JPH0734020Y2 - 砂採取装置 - Google Patents

砂採取装置

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Publication number
JPH0734020Y2
JPH0734020Y2 JP1991002685U JP268591U JPH0734020Y2 JP H0734020 Y2 JPH0734020 Y2 JP H0734020Y2 JP 1991002685 U JP1991002685 U JP 1991002685U JP 268591 U JP268591 U JP 268591U JP H0734020 Y2 JPH0734020 Y2 JP H0734020Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
sand
upper belt
belt
suction port
height
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991002685U
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English (en)
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JPH0496435U (ja
Inventor
弘武 広井
Original Assignee
株式会社グラベル・クリーン
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は川底等より採掘された
砂を採取する砂採取装置において、木屑や泥や軽石や珪
砂や亜炭等の異物を砂から除去する装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の砂採取装置においては、水槽内の
後端下方より前端上方にわたりベルトコンベヤが傾斜し
て配設され、この水槽内の後端側に流入された砂含有原
水から上ベルトに沈澱した砂がベルトコンベヤの前端か
ら搬出されるようになっている。
【0003】ところが、原水中の異物も砂とともに上ベ
ルトに沈澱して搬出されるため、その搬出砂をふるいに
通して異物を除去する必要があり、その作業が面倒であ
った。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように従来の問題
点はベルトコンベヤから搬出された砂から異物を除去す
る作業が面倒な点にあり、本考案は砂採取装置における
砂の搬出途中で異物を効率的に除去することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的に鑑み、本考案
にかかる砂採取装置においては、後記する実施例の図面
に示すように、水槽1内の後端下方より前端上方にわた
りベルトコンベヤ2が傾斜して配設され、水槽1内の後
端側に流入した原水からベルトコンベヤ2の上ベルト2
a上に沈澱した砂Sがベルトコンベヤ2の前端側から搬
出されるようになっている。上ベルト2a上には吸引管
4の吸引口4aと砂当接板14とが配設され、吸引口4
aは吸引口支持手段11により上ベルト2aに対し接近
離間可能に支持されているとともに、砂当接板14は砂
当接板支持手段16により上ベルト2aに対し接近離間
可能に支持されている。吸引口支持手段11と砂当接板
支持手段16との間には連動手段20が設けられ、砂当
接板14が上ベルト2aに対し接近又は離間した時に吸
引口4aが上ベルト2aに対し接近又は離間するように
なっている。
【0006】上ベルト2aに対する砂当接板14の高さ
をA、上ベルト2aに対する吸引口4aの高さをBとし
た時、それらの高さの差B−Aを変更する調節手段13
aが設けられている。ベルトコンベヤ2にはその上ベル
ト2aを振動させる振動体3が設けられ、吸引口4aは
その振動体3上又はそれよりも砂搬出側の上ベルト2a
上に配設されている。
【0007】
【作用】さて、振動体3により上ベルト2a上の砂Sに
振動が与えられると、砂Sはベルト中心に収集されると
ともにその粒子間隔が密になり、その中に含まれる水分
は極めて少なくなる。この際、砂Sの比重差によって荒
目の砂Sは上ベルト2aに近い下層部に集まるととも
に、細目の砂Sは上層部に集まる。また、木屑や泥や軽
石や珪砂や亜炭等の異物は砂S上に集まる。
【0008】砂当接板14が上ベルト2a上で砂Sに接
すると、この砂当接板14の高さはAになる。この場
合、吸引口4aの高さBは砂当接板14の高さAすなわ
ち上ベルト2a上の砂Sの高さよりも常に大きくなり、
それらの高さの差B−Aだけ吸引口4aが上ベルト2a
上の砂Sから離れる。この離間距離B−Aは任意に変更
することができる。
【0009】各吸引管4に吸引力が働くと、吸引口4a
から異物が吸引される。従って、上ベルト2a上には異
物が除去された砂Sが残り、同砂Sはベルトコンベヤ2
の前端から搬出される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。水槽
1内にはその後端下方より前端上方にわたりベルトコン
ベヤ2が傾斜して配設され、このベルトコンベヤ2の途
中にはその上ベルト2aを振動させる振動体3が設けら
れている。そして、砂Sが混ざった原水は水槽1の後端
側に流入され、この原水からベルトコンベヤ2の上ベル
ト2a上に沈澱した砂Sがベルトコンベヤ2により運ば
れて水槽1の前端から搬出されるようになっている。
【0011】前記振動体3に対応する上ベルト2aの上
方には5本の吸引管4が上ベルト2aの幅方向へ並設さ
れ、各吸引管4は導水管5,6により吸引ポンプ7に接
続されている。各吸引管4の先端部には吸引口4aが設
けられている。各吸引管4は可撓性を有し、上下動可能
になっている。各吸引管4の上方において水槽1上には
支軸8が水平状態で回動可能に支持され、この支軸8に
レバー9が上下方向へ回動可能に支持されている。この
レバー9は各吸引管4の上方まで水槽1の後端側へ延設
され、このレバー9の先端部に連結されたチェーン10
により各吸引口4aが吊下されている。なお、前記支軸
8とレバー9とチェーン10とにより、各吸引管4の吸
引口4aを上ベルト2aに対し接近離間可能にする吸引
口支持手段11が構成されている。
【0012】前記支軸8の上方において水槽1上には支
軸12が水平状態で回動可能に支持され、この支軸12
にレバー13が止めねじ13aにより上下方向へ一体回
動可能に支持されている。このレバー13は水槽1の前
端側へ延び、上ベルト2aの上方においてこのレバー1
3の先端部には砂当接板14が取着されている。このレ
バー13には錘15がレバー13の長手方向に沿って移
動可能に取着されている。なお、前記支軸12とレバー
13と錘15とにより、砂当接板14を上ベルト2aに
対し接近離間可能に支持する砂当接板支持手段16が構
成されている。
【0013】前記上側の支軸12には連動ギヤ17が一
体回動可能に取着されているとともに、下側の支軸8に
は連動ギヤ18が一体回動可能に取着され、この両ギヤ
17,18は互いに噛合されて逆方向の回転を伝達する
ようになっている。下側の支軸8には連動杆19が一体
回動可能に取着され、前記レバー9がこの連動杆19上
に載せられて下方へ回動しないようになっている。連動
杆19が上方へ回動すると、レバー9がこの連動杆19
により持ち上げられて上方へ回動し、チェーン10によ
り各吸引口4aが引き上げられる。また、連動杆19が
下方へ回動すると、レバー9も連動杆19に当接するま
で下方に回動し、チェーン10により吊下された各吸引
口4aも下動する。なお、前記両連動ギヤ17,18と
両支軸8,12と連動杆19とにより、連動手段20が
構成されている。
【0014】そして、前記砂当接板14が上ベルト2a
に対し接近又は離間すると、その動きは砂当接板支持手
段16におけるレバー13及び支軸12と、連動手段2
0における両連動ギヤ17,18、支軸8及び連動杆1
9と、吸引口支持手段11におけるレバー9及びチェー
ン10を介して、各吸引口4aも上ベルト2aに対し接
近又は離間するようになっている。
【0015】上ベルト2aに対する砂当接板14の高さ
をA、上ベルト2aに対する吸引口4aの高さをBとし
た時、高さBは高さAよりも常に大きく設定され、砂当
接板14及び吸引口4aが上ベルト2aに対し接近又は
離間しても、それらの高さの差B−Aはほぼ一定になっ
ている。砂当接板支持手段16において、止めねじ13
aを操作して支軸12に対しレバー13を上下回動さ
せ、支軸12に対するレバー13の回動位置を調節する
と、このレバー13と吸引口支持手段11におけるレバ
ー9とによりなす交差角度θが変わり、前記高さの差B
−Aを変更することができる。目盛板21には高さの差
B−Aが表示され、レバー13の回動調節はその目盛板
21に従って行なう。
【0016】さて、振動体3により上ベルト2a上の砂
Sに振動が与えられると、砂Sはベルト中心に収集され
るとともにその粒子間隔が密になり、その中に含まれる
水分は極めて少なくなる。この際、砂Sの比重差によっ
て荒目の砂Sは上ベルト2aに近い下層部に集まるとと
もに、細目の砂Sは上層部に集まる。また、木屑や泥や
軽石や珪砂や亜炭等の異物は砂S上に集まる。
【0017】前述した砂当接板14は振動体3よりも砂
搬出側の上ベルト2a上で砂Sに接し、この砂当接板1
4の高さはAになる。この場合、吸引口4aの高さBは
砂当接板14の高さAすなわち上ベルト2a上の砂Sの
高さよりも常に大きくなり、それらの高さの差B−Aだ
け吸引口4aが上ベルト2a上の砂Sから離れる。この
離間距離B−Aは砂Sの高さが変わってもほぼ一定であ
り、その距離B−Aは前述したように任意に変更するこ
とができる。
【0018】吸引ポンプ7が駆動すると、各吸引管4に
その吸引力が働き、吸引口4aから異物が吸引される。
従って、上ベルト2a上には異物が除去された砂Sが残
り、同砂Sはベルトコンベヤ2の前端から搬出される。
特に、本実施例においては、吸引口4aの上下動調節を
上ベルト2a上の砂Sの高さに合わせて自動的に行なう
ことができるので、上ベルト2aで砂Sの高さが変動し
ても、上ベルト2a上の砂Sに対する吸引口4aの位置
を最適な状態に維持することができ、砂Sから異物を確
実に取り除くことができる。
【0019】前述した実施例では、砂当接板支持手段1
6において止めねじ13aによりレバー13の回動位置
を調節したが、吸引口支持手段11で同様にしてレバー
9の回動位置を調節したりしてもよい。要するに、両支
持手段16,11を連動する状態と、その連動を解除す
る状態とを取り得るようにし、その連動解除状態で両支
持手段16,11間の相対位置関係を調節できるよう
に、調節手段を設ける。
【0020】なお、砂当接板14は吸引口4aよりも前
側で上ベルト2a上に設けてもよい。
【0021】
【考案の効果】本考案にかかる砂採取装置によれば、砂
Sの搬出途中において、吸引口4aの上下動調節を上ベ
ルト2a上の砂Sの高さに合わせて自動的に行なうこと
ができるので、上ベルト2a上で砂Sの高さが変動して
も、上ベルト2a上の砂Sに対する吸引口4aの位置を
最適な状態に維持することができ、上ベルト2a上の砂
Sに混ざる異物を吸引口4aから効率的に除去すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる砂採取装置を示す概略側断面
図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】図1の要部部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 水槽、2 ベルトコンベヤ、2a 上ベルト、3
振動体、4 吸引管、4a 吸引口、7 吸引ポンプ、
11 吸引口支持手段、13a 止めねじ(調節手
段)、14 砂当接板、16 砂当接板支持手段、20
連動手段、A 砂当接板14の高さ、B 吸引口4a
の高さ、S 砂

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽(1)内の後端下方より前端上方に
    わたりベルトコンベヤ(2)を傾斜して配設し、水槽
    (1)内の後端側に流入した原水からベルトコンベヤ
    (2)の上ベルト(2a)上に沈澱した砂(S)をベル
    トコンベヤ(2)の前端側から搬出するようにした砂採
    取装置において、上ベルト(2a)上に配設した吸引管
    (4)の吸引口(4a)を上ベルト(2a)に対し接近
    離間可能に支持する吸引口支持手段(11)と、上ベル
    ト(2a)上に配設した砂当接板(14)を上ベルト
    (2a)に対し接近離間可能に支持する砂当接板支持手
    段(16)と、砂当接板(14)が上ベルト(2a)に
    対し接近又は離間した時に吸引口(4a)が上ベルト
    (2a)に対し接近又は離間するように吸引口支持手段
    (11)と砂当接板支持手段(16)との間に設けた連
    動手段(20)とを備えたことを特徴とする砂採取装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上ベルト(2a)に
    対する砂当接板(14)の高さを(A)、上ベルト(2
    a)に対する吸引口(4a)の高さを(B)とした時、
    それらの高さの差(B−A)を変更する調節手段(13
    a)を設けたことを特徴とする砂採取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、ベルトコンベヤ
    (2)にはその上ベルト(2a)を振動させる振動体
    (3)を設け、この振動体(3)上又はそれよりも砂搬
    出側の上ベルト(2a)上に吸引管(4)の吸引口(4
    a)を配設したことを特徴とする砂採取装置。
JP1991002685U 1991-01-30 1991-01-30 砂採取装置 Expired - Lifetime JPH0734020Y2 (ja)

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JP1991002685U JPH0734020Y2 (ja) 1991-01-30 1991-01-30 砂採取装置

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Publication Number Publication Date
JPH0496435U JPH0496435U (ja) 1992-08-20
JPH0734020Y2 true JPH0734020Y2 (ja) 1995-08-02

Family

ID=31731008

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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