JPH07333220A - 網状赤血球の測定方法及び網状赤血球測定装置 - Google Patents

網状赤血球の測定方法及び網状赤血球測定装置

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JPH07333220A
JPH07333220A JP11289594A JP11289594A JPH07333220A JP H07333220 A JPH07333220 A JP H07333220A JP 11289594 A JP11289594 A JP 11289594A JP 11289594 A JP11289594 A JP 11289594A JP H07333220 A JPH07333220 A JP H07333220A
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JP
Japan
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blood sample
reticulocytes
light
fluorescent
measuring
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Application number
JP11289594A
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English (en)
Inventor
Akishi Yamamoto
晃史 山本
Misako Inagami
三佐子 稲上
Shinichi Hirako
進一 平子
Muneo Tokita
宗雄 時田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 網状赤血球の染色で好都合な染料を用い、感
度良く、正確に、且つ低コストで網状赤血球を測定する
ことができる手段を提供する。 【構成】 蛍光染料としてTOTO−3又はTO−PR
O−3、POPO−3又はPO−PRO−3、YOYO
−1又はYO−PRO−1、或いはYOYO−3又はY
O−PRO−3を含有する蛍光染色液で染色した血液試
料に対して、TOTO−3又はTO−PRO−3では赤
色、POPO−3又はPO−PRO−3では緑色、YO
YO−1又はYO−PRO−1では青色、YOYO−3
又はYO−PRO−3では橙色の波長領域の光を照射
し、血液試料からの蛍光を測光することにより網状赤血
球を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液中の網状赤血球の
測定方法、詳細には網状赤血球中のリボ核酸(RNA)
を染色するのに適した染料を用いた網状赤血球の測定方
法、並びにその方法を実施する網状赤血球測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】血液中の未成熟の赤血球は網状赤血球
(レチクロサイト)と呼ばれ、急性内出血及び溶血性貧
血等の診断において、網状赤血球の計数は臨床検査の中
で非常に重要だと考えられている。それは、網状赤血球
が血球産生能(赤血球分化)の指標として用いられてい
るからである。
【0003】また、網状赤血球はRNAを含有すること
が知られており、網状赤血球の測定には従来はニューメ
チレンブルー(NMB)、ブリリアントクレシルブルー
(BCB)等の塩基性染料により染色された塗抹血液が
用いられ、染色された網状赤血球を検鏡観察により計数
することが行われてきた。或いは、アクリジンオレン
ジ、ピロニンY、チオフラビンT、オーラミンO、チア
ゾールオレンジ等の蛍光色素を用いて、手動又は自動化
法で測定されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ニューメチレンブルー
による超生体染色法は網状赤血球測定の標準的方法とし
て用いられているが、この測定作業は手作業であるため
に、時間が掛かり、煩雑であり、検鏡する人による個人
差が生じ易いという欠点がある。アクリジンオレンジを
用いた測定では手作業及び自動化法の両方が用いられ、
例えば米国特許第4336029号、同第432570
6号、同第4284412号等でアクリジンオレンジに
よる網状赤血球の染色方法が開示されている。即ち、ア
クリジンオレンジは網状赤血球中のRNA成分に結合さ
れて赤色蛍光を発し、これを計測することにより網状赤
血球を計数してきた。しかしながら、RNAはアクリジ
ンオレンジにより沈殿し、細胞内で局在化するので、蛍
光量としての定量性に正確さを欠く場合がある。また、
フローサイトメータ中の送液経路の石英セルやプラスチ
ック材料と非常に親和性があるため、測定上バックグラ
ンドが高くなり易く、誤差を生じ易いという問題点もあ
る。
【0005】ピロニンYを使用した測定では、ホルマリ
ンによる赤血球の事前固定を行う必要があり、煩雑な操
作や時間を要するという問題点があった。また、ピロニ
ンYの蛍光量子効率は非常に低くて、感度が十分でなか
った。チオフラビンTは特開昭59−142465号に
おいて、網状赤血球の染色剤として開示されているが、
これは染色後に、非特異的な蛍光を減少させるための十
分な洗浄が必要であり、煩雑な操作と時間を要するとい
う欠点があった。
【0006】オーラミンOやチアゾールオレンジは、青
色光による励起で蛍光を発するが、フローサイトメータ
による測定で光源としてヘリウムカドニウムレーザを使
用すると、装置が大型で高額なものとなり、また色素自
体がDNAやタンパク質に対してよりもRNAに対して
相対的に特異性が低いという問題点がある。このよう
に、フローサイトメータを使用して網状赤血球を測定す
る従来の方法は、感度、正確さ、コストの点で各々問題
点を有している。
【0007】従って、本発明の目的は、網状赤血球の染
色で好都合な染料を用い、感度良く、正確に、且つ低コ
ストで網状赤血球を測定することができる手段を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するために、本発明の請求項1記載の網状赤血球の測定
方法は、蛍光染料としてTOTO−3又はTO−PRO
−3を含有する蛍光染色液で染色した血液試料に対し
て、赤色の波長領域の光を照射し、前記血液試料からの
蛍光を測光することにより網状赤血球を測定することを
特徴とする。
【0009】請求項5記載の網状赤血球の測定方法は、
蛍光染料としてPOPO−3又はPO−PRO−3を含
有する蛍光染色液で染色した血液試料に対して、緑色の
波長領域の光を照射し、前記血液試料からの蛍光を測光
することにより網状赤血球を測定することを特徴とす
る。請求項9記載の網状赤血球の測定方法は、蛍光染料
としてYOYO−1又はYO−PRO−1を含有する蛍
光染色液で染色した血液試料に対して、青色の波長領域
の光を照射し、前記血液試料からの蛍光を測光すること
により網状赤血球を測定することを特徴とする。
【0010】請求項13記載の網状赤血球の測定方法
は、蛍光染料としてYOYO−3又はYO−PRO−3
を含有する蛍光染色液で染色した血液試料に対して、橙
色の波長領域の光を照射し、前記血液試料からの蛍光を
測光することにより網状赤血球を測定することを特徴と
する。請求項1記載の測定方法で用いる蛍光染料として
のTOTO−3は、チアゾールオレンジ誘導体のホモダ
イマーであり、次に示す構造式(化学式1)を有する。
【0011】
【化1】
【0012】また、TO−PRO−3は、キノリニウム
モノマー(Quinolinium Monomer )であり、次に示す構
造式(化学式2)を有する。
【0013】
【化2】
【0014】請求項5記載の測定方法で用いる蛍光染料
としてのPOPO−3は、benzox-azolium-4-pyridiniu
m系化合物のダイマーであり、次に示す構造式(化学式
3)を有する。
【0015】
【化3】
【0016】また、PO−PRO−3は、benzoxazoliu
m-4-pyridinium系化合物の誘導体であり、次に示す構造
式(化学式4)を有する。
【0017】
【化4】
【0018】請求項9記載の測定方法で用いる蛍光染料
としてのYOYO−1は、benzox-azolium-4-quinolini
um 系化合物のダイマーであり、次に示す構造式(化学
式5)を有する。
【0019】
【化5】
【0020】また、YO−PRO−1は、benzoxazoliu
m-4-quinolinium 系化合物の誘導体であり、次に示す構
造式(化学式6)を有する。
【0021】
【化6】
【0022】請求項13記載の測定方法で用いる蛍光染
料としてのYOYO−3は、benzox- azolium-4-quinol
inium 系化合物のダイマーであり、次に示す構造式(化
学式7)を有する。
【0023】
【化7】
【0024】また、YO−PRO−3は、benzoxazoliu
m-4-quinolinium 系化合物の誘導体であり、次に示す構
造式(化学式8)を有する。
【0025】
【化8】
【0026】上記TOTO−3及びTO−PRO−3、
POPO−3及びPO−PRO−3、YOYO−1及び
YO−PRO−1、並びにYOYO−3及びYO−PR
O−3は、網状赤血球中のRNAと結合しない場合に
は、蛍光を僅かに発するか、又は全く発しないが、RN
Aと結合した場合には、蛍光を強く発するという利点を
持っている。
【0027】従って本発明では、この利点を有効に活用
すべく、血液中の網状赤血球の染色に、少量のDMSO
(Dimethyl Sulfoxide)を含む等張生理食塩水中のTO
TO−3又はTO−PRO−3、POPO−3又はPO
−PRO−3、YOYO−1又はYO−PRO−1、或
いはYOYO−3又はYO−PRO−3(以下、これら
を蛍光染色液と称す)を使用する。血液は蛍光染色液と
混合することにより染色され、染色された血液は、TO
TO−3又はTO−PRO−3では赤色、POPO−3
又はPO−PRO−3では緑色、YOYO−1又はYO
−PRO−1では青色、YOYO−3又はYO−PRO
−3では橙色の波長領域の光の照射により蛍光を発する
ので、血液中の網状赤血球を検出・計数することができ
る。
【0028】TOTO−3又はTO−PRO−3は約6
42nmに励起スペクトルのピークを持ち、約660n
mに蛍光の最大ピークを有する。従って、フローサイト
メータを用いる場合、光源としては633nmのヘリウ
ム−ネオンレーザが安価で、好適であるが、615nm
の輝線を有する水銀ランプ、赤色の高輝度LED、赤色
半導体レーザ、水銀キセノンランプ等を使用しても差し
支えない。
【0029】POPO−3又はPO−PRO−3は約5
40nmに励起スペクトルのピークを持ち、約570n
mに蛍光の最大ピークを有する。従って、フローサイト
メータによる測定では、その光源として540nm近傍
に励起スペクトルのピークを有する緑色ヘリウムネオン
レーザ(λp=543nm)、緑色高輝度LED(λp
=567nm)、又は緑色半導体レーザは、廉価で好適
である。
【0030】YOYO−1又はYO−PRO−1は約4
90nmに励起スペクトルのピークを持ち、約510n
mに蛍光の最大ピークを有する。従って、フローサイト
メータによる測定では、その光源として490nm近傍
に励起スペクトルのピークを有するアルゴンイオンレー
ザ(λp=488nm)、青色高輝度LED(日亜化学
工業製、λp=450nm)、又は青色半導体レーザは
好適である。
【0031】YOYO−3又はYO−PRO−3は約6
12nmに励起スペクトルのピークを持ち、約630n
mに蛍光の最大ピークを有する。従って、フローサイト
メータによる測定では、その光源として612nm近傍
に励起スペクトルのピークを有するオレンジヘリウムネ
オンレーザ(λp=594nm)、橙色高輝度LED、
又は橙色半導体レーザは、簡便で廉価であるので好適で
ある。
【0032】勿論、POPO−3又はPO−PRO−
3、YOYO−1又はYO−PRO−1、或いはYOY
O−3又はYO−PRO−3の光源として、ハロゲンラ
ンプや水銀キセノンランプ等を使用しても差し支えな
い。又、本発明における蛍光染色液はRNAを沈殿させ
ず、従って染色された網状赤血球は細胞内で均一に分布
した蛍光を発するので、個々の網状赤血球の有する蛍光
強度と、そのRNA含有量との間に、ほぼ一次式で表さ
れる関係を有する。
【0033】そして臨床的には、RNA量は赤血球分化
の指標となるので、単に網状赤血球数のみならず、蛍光
強度の情報で新たな赤血球分化の臨床的知見を提供でき
る。これらのことから、フローサイトメータによる測定
を行えば、高速で簡便に且つ客観的に、網状赤血球数と
蛍光強度の分布が求められるという利点が得られる。勿
論、本発明の方法は、自動的に網状赤血球の計数を行え
るだけでなく、手動によっても実現できる。
【0034】実際にフローサイトメータの使用による網
状赤血球の測定は、未染色対照試料を使用して赤色、緑
色、青色又は橙色蛍光の閾値(スレッシュホールド)を
設定した後、染色試料を測定して閾値の条件を満たした
網状赤血球を計数する。なお、フローサイトメータは当
該技術でよく知られており、本発明は特定のフローサイ
トメータの使用に限定されるものではない。
【0035】上記測定方法を実施するための本発明の測
定装置は、次の構成〜を備えることを特徴とする。
即ち、この測定装置は、 血液試料を採血管より直接分取・分注する血液試料分
取分注手段と、 前記血液試料分取分注手段により分注された血液試料
に、前記蛍光染料のうち、少なくともいずれか1つの蛍
光染料を含有する蛍光染色液を添加して染色する血液試
料染色手段と、 前記血液試料染色手段により染色された血液試料が流
されるフローセルと、 前記フローセル内を流れる血液試料に光ビームを照射
する光源と、 前記光ビームが照射された血液試料より発せられる少
なくとも2つ以上の細胞光情報を検出する細胞光情報検
出手段と、 前記細胞光情報検出手段で検出された細胞光情報を処
理する細胞光情報処理手段と、 前記細胞光情報処理手段の処理結果を出力する出力手
段と、を備える。
【0036】
【実施例】以下、本発明の網状赤血球の測定方法及び測
定装置を実施例に基づいて説明する。 <実施例1>1mMの蛍光染料(TOTO−3又はTO
−PRO−3)/DMSO貯蔵液を調製する。pH7.
4のリン酸等張緩衝液で貯蔵液を1:20の比率で希釈
し、希釈蛍光染色液1mlに全血5μlを室温状態で約
30分間インキュベートし、この血液試料を励起波長6
33nmのヘリウム−ネオンレーザによってフローサイ
トメータで測定する。
【0037】次に、本発明の測定方法を用いて測定した
結果、即ち上記蛍光染色液で染色した血液試料中の網状
赤血球について分析したデータを図1及び図2に、蛍光
染色液を用いないで同様に網状赤血球について分析した
分析データを図3に示す。但し、図1は、染色された正
常血液(ニューメチレンブルー染色で1.6%の検体)
についてのデータを示し、正常血液検体の前方散乱光及
び赤色蛍光のサイトグラム、並びに赤色蛍光のヒストグ
ラムを表している。図2は、染色された異常血液(ニュ
ーメチレンブルー染色で4.9%の検体)についてのデ
ータを示し、同様に異常血液検体の前方散乱光及び赤色
蛍光のサイトグラム、並びに赤色蛍光のヒストグラムを
表している。又、図3は、未染色の正常血液検体につい
てのデータを示し、同様にその前方散乱光及び赤色蛍光
のサイトグラム、並びに赤色蛍光のヒストグラムを表し
ている。測定値の計算では、図3のスレッシュホールド
が図1と図2で用いられ、スレッシュホールドを超えた
ものを網状赤血球としている。
【0038】図1乃至図3において、図3は未染色の結
果を示しており、図1及び図2の測定結果の対照とな
る。ここで、染色した場合と未染色の場合との決定的な
違いは、染色による分析領域A(グラフ1中ではGat
eA)中の細胞分布状態である。図3ではほぼ単一の集
団であるが、染色により主集団は若干右方に移動すると
共に、主集団の右に副集団が出現する。図1、図2の陽
性領域に表れる1.9%、5.7%の細胞集団がその副
集団であり、本発明による蛍光染色により特異的に染色
された集団である。この測定結果は、従来法(ニューメ
チレンブルー染色)による結果と極めて近い値であり、
本発明による有効性が示唆される。 <実施例2>1mMの蛍光染料(POPO−3又はPO
−PRO−3)/DMSO貯蔵液を調製する。pH7.
4のリン酸等張緩衝液で貯蔵液を1:20の比率で希釈
し、希釈蛍光染色液1mlに全血5μlを室温状態で約
30分間インキュベートし、これを試料として励起波長
543nmの緑色ヘリウムネオンレーザ、緑色高輝度L
ED又は緑色半導体レーザを光源とするフローサイトメ
ータで測定する。
【0039】そして、実施例1と同様に、本発明の測定
方法を用いて測定した結果の分析データを図4乃至図6
に示す。但し、図4は、染色された正常血液(ニューメ
チレンブルー染色で1.6%の検体)についてのデータ
を示し、正常血液検体の前方散乱光及び橙色蛍光のサイ
トグラム、並びに橙色蛍光のヒストグラムを表してい
る。図5は、染色された異常血液(ニューメチレンブル
ー染色で5.3%の検体)についてのデータを示し、同
様に異常血液検体の前方散乱光及び橙色蛍光のサイトグ
ラム、並びに橙色蛍光のヒストグラムを表している。
又、図6は、未染色の正常血液検体についてのデータを
示し、同様にその前方散乱光及び橙色蛍光のサイトグラ
ム、並びに橙色蛍光のヒストグラムを表している。 <実施例3>1mMの蛍光染料(YOYO−1又はYO
−PRO−1)/DMSO貯蔵液を調製する。pH7.
4のリン酸等張緩衝液で貯蔵液を1:20の比率で希釈
し、希釈蛍光染色液1mlに全血5μlを室温状態で約
30分間インキュベートし、これを試料として励起波長
488nmの青色アルゴンイオンレーザ、青色高輝度L
ED又は青色半導体レーザを光源とするフローサイトメ
ータで測定する。
【0040】その後、同様に、本発明の測定方法を用い
て測定した結果の分析データを図7乃至図9に示す。但
し、図7は、染色された正常血液(ニューメチレンブル
ー染色で1.6%の検体)についてのデータを示し、正
常血液検体の前方散乱光及び緑色蛍光のサイトグラム、
並びに緑色蛍光のヒストグラムを表している。図8は、
染色された異常血液(ニューメチレンブルー染色で5.
3%の検体)についてのデータを示し、同様に異常血液
検体の前方散乱光及び緑色蛍光のサイトグラム、並びに
緑色蛍光のヒストグラムを表している。又、図9は、未
染色の正常血液検体についてのデータを示し、同様にそ
の前方散乱光及び緑色蛍光のサイトグラム、並びに緑色
蛍光のヒストグラムを表している。 <実施例4>1mMの蛍光染料(YOYO−3又はYO
−PRO−3)/DMSO貯蔵液を調製する。pH7.
4のリン酸等張緩衝液で貯蔵液を1:20の比率で希釈
し、希釈蛍光染色液1mlに全血5μlを室温状態で約
30分間インキュベートし、これを試料として励起波長
594nmの橙色オレンジヘリウムネオンレーザ、橙色
高輝度LED又は橙色半導体レーザを光源とするフロー
サイトメータで測定する。
【0041】その後、同様に、本発明の測定方法を用い
て測定した結果の分析データを図10乃至図12に示
す。但し、図10は、染色された正常血液(ニューメチ
レンブルー染色で1.6%の検体)についてのデータを
示し、正常血液検体の前方散乱光及び赤色蛍光のサイト
グラム、並びに赤色蛍光のヒストグラムを表している。
図11は、染色された異常血液(ニューメチレンブルー
染色で5.3%の検体)についてのデータを示し、同様
に異常血液検体の前方散乱光及び赤色蛍光のサイトグラ
ム、並びに赤色蛍光のヒストグラムを表している。又、
図12は、未染色の正常血液検体についてのデータを示
し、同様にその前方散乱光及び赤色蛍光のサイトグラ
ム、並びに赤色蛍光のヒストグラムを表している。
【0042】但し、上記実施例1〜4に係る図1乃至図
12において、それぞれGraphNo.1(1番目の
グラフ)では、 FW−SC(Forward Scatter ):前方散乱光強度、 RD−FL(Red Fluorescence):赤色蛍光強度、 OR−FL(Orange Fluorescence ):橙色蛍光強度、 GR−FL(Green Fluorescence):緑色蛍光強度、 Gate:図中のAで囲まれた部分で、分析対象となる
領域、 Count:細胞数、 Total:Totと略する時もある。Total%は
グラフ1に表示される全細胞数に対する比率、 MeanX:X軸パラメータの平均値、 MeanY:Y軸パラメータの平均値、 CV%X:X軸パラメータの変動係数(標準偏差/平均
値)、 CV%Y:Y軸パラメータの変動係数(標準偏差/平均
値)、 又、Graph No.2及びNo.3(2番目及び3
番目のグラフ)では、 Counts:測定対象となったグラフに表される細胞
数、 RD−FL(Red Fluorescence):赤色蛍光強度、 OR−FL(Orange Fluorescence ):橙色蛍光強度、 GR−FL(Green Fluorescence):緑色蛍光強度、 REG:データ解析の対象となる領域。この場合は陽性
領域(+)と陰性領域(−)とがある。
【0043】Posi:Positive%の略。陽性
率を表す。 Count:各々の領域に存在する細胞数、 Mean:各々の領域に存在する細胞のX軸パラメータ
の平均値、 SD:上記の標準偏差、 CV%:上記の変動係数〔(標準偏差/平均値)×10
0〕、をそれぞれ表している。
【0044】次に、上記測定方法を実施するための測定
装置について説明する。図13はその一例に係る装置の
構成を示す図である。試料となる血液は予めオートサン
プラ2中に装填された複数本の採血管3にそれぞれ入れ
られており、キャップピアサ4が適当な駆動機構(図示
せず)によって駆動され、任意の採血管3に貫通され、
その採血管3内の一定量の血液が血液分注ポンプ5によ
って分取され、この分取血液が血液試料1とされる。
【0045】分取後、三方弁6が切り換えられ、血液試
料は反応槽7に送られ、その一定量が分注される。染色
液ボトル8には前記各種の蛍光染色液が入っており、こ
の蛍光染色液は、染色液ポンプ9によって分取され、分
取後に三方弁10が切り換えられて反応槽7に送られ
る。反応槽7において、血液試料と染色液は、所定時間
インキュベートされ、その後に試料ポンプ11によって
分取され、分取後に三方弁12が切り換えられてフロー
セル13に送られる。フローセル13にはシース液ポン
プ14も接続されており、流体力学的焦点合せの原理に
より、血液試料1がフローセル13の中心軸上を一列に
なって流れるようになっている。
【0046】フローセル13の側方には、半導体レーザ
等の光源15が配置されており、光源15より出たビー
ムLは、フローセル13中の血液試料1に照射され、ビ
ームLの進行方向に配置された前方散乱光検出器16と
ビームLの進行方向と直角方向に配置された蛍光検出器
17により、それぞれ光信号として検出される。検出
後、血液試料1は、フローセル13より送出され、排液
タンク18に導かれる。
【0047】なお、フローセル13と前方散乱光検出器
16との間には、直射光を避けるためのビームブロッカ
19と、光を検出器16に集光させるための集光レンズ
20とが配置されている。又、フローセル13と蛍光検
出器17との間には、光を検出器17に集光させるため
の集光レンズ21と、干渉フィルタ22とが配置されて
いる。
【0048】前方散乱光検出器16と蛍光検出器17の
受光信号は、信号処理回路部23でノイズ除去と増幅が
行われた後、A/D変換器24によりデジタル信号化さ
れて、MPU25に取り込まれる。MPU25は、各種
の入出力装置であるフロッピーディスクドライブ26、
キーボード27、CRT28、プリンタ29等と接続さ
れている。又、MPU25は、血液分注ポンプ5、染色
液ポンプ9、試料ポンプ11、シース液ポンプ14、及
び反応槽7を洗浄するために洗浄ボトル30より洗浄液
を反応槽7に送る洗浄液ポンプ31等を駆動制御する機
能を有している。なお、反応槽7に洗浄液が送られ、洗
浄がなされた後には、切換弁32がオープンとなり、反
応槽7内の排液が排出される。
【0049】
【発明の効果】本発明の網状赤血球の測定方法は、以上
説明したように蛍光染料としてTOTO−3又はTO−
PRO−3、POPO−3又はPO−PRO−3、YO
YO−1又はYO−PRO−1、或いはYOYO−3又
はYO−PRO−3を含有する蛍光染色液で染色した血
液試料に対して、TOTO−3又はTO−PRO−3で
は赤色、POPO−3又はPO−PRO−3では緑色、
YOYO−1又はYO−PRO−1では青色、YOYO
−3又はYO−PRO−3では橙色の波長領域の光を照
射し、前記血液試料からの蛍光を測光することにより網
状赤血球を測定するので、血液中の網状赤血球を高感度
に正確に且つ低コストで測定することができる。
【0050】又、フローサイトメータにおいて本発明の
上記蛍光染色液で染色した網状赤血球を測定するため、
蛍光のバックグランドが少なくて感度良く、簡便に測定
できるという大きな利点がある。しかも、上記蛍光染料
を含有する蛍光染色液で染色するため、網状赤血球の細
胞内RNAが沈殿しない利点ばかりでなく、RNA量と
蛍光強度との関係が一次式で表されるので、臨床上有用
な情報を提供できる利点もある。
【0051】更に、蛍光染色液の励起波長に合致した光
源として、TOTO−3又はTO−PRO−3では赤色
ヘリウムネオンレーザ、赤色高輝度LED又は赤色半導
体レーザを、POPO−3又はPO−PRO−3では緑
色ヘリウムネオンレーザ、緑色高輝度LED又は緑色半
導体レーザを、YOYO−1又はYO−PRO−1では
青色アルゴンイオンレーザ、青色高輝度LED又は青色
半導体レーザを、YOYO−3又はYO−PRO−3で
はオレンジヘリウムネオンレーザ、橙色高輝度LED又
は橙色半導体レーザを、それぞれ利用することができる
ので、従来の例えば放電型レーザを光源とした場合に比
べ、測定に使用する装置を小型化、安価且つ簡便に構成
することができる。
【0052】一方、本発明の網状赤血球測定装置は、血
液試料染色手段により、前記蛍光染料のうち、少なくと
もいずれか1つの蛍光染料を含有する蛍光染色液が血液
試料に添加されて血液試料が染色され、染色された血液
試料からの細胞光情報を検出する構成であるため、上記
測定方法を容易に実施することができる。又、光源とし
て半導体レーザ、高輝度LED、ヘリウムネオンレー
ザ、又はアルゴンイオンレーザを使用できるので、小型
化、安価且つ簡便な構成とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蛍光染色液で染色した正常血液検体についての
前方散乱光及び赤色蛍光のサイトグラム、並びに赤色蛍
光のヒストグラムを示す図である。
【図2】蛍光染色液で染色した異常血液検体についての
前方散乱光及び赤色蛍光のサイトグラム、並びに赤色蛍
光のヒストグラムを示す図である。
【図3】未染色の正常血液検体についての前方散乱光及
び赤色蛍光のサイトグラム、並びに赤色蛍光のヒストグ
ラムを示す図である。
【図4】蛍光染色液で染色した正常血液検体についての
前方散乱光及び橙色蛍光のサイトグラム、並びに橙色蛍
光のヒストグラムを示す図である。
【図5】蛍光染色液で染色した異常血液検体についての
前方散乱光及び橙色蛍光のサイトグラム、並びに橙色蛍
光のヒストグラムを示す図である。
【図6】未染色の正常血液検体についての前方散乱光及
び橙色蛍光のサイトグラム、並びに橙色蛍光のヒストグ
ラムを示す図である。
【図7】蛍光染色液で染色した正常血液検体についての
前方散乱光及び緑色蛍光のサイトグラム、並びに緑色蛍
光のヒストグラムを示す図である。
【図8】蛍光染色液で染色した異常血液検体についての
前方散乱光及び緑色蛍光のサイトグラム、並びに緑色蛍
光のヒストグラムを示す図である。
【図9】未染色の正常血液検体についての前方散乱光及
び緑色蛍光のサイトグラム、並びに緑色蛍光のヒストグ
ラムを示す図である。
【図10】蛍光染色液で染色した正常血液検体について
の前方散乱光及び赤色蛍光のサイトグラム、並びに赤色
蛍光のヒストグラムを示す図である。
【図11】蛍光染色液で染色した異常血液検体について
の前方散乱光及び赤色蛍光のサイトグラム、並びに赤色
蛍光のヒストグラムを示す図である。
【図12】未染色の正常血液検体についての前方散乱光
及び赤色蛍光のサイトグラム、並びに赤色蛍光のヒスト
グラムを示す図である。
【図13】一実施例に係る測定装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 血液試料 7 反応槽 8 染色液ボトル 13 フローセル 15 光源 16 前方散乱光検出器 17 蛍光検出器 25 MPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 時田 宗雄 京都市右京区山ノ内山ノ下町24番地 株式 会社オムロンライフサイエンス研究所内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛍光染料としてTOTO−3又はTO−P
    RO−3を含有する蛍光染色液で染色した血液試料に対
    して、赤色の波長領域の光を照射し、前記血液試料から
    の蛍光を測光することにより網状赤血球を測定すること
    を特徴とする網状赤血球の測定方法。
  2. 【請求項2】前記蛍光染色液で染色した血液試料中の網
    状赤血球をフローサイトメータ中のヘリウム−ネオンレ
    ーザからの光で測定することを特徴とする請求項1記載
    の網状赤血球の測定方法。
  3. 【請求項3】前記蛍光染色液で染色した血液試料中の網
    状赤血球をフローサイトメータ中の赤色高輝度LEDか
    らの光で測定することを特徴とする請求項1記載の網状
    赤血球の測定方法。
  4. 【請求項4】前記蛍光染色液で染色した血液試料中の網
    状赤血球をフローサイトメータ中の赤色半導体レーザか
    らの光で測定することを特徴とする請求項1記載の網状
    赤血球の測定方法。
  5. 【請求項5】蛍光染料としてPOPO−3又はPO−P
    RO−3を含有する蛍光染色液で染色した血液試料に対
    して、緑色の波長領域の光を照射し、前記血液試料から
    の蛍光を測光することにより網状赤血球を測定すること
    を特徴とする網状赤血球の測定方法。
  6. 【請求項6】前記蛍光染色液で染色した血液試料中の網
    状赤血球をフローサイトメータ中の緑色ヘリウム−ネオ
    ンレーザからの光で測定することを特徴とする請求項5
    記載の網状赤血球の測定方法。
  7. 【請求項7】前記蛍光染色液で染色した血液試料中の網
    状赤血球をフローサイトメータ中の緑色高輝度LEDか
    らの光で測定することを特徴とする請求項5記載の網状
    赤血球の測定方法。
  8. 【請求項8】前記蛍光染色液で染色した血液試料中の網
    状赤血球をフローサイトメータ中の緑色半導体レーザか
    らの光で測定することを特徴とする請求項5記載の網状
    赤血球の測定方法。
  9. 【請求項9】蛍光染料としてYOYO−1又はYO−P
    RO−1を含有する蛍光染色液で染色した血液試料に対
    して、青色の波長領域の光を照射し、前記血液試料から
    の蛍光を測光することにより網状赤血球を測定すること
    を特徴とする網状赤血球の測定方法。
  10. 【請求項10】前記蛍光染色液で染色した血液試料中の
    網状赤血球をフローサイトメータ中のアルゴンイオンレ
    ーザからの光で測定することを特徴とする請求項9記載
    の網状赤血球の測定方法。
  11. 【請求項11】前記蛍光染色液で染色した血液試料中の
    網状赤血球をフローサイトメータ中の青色高輝度LED
    からの光で測定することを特徴とする請求項9記載の網
    状赤血球の測定方法。
  12. 【請求項12】前記蛍光染色液で染色した血液試料中の
    網状赤血球をフローサイトメータ中の青色半導体レーザ
    からの光で測定することを特徴とする請求項9記載の網
    状赤血球の測定方法。
  13. 【請求項13】蛍光染料としてYOYO−3又はYO−
    PRO−3を含有する蛍光染色液で染色した血液試料に
    対して、橙色の波長領域の光を照射し、前記血液試料か
    らの蛍光を測光することにより網状赤血球を測定するこ
    とを特徴とする網状赤血球の測定方法。
  14. 【請求項14】前記蛍光染色液で染色した血液試料中の
    網状赤血球をフローサイトメータ中のオレンジヘリウム
    イオンレーザからの光で測定することを特徴とする請求
    項13記載の網状赤血球の測定方法。
  15. 【請求項15】前記蛍光染色液で染色した血液試料中の
    網状赤血球をフローサイトメータ中の橙色高輝度LED
    からの光で測定することを特徴とする請求項13記載の
    網状赤血球の測定方法。
  16. 【請求項16】前記蛍光染色液で染色した血液試料中の
    網状赤血球をフローサイトメータ中の橙色半導体レーザ
    からの光で測定することを特徴とする請求項13記載の
    網状赤血球の測定方法。
  17. 【請求項17】血液中の網状赤血球を蛍光染色して分析
    する網状赤血球測定装置において、 血液試料を採血管より直接分取・分注する血液試料分取
    分注手段と、 前記血液試料分取分注手段により分注された血液試料
    に、蛍光染料としてTOTO−3又はTO−PRO−3
    又はPOPO−3又はPO−PRO−3又はYOYO−
    1又はYO−PRO−1又はYOYO−3又はYO−P
    RO−3のうち、少なくともいずれか1つの蛍光染料を
    含有する蛍光染色液を添加して染色する血液試料染色手
    段と、 前記血液試料染色手段により染色された血液試料が流さ
    れるフローセルと、 前記フローセル内を流れる血液試料に光ビームを照射す
    る光源と、 前記光ビームが照射された血液試料より発せられる少な
    くとも2つ以上の細胞光情報を検出する細胞光情報検出
    手段と、 前記細胞光情報検出手段で検出された細胞光情報を処理
    する細胞光情報処理手段と、 前記細胞光情報処理手段の処理結果を出力する出力手段
    と、を備えることを特徴とする網状赤血球測定装置。
  18. 【請求項18】前記光源は、半導体レーザ、高輝度LE
    D、ヘリウムネオンレーザ、又はアルゴンイオンレーザ
    であることを特徴とする請求項17記載の網状赤血球測
    定装置。
JP11289594A 1993-05-28 1994-05-26 網状赤血球の測定方法及び網状赤血球測定装置 Pending JPH07333220A (ja)

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JP5-126651 1994-04-14
JP7553994 1994-04-14
JP6-75539 1994-04-14
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11508353A (ja) * 1995-04-21 1999-07-21 アボット・ラボラトリーズ 網状赤血球を迅速に分析するための組成物及び方法
JP2006258776A (ja) * 2004-04-08 2006-09-28 Nippon Koden Corp 粒子分類装置
JP2012514211A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 キヤノン ユー.エス. ライフ サイエンシズ, インコーポレイテッド 高解像度核酸融解分析用の非対称シアニン色素

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