JPH07334802A - 磁気ストライプリーダライタ - Google Patents

磁気ストライプリーダライタ

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Publication number
JPH07334802A
JPH07334802A JP6127223A JP12722394A JPH07334802A JP H07334802 A JPH07334802 A JP H07334802A JP 6127223 A JP6127223 A JP 6127223A JP 12722394 A JP12722394 A JP 12722394A JP H07334802 A JPH07334802 A JP H07334802A
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JP
Japan
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output
peak
gain
amplifier
value
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Pending
Application number
JP6127223A
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English (en)
Inventor
Kenji Konuma
賢二 小沼
Hisao Waki
久夫 脇
Shinji Kobori
真志 小堀
Yasuhiro Nishiyama
康弘 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ストライプが劣化していても、確実に磁
気データの読み取りが可能な磁気ストライプリーダライ
タを提供する。 【構成】 増幅器8から出力される増幅波形が目標波高
値に追従するように、該増幅器8におけるゲインを設定
する自動ゲイン設定部10と、この自動ゲイン設定部1
0の出力に応じて増幅器8におけるゲインを切り換える
ゲイン切換部9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に金融機関等で用い
られる通帳伝票プリンタに搭載され、通帳に具備された
磁気ストライプに対して磁気データの読み取り,書き込
みを行う磁気ストライプリーダライタの機構およびその
リード方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、通帳伝票プリンタに搭載される
磁気リーダライタによって通帳等に具備される磁気スト
ライプに書き込まれたデータを読み取るには、磁気スト
ライプと対向して配置される磁気ヘッドより出力される
微小アナログ信号を増幅器により増幅し、さらにパルス
信号等に変換して、伝票を解読し、情報を読み出すもの
である。
【0003】以下に磁気ストライプリーダライタによる
データ読み取りの方法を説明する。図11は通帳の一例
を表す平面図で、通帳1の表紙あるいは裏表紙に磁気デ
ータが書き込まれる磁気ストライプ2が貼り付けられて
いる。図12は磁気ストライプと磁気ヘッドの位置関係
を表す説明図で、通帳伝票プリンタの磁気ストライプリ
ーダライタにおいて、搬送されてくる通帳1の磁気スト
ライプ2と対向するように磁気ヘッド3が具備され、通
帳1あるいは磁気ヘッド3を適当な速度で移動させるこ
とにより、磁気ストライプ2に沿って磁気ヘッド3が移
動し、このとき、磁気ストライプ2に書き込まれている
磁気データによって、磁気ヘッド3から微小アナログ信
号が出力される。
【0004】図13は磁気ストライプリーダライタにお
ける従来のリード回路を表すブロック図で、3は磁気ヘ
ッド、4は前記磁気ヘッドの出力を増幅する増幅器、V
Rは前記増幅器のゲインを決める可変抵抗、5は絶対値
増幅器、6はピーク検出器、7はデータ解析部である。
図14は上述した各構成要素における出力の波形図であ
る。
【0005】図14(a)は、磁気ヘッド3より出力さ
れる微小アナログ信号(v0 )であり、磁気ストライプ
に書き込まれた磁気データの配列に応じて、+v0 と−
0の電圧が交互の出力される。この磁気ヘッド3の出
力は、可変抵抗VRの値に応じて増幅率が決定される増
幅器4により増幅されて、図14(b)に表されるよう
に、+V0 と−V0 の電圧が交互に出力される波形とな
る。
【0006】さらに、絶対値増幅器5により、前記増幅
器4により増幅された波形(b)は、図14(c)に表
されるように、−V0 が反転されたものとなる。そし
て、波形(c)はピーク検出器6に入力されることでピ
ークが検出され、図14(d)に表されるようにピーク
パルスが出力され、データ解析部7によりピークパルス
の間隔tn からデータが解析される。
【0007】図15は前記増幅器4の回路図で、増幅器
4は、AMP素子,抵抗R,可変抵抗VR等により構成
され、可変抵抗VRの抵抗値の調整は、図14の波形
(c)の波高値が基準値V0 となるように、装置製造時
に調整されている。ここで、磁気ヘッドの出力特性にバ
ラツキがあるため、基準となるテスト媒体の磁気ストラ
イプをリードさせ、可変抵抗VRを調整し、波形(c)
の波高値がV0 となるように調整された状態で装置が出
荷され、運用時におけるさまざまな状態の磁気ストライ
プもリード可能となるように配慮されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の磁気ストライプリーダライタであると、増幅器
のゲインを可変抵抗VRを用いて調整するため、装置製
造時に調整時間を必要とし、結果として装置が高価とな
るという問題がある。また、磁気ストライプに書き込ま
れたデータとしての磁気が、ハンドバックの口金等に用
いられている磁石等の外部強磁界により弱められて出力
が充分に出なくなったり、磁気ストライプ面に傷,汚
れ,折れ等がつき、出力が劣化した場合、調整により決
定されたゲインは固定となるため、劣化した磁気ストラ
イプをリードすると、十分な大きさの出力波形が得られ
ず、結果として、磁気ストライプのデータを正しくリー
ドできないという問題がある。
【0009】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、磁気ストライプが劣化している場合で
も、確実に磁気データの読み取りが可能な磁気ストライ
プリーダライタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、通帳やカードに等に貼り付けられた磁気
ストライプに対して磁気データの読み取り,書き込みを
行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドより出力される波形を増
幅する増幅器と、増幅した波形より波形のピーク部を検
出するピーク検出部と、検出されたピーク部からデータ
を解析する解析部とを備えた磁気ストライプリーダライ
タにおいて、前記増幅器から出力される増幅波形のピー
ク値と所望の波高値よりも大きく設定されたスライスレ
ベルSH とを比較する第1の比較器と、増幅波形のピー
ク値と所望の波高値よりも小さく設定されたスライスレ
ベルSL とを比較する第2の比較器と、前記第1の比較
器の出力と前記ピーク検出部より出力されたピークパル
スよりダウンパルスを生成する手段と、前記第2の比較
器の出力と前記ピーク検出部より出力されたピークパル
スよりアップパルスを生成する手段と、前記アップパル
ス,ダウンパルスによりカウント値がアップ,ダウンす
るカウンタと、前記カウンタの出力に応じて逐次ゲイン
切り換えを行うゲイン切換部とを備えたものである。
【0011】
【作用】上述した構成を有する本発明は、増幅器から出
力される増幅波形のピーク値が所望の波高値よりも大き
く設定されたスライスレベルSH を越すと、ダウンパル
スが生成され、これによりカウンタのカウント値がダウ
ンする。カウント値がダウンすると、ゲイン切換部では
増幅器におけるゲインが小さくなるようにゲインを切り
換えて、増幅波形のピークが下がるようにする。
【0012】また、増幅器から出力される増幅波形のピ
ーク値が所望の波高値よりも小さく設定されたスライス
レベルSL を下回ると、アップパルスが生成され、これ
によりカウンタのカウント値がアップする。カウント値
がアップすると、ゲイン切換部では増幅器におけるゲイ
ンが大きくなるようにゲインを切り換えて、増幅波形の
ピークが上がるようにする。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1は磁気ストライプリーダライタにおける本発明の第1
の実施例のリード回路のブロック図である。図におい
て、3は磁気ヘッド、8は磁気ヘッド3の出力を増幅す
る増幅器、9は前記増幅器8におけるゲインを切り換え
るゲイン切換部、5は絶対値増幅器、6はピーク検出
器、7はデータ解析部、10は磁気ヘッド3の出力から
増幅器8でのゲインを設定する自動ゲイン設定部であ
り、この自動ゲイン設定部10には、絶対値増幅器5の
出力(c)、ピーク検出器6の出力(d)、図示しない
CPU等より出力されるSET−1,SET−2信号、
あらかじめ設定されて決まっている3種類のスライスレ
ベルSH ,SL ,SC が入力され、また自動ゲイン設定
部10の出力は、ゲイン切換部9へ接続され、この出力
を受けて、ゲイン切換部9は増幅器8におけるゲインを
切り換える。
【0014】図2は上記自動ゲイン設定部の詳細を表す
ブロック図である。11は第1の比較器で、この第1の
比較器11には、前記絶対値増幅器5の出力(c)と所
定のスライスレベルSH が入力される。12は第2の比
較器で、この第2の比較器12には、絶対値増幅器5の
出力(c)と所定のスライスレベルSL が入力される。
【0015】13は第3の比較器で、この第3の比較器
13には、絶対値増幅器5の出力(c)と所定のスライ
スレベルSC が入力される。14はINV素子で、この
INV素子14には、前記第2の比較器12の出力
(f)が入力される。15は第1のAND素子で、この
第1のAND素子15には、前記ピーク検出部6の出力
であるピークパルス(d)と前記第1の比較器11の出
力(e)が入力される。
【0016】16は第2のAND素子で、この第2のA
ND素子16には、ピーク検出部の出力(d)と前記I
NV素子14を通った第2の比較器12の出力が入力さ
れる。17は4bitのカウンタで、このカウンタ17
のDOWN入力には、前記第1のAND素子15の出力
(h)が入力され、UP入力には、第2のAND素子1
6の出力(i)が入力される。さらに、カウンタ17に
は図示しないCPU等より出力されるSET−1信号と
イニシャル値データが入力される。
【0017】18は4bitのレジスタで、このレジス
タ18には、前記カウンタ17からの4bitの出力
と、図示しないCPU等より出力されるSET−2信号
と、前記第3の比較器13の出力(g)が入力され、こ
のレジスタ18の4bitの出力(D0 〜D3 )は、図
1で説明したゲイン切換部9に入力される。図3は図1
で説明したゲイン切換部および増幅器の詳細を表すブロ
ック図である。
【0018】ゲイン切換部9は、4つのアナログスイッ
チASW−1,ASW−2,ASW−3,ASW−4
と、これらアナログスイッチASW−1〜ASW−4と
それぞれ接続された4つの抵抗R1 ,R2 ,R3 ,R4
とから構成され、アナログスイッチASW−1〜ASW
−4の片方のスイッチ端子は、全て結線されて0Vに接
続され、他方のスイッチ端子はそれぞれ抵抗R1 〜R4
に接続される。また、この抵抗R1 〜R4 の他方の端子
は、全て結線されて増幅器8に接続される。そして、ア
ナログスイッチASW−1〜ASW−4のON/OFF
端子は、それぞれレジスタ18の出力であるD0 〜D3
と接続されており、レジスタ18の出力によりアナログ
スイッチASW−1〜ASW−4のON/OFFが制御
され、増幅器8に接続される抵抗値が切り換えられるこ
とで、該増幅器8のゲインが切り換えられる。
【0019】図4は上記自動ゲイン設定部の各部から出
力される波形を表す波形図であり、以下に、第1の実施
例の作用を説明する。第1の比較器11には、絶対値増
幅器5の出力である波形(c)と、所望される目標波高
値V0 より高く設定してあるスライスレベルSH が入力
され、その出力(e)は、比較の結果、波形(c)がス
ライスレベルSH より大きい部分では“1”(で表さ
れる状態)となり、波形(c)がスライスレベルSH
り小さい部分では“0”となる。これは、第1の比較器
11の出力(e)が“1”の場合は、自動ゲイン切換部
9により設定されるゲインが大きすぎることを意味して
いる。
【0020】第2の比較器12には、絶対値増幅器5の
出力の波形(c)と、所望される目標波高値V0 より低
く設定してあるスライスレベルSL が入力され、その出
力(f)は、比較の結果、波形(c)がスライスレベル
L より小さい部分では“0”(,で表される状
態)となり、波形(c)がスライスレベルSL より大き
い部分では“1”となる。これは、第2の比較器12の
出力(f)が“0”の場合は、ゲイン切換部9により設
定されるゲインが小さすぎることを意味している。
【0021】第1のAND素子15では、ピーク検出部
6の出力であるピークパルス(d)と第1の比較器11
の出力(e)の論理ANDをとり、その出力(h)は、
ピークパルス(d)が“1”で第1の比較器11の出力
(e)が“1”のとき、すなわち、ピークがあって、か
つそのピークが所望される目標波高値V0 より所定量以
上高い場合に“1”となって、′に表されるようなパ
ルスが出力される。
【0022】そして、これがカウンタ17に入力される
ことで、カウント値(k)がダウンするようになってい
る。第2のAND素子16では、ピーク検出部6の出力
であるピークパルス(d)と第2の比較器12の出力
(f)をINV素子64で反転させたものとの論理AN
Dをとり、その出力iは、ピークパルス(d)が“1”
で第2の比較器12の出力(f)が“0”のとき、すな
わち、ピークがあって、かつそのピークが所望される目
標波高値V0 より所定量以上低い場合に“1”となっ
て、′,′に表されるようなパルスが出力される。
【0023】そして、これがカウンタ17に入力される
ことで、カウント値(k)がアップするようになってい
る。ここで、上記カウンタ17は4bit構成で、図示
されないCPU等より出力されるSET−1信号(j)
により、あらかじめ所定のイニシャル値がセットされて
おり、これが、第1のAND素子15,第2のAND素
子16より出力されるダウンパルス,アップパルスによ
りカウントダウン,アップする。
【0024】レジスタ18は4bitのレジスタで、図
示されないCPU等より出力されるSET−2信号
(l)により、カウンタ17にセットされたイニシャル
値と同じ値がレジスタのイニシャル値としてセットされ
る(図4(m))。第3の比較器13には、絶対値増幅
器5の出力の波形(c)と、スライスレベルSL よりも
さらに低く設定されるスライスレベルSC が入力され、
その出力(g)は、比較の結果、波形(c)がスライス
レベルSC より小さい部分では“0”となり、波形
(c)がスライスレベルSC より大きい部分では“1”
となる。
【0025】そして、レジスタ18は、第3の比較器1
3の出力(g)の波形の立ち下がり部でカウンタ17の
出力を保持するよう動作し、その出力D0 〜D3 がゲイ
ン切換部9へ出力される。たとえば、カウンタ17のイ
ニシャル値が“8”の場合で説明すると、絶対値増幅器
5の出力(c)の波形のピークがスライスレベルSH
スライスレベルS L との間に入る状態では、上述したよ
うに、第1のAND素子15,第2のAND素子16と
もパルスを出力せず、これにより、カウンタ17のカウ
ント値(k)は、上記“8”のままであり、第3の比較
器13の出力(g)の波形の立ち下がり毎に、レジスタ
18にこのカウント値“8”がセットされる。
【0026】絶対値増幅器5の出力(c)の波形のピー
クがスライスレベルSH を越えると、第1のAND素子
15からパルスが出力され、これにより、カウンタ17
のカウント値(k)がカウントダウンされて“7”とな
る。そして、カウントダウンして最初に第3の比較器1
3の出力(g)の波形が立ち下がったときに、レジスタ
18にこのカウント値“7”がセットされる。
【0027】なお、レジスタ18の出力によってゲイン
切換部9が操作され、増幅器8におけるゲインが切り換
えられて、上述したように、カウンタ17のカウント値
がカウントダウンされると、増幅の幅が小さくなるよう
になっている。これにより、絶対値増幅器5の出力
(c)の波形のピークがスライスレベルSH を越えて、
その結果としてカウント値がダウンされると、増幅の幅
が小さくなり、絶対値増幅器5の出力(c)の波形の次
のピークは前回より下がることになる。
【0028】この後、絶対値増幅器5の出力(c)の波
形のピークがスライスレベルSH とスライスレベルSL
との間に入る状態ではカウント値は変化せず、“7”の
ままである。この状態から、絶対値増幅器5の出力
(c)の波形のピークがスライスレベルSL に到達しな
くなると、第2のAND素子16からパルスが出力さ
れ、これにより、カウンタ17のカウント値(k)がカ
ウントアップされて“8”となる。そして、カウントア
ップして最初に第3の比較器13の出力(g)の波形が
立ち下がったときに、レジスタ18にこのカウント値
“8”がセットされる。
【0029】なお、レジスタ18の出力によってゲイン
切換部9により増幅器8におけるゲインが切り換えら
え、上述したように、カウンタ17のカウンタ値がカウ
ントアップされると、増幅の幅が大きくなるようになっ
ている。これにより、絶対値増幅器5の出力(c)の波
形のピークがスライスレベルSL に到達せず、その結果
としてカウント値がアップされると、増幅の幅が大きく
なり、絶対値増幅器5の出力(c)の波形の次のピーク
は前回より上がることになる。
【0030】これにより、絶対値増幅器5の出力(c)
の波形のピークがスライスレベルS H とスライスレベル
L との間に入ると、カウント値は変化せず、“8”の
ままとなるが、図4の場合のように、絶対値増幅器5の
出力(c)の波形のピークがまらスライスレベルSL
到達しないと、第2のAND素子16からパルスが出力
され、これにより、カウンタ17のカウント値(k)が
カウントアップされて“9”となる。そして、カウント
アップして最初に第3の比較器13の出力(g)の波形
が立ち下がったときに、レジスタ18にこのカウント値
“9”がセットされる。
【0031】このように、絶対値増幅器5の出力(c)
の波形のピークがスライスレベルS H とスライスレベル
L との間に入っている状態では、カウンタ17のカウ
ント値は変化せず、絶対値増幅器5の出力(c)の波形
のピークがスライスレベルS H を越えたり、スライスレ
ベルSL に到達しない状態では、カウンタ17のカウン
ト値はアップあるいはダウンする。なお、レジスタ18
の出力は第3の比較器13の出力(g)の立ち下がり部
で切り換わるため、結果として、ゲイン切換部9のゲイ
ン切り換えは絶対値増幅器5の出力(c)がスライスレ
ベルSC より小さい部分で行われ、これにより、ゲイン
切り換え時に絶対値増幅器5の出力(c)の波形が乱れ
ても、余分なピークパルスがでることはなく、データ解
析時に影響がでないようになっている。
【0032】図5はゲインの変化を表すグラフであり、
以下に、図3および図5を用いてゲイン切り換えの詳細
を説明する。アナログスイッチASW−1〜4のON/
OFF端子にレジスタ18の出力D 0 〜D3 が入力さ
れ、このD0 〜D3 の各bitの状態に応じて前記アナ
ログスイッチASW−1〜4はONまたはOFF状態と
なり、ON/OFF状態に応じて抵抗R1 〜R4 が並列
接続され、合成抵抗RS を生成する。そして、この合成
抵抗RS の値に応じて、増幅器8ではゲインが可変とな
る。
【0033】増幅器8のゲインは抵抗Rf と合成抵抗R
S により(1+(Rf / RS ))にて表現され、レジ
スタ18の出力D0 〜D3 の2進数表示をNとすると、
ゲインG(N)は以下の(1)式で表される。
【0034】
【数1】 (但し、N=1〜15) ここで、R1 =r,R2 =r/2,R3 =r/4,R4
=r/8,Rf =K・rとすると、上記(1)式は以下
の(2)式で表される。
【0035】
【数2】G(N)=1+N・K ・・・(2) 上記(2)式より、ゲインの増加は直線で表すことがで
き、Kの値により直線の傾きが決定される。また、G
(N+1)−G(N)=Kであるので、Nの±1増減に
より、ゲインはK増減することになる。
【0036】よって、カウンタ17の出力であるレジス
タ18の出力(D0 〜D3 =N)に応じて増減するゲイ
ン値はKとなる。ここで、増幅器8に入力される磁気ヘ
ッドの出力をVinとすると、Vin・K<(SH −SL
となるようにKを設定すれば、増幅器8で増幅された出
力波形はスライスレベルSH 〜SL 間に収まることにな
る。そして、上述したようにK=Rf /rであるので、
標準の磁気ヘッドで基準となる磁気ストライプをリード
したときの増幅器8の入力信号をvinとした場合、vin
・K<(SH −SL )を満足するようなKが得られるよ
うに、ゲイン切換部9の各抵抗の抵抗値が決められてい
る。
【0037】以上のように、第1の実施例によれば、比
較器の出力に応じてカウント値がアップダウンするカウ
ンタを備え、このカウント値に応じてゲインを変化させ
る自動ゲイン設定部10とゲイン切換部9を設けたの
で、増幅器8のゲインは、絶対値増幅器5の出力波形
(c)のピーク値がスライスレベルSH 〜SL 間に入る
様可変される。
【0038】これにより、劣化した磁気ストライプ等の
データをリードする場合は、磁気ヘッドの出力の大きさ
に追随してゲインが可変となるため、従来では出力波形
が小さいためにリードできなかったものがリード可能と
なり、品質向上に大きく貢献するものである。図6は磁
気特性が部分的に劣化した磁気ストライプを従来方式に
よる固定ゲインの磁気ストライプリーダライタでリード
した場合の出力波形を表す波形図であり、従来である
と、ゲインが固定であるため、磁気が劣化すると、リー
ドしたデータのピーク値が低くなり、これが目標波高値
に対してあるレベル以下になると、ピーク検出が正しく
できず、データを正しく解析できない。
【0039】これに対して、本実施例では、磁気が劣化
していても、リードしたデータのピーク値が目標波高値
に近づく様、逐次ゲイン切換が行われるため、正しくピ
ークと捕らえ、データの解析が可能となる。ここで、磁
気特性が劣化する代表的な例が、ハンドバック,サイフ
等の口金に用いられる強磁性体の磁石による場合であ
る。その他、外部磁界が発生する環境、例えばテレビの
周辺に長時間磁気ストライプを放置した場合等でも、磁
気ストライプ全体の特性が劣化する。
【0040】さらに、外部磁界によらなくても、磁気ス
トライプに折れ目,曲がり,汚れの付着等が発生した場
合にも、図6に示す如く部分的に出力特性が劣化する。
この様に、通帳等の磁気ストライプの使用環境は、通帳
が身辺で持ち運びされるものであるがゆえに、非常な過
酷な環境となる。さらに、磁気ストライプと対向した磁
気ヘッドによる直線的な動きによりデータをリードライ
トするため、一回の動作で確実に読み取りを行わなけれ
ばならない。FDD,HDD等は高速回転する円板状の
媒体上で磁気データがリードライトされるため、リード
エラーになっても繰り返しリード動作を行うことは短時
間で遂行できる。これに対し、通帳の磁気ストライプで
リードエラー等が発生すると、磁気ヘッドまたは通帳を
再度移動させなければならず、処理時間に多大な影響を
及ぼす。
【0041】このように、金融機関で用いられる通帳伝
票プリンタの磁気ストライプリーダライタは、記録密度
の関してはFDD,HDDと比較して低密度であるが、
データがリードライトされる磁気媒体の使用環境ははる
かに過酷である。また、ゲインが自動設定されるため、
製造時,保守時共にゲインの調整は不要となり、安価で
高品質な装置を提供できる。さらに、調整のために従来
必要であった、厳格に品質特性が管理された基準媒体で
あるテスト媒体が不要となる。
【0042】なお、本実施例では、金融機関等で用いら
れる通帳伝票プリンタに搭載される磁気ストライプリー
ダライタに適用した例を説明したが、比較的小容量の磁
気データを扱う装置、例えばカードリーダライタ,各種
発券機等に用いられる磁気リーダライタにも適用可能で
ある。図7は磁気ストライプリーダライタにおける本発
明の第2の実施例のリード回路のブロック図である。
【0043】図において、3は磁気ヘッド、8は磁気ヘ
ッド3の出力を増幅する増幅器、5は絶対値増幅器、6
はピーク検出器、7はデータ解析部、21は磁気ヘッド
3の出力から増幅器8でのゲインを設定する自動ゲイン
設定部であり、この自動ゲイン設定部21には、絶対値
増幅器5の出力(c)、ピーク検出器6の出力(d)、
図示しないCPUのデータバス(8bit)と接続さ
れ、その出力(8bit)は、前記増幅器8におけるゲ
インを切り換えるゲイン切換部22へ接続される。そし
て、ゲイン切換部22は増幅器8に接続される。
【0044】図8は上記自動ゲイン設定部の詳細を表す
ブロック図である。23はピークホールド部で、このピ
ークホールド部23は絶対値増幅器5の出力波形(c)
が入力され、波形のピークを出力する。24はアナログ
減算器で、このアナログ減算器24のプラス端子には前
記ピークホールド部23の出力(ph)が入力され、マ
イナス端子には所望の目標波高値V0 の電圧が入力され
る。
【0045】25はA/D変換器で、このA/D変換器
25には前記アナログ減算器24の出力(df)と所望
の目標波高値V0 の電圧が入力される。26はデジタル
加減算器で、このデジタル加減算器26には前記A/D
変換器25の出力である8bitのデータ(ga)と+
/−信号が入力されるとともに、図示されないCPU等
のデータバス(8bit)が接続される。そして、デジ
タル加減算器25の8bitの出力(D0 〜D7 )はゲ
イン切換部22に入力される。
【0046】27はパルス発生部で、このパルス発生部
27には前記ピーク検出器6の出力であるピークパルス
(d)が入力され、その出力は前記ピークホールド部2
3,アナログ減算器24,A/D変換器25に入力され
る。図9は図7で説明したゲイン切換部の詳細を表すブ
ロック図である。ゲイン切換部22は、8つのアナログ
スイッチASW−1〜ASW−8と、これらアナログス
イッチASW−1〜ASW−8とそれぞれ接続された4
つの抵抗R1 〜R8 とから構成され、アナログスイッチ
ASW−1〜ASW−8の片方のスイッチ端子は、全て
結線されて0Vに接続され、他方のスイッチ端子はそれ
ぞれ抵抗R1 〜R8 に接続される。また、この抵抗R1
〜R8 の他方の端子は、全て結線されて増幅器8に接続
される。そして、アナログスイッチASW−1〜ASW
−8のON/OFF端子は、それぞれデジタル加減算器
25の出力(D0 〜D7 )と接続されており、デジタル
加減算器25の出力によりアナログスイッチASW−1
〜ASW−8のON/OFFが制御され、増幅器8に接
続される抵抗値が切り換えられることで、該増幅器8の
ゲインが切り換えられる。
【0047】図10は上記自動ゲイン設定部の各部から
出力される波形を表す波形図であり、以下に、第2の実
施例の作用を説明する。ピーク検出器6で生成したピー
クパルス(d)がパルス発生部27に入力されると、所
定のパルス幅をもったピークホールド有効パルス(p
e)がピークホールド部23に出力される。ピークホー
ルド部23では、絶対値増幅器5の出力波形(c)の波
高値がピークホールドされ、前記ピークホールド有効パ
ルス(pe)のパルス幅の間有効なピークホールド電圧
(ph)がアナログ減算器24のプラス端子へ出力され
る。
【0048】アナログ減算器24のマイナス端子には、
所望の目標波高値であるV0 の電圧が入力され、ここで
各ピーク毎のピーク電圧と目標波高値との差((ph)
−V 0 =(df))が求められて、これがA/D変換器
25に入力される。A/D変換器25では前記差の電圧
の絶対値をとったもの(|(df)|=|(ph)−V
0 |)が8bitにデジタル変換され、これがデジタル
加減算器26に入力されるとともに、その時の符号(+
/−)がデジタル加減算器26に入力される。
【0049】ここで、前記A/D変換器25による差の
絶対値電圧|(ph)−V0 |のデジタル変換は、V0
の電圧を基準とし、|(df)|=0のとき、すなわ
ち、ピーク電圧が目標波高値と等しいときのデジタル変
換値をG0 としたとき、(ga)/G0 =(df)/V
0 となる様、ゲインとして8bitのデジタル値に変換
される。つまり、(ga)はゲインの意味を持つ様変換
される。
【0050】そして、ピーク検出器6で生成したピーク
パルス(d)のnのタイミングにおけるA/D変換器2
5の出力を(ga)nとしたとき、デジタル加減算器2
6の内容Q(8bit)をQn とすると、デジタル加減
算器26は、A/D変換器6からの符号(+/−)信号
に応じて、符号がプラスのときは減算,マイナスのとき
は加算となるように、Qn =Qn-1 ±(ga)n の加減
算を行う。ここで、Q n は増幅器8のゲインをデジタル
で表現したものであり、また、アナログ減算器24の出
力(df),A/D変換器25の出力(ga)は、いず
れもパルス(ph)の幅の間有効なデータとなる様動作
する。
【0051】さらに、デジタル加減算器26の初期値Q
0 は、図示されないCPU等により、Q0 =G0 となる
様に設定される。次に、ゲイン切換部22の動作につい
て説明する。アナログスイッチASW−1〜8のON/
OFF端子にデジタル加減算器26の出力Q(D0 〜D
7 )が入力され、このD0 〜D7 の各bitの状態に応
じて前記アナログスイッチASW−1〜8はONまたは
OFF状態となり、ON/OFF状態に応じて抵抗R1
〜R8 が並列接続され、合成抵抗を生成する。そして、
この合成抵抗の値に応じて、増幅器8ではゲインが可変
となる。
【0052】すなわち、R1 =r,R2 =r/2,R3
=r/4・・・R8 =r/128とすると、デジタル加
減算器26の出力Q(D0 〜D7 )の値に応じて増幅器
8のゲインは切り換わり、そのゲイン特性は図5で説明
したように直線となる。この直線の特性を用いることに
より、Qn =Qn-1 ±(ga)n の演算によりゲインコ
ントロールすることが有効な意味を持つことになる。
【0053】以上の動作により、絶対値増幅器9の出力
波形(c)は、目標波高値V0 に逐次追随するようにな
る。以上のように、第2の実施例では、自動ゲイン設定
部21にピークホールド部23,A/D変換部25を設
け、目標波高値V0 に絶対値増幅器5の出力波形(c)
が逐次追随する様にゲイン切換部22のゲインが設定さ
れるため、第1の実施例と比較してより精度のよいゲイ
ンコントールが可能となる。
【0054】一方、第1の実施例では、所定のスライス
レベルSH ,SL を設定し、絶対値増幅器5の出力波形
(c)が前記スライスレベル間に入る様ゲインコントロ
ールされるが、回路構成が汎用素子であるカウンタ,レ
ジスタ,比較器等で構成でき、非常に安価に構成するこ
とができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、磁気ヘ
ッドの出力を増幅して出力する増幅器からの増幅波形
が、所望される大きさに追従するように該増幅器におけ
るゲインを可変として、増幅波形が所望される大きさよ
り小さいときはゲインを大きくして増幅波形のピーク値
が上がるようにし、増幅波形が所望される大きさより大
きい時はゲインを小さくして増幅波形のピーク値を下げ
るようにしたので、磁気データが劣化する等で磁気ヘッ
ドの出力が小さくなってしまった場合でも増幅波形はデ
ータ解析に必要な所望の大きさまで増幅され、これによ
りデータを正しく読み取って解析を行うことができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における磁気ストライプ
リーダライタのブロック図である。
【図2】第1の実施例の自動ゲイン設定部の詳細を表す
ブロック図である。
【図3】第1の実施例のゲイン切換部および増幅器の詳
細を表すブロック図である。
【図4】第1の実施例の自動ゲイン設定部の各部から出
力される波形を表す波形図である。
【図5】ゲインの変化を表すグラフである。
【図6】磁気特性が部分的に劣化した磁気ストライプを
固定ゲインでリードした場合の出力波形を表す波形図で
ある。
【図7】第2の実施例における磁気ストライプリーダラ
イタのブロック図である。
【図8】第2の実施例の自動ゲイン設定部の詳細を表す
ブロック図である。
【図9】第2の実施例のゲイン切換部の詳細を表すブロ
ック図である。
【図10】第2の実施例の自動ゲイン設定部の各部から
出力される波形を表す波形図である。
【図11】通帳の一例を表す平面図ある。
【図12】磁気ストライプと磁気ヘッドの位置関係を表
す説明図である。
【図13】従来の磁気ストライプリーダライタのブロッ
ク図である。
【図14】従来の出力波形図である。
【図15】従来の増幅器の構成を表す説明図である。
【符号の説明】
3 磁気ヘッド 6 ピーク検出器 7 データ解析部 8 増幅器 9 ゲイン切換部 10 自動ゲイン設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 康弘 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通帳やカードに等に貼り付けられた磁気
    ストライプに対して磁気データの読み取り,書き込みを
    行う磁気ヘッドと、 磁気ヘッドより出力される波形を増幅する増幅器と、 増幅した波形より波形のピーク部を検出するピーク検出
    部と、 検出されたピーク部からデータを解析する解析部とを備
    えた磁気ストライプリーダライタにおいて、 前記増幅器から出力される増幅波形が、所望される大き
    さに追従するように該増幅器におけるゲインを可変とす
    る自動ゲイン設定部を備えたことを特徴とする磁気スト
    ライプリーダライタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気ストライプリーダラ
    イタにおいて、 前記自動ゲイン設定部は、 前記増幅器から出力される増幅波形のピーク値と所望の
    波高値よりも大きく設定されたスライスレベルSH とを
    比較する第1の比較器と、 増幅波形のピーク値と所望の波高値よりも小さく設定さ
    れたスライスレベルS L とを比較する第2の比較器と、 前記第1の比較器の出力と前記ピーク検出部より出力さ
    れたピークパルスよりダウンパルスを生成する手段と、 前記第2の比較器の出力と前記ピーク検出部より出力さ
    れたピークパルスよりアップパルスを生成する手段と、 前記アップパルス,ダウンパルスによりカウント値がア
    ップ,ダウンするカウンタと、 前記カウンタの出力に応じて逐次ゲイン切り換えを行う
    ゲイン切換部とを備えたことを特徴とする磁気ストライ
    プリーダライタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の磁気ストライプリーダラ
    イタにおいて、 前記スライスレベルSL よりも小さく設定されたスライ
    スレベルSC と前記増幅波形とを比較する第3の比較器
    と、 前記第3の比較器の出力によって、増幅波形が前記スラ
    イスレベルSC よりも低くなる時に、前記カウンタから
    出力されるカウント値を一時格納し、これを前記ゲイン
    切換部に送出するレジスタを備えたことを特徴とする磁
    気ストライプリーダライタ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の磁気ストライプリーダラ
    イタにおいて、 前記カウンタのカウント値がアップダウンする毎に前記
    増幅器においてゲインがKずつ増減するように前記ゲイ
    ン切換部で設定されているとき、磁気ヘッドで基準とな
    る磁気ストライプをリードしたときの前記増幅器の入力
    信号をVinとすると、あらかじめ設定される前記スライ
    スレベルSH ,SL を用いて、Vin・K<(SH
    L )を満足するように前記Kの値が決められているこ
    とを特徴とする磁気ストライプリーダライタ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の磁気ストライプリーダラ
    イタにおいて、 前記自動ゲイン設定部は、 前記ピーク検出部で検出されるピーク部の電圧を保持す
    るピークホールド部と、 このピークホールド電圧と目標波高値電圧との差の電圧
    を出力する減算器と、 前記減算器の出力を目標波高値電圧を基準としてデジタ
    ル変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力に対して加減算を行ってゲイン
    を設定するデータを生成する加減算器と、 前記加減算器の出力により逐次ゲイン切り換えを行うゲ
    イン切換部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    磁気ストライプリーダライタ。
JP6127223A 1994-06-09 1994-06-09 磁気ストライプリーダライタ Pending JPH07334802A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020087489A (ja) * 2018-11-20 2020-06-04 三和ニューテック株式会社 磁気カードリーダシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020087489A (ja) * 2018-11-20 2020-06-04 三和ニューテック株式会社 磁気カードリーダシステム

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