JPH07335446A - 絶縁油及び油入電気機器の診断方法 - Google Patents

絶縁油及び油入電気機器の診断方法

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JPH07335446A
JPH07335446A JP6131920A JP13192094A JPH07335446A JP H07335446 A JPH07335446 A JP H07335446A JP 6131920 A JP6131920 A JP 6131920A JP 13192094 A JP13192094 A JP 13192094A JP H07335446 A JPH07335446 A JP H07335446A
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oil
copper
insulating oil
sulfide
insulating
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JP6131920A
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Motoo Tsuchie
基夫 土江
Akio Miyamoto
晃男 宮本
Hisashi Hashimoto
寿志 橋本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油入電気機器に充填される絶縁油の銅に対す
る硫化腐食性を定量的に把握することと、運転中の油入
電気機器内の油中に露出する銅部材表面の硫化腐食の進
行状況について機器停止することなく診断する診断方法
を提供する。 【構成】 一定量の絶縁油と、一定量の表面積を有する
銅板を密閉容器に封入し、所定の温度で所定の時間加熱
した後、絶縁油中の油中溶解銅及び硫酸イオンの含有量
の和から、銅表面の生成硫化銅の関係から絶縁油の硫化
腐食性を診断する。また、運転中の油入電気機器から絶
縁油を採取し、油中の油中溶解銅及び硫酸イオンの含有
量を測定し、生成硫化銅の生成密度を求め、硫化腐食を
診断する。 【効果】 絶縁油の硫化腐食性が充填前に定量的に診断
でき、運転中の油入電機器の硫化腐食の程度が停止する
ことなく診断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油入電気機器に充填
される絶縁油の銅に対する硫化腐食性の診断方法及び油
入電気機器内部の銅部材の絶縁油による硫化腐食の程度
を診断する油入電気機器の診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、油入電気機器に充填される絶縁油
は JIS C2320に規定された1種(鉱油)が使
用されている。鉱油は、石油を精製して得られるもので
あり、微量ではあるが硫黄成分が含まれている。油中の
硫黄成分の内ある種の硫黄化合物が銅部材の油中露出部
分に反応すると、その表面に硫化銅が生成する。銅表面
の生成硫化銅は、それが電気接点部分であれば接点の接
触不良による局部加熱が発生したり、接点の接離動作に
よって銅表面の生成硫化物が剥離して油中に浮遊するこ
ともある。硫化銅は導電性であり、絶縁油中に浮遊する
と絶縁破壊に至る可能性もでてくる。また、接点部分以
外の部分であっても硫化銅の付着量が多くなると剥離し
て同様の問題が生じることがある。
【0003】このようなことから絶縁油は硫黄成分が少
なくなるように精製され、その確認方法として JIS
C2101(電気絶縁油試験方法)の17項に腐食性
硫黄試験が規定されている。この腐食性硫黄試験は絶縁
油のロットから採取した試料油250mlと、6×25
mmの表面を研摩した銅板とを所定の容器に大気と遮断
された状態で封入し、140±2℃で19時間加熱し、
容器から銅板をとり出し、銅板表面の変色度合いを判定
基準にしたがって、腐食性、非腐食性が判定され、非腐
食性と判定されたものがJIS規格に合格した絶縁油と
して油入電気機器に使用される。
【0004】JIS C2101に規定された腐食性硫
黄試験は、上記のとおり試料油中に浸漬され、140±
2℃、19時間加熱後の銅板の変色状態より絶縁油中の
硫黄成分は実用上差し支えない程度に少ないことを確認
するものであるが、定量的に検出する試験ではない。ま
た、加熱時間が19時間であることは、微量の硫黄成分
まで検出する方法でもない。したがって、実際の油入電
気機器に使用される絶縁油は、非腐食性と判定されたも
のであっても微量の硫黄成分が含まれている場合もあ
る。実際の油入電気機器の内部点検の結果を見ても、油
中に露出する銅部材の表面に硫化銅が生成しているもの
も見られる。このようなことから銅表面の生成硫化銅が
問題となる油入電気機器の信頼性を確保するためには定
期的に内部点検を実施する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、JIS
C2101の腐食性硫黄試験は精製された絶縁油の硫
化腐食性を確認するものであり、硫黄成分が微量の場合
は非腐食性と判定されることがあり、この絶縁油が油入
電気機器に充填されたとき、銅表面の生成硫化銅が問題
となる機器においては、信頼性を確保するために定期的
に内部点検によって生成硫化銅の状況を点検する必要が
ある。油入電気機器の内部点検は機器を停止して、充填
された絶縁油を抜き、点検員が容器内部に入って変色状
態を点検し、点検後絶縁油を再充填するという煩雑な作
業となり、停止期間の設定と多額の作業費用を必要とす
る問題点がある。
【0006】この発明は、上記問題点を解消するために
なされたものであり、油入電気機器に充填される絶縁油
の硫化腐食性を定量的に把握して、充填することの可否
を診断するものであり、また、運転中の油入電気機器に
対しては停止しないで内部の硫化腐食の進行状況を把握
して診断する診断方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1は、
一定量の絶縁油と、所定の表面積を有し、表面が研摩さ
れた銅板とを所定の容器に封入して所定の温度で、所定
の時間加熱した後、絶縁油中に含まれる油中溶解銅と硫
酸イオンの含有率を測定し、それぞれの含有率の和か
ら、絶縁油の銅部材に対する硫化腐食性を診断するもの
である。
【0008】また、この発明の請求項2は、絶縁油を2
50ml、表面積が3cm2 の銅板とを密閉可能な容器
に封入し、120±2℃の温度で500時間加熱した
後、絶縁油中に含まれる油中溶解銅及び硫酸イオンの含
有率を測定し、そのそれぞれの測定値の和が1ppm以
下のとき硫化腐食性なしと判定するものである。
【0009】また、この発明の請求項3は、運転中の油
入電気機器から、絶縁油を採取し、その絶縁油中に含ま
れる油中溶解銅及び硫酸イオンの含有率を測定し、それ
ぞれの含有率の和と油入電気機器の充填油量及び機器内
の銅部材の油中に露出する部分の表面積とから、油中に
露出する銅部材表面の生成硫化銅の付着密度を推定し、
油入電気機器の硫化腐食状態を診断するものである。
【0010】
【作用】この発明の請求項1においては、一定量の絶縁
油と所定の表面積を有する銅板とを容器に封入して、所
定の温度で所定の時間加熱した後、絶縁油中に含まれる
油中溶解銅及び硫酸イオンの含有率を測定し、それぞれ
の含有率の和により絶縁油の硫化腐食性が診断できる。
【0011】また、この発明の請求項2においては、絶
縁油250mlと表面積が3cm2の銅板とを容器に封
入し、120±2℃で500時間加熱した後、絶縁油中
に含まれる油中溶解銅及び硫酸イオンの含有率を測定
し、それぞれの含有率の和が1ppm以下であることを
確認することにより絶縁油の硫化腐食性がないことが診
断できる。
【0012】また、この発明の請求項3においては、運
転中の油入電気機器の絶縁油中に含まれる油中溶解銅及
び硫酸イオンのそれぞれの含有率の和と、油入電気機器
の充填油量及び機器内の銅部材の油中露出部分の表面積
とから、銅部材表面の生成硫化銅の付着密度を推定する
ことにより、運転を停止して内部点検を行うことなく、
油入電気機器の硫化腐食の進行状況を診断することがで
きる。
【0013】
【実施例】
実施例1.油入電気機器に充填される絶縁油は、硫黄成
分が、少なくなるように、精製され、JIS C210
1(電気絶縁油試験方法)の17項の腐食性硫黄試験に
より非腐食性を判定されたものである。しかし、JIS
C2101に規定の腐食性硫黄試験は加熱後の銅板の
変色具合によって定性的に判定されたものであり、加熱
時間も19時間と短かいので、微量の硫黄成分が含有し
ていても非腐食性と判定されていると想定される。この
ことは運転中の油入電気機器の内部点検の結果でも証明
されている。
【0014】この実施例1は絶縁油の腐食性硫黄を定量
的に把握し、油入電気機器に充填される絶縁油の硫化腐
食性を診断するものである。絶縁油中の腐食性硫黄化合
物が油中に露出する銅部材に接すると、銅と反応して、
銅イオンと銅化合物の油中溶解銅及び硫酸イオンが油中
に溶出し、銅表面には硫化銅が生成する。腐食性硫黄が
銅に反応したとき、銅表面の生成硫化銅と、絶縁油に溶
出した油中溶解銅と硫酸イオンの量との間に一定の関係
があれば、加熱試験後の絶縁油中に含まれている油中溶
解銅と硫酸イオンの量を測定することにより銅表面の生
成硫化銅を定量的に把握することができる。
【0015】そこで、JIS C2101の17項の腐
食性硫黄試験に規定された試料容器を用いて、銅板も規
定されたものの表面積と同じ3cm2 とし、絶縁油とし
て腐食性硫黄含有量が異なると思われる。産地の異なる
数種類の絶縁油それぞれ250mlを試料とし、加熱温
度を100℃、120℃の2水準とし、加熱時間を最大
1年間とする加熱試験を行い、それぞれの試料につい
て、絶縁油中の油中溶解銅及び硫酸イオンの含有率を測
定した。その結果の銅板表面の生成硫化銅と、油中溶解
銅及び硫酸イオンのそれぞれの含有率の和との関係とし
て図1に示す結果を得た。図1の生成硫化銅は硫化銅の
硫黄成分をX線マイクロアナライザーで測定し、硫化銅
に換算したものである。
【0016】図1を見ると、試料の条件、加熱の条件に
よって、銅板表面の生成硫化銅、絶縁油中の油中溶解銅
及び硫酸イオンの量は異なる値であったが、銅板表面の
生成硫化銅と油中溶解銅及び硫酸イオンの含有率の和と
の関係は比例関係にあり、加熱後の油中溶解銅と硫酸イ
オンの含有率の和を測定することにより、銅板表面の生
成硫化銅量の推定が可能であることがわかった。
【0017】つぎに銅部材表面の生成硫化銅の有害性に
ついて説明する。生成硫化銅が問題となるのは、油中に
電気接点を有する、例えば負荷時タップ切換器のような
場合であり、このような油中の電気接点部分における生
成硫化銅量が10μg/cm 2 以下であれば、接触部の
接触不良もなく正常に運転できる領域であり、10μg
/cm2 を超え50μg/cm2 程度までは、接点の接
触不良が発生する可能性があり、50μg/cm2 〜1
00μg/cm2 では高い確率で接触不良となる可能性
があり、生成硫化銅も剥離して油中に浮遊することもあ
り絶縁性能を脅かすことが考えられる。100μg/c
2 にもなると接点部の接触不良のみではなく、接触に
関係しない部分からも硫化銅が剥離して油中に浮遊する
可能性のある状態である。
【0018】実際の油入電気機器において絶縁油中に露
出する銅部材の生成硫化銅は絶縁油中の腐食性硫黄化合
物の含有率と温度に関係することが平成4年度電気学会
電力エネルギー部門大会で報告されている。その内容は
試料油250ml、銅板表面積3cm2 とし、腐食性硫
黄化合物の含有率の異なる試料油3種類について温度1
00℃及び120℃で加熱し、約1年間の付着硫黄量の
無酸素雰囲気下においた経時変化を求めたものである。
その結果の付着硫黄量を生成硫化銅に換算したものを図
2に示す。図2に結果から、生成硫化銅は2ヵ月程度で
飽和値近くまで生成しており、生成硫化銅の飽和値は試
料油の種類と温度によって差があり、温度が高い程、生
成硫化銅量は多くなっている。試料油によって差がある
のは試料油中の腐食硫化合物の含油率の差によるものと
推定される。
【0019】実際の油入電気機器に充填する絶縁油の硫
化腐食性を診断するとき、機器内の最高点温度110℃
でどの程度の硫化腐食性があるかを目安とすべきであ
り、図2の100℃及び120℃で加熱した結果から、
短期間で最高点温度110℃の飽和量となる加熱温度及
び加熱期間を求めると120℃で、約20日間に相当す
る。この条件を充填する絶縁油の硫化腐食性を診断する
加熱条件とすることにより、短期間で絶縁油の硫化腐食
性を定量的に診断できる。
【0020】上記の銅板を用いた硫化腐食性の試験結果
から、油中溶解銅と硫酸イオンとの和が1〜2ppmの
試料の銅板はほとんど変色せず、問題にならない生成硫
化銅量10μg/cm2 に相当すること及び含有率を検
出する装置の感度は0.1ppm程度まで測定できるの
で1ppm以下を絶縁油の硫化腐食性の有無の判定基準
とすることができる。
【0021】実施例2.実際の油入電気機器では、機器
の温度上昇によって油中の腐食性硫黄化合物の油中に露
出した銅部材表面への反応が促進されて硫化腐食現象が
進行するものと想定される。油中の腐食性硫黄化合物が
銅部材に反応すると、油中に油中溶解銅と硫酸イオンが
溶出し、銅表面に硫化銅が生成することは前記したとお
りである。腐食性硫黄化合物が油中に露出した銅部材の
表面に反応して油中に溶出した油中溶解銅と硫酸イオン
の含有率の和との関係は図1に示すとおりであり、加熱
試験の条件に係りなく、比例関係にある。図1は銅板表
面積3cm2 、絶縁油量250mlすなわち、銅板表面
積/絶縁油量が0.012cm2 /mlのときの銅板表
面に生成される生成硫化銅の生成密度を示すものであ
る。
【0022】油入電気機器の充填絶縁油量及び銅部材の
油中露出表面積は上記の試験条件の銅表面積/絶縁油量
が0.012cm2 /mlと一致するとは限らないが、
運転中の油入電気機器から絶縁油を採取し、その絶縁油
中に含有する油中溶解銅と硫酸イオンの含有率を測定
し、その和から図1によって、生成硫化銅量を読みとり
この値を実際の油入電気機器の油中に露出している銅部
材の表面積と充填油量との比で除した値を求めることに
より運転中の油入電気機器の油中露出銅部材表面の生成
硫化銅の生成密度を推定することができる。
【0023】このようにして推定した実際の油入電気機
器の油中に露出する銅部材表面の生成硫化銅量は接点部
を有する負荷時タップ切換器のような場合は、接点の接
触不良による局部加熱の問題、あるいは接点の接離動作
時の生成硫化銅の剥離の問題もあるので特にきびしく管
理する必要があり、生成硫化銅が10μg/cm2 を超
える値が測定された場合は接触不良が生じる可能性も想
定されるので、絶縁油中の可燃性ガスの分析を行ない、
ガスパターンが過熱によるパターンであれば接触不良の
可能性が高いので内部点検を実施する。ガスパターンが
正常なパターンであれば、継続して定期的に油中溶解銅
及び硫酸イオンの測定とガス分析を行ない、変化状態に
よって診断することにより油入電気機器の異常が事前に
検出できる。
【0024】
【発明の効果】この発明の請求項1においては、一定量
の絶縁油と所定の表面積を有する銅板とを容器に封入し
て、所定の温度で所定時間加熱した後、油中溶解銅及び
硫酸イオンの含有率を測定し、それぞれの含有率の和か
ら、銅板表面に生成する生成硫化銅を推定することによ
り油入電気機器に充填する前に絶縁油の硫化腐食性が定
量的に把握できるため、機器への充填の可否が診断でき
る。
【0025】また、この発明の請求項2においては、絶
縁油250mlと表面積が3cm2の銅板とを容器に封
入し、120±2℃で500時間加熱した後、絶縁油中
に含まれる油中溶解銅及び硫酸イオンの含有率を測定
し、それぞれの含有率の和が1ppm以下であることを
確認することにより絶縁油の硫化腐食性のないことが診
断できるため、硫化腐食性のある絶縁油が機器へ充填さ
れることが回避できる。
【0026】また、この発明の請求項3においては、運
転中の油入電気機器より絶縁油を採取し、絶縁油中に含
まれる油中溶解銅及び硫酸イオンの含有率を測定し、そ
れぞれの含有率の和と、油入電気機器の充填油量と、油
中に露出する銅部材表面積とから油中に露出する銅部材
表面の生成硫化銅の生成密度を推定することにより、機
器内部の銅部材表面の硫化腐食の程度が、機器を停止す
ることなく、簡単に定量的に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】絶縁油中に含まれる腐食性硫黄によって銅表面
を硫化腐食させたものの油中の油中溶解銅及び硫酸イオ
ンの含有率の和と、銅板表面に生成された生成硫化銅の
関係を示す図である。
【図2】絶縁油中に銅板を浸漬した加熱試験の加熱期間
と生成硫化銅量の関係を示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定量の絶縁油と、所定の表面積を有し
    表面が活性化された銅板とを所定の容器に封入して、所
    定の時間加熱した後、絶縁油中に含まれる油中溶解銅及
    び硫酸イオンの含有率を測定し、その和によって硫化腐
    食性を診断する絶縁油の診断方法。
  2. 【請求項2】 250mlの絶縁油と、表面積が3cm
    2 の表面が活性化された銅板とを密閉可能な容器に封入
    し、120℃の温度で500時間加熱した後、上記絶縁
    油中に含まれる油中溶解銅及び硫酸イオンの含有率を測
    定し、そのそれぞれの測定値の和が1ppm以下のとき
    硫化腐食性なしと判定する絶縁油の診断方法。
  3. 【請求項3】 運転中の油入電気機器から絶縁油を採取
    し、絶縁油中に含まれる油中溶解銅及び硫酸イオンの含
    有率を測定し、それぞれの含有率の和と油入電気機器内
    の充填油量と機器内の油中に露出する銅部材の表面積と
    から、油中に露出する銅部材表面の生成硫化銅量を推定
    し、硫化腐食状況を診断する油入電気機器の診断方法。
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