JPH0734107A - 高炉の操業方法 - Google Patents

高炉の操業方法

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JPH0734107A
JPH0734107A JP17865593A JP17865593A JPH0734107A JP H0734107 A JPH0734107 A JP H0734107A JP 17865593 A JP17865593 A JP 17865593A JP 17865593 A JP17865593 A JP 17865593A JP H0734107 A JPH0734107 A JP H0734107A
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JP
Japan
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profile
blast furnace
charge
furnace
movable armor
Prior art date
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Pending
Application number
JP17865593A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneji Masamori
恒二 政森
Masahiro Kashiwada
昌宏 柏田
Nobuyuki Hisamune
信之 久宗
Kazumi Mori
一已 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Iron (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 適正なプロフィールとなるように装入物を高
炉に装入し、安定操業を可能とする方法を提供する。 【構成】 高炉6内に挿入するランス1を用いて炉内装
入物7のプロフィールを測定する。計算機によって、こ
の測定したプロフィールと予め設定してある理想のプロ
フィールを比較し、これらプロフィールの差が零となる
ようにムーバブルアーマ9の移動速度及び移動範囲を求
め、求めた移動速度及び移動範囲内でムーバブルアーマ
9を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉内における装入物
の荷下りを安定させる操業方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高炉を安定して操業するための最も重要
な要因のうちの1つは、炉内のガス流の分布である。こ
のガス流の分布は、炉内に充填される原燃料の堆積状況
と密接な関係を持っている。従って、ガス流の分布を良
好にするためには、装入物プロフィールを適正に制御す
る必要がある。
【0003】このような目的で、例えば実公昭57−4
125号公報、実開昭55−8653号公報、実開昭5
5−8654号公報で、マイクロ波アンテナや重錘を取
り付けた測深装置を炉内に挿入し、水平方向に移動させ
ながら炉内に堆積した装入物プロフィールを測定する高
炉装入物プロフィールの測定装置が提案されている。
【0004】また、特公平4−37124号公報では、
測深装置を往路と復路の移動速度を等しく駆動し、往路
と復路の移動中に同一箇所で測深し、解析するという測
定上の改良も行われている。
【0005】ところが、これらの測定装置及び測定方法
は装入物のプロフィール測定について述べられている
が、装入物のプロフィールを制御する方法については記
述されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した手段によって
装入物のプロフィールを測定したとしても、従来のよう
に大ベル及びムーバブルアーマを定速で定量移動させて
装入物の荷下りを制御したのでは、装入物の粒径は一定
ではないので、装入物の粒径によって装入物の落下速度
が変化する。そのことにより、ムーバブルアーマへの衝
突状態が変化するので装入物の落下位置が変化し、同一
条件で大ベル及びムーバブルアーマを移動させても装入
する毎に装入物のプロフィールが変化していた。
【0007】図2に、大ベル及びムーバブルアーマが同
一条件で移動し、プロフィール測定の時刻が異なる場合
における鉱石層厚とコークス層厚との層厚比(以下、
「層厚比」という)の分布を示すが、従来のように大ベ
ル及びムーバブルアーマを定速で定量移動させるだけで
は高炉に装入する層厚比の分布を一定に保つのは困難で
あり、層厚比の分布が変化することによって、ガス流の
