3Aおよび図3Bは、図1に示された好まし
い実施態様の部分側面図である。
【図4】図4Aおよび図4Bは、それぞれ予熱されない
場合、およびそれぞれ予熱された場合のベルトおよびそ
られの温度プロフィールの概略説明図である。
【図5】図5Aおよび図5Bは、鋳造金属の2つのサン
プルの断面図である。
【図6】図6は、本発明の誘導加熱装置の一例を示す上
面図である。
【図7】図7は、図6の外部脚を示す側面図である。
【図8】図8Aは、本発明の他の実施態様を示す説明図
である。図8Bは、図8Aの前面透視図である。
【符号の説明】
A…連続鋳造機、B…供給システム、10…第1無端フ
レキシブルベルト、12…第2無端フレキシブルベル
ト、14…プーリー、16…プーリーまたはローラ、1
8、20…ダム・ブロック、22…鋳造領域、24、2
6…誘導加熱ヒータ、25…横方向ベルト温度プロフィ
ール、28…脚。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−241357(JP,A) 特開 平2−15854(JP,A) 実開 昭59−58550(JP,U) 特公 昭57−61502(JP,B2)

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プーリーと、該プーリーに設けられた第
    1および第2の無端ベルトと(第1の無端ベルトの前面
    は第2の無端ベルトの前面と対面している)、第1およ
    び第2のベルトの前面と鋳造領域を形成するように、第
    1および第2の無端ベルトの少なくとも1つの前面の対
    向する外側端部に位置している一対のダム・ブロック
    と、該鋳造領域に溶融金属を供給するための溶融金属供
    給手段と、プーリーを回転し、前記第1および第2の無
    端ベルトならびにダム・ブロックの対を移動させるモー
    タ手段と、溶融金属を鋳造領域に導入する前に該第1お
    よび第2の無端ベルトを誘導加熱する第1および第2の
    誘導加熱手段とを有し、第1の誘導加熱手段は第1の無
    端ベルトに、および第2の誘導加熱手段は第2の無端ベ
    ルトにそれぞれ近接して設けられ、これによって第1お
    よび第2のベルトは該ベルトが第1および第2の誘導加
    熱手段に近接して回転する間に誘導加熱され、これによ
    って溶融金属が受け入れられる前に該ベルトを膨脹さ
    せ、鋳造金属の均一なストリップの製造を可能にするこ
    とを特徴とする、溶融金属連続鋳造装置。
  2. 【請求項2】 第1および第2の誘導加熱手段はそれぞ
    れ“U”字形の形態を有し、該U字形の両方の脚には選
    択された面積で被覆が施されており、各ヒータの脚はそ
    れぞれのベルトの表面に直接隣接して配置され、外部電
    流のポテンシャルが最小限にされる請求項1記載の溶融
    金属連続鋳造装置。
  3. 【請求項3】 第1および第2の誘導加熱手段を作動さ
    せる際に第1および第2の無端ベルトに所望の温度を即
    座に誘起させるように、第1無端ベルトが第1誘導加熱
    手段の負荷となり、かつ第2無端ベルトが第2誘導加熱
    手段の負荷となる請求項1記載の連続鋳造における無端
    ベルトの誘導加熱装置。
  4. 【請求項4】 第1誘導加熱手段によって第1のベルト
    に誘起された温度と第2誘導加熱手段によって第2のベ
    ルトに誘起された温度がそれぞれ独立して得られる請求
    項3記載の連続鋳造における無端ベルトの誘導加熱装
    置。
  5. 【請求項5】 第1および第2の誘導加熱手段は、生成
    された熱がベルトの選択された幅方向に均一化するよう
    に構成された請求項3記載の溶融金属連続鋳造装置。
  6. 【請求項6】 第1および第2の誘導加熱手段は、ベル
    トのある選択された幅方向の不均一な生成を調整可能に
    する手段を有する請求項3記載の溶融金属連続鋳造装
    置。
  7. 【請求項7】 第1および第2の誘導加熱手段は、ベル
    トの外側端部をベルトの残りの部分よりも高い温度に加
    熱する手段を有する請求項3記載の溶融金属連続鋳造装
    置。
  8. 【請求項8】 ベルトが30cm以下の幅で加熱される請
    求項1記載の溶融金属連続鋳造装置。
  9. 【請求項9】 無端ベルトが導電材料から構成される請
    求項1記載の溶融金属連続鋳造装置。
  10. 【請求項10】 第1および第2の誘導加熱手段は横方
    向のフラックス・インダクタ・アセンブリからなる請求
    項1記載の溶融金属連続鋳造装置。
  11. 【請求項11】 第1および第2の誘導加熱手段がソレ
    ノイドタイプの誘導加熱コイルである請求項1記載の溶
    融金属連続鋳造装置。
  12. 【請求項12】 中空内部を有する第1および第2の脚
