JPH07334780A - 防災警報方法および装置 - Google Patents

防災警報方法および装置

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JPH07334780A
JPH07334780A JP13043194A JP13043194A JPH07334780A JP H07334780 A JPH07334780 A JP H07334780A JP 13043194 A JP13043194 A JP 13043194A JP 13043194 A JP13043194 A JP 13043194A JP H07334780 A JPH07334780 A JP H07334780A
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JP
Japan
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detector
disaster prevention
output
detectors
fuzzy inference
Prior art date
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Application number
JP13043194A
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English (en)
Inventor
Toru Kodachi
徹 小太刀
Jun Usami
諄 宇佐美
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】初期の要注意レベルの警報を発報でき、しかも
誤報の少ない防災警報方法および装置を提供する。 【構成】防災対象箇所1または吸引管2を介して防災対
象箇所に配置した、酸素検出器3、可燃ガス検出器4、
温度検出器および煙検出器5の内何れか一つ以上の検出
器と、前記一つ以上の検出器の出力から本発明の方法に
基づきファジー推論を行う演算部6と、この演算部の演
算結果に基づき、任意に設定した一つ以上の警報信号を
発生する出力部7とからなり、酸素濃度検出器、可燃ガ
ス検出器、温度検出器および煙検出器の内一つ以上の検
出出力をメンバーシップ関数に置き換えファジー推論に
より防災警報信号を演算して、任意に設定した一つ以上
の警報信号として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、警戒対象地域に各種の
検出器を設けてなる防災警報方法および装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、警戒対象地域に各種の検出器
を設けてなる防災警報方法および装置は種々の形式のも
のが知られている。また、防災警報として、感熱式温度
検出器、煙検出器、可燃ガス検出器、酸素濃度検出器な
どを使用し、それぞれ単独の検出信号を用いて、それぞ
れの警報レベル設定値で警報信号を発生させ、作業者等
に危険を知らせていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の防災警
報方法および装置では、検出器が一つか2個以上かにか
かわらず、各検出器の出力に基づき各検出器ごとに警報
信号を発生しているため、個々の検出器の欠点を補うた
め、および誤発報を避けるため、各検出器の警報レベル
設定値を高くする必要があった。そのため、防災警報と
して、初期の要注意レベルの警報を発報できない問題、
および他の干渉要因による誤報が発生する問題があっ
た。
【0004】本発明の目的は上述した課題を解消して、
初期の要注意レベルの警報を発報でき、しかも誤報の少
ない防災警報方法および装置を提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の防災警報方法
は、酸素濃度検出器、可燃ガス検出器、温度検出器およ
び煙検出器の内一つ以上の検出出力をメンバーシップ関
数に置き換えファジー推論により防災警報信号を演算し
て、任意に設定した一つ以上の警報信号として出力する
ことを特徴とするものである。
【0006】また、本発明の防災警報装置は、防災対象
箇所または吸引管を介して防災対象箇所に配置した、酸
素検出器、可燃ガス検出器、温度検出器および煙検出器
の内何れか一つ以上の検出器と、前記一つ以上の検出器
の出力から本発明の方法に基づきファジー推論を行う演
算部と、この演算部の演算結果に基づき、任意に設定し
た一つ以上の警報信号を発生する出力部とからなること
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】上述した構成において、検出器が一つの場合、
検出器出力値および検出出力の微分値をそれぞれ3段階
以上に分割したメンバーシップ関数とするファジー推論
演算によって、正常、要注意、危険の警報信号を出力で
き、要注意レベルを発報でき、また誤報も少なくするこ
とができる。
【0008】また、検出器が2個以上の場合、各検出器
出力値を3段階以上に分割して、または各検出器出力値
だけでなく何れかの検出器の微分値をも3段階以上に分
割して、メンバーシップ関数を作成し、これからファジ
ー推論演算によって正常、要注意、危険の警報信号を出
力でき、各検出器の誤動作成分を補いかつ初期火災等の
異常信号を検出して、未然に異常の内容と危険度を推論
し、その異常に対応する警報信号を確実に出力でき、初
期防災効果を得ることができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の防災警報方法の一例を示すフ
ローチャートである。図1に従って、本発明の防災警報
方法を説明する。まず、予め検出器の出力レベルまたは
出力値の微分値に対応した、ラベル名とメンバーシップ
関数を設定する。そして、設定したラベル名とメンバー
シップ関数とからファジー推論規則表を作成して登録す
る。この状態で、各検出器の出力レベルを検出し、検出
した各検出器の出力レベルと予め登録したファジー推論
規則表に基づき、ファジー推論を行い、求めたファジー
推論の結果を出力して、警報を発している。
【0010】上述した本発明の防災警報方法におけるフ
ァジー推論規則表は以下のようである。まず、検出器の
数が1個の場合には、検出器の出力値とその出力値の微
分値とを使用して例えば以下の表1に示すように作成す
る。また、検出器の数が2個の場合には、各検出器の出
力値を使用して、ファジー推論規則表を例えば以下の表
2に示すように作成する。同様に、検出器の数が3個以
上のm個の場合には、m個の検出器の出力値を使用する
か、m個の検出器の出力値とこの出力のうちのいくつか
の微分値n個を組み合わせて作成してもかまわない。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】以下、実際の一例として、可燃ガス検知
器、酸素濃度計および煙検知器の3個の検出器を使用し
た時のファジー推論規則表を以下の表3に示す。また、
このファジー推論規則表を作成するために使用した、可
燃ガス検知器、酸素濃度計、煙検知器のラベル名および
メンバーシップ関数と、それらから得られる火災、ガス
漏れ、粉体漏れ(静電気による発火、微粉体による自然
発火等を防ぐため)、酸欠の各出力(0から100%)
のレベルに対してのファジー推論出力のメンバーシップ
関数を図2に示す。
【0014】上述した場合、ファジー推論演算として、
各検知器出力に対応した各メンバーシップ関数のレベル
値/ラベル名表記方法として、次のレベル値およびラベ
ル名を得る。 可燃ガス検知器の出力から、AH/やや多い、AL/多
い 酸素濃度計出力から、 BH/少ない、 BL/や
や少ない 煙検知器の出力から、 CH/多い、 CL/や
や多い 表3によるファジー推論規則に照らし、各規則に於い
て、レベル値のMIN値を求め、この時の各推論出力レ
ベル値とし各推論出力のラベル毎の、レベル値のMAX
値を求め、各推論出力の重み付きファジー推論演算を実
施する。この結果を表4及び図3,図4に示す。
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】上述した表4および図3,図4から、各フ
ァジー演算出力値は、規則1から規則8までのMIN−
MAX演算の結果から、火災出力=CH/中期+BL/
初期の重み付き演算出力(火災は初期から中期)ガス漏
れ出力=CH/正常+AL/注意の重み付き演算出力
(ガス漏れはほぼ正常)粉体漏れ出力=BL/注意+C
H/正常の重み付き演算出力(粉体漏れはほぼ正常)酸
欠出力=CH/危険+BL/注意の重み付き演算出力
(酸欠は注意から危険)という演算出力レベルにあるこ
とがわかる。
【0018】上述したファジー演算の結果は、各ファジ
ー演算出力値に対して、任意に警報レベルを設定して警
報を発している。すなわち、初期火災警報、中期以降火
災発生警報、ガス漏れ注意警報、ガス漏れ危険警報、粉
体漏れ注意警報、粉体漏れ危険警報、酸欠注意警報、酸
欠危険警報等の各種警報を発令し、設備の初期故障に対
する予防保全的警報や、設備内で作業を進めている作業
員の酸欠に対する警報や、火災に対する安全確保の警報
を行うことができる。
【0019】図5は本発明の防災警報方法を実施する装
置の一例の構成を示す図である。図5において、1は警
戒対象地域、2は警戒対象地域1に設けたサンプリング
配管、3はサンプリング配管2に設けた酸素検出器、4
はサンプリング配管に設けた可燃ガス検出器、5はサン
プリング配管2に設けた煙検出器、6は上述したファジ
ー推論を行う演算部、7は演算部6の結果に応じて、図
示の信号を発生する出力部である。なお、酸素検出器
3、可燃ガス検出器4および煙検出器5は、従来から公
知の構成のものを使用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、検出器が単独の場合は検出出力とその微分値
に対し、検出器が2個以上の場合は各検出出力に対し、
または各検出出力といずれかの検出出力の微分値とに対
し、ファジー推論により警報レベルを決定しているの
で、従来各検出器単独で判断すると初期レベルや要注意
レベルが誤報となることを防止できるとともに、災害モ
ードが識別できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防災警報方法の一例を説明するための
フローチャートである。
【図2】本発明におけるメンバーシップ関数の一例を示
す図である。
【図3】本発明におけるファジー演算の結果の一例を示
す図である。
【図4】本発明におけるファジー演算の結果の一例を示
す図である。
【図5】本発明の防災警報方法を実施する装置の一例の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1 警戒対象地域、2 サンプリング配管、3 酸素濃
度検出器、4 可燃ガス検出器、5 煙検出器、6 演
算部、7 出力部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸素濃度検出器、可燃ガス検出器、温度検
    出器および煙検出器の内一つ以上の検出出力をメンバー
    シップ関数に置き換えファジー推論により防災警報信号
    を演算して、任意に設定した一つ以上の警報信号として
    出力することを特徴とする防災警報方法。
  2. 【請求項2】検出器が一つの場合には、検出出力レベル
    と検出出力の微分値とをそれぞれメンバーシップ関数と
    してファジー推論を行う請求項1記載の防災警報方法。
  3. 【請求項3】検出器が2個以上の場合、各検出器の出力
    をそれぞれメンバーシップ関数としてファジー推論を行
    う請求項1記載の防災警報方法。
  4. 【請求項4】検出器が2個以上の場合、任意の検出器の
    検出レベルとこの検出器の検出レベルの微分値をメンバ
    ーシップ関数とするとともに、他の検出器の検出レベル
    もメンバーシップ関数としてファジー推論を行う請求項
    1記載の防災警報方法。
  5. 【請求項5】防災対象箇所または吸引管を介して防災対
    象箇所に配置した、酸素検出器、可燃ガス検出器、温度
    検出器および煙検出器の内何れか一つ以上の検出器と、
    前記一つ以上の検出器の出力から請求項1〜4のいずれ
    かに記載のファジー推論を行う演算部と、この演算部の
    演算結果に基づき、任意に設定した一つ以上の警報信号
    を発生する出力部とからなることを特徴とする防災警報
    装置。
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Cited By (3)

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Effective date: 20020702