JPH0734967B2 - ボルト頭部トリーミング機 - Google Patents
ボルト頭部トリーミング機Info
- Publication number
- JPH0734967B2 JPH0734967B2 JP3139039A JP13903991A JPH0734967B2 JP H0734967 B2 JPH0734967 B2 JP H0734967B2 JP 3139039 A JP3139039 A JP 3139039A JP 13903991 A JP13903991 A JP 13903991A JP H0734967 B2 JPH0734967 B2 JP H0734967B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ram
- bolt
- connecting pin
- pin
- kicking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Forging (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、ボルト頭部トリミン
グ機に関する。
グ機に関する。
【0002】
【従来の技術】 一般に、ボルト頭部トリミング機は、
クランク軸により往復運動するラムの先端にパンチを設
けるとともに、ラムが下死点のときパンチに近接する固
定ダイスを設け、被加工素材の胴部をパンチに挟持した
状態でその頭部をダイスに圧入することで被加工素材の
頭部をトリミング加工し、その直後、クランク軸と同期
して作動する蹴り出し機構により、被加工素材の胴先端
を押すノックアウトピンが強打されてトリミングされた
ボルトがダイスを通り抜けて前方へ蹴り出され、その
際、トリミングにより生じたバリを除去するよう構成さ
れている。
クランク軸により往復運動するラムの先端にパンチを設
けるとともに、ラムが下死点のときパンチに近接する固
定ダイスを設け、被加工素材の胴部をパンチに挟持した
状態でその頭部をダイスに圧入することで被加工素材の
頭部をトリミング加工し、その直後、クランク軸と同期
して作動する蹴り出し機構により、被加工素材の胴先端
を押すノックアウトピンが強打されてトリミングされた
ボルトがダイスを通り抜けて前方へ蹴り出され、その
際、トリミングにより生じたバリを除去するよう構成さ
れている。
【0003】従来の蹴り出し機構は、例えば図3に示す
ように、クランク軸と同期して回転するカム21と、カ
ムホロアとなるレバー22を設け、このレバー22にキ
ックレバー23を係合させ、カムホロアをカムに当接さ
せるためにスプリング24を設けていた。しかし、この
ような従来技術によると、カムが高速回転する場合、カ
ムホロア22がカム21から遊離する現象が生じ、再び
カムに当接する際、打撃音を発し、騒音レベルが大きく
なるという欠点がある。
ように、クランク軸と同期して回転するカム21と、カ
ムホロアとなるレバー22を設け、このレバー22にキ
ックレバー23を係合させ、カムホロアをカムに当接さ
せるためにスプリング24を設けていた。しかし、この
ような従来技術によると、カムが高速回転する場合、カ
ムホロア22がカム21から遊離する現象が生じ、再び
カムに当接する際、打撃音を発し、騒音レベルが大きく
なるという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 そこで本発明は、生
産性を下げることなく騒音を格段に小さく抑さえたボル
ト頭部トリミング機の提供を解決課題とする。
産性を下げることなく騒音を格段に小さく抑さえたボル
ト頭部トリミング機の提供を解決課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明の実施例を示す
図1を参照しながら本発明の構成の特徴部分を説明す
る。本発明は、クランク軸1とラム2を連結するコネク
チングロッド3両端の軸心PQを結ぶ線より所定距離
(RS)隔たり、かつ、両端の軸、すなわちクランク軸
1とラム軸4に平行な軸心をもつ第一の連結ピン11
と、その第一の連結ピン11を支持し、かつ、コネクチ
ングロッド3と一体形成された第一の連結ピン受け10
と、ラム2に支点13が設けられその荷重点14がノッ
クアウトピン6に蹴り出し力を作用させる蹴り出しレバ
ー12と、その蹴り出しレバー12の力点に設けられた
第二の連結ピン15と、その第二の連結ピン15と上記
第一の連結ピン11を連結するリンク16と、そのリン
ク16のリンク長を調節するリンク長調節手段17を有
することを特徴としている。
図1を参照しながら本発明の構成の特徴部分を説明す
る。本発明は、クランク軸1とラム2を連結するコネク
チングロッド3両端の軸心PQを結ぶ線より所定距離
(RS)隔たり、かつ、両端の軸、すなわちクランク軸
1とラム軸4に平行な軸心をもつ第一の連結ピン11
と、その第一の連結ピン11を支持し、かつ、コネクチ
ングロッド3と一体形成された第一の連結ピン受け10
と、ラム2に支点13が設けられその荷重点14がノッ
クアウトピン6に蹴り出し力を作用させる蹴り出しレバ
ー12と、その蹴り出しレバー12の力点に設けられた
第二の連結ピン15と、その第二の連結ピン15と上記
第一の連結ピン11を連結するリンク16と、そのリン
ク16のリンク長を調節するリンク長調節手段17を有
することを特徴としている。
【0006】
【作用】 クランク軸1の軸心Pは円運動を行い、ラム
2およびラム軸4の軸心Qはラムガイドに沿って往復運
動を行う。このラム2とともに、パンチ5、蹴り出しレ
バーの支点13も往復運動を行い、下死点において図2
に示すようにパンチ5と固定ダイス9が当接する。第一
の連結ピン5の運動は円運動でもなく往復運動でもない
