JPH073360Y2 - 焼却処理装置 - Google Patents

焼却処理装置

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JPH073360Y2
JPH073360Y2 JP8007189U JP8007189U JPH073360Y2 JP H073360 Y2 JPH073360 Y2 JP H073360Y2 JP 8007189 U JP8007189 U JP 8007189U JP 8007189 U JP8007189 U JP 8007189U JP H073360 Y2 JPH073360 Y2 JP H073360Y2
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hole
pressure
furnace
incinerator
valve
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博紀 清水
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、原子力発電所の放射性廃棄物等を焼却するの
に適した焼却処理装置に関するものである。
(従来の技術) 例えば、原子力発電所等の放射性廃棄物取り扱い施設に
おいては、ポリエチレン,ウエス等の可燃性の放射性雑
固体廃棄物が発生するため、これら放射性雑固体廃棄物
を処理する焼却炉が必要である。こうした焼却炉では、
雑固体廃棄物を焼却炉上部より投入して焼却を行い、燃
焼廃ガスをセラミックフィルター、排ガスフィルターで
除塵した後、排ガスブロワにより大気中へと排出する。
このような焼却炉においては、焼却炉中を負圧に保ち、
放射性のダストが炉外へと漏れ出るのを防止すべく、炉
内を大気圧よりも負圧に保つ必要がある。このため、炉
内の圧力を測定し、この圧力値に基づいて炉内圧力を調
節している。
第4図は放射性廃棄物焼却炉の炉内を圧力計へと連結す
るための炉壁周辺の構造を示す断面図である。
焼却炉の炉壁1に貫通孔2が設けられ、炉壁1の凸部1a
表面にフランジ4,4′が固定され、フランジ4′に導通
管5が設けられ、この導通管5に玉形弁16が連結され
る。炉内9、貫通孔2、中心孔4a、導通孔7、玉形弁内
空間16c、16d、導通孔7は順次連通しており、更に図示
省略した圧力検出部へと連通している。第4図の状態で
は、玉形弁内空間16cと16dとは球状部16bにより遮断さ
れ、玉形弁16は遮断状態となっている。炉内9の圧力の
検出時には、把持部16aを把持して引き上げ、球状部16b
を球形弁内空間16c内へと収容し、炉内9と圧力検出部
とを連通させる。
(考案が解決しようとする課題) しかし、焼却炉の運転中に、放射性廃棄物のダスト3が
貫通孔2、導通孔7に堆積して圧力の測定、検出に悪影
響を与え、貫通孔2を塞ぐことがある。これを防止する
ため、定期的に貫通孔2内の塵3を清掃し、取り除く必
要がある。
しかし、第4図の構造では、清掃時に、玉形弁16、導通
管5、フランジ4を逐一分解して取り外し、しかる後に
ようやく貫通孔2内をストレートブラシ等で清掃するこ
とができる。これでは、分解に長時間を要し、放射性廃
棄物を扱うことから手間が非常にかかり、また分解して
取り外した玉形弁16、導通管5等に付着した放射性の塵
が飛散し、しかも上記の分解、取り外しに長時間を要す
ることから、この間に放射性の塵が貫通孔2内から外部
へと飛散して汚染の可能性が高い。
本考案の課題は、手間をかけずに短時間で塵を清掃で
き、かつ清掃時に周囲を塵で汚染することのない焼却処
理装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、被処理物を焼却処理する焼却炉と;この焼却
炉の炉壁を貫通する貫通孔と;この貫通孔に連通された
導通孔を有する導通管と;両端が前記導通管に連結さ
れ、前記導通孔に連通する弁内部空間を有し、この弁内
部空間の開放と遮断とを選択的に行う弁部材と;この弁
部材を開放した状態で少なくとも前記導通孔と前記弁内
部空間と前記貫通孔とを介して前記焼却炉の炉内に連通
され、この炉内の圧力を検出する圧力検出手段とを有す
る焼却処理装置において、 前記導通孔の一端に開口が設けられ、この開口が閉鎖手
段によって閉鎖され、かつこの開口と前記弁部材とを開
