JPH0734592Y2 - 頭髪用液体化粧料の塗布具 - Google Patents

頭髪用液体化粧料の塗布具

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JPH0734592Y2
JPH0734592Y2 JP1988046927U JP4692788U JPH0734592Y2 JP H0734592 Y2 JPH0734592 Y2 JP H0734592Y2 JP 1988046927 U JP1988046927 U JP 1988046927U JP 4692788 U JP4692788 U JP 4692788U JP H0734592 Y2 JPH0734592 Y2 JP H0734592Y2
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清彦 深沢
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、染毛剤、ヘアーセット剤、パーマネントウェ
ーブ剤、ヘアートリートメント剤等の各種頭髪用液体化
粧料の塗布具に関する。
(従来の技術) 従来、例えば染毛剤を塗布する場合は、容器に収納され
た染毛剤に刷毛やブラシ等を浸漬したのちブラシ等を容
器から引き抜いて塗布する必要があった。従って作業が
極めて煩わしい上に、ブラシ等を容器から引き抜くとき
にブラシ等が容器の口壁に当って染毛剤が飛び散る等の
弊があった。そこで最近はバルブ装置を内蔵した染毛剤
収納容器の先端にブラシ等を取付けてノック操作により
弁口を開口してブラシ等に染毛剤を供給するよう構成さ
れた染毛剤塗布具も出現しているが、やはりノック操作
が煩わしく、また過剰ノック操作によりブラシ等から染
毛剤がボタ落ちしたり飛散する等の欠点が存在する。ま
た従来、塗布作業中にブラシ等が毛の生えぎわの地肌に
触れて染毛剤が地肌に付着する問題もあった。このよう
な問題を解決するものとして、従来、実開昭60−21201
号公報に見られるような髪染め用塗布容器が存在する
が、このような構造のものは、髪の表面だけしか塗布で
きず、髪の内部まで満遍なく塗布するのが困難であると
いう問題がある。さらに従来のこの種の塗布具は、塗布
する方向に制約があって一定方向に塗布具を動かして塗
布作業を行わねばならず、極めて不便な問題もあった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案の目的は、先ずペンを握って筆記するごとく使用
できると共に塗布作業の都度ブラシ等を容器内の液体化
粧料に浸漬させたりノック操作を必要とする等の煩がな
くて使い勝手が良く、次に過剰ノック操作によりブラシ
等からの液体化粧料のボタ落ち等の弊がなく、必要量の
液体化粧料を塗布部までスムーズに安定的に供給するこ
とができ、また塗布作業時における液体化粧料の地肌へ
の付着を防止でき、さらに、髪の表面だけでなく髪の内
部までの満遍なく塗布するのが容易で、また、いかなる
方向に動かしても塗布作業ができて極めて便利な新規の
頭髪用液体化粧料の塗布具を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の頭髪用液体化粧料
の塗布具は、握持可能な軸筒1と、周側面を合成樹脂製
の薄膜により被覆されてその前後両端面を開放した繊維
束に頭髪用化粧料を吸蔵させてその外径より僅かに大き
い内径を有する軸筒内に収納された液体化粧料供給体9
と、複数本が台座7に点在するように植設されてその前
端部を軸筒前端から所要長さ突出させてその突出部位の
全体を露出すると共にその後端部は軸筒内の液体化粧料
供給体9に接続させて液体化粧料供給体9からその前端
部まで液体化粧料を毛細管現象によって誘導する細い棒
状の繊維束芯8と、液体化粧料供給体9の後端開放面と
外部とを通気するために軸筒1、台座7及び軸筒の後端
部に嵌着した尾栓10にそれぞれ形成した空気溝5a,5b,5c
と、点在する繊維束芯8の外周部を囲繞するように円周
状に複数本が突設されてその前端は繊維束芯8の前端よ
り前方へ突出するクシ歯13を備えたことを特徴とするも
のである。
ここで液体化粧料供給体9は、液体化粧料を内部に吸蔵
できるもので、例えば合成樹脂繊維束の周側面を合成樹
脂製薄膜で被覆することによって形成する。次に繊維束
芯8は、勿論合成樹脂繊維をそのまま集束して形成して
もよく、またフェルト等を樹脂処理して形成してもよ
い。繊維束芯8は液体化粧料供給体9から毛細管現象に
よって液体化粧料を誘導できるように液体化粧料供給体
9よりも密な構造とする必要がある。
(作用) 本考案の頭髪用液体化粧料の塗布具は、先ず握持可能な
軸筒1を備えるので恰もペンを握って筆記するごとく塗
布作業を行うことができる。次に液体化粧料は液体化粧
料供給体9に内蔵されていてそこに接続された繊維束芯
8へ毛細管現象によって自然に液体化粧料が移動してい
き、繊維束芯8の前端部の液体化粧料が塗布作業によっ
て消費されても連続的に供給され、従来例のごとくバル
ブ装置が不要で、ノック操作のごとき煩わしい作業も不
要で、当然過剰ノックによる液体化粧料のボタ落ち等の
弊もない。しかも液体化粧料供給体9は、繊維束の周側
面を合成樹脂製の薄膜により被覆して前後両端面を開放
した構造を有し、且つその後端開放面は、尾栓10に設け
た空気溝5c、軸筒内面と周側面との間の隙間、軸筒に設
けた空気溝5a,および台座7に設けた空気溝5bによって
外部と通気するので、液体化粧料供給体9の内部が負圧
になることを防止して液体化粧料が液体化粧料供給体9
から繊維束芯8へスムーズに安定的に供給される。また
繊維束芯8の側部にその先端が繊維束芯の先端より前方
へ突出するクシ歯13が添設されているので、塗布作業中
にクシ歯13の先端が地肌に当接するので繊維束芯8の先
端は地肌へ接触せず、従って繊維束芯8から地肌へ液体
化粧料は付着しない。さらに繊維束芯8を囲繞するよう
にその外周部にクシ歯13が円周状に配置しているので、
塗布具をいかなる方向へ動かしてもクシ歯13を繊維束芯
8より前方に位置させて塗布作業を実施できる。またク
シ歯13と共に棒状の繊維束芯8によって髪を梳きながら
その繊維束芯8によって塗布するので、髪の表面だけで
なく内部も満遍なく塗布するのが容易である。
(実施例) 図面に基づき本考案の実施例を以下に説明する。軸筒1
は一般的な筆記具と略同程度の外径を有し、前端及び後
端を開口し、前端外面部には二段の段部2a,2bを有し、
また内面部には前端部に小内径部3を有すると共にその
後方部位を大内径部4となし、その小内径部3の後端部
の円周上の90°毎回転した4箇所に空気溝5aを設け、ま
た小内径部3と大内径部4の境界の段部を後述する液体
化粧料供給体9の前端を支持する受部6となしている。
軸筒1の前端内面部の小内径部3には台座7が圧入固着
されている。台座7は、外面部の円周方向の180°毎回
転した2箇所に軸線方向の空気溝5bを設け、またその前
端面から後端面へ貫通するように複数の繊維束芯8を点
在するように植設している。繊維束芯8の前端は勿論軸
筒1の前端より前方へ突出する。軸筒1の内部の大内径
部4にはその内径よりも僅かに小さい外径を有する液体
化粧料供給体9が収納され、その前端が前述したように
受部6に当接されている。また前述の台座7の後方へ突
出した繊維束芯8の後端部が液体化粧料供給体9の前端
部へ差込まれている。軸筒1の後端部には尾栓10が圧入
固着され、その前端が液体化粧料供給体9の後端に当接
されて液体化粧料供給体9を固定している。尾栓10の前
端面には両側面部に開通して軸筒1の大内径部の内面と
液体化粧料供給体9の外面との間に隙間11に両端部を連
通させる空気溝5cが設けられている。一方、軸筒1の前
端部の一段目の段部2aにはクシキャップ12が着脱自在に
嵌着されている。クシキャップ12の前端面の周端部には
繊維束芯8の全てを囲繞するように円周状に複数の繊維
束芯8が一体的に突設されている。尚、クシ歯13の数は
自由である。クシ歯13はその前端が繊維束芯8の前端よ
り前方へ突出するように長さを設定されている。軸筒1
の前端の2段目の段部2bにはキャップ14が着脱自在であ
る。
(考案の効果) 本考案が叙上の通りであり、まずペンを握って筆記する
ごとく使用できると共に塗布作業の都度ブラシ等を容器
内の液体化粧料に浸漬させたりノック操作を必要とする
等の煩がないので使い勝手が改善され、次に過剰ノック
