JPH07336889A - デマンド・コントローラの負荷遮断信号出力用端末装置 - Google Patents

デマンド・コントローラの負荷遮断信号出力用端末装置

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JPH07336889A
JPH07336889A JP6127866A JP12786694A JPH07336889A JP H07336889 A JPH07336889 A JP H07336889A JP 6127866 A JP6127866 A JP 6127866A JP 12786694 A JP12786694 A JP 12786694A JP H07336889 A JPH07336889 A JP H07336889A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷側の各種の事情に柔軟に対応しつつ、デ
マンド・コントローラの自動負荷遮断機能を利用して節
電効果を上げる。 【構成】 負荷遮断信号出力回路は、負荷遮断指令信号
CUT1〜CUT8に応答して外部出力端子OUT1〜
OUT3へと負荷遮断信号を出力する際の信号応答態様
を、あらかじめ用意された2以上の信号応答態様の中か
ら選択設定可能なスイッチSW2,SW3と、前記スイ
ッチて設定された信号応答態様で、前記外部出力端子へ
と対応する負荷遮断信号を出力させる信号応答態様制御
手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般に、大規模電力
需要家における節電に好適なデマンド・コントロ−ラの
負荷遮断信号出力用端末装置に係り、特に、最大デマン
ド値を契約デマンド値内に維持するために、デマンド・
コントローラからの指令により余分負荷を遮断するに際
し、負荷側における各種の事情にも柔軟に対応可能とし
たデマンド・コントロ−ラの負荷遮断信号出力用端末装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のごとく、契約電力200KW以上
の需要家における契約電力料金は、当該需要家における
ピークデマンド値により自動的に決定される。ここで、
デマンド値とは、30分間に消費された電力量のことで
ある。各需要家においては、1日に計48回のデマンド
値自動測定が行われ、ピークデマンド値が更新されるた
びに、その更新値が当該需要家に設置された電力会社の
デマンド計に記録される。そして、このデマンド計に記
録されるピークデマンド値が契約デマンド値を越える
と、例えば契約デマンド値が500KW未満の需要家の
場合、その新たなピークデマンド値がその後11か月間
の契約電力料金算定基準と見做され、また契約デマンド
値が500KW以上の需要家の場合には、契約デマンド
値を4%超過することにより、超過分に対して基本料金
の50%増のペナルティーが課せられるほか、契約超過
が度重なると契約の変更を求められるなど、需要家にと
っては電力料金の支払い増加が招来される。
【0003】そこで、従来この種の需要家においては、
ピークデマンド値が契約デマンド値を越えないようにす
るために、いわゆるデマンド・コントローラを使用した
デマンド管理システムが採用されている。ここで、デマ
ンド・コントローラとしては、様々なメーカーにより種
々の形式のものが提供されているが、その基本的な機能
は、各需要家におけるデマンド値を常時監視し、これが
契約デマンド値を越えそうになると、複数系統の出力端
子より、それぞれ負荷遮断指令信号を適当なタイミング
で出力し、これにより当該系統に接続された負荷を遮断
して、ピークデマンド値が契約デマンド値を越えるのを
未然に防止せんとするものである。
【0004】デマンド・コントローラを用いたデマンド
管理システムの従来の一例を図7に示す。尚、この例に
示される需要家の場合、変電所(電気室)、A棟、B
等、C棟、D棟からなる5つの建屋を有し、これらの建
屋は相当距離をおいて分散配置されており、受電端から
の購入電力は図中太い実線で示されるように、主トラン
スTを経由したのち、各系統の給電線を経由して、A
棟、B等、C棟、D棟のそれぞれに給電されている。
【0005】変電所(電気室)には、電力会社により取
り付けられた取引用計器としての電力量計WHMおよび
デマンド計MDが設けられている。電力量計WHMは、
受電端近傍に取り付けられた計器用変圧変流器PCTか
らの信号に基づき各時点の電力量を求め、これを対応す
る周波数のパルス列信号としてデマンド計MDへと供給
する。デマンド計MDでは、このパルス列信号に基づ
き、30分毎の電力量をデマンド値として求め、これが
過去のピークデマンド値を越える度に新たなピークデマ
ンド値としてこれを記録する。一方、電力量計WHMか
らデマンド計MDに供給されるパルス列信号は、グリッ
プ型変流器GCTを介して取り出され、更に、パルス検
出器PDにより正規化された後、デマンド・コントロー
ラDCへと供給される。デマンド・コントローラDCで
は、パルス検出器PDから送られてくるパルス列と当該
需要家におけるデマンド値推移来歴等とに基づいて所定
のアルゴリズム(例えば、ファジイ演算等)を用いて近
い招来のデマンド値を推定し、この推定値が予め設定さ
れた契約デマンド値を越えそうになると、各系統の出力
端子CUT1〜CUT8からコモン共通の無電圧接点信
号として、負荷遮断指令信号を送出する。
【0006】この負荷遮断指令信号の送出態様には、優
先順位方式とサイクリック方式とが知られている。優先
順位方式の場合には、推定デマンド値が契約デマンド値
を越えそうになると、先ず、端子CUT1からの負荷遮
断指令信号がオンとなり、それでもなお、契約デマンド
値を越えそうな場合には、CUT2,CUT3,…CU
T8からの負荷遮断指令信号が順次追加的ににオンとな
り、他方、契約デマンド値に余裕が現れるに連れ、以上
の負荷遮断指令信号をCUT8,CUT7,…CUT1
のごとく逆順にオフするものである。また、サイクリッ
ク方式の場合には、最初にオンとなるべき負荷遮断指令
信号が、CUT1からCUT8へと順次サイクリックに
シフトされるものである。デマンド・コントローラDC
からコモン共通の無電圧接点信号として出力される各系
統の負荷遮断指令信号は、多芯ケーブルMWCを経由し
て、A棟、B棟,C棟,D棟のそれぞれに設置された負
荷遮断信号出力用端末装置(通称、リレーボックス)L
Cへと供給される。負荷遮断信号出力用端末装置LC内
には、各系統の負荷遮断指令信号(無電圧接点)を経由
して閉回路を形成するリレーRY1〜RY8が負荷遮断
信号出力回路として内蔵されており、これらのリレーR
Y1〜RY8の接点出力がコモン非共通の無電圧接点信
号である負荷遮断信号として、各棟内の負荷へとそれぞ
れ出力される。各負荷側においては、こられの負荷遮断
信号を当該負荷(例えば、大容量モーター、ヒーター等
の節電に有効な負荷)の制御回路に組み込むことによ
り、負荷の遮断および復帰を行うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデマンド管理システムら用いられる負荷遮断
信号出力用端末装置LCにあっては、デマンド・コント
ローラDCから送られてくる各系統CUT1〜CUT8
の負荷遮断指令信号に無条件に応答して、直ちに、負荷
遮断信号を出力するだけの極めて単純な構成であったた
め、負荷のその時々の状況を考慮することなく、節電の
観点のみから負荷遮断が行われる結果、様々な不都合が
生じていた。すなわち、負荷の中には、時間帯、運転状
況の来歴等々の様々な要因により、節電の観点のみから
直ちに遮断若しくは復帰させることが不適切なものも存
在し、結局これらの負荷に対しては、推定デマンド値が
契約デマンド値を越えそうな場合、変電所の監視員は館
内放送を通じて各棟へとその旨の通報を行う一方、各棟
の現場ではこの通報を受けて負荷遮断若しくは復帰の可
否をその都度判断し、必要な退避処理などを行った後、
負荷を手動により遮断若しくは復帰させると言った、極
めて繁雑な作業を行わねばならず、せっかくデマンド・
コントローラDCの負荷遮断信号出力用端末装置LCを
設置しているにも拘らず、その使い勝手の悪さからこれ
がかならずしも有効に活用されてないと言う問題点があ
った。
【0008】また、従来の負荷遮断信号出力用端末装置
LCにあっては、各負荷遮断信号とそれに対応する系統
の負荷遮断指令信号との系統関係は、リレーコイルの結
線により一義的に固定されているため、これらの関係を
変更したり、或いは負荷の増設に対応して新たに負荷遮
断信号を取り出すためには、専門的な電気知識および技
能を有する作業員による工事を必要とし、現場作業員に
は直ちに対応ができないと言う問題点があった。更に、
従来の負荷遮断信号出力用端末装置LCにあっては、デ
マンド・コントローラDCとの間、および端末装置相互
間を、多芯ケーブルMWCにて結ばねばならないことか
ら、その設置に際しては多大な工事費を必要とし、これ
がためにデマンド・コントローラDCは変電所における
単なる記録・集計のみに利用され、折角の自動負荷遮断
機能が有効に活用されないと言う問題点もあった。
【0009】この発明は、デマンド・コントローラを用
いたデマンド管理システムにおける上述した特有の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、節電の観点のみならず、各負荷のその時々
の要求にも柔軟に対応しつつ適切な負荷遮断を行えるよ
うにしたデマンド・コントローラの負荷遮断信号出力用
端末装置を提供することにある。
【0010】また、この発明の他の目的とするところ
は、負荷の増設や負荷の組み合わせの変更などに対して
も、専門の電気技術者を要することなく、現場作業員に
ても容易に対応できるようにしたデマンド・コントロー
ラの負荷遮断信号出力用端末装置を提供することにあ
る。更に、この発明の他の目的とするところは、デマン
ド・コントローラを用いて負荷を自動遮断するデマンド
管理システムを導入するに際し、その工事費を可及的に
低減できるようにしたデマンド・コントローラの負荷遮
断信号出力用端末装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、特許請求の範囲の各請求項に記載の
構成を採用したものである。すなわち、請求項1の発明
は、デマンド・コントロ−ラからの負荷遮断指令信号ラ
インに接続されるべき外部入力端子と、遮断対象負荷側
に接続されるべき外部出力端子と、前記外部入力端子か
ら入力される負荷遮断指令信号に応答して前記外部出力
端子へと負荷遮断信号を出力する負荷遮断信号出力回路
と、を有するデマンド・コントロ−ラの負荷遮断信号出
力用端末装置であって、前記負荷遮断信号出力回路は、
前記負荷遮断指令信号に応答して前記外部出力端子へと
負荷遮断信号を出力する際の信号応答態様を、あらかじ
め用意された2以上の信号応答態様の中から選択設定可
能な信号応答態様選択設定手段と、前記信号応答態様選
択設定手段にて設定された信号応答態様で、前記外部出
力端子へと対応する負荷遮断信号を出力させる信号応答
態様制御手段と、を含むこと、を特徴とするものであ
る。
【0012】また、請求項2の発明は、デマンド・コン
トロ−ラからの2以上系統の負荷遮断指令信号ラインに
それぞれ接続されるべき2以上の外部入力端子と、前記
2以上の外部入力端子のそれぞれに供給される各系統の
負荷遮断指令信号を択一的に入力可能な切替手段と、前
記切替手段から入力される負荷遮断指令信号に応答して
外部出力端子へと負荷遮断信号を出力する負荷遮断信号
出力回路とを有し、かつ、前記負荷遮断信号出力回路
は、前記負荷遮断指令信号に応答して前記外部出力端子
へと負荷遮断信号を出力する際の信号応答態様を、あら
かじめ用意された2以上の信号応答態様の中から選択設
定可能な信号応答態様選択設定手段と、前記信号応答態
様選択設定手段にて設定された信号応答態様で、前記外
部出力端子へと対応する負荷遮断信号を出力する信号応
答態様制御手段と、を含むこと、を特徴とするものであ
る。
【0013】また、請求項3の発明は、デマンド・コン
トロ−ラの各負荷遮断指令信号出力端子から並列に出力
される各系統の負荷遮断指令信号を並・直変換して有線
若しくは無線伝送媒体へと送出する送信手段と、前記無
線若しくは有線伝送媒体から直列に送られてくる各系統
の負荷遮断指令信号を直・並変換して各系統の負荷遮断
信号ラインへと送出する受信手段と、前記受信手段から
の各系統の負荷遮断指令信号ラインの一つへと択一的に
接続可能な切替手段と、前記切替手段を介して入力され
る負荷遮断指令信号に基いて外部出力端子へと負荷遮断
信号を出力する負荷遮断信号出力回路とを有し、かつ、
前記負荷遮断信号出力回路は、前記負荷遮断指令信号に
基いて前記外部出力端子へと負荷遮断信号を出力する際
の信号応答態様を、あらかじめ用意された2以上の信号
応答態様の中から選択設定可能な信号応答態様選択設定
手段と、前記信号応答態様選択設定手段にて設定された
信号応答態様で、前記外部出力端子へと対応する負荷遮
断信号を出力する信号応答態様制御手段と、を含むこ
と、を特徴とするものである。
【0014】また、請求項4の発明は、デマンド・コン
トロ−ラの各負荷遮断指令信号出力端子から並列に出力
される各系統の負荷遮断指令信号ラインに接続されるべ
き外部入力端子と、前記外部入力端子から並列に入力さ
れる各系統の負荷遮断指令信号を並・直変換する並・直
変換回路と、前記並・直変換回路から直列に出力される
各系統の負荷遮断指令信号を有線若しくは無線伝送媒体
へと送出する送信回路とを一体化してなる送信ユニット
と、前記有線若しくは無線伝送媒体を介して直列に送ら
れてくる各系統の負荷遮断指令信号を受信する受信回路
と、前記受信回路から直列に出力される各系統の負荷遮
断指令信号を直・並変換する直・並変換回路と、前記直
・並変換回路から並列に出力される各系統の負荷遮断指
令信号を外部バスラインへと送出するための出力回路と
を一体化してなる受信ユニットと、前記受信ユニットの
出力回路に導通する各系統の負荷遮断指令信号ライン群
を前記バスラインとして有し、該バスラインには、所定
個数の遮断信号出力ユニットがそれぞれコネクタを介し
て着脱自在に装着されるようになされたユニット収容用
ラックとからなり、かつ前記各遮断信号出力ユニットに
は、前記各系統の負荷遮断指令信号ラインにそれぞれ接
続されるべき複数の入力端子と、前記複数の入力端子の
それぞれに供給される負荷遮断指令信号を択一的に入力
可能な切替手段と、前記切替手段を介して入力される負
荷遮断指令信号に応答して外部出力端子へと負荷遮断信
号を出力する負荷遮断信号出力回路とが設けられ、かつ
前記負荷遮断信号出力回路は、前記負荷遮断指令信号に
応答して前記外部出力端子へと負荷遮断信号を出力する
際の信号応答態様を、あらかじめ用意された2以上の信
号応答態様の中から選択設定可能な信号応答態様選択設
定手段と、前記信号応答態様選択設定手段にて設定され
た信号応答態様で、前記外部出力端子へと対応する負荷
遮断信号を出力する信号応答態様制御手段と、を含むこ
と、を特徴とするものである。
【0015】また、請求項5の発明は、請求項4の発明
において、前記各遮断信号出力ユニットには、当該遮断
信号出力ユニット内の負荷遮断信号出力回路に含まれる
信号応答態様制御用の各記憶素子を、負荷遮断信号の到
来を待機する所定の初期状態にリセットするためのリセ
ット指令手段が含まれていることである、ことを特徴と
するものである。
【0016】また、請求項6の発明は、請求項1〜請求
項5の発明において、前記あらかじめ用意された2以上
の信号応答態様の1つは、前記負荷遮断指令信号のオン
に瞬時に応答して、負荷遮断信号をオン動作状態とする
ことである、ことを特徴とするものである。
【0017】また、請求項7の発明は、請求項1〜請求
項5の発明において、前記あらかじめ用意された2以上
の信号応答態様の1つは、前記負荷遮断指令信号のオン
から所定時間遅れて応答して、負荷遮断信号をオン動作
状態とすることであり、かつ前記所定時間の計時中であ
ることを視覚的、および/または、聴覚的に報知する手
段を有することである、ことを特徴とするものである。
【0018】また、請求項8の発明は、請求項1〜請求
項5の発明において、前記あらかじめ用意された2以上
の信号応答態様の1つは、前記負荷遮断指令信号のオン
に応答しないことである、ことを特徴とするものであ
る。
【0019】また、請求項9の発明は、請求項1〜請求
項5の発明において、前記あらかじめ用意された2以上
の信号応答態様の1つは、前記負荷遮断指令信号のオフ
に瞬時に応答して、負荷遮断信号をオフ動作状態とする
ことである、ことを特徴とするものである。
【0020】また、請求項10の発明は、請求項1〜請
求項5の発明において、前記あらかじめ用意された2以
上の信号応答態様の1つは、前記負荷遮断指令信号のオ
フから所定時間遅れて応答して、負荷遮断信号をオフ動
作状態とすることであり、かつ前記所定時間の計時中で
あることを視覚的、および/または、聴覚的に報知する
手段を有すること、であることを特徴とするものであ
る。
【0021】また、請求項11の発明は、請求項1〜請
求項5の発明において、前記あらかじめ用意された2以
上の信号応答態様の1つは、前記負荷遮断指令信号のオ
フに応答しないこと、であることを特徴とするものであ
る。また、請求項12の発明は、請求項7若しくは請求
項10に記載の発明において、前記所定時間の計時中に
指令を与えることにより、その後の負荷遮断信号の出力
動作を禁止させるための出力動作禁止指令手段を有する
こと、を特徴とするものである。
【0022】更に、請求項13の発明は、請求項1〜請
求項12のいずれかに記載の発明において、前記負荷遮
断信号の信号形態を、1系統の無電圧接点信号の連続オ
ン状態と連続オフ状態とに対応させる連続出力態様と、
2系統の無電圧接点信号のそれぞれにおけるオンパルス
状態とオフパルス状態とに対応させるパルス出力態様と
のいずれかに選択設定可能な遮断信号形態選択設定手段
を有すること、を特徴とするものである。
【0023】
【作用】請求項1の発明によれば、負荷遮断指令信号に
応答して外部出力端子へと負荷遮断信号を出力する際の
信号応答態様を、あらかじめ用意された2以上の信号応
答態様の中から適宜に選択設定しておけば、負荷遮断指
令信号の到来に際しては、信号応答態様選択設定手段に
て設定された信号応答態様で、外部出力端子へと対応す
る負荷遮断信号が出力される。
【0024】請求項2の発明によれば、前記請求項1の
発明の作用に加え、切替手段を適宜に切替操作すること
によって、どの系統の負荷遮断指令信号に応答して負荷
遮断信号を出力すべきかを選択することができる。
【0025】請求項3の発明によれば、前記請求項2の
発明の作用に加え、デマンド・コントローラの各負荷遮
断指令信号端子から並列に出力される各系統の負荷遮断
指令信号は、多芯ケーブルを用いることなく、負荷遮断
信号出力回路側へと送信されることとなる。
【0026】請求項4の発明によれば、前記請求項3の
発明の作用に加え、この種のデマンド管理システムを容
易に構成することができ、しかも遮断信号出力ユニット
の数を増加するだけで、負荷の増設に容易に対応するこ
とができる。
【0027】請求項5の発明によれば、前記請求項4の
発明の作用に加え、複数の負荷を遮断制御する場合で
も、各負荷ごとに負荷遮断信号出力回路を任意の時点で
初期状態にリセットすることができる。
【0028】請求項6の発明によれば、前記請求項1〜
請求項5の発明において、負荷遮断指令信号のオンに瞬
時に応答して負荷遮断信号をオン動作状態とする信号応
答態様を選択設定することができる。
【0029】請求項7の発明によれば、前記請求項1〜
請求項5の発明において、負荷遮断指令信号のオンから
所定時間遅れて応答して、負荷遮断信号をオン動作状態
とする信号応答態様を選択設定することができ、しかも
前記所定時間の計時中であることを視覚的、および/ま
たは、聴覚的に報知させることができる。
【0030】請求項8の発明によれば、前記請求項1〜
請求項5の発明において、負荷遮断指令信号のオンに応
答しない信号応答態様を選択設定することができる。
【0031】請求項9の発明によれば、前記請求項1〜
請求項5負の発明において、荷遮断指令信号のオフに瞬
時に応答して、負荷遮断信号をオフ動作状態とする信号
応答態様を選択設定することができる。
【0032】請求項10の発明によれば、前記請求項1
〜請求項5負の発明において、負荷遮断指令信号のオフ
から所定時間遅れて応答して、負荷遮断信号をオフ動作
状態とする信号応答態様を選択設定することができ、し
かも前記所定時間の計時中であることを視覚的、および
/または、聴覚的に報知させることができる。
【0033】請求項11の発明によれば、前記請求項1
〜請求項5負の発明において、負荷遮断指令信号のオフ
に応答しない信号応答態様を選択設定することができ
る。
【0034】請求項12の発明によれば、前記請求項7
若しくは請求項10の発明において、前記所定時間の計
時中に指令を与えることにより、その後の負荷遮断信号
の出力動作を禁止させることができる。
【0035】請求項13の発明によれば、前記請求項1
〜請求項12の発明において、負荷遮断信号の信号形態
を、1系統の無電圧接点信号の連続オン状態と連続オフ
状態とに対応させる連続出力態様と、2系統の無電圧接
点信号のそれぞれにおけるオンパルス状態とオフパルス
状態とに対応させるパルス出力態様とのいずれかに選択
設定することができる。
【0036】
【実施例】以下に、この出願の請求項1〜請求項13に
記載の発明を含む一実施例を図1〜図6を参照しながら
詳細に説明する。本発明に係る負荷遮断信号出力用端末
装置LC´を使用して構成されたデマンド管理システム
の一例を図1に示す。尚、同図において、図7に示され
る従来システムと同一構成部分については、同符号を付
して説明は省略する。
【0037】デマンド・コントローラDCは、市販され
たものであり、このデマンド・コントローラの端子台に
は、コモン端子COM、負荷遮断指令信号出力端子CU
T1〜CUT8、デマンド超過予告出力端子ATTNお
よびデマンド・コントローラ異常出力端子CPUがそれ
ぞれ設けられている。これらの端子から並列に出力され
る信号は、送信ユニットTUへと並列に供給される。
【0038】図2に示されるように、送信ユニットTU
内には、デマンド・コントローラDCからの無電圧接点
信号を規定レベルのロジック信号に変換するための2値
化回路101と、2値化回路101からの並列データを
並列データ入力端子DI1〜DI8,ATTN,CPU
を介して受けとると共に、こられのデータを発信器10
2からのクロックに同期して並・直変換した後、これに
所定のパリティビット、エラーコレクションコード等を
付加した後、出力端子SDOから直列に出力する並・直
変換回路103と、並・直変換回路103から出力され
るシリアルデータを絶縁用フォトカプラ105を介して
送信端子TX1,TX2へと送出するドライブ素子10
4とが内蔵されている。ここで、並・直変換回路103
としては、例えば、UART IC、MC6850 I
C、CD6402IC等の送信用ICを使用することが
でき、その他マイクロプロセッサのシリアル出力機能を
利用することもできる。なお、図2に示されるように、
この実施例における伝送方式としては、ノイズの多い工
場内環境を考慮して、2線式電流駆動型伝送方式が採用
されており、このため伝送路全体としては電流ループを
形成している。送信ユニットTUの送信端子TX1,T
X2から直列に出力される信号は、2線式ツイスト電線
BWを介して、A棟,B棟,C棟およびD棟のそれぞれ
に設置された負荷遮断信号出力用端末装置LC´内の受
信ユニットRUへと供給される。従って、多芯ケーブル
MWCにより配線を行う従来例に比べて、配線工事費を
各段に低減することができる。なお、伝送方式としては
以上に限定されるものではなく、光ファイバ等を用いた
有線通信や、電波を用いた無線通信でも良いことは勿論
である。
【0039】図2に示されるように、受信ユニットRU
内には、受信端子RX1,RX2からの信号を絶縁して
取り込むためのフォトカプラ301と、フォトカプラ3
01から出力されるデータを入力端子SDIから取り込
むと共に、これを発信器300からのクロックに同期し
て直・並変換し、これを出力端子DO1〜DO8,AT
TN,CPUから並列に出力する直・並変換回路302
と、直・並変換回路302から並列に出力されるデータ
をバスラインBUSへと出力するためのドライブ回路
(図示せず)と、これら並列に出力される信号に基づき
表示ランプとなる発光ダイオードを駆動するための駆動
素子(図示せず)と、フォトカプラ301からのシリア
ルデータのパルス幅を監視し、これが規定値を越えると
Q端子に“L”を出力してフレームエラー(FE)表示
用発光ダイオード304を駆動するリトリガブルモノマ
ルチMMとが内蔵されている。そして、この受信ユニッ
トRUのフロンとパネルには、図3に示されるように、
負荷遮断指令信号のオンオフ状態を示す8個の発光ダイ
オード302〜312と、デマンド超過予告用の発光ダ
イオード313と、フレームエラー表示用の発光ダイオ
ード304と、デマンドコントローラ異常を表示するた
めの発光ダイオード314とが配置されている。
【0040】受信ユニットRUのCTU1〜CTU8か
ら出力される負荷遮断指令信号は、ユニット収容ラック
UL内のマザーボード(図示せず)に搭載されたバスラ
インBUSへと送出される。このバスラインBUSには
所定個数のコネクタCNが設けられており、これらのコ
ネクタCNには遮断信号出力ユニットCUが着脱自在に
装着されることとなる。図5に示されるように、ユニッ
ト収容ラックULは前面の開口された箱型ハウジングを
有し、その内部は受信ユニットRUおよび複数の遮断信
号出力ユニットCUが装着される上段部分と各出力ユニ
ットCUからの負荷遮断信号を外部へと導出するための
端子台501が収納される下段部分から構成されてお
り、各負荷に対する無電圧接点信号はこの端子台501
から外部へと取り出される。図示しないが、ユニット収
容ラックULの奥壁にはバスラインを搭載するマザーボ
ードが固定されており、このマザーボード上には一定間
隔でコネクタ(雌部)が配置されている。そして、各ユ
ニットRU,CUの後端部から突出する基板端子部(雄
部)を上記のコネクタ(雌部)に差し込むことにより、
各遮断信号出力ユニットCUは、受信ユニットRUを経
由してデマンド・コントローラDC側へと接続されると
共に、負荷遮断信号出力用の外部端子COM,OUT1
〜OUT3へとも接続される。なお、図5は、端子台カ
バープレート502を一部破断した状態として示してい
る。
【0041】各遮断信号出力ユニットCUに内蔵される
負荷遮断信号出力回路の一例を図6に示す。同図におい
て、SW1はバスラインBUSを構成する負荷遮断指令
信号ラインCUT1〜CUT8に択一的に接続が可能な
多肢切替スイッチであって、その具体的な構造として、
例えば、遮断信号出力ユニットCUの回路基板上に取り
付けられたロータリスイッチ、ジャンパピンスイッチ等
の現場作業員でも容易に操作可能なスイッチで構成され
ている。
【0042】SW2はスイッチSW1にて選択された負
荷遮断指令信号のオン(“L”から“H”への変化)に
対してどのように応答して負荷遮断信号をオンさせるか
を選択設定するための多肢切替スイッチであり、その具
体的な構造としては、遮断信号出力ユニットCUの回路
基板上に取り付けられたロータリスイッチ、ジャンパピ
ンスイッチ等の現場作業員でも容易に操作可能なスイッ
チで構成されている。そして、このスイッチSW2を
“A”位置に設定した場合には、負荷遮断指令信号のオ
ンに瞬時に応答して負荷遮断信号はオン状態とされ、
“B”位置に設定した場合には、負荷遮断指令信号のオ
ンに所定時間遅れて応答して負荷遮断信号はオン状態と
され、“C”位置に設定した場合には、負荷遮断指令信
号がオンとされても負荷遮断信号はオンとはならない。
なお、ここで言う負荷遮断信号とは、図2において出力
端子OUT1〜OUT3から出力される信号を意味し、
またそのオン状態とは、後述するように、スイッチSW
4にて設定される負荷遮断信号の出力信号形態により異
なるものである。
【0043】SW3はスイッチSW1にて選択された負
荷遮断指令信号のオフ(“H”から“L”への変化)に
対してどのように応答して負荷遮断信号をオフさせるか
を選択設定するための多肢切替スイッチであり、その具
体的な構造としては、遮断信号出力ユニットCUの回路
基板上に取り付けられたロータリスイッチ、ジャンパピ
ンスイッチ等の現場作業員でも容易に操作可能なスイッ
チで構成されている。そして、このスイッチSW3を
“A”位置に設定した場合には、負荷遮断指令信号のオ
フに瞬時に応答して負荷遮断信号はオフ状態とされ、
“B”位置に設定した場合には、負荷遮断指令信号のオ
フに所定時間遅れて応答して負荷遮断信号はオフ状態と
され、“C”位置に設定した場合には、負荷遮断指令信
号がオフとされても負荷遮断信号はオフとはならない。
なお、ここで言う負荷遮断信号とは、図2において出力
端子OUT1〜OUT3から出力される信号を意味し、
またそのオフ状態とは、後述するように、スイッチSW
4にて設定される負荷遮断信号の出力信号形態により異
なるものである。
【0044】SW4は外部へ出力される負荷遮断信号の
信号形態を、連続出力形態とするか、或いはパルス出力
形態とするかを選択設定するための切替スイッチであ
り、その具体的な構造としては、遮断信号出力ユニット
CUの回路基板上に取り付けられたロータリスイッチ、
ジャンパピンスイッチ等の現場作業員でも容易に操作可
能なスイッチで構成されている。
【0045】LED1はスイッチSW1にて選択された
負荷遮断指令信号がオン(“H”)のときに点灯する発
光ダイオードであり、この発光ダイオードLED1は、
図4に示されるように、負荷遮断指令信号がオンである
ことを示す表示文字“CUTSIG”に近接して負荷遮
断信号出力ユニットCUのフロントパネル上に配置され
ている。
【0046】LED2は外部へと出力される負荷遮断信
号がオン状態(負荷を遮断中の状態)にあるときに点灯
する発光ダイオードであり、この発光ダイオードLED
2は、図4に示されるように、負荷遮断指令信号がオン
状態であることを示す表示文字“CUT OFF”に近
接して負荷遮断信号出力ユニットCUのフロントパネル
上に配置されている。
【0047】LED3は負荷遮断信号を遮断指令のオン
から所定時間遅れてオン状態とするためのタイマが計時
動作中のときに点灯する発光ダイオードであり、この発
光ダイオードLED3は、図4に示されるように、遮断
時タイマが計時動作中であることを示す表示文字“T
CUT”に近接して負荷遮断信号出力ユニットCUのフ
ロントパネル上に配置されている。
【0048】LED4は負荷遮断信号を遮断指令のオフ
から所定時間遅れてオフ状態とするためのタイマが計時
動作中のときに点灯する発光ダイオードであり、この発
光ダイオードLED4は、図4に示されるように、復帰
時タイマが計時動作中であることを示す表示文字“T
START”に近接して負荷遮断信号出力ユニットCU
のフロントパネル上に配置されている。
【0049】PB1は負荷遮断信号を遮断信号のオン若
しくはオフから所定時間遅れてオン状態若しくはオフ状
態とするためのタイマが計時動作中であることを聴覚的
に報知するブザーBZ或いは視覚的に報知するための発
光ダイオードLED3,LED4をリセットするための
押ボタンスイッチであり、この押ボタンスイッチPB1
は、図4に示されるように、その旨を示す表示文字“B
Z OFF”に近接して負荷遮断信号出力ユニットCU
のフロントパネル上に配置されている。
【0050】PB2は出力回路に含まれる各フリップフ
ロップFF1〜FF4を全て初期状態にリセットするた
めの押ボタンスイッチであり、この押ボタンスイッチP
B2は、図4に示されるように、その旨を示す表示文字
“INT”に近接して負荷遮断信号出力ユニットCUの
フロントパネル上に配置されている。なお、この押ボタ
ンスイッチPB2は、不用意な動作を禁じるために、パ
ネル面よりも奥に引っ込んだ形で配置されており、その
操作はドライバ、ボールペン等の先端を入口孔に差し込
んで行うようになっている。
【0051】PB3は負荷遮断信号を所定時間遅れてオ
ン若しくはオフさせるためのタイマが計時動作中である
ときに、これをリセットするための押ボタンスイッチで
あり、この押ボタンスイッチPB3は、図4に示される
ように、その旨を示す表示文字“T CANCEL”に
近接して負荷遮断信号出力ユニットCUのフロントパネ
ル上に配置されている。
【0052】R1は出力リレーのコイルであり、このリ
レーの接点R1−1は単極双投型スイッチを構成してお
り、そのメイク側およびブレイク側の各接点は、図5に
示されるように、端子台501に設けられた出力端子O
UT1,OUT2へと導出されている。R2は出力リレ
ーのコイルであり、このリレーの接点R2−1は単極単
投型スイッチを構成しており、そのメイク接点は、図5
に示されるように、端子台501に設けられた出力端子
OUT3へと導出されている。
【0053】IC1は集積化されたタイマ回路であり、
そのA入力に供給される負荷遮断指令信号がオフからオ
ン(“L”から“H”)に変化すると、これに応答して
そのQ出力は“L”から“H”と変化し、その後、半固
定抵抗R1とコンデンサC1との時定数で定まるタイマ
時間の経過と共に、Q出力は“H”から“L”へと変化
するようになされている。なお、半固定抵抗R1は回路
基板上において容易に操作可能な場所に取り付けられて
おり、現場作業者でもドライバの先端等によりオンタイ
マの時間調整が可能になされている。
【0054】IC2は集積化されたタイマ回路であり、
そのB入力に供給される負荷遮断指令信号がオフからオ
ン(“L”から“H”)に変化すると、これに応答して
そのQ出力は“H”から“L”と変化し、その後、半固
定抵抗R2とコンデンサC4との時定数で定まるタイマ
時間の経過と共に、Q出力は“L”から“H”へと変化
するようになされている。なお、半固定抵抗R2は回路
基板上において容易に操作可能な場所に取り付けられて
おり、現場作業者でもドライバの先端等によりオフタイ
マの時間調整が可能になされている。
【0055】ED1,ED2およびED3は、双方向エ
ッジ検出回路であり、その入力が“L”から“H”に変
化すると、これに応答してゲートG11,G21および
G31のそれぞれからは微小幅“H”パルスが出力さ
れ、他方その入力が“H”から“L”に変化すると、こ
れに応答してゲートG12,G22およびG32のそれ
ぞれからは微小幅“H”パルスが出力される。
【0056】FF1はスイッチSW1にて選択された負
荷遮断指令信号がオフからオンに変化したことを記憶す
るRSフリップフロップであり、このフリップフロップ
FF1のQ出力とスイッチSW2の“B”位置出力とに
よって、オンタイマゲート51の開閉制御が行われる。
【0057】FF2はスイッチSW1にて選択された負
荷遮断指令信号がオンからオフに変化したことを記憶す
るRSフリップフロップであり、このフリップフロップ
FF2のQ出力とスイッチSW3の“B”位置出力とに
よって、オフタイマゲート52の開閉制御が行われる。
【0058】FF3はタイマ回路であるIC1又はIC
2のいずれかが計時動作中であることを記憶するRSフ
リップフロップであり、このフリップフロップFF3の
Q出力はブザーBZおよび発光ダイオードLED3,L
ED4の動作条件の一つとして用いられている。従っ
て、押ボタンスイッチPB1の操作でこのフリップフロ
ップFF3をリセットすることにより、タイマが計時動
作中であることを報知するブザーBZの停止および発光
ダイオードLED3,LED4の消灯を行うことができ
る。
【0059】FF4は負荷遮断信号を形成するためのR
Sフリップフロップであり、このフリップフロップFF
4の出力が、外部へ出力される負荷遮断信号の論理状態
に対応している。すなわち、スイッチSW4が“連続出
力”位置に設定された状態において、RSフリップフロ
ップFF4がセットされると、その反転Q出力
(“L”)を受けたゲート55の“H”出力によりリレ
ーコイルR1が付勢され、逆にRSフリップフロップF
F4がリセットされると、その反転Q出力(“H”)を
受けたゲート55の“L”出力によりリレーコイルR1
が消勢される。その結果、出力端子OUT1には負論理
で、また出力端子OUT2には正論理で、それぞれ連続
出力信号の形態による負荷遮断信号が出力される。他
方、スイッチSW4が“パルス出力”位置に設定された
状態において、RSフリップフロップFF4がセットさ
れると、そのQ出力の“L”から“H”への変化に応答
してゲート31から出力される微小幅“H”パルスを受
けたゲート56の微小幅“H”出力によりリレーコイル
R1が瞬間的に付勢され、逆にRSフリップフロップF
F4がリセットされると、そのQ出力の“H”から
“L”への変化に応答してゲート32から出力される微
小幅“H”パルスを受けたゲート57の微小幅“H”出
力によりリレーコイルR2が瞬間的に付勢される。その
結果、出力端子OUT1には負論理で、また出力端子O
UT2には正論理で、それぞれパルス出力信号の形態に
よる負荷遮断用タイミング信号が出力され、他方出力端
子OUT3には正論理で、パルス出力信号の形態による
負荷復帰用タイミング信号が出力される。従って、“連
続出力”位置にて出力される負荷遮断信号は、負荷側に
おける制御回路の補助リレーを自己保持回路無しに駆動
する場合に適すると共に、“パルス出力”位置にて出力
される負荷遮断信号は、負荷側における制御回路の補助
リレーを自己保持回路を介して駆動する場合に適するも
のである。
【0060】PONはパワーオンクリア回路であり、こ
のパワーオンクリア回路PONから出力されるクリア信
号を受けて、全てのRSフリップフロップFF1〜FF
4が電源投入と共に初期状態にリセットされる。
【0061】次に、以上の構成よりなる負荷遮断用出力
回路の動作を系統的に説明する。前述したように、工場
内の各種の負荷の中には、負荷遮断指令信号のオン又は
オフに即座に応答して遮断若しくは復帰されても差支え
のないものと、負荷遮断信号のオン又はオフが到来した
場合、十分な退避時間等が経過したのちでなければ、遮
断若しくは復帰してはならないものと、負荷遮断指令信
号のオン又はオフが到来しても一切これに応答してはな
らないものが存在する。
【0062】そこで、負荷遮断信号のオン又はオフに瞬
時に応答して、遮断若しくは復帰が可能な負荷の場合、
スイッチSW2およびスイッチSW3はいずれも“A”
位置に設定される。すると、瞬時ゲート53および54
が開く一方、タイマゲート51および52は閉じ、その
結果、負荷遮断信号形成用フリップフロップFF4は、
負荷遮断信指令信号のオンに応答してゲートG11から
出力される微小幅“H”パルスによってセットされ、ま
た負荷遮断信号のオフに応答してゲートG21から出力
される微小幅“H”パルスによってリセットされる。す
なわち、この場合に、フリップフロップFF4は負荷遮
断信号のオンおよびオフに即座に応答してセットおよび
リセットされる。従って、前述の説明から明らかなよう
に、出力端子OUT1〜OUT3からは、その時のスイ
ッチSW4の状態に応じて、連続出力信号の形態或いは
パルス出力信号の形態により、負荷遮断指令信号に即座
に応答した負荷遮断信号が送出される。
【0063】次に、負荷遮断指令信号のオン又はオフに
一切応答してはならない負荷の場合には、スイッチSW
2およびスイッチSW3はいずれも“C”位置に設定さ
れる。すると、瞬時ゲート53および54、タイマゲー
ト51および52はいずれも閉じられ、その結果、負荷
遮断信号形成用フリップフロップFF4は、負荷遮断信
指令信号が到来しても、これに一切関係することなく初
期状態に保持される。従って、前述の説明から明らかな
ように、出力端子OUT1〜OUT3からは、一切の負
荷遮断信号が出力されないこととなる。
【0064】次に、負荷遮断信号のオン又はオフに所定
時間遅れて応答して、遮断若しくは復帰が可能な負荷の
場合、スイッチSW2およびスイッチSW3はいずれも
“B”位置に設定される。すると、瞬時ゲート53およ
び54が閉じる一方、タイマゲート51および52は開
き、その結果、負荷遮断信号形成用フリップフロップF
F4は、負荷遮断信指令信号のオンに対して所定のタイ
マ時間遅れてゲートG12から出力される微小幅“H”
パルスによってセットされ、また負荷遮断信号のオフに
所定のタイマ時間遅れてゲートG22から出力される微
小幅“H”パルスによってリセットされる。すなわち、
この場合に、フリップフロップFF4は負荷遮断信号の
オンおよびオフに対して所定のタイマ時間だけ遅れて応
答してセットおよびリセットされる。従って、前述の説
明から明らかなように、出力端子OUT1〜OUT3か
らは、その時のスイッチSW4の状態に応じて、連続出
力信号の形態或いはパルス出力信号の形態により、負荷
遮断指令信号に所定時間遅れて応答した負荷遮断信号が
送出される。他方、負荷遮断指令信号のオンが到来する
と共に、フリップフロップFF3がセットされ、そのQ
出力(“H”)によりオンタイマ表示ゲートG58が開
くことにより、発光ダイオードLED3が点灯すると共
に、ブザーBZが鳴動して、負荷遮断指令信号のオン到
来が現場作業員に報知される。従って、現場の作業員
は、こられの報知に基づき、オンタイマ時間が経過する
までの間に、必要な遮断準備作業などを円滑に行うこと
ができる。同様にして、負荷遮断指令信号のオフが到来
すると共に、フリップフロップFF4がセットされ、そ
のQ出力(“H”)によりオフタイマ表示ゲートG59
が開くことにより、発光ダイオードLED4が点灯する
と共に、ブザーBZが鳴動して、負荷遮断指令信号のオ
フ到来が現場作業員に報知される。従って、現場の作業
員は、これらの報知に基づき、オフタイマ時間が経過す
るまでの間に、必要な復帰準備作業などを円滑に行うこ
とができる。なお、前述したように、この間に必要によ
り押ボタンスイッチPB1を操作すれば、発光ダイオー
ドLED3,LED4の消灯およびブザーBZの鳴動停
止を行うことができる。また、所定のタイマ時間が経過
しても、なおも、遮断若しくは復帰の準備作業が完了し
そうもない場合には、必要により押ボタンスイッチPB
3を操作することにより、フリップフロップFF1およ
びFF2をリセットさせて、タイマゲートG51および
G52を閉じることにより、タイマ時間の経過と共にフ
リップフロップFF4が反転動作することを禁じて、準
備作業が間に合わない状態で負荷遮断信号のオン又はオ
フが出力される事態を回避することができる。なお、図
6に示される負荷遮断信号出力回路は、負荷遮断指令信
号に対する応答態様をオン時とオフ時とに別けて独立に
選択設定できることは言うまでもなく、これを利用すれ
ば、空調用の冷凍機、大容量モータ、ガスパージの必要
な電気炉等のように、遮断から復帰までに相当時間を必
要とする負荷や、各種搬送機器、ワークの移動を伴う工
作機器などのように、復帰は容易でも遮断時には所定の
準備作業を必要とする負荷等に好適なものとなる。その
際の回路動作は以上の説明と同様であるから説明は省略
する。
【0065】なお、負荷の重要度の変更などにより、応
答すべき負荷遮断指令信号を変更したいような場合に
は、スイッチSW1を切替操作することにより、これを
現場作業員でも容易に行うことができる。また、遮断信
号出力ユニットCUのぞれぞれには、リセットパルス出
力用の押ボタンスイッチPB2が備えられているため、
ユニット収容ラックULに収容される多数の負荷の中
で、特定の負荷のみを遮断待機状態にリセットしたいよ
うな場合には、押しボタンスイッチPB2の操作によ
り、これを容易に行うことができる。また、受信ユニッ
トRUには、現在選択されている負荷遮断指令信号の状
態を表示する発光ダイオード305〜312が備えられ
ているため、これに基き現在の負荷遮断信号の状態を現
場サイドにおいても容易に確認することができる。ま
た、負荷遮断信号出力用端末装置LC´が管理する負荷
群に構成の変更があるような場合にも、遮断信号出力ユ
ニットCUの増設やスイッチSW1の切替等によってこ
れに容易に対応することができ、従来装置比べその使い
勝手を著しく向上させることができる。また、変電所か
ら各棟までの間、および各棟間を2線式ツイスト電線に
て結ぶことで信号のやり取りを行うため、従来の多芯ケ
ーブルを使用するものに比べて、設備工事費を格段に低
減できることは言うまでもなく、また全体として電流ル
ープを形成するため、端末装置LC´をいくつでも容易
に増設することができ、さらに電流ループに断線などが
生ずれば、これをいずれの端末装置LC´においても検
出することができる。
【0066】このように、以上の実施例装置によれば、
負荷側の各種の事情に柔軟に対応しつつ、デマンド・コ
ントローラの自動負荷遮断機能を利用して節電効果を上
げることができる。なお、デマンド・コントローラから
の各系統の負荷遮断指令信号に対して、その通りに負荷
を遮断しないことにより、その分だけデマンド値がカッ
とされないこととなるが、通常、この種のデマンド・コ
ントローラには、何段にもバックアップ機能が組み込ま
れているため、デマンド値が契約デマンド値を越えそう
になれば、次々と別の系統の負荷遮断指令信号が出力さ
れて、結局、当該需要家全体としての負荷を軽減しよう
とする作用働くため、実際に、契約デマンド値を越える
事態は極めて稀であり、その場合にも需要家自らの選択
により、節電効果よりも工場生産性等を優先した結果で
あるから、実用上問題は生じないはずである。
【0067】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
によれば、各負荷のその時々の要求にも柔軟に対応して
適切な負荷遮断を行なわせつつ、デマンド・コントロー
ラの負荷自動遮断機能を利用して、省力化の下で節電効
果を上げることができる。また、この発明によれば、負
荷の増設や負荷の組み合わせの変更などに対しても、専
門の電気技術者を要することなく、現場作業員にても容
易に、この種端末装置の構成変更を成し遂げることがで
きる。更に、この発明のによれば、デマンド・コントロ
ーラを用いて負荷を自動遮断するデマンド管理システム
を導入するに際し、その工事費を従来の場合に比して格
段に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る負荷遮断信号出力用端末
装置が採用されたデマンド管理システムの全体を示す構
成図である。
【図2】図2は、同負荷遮断信号出力用端末装置におけ
る伝送系の一例を示す構成図である。
【図3】図3は、同負荷遮断信号出力用端末装置を構成
する受信ユニットのフロントパネルを示す正面図であ
る。
【図4】図4は、同負荷遮断信号出力用端末装置を構成
する遮断信号出力ユニットのフロントパネルを示す正面
図である。
【図5】図5は、同負荷遮断信号出力用端末装置におい
て、受信ユニットおよび各遮断信号出力ユニットをユニ
ット収容ラックに収納した状態を示す一部破断斜視図で
ある。
【図6】図6は、遮断信号出力ユニットに内蔵される出
力回路の一具体例を示す回路図である。
【図7】図7は、従来の負荷遮断信号出力用端末装置を
採用したデマンド管理システムの全体を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
DC デマンド・コントローラ TU 送信ユニット LC´ 負荷遮断信号出力用端末装置 RU 受信ユニット CU 遮断信号出力ユニット UL ユニット収容用ラック SW1 負荷遮断指令信号選択用多肢切替スイ
ッチ SW2 遮断時応答態様選択用切替スイッチ SW3 復帰時応答態様選択用多肢切替スイッ
チ SW4 出力信号形態選択用切替スイッチ BZ タイマ計時中報知用ブザー LED3 遮断時遅延用タイマの起動中報知用発
光ダイオード LRD4 復帰時遅延用タイマの起動中報知用発
光ダイオード PB2 出力回路の記憶素子リセット用押ボタ
ンスイッチ PB3 遮断時若しくは復帰時遅延用タイマの
強制リセット用 押ボタンスイッチ IC1 遮断時遅延用タイマ回路 IC2 復帰時遅延用タイマ回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デマンド・コントロ−ラからの負荷遮断
    指令信号ラインに接続されるべき外部入力端子と、遮断
    対象負荷側に接続されるべき外部出力端子と、前記外部
    入力端子から入力される負荷遮断指令信号に応答して前
    記外部出力端子へと負荷遮断信号を出力する負荷遮断信
    号出力回路と、を有するデマンド・コントロ−ラの負荷
    遮断信号出力用端末装置であって、 前記負荷遮断信号出力回路は、 前記負荷遮断指令信号に応答して前記外部出力端子へと
    負荷遮断信号を出力する際の信号応答態様を、あらかじ
    め用意された2以上の信号応答態様の中から選択設定可
    能な信号応答態様選択設定手段と、 前記信号応答態様選択設定手段にて設定された信号応答
    態様で、前記外部出力端子へと対応する負荷遮断信号を
    出力させる信号応答態様制御手段と、 を含むこと、を特徴とするデマンド・コントローラの負
    荷遮断信号出力用端末装置。
  2. 【請求項2】 デマンド・コントロ−ラからの2以上系
    統の負荷遮断指令信号ラインにそれぞれ接続されるべき
    2以上の外部入力端子と、 前記2以上の外部入力端子のそれぞれに供給される各系
    統の負荷遮断指令信号を択一的に入力可能な切替手段
    と、 前記切替手段から入力される負荷遮断指令信号に応答し
    て外部出力端子へと負荷遮断信号を出力する負荷遮断信
    号出力回路とを有し、 かつ、前記負荷遮断信号出力回路は、 前記負荷遮断指令信号に応答して前記外部出力端子へと
    負荷遮断信号を出力する際の信号応答態様を、あらかじ
    め用意された2以上の信号応答態様の中から選択設定可
    能な信号応答態様選択設定手段と、 前記信号応答態様選択設定手段にて設定された信号応答
    態様で、前記外部出力端子へと対応する負荷遮断信号を
    出力する信号応答態様制御手段と、 を含むこと、を特徴とするデマンド・コントローラの負
    荷遮断信号出力用端末装置。
  3. 【請求項3】 デマンド・コントロ−ラの各負荷遮断指
    令信号出力端子から並列に出力される各系統の負荷遮断
    指令信号を並・直変換して有線若しくは無線伝送媒体へ
    と送出する送信手段と、 前記無線若しくは有線伝送媒体から直列に送られてくる
    各系統の負荷遮断指令信号を直・並変換して各系統の負
    荷遮断信号ラインへと送出する受信手段と、 前記受信手段からの各系統の負荷遮断指令信号ラインの
    一つへと択一的に接続可能な切替手段と、 前記切替手段を介して入力される負荷遮断指令信号に基
    いて外部出力端子へと負荷遮断信号を出力する負荷遮断
    信号出力回路とを有し、 かつ、前記負荷遮断信号出力回路は、 前記負荷遮断指令信号に基いて前記外部出力端子へと負
    荷遮断信号を出力する際の信号応答態様を、あらかじめ
    用意された2以上の信号応答態様の中から選択設定可能
    な信号応答態様選択設定手段と、 前記信号応答態様選択設定手段にて設定された信号応答
    態様で、前記外部出力端子へと対応する負荷遮断信号を
    出力する信号応答態様制御手段と、 を含むこと、を特徴とするデマンド・コントローラの負
    荷遮断信号出力用端末装置。
  4. 【請求項4】 デマンド・コントロ−ラの各負荷遮断指
    令信号出力端子から並列に出力される各系統の負荷遮断
    指令信号ラインに接続されるべき外部入力端子と、前記
    外部入力端子から並列に入力される各系統の負荷遮断指
    令信号を並・直変換する並・直変換回路と、前記並・直
    変換回路から直列に出力される各系統の負荷遮断指令信
    号を有線若しくは無線伝送媒体へと送出する送信回路と
    を一体化してなる送信ユニットと、 前記有線若しくは無線伝送媒体を介して直列に送られて
    くる各系統の負荷遮断指令信号を受信する受信回路と、
    前記受信回路から直列に出力される各系統の負荷遮断指
    令信号を直・並変換する直・並変換回路と、前記直・並
    変換回路から並列に出力される各系統の負荷遮断指令信
    号を外部バスラインへと送出するための出力回路とを一
    体化してなる受信ユニットと、 前記受信ユニットの出力回路に導通する各系統の負荷遮
    断指令信号ライン群を前記バスラインとして有し、該バ
    スラインには、所定個数の遮断信号出力ユニットがそれ
    ぞれコネクタを介して着脱自在に装着されるようになさ
    れたユニット収容用ラックとからなり、 かつ前記各遮断信号出力ユニットには、 前記各系統の負荷遮断指令信号ラインにそれぞれ接続さ
    れるべき複数の入力端子と、前記複数の入力端子のそれ
    ぞれに供給される負荷遮断指令信号を択一的に入力可能
    な切替手段と、前記切替手段を介して入力される負荷遮
    断指令信号に応答して外部出力端子へと負荷遮断信号を
    出力する負荷遮断信号出力回路とが設けられ、 かつ前記負荷遮断信号出力回路は、 前記負荷遮断指令信号に応答して前記外部出力端子へと
    負荷遮断信号を出力する際の信号応答態様を、あらかじ
    め用意された2以上の信号応答態様の中から選択設定可
    能な信号応答態様選択設定手段と、 前記信号応答態様選択設定手段にて設定された信号応答
    態様で、前記外部出力端子へと対応する負荷遮断信号を
    出力する信号応答態様制御手段と、 を含むこと、を特徴とするデマンド・コントロ−ラの負
    荷遮断信号出力用端末装置。
  5. 【請求項5】 前記各遮断信号出力ユニットには、当
    該遮断信号出力ユニット内の負荷遮断信号出力回路に含
    まれる信号応答態様制御用の各記憶素子を、負荷遮断信
    号の到来を待機する所定の初期状態にリセットするため
    のリセット指令手段が含まれていること、を特徴とする
    請求項4に記載のデマンド・コントロ−ラの負荷遮断信
    号出力用端末装置。
  6. 【請求項6】 前記あらかじめ用意された2以上の信
    号応答態様の1つは、前記負荷遮断指令信号のオンに瞬
    時に応答して、負荷遮断信号をオン動作状態とすること
    である請求項1〜請求項5のいずれかに記載のデマンド
    ・コントロ−ラの負荷遮断信号出力用端末装置。
  7. 【請求項7】 前記あらかじめ用意された2以上の信
    号応答態様の1つは、前記負荷遮断指令信号のオンから
    所定時間遅れて応答して、負荷遮断信号をオン動作状態
    とすることであり、かつ前記所定時間の計時中であるこ
    とを視覚的、および/または、聴覚的に報知する手段を
    有すること、を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれ
    かに記載のデマンド・コントロ−ラの負荷遮断信号出力
    用端末装置。
  8. 【請求項8】 前記あらかじめ用意された2以上の信
    号応答態様の1つは、前記負荷遮断指令信号のオンに応
    答しないことである請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載のデマンド・コントロ−ラの負荷遮断信号出力用端末
    装置。
  9. 【請求項9】 前記あらかじめ用意された2以上の信
    号応答態様の1つは、前記負荷遮断指令信号のオフに瞬
    時に応答して、負荷遮断信号をオフ動作状態とすること
    である請求項1〜請求項5のいずれかに記載のデマンド
    ・コントロ−ラの負荷遮断信号出力用端末装置。
  10. 【請求項10】 前記あらかじめ用意された2以上の
    信号応答態様の1つは、前記負荷遮断指令信号のオフか
    ら所定時間遅れて応答して、負荷遮断信号をオフ動作状
    態とすることであり、かつ前記所定時間の計時中である
    ことを視覚的、および/または、聴覚的に報知する手段
    を有すること、を特徴とする請求項1〜請求項5のいず
    れかに記載のデマンド・コントロ−ラの負荷遮断信号出
    力用端末装置。
  11. 【請求項11】 前記あらかじめ用意された2以上の
    信号応答態様の1つは、前記負荷遮断指令信号のオフに
    応答しないことである請求項1〜請求項5のいずれかに
    記載のデマンド・コントロ−ラの負荷遮断信号出力用端
    末装置。
  12. 【請求項12】 前記所定時間の計時中に指令を与え
    ることにより、その後の負荷遮断信号の出力動作を禁止
    させるための出力動作禁止指令手段を有することを特徴
    とする請求項7若しくは請求項10に記載のデマンド・
    コントロ−ラの負荷遮断信号出力用端末装置。
  13. 【請求項13】 前記負荷遮断信号の信号形態を、1
    系統の無電圧接点信号の連続オン状態と連続オフ状態と
    に対応させる連続出力態様と、2系統の無電圧接点信号
    のそれぞれにおけるオンパルス状態とオフパルス状態と
    に対応させるパルス出力態様とのいずれかに選択設定可
    能な遮断信号形態選択設定手段を有することを特徴とす
    る請求項1〜請求項12のいずれかに記載のデマンド・
    コントロ−ラの負荷遮断信号出力用端末装置。
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JP2013539347A (ja) * 2010-09-29 2013-10-17 ザ パワーワイズ グループ,インコーポレイテッド 電力使用を管理するシステム及び方法

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