JPH07335312A - コネクタ装置 - Google Patents
コネクタ装置Info
- Publication number
- JPH07335312A JPH07335312A JP6126499A JP12649994A JPH07335312A JP H07335312 A JPH07335312 A JP H07335312A JP 6126499 A JP6126499 A JP 6126499A JP 12649994 A JP12649994 A JP 12649994A JP H07335312 A JPH07335312 A JP H07335312A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- terminal
- housing
- male
- force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 いわゆるはめ殺しの状態にして使用するコネ
クタであり、盲状態での嵌合を必要とし、しかも使用中
に振動や熱を受けることが避けられない場合に有効なコ
ネクタ装置の提供。 【構成】 支持基板７に取付けるオスコネクタ１と部材
９に取付けるメスコネクタ４のうちどちらか一方のコネ
クタの端子（図はオス端子３）を可撓性の電線（図はフ
レキシブルプリント基板１０）を介して基板７上の回路
導体１１に接続し、さらに、端子３を接着力の弱い接着
剤１２でハウジング２に仮固定する。オス、メス端子
３、６の嵌合部に引き抜き力が働くとオス端子３がハウ
ジング２から外れてメス端子６と一緒に動き、嵌合部の
摺動、力の伝達が防止される。
クタであり、盲状態での嵌合を必要とし、しかも使用中
に振動や熱を受けることが避けられない場合に有効なコ
ネクタ装置の提供。 【構成】 支持基板７に取付けるオスコネクタ１と部材
９に取付けるメスコネクタ４のうちどちらか一方のコネ
クタの端子（図はオス端子３）を可撓性の電線（図はフ
レキシブルプリント基板１０）を介して基板７上の回路
導体１１に接続し、さらに、端子３を接着力の弱い接着
剤１２でハウジング２に仮固定する。オス、メス端子
３、６の嵌合部に引き抜き力が働くとオス端子３がハウ
ジング２から外れてメス端子６と一緒に動き、嵌合部の
摺動、力の伝達が防止される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、雌雄一対のコネクタの
うちどちらか一方を支持基板に取付けて用いる電気接続
用のコネクタ装置、中でも使用中に振動や熱を受ける用
途での適正を高めたコネクタ装置に関する。
うちどちらか一方を支持基板に取付けて用いる電気接続
用のコネクタ装置、中でも使用中に振動や熱を受ける用
途での適正を高めたコネクタ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、自動車に搭載するコネクタ装置
は不可避的に振動を受ける。エンジンルーム内に配置さ
れるものについては併せて熱も受ける。
は不可避的に振動を受ける。エンジンルーム内に配置さ
れるものについては併せて熱も受ける。
【０００３】このような環境下で使用するコネクタ装
置、中でも、雌雄一対のコネクタのうち、一方のコネク
タのハウジングが支持基板に、他方のコネクタのハウジ
ングが支持基板から独立している別部材に各々固定され
るものは、振動による支持基板と別部材の相対移動で雌
雄の端子の嵌合部が摺動摩耗し、また、熱で端子の表面
酸化が助長されて接触抵抗が増大する。
置、中でも、雌雄一対のコネクタのうち、一方のコネク
タのハウジングが支持基板に、他方のコネクタのハウジ
ングが支持基板から独立している別部材に各々固定され
るものは、振動による支持基板と別部材の相対移動で雌
雄の端子の嵌合部が摺動摩耗し、また、熱で端子の表面
酸化が助長されて接触抵抗が増大する。
【０００４】また、支持基板側のコネクタはその端子を
支持基板上の回路導体に直接半田付けしているので、そ
の半田付け部或いは支持基板そのものに振動、熱に起因
した無理な力が加わる。
支持基板上の回路導体に直接半田付けしているので、そ
の半田付け部或いは支持基板そのものに振動、熱に起因
した無理な力が加わる。
【０００５】従って、このような場合には、電気接続の
信頼性を維持するために電線（ワイヤーハーネス）の途
中をコネクタで接続したり、片方のコネクタを電線端に
取付けてこれを固定側のコネクタに嵌合させるなどの方
法が採られている。
信頼性を維持するために電線（ワイヤーハーネス）の途
中をコネクタで接続したり、片方のコネクタを電線端に
取付けてこれを固定側のコネクタに嵌合させるなどの方
法が採られている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】例えば、電子制御ユニ
ットの収納ケース上に制御対象のモータ等を含む液圧ユ
ニットなどを一体的に連結するとき、上側のユニットに
設けたモータ端子等を収納ケース内の電気回路に直結で
きれば、両ユニット間の配線が簡略化され、組立工数も
減少する。この場合、端子を盲状態で正確に嵌合させる
ことが不可欠になるが、それができるのは、対のコネク
タの一方をケース内の支持基板上に、他方を上側のユニ
ットの下部に各々取付け、それ等の位置をケース基準で
定めておいてケースと上側のユニットの位置合わせで対
のコネクタが位置決めされるようにしておく場合に限ら
れる。ところが、この場合には、先に述べた振動での端
子の摺動摩耗や端子半田付け部などへの応力印加が起こ
る。
ットの収納ケース上に制御対象のモータ等を含む液圧ユ
ニットなどを一体的に連結するとき、上側のユニットに
設けたモータ端子等を収納ケース内の電気回路に直結で
きれば、両ユニット間の配線が簡略化され、組立工数も
減少する。この場合、端子を盲状態で正確に嵌合させる
ことが不可欠になるが、それができるのは、対のコネク
タの一方をケース内の支持基板上に、他方を上側のユニ
ットの下部に各々取付け、それ等の位置をケース基準で
定めておいてケースと上側のユニットの位置合わせで対
のコネクタが位置決めされるようにしておく場合に限ら
れる。ところが、この場合には、先に述べた振動での端
子の摺動摩耗や端子半田付け部などへの応力印加が起こ
る。
【０００７】そこで、本発明は、盲状態での正確な嵌
合、端子の摺動摩耗の防止、端子半田付け部や基板の熱
応力等からの保護が併せて要求される場合に有効なコネ
クタ装置を提供することを課題としている。
合、端子の摺動摩耗の防止、端子半田付け部や基板の熱
応力等からの保護が併せて要求される場合に有効なコネ
クタ装置を提供することを課題としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明のコネクタ装置は、雌雄一対のコネクタのうち一方
のコネクタのハウジングを支持基板に固定し、その一方
のコネクタの端子は可撓性の電線を介して前記支持基板
上の導体回路に接続し、さらに、その一方のコネクタの
支持基板に対するハウジングの固定又はそのハウジング
に対する端子の固定を、対のコネクタの嵌合力よりも弱
い力での仮固定として構成されるものである。
発明のコネクタ装置は、雌雄一対のコネクタのうち一方
のコネクタのハウジングを支持基板に固定し、その一方
のコネクタの端子は可撓性の電線を介して前記支持基板
上の導体回路に接続し、さらに、その一方のコネクタの
支持基板に対するハウジングの固定又はそのハウジング
に対する端子の固定を、対のコネクタの嵌合力よりも弱
い力での仮固定として構成されるものである。
【０００９】
【作用】今、振動等により嵌合後のコネクタに抜き取り
方向の外力が加わったとする。その力が対のコネクタの
嵌合力よりも大きくて対のコネクタを相対移動させよう
とすると、仮固定が外れて一方のコネクタの端子又は端
子とハウジングが他方のコネクタと一緒になって動く。
従って、対のコネクタの支持部材が相対移動しても嵌合
部での摺動が起こらない。
方向の外力が加わったとする。その力が対のコネクタの
嵌合力よりも大きくて対のコネクタを相対移動させよう
とすると、仮固定が外れて一方のコネクタの端子又は端
子とハウジングが他方のコネクタと一緒になって動く。
従って、対のコネクタの支持部材が相対移動しても嵌合
部での摺動が起こらない。
【００１０】また、可撓性電線の変形により外力が途中
で吸収されるので、電線と支持基板上の回路導体の接合
部、或いは支持基板そのものに無理な力がかかることが
無い。
で吸収されるので、電線と支持基板上の回路導体の接合
部、或いは支持基板そのものに無理な力がかかることが
無い。
【００１１】
【実施例】図１に、本発明のコネクタ装置の一例を示
す。図の１はオスコネクタ、４はメスコネクタである。
す。図の１はオスコネクタ、４はメスコネクタである。
【００１２】オスコネクタ１は、ハウジング２内にオス
端子３を設けた構造であり、ケース８内に収納される支
持基板７上に固定されている。一方、メスコネクタ４
は、ハウジング５内にメス端子６を設けた構造であり、
振動等で支持基板７との上下方向相対移動が起こる部材
９に固定されている。このメスコネクタ４は、図の場
合、部材９をケース８上に連結する際、ケースの蓋８ａ
に設けた孔８ｂからケース内に進入させてオスコネクタ
１に嵌合させるようにしてあるが、図の蓋８ａを省いて
部材９をケースの蓋として利用することもある。
端子３を設けた構造であり、ケース８内に収納される支
持基板７上に固定されている。一方、メスコネクタ４
は、ハウジング５内にメス端子６を設けた構造であり、
振動等で支持基板７との上下方向相対移動が起こる部材
９に固定されている。このメスコネクタ４は、図の場
合、部材９をケース８上に連結する際、ケースの蓋８ａ
に設けた孔８ｂからケース内に進入させてオスコネクタ
１に嵌合させるようにしてあるが、図の蓋８ａを省いて
部材９をケースの蓋として利用することもある。
【００１３】メス端子６はハウジング５に一体化されて
おり、部材９が支持基板７に対して相対移動するとき、
この端子６も相対移動する。一方、オス端子３は、ハウ
ジング２にコネクタ挿抜方向可動に組込み、ハウジング
２の外部に引き出した後端を半田付けされるフレキシブ
ルプリント基板１０経由で支持基板７上の回路導体１１
に接続してある。また、このオス端子３は、ハウジング
２に対する固定が接着力の弱い接着剤１２で行われ、端
子３、６の嵌合力よりも強い力が加わるとその接着が剥
れる仮固定になっている。従って、接着力に勝る引き抜
き力が作用するとオス端子３はハウジング２から外れて
メス端子６と一緒になって動き、端子３、６の摺動が起
こらない。また、オス端子３の移動力は、回路導体１１
との間にフレキシブルプリント基板１０を介在している
ため支持基板７側には伝わらず、半田付け部１４や支持
基板７に無理な力が加わることもない。
おり、部材９が支持基板７に対して相対移動するとき、
この端子６も相対移動する。一方、オス端子３は、ハウ
ジング２にコネクタ挿抜方向可動に組込み、ハウジング
２の外部に引き出した後端を半田付けされるフレキシブ
ルプリント基板１０経由で支持基板７上の回路導体１１
に接続してある。また、このオス端子３は、ハウジング
２に対する固定が接着力の弱い接着剤１２で行われ、端
子３、６の嵌合力よりも強い力が加わるとその接着が剥
れる仮固定になっている。従って、接着力に勝る引き抜
き力が作用するとオス端子３はハウジング２から外れて
メス端子６と一緒になって動き、端子３、６の摺動が起
こらない。また、オス端子３の移動力は、回路導体１１
との間にフレキシブルプリント基板１０を介在している
ため支持基板７側には伝わらず、半田付け部１４や支持
基板７に無理な力が加わることもない。
【００１４】なお、オス端子３の仮固定は接着に限定さ
れない。例えば摩擦による仮固定、一定力で係合が解け
るラッチ或いは爪を利用した仮固定等であってもよい。
れない。例えば摩擦による仮固定、一定力で係合が解け
るラッチ或いは爪を利用した仮固定等であってもよい。
【００１５】さらに、図２に示すように、オス端子３を
ハウジング２に一体化し、ハウジング２を支持基板７に
接着剤１２等で仮固定する構造にしても同一効果が得ら
れる。図中１３は、オス端子３と回路導体１１間に介在
した可撓性の被覆銅線である。
ハウジング２に一体化し、ハウジング２を支持基板７に
接着剤１２等で仮固定する構造にしても同一効果が得ら
れる。図中１３は、オス端子３と回路導体１１間に介在
した可撓性の被覆銅線である。
【００１６】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のコネクタ装
置は、一方のコネクタの端子又はハウジングが外れて嵌
合部の摺動と外力の伝達を防止するようにしてあるの
で、振動環境下や高温環境下で使用しても端子の摺動摩
耗、接触抵抗増、応力による半田付け部等の破壊が起こ
らず、電気接続の信頼性を確実に維持し得る。
置は、一方のコネクタの端子又はハウジングが外れて嵌
合部の摺動と外力の伝達を防止するようにしてあるの
で、振動環境下や高温環境下で使用しても端子の摺動摩
耗、接触抵抗増、応力による半田付け部等の破壊が起こ
らず、電気接続の信頼性を確実に維持し得る。
【００１７】なお、コネクタをいわゆるはめ殺しにして
振動や熱を受ける環境下で使用するケースは多々ある。
従って、そのような用途に本発明のコネクタ装置を利用
すると多大の効果を期待できる。
振動や熱を受ける環境下で使用するケースは多々ある。
従って、そのような用途に本発明のコネクタ装置を利用
すると多大の効果を期待できる。
【図１】本発明のコネクタ装置の一例を示す断面
【図２】他の実施例の断面図
１ オスコネクタ ２ ハウジング ３ オス端子 ４ メスコネクタ ５ ハウジング ６ メス端子 ７ 支持基板 ８ ケース ９ 部材 １０ フレキシブルプリント基板 １１ 回路導体 １２ 接着剤 １３ 被覆銅線 １４ 半田付け部
Claims (1)
- 【請求項１】 雌雄一対のコネクタのうち一方のコネク
タのハウジングを支持基板に固定し、該コネクタの端子
は可撓性の電線を介して前記支持基板上の回路導体に接
続し、さらに、該コネクタのハウジングもしくは端子の
固定を、前記雌雄一対のコネクタの嵌合力よりも弱い力
での仮固定としてあるコネクタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6126499A JPH07335312A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | コネクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6126499A JPH07335312A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | コネクタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07335312A true JPH07335312A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14936725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6126499A Pending JPH07335312A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | コネクタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07335312A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014072195A (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-21 | Robert Bosch Gmbh | 差し込みコネクタ |
| JPWO2021124491A1 (ja) * | 2019-12-18 | 2021-06-24 |
-
1994
- 1994-06-08 JP JP6126499A patent/JPH07335312A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014072195A (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-21 | Robert Bosch Gmbh | 差し込みコネクタ |
| JPWO2021124491A1 (ja) * | 2019-12-18 | 2021-06-24 | ||
| WO2021124491A1 (ja) * | 2019-12-18 | 2021-06-24 | トヨタ自動車株式会社 | 電線側コネクタ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101010 Year of fee payment: 7 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |