JPH0733551Y2 - 電線用s型クランプ - Google Patents

電線用s型クランプ

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JPH0733551Y2
JPH0733551Y2 JP10056790U JP10056790U JPH0733551Y2 JP H0733551 Y2 JPH0733551 Y2 JP H0733551Y2 JP 10056790 U JP10056790 U JP 10056790U JP 10056790 U JP10056790 U JP 10056790U JP H0733551 Y2 JPH0733551 Y2 JP H0733551Y2
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JP
Japan
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saddle
branch
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compression terminal
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英昭 宮崎
昌宏 北
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、発電所、変電所の母線分岐に使用されるS型
のT分岐、L分岐クランプに関する。
〔従来の技術〕
第8図に、従来のS型クランプの一例を示す。これは、
母線挾持部22の長手方向中間部に分岐用圧縮端子23を直
角向きに一体成形して本体21を構成したT分岐クランプ
である。このクランプは、母線挾持部22の両袖部にコ字
形のハウジング24を係止させ、このハウジングのガイド
孔25にサドル26用の支持ボルト27を通す。そのボルト27
にはサドル加圧用のスプリング28を予ね嵌めておき、孔
25からの貫通端にナット29を螺着する。
また、圧縮端子23には分岐線Bを取付け、スプリング28
の力を受けたサドル26と挾持部22との間に母線Aを挟ん
で分岐を完了する。
このT分岐クランプ本体21は、形状の複雑さから純アル
ミの鋳物を用い、ハウジング24も同様の理由からアルミ
合金鋳物を用いている。サドル26はボルト27を固定する
必要があるのでアルミ合金の鍜造品を用いている。
〔考案が解決しようとする課題〕
近年、アルミの鋳造、特に純アルミの砂型鋳物について
は熟練工の不足、高齢化等により、高品質の製品供給が
困難になりつゝある。
部品の内部に巣等の欠陥が生じると、圧縮端子23の圧縮
部23aは特に、分岐線挿入後圧縮するために割れの問題
を生じる。
また、サドル26は鍜造品であるが、鍜造時に鉄粉等が付
着しているボルトと27の根元部などが付着物をかみ込ん
で電線取付時にスプリングの圧縮応力等で折れることが
ある。
そこで、本考案は、熟練工がいなくても安価で品質の安
定したS型クランプを供給できるようにすることを目的
としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の課題を解決するため、S型のT分岐又は
L分岐クランプについては、本体の母線挾持部と分岐用
圧縮端子とを分割し、上記母線挾持部を押出材で、圧縮
端子の少なくとも圧縮部を鍜造材又は押出材で各々形成
し、この母線挾持部と圧縮端子を溶接一体化し、さら
に、母線挾持部との間に母線を挟むサドル、母線挾持部
に着脱自在に係止させてサドル加圧用スプリングの反力
を受けるハウジングの両者を押出材で形成し、かつ上記
スプリングを嵌めてハウジングに緩く通すサドルの支持
ボルトをサドルにカシメて固定する構成を採用する。
〔作用〕
T分岐、L分岐クランプは、本体を複数に分割して加工
すると、各々の分割部材を押出材や鍜造材で形成するこ
とが可能になる。この等の材料は、鋳物と違って内部に
巣のない高品質のものが生産性良く得られ、従って、そ
の分割部材を溶接一体化して構成される本体は、品質、
生産性ともに良くなる。
ハウジング、サドルも押出材で形成しているので同じこ
とが云える。
また、サドルは、支持ボルトをカシメて固定するので、
異物のかみ込みによる強度低下が起こらず、ボルトの一
体化も簡単になる。
〔実施例〕
第1図及び第2図に、S型T分岐クランプの具体例を示
す。
本体1の母線挾持部2は、従来同様、半円の電線溝2aと
ハウジングを係止させる一対のフック付き袖2bを有する
形状にしてある。この電線挾持部2は、純アルミ又はア