放した状態で少なくとも前記開口と前記導通孔と前記弁
内部空間と前記貫通孔とが実質的に直線状をなすことを
特徴とする焼却処理装置に係るものである。
ここで、「実質的に直線状をなす」とは、少なくとも開
口と導通孔と弁内部空間と貫通孔とが若干曲折したり、
中心が相対的にずれている場合、直径等が互いに異なる
場合を許容するものであり、開口から貫通孔へと直線状
の棒状体を挿入可能な程度であればよい。
(実施例) 第1図は実施例に係る焼却炉の圧力検出部へ連結する部
分の構造を示す第4図と同様な断面図、第2図は同じく
弁を開いた状態での断面図である。第4図に示したもの
と同じ機能の部材には同一の符号を付し、その説明は省
略する。
本例においては、弁部材及び導通管の構造が第4図のも
のと顕著に異なる。
即ち、玉形弁の代わりにいわゆるゲート弁6を導通管5
に連結し、このゲート弁6の他端に連結する導通管5Bに
分岐導通管5Aを設ける。そして、導通管5Bの開放端側の
開口10を、フランジ18でボルト、ナットで固定した閉鎖
フランジ8で開閉し、分岐導通管5Aを図示省略した圧力
検出部へと連結させる。
ここで、ゲート弁6のゲート弁内空間6dは断面形でほぼ
直線状をなしている。しかも、導通管5Bの一端は開放さ
れ、開口10が設けられている。
そして、フランジ18から閉鎖フランジ8を取り除いて開
口10を大気へ開放させた後、第2図に示すように、ゲー
ト弁6の把持部6aを把持して持ち上げ、遮断部6bを収容
空間6c内へと収容し、ゲート弁内空間6dを開放する。す
ると、開口10、導通孔7、ゲート弁内空間6d、導通孔
7、中心孔4a、貫通孔2はほぼ一体の直線状の孔とな
る。この開口10から、ストレートブラシ11を挿入し、貫
通孔2等に堆積した塵を掃くと、炉内9が負圧であるこ
とから、掃かれた塵は炉内9へと落下、飛散する。
次いで、ストレートブラシ11を開口10より引き抜き、把
持部6aを下げてゲート弁6を遮断状態とし、開口10を閉
鎖フランジ8で閉鎖する。圧力検出時にはゲート弁6を
開いて炉内9と圧力検出部とを連通させる。
本例によれば、開口10よりストレートブラシ11等の清掃
手段を挿入するだけで、簡単に一括して清掃作業を遂行
することができ、弁等の分解を必要としないので、作業
に手間がかからず、短時間で行なえる。しかも、分解時
に分解後の弁、導通孔等に付着した放射性の塵が飛散す
るという不利益はない。なおかつ、閉鎖フランジを外し
た状態では、未だゲート弁は閉じており、炉内と大気と
遮断されているのであり、ゲート弁を開いてストレート
フランジを挿入する間のみの短時間に、しかも細長い導
通孔、ゲート弁内空間をも挟んで炉内と大気とが連通す
るに過ぎない。従って、炉内の放射性の塵や導通孔に堆
積した塵が大気中へと飛散するおそれはない。これらの
ことから、清掃作業中に周囲が放射能汚染される可能性
を本実施例により防止できたのである。
第3図は圧力検出等の動作を説明するための概念図であ
る。
分岐導通管5Aは圧力−電流変換部(検出部)PTに連通し
ており、ここで炉内圧力が検出される。圧力−電流変換
部PTで発生した電流は、圧力記録部PR、炉内圧力調節部
PIC、圧力判定部PSへと送られる。圧力記録部PRでは炉
内の圧力が記録される。リモートコントロール部RMCか
らは、炉内の定常圧力等の種々の条件因子を炉内圧力調
節部PICへと入力し、炉内圧力調節部PICでは入力データ
と炉内圧力とを比較して、炉内圧力を正常に保つよう所
定の動作を行う。圧力判定部PSでは炉内圧力が高すぎな
いかを監視し、圧力が高い場合は放射性廃棄物の投入を
待機させる。また、圧力が高すぎると、警報部Aからの
信号により警報が鳴らされる。
こうした炉内圧力の制御システムにおいては、まず圧力
−電流変換部PTでの動作が炉内圧力を正しく反映したも
のでなければならず、本考案によって清掃を行うこと
で、正常な動作が確保されるのである。
なお、圧力検出部は上述のような自動制御システムであ
る必要は必ずしもなく、圧力ゲージ、マノメータ等を前
記開口に連結して手動で圧力を測定してもよい。
本考案は、他の有害物質等の焼却処理装置にも適用でき
る。
(考案の効果) 本考案に係る焼却処理装置によれば、開口と弁部材とを
開放した状態で、少なくとも開口と導通孔と弁内部空間
と貫通孔とが実質的に直線状をなすので、棒状の清掃手
段を開口から挿入するだけで、貫通孔、弁内部空間、導