    からなる、電流を搬送するコンダクタ、電源から該コン
    ダクタに電流を通過させるためのコネクタ手段、および
    該コンダクタが電流を搬送している間に該コンダクタを
    冷却する液体を搬送する、該コンダクタの内部空間によ
    って定められる液体搬送手段(該液体搬送手段は該液体
    の入口および出口を有する)を有する、第1無端ベルト
    の前面と共同して操作される第1の誘導ヒータと、中空
    内部を有する第1および第2の脚からなる電流搬送のた
    めのコンダクタ、電源から該コンダクタに電流を通過さ
    せるためのコネクタ手段、および該コンダクタが電流を
    搬送している間に該コンダクタを冷却する液体を搬送す
    るために該コンダクタの内部空間によって定められる第
    1の液体搬送手段(該第1液体搬送手段は液体の入口お
    よび出口を有する)を有する、第2の無端ベルトの前面
    と共同して操作される第2の誘導ヒータと、第1および
    第2の無端ベルトが溶融金属を受け入れる前に該無端ベ
    ルトの前面を誘導加熱するように配置された第1および
    第2の誘導ヒータとを有し、該第1および第2の無端ベ
    ルトを、該無端ベルトが誘導ヒータの負荷として作用す
    るように該ベルトを誘導ヒータに近接して移動させるこ
    とによって該第1および第2の無端ベルトに誘導加熱を
    生成させることを特徴とする、溶融金属連続鋳造装置に
    おいて使用される誘導加熱装置。
  13. 【請求項13】 誘導加熱手段は、誘導ヒータの作動に
    おいて第1および第2のベルトに所望の温度を誘起させ
    るための手段を有する請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】 ベルトは12インチ(30cm)以下の
    幅にわたって所望の温度に加熱される請求項12記載の
    装置。
  15. 【請求項15】 第1および第2の誘導ヒータ手段は横
    方向のフラックス・インダクタ・アセンブリである請求
    項12記載の装置。
  16. 【請求項16】 少なくとも2つのプーリー上に設けら
    れた第1の無端ベルトを回転させること、第2の無端ベ
    ルトの前面が第1の無端ベルトの前面と対面するように
    少なくとも2つのプーリー上に設けられた第2の無端ベ
    ルトを回転させること、第1および第2のベルトの回転
    とダム・ブロックが鋳造領域を定めるように、第1およ
    び第2の無端ベルトの少なくとも1つの前面の対向する
    外側端部と共同して操作するように配置されている一対
    のダム・ブロックを回転させること、前記鋳造領域に溶
    融金属供給手段によって溶融金属を供給すること、溶融
    金属が鋳造領域に供給される前に、該誘導加熱手段に近
    接して該ベルトを回転させることによって第1および第
    2の誘導加熱手段により第1および第2の無端ベルトを
    誘導加熱し、該誘導加熱によって溶融金属を受け入れる
    前に該ベルトを膨脹させ、これによって該溶融金属がベ
    ルトに受け入れられる際に鋳造金属の均一なストリップ
    が製造されることを含む、溶融金属連続鋳造方法。
  17. 【請求項17】 誘導加熱工程において、所望の温度の
    別々に調節可能な誘導加熱が、誘導加熱手段の起動によ
    って第1および第2の無端ベルトに誘起される請求項1
    6記載の方法。
  18. 【請求項18】 誘導加熱工程はさらにベルトの外側端
    部をベルトの残りの部分よりも高い温度に加熱すること
    を含む請求項16記載の方法。
  19. 【請求項19】 2つの脚を有するU字形の形状を有
    し、2つの脚はそれぞれのベルトに直接隣接する表面に
    配置され、これによって該誘導加熱手段が外部電流のポ
    テンシャルを最小限にする、誘導加熱手段をそれぞれ配
    置することをさらに含む請求項16記載の方法。
  20. 【請求項20】 ベルトを回転させる回転手段を変化さ
    せて該ベルトの変化可能な回転速度を生成させること、
    該ベルトに誘起される種々の温度を生成させるために誘
    導加熱手段によって生成する温度を調整すること、およ
    び溶融金属が溶融状態から鋳造金属の固体の均一なスト
    リップの状態に変化する鋳造領域内のポイントを移動さ
    せること(該ポイントの位置はこれらの変化および調整
    工程に依存する)をさらに含む請求項16記載の方法。
  21. 【請求項21】 ベルトを誘導加熱する工程は12イン
    チ(30cm)以下の幅のベルトを加熱することをさらに
    含む請求項16記載の方法。
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