JPH07334946A - ディスクドライバ - Google Patents
ディスクドライバInfo
- Publication number
- JPH07334946A JPH07334946A JP6129356A JP12935694A JPH07334946A JP H07334946 A JPH07334946 A JP H07334946A JP 6129356 A JP6129356 A JP 6129356A JP 12935694 A JP12935694 A JP 12935694A JP H07334946 A JPH07334946 A JP H07334946A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- carriage
- disk driver
- drive shaft
- disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サーマルオフトラックを補正する機能を有す
るディスクドライバを提供すること。 【構成】 ヘッドキャリッジ20の一部であるキャリッ
ジアーム25に、ディスクとは熱膨張係数の異なる補正
片29を組み合わせ、周囲温度の変化に応じて前記キャ
リッジアームを前記補正片の変形作用によりピン26と
駆動軸30との係合部を支点として変形させることによ
り、前記ヘッドキャリッジに搭載されたヘッド23の位
置ずれを補正する。 【効果】 高温環境下や低温環境下でもサーマルオフト
ラックの少ない、したがって再生品質の良好なディスク
ドライバを安価で提供することができる。
るディスクドライバを提供すること。 【構成】 ヘッドキャリッジ20の一部であるキャリッ
ジアーム25に、ディスクとは熱膨張係数の異なる補正
片29を組み合わせ、周囲温度の変化に応じて前記キャ
リッジアームを前記補正片の変形作用によりピン26と
駆動軸30との係合部を支点として変形させることによ
り、前記ヘッドキャリッジに搭載されたヘッド23の位
置ずれを補正する。 【効果】 高温環境下や低温環境下でもサーマルオフト
ラックの少ない、したがって再生品質の良好なディスク
ドライバを安価で提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスクドライバに関
し、特に、ディスクに記録された情報を読み出すための
ヘッドが周囲温度の変化に起因して位置ずれを生ずるこ
とを防止する機能を持たせたディスクドライバに関す
る。
し、特に、ディスクに記録された情報を読み出すための
ヘッドが周囲温度の変化に起因して位置ずれを生ずるこ
とを防止する機能を持たせたディスクドライバに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディスクドライバとしては、現在、磁気
ディスクに記録された情報を磁気ヘッドにより読み出す
磁気ディスクドライバとCD(コンパクトディスク)の
ようなディスクに記録された情報を光学ヘッドにより読
み出す、いわゆる光ディスクドライバ(光磁気ディスク
ドライバも含む)とが知られている。
ディスクに記録された情報を磁気ヘッドにより読み出す
磁気ディスクドライバとCD(コンパクトディスク)の
ようなディスクに記録された情報を光学ヘッドにより読
み出す、いわゆる光ディスクドライバ(光磁気ディスク
ドライバも含む)とが知られている。
【0003】図7に従来の磁気ディスクドライバのヘッ
ドキャリッジ周りの構造を示す。磁気ディスクドライバ
は、フレキシブルディスクなどの磁気ディスク(図示せ
ず)を駆動するための装置である。磁気ディスクは、図
7の矢印Aで示す方向から磁気ディスクドライバ中に挿
入される。挿入された磁気ディスクは、ディスク保持台
11に互いの中心軸が一致した状態で保持される。ディ
スク保持台11は、スプリング12を介してフレーム1
3の表面上で回転可能に支持されている。ディスク保持
台11はフレーム13の下面に設けられたモータ(図示
せず)によって回転駆動され、これによって磁気ディス
クが回転する。また、フレーム13の下面には、多数の
電子部品が搭載された基板(図示せず)が取り付けられ
る。
ドキャリッジ周りの構造を示す。磁気ディスクドライバ
は、フレキシブルディスクなどの磁気ディスク(図示せ
ず)を駆動するための装置である。磁気ディスクは、図
7の矢印Aで示す方向から磁気ディスクドライバ中に挿
入される。挿入された磁気ディスクは、ディスク保持台
11に互いの中心軸が一致した状態で保持される。ディ
スク保持台11は、スプリング12を介してフレーム1
3の表面上で回転可能に支持されている。ディスク保持
台11はフレーム13の下面に設けられたモータ(図示
せず)によって回転駆動され、これによって磁気ディス
クが回転する。また、フレーム13の下面には、多数の
電子部品が搭載された基板(図示せず)が取り付けられ
る。
【0004】磁気ディスクドライバは、磁気ディスクに
対してデータの読出し/書込を行う磁気ヘッド14を備
えている。磁気ヘッド14はヘッドキャリッジ15によ
って保持されている。ヘッドキャリッジ15は、フレー
ム13の表面上で、後述するように、フレーム13から
離隔して配置されており、磁気ヘッド14を磁気ディス
クに対して所定の半径方向(図7の矢印Bで示す方向)
に沿って移動可能に保持している。
対してデータの読出し/書込を行う磁気ヘッド14を備
えている。磁気ヘッド14はヘッドキャリッジ15によ
って保持されている。ヘッドキャリッジ15は、フレー
ム13の表面上で、後述するように、フレーム13から
離隔して配置されており、磁気ヘッド14を磁気ディス
クに対して所定の半径方向(図7の矢印Bで示す方向)
に沿って移動可能に保持している。
