JPH0733994Y2 - 携帯用救命浮輪 - Google Patents

携帯用救命浮輪

Info

Publication number
JPH0733994Y2
JPH0733994Y2 JP1990111730U JP11173090U JPH0733994Y2 JP H0733994 Y2 JPH0733994 Y2 JP H0733994Y2 JP 1990111730 U JP1990111730 U JP 1990111730U JP 11173090 U JP11173090 U JP 11173090U JP H0733994 Y2 JPH0733994 Y2 JP H0733994Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lifebuoy
floating
floating wheel
donut
bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990111730U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0469300U (ja
Inventor
彦二 五月女
Original Assignee
ライフガード工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ライフガード工業株式会社 filed Critical ライフガード工業株式会社
Priority to JP1990111730U priority Critical patent/JPH0733994Y2/ja
Publication of JPH0469300U publication Critical patent/JPH0469300U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0733994Y2 publication Critical patent/JPH0733994Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Lowering Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は水上における作業,レジャー等に用いる携帯用
救命浮輪に関するものである。
〈従来の技術〉 一般に、身体に装着する水難救命具としては、所謂チョ
ッキ型救命胴衣が知られている。この場合、救命胴衣の
構成は、単に両袖のないチョッキ胴衣の構造を呈し、且
つ該胴衣自体は高圧ガスで膨らます膨脹タイプとか発泡
スチロール,コルク等の浮力体を縫込んだ固定タイプ等
となっている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、この種の救命具(胴衣)では、常時着用してい
ないと不意の水中(海中)転落等に対処しえず、装着使
用が面倒である。特に、激しい労働を強いられる漁船操
業などにあっての胴衣装着は、嵩張り,煩わしく作業性
が著しく劣る。このため、実際には胴衣なしで作業を行
い危険をはらむものとなっている。又、近時は魚釣り,
ヨット等の如き水上レジャーも盛んになっているが、こ
れとても前記同様に胴衣を着込むという面倒な水難救命
具の使用は敬遠され、水難事故が後を絶たない。
又、水中転落後又は緊急の水中飛込み時に使用する普通
の浮輪は、単に平坦なドーナツ型構造を呈しているだけ
であり、この筒孔中へ身体(上半身)を入れ両腕を張っ
た状態て掴まり立ち姿勢で浮ぶものである。このため、
浮上姿勢では体重を感じる頭部の安定が悪く、長時間の
浮遊では腕が疲れ、その結果身体が浮輪よりずり抜け、
死に至ることが多々ある。
本考案は上記実情に鑑み、ドーナツ型浮輪本体の後部を
下向きに曲がるようにし、この折曲部を一種の枕使用と
する頸部主体の浮輪とし、上記課題を解決するようにし
た携帯用救命浮輪を提供することを目的としたものであ
る。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、中央に首被り用孔を穿った2枚の円形薄地部
材を重ね各周縁を接着して形成したドーナツ型浮輪本体
の前部上面に、自動ガス充填装置と空気吹込み栓を備え
ると共に、浮輪本体の前部の両側位置に先端に係止具を
付けた所定長さの胴体装着用結束紐を夫々取付け、浮輪
本体の後部下面の両側位置にへの字折曲用折筋を放射方
向に形成し膨脹時に後傾姿勢を取るドーナツ型救命浮輪
と、この折畳んだドーナツ型救命浮輪を収容する救命浮
輪の膨脹で離反するフックループ式ファスナーを取付る
蓋部を備えた水浸入孔付きポシェット型バッグとよりな
るものである。
〈作用〉 上記のような構成のため、この救命浮輪は適宜折畳みを
し、これを膨脹拡大で蓋が開く小型バックに収容し、該
バックを身体の腰部等に装着しておく。ここで水中へ転
落すれば、バッグ内に浸入した水で公知の自動ガス充填
装置の紙ストッパーを濡らし、ストッパー規制を解き適
宜の伝達機構を介し高圧ボンベの封緘板を破り浮輪本体
内に高圧ガスを噴流し一挙に膨らませ、バッグの蓋の係
止を浮輪の膨脹力で弾き救命浮輪を飛び出させる。この
救命浮輪に転落者の首部を入れ、前部側の長尺結束紐を
脇の下から背中側に廻わし、先端の係止具を他方の脇の
下に垂れる短尺結束紐の係止具に止めれば、身体と救命
浮輪は一体となる。この場合、浮輪本体の膨らみ形状
は、後部下面に形成の両側折筋部分が非膨脹となるた
め、該折筋を界として浮輪本体自体は前後にへの字折曲
となり、折曲後部分が一種の枕部となる。従って、浮輪
本体前部を胴部(胸部)に装着すれば必然的に折曲部が
頭部を受け、浮遊する身体は後傾姿勢となり、長時間浮
いても疲れないものとなる。
〈実施例〉 以下、本考案を図面に基づいて説明すれば、次の通りで
ある。
1はポリ塩化ビニール地等の中央に首被り用孔を穿った
2枚の円形薄地部材を裁断,接着して形成するドーナツ
型浮輪本体で、該浮輪本体1の前部1aの上面中央には公
知の自動ガス充填装置2と手動方式の空気吹込み栓3を
取付ける。又、浮輪本体1の後部1bの下面(片面)の両
側位置には、膨脹を抑えるひだ形のへの字折曲用折筋4,
4を放射方向(ハ状)に幅一杯形成し、且つ前記前部1a
の両側位置にベルト状の胴体装着用結束紐5,5を巻付け
の取付けとし、該結束紐5中、一方の背部側へ廻わす長
尺結束紐5aの先端にフック等の係止具6を設け、他方の
短尺結束紐5bの先端に受リング等となる係止具7を設
け、全体として折畳式のドーナツ型救命浮輪8となる。
9は浮輪本体1の前部1aの両側周縁に突設した紐縫着用
耳部で、該耳部9に結束紐5の一部を縫着しずれを防
ぐ。11は浮輪本体1に連結した離反防止用連結紐であ
る。
次にこの作用を説明すると、先ずこの折畳式救命浮輪8
の使用に際し、該救命浮輪8を偏平とし三つ折り,四つ
折り等に適宜折畳みをし、これを腰部位置等に装着する
ポシェット型バッグ12へ収容する。このバッグ12の構成
は、例えば第9図に示すようなバッグ本体12aと蓋部12b
とよりなり、且つバッグ本体12aの口縁部と蓋部12bの覆
縁部に一対使用の止具となるフックループ式ファスナー
13,13を取付け、収容する救命浮輪8の膨脹拡大でフッ
クループ式ファスナー13,13の係合を弾き蓋部12bが開く
ようにしている。14はバック12に穿った水浸入孔であ
る。
ここにおいて、このバッグ12を、例えば第10図に示すよ
うに身体の動作に支障のない腰横位置などに、公知の巻
付け状態で装着する。
この状態で、救命浮輪収容バッグ12を装着した者が誤っ
て水中に転落すれば、先ず水がバッグ12の水浸入孔14と
か蓋部12bの合わせ目から浸入し、救命浮輪8に設けた
自動ガス充填装置2の紙ストッパー15を濡らしてスプリ
ング16の弾発規制を解くため、該スプリング16の弾発で
作動レバー17を可動し、この先端に配設の撃針18で高圧
ガスボンベ19の封緘板19aを破り高圧ガスを浮輪本体1
内に噴流させる。このため、折畳まれた浮輪本体1は瞬
時に膨脹し、この膨脹する拡大力によりバッグ12の蓋部
12bを、蓋係止のフックループ式ファスナー13,13を弾い
て開らくため、膨脹した救命浮輪8が自動的に飛び出
す。尚、救命浮輪8の収容時、該救命浮輪8の連結紐11
を予めバッグ12自体又はバッグ12を経て身体に直接結ん
でおき(図示せず)、遠へ流れなくしておく。
ここで、水面に浮いた浮輪本体1の筒孔部10に首部Aを
被るように挿入し、後部1bを背側に位置せしめる。この
状態で前部1aの両側に垂れる結束紐5中、長尺結束紐5a
を片側の脇の下から背部に廻わして他方の脇の下に臨ま
せ(第5図,第6図参照)、該長尺結束紐5aの先端の係
止具6を他方の短尺結束紐5bの係止具7にワンタッチ係
合すれば、浮輪本体1は胴体の前方位置(胸部)から後
方へ向け斜め装着となる。この場合、浮輪本体1は膨脹
時、浮輪本体1の後部下面の折筋4,4で膨脹が横筋状に
部分規制されるので、該折筋4,4を界とし前後部がへの
字に折曲される。従って、への字折曲の浮輪本体1を胴
体に斜め装着されれば、後方屈曲部は後頭部Bに必然的
に当接し、この後部1bが一種の浮枕部21を呈し、後傾姿
勢の浮遊姿勢が容易となり(第7図参照)、長時間に亘
って浮いていても疲れることがない。勿論、この結束紐
装着では、両腕は自由となっていので泳ぎ運動等が自在
で、且つ従来の浮輪のように浮輪本体1から抜け落ちる
こともない。
尚、長時間浮遊中、浮輪本体1の空気(ガス)が抜けれ
ば、正面の顔下方に位置する公知の手動型空気吹き込み
栓3に口をあてがって、所定の操作をもって空気を吹き
込むこともできる。
〈考案の効果〉 上述のように、本考案の携帯用救命浮輪は自動ガス充填
装置で膨らむ浮輪本体の後部下面に、膨脹時にへの字折
曲げを得る折筋を付けた構成としたため、膨脹時に折筋
を界として浮輪本体が自動的にへの字折曲され、この後
方折曲部が後頭部を受ける浮枕部使用となるので、後傾
姿勢の浮きができ、長時間の浮遊に適する。このとき、
浮輪本体の胴体装着は前部両側に設けた結束紐の一部を
背中に廻わして締付け頸部装着タイプのため、従来浮輪
のように、浮輪本体を胴部(上半身)まで挿入し両腕に
力を入れて掴まることがないので、この点からも安全確
実な浮輪使用となる。しかも、この浮輪の装着は頸部,
胸部を主体としたため、浮輪自体を必要以上に大きく形
成するもなく、コンパクトな折畳みとなり、使用に際す
るポシェット型バッグ等の弾け蓋付き袋物(容器)と組
合わせても簡易型救命浮輪となる。このことは、救命浮
輪の装着に抵抗のある激しい労働をする漁業関係者への
常時装着、レジャー関係者への常時装着も容易となる等
の実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は偏平の平
面図、第2図は同背面図、第3図は膨らました側面図、
第4図は同要部断面図、第5図,第6図は装着状態の説
明図、第7図は同後傾姿勢の説明図、第8図は浮輪本体
の折畳み説明図、第9図はポシェット型バッグの斜視
図、第10図は腰部装着の説明図、第11図は自動ガス充填
装置の説明図である。 1……浮輪本体、1a……前部、1b……後部、2……自動
ガス充填装置、4……への字折曲用折筋、5……胴体装
着用結束紐、6,7……係止具、10……筒孔部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に首被り用孔を穿った2枚の円形薄地
    部材を重ね各周縁を接着して形成したドーナツ型浮輪本
    体の前部上面に、自動ガス充填装置と空気吹込み栓を備
    えると共に、浮輪本体の前部の両側位置に先端に係止具
    を付けた所定長さの胴体装着用結束紐を夫々取付け、浮
    輪本体の後部下面の両側位置にへの字折曲用折筋を放射
    方向に形成し膨脹時に後傾姿勢を取るドーナツ型救命浮
    輪と、この折畳んだドーナツ型救命浮輪を収容する救命
    浮輪の膨脹で離反するフックループ式ファスナーを取付
    ける蓋部を備えた水浸入孔付きポシェット型バッグとよ
    りなる携帯用救命浮輪。
JP1990111730U 1990-10-25 1990-10-25 携帯用救命浮輪 Expired - Fee Related JPH0733994Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990111730U JPH0733994Y2 (ja) 1990-10-25 1990-10-25 携帯用救命浮輪

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990111730U JPH0733994Y2 (ja) 1990-10-25 1990-10-25 携帯用救命浮輪

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0469300U JPH0469300U (ja) 1992-06-18
JPH0733994Y2 true JPH0733994Y2 (ja) 1995-08-02

Family

ID=31859201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990111730U Expired - Fee Related JPH0733994Y2 (ja) 1990-10-25 1990-10-25 携帯用救命浮輪

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0733994Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5869035B2 (ja) * 2014-04-25 2016-02-24 株式会社エクスプロア 救命・救難装置付き浮き物体
JP6577276B2 (ja) * 2015-07-30 2019-09-18 株式会社エクスプロア 救命・救難装置付き浮き物体

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6348973Y2 (ja) * 1980-09-04 1988-12-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0469300U (ja) 1992-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5702279A (en) Inflatable swimmer's safety belt, life preserver/life vest
US6036562A (en) 2-step swimmer's safety belt inflatable into a life preserver and a life vest
AU736280B2 (en) Inflatable transportable water craft for survival or recreational applications
US20060270290A1 (en) Lightweight personal rescue tube flotation device
US4626221A (en) Selfinflating life preserver
US6659689B1 (en) Garment integrated personal flotation device
US20040157514A1 (en) Variably configured inflatable personal flotation device also serving as an emergency distress marker
US7267509B1 (en) Floatation device
US20020009335A1 (en) Vertically eccentric, horizontally symmetric, mobile and fixed buoyant in combination with mobile and fixed ballast as a type a personal flotation device
US20050263347A1 (en) Safety harness
US6394866B1 (en) 1-step safety belt inflatable into a life vest
US5911612A (en) Foldable, inflatable flotation device with improved retention means
NO854891L (no) Anordning ved rednings- eller overlevelsesdrakt.
US5180321A (en) Swimmers's safety belt
JPH0733994Y2 (ja) 携帯用救命浮輪
JP3531670B2 (ja) 首着膨脹式救命胴衣
JP4129380B2 (ja) 救命具
CA2768845A1 (en) Personal flotation device
JP3040268U (ja) 首掛け式救命胴衣
JP2003246295A (ja) 膨脹式救命衣
JPH0617680Y2 (ja) 携帯型水難救命具
JP6026693B1 (ja) 救命具
AU738157B3 (en) Personal flotation device
JP2005225478A (ja) 膨張式安全装置
CA2690574A1 (en) Cold water survival apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees