JPH07335447A - 変成器 - Google Patents

変成器

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Publication number
JPH07335447A
JPH07335447A JP6155146A JP15514694A JPH07335447A JP H07335447 A JPH07335447 A JP H07335447A JP 6155146 A JP6155146 A JP 6155146A JP 15514694 A JP15514694 A JP 15514694A JP H07335447 A JPH07335447 A JP H07335447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transformer
core
plate
thermal conductivity
copper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6155146A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Amikura
弘和 網倉
Tsutomu Ishima
勉 石間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SPC Electronics Corp
Original Assignee
SPC Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SPC Electronics Corp filed Critical SPC Electronics Corp
Priority to JP6155146A priority Critical patent/JPH07335447A/ja
Publication of JPH07335447A publication Critical patent/JPH07335447A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コアを効率良く冷却して変成器の全体構成を小
型化することができるようにし、小型で安価な変成器を
得ることができるようにするとともに、変成器の配置ス
ペースを縮小化することができる変成器を提供する。 【構成】層状に形成したコア14の各層間および層表面
に密着させた熱伝導性の良好な銅板16と、銅板16に
固着された熱伝導性の良好な中空の銅パイプ20とを有
し、銅パイプ20内に冷媒を循環させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変成器に関し、さらに
詳細には、誘導加熱装置などに使用される変成器のコア
自身の発熱による温度上昇を防止するようにした変成器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、誘導加熱装置などに使用される変
成器としては、高周波電源の出力マッチングに使用され
る、所謂、出力トランスと、加熱コイルのマッチングに
使用される、所謂、変流器とが知られている。そして、
こうした変成器は、フェライトよりなるコア、一次巻
線、二次巻線などを具備している。
【0003】上記した変成器の一次巻線および二次巻線
は、電気絶縁手段を介してコア上に同心的に配置されて
いるが、このような変成器においては、変成器の配置ス
ペースを縮小化するなどのために、変成器の全体構成の
小型化が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した変
成器にあっては、高周波電源の出力が大きくなるにした
がって、コアの磁束密度が飽和に至る以前に発熱がおお
きくなり、コアの温度が上昇して変成特性に影響を及ぼ
すようになるため、発熱するコアの温度を下げる必要が
あった。そして、コアの温度を下げるためにはコアを大
型化してコアの表面積を増大させたり、あるいは空冷に
よりコアの強制冷却を行うための送風装置を機器内に設
置したりする必要があるため、変成器の全体構成が大型
化し、大きな配置スペースを必要とするという問題点が
あった。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、コアを効率良く冷却して変成器の全体構成を小
型化することができるようにし、小型で安価な変成器を
得ることができるようにするとともに、変成器の配置ス
ペースを縮小化することができる変成器を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における変成器においては、コアと、一次コ
イルと、二次コイルとを有して構成される変成器におい
て、層状に形成したコアと、上記層状に形成したコアの
各層間に密着させた熱伝導性の良好な材料よりなる板
と、上記板に固着された熱伝導性の良好な材料よりなる
中空のパイプとを有し、上記パイプ内に冷媒を循環させ
るようにしたものである。
【0007】また、本発明における変成器においては、
コアと、一次コイルと、二次コイルとを有して構成され
る変成器において、コアの表面に密着させた熱伝導性の
良好な材料よりなる板と、上記板に固着された熱伝導性
の良好な材料よりなる中空のパイプとを有し、上記パイ
プ内に冷媒を循環させるようにしたものである。
【0008】さらに、本発明における変成器において
は、コアと、一次コイルと、二次コイルとを有して構成
される変成器において、複数に分割形成されたコアと、
上記分割形成されたコアの間に密着させた熱伝導性の良
好な材料よりなる板と、上記板に固着された熱伝導性の
良好な材料よりなる中空のパイプとを有し、上記パイプ
内に冷媒を循環させるようにしたものである。
【0009】
【作用】コアに密着された板に固着されたパイプ内に冷
媒を循環させることによって、板を介してコアが冷却さ
れるので、コアの温度上昇が抑えられる。
【0010】
【実施例】以下、添付の図面を参照しながら、本発明に
よる変成器の一実施例を詳細に説明するが、誘導加熱装
置に使用される変成器に関して説明するものとする。
【0011】図1は本発明による変成器の全体構成を示
す要部の平面図であり、図2は図1に示す変成器の正面
図であり、図3は図1に示す変成器の側面図であり、図
4は変成器を構成するコア・ブロックの上半分部分を示
す正面図であり、変成器10はケース(図示せず)の内
部に収納されるようになっている。
【0012】変成器10を構成しているコア・ブロック
12は、フェライトなどによりU字形状に成形された複
数個のコア14からなり、本実施例においては、コア1
4を4層の層状に配置したものを一単位として、これを
左右に並置するとともに、コア14のU字形の開口部が
上下に対向するように上下に配置しており、全部で4単
位16個のコア14を備えるようにして構成されてい
る。即ち、コア・ブロック12は、コア14を4層の層
状に配置したものを4個組み合わせて分割形成されてい
る。
【0013】そして、各コア14の層間および層面と平
行する端面(層表面)には、熱伝導性の良好な銅よりな
る板(銅板)16が圧接または接着などにより密着され
ている。また、左右に並置される隣接したコア14どう
しの側面間には、熱伝導性の良好な銅よりなる板(銅
板)18が圧接または接着などにより密着されている。
【0014】さらに、各コア14の層間に密着された銅
板16の外表面側に位置する端面16aがL字形に折曲
されており、この折曲された銅板16の端面16aに
は、蛇行状に形成された熱伝導性の良好な銅よりなる中
空のパイプ(銅パイプ)20がロー付けなどにより固着
されている。また、左右に並置される隣接したコア14
の側面間に密着される銅板18は、その中央部の一部が
切り欠かれていて、その切り欠かれた部位に、熱伝導性
の良好な銅よりなる中空のパイプ(銅パイプ)22がロ
ー付けなどにより固着されている。従って、これらの銅
パイプ20ならびに銅パイプ22内に冷却水などの冷媒
を循環させることにより、銅板16ならびに銅板18を
介して各コア14を冷却することができるようになされ
ている。
【0015】一方、コア・ブロック12のコア脚部に
は、冷却水などの冷媒が循環する熱伝導性の良好な銅よ
りなる中空のパイプ(銅パイプ)からなる二次コイル2
6が所定の巻数だけ巻き付けられ、この二次コイル26
には、冷却水などの冷媒が循環する熱伝導性の良好な銅
よりなる中空のパイプ(銅パイプ)28をロー付けなど
により固着した一次コイル24の銅板が一巻きされてい
る。
【0016】即ち、変成器10を構成している一次コイ
ル24は、熱伝導性の良好な銅板により成形され、この
一次コイル24の銅板は、冷却水などの冷媒が循環する
銅パイプからなる二次コイル26の表面に所定の間隙を
有して一巻きされるように構成されており、一次コイル
24である銅板の表面には、冷却水などの冷媒が循環す
る銅パイプ28がロー付けなどにより固着されている。
【0017】以上の構成において、変成器10が作動す
る際には、変成器10の一次コイル24側に電源が入力
されると、二次コイル26側より高周波電源の出力が得
られるものである。
【0018】そして、高周波電源の出力が大きくなるに
したがって、コア・ブロック12が発熱しコア・ブロッ
ク12の温度が上昇することになるが、コア・ブロック
12を構成している各コア14の層間および層表面に密
着された銅板16に固着された銅パイプ20と、左右に
隣接したコア14どうしの側面間に密着された銅板18
とに固着された銅パイプ22とに、冷却水などの冷媒を
循環させることによって、銅板16および銅板18を介
して各コア14を冷却することができ、コア・ブロック
12の温度上昇を抑えることができる。
【0019】また、銅板からなる一次コイル24の表面
に固着した銅パイプ28と、銅パイプからなる二次コイ
ル26とにも、冷却水などの冷媒が循環されることにな
るので、一次コイル24および二次コイル26が冷却さ
れることになって、一次コイル24および二次コイル2
6の発熱による温度上昇を抑えることができる。
【0020】なお、上記した実施例においては、各コア
14の層間および層表面に密着させた板16と、左右に
並置される隣接したコア14どうしの側面間に密着させ
た板18、これらを冷却するための冷却水などの冷媒を
循環させるパイプ20、22とは、熱伝導性の良好な銅
により形成したが、銅に限られることなしに、熱伝導性
の良好な材料を適宜選択することができる。
【0021】また、上記した実施例においては、冷媒と
して冷却水を用いた場合に関して説明したが、冷却水の
他にも種々の冷媒を使用することができる。
【0022】さらに、コア14の形状はU字形状に限ら
れるものではなく、また、コア・ブロック12の形状も
上記した実施例の形状に限られるものではなく、適宜の
形状に構成してよいことは勿論である。
【0023】さらにまた、上記した実施例においては、
コアはフェライトにより成形したが、これに限定するも
のではなく、その他の材料を適宜使用することができ
る。
【0024】なお、上記した実施例においては、誘導加
熱装置に使用される変成器に関して説明したが、これに
限られるものではなく、誘導加熱装置以外の他の装置に
使用してもよいことは勿論である。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、コアに密着された板に固着された中空のパ
イプ内に冷媒を循環させることによって、板を介してコ
アが冷却されることになり、コアの温度上昇を抑えるこ
とができる。
【0026】このため、コアを大型化したり、空冷によ
りコアの強制冷却を行うための送風装置などを設けたり
する必要がなくなるので、変成器の全体構成を小型化す
ることができるようになり、小型で安価な変成器を得る
ことができるとともに、変成器の配置スペースを縮小化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による変成器の構造を示す要部の平面図
である。
【図2】図1に示す変成器の正面図である。
【図3】図1に示す変成器の側面図である。
【図4】変成器を構成するコア・ブロックの上半分を示
す正面図である。
【符号の説明】
10 変成器 12 コア・ブロック 14 コア 16、18 板(銅板) 16a 端面 20、22 パイプ(銅パイプ) 24 一次コイル 26 二次コイル(銅パイプ) 28 パイプ(銅パイプ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアと、一次コイルと、二次コイルとを
    有して構成される変成器において、 層状に形成したコアと、 前記層状に形成したコアの各層間に密着させた熱伝導性
    の良好な材料よりなる板と、 前記板に固着された熱伝導性の良好な材料よりなる中空
    のパイプとを有し、前記パイプ内に冷媒を循環させるよ
    うにしたことを特徴とする変成器。
  2. 【請求項2】 コアと、一次コイルと、二次コイルとを
    有して構成される変成器において、 コアの表面に密着させた熱伝導性の良好な材料よりなる
    板と、 前記板に固着された熱伝導性の良好な材料よりなる中空
    のパイプとを有し、前記パイプ内に冷媒を循環させるよ
    うにしたことを特徴とする変成器。
  3. 【請求項3】 コアと、一次コイルと、二次コイルとを
    有して構成される変成器において、 複数に分割形成されたコアと、 前記分割形成されたコアの間に密着させた熱伝導性の良
    好な材料よりなる板と、 前記板に固着された熱伝導性の良好な材料よりなる中空
    のパイプとを有し、前記パイプ内に冷媒を循環させるよ
    うにしたことを特徴とする変成器。
JP6155146A 1994-06-14 1994-06-14 変成器 Pending JPH07335447A (ja)

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JP6155146A JPH07335447A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 変成器

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JP6155146A JPH07335447A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 変成器

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JP (1) JPH07335447A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005317982A (ja) * 2004-04-29 2005-11-10 Bosch Rexroth Ag 鉄心及び巻線パッケージのための冷却手段
CN103500627A (zh) * 2013-10-17 2014-01-08 深圳市大族激光科技股份有限公司 一种高压变压器油箱及功率模块的散热装置
JP2014120673A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Shindengen Electric Mfg Co Ltd コア、および該コアを用いた磁性部品
JP2019080011A (ja) * 2017-10-27 2019-05-23 株式会社江口高周波 高周波変圧器

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