複合運動であるが、ラム2から観測すればラム軸4を中
心とする円弧上に沿う往復運動であり、下死点を通過す
るとき急速に後退する。従って、蹴り出しレバー12の
第二の連結ピン15も急速に後退し、レバー12の荷重
点14は逆に急速に前進してノックアウトピン6を前方
へ向けて強打する。
2およびラム軸4の軸心Qはラムガイドに沿って往復運
動を行う。このラム2とともに、パンチ5、蹴り出しレ
バーの支点13も往復運動を行い、下死点において図2
に示すようにパンチ5と固定ダイス9が当接する。第一
の連結ピン5の運動は円運動でもなく往復運動でもない
複合運動であるが、ラム2から観測すればラム軸4を中
心とする円弧上に沿う往復運動であり、下死点を通過す
るとき急速に後退する。従って、蹴り出しレバー12の
第二の連結ピン15も急速に後退し、レバー12の荷重
点14は逆に急速に前進してノックアウトピン6を前方
へ向けて強打する。
【0007】
【実施例】 図1に本発明実施例の部分切欠斜視図を示
し、図2に、下死点における側面図を示す。クランク軸
1はモータ(図示せず)により図示の方向に回転駆動さ
れ、ラム2はガイドにより前後方向のみに運動するよう
規定され、コネクチングロッド3がクランク軸1とラム
2のラム軸4を連結している。ラム2の前端部には、被
加工ボルト素材Mの胴部を挿入支持するパンチ5が設け
られている。このパンチ5は、中心軸に沿って貫通孔を
有し、その背後から被加工ボルト素材Mの胴部先端に当
接するノックアウトピン6と、そのノックアウトピン6
をスプリング7を介して押圧するマスターピン8が挿入
されている。
し、図2に、下死点における側面図を示す。クランク軸
1はモータ(図示せず)により図示の方向に回転駆動さ
れ、ラム2はガイドにより前後方向のみに運動するよう
規定され、コネクチングロッド3がクランク軸1とラム
2のラム軸4を連結している。ラム2の前端部には、被
加工ボルト素材Mの胴部を挿入支持するパンチ5が設け
られている。このパンチ5は、中心軸に沿って貫通孔を
有し、その背後から被加工ボルト素材Mの胴部先端に当
接するノックアウトピン6と、そのノックアウトピン6
をスプリング7を介して押圧するマスターピン8が挿入
されている。
【0008】パンチ5の前方には、トリミング成形用ダ
イス9が固定され、クランク軸1の下死点においてパン
チ5の前面がダイス9に当接する。コネクチングロッド
3には、上方に突出したピン受け部10が一体形成され
ている。このピン受け部10の位置は、ラム軸2の往復
運動により規定される面の両側を、クランク軸1が下死
点に近づく半サイクルに通る第一の空間(図において上
側)と、下死点から遠去かる半サイクルに通る第二の空
間(図において下側)に分けると第一の空間に属し、ク
ランク軸1の軸心Pとラム軸4の軸心Qを結ぶ線上の点
Sから所定距離隔った点Rに、第一の連結ピン11の軸
心がある。この連結ピン11の軸方向は、クランク軸1
およびラム軸4と平行である。
イス9が固定され、クランク軸1の下死点においてパン
チ5の前面がダイス9に当接する。コネクチングロッド
3には、上方に突出したピン受け部10が一体形成され
ている。このピン受け部10の位置は、ラム軸2の往復
運動により規定される面の両側を、クランク軸1が下死
点に近づく半サイクルに通る第一の空間(図において上
側)と、下死点から遠去かる半サイクルに通る第二の空
間(図において下側)に分けると第一の空間に属し、ク
ランク軸1の軸心Pとラム軸4の軸心Qを結ぶ線上の点
Sから所定距離隔った点Rに、第一の連結ピン11の軸
心がある。この連結ピン11の軸方向は、クランク軸1
およびラム軸4と平行である。
【0009】ラム2上の、ラム軸4よりも前方に、蹴り
出しレバー12の支点13が設けられ、そのレバー12
の荷重点14がマスターピン8の後端面を打撃しうる位
置に設けられ、レバー12の力点となる第二の連結ピン
15がラム2の上方に突出している。第一の連結ピン1
1と第二の連結ピン15はリンク16により結合されて
おり、このリンク16は両側に右ねじと左ねじが刻設さ
れた調節ボルト17の回動によりそのリンク長を調節す
ることができる。このリンク長の調節により、蹴り出し
のタイミングを調整する。
出しレバー12の支点13が設けられ、そのレバー12
の荷重点14がマスターピン8の後端面を打撃しうる位
置に設けられ、レバー12の力点となる第二の連結ピン
15がラム2の上方に突出している。第一の連結ピン1
1と第二の連結ピン15はリンク16により結合されて
おり、このリンク16は両側に右ねじと左ねじが刻設さ
れた調節ボルト17の回動によりそのリンク長を調節す
ることができる。このリンク長の調節により、蹴り出し
のタイミングを調整する。
【0010】ここで、ラム2から観測すれば、ラム軸4
の軸心Qと蹴り出しレバーの支点Uを固定節とし、リン
ク16の両端の連結ピンの軸心R、Tを可動節とする四
節リンクを構成している。
の軸心Qと蹴り出しレバーの支点Uを固定節とし、リン
ク16の両端の連結ピンの軸心R、Tを可動節とする四
節リンクを構成している。
【0011】
【発明の効果】 本発明によれば、蹴り出し機構にカム
を採用していないので、カムホロアがカムから遊離して
再当接する際に発生する衝撃音がなくなり、高速ながら
静かなボルト頭部トリミング機が得られた。ちなみに、
従来例と実施例についての騒音測定を行ったところ、被
加工素材を供給しない空運転時でマイナス6ホン、トリ
ミングを行う負荷運転時でマイナス15ホンの騒音減が
確認された。なお、測定条件はいずれも、防音カバーを
取り外した機械から1mの距離に騒音計のマイクロホン
を置いた。
を採用していないので、カムホロアがカムから遊離して
再当接する際に発生する衝撃音がなくなり、高速ながら
静かなボルト頭部トリミング機が得られた。ちなみに、
従来例と実施例についての騒音測定を行ったところ、被
加工素材を供給しない空運転時でマイナス6ホン、トリ
ミングを行う負荷運転時でマイナス15ホンの騒音減が
確認された。なお、測定条件はいずれも、防音カバーを
取り外した機械から1mの距離に騒音計のマイクロホン
を置いた。
【0012】
【表1】
【図1】 は、本発明実施例を示す部分切欠斜視図であ
る。
る。
【図2】 は、本発明実施例の下死点における側面図で
ある。
ある。
【図3】 は、従来例の説明図である。
1・・・・クランク軸 2・・・・ラム 3・・・・コネクチングロッド 4・・・・ラム軸 5・・・・パンチ 6・・・・ノックアウトピン 7・・・・スプリング 8・・・・マスターピン 9・・・・ダイス 10・・・・ピン受け部 11・・・・第一の連結ピン 12・・・・蹴り出しレバー 13・・・・蹴り出しレバーの支点 14・・・・蹴り出しレバーの荷重点 15・・・・第二の連結ピン 16・・・・リンク 17・・・・調整ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 被加工ボルトの胴部を挿入支持する貫通
孔を有するパンチを往復運動させるラムが、クランク軸
とコネクチングロッドにより連結され、上記貫通孔の背
後から上記被加工ボルトの胴部先端に当接するノックア
ウトピンが設けられ、上記パンチと対向してトリミング
成形用ダイスが固定され、上記ラムが後退した位置で上
記パンチに上記被加工ボルトが挿入支持され、上記ラム
の前進により被加工ボルトの頭部が上記ダイスに圧入さ
れてトリミング成形され、その後、上記ノックアウトピ
ンの後端に蹴り出し力を受けて成形されたボルトを上記
ダイスの前方へ蹴り出す装置において、上記コネクチン
グロッド両端の軸心を結ぶ線より所定距離隔たり、か
つ、その両端の軸と平行な軸心をもつ第一の連結ピン
と、その第一の連結ピンを支持し、かつ、上記コネクチ
ングロッドと一体形成された第一の連結ピン受けと、上
記ラムに支点が設けられその荷重点が上記ノックアウト
ピンに蹴り出し力を作用させる蹴り出しレバーと、その
蹴り出しレバーの力点に設けられた第二の連結ピンと、
その第二の連結ピンと上記第一の連結ピンを連結するリ
ンクと、そのリンクのリンク長を調節するリンク長調節
手段を有する、ボルト頭部トリーミング機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3139039A JPH0734967B2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | ボルト頭部トリーミング機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3139039A JPH0734967B2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | ボルト頭部トリーミング機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04367348A JPH04367348A (ja) | 1992-12-18 |
JPH0734967B2 true JPH0734967B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=15236033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3139039A Expired - Lifetime JPH0734967B2 (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | ボルト頭部トリーミング機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734967B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107552715A (zh) * | 2017-09-29 | 2018-01-09 | 宁波市鄞州风名工业产品设计有限公司 | 一种热轧头部成型机 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100403507B1 (ko) * | 2000-07-10 | 2003-11-01 | 김재덕 | 파이프 배관용 간받이 로크 너트 트리밍 장치 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59100952A (ja) * | 1982-12-02 | 1984-06-11 | Toshiba Corp | 図面情報入力装置 |
-
1991
- 1991-06-11 JP JP3139039A patent/JPH0734967B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107552715A (zh) * | 2017-09-29 | 2018-01-09 | 宁波市鄞州风名工业产品设计有限公司 | 一种热轧头部成型机 |
CN107552715B (zh) * | 2017-09-29 | 2019-04-05 | 宁波市鄞州风名工业产品设计有限公司 | 一种热轧头部成型机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04367348A (ja) | 1992-12-18 |
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