【0005】また、フレーム13の側壁131には、ス
テップピングモータ16が固定されている。ステップピ
ングモータ16はヘッドキャリッジ15を所定の半径方
向Bに沿って駆動する。詳細に説明すると、ステップピ
ングモータ16は所定の半径方向Bと平行に延在する回
転軸(駆動軸)161を有し、この回転軸161には雄
ねじが切られている。この回転軸161の先端は、フレ
ーム13の一部を切り起こして立設された曲げ部132
に設けられた軸受132aにより支持されている。この
軸受132aによって、回転軸161は所定の半径方向
Bと平行に延在するように規制され、かつ回転可能に保
持される。一方、ヘッドキャリッジ15は、ヘッドキャ
リッジ本体から回転軸161まで延在したキャリッジア
ーム151を有し、このキャリッジアーム151の先端
には回転軸161の雄ねじの谷の部分に嵌合するように
ピン151aが設けられている。
テップピングモータ16が固定されている。ステップピ
ングモータ16はヘッドキャリッジ15を所定の半径方
向Bに沿って駆動する。詳細に説明すると、ステップピ
ングモータ16は所定の半径方向Bと平行に延在する回
転軸(駆動軸)161を有し、この回転軸161には雄
ねじが切られている。この回転軸161の先端は、フレ
ーム13の一部を切り起こして立設された曲げ部132
に設けられた軸受132aにより支持されている。この
軸受132aによって、回転軸161は所定の半径方向
Bと平行に延在するように規制され、かつ回転可能に保
持される。一方、ヘッドキャリッジ15は、ヘッドキャ
リッジ本体から回転軸161まで延在したキャリッジア
ーム151を有し、このキャリッジアーム151の先端
には回転軸161の雄ねじの谷の部分に嵌合するように
ピン151aが設けられている。
【0006】従って、ステップピングモータ16の回転
軸161が回転すると、このアーム151のピン151
aが回転軸161の雄ねじの谷の部分に沿って動かさ
れ、これによってヘッドキャリッジ15自体が所定の半
径方向Bに沿って移動する。とにかく、ステップピング
モータ16はヘッドキャリッジ15を所定の半径方向B
に沿って移動させるための駆動手段として働く。
軸161が回転すると、このアーム151のピン151
aが回転軸161の雄ねじの谷の部分に沿って動かさ
れ、これによってヘッドキャリッジ15自体が所定の半
径方向Bに沿って移動する。とにかく、ステップピング
モータ16はヘッドキャリッジ15を所定の半径方向B
に沿って移動させるための駆動手段として働く。
【0007】ステップピングモータ16の回転軸161
がヘッドキャリッジ15の一方の側に設けられているの
で、ヘッドキャリッジ15の一方の側はこの回転軸16
1によってフレーム13から離隔した状態で、移動可能
に支持される。しかしながら、この回転軸161による
支持だけでは、ヘッドキャリッジ15全体をフレーム1
3の表面から離隔して配置することはできない。そのた
め、ヘッドキャリッジ15の他方の側でヘッドキャリッ
ジ15を支持しながら案内する手段が必要である。この
案内する手段がガイドバー17である。すなわち、ガイ
ドバー17はヘッドキャリッジ15を間に挟んで、ステ
ップピングモータ16の回転軸161とは逆側に設けら
れている。ガイドバー17は、所定の半径方向Bに対し
て平行に延在し、フレーム13の表面に一端171およ
び他端172が後述するように固定され、ヘッドキャリ
ッジ15を所定の半径方向Bに沿って案内する。これに
よって、ヘッドキャリッジ15全体がフレーム13の表
面から離隔して配置される。尚、このガイドバー17側
へヘッドキャリッジ15からリード線15bが延在して
おり、このリード線15bはフレーム13の下面に取り
付けられた基板に電気的に接続される。
がヘッドキャリッジ15の一方の側に設けられているの
で、ヘッドキャリッジ15の一方の側はこの回転軸16
1によってフレーム13から離隔した状態で、移動可能
に支持される。しかしながら、この回転軸161による
支持だけでは、ヘッドキャリッジ15全体をフレーム1
3の表面から離隔して配置することはできない。そのた
め、ヘッドキャリッジ15の他方の側でヘッドキャリッ
ジ15を支持しながら案内する手段が必要である。この
案内する手段がガイドバー17である。すなわち、ガイ
ドバー17はヘッドキャリッジ15を間に挟んで、ステ
ップピングモータ16の回転軸161とは逆側に設けら
れている。ガイドバー17は、所定の半径方向Bに対し
て平行に延在し、フレーム13の表面に一端171およ
び他端172が後述するように固定され、ヘッドキャリ
ッジ15を所定の半径方向Bに沿って案内する。これに
よって、ヘッドキャリッジ15全体がフレーム13の表
面から離隔して配置される。尚、このガイドバー17側
へヘッドキャリッジ15からリード線15bが延在して
おり、このリード線15bはフレーム13の下面に取り
付けられた基板に電気的に接続される。
【0008】ガイドバー17はフレーム13の表面でガ
イドバークランプ18によって挟持されている。ガイド
バークランプ18はフレーム13の表面にねじ19によ
って固定されている。ガイドバークランプ18は、その
両端にそれぞれ、ガイドバー17の一端171および他
端172を挟持するための一対の挟持部181および1
82を有している。
イドバークランプ18によって挟持されている。ガイド
バークランプ18はフレーム13の表面にねじ19によ
って固定されている。ガイドバークランプ18は、その
両端にそれぞれ、ガイドバー17の一端171および他
端172を挟持するための一対の挟持部181および1
82を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の磁
気ディスクドライバでは、以下のような方法で磁気ヘッ