ルミ合金の押出材で形成してあり、従って、その断面形
状は長手方向の各部で同一になっている。
圧縮端子3は鍜造材で形成して先端を一方の袖2b上に溶
接してある(10がその溶接部)。
また、ハウジング4は、主体部4aを押出材で形成してこ
れにボルト用のガイド孔5とその他の必要な孔を加工
し、ナット9の収納凹所を画するために4aの背面側の溝
の両端に端板4bを溶接して取付けてある。
サドル6は、前面に半円の電線溝6aを、背面に蟻溝6bを
有するアルミ合金の押出材で形成してある。また、この
サドルを支持するためのボルト7は、根元端に一体に設
けた座板7aをサドルの蟻溝6bに挿入後、溝縁部をカシメ
てサドルに固定してある。8はサドル加圧用のスプリン
グ、9はナット、11はハウジングの止めねじである。
なお、圧縮端子3は、押出成形した丸棒材を定寸に切
り、それに圧縮部3aの孔加工、先端の丸め加工等を施し
て第3図のように仕上げたものや、第5図に示すよう
に、アルミパイプの押出材3bと鍜造又は鋳造したアルミ
のL型金具3cを溶接したものであってもよい。
押出し丸棒を出発材とする第3図の端子は、第4図に示
すように溶接部10の肉盛量が若干多くなり、一方、2分
割された第5図の端子は溶接個所が一個所増えるが、こ
れでも考案の目的は達成される。
第6図及び第7図は、S型のL分岐クランプである。こ
のクランプは、母線挾持部2に対する圧縮端子3の溶接
個所、取付方向が異なるだけで、その他の構成は前述の
T分岐クランプと同じになっている。
これ等のクランプは、電線溝2a、6aの径を押出時に最小
電線径にしておき、受注の都度その電線サイズに合った
溝径に加工し直す方法を採ると、半製品での在庫管理が
少品種で済む。
〔効果〕
以上述べたように、本考案のS型クランプは、押出材や
鋳造材を組合わせて鋳造技術の未熟さに起因した品質不
良の問題、熟練鋳造工の不足や鋳造法を採ることにより
生産性の悪さの問題を共に解決したので、割れや折損に
対しての信頼性が増し、コストダウンにもつながる。
また、押出材を使用するので、少品種の半製品管理も可
能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の分解斜視図、第2図は同
上の組立状態の側面図、第3図は圧縮端子の他の例の側
面図、第4図は第3図の端子の溶接部を示す正面図、第
5図は圧縮端子の更に他の実施例の側面図、第6図はS
型L分岐クランプの側面図、第7図はその正面図、第8
図はS型クランプの従来例(T分岐クランプ)を示す分
解斜視図である。 1……本体、2……母線挾持部、3……圧縮端子、4…
…ハウジング、5……ガイド孔、6……サドル、7……
ボルト、8……スプリング、9……ナット、10……溶接
部、11……止めねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の母線挾持部と分岐用圧縮端子とを分
    割し、上記母線挾持部を押出材で、圧縮端子の少なくと
    も圧縮部を鍜造材又は押出材で各々形成し、この母線挾
    持部と圧縮端子を溶接一体化し、さらに、母線挾持部と
    の間に母線を挾むサドル、母線挾持部に着脱自在に係止
    させてサドル加圧用スプリングの反力を受けるハウジン
    グの両者を押出材で形成し、かつ上記スプリングを嵌め
    てハウジングに緩く通すサドルの支持ボルトをサドルに
    カシメて固定してある電線用S型T分岐又はL分岐クラ
    ンプ。
JP10056790U 1990-09-25 1990-09-25 電線用s型クランプ Expired - Fee Related JPH0733551Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200468582Y1 (ko) * 2012-05-24 2013-08-28 임충기 완철용 접지클램프
KR101597353B1 (ko) * 2015-06-26 2016-02-26 제룡산업 주식회사 절연관통형 리드선 접속용 커넥터

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200468582Y1 (ko) * 2012-05-24 2013-08-28 임충기 완철용 접지클램프
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JPH0458041U (ja) 1992-05-19

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