通孔に堆積した塵を一括して簡単に除去できる。従っ
て、各部材の分解を必要とせず、作業に手間がかから
ず、短時間て清掃を行なえる。
しかも、分解した場合のように、各部材に付着した塵が
飛散するようなことはない。なおかつ、清掃を短時間で
行えることから、弁部材の開放が短時間で済むので、清
掃中に炉内の塵が炉外へと出るのを防止できる。従っ
て、放射性廃棄物等を焼却する焼却処理装置において利
用すれば、放射能による汚染の危険が少なく、その効果
が特に顕著となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は焼却炉の炉壁にゲート弁、導通管等を取り付け
た状態を示す断面図(ゲート弁は閉状態)、 第2図は炉壁にゲート弁、導通管等を取り付けた状態を
示す断面図(ゲート弁は開状態)、 第3図は炉内圧力の制御機構を説明するための概念図、 第4図は従来の焼却装置において炉壁に玉形弁、導通管
等を取り付けた状態を示す断面図(玉形弁は閉状態)で
ある。 1……炉壁、2……貫通孔 3……放射性の塵 4,4′,18……フランジ 5,5A,5B……導通管、6……ゲート弁 6d……ゲート弁内空間、7……導通孔 8……閉鎖フランジ、9……炉内 10……開口、16……玉形弁 16d……玉形弁内空間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理物を焼却処理する焼却炉と;この焼
    却炉の炉壁を貫通する貫通孔と;この貫通孔に連通され
    た導通孔を有する導通管と;両端が前記導通管に連結さ
    れ、前記導通孔に連通する弁内部空間を有し、この弁内
    部空間の開放と遮蔽とを選択的に行う弁部材と;この弁
    部材を開放した状態で少なくとも前記導通孔と前記弁内
    部空間と前記貫通孔とを介して前記焼却炉の炉内に連通
    され、この炉内の圧力を検出する圧力検出手段とを有す
    る焼却処理装置において、 前記導通孔の一端に開口が設けられ、この開口が閉鎖手
    段によって閉鎖され、かつこの開口と前記弁部材とを開
    放した状態で少なくとも前記開口と前記導通孔と前記弁
    内部空間と前記貫通孔とが実質的に直線状をなすことを
    特徴とする焼却処理装置。
JP8007189U 1989-07-10 1989-07-10 焼却処理装置 Expired - Lifetime JPH073360Y2 (ja)

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JP8007189U JPH073360Y2 (ja) 1989-07-10 1989-07-10 焼却処理装置

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JP8007189U JPH073360Y2 (ja) 1989-07-10 1989-07-10 焼却処理装置

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Publication Number Publication Date
JPH0319999U JPH0319999U (ja) 1991-02-27
JPH073360Y2 true JPH073360Y2 (ja) 1995-01-30

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ID=31624801

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JP8007189U Expired - Lifetime JPH073360Y2 (ja) 1989-07-10 1989-07-10 焼却処理装置

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JP2698790B2 (ja) * 1993-04-23 1998-01-19 株式会社エコマテリアル 飲料水浄化剤およびその製造方法

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JPH0319999U (ja) 1991-02-27

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