ドの位置ずれに関する検査及び調整作業が行われてい
る。例えば、3.5インチの磁気ディスクではトラック
数80が普通であり、例えば磁気ヘッドを40トラック
目に位置させた状態で磁気ヘッドから図8(a)に示す
ようなキャッツアイ信号と呼ばれる信号が得られるよう
に調整される。すなわち、図8(a)に示すような左右
対称の信号が得られる時、磁気ヘッドのR/W(読出し
/書込み)ギャップが規定トラックのセンターにあるこ
とを意味する。
気ディスクドライバでは、以下のような方法で磁気ヘッ
ドの位置ずれに関する検査及び調整作業が行われてい
る。例えば、3.5インチの磁気ディスクではトラック
数80が普通であり、例えば磁気ヘッドを40トラック
目に位置させた状態で磁気ヘッドから図8(a)に示す
ようなキャッツアイ信号と呼ばれる信号が得られるよう
に調整される。すなわち、図8(a)に示すような左右
対称の信号が得られる時、磁気ヘッドのR/W(読出し
/書込み)ギャップが規定トラックのセンターにあるこ
とを意味する。
【0010】しかしながら、上記の作業は室温、すなわ
ち20℃前後の周囲温度の環境下で行われるものであ
る。これに対し、実際の使用に際しては周囲温度が例え
ば50℃以上の高温あるいは0℃以下の低温というよう
な環境も考えられる。この場合、磁気ディスクやフレー
ム13、更にはヘッドキャリッジ15は、高温環境下で
は伸び、低温環境下では縮むことにより、磁気ヘッドが
規定位置からずれてしまうという問題点がある。このよ
うな位置ずれは、サーマルオフトラックと呼ばれ、例え
ば、50℃以上の高温環境下では、磁気ヘッドがトラッ
クの内側にずれることにより、図8(b)に示すような
非対称のキャッツアイ信号となる。一方、0℃以下の低
温環境下では、磁気ヘッドがトラックの外側にずれるこ
とにより、図8(c)に示すような非対称のキャッツア
イ信号となる。
ち20℃前後の周囲温度の環境下で行われるものであ
る。これに対し、実際の使用に際しては周囲温度が例え
ば50℃以上の高温あるいは0℃以下の低温というよう
な環境も考えられる。この場合、磁気ディスクやフレー
ム13、更にはヘッドキャリッジ15は、高温環境下で
は伸び、低温環境下では縮むことにより、磁気ヘッドが
規定位置からずれてしまうという問題点がある。このよ
うな位置ずれは、サーマルオフトラックと呼ばれ、例え
ば、50℃以上の高温環境下では、磁気ヘッドがトラッ
クの内側にずれることにより、図8(b)に示すような
非対称のキャッツアイ信号となる。一方、0℃以下の低
温環境下では、磁気ヘッドがトラックの外側にずれるこ
とにより、図8(c)に示すような非対称のキャッツア
イ信号となる。
【0011】そこで、本発明の課題は、サーマルオフト
ラックを補正する機能を有するディスクドライバを提供
することにある。
ラックを補正する機能を有するディスクドライバを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスクを回
転駆動するためのディスク保持台を設けたフレームと、
前記ディスクに記録された情報を読み出すためのヘッド
を搭載し、前記ディスクに対して所定の半径方向に移動
可能に前記フレームに設置されたヘッドキャリッジと、
前記所定の半径方向に平行に延在する駆動軸を有し、前
記ヘッドキャリッジの一部を前記駆動軸に係合させて前
記ヘッドキャリッジを前記所定の半径方向に駆動させる
駆動手段とを備えたディスクドライバにおいて、周囲温
度の変化に応じ変形して前記周囲温度の変化に伴なう前
記ヘッドの位置ずれを補正する補正手段を備えたことを
特徴とする。
転駆動するためのディスク保持台を設けたフレームと、
前記ディスクに記録された情報を読み出すためのヘッド
を搭載し、前記ディスクに対して所定の半径方向に移動
可能に前記フレームに設置されたヘッドキャリッジと、
前記所定の半径方向に平行に延在する駆動軸を有し、前
記ヘッドキャリッジの一部を前記駆動軸に係合させて前
記ヘッドキャリッジを前記所定の半径方向に駆動させる
駆動手段とを備えたディスクドライバにおいて、周囲温
度の変化に応じ変形して前記周囲温度の変化に伴なう前
記ヘッドの位置ずれを補正する補正手段を備えたことを
特徴とする。
【0013】なお、前記駆動軸を、おねじを切ったねじ
軸で構成し、前記ヘッドキャリッジの一部を、該ヘッド
キャリッジの後部から前記駆動軸の方に延びるキャリッ
ジアームと前記キャリッジアームの先端に設けたピンと
で構成して、前記ピンを前記おねじ部に係合させて成
る。
軸で構成し、前記ヘッドキャリッジの一部を、該ヘッド
キャリッジの後部から前記駆動軸の方に延びるキャリッ
ジアームと前記キャリッジアームの先端に設けたピンと
で構成して、前記ピンを前記おねじ部に係合させて成
る。
【0014】本発明によれば、また、前記キャリッジア
ームに、これとは熱膨張係数の異なる補正部材を組み合
わせて前記補正手段を構成し、前記周囲温度の変化に応
じて前記キャリッジアームを前記ピンと前記駆動軸との
係合部を支点として変形させることにより、前記ヘッド
の位置ずれを補正することを特徴とするディスクドライ
バが得られる。
ームに、これとは熱膨張係数の異なる補正部材を組み合
わせて前記補正手段を構成し、前記周囲温度の変化に応
じて前記キャリッジアームを前記ピンと前記駆動軸との
係合部を支点として変形させることにより、前記ヘッド
の位置ずれを補正することを特徴とするディスクドライ
バが得られる。
【0015】前記フレームを鉄製とし、前記キャリッジ
アームをポリカーボネートとした場合、前記補正部材と
しては、樹脂材料、金属材料のいずれかを用いる。
アームをポリカーボネートとした場合、前記補正部材と
しては、樹脂材料、金属材料のいずれかを用いる。
【0016】前記補正部材は、前記キャリッジアームに
その長手方向に沿って設けられた凹部に組み付けられ
る。
その長手方向に沿って設けられた凹部に組み付けられ
る。
【0017】また、前記補正部材として前記樹脂材料を
用いる場合、該補正部材を2色成形により前記キャリッ
ジアームに一体化して構成することができる。
用いる場合、該補正部材を2色成形により前記キャリッ
ジアームに一体化して構成することができる。
【0018】前記凹部への前記補正部材の組み付けは、
該補正部材の両端部とこれに対応する前記凹部にそれぞ
れ互いに引っ掛け合うカギ部を設けて行うようにしても
良い。
該補正部材の両端部とこれに対応する前記凹部にそれぞ
れ互いに引っ掛け合うカギ部を設けて行うようにしても
良い。
【0019】また、前記補正部材を棒ねじ状にし、該補
正部材を前記キャリッジアームの一端側から他端側に向
けて、ねじ込んで前記凹部に架け渡すようにして組み付
けても良い。
正部材を前記キャリッジアームの一端側から他端側に向
けて、ねじ込んで前記凹部に架け渡すようにして組み付
けても良い。
【0020】なお、前記キャリッジアームの根元側に
は、該キャリッジアームを変形し易くするための切り込
み又は穴を設けても良い。
は、該キャリッジアームを変形し易くするための切り込
み又は穴を設けても良い。
【0021】本発明の別の形態によれば、前記駆動軸が
モータで回転駆動されると共に、その先端が軸受部で支
持され、前記モータはばね手段により前記駆動軸を前記
軸受部に押し込む方向に付勢されており、前記軸受部
を、前記ディスクとは熱膨張係数の異なる補正部材でつ
くることにより前記補正手段を構成し、前記周囲温度の
変化に応じ前記駆動軸をその軸方向に変位させるように
して前記ピンを介して前記ヘッドキャリッジを変位させ
ることにより前記ヘッドの位置ずれを補正することを特
徴とするディスクドライバが得られる。
モータで回転駆動されると共に、その先端が軸受部で支
持され、前記モータはばね手段により前記駆動軸を前記
軸受部に押し込む方向に付勢されており、前記軸受部
を、前記ディスクとは熱膨張係数の異なる補正部材でつ
くることにより前記補正手段を構成し、前記周囲温度の
変化に応じ前記駆動軸をその軸方向に変位させるように
して前記ピンを介して前記ヘッドキャリッジを変位させ
ることにより前記ヘッドの位置ずれを補正することを特
徴とするディスクドライバが得られる。
【0022】本発明の更に別の形態によれば、前記駆動
軸がモータで回転駆動されると共に、その先端が軸受部
で支持され、前記モータはばね手段により前記駆動軸を
前記軸受部に押し込む方向に付勢されており、前記駆動
軸を前記ディスクとは熱膨張係数の異なる金属あるいは
樹脂材料でつくって前記補正手段を兼ねるようにし、前
記周囲温度の変化に応じた前記駆動軸の軸方向の変形に
よって前記ピンを介して前記ヘッドキャリッジを変位さ
せることにより前記ヘッドの位置ずれを補正することを
特徴とするディスクドライバが得られる。
軸がモータで回転駆動されると共に、その先端が軸受部
で支持され、前記モータはばね手段により前記駆動軸を
前記軸受部に押し込む方向に付勢されており、前記駆動
軸を前記ディスクとは熱膨張係数の異なる金属あるいは
樹脂材料でつくって前記補正手段を兼ねるようにし、前
記周囲温度の変化に応じた前記駆動軸の軸方向の変形に
よって前記ピンを介して前記ヘッドキャリッジを変位さ
せることにより前記ヘッドの位置ずれを補正することを
特徴とするディスクドライバが得られる。
【0023】
【作用】本発明は、サーマルオフトラックが以下のよう
な原因で生ずるという点に着目している。すなわち、デ
ィスク、フレーム、ヘッドキャリッジ等は材料が異なる
ことから、熱膨張係数にも差があり、その結果、周囲温
度の変化による変形の度合も異なることによってサーマ
ルオフトラックが生ずる。本発明による補正手段は、そ
れ自体が周囲温度の変化に応じて変形するものであり、
この変形によってヘッドキャリッジを変位させることに
よりサーマルオフトラックを補正する。
な原因で生ずるという点に着目している。すなわち、デ
ィスク、フレーム、ヘッドキャリッジ等は材料が異なる
ことから、熱膨張係数にも差があり、その結果、周囲温
度の変化による変形の度合も異なることによってサーマ
ルオフトラックが生ずる。本発明による補正手段は、そ
れ自体が周囲温度の変化に応じて変形するものであり、
この変形によってヘッドキャリッジを変位させることに
よりサーマルオフトラックを補正する。
【0024】
【実施例】以下に、図面を参照しながら本発明の実施例
について説明する。図1は本発明を磁気ディスクドライ
バに適用した実施例の要部、すなわちヘッドキャリッジ
20の周辺部について示している。ヘッドキャリッジ2
0は、ロアーキャリッジ21とアッパーキャリッジ22
とを備え、ロアーキャリッジ21の先端上面とアッパー
キャリッジ22の先端下面にはそれぞれ、磁気ヘッド2
3(ロアーキャリッジ21側のみ図示)が取り付けられ
ている。ロアーキャリッジ21は、その後端に支持台2
4が一体に設けられており、支持台24の一端側を駆動
軸30側に延長してキャリッジアーム25を形成してい
る。キャリッジアーム25の先端にはピン26が植設さ
れ、このピン26は駆動軸30に設けられた雄ねじの谷
に係合している。駆動軸30の先端は、従来と同様、フ
レームの一部を切り起こして立設された曲げ部40に設
けられた軸受41により支持されている。
について説明する。図1は本発明を磁気ディスクドライ
バに適用した実施例の要部、すなわちヘッドキャリッジ
20の周辺部について示している。ヘッドキャリッジ2
0は、ロアーキャリッジ21とアッパーキャリッジ22
とを備え、ロアーキャリッジ21の先端上面とアッパー
キャリッジ22の先端下面にはそれぞれ、磁気ヘッド2