操作によるブラシ等からの液体化粧料のボタ落ち等の問
題も解決し、しかも液体化粧料供給体9の内部の負圧化
を防止して繊維束芯8へ液体化粧料をスムーズに安定的
に供給することができ、また塗布作業時における液体化
粧料の頭皮への付着も防止でき、さらに繊維束芯を囲繞
するように複数本のクシ歯13を円周状に突設しているの
で塗布具をいかなる方向に動かしても必ずクシ歯13によ
り髪を梳きながら且つクシ歯13により頭皮への液体化粧
料の付着を防止しながら塗布作業を実施できる利便性を
有し、また髪の表面だけでなく、髪の内部まで満遍なく
塗布するのが容易である等の効果がある。尚、液体化粧
料供給体9の前端部に複数本の繊維束芯8が接続してい
ることは、一本のみの繊維束芯が接続しているものに比
べて、落下等のショックに基づく液体化粧料供給体の前
方への移動防止効果が大きい利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は縦断面図、第2図は前端側面図、第3図は第1
図A−A線横断面図である。 1……軸筒、2a,2b……段部、3……小内径部、4……
大内径部、5a,5b,5c……空気溝、6……受部、7……台
座、8……繊維束芯、9……液体化粧料供給体、10……
尾栓、11……隙間、12……クシキャップ、13……クシ
歯、14……キャップ。
フロントページの続き (56)参考文献 実願昭53−53201号(実開昭54−157788 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭58−114147号(実開昭60−21201 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】握持可能な軸筒1と、周側面を合成樹脂製
    の薄膜により被覆されてその前後両端面を開放した繊維
    束に頭髪用化粧料を吸蔵させてその外径より僅かに大き
    い内径を有する軸筒内に収納された液体化粧料供給体9
    と、複数本が台座7に点在するように植設されてその前
    端部を軸筒前端から所要長さ突出させてその突出部位の
    全体を露出すると共にその後端部は軸筒内の液体化粧料
    供給体9に接続させて液体化粧料供給体9からその前端
    部まで液体化粧料を毛細管現象によって誘導する細い棒
    状の繊維束芯8と、液体化粧料供給体9の後端開放面と
    外部とを通気するために軸筒1、台座7及び軸筒の後端
    部に嵌着した尾栓10にそれぞれ形成した空気溝5a,5b,5c
    と、点在する繊維束芯8の外周部を囲繞するように円周
    状に複数本が突設されてその前端は繊維束芯8の前端よ
    り前方へ突出するクシ歯13を備えたことを特徴とする頭
    髪用液体化粧料の塗布具。
JP1988046927U 1988-04-07 1988-04-07 頭髪用液体化粧料の塗布具 Expired - Lifetime JPH0734592Y2 (ja)

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JPH01154831U JPH01154831U (ja) 1989-10-25
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JP1988046927U Expired - Lifetime JPH0734592Y2 (ja) 1988-04-07 1988-04-07 頭髪用液体化粧料の塗布具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54157788U (ja) * 1978-04-21 1979-11-02
JPS6021201U (ja) * 1983-07-21 1985-02-14 株式会社吉野工業所 髪染め用塗布容器

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JPH01154831U (ja) 1989-10-25

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