分布が変化し、高炉の操業が不安定となるという問題が
あった。
【0008】そこで、本発明の目的は、前記した問題点
を解消して、適正なプロフィールとなるように装入物を
高炉に装入し、安定操業を可能とする方法を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、第1の本発明の高炉の操業方法は、高炉炉内に
挿入する測深装置を用いて炉内装入物の堆積形状(プロ
フィール)を測定し、この測定したプロフィールと予め
設定してある理想のプロフィールを比較し、これらプロ
フィールの差が零となるように大ベル及び/又はムーバ
ブルアーマを駆動して装入物の荷下りを制御するのであ
る。
【0010】また、第2の本発明の高炉の操業方法は、
前記第1の高炉の操業方法において、装入物の粒径の変
化に対する大ベル及び/又はムーバブルアーマの制御量
を予め求め記憶しておき、該制御量に基づいて大ベル及
び/又はムーバブルアーマを駆動して装入物の荷下りを
制御するのである。
【0011】
【作用】本発明の高炉の操業方法は、測定したプロフィ
ールと予め設定してある理想のプロフィールを比較し、
これらプロフィールの差が零となるように大ベル及び/
又はムーバブルアーマを駆動して装入物のプロフィール
を制御するので、適正な炉内装入物のプロフィールが得
られる。
【0012】さらに、装入物の粒径の変化に対する大ベ
ル及び/又はムーバブルアーマの制御量を予め求め記憶
しておき、該制御量に基づいて大ベル及び/又はムーバ
ブルアーマを駆動すると、より正確に炉内装入物のプロ
フィールを制御できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の方法をマイクロ波式プロフィ
ール計を用いて炉内装入物プロフィールを測定した結果
に基づいて実施した場合について説明する。図1は本発
明に用いる設備構成を示した図である。
【0014】図1に示すように、本発明の高炉の操業方
法に使用する炉内装入物プロフィールの測定装置は、例
えば高炉6内に挿入されるランス1と、このランス1内
における先端開口近傍に配置されるマイクロ波アンテナ
2と、このマイクロ波アンテナ2にマイクロ波を発振す
るマイクロ波電子回路3と、前記マイクロ波アンテナ2
から発射され、炉内の装入物7の表面で反射して再びマ
イクロ波アンテナ2を経由してマイクロ波電子回路3に
戻って処理された、装入物7の表面との距離に比例した
信号を入力され、この入力信号と、ランス1の炉内挿入
位置とでプロフィールの測定を行う演算処理装置5と、
前記ランス1の挿入位置測定器4から構成される。そし
て、ランス1の挿入位置測定器4は、ランス1の炉内挿
入位置、つまりプロフィールの測定位置を示す信号を演
算処理装置5に出力する。
【0015】本発明方法は、例えば上記したような構成
の測定装置を用いて炉内装入物7のプロフィールを測定
した結果に基づいて実施するものであり、大ベル8を一
定速度で駆動し、大ベル8上の装入物7aが高炉6内に
落下する位置をムーバブルアーマ9の移動で制御する場
合について説明する。
【0016】本発明方法では、以下のように制御する。 上記の測定装置により、装入物7のプロフィールを測
定する。 装入物7のプロフィールの測定値と予め設定してある
理想のプロフィールの差を図示しない計算機で演算し、
これら両プロフィールの差が零となるようにムーバブル
アーマ9の移動速度及び移動範囲を求める。 大ベル8が移動して装入物7aを高炉6内に装入し、
ムーバブルアーマ9は前記計算機で求めた範囲内を求め
た移動速度で移動する。 〜の動作を繰り返す。 以上の動作を鉱石及びコークス毎に行い、層厚比の分布
が装入毎に変動しないように管理する。
【0017】また、前記装入物7aの粒径の変化による
落下位置の変化を予め実験によって、装入物7のプロフ
ィールの測定値と予め設定してある理想のプロフィール
の差が零となるようにフィードバック制御量を予め求め
て記憶しておき、ムーバブルアーマ9の移動速度及びそ
の移動範囲をマイクロコンピュータなどの計算機で制御
する場合は以下のように制御する。 装入物7aの粒径の変化による落下位置の変化を予め
実験によって求める。 上記したように求めた落下位置の変化量からムーバブ
ルアーマ9の移動速度及びその移動範囲のフィードバッ
ク制御量を計算機に記憶する。 前記測定装置により、装入物7のプロフィールを測定
する。
【0018】装入物7のプロフィールの測定値と理想
のプロフィールの差を前記計算機で演算し、測定値と設
定値の差が零となるようにムーバブルアーマ9の移動速
度及びその移動範囲を求める。 大ベル8が移動して装入物7aを高炉6内に装入し、
ムーバブルアーマ9は前記計算機で求めた移動速度で、
その移動範囲内を移動する。 以降、大ベル8の定速移動と共に、前記計算機に記
憶したフィードバック制御量に基づいてムーバブルアー
マ9の移動速度を変えてその移動範囲内を駆動し、装入
物7aを高炉6内に装入する。 所定時間後、〜の動作を繰り返す。
【0019】本実施例では、マイクロ波式プロフィール
計を用いた例を説明したが、重錘を取り付けた測深装置
を用いた場合においても同等の効果を得ることができ
る。
【0020】また、本実施例では、大ベルを一定速度で
駆動し、ムーバブルアーマの移動速度及びその移動範囲
が変化するように駆動して常時理想のプロフィールとな
るように装入物の荷下りを制御したが、ムーバブルアー
マの移動速度を一定とし、大ベルの移動速度及びその移
動範囲が変化するように駆動して装入物の荷下りを制御
しても同一の効果を得ることができる。さらに、大ベル
及びムーバブルアーマ両方の移動速度及びその移動範囲
が変化するように駆動して装入物の荷下りを制御しても
よい。なお、高炉中心部に多く装入する場合は、大ベル
降下量を小さく、装入物の落下勢いを小さくし、炉壁部
に多く装入する場合は、大ベル降下量を大きく、装入物
の落下勢いを強くすればよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法によ
れば、炉内装入物のプロフィールを予め設定してあるプ
ロフィールと一致するように装入物の荷下りを常に制御
することができるので、炉内のガス流の分布を管理で
き、高炉を安定して操業できる。また、装入物の粒径の
変化に対するムーバブルアーマ及び/又は大ベルのフィ
ードバック制御量を予め実験によって求め記憶してお
き、このフィードバック制御量に基づいてムーバブルア
ーマ及び/又は大ベルの移動速度及びその移動範囲を変
更すると、プロフィール測定回数を減らすことができ、
上記した効果に加えて測深装置も長寿命化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる設備構成を示した図であ
る。
【図2】大ベル及びムーバブルアーマが同一条件で移動
し、プロフィール測定の時刻が異なる場合における鉱石
層厚とコークス層厚の層厚比の分布を示した図である。
【符号の説明】
1 ランス 2 マイクロ波アンテナ 3 マイクロ波電子回路 4 ランス挿入位置測定器 5 演算処理装置 6 高炉 7、7a 装入物 8 大ベル 9 ムーバブルアーマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 一已 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属工 業株式会社和歌山製鉄所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉炉内に挿入する測深装置を用いて炉
    内装入物の堆積形状(プロフィール)を測定し、この測
    定したプロフィールと予め設定してある理想のプロフィ
    ールを比較し、これらプロフィールの差が零となるよう
    に大ベル及び/又はムーバブルアーマを駆動して装入物
    の荷下りを制御することを特徴とする高炉の操業方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高炉の操業方法におい
    て、装入物の粒径の変化に対する大ベル及び/又はムー
    バブルアーマの制御量を予め求め記憶しておき、該制御
    量に基づいて大ベル及び/又はムーバブルアーマを駆動
    して装入物の荷下りを制御することを特徴とする高炉の
    操業方法。
JP17865593A 1993-07-20 1993-07-20 高炉の操業方法 Pending JPH0734107A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012067340A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Wire Device:Kk 高炉への装入物の装入及び堆積方法、並びに高炉の操業方法
KR101140891B1 (ko) * 2010-07-29 2012-05-03 인하대학교 산학협력단 고로 장입물의 적층 프로파일 산출방법
KR20160122179A (ko) 2014-03-04 2016-10-21 가부시키가이샤 와이야디바이스 고로(高爐)에의 장입물의 장입 및 퇴적 방법, 장입물의 표면 검출 장치 및 고로의 조업 방법

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