3(ロアーキャリッジ21側のみ図示)が取り付けられ
ている。ロアーキャリッジ21は、その後端に支持台2
4が一体に設けられており、支持台24の一端側を駆動
軸30側に延長してキャリッジアーム25を形成してい
る。キャリッジアーム25の先端にはピン26が植設さ
れ、このピン26は駆動軸30に設けられた雄ねじの谷
に係合している。駆動軸30の先端は、従来と同様、フ
レームの一部を切り起こして立設された曲げ部40に設
けられた軸受41により支持されている。
【0025】アッパーキャリッジ22は、ばね板27を
介して支持台24の上面に固定されていることにより、
上方に開くことができる。図示されない磁気ディスク
は、アッパーキャリッジ22が開いている状態の時に、
ロアーキャリッジ21とアッパーキャリッジ22との間
に挿入され、挿入後、各磁気ヘッドが磁気ディスクに近
接するように閉じた状態になる。
介して支持台24の上面に固定されていることにより、
上方に開くことができる。図示されない磁気ディスク
は、アッパーキャリッジ22が開いている状態の時に、
ロアーキャリッジ21とアッパーキャリッジ22との間
に挿入され、挿入後、各磁気ヘッドが磁気ディスクに近
接するように閉じた状態になる。
【0026】支持台24の後面に突出して形成されたば
ね取付部24−1には、コイルばね28が設けられてい
る。コイルばね28の一部28−1をアッパーキャリッ
ジ22の上面側に延長して当接させることにより、上方
に開かれたアッパーキャリッジ22を元の状態に戻し、
磁気ディスクにヘッドを押し付ける時の付勢手段として
いる。
ね取付部24−1には、コイルばね28が設けられてい
る。コイルばね28の一部28−1をアッパーキャリッ
ジ22の上面側に延長して当接させることにより、上方
に開かれたアッパーキャリッジ22を元の状態に戻し、
磁気ディスクにヘッドを押し付ける時の付勢手段として
いる。
【0027】ところで、本実施例では、キャリッジアー
ム25の先端に突出部25−1を設けてばね取付部24
−1との間に凹部を設け、この凹部に補正片29を組み
付けることにより、サーマルオフトラックの補正手段と
している。この補正片29は、キャリッジアーム25が
例えばPC(ポリカーボネート)、フレームが鉄板であ
る場合、これらの熱膨張係数より大きな熱膨張係数を有
する、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)、
POM(ポリアセタール)等の樹脂材料の他、アルミニ
ウム、真ちゅう等の金属材料を利用できる。なお、ポリ
カーボネートとしては、その生材の他、ガラス材を30
%程度混合させたものが知られている。
ム25の先端に突出部25−1を設けてばね取付部24
−1との間に凹部を設け、この凹部に補正片29を組み
付けることにより、サーマルオフトラックの補正手段と
している。この補正片29は、キャリッジアーム25が
例えばPC(ポリカーボネート)、フレームが鉄板であ
る場合、これらの熱膨張係数より大きな熱膨張係数を有
する、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)、
POM(ポリアセタール)等の樹脂材料の他、アルミニ
ウム、真ちゅう等の金属材料を利用できる。なお、ポリ
カーボネートとしては、その生材の他、ガラス材を30
%程度混合させたものが知られている。
【0028】図2をも参照して補正片29の作用につい
て説明する。室温の環境下では、補正片29はばね取付
部24−1と突出部25−1との間の間隔Lと同じ長さ
を呈している。ここで、例えば周囲温度が80℃の環境
下では、キャリッジアーム25は長手方向(A´方向)
に伸びて間隔LもΔLだけ広くなるが、キャリッジアー
ム25より大きな熱膨張係数を有する補正片29の伸長
量はΔLより大きくなる。この状態では、補正片29の
伸長作用によりキャリッジアーム25の突出部25−1
には図2中、矢印Cで示すような応力が作用する。この
ような応力が作用すると、ピン26は駆動軸30のねじ
溝に係合して固定状態にある一方、ヘッドキャリッジ2
0はガイドバー(図7中、17で示す)により図2中
A、B方向のみ移動可能な状態にあるので、この係合部
を支点としてヘッドキャリッジ20は図2中矢印A方向
に変位する。このことにより、あるトラック上において
規定位置より内側、すなわち磁気ディスクの中心側にず
れている磁気ヘッドのサーマルオフトラックが補正され
る。0℃以下のような低温環境下では、上述と逆の作
用、すなわちキャリッジアーム25はB´方向に縮小す
ることにより、規定位置より外側にずれている磁気ヘッ
ドのサーマルオフトラックが補正される。
て説明する。室温の環境下では、補正片29はばね取付
部24−1と突出部25−1との間の間隔Lと同じ長さ
を呈している。ここで、例えば周囲温度が80℃の環境
下では、キャリッジアーム25は長手方向(A´方向)
に伸びて間隔LもΔLだけ広くなるが、キャリッジアー
ム25より大きな熱膨張係数を有する補正片29の伸長
量はΔLより大きくなる。この状態では、補正片29の
伸長作用によりキャリッジアーム25の突出部25−1
には図2中、矢印Cで示すような応力が作用する。この
ような応力が作用すると、ピン26は駆動軸30のねじ
溝に係合して固定状態にある一方、ヘッドキャリッジ2
0はガイドバー(図7中、17で示す)により図2中
A、B方向のみ移動可能な状態にあるので、この係合部
を支点としてヘッドキャリッジ20は図2中矢印A方向
に変位する。このことにより、あるトラック上において
規定位置より内側、すなわち磁気ディスクの中心側にず
れている磁気ヘッドのサーマルオフトラックが補正され
る。0℃以下のような低温環境下では、上述と逆の作
用、すなわちキャリッジアーム25はB´方向に縮小す
ることにより、規定位置より外側にずれている磁気ヘッ
ドのサーマルオフトラックが補正される。
【0029】なお、図1、図2において、キャリッジア
ーム25の根元側には切り込み25−2が設けられてい
る。これは、補正片29の伸縮作用によって突出部25
−1に作用する応力によりキャリッジアーム25を変形
し易くするためのものであり、場合によっては穴でも良
い。
ーム25の根元側には切り込み25−2が設けられてい
る。これは、補正片29の伸縮作用によって突出部25
−1に作用する応力によりキャリッジアーム25を変形
し易くするためのものであり、場合によっては穴でも良
い。
【0030】いずれにしても、補正片29の材料及び長
さは、磁気ディスク、フレーム(図7に13で示す)、
ヘッドキャリッジ20の周囲温度の変化による変形量、
位置ずれ量等を考慮して、これらの変形による磁気ヘッ
ドの位置ずれを補正できるように決められる。
さは、磁気ディスク、フレーム(図7に13で示す)、
ヘッドキャリッジ20の周囲温度の変化による変形量、
位置ずれ量等を考慮して、これらの変形による磁気ヘッ
ドの位置ずれを補正できるように決められる。
【0031】図1、図2では、補正片29を接着により
キャリッジアーム25の凹部に組み付け固定している
が、この組み付けは別の方法でも良い。図3を参照し
て、ばね取付部24−1と突出部25−1の対向部にそ
れぞれ、かぎ部24−1a、25−1aを設けている。
一方、補正片29にはかぎ部24−1a、25−1aに
対応する位置にそれぞれ、これらのかぎ部24−1a、
25−1aに掛合する凹部29−1を設けている。この
ような引っ掛け構造により、補正片29が伸長する時は
勿論のこと、収縮する時においてもこの収縮によりキャ
リッジアーム25に確実に応力を伝えることができる。
キャリッジアーム25の凹部に組み付け固定している
が、この組み付けは別の方法でも良い。図3を参照し
て、ばね取付部24−1と突出部25−1の対向部にそ
れぞれ、かぎ部24−1a、25−1aを設けている。
一方、補正片29にはかぎ部24−1a、25−1aに
対応する位置にそれぞれ、これらのかぎ部24−1a、
25−1aに掛合する凹部29−1を設けている。この
ような引っ掛け構造により、補正片29が伸長する時は
勿論のこと、収縮する時においてもこの収縮によりキャ
リッジアーム25に確実に応力を伝えることができる。
【0032】図4は補正片を樹脂材料でつくる場合の例
であり、PC材によるヘッドキャリッジ20及びキャリ
ッジアーム25とPPS材による補正片29′とを2色
成形により一体成形したものである。このような一体構
造によれば、補正片29′の伸縮作用による応力がキャ
リッジアーム25の突出部25−1に確実に作用する。
勿論、2色成形の材料の組み合わせは上記の組み合わせ
に限らず、補正片29′の熱膨脹係数がヘッドキャリッ
ジ20及びキャリッジアーム25の熱膨脹係数より大き
いものであれば良い。
であり、PC材によるヘッドキャリッジ20及びキャリ
ッジアーム25とPPS材による補正片29′とを2色
成形により一体成形したものである。このような一体構
造によれば、補正片29′の伸縮作用による応力がキャ
リッジアーム25の突出部25−1に確実に作用する。
勿論、2色成形の材料の組み合わせは上記の組み合わせ
に限らず、補正片29′の熱膨脹係数がヘッドキャリッ
ジ20及びキャリッジアーム25の熱膨脹係数より大き
いものであれば良い。
【0033】図5は補正片をねじ部材により構成して取
り付けを簡単にした例である。ばね取付部24−1には
長手方向にねじ穴24−1bが設けられ、突出部25−
1にも貫通したねじ穴25−1bが設けられている。ね
じ部材29″は、その頭部に設けられたすり割り29−
2にドライバ等の治具を当て、ねじ穴25−1bを通し
てねじ穴24−1bにねじ込まれ、ばね取付部24−1
と突出部25−1との間の凹部に架け渡される。ねじ部
材29″は、前記実施例と同様、キャリッジアーム25
よりも熱膨張係数の大きな材料であれば、樹脂材料、金
属材料、その他の材料のいずれでも良い。
り付けを簡単にした例である。ばね取付部24−1には
長手方向にねじ穴24−1bが設けられ、突出部25−
1にも貫通したねじ穴25−1bが設けられている。ね
じ部材29″は、その頭部に設けられたすり割り29−
2にドライバ等の治具を当て、ねじ穴25−1bを通し
てねじ穴24−1bにねじ込まれ、ばね取付部24−1
と突出部25−1との間の凹部に架け渡される。ねじ部
材29″は、前記実施例と同様、キャリッジアーム25
よりも熱膨張係数の大きな材料であれば、樹脂材料、金
属材料、その他の材料のいずれでも良い。
【0034】図6は本発明の変形例を示し、補正手段
を、駆動軸30とその軸受部材42とで実現したもので
ある。すなわち、軸受部材42としてキャリッジアーム
25や磁気ディスク、更にはフレーム(図7に13で示
す)よりも熱膨張係数の大きな材料を用いる。したがっ
て、高温環境下で伸びた時に、その伸びが駆動軸30に
伝達されることにより駆動軸30は図6中矢印A方向に
変位する。この変位は、駆動軸30のねじ溝に係合して
いるピン26を介してヘッドキャリッジ20に伝達さ
れ、その結果、磁気ヘッドは図2の実施例と同様に、図
2中の矢印A方向に変位する。低温環境下では上記と逆
の作用をすることは言うまでも無い。このような実施例
は、キャリッジアーム25が短かくて、これに補正片を
組み付けることが困難な場合に特に有効である。なお、
駆動軸30の軸方向の変位は、以下の理由により可能と
なる。
を、駆動軸30とその軸受部材42とで実現したもので
ある。すなわち、軸受部材42としてキャリッジアーム
25や磁気ディスク、更にはフレーム(図7に13で示
す)よりも熱膨張係数の大きな材料を用いる。したがっ
て、高温環境下で伸びた時に、その伸びが駆動軸30に
伝達されることにより駆動軸30は図6中矢印A方向に
変位する。この変位は、駆動軸30のねじ溝に係合して
いるピン26を介してヘッドキャリッジ20に伝達さ
れ、その結果、磁気ヘッドは図2の実施例と同様に、図
2中の矢印A方向に変位する。低温環境下では上記と逆
の作用をすることは言うまでも無い。このような実施例
は、キャリッジアーム25が短かくて、これに補正片を
組み付けることが困難な場合に特に有効である。なお、
駆動軸30の軸方向の変位は、以下の理由により可能と
なる。
【0035】すなわち、ステッピングモータ50は、通
常、モータ本体51における駆動軸30とは反対側の端
部が板ばね52により駆動軸30側に付勢された状態で
ケース53に収容されている。このことにより、軸受部
材42の伸縮に伴なって駆動軸30は、図6中のA,B
いずれの方向にも変位可能である。
常、モータ本体51における駆動軸30とは反対側の端
部が板ばね52により駆動軸30側に付勢された状態で
ケース53に収容されている。このことにより、軸受部
材42の伸縮に伴なって駆動軸30は、図6中のA,B
いずれの方向にも変位可能である。
【0036】なお、この実施例の変形例として、軸受部
材42は通常の軸受とし、駆動軸30自体を、磁気ディ
スクやキャリッジアーム25、フレームよりも熱膨張係
数の大きな樹脂材料、金属材料、その他の材料で構成し
ても良い。このようにした場合でも、高温及び低温環境
下での伸縮作用に伴なってピン26を介してヘッドキャ
リッジ20を変位させることができることに変わりは無
い。
材42は通常の軸受とし、駆動軸30自体を、磁気ディ
スクやキャリッジアーム25、フレームよりも熱膨張係
数の大きな樹脂材料、金属材料、その他の材料で構成し
ても良い。このようにした場合でも、高温及び低温環境
下での伸縮作用に伴なってピン26を介してヘッドキャ
リッジ20を変位させることができることに変わりは無
い。
【0037】以上、本発明を磁気ディスクドライバに適
用した場合について説明したが、本発明CD(コンパク
トディスク)やLD(レーザディスク)のようなディス
クドライバの他、ヘッド部をヘッドキャリッジで駆動す
るタイプのいずれのディスクドライバにも適用できるこ
とは言うまでも無い。
用した場合について説明したが、本発明CD(コンパク
トディスク)やLD(レーザディスク)のようなディス
クドライバの他、ヘッド部をヘッドキャリッジで駆動す
るタイプのいずれのディスクドライバにも適用できるこ
とは言うまでも無い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したきたように、本発明によれ
ば周囲温度の変化に起因したサーマルオフトラックを補
正する手段を簡単な構成で実現したことにより、50℃
以上の高温環境下や0℃以下の低温環境下でもサーマル
オフトラックの無い、したがって再生品質の良好なディ
スクドライバを安価で提供することができる。
ば周囲温度の変化に起因したサーマルオフトラックを補
正する手段を簡単な構成で実現したことにより、50℃
以上の高温環境下や0℃以下の低温環境下でもサーマル
オフトラックの無い、したがって再生品質の良好なディ
スクドライバを安価で提供することができる。
【図1】本発明の一実施例の要部を示す斜視図である。
【図2】図1に示された補正片の作用を説明するための
平面図である。
平面図である。
【図3】図1に示された補正片の組み付けの他の例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図4】図1に示された補正片の他の例を示す平面図で
ある。
ある。
【図5】図1に示された補正片の更に他の例を示す平面
図である。
図である。
【図6】本発明の他の実施例の要部を示す平面図であ
る。
る。
【図7】本発明が適用される磁気ディスクドライバの内
部構造を説明するための分解斜視図である。
部構造を説明するための分解斜視図である。
【図8】サーマルオフトラックを説明するためにオフト
ラック測定用メディアから得られる信号波形の例を示し
た図である。
ラック測定用メディアから得られる信号波形の例を示し
た図である。
11 ディスク保持台 13 フレーム 15、20 ヘッドキャリッジ 16、51 ステッピングモータ 17 ガイドバー 21 ロアーキャリッジ 22 アッパーキャリッジ 23 磁気ヘッド 24 支持台 25 キャリッジアーム 25−1 突出部 26 ピン 29 補正片 30 駆動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正司 山形県山形市立川1丁目1059番地の5 山 形ミツミ電機株式会社内 (72)発明者 大泉 光利 山形県天童市万代1番1号 ニュートロニ クス株式会社内 (72)発明者 瀬野 浩一 山形県天童市万代1番1号 ニュートロニ クス株式会社内 (72)発明者 小松 久輝 山形県天童市万代1番1号 ニュートロニ クス株式会社内 (72)発明者 渡辺 孝 山形県天童市万代1番1号 ニュートロニ クス株式会社内 (72)発明者 今野 誠 山形県天童市万代1番1号 ニュートロニ クス株式会社内 (72)発明者 柴田 晶 山形県天童市万代1番1号 ニュートロニ クス株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 ディスクを回転駆動するためのディスク
保持台を設けたフレームと、前記ディスクに記録された
情報を読み出すためのヘッドを搭載し、前記ディスクに
対して所定の半径方向に移動可能に前記フレームに設置
されたヘッドキャリッジと、前記所定の半径方向に平行
に延在する駆動軸を有し、前記ヘッドキャリッジの一部
を前記駆動軸に係合させて前記ヘッドキャリッジを前記
所定の半径方向に移動させる駆動手段とを備えたディス
クドライバにおいて、周囲温度の変化に応じ変形して前
記周囲温度の変化に伴う前記ヘッドの位置ずれを補正す
る補正手段を備えたことを特徴とするディスクドライ
バ。 - 【請求項2】 請求項1記載のディスクドライバにおい
て、前記駆動軸を、おねじを切ったねじ軸で構成し、前
記ヘッドキャリッジの一部を、該ヘッドキャリッジの後
部から前記駆動軸の方に延びるキャリッジアームと前記
キャリッジアームの先端に設けたピンとで構成して、前
記ピンを前記おねじ部に係合させて成ることを特徴とす
るディスクドライバ。 - 【請求項3】 請求項2記載のディスクドライバにおい
て、前記キャリッジアームに、これとは熱膨張係数の異
なる補正部材を組み合わせて前記補正手段を構成し、前
記周囲温度の変化に応じて前記キャリッジアームを前記
ピンと前記駆動軸との係合部を支点として変形させるこ
とにより、前記ヘッドの位置ずれを補正することを特徴
とするディスクドライバ。 - 【請求項4】 請求項3記載のディスクドライバにおい
て、前記フレームを鉄製とし、前記キャリッジアームを
ポリカーボネートとした場合、前記補正部材として、樹
脂材料、金属材料のいずれかを用いることを特徴とする
ディスクドライバ。 - 【請求項5】 請求項4記載のディスクドライバにおい
て、前記補正部材は、前記キャリッジアームにその長手
方向に沿って設けられた凹部に組み付けられていること
を特徴とするディスクドライバ。 - 【請求項6】 請求項4記載のディスクドライバにおい
て、前記補正部材として前記樹脂材料を用いる場合、該
補正部材を2色成形により前記キャリッジアームに一体
化することを特徴とするディスクドライバ。 - 【請求項7】 請求項5記載のディスクドライバにおい
て、前記凹部への前記補正部材の組み付けを、該補正部
材の両端部とこれに対応する前記凹部にそれぞれ互いに
引っ掛け合うカギ部を設けて行うようにしたことを特徴
とするディスクドライバ。 - 【請求項8】 請求項5記載のディスクドライバにおい
て、前記補正部材を棒ねじ状にし、該補正部材を前記キ
ャリッジアームの一端側から他端側に向けて、ねじ込ん
で前記凹部に架け渡すようにして組み付けたことを特徴
とするディスクドライバ。 - 【請求項9】 請求項6〜8のいずれかに記載のディス
クドライバにおいて、前記キャリッジアームの根元側
に、該キャリッジアームを変形し易くするための切り込
み又は穴を設けたことを特徴とするディスクドライバ。 - 【請求項10】 請求項2記載のディスクドライバにお
いて、前記駆動軸はモータで回転駆動されると共に、そ
の先端が軸受部で支持され、前記モータはばね手段によ
り前記駆動軸を前記軸受部に押し込む方向に付勢されて
おり、前記軸受部を、前記ディスクとは熱膨張係数の異
なる補正部材でつくることにより前記補正手段を構成
し、前記周囲温度の変化に応じ前記駆動軸をその軸方向
に変位させるようにして前記ピンを介して前記ヘッドキ
ャリッジを変位させることにより前記ヘッドの位置ずれ
を補正することを特徴とするディスクドライバ。 - 【請求項11】 請求項2記載のディスクドライバにお
いて、前記駆動軸はモータで回転駆動されると共に、そ
の先端が軸受部で支持され、前記モータはばね手段によ
り前記駆動軸を前記軸受部に押し込む方向に付勢されて
おり、前記駆動軸を前記ディスクとは熱膨張係数の異な
る金属あるいは樹脂材料でつくって前記補正手段を兼ね
るようにし、前記周囲温度の変化に応じた前記駆動軸の
軸方向の変形によって前記ピンを介して前記ヘッドキャ
リッジを変位させることにより前記ヘッドの位置ずれを
補正することを特徴とするディスクドライバ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6129356A JPH07334946A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | ディスクドライバ |
US08/355,606 US5648883A (en) | 1994-06-10 | 1994-12-14 | Disc drive having positional shift adjustment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6129356A JPH07334946A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | ディスクドライバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07334946A true JPH07334946A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15007577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6129356A Withdrawn JPH07334946A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | ディスクドライバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07334946A (ja) |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP6129356A patent/JPH07334946A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |