JPH07333145A - ゴムシートの硫黄含有濃度測定装置 - Google Patents

ゴムシートの硫黄含有濃度測定装置

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JPH07333145A
JPH07333145A JP13210894A JP13210894A JPH07333145A JP H07333145 A JPH07333145 A JP H07333145A JP 13210894 A JP13210894 A JP 13210894A JP 13210894 A JP13210894 A JP 13210894A JP H07333145 A JPH07333145 A JP H07333145A
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JP
Japan
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rubber sheet
laser
rubber
sulfur
infrared
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JP13210894A
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English (en)
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Takeshi Kobayashi
健 小林
Yoshio Kusaba
義夫 草葉
Yoshinori Kawasaki
義則 川崎
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工程を停止させることなくゴムシートの
含有硫黄濃度を測定できるゴムシートの硫黄含有濃度測
定装置を提供する。 【構成】 ゴムシート2の表面にレーザ光L3 を照射し
てその表面のゴム成分の一部を蒸発させる加熱用レーザ
22と、ゴムシート2を横断して設けられた箱状体から
なり、その上面にレーザ光L3 が通過する通過孔20を
有し、通過したレーザ光L3 で蒸発したゴム成分を含む
ガスG1 〜G3 を一時的に捕捉するガストラップ19
と、ガストラップ19内に赤外線L4 を出射する赤外線
発光体17とその透過光を受ける検出器34とを有し、
蒸発したゴム成分を赤外吸光分析してゴムシート2中に
配合された硫黄含有濃度を測定する赤外吸光分析装置1
6とを備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム練りされ、搬送さ
れるゴムシートの中に含まれる硫黄の含有濃度を測定す
る硫黄含有濃度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤ等のゴム製品は硫黄等の配合剤を
含有させることにより弾性が増加することが知られてい
る。ゴム製品に硫黄を含有させるためには原料ゴムに硫
黄を混合する工程が必要である。タイヤを例にとると、
まず原料ゴムに硫黄、カーボンブラック、その他の薬品
を加えて練り込む工程があり、次に練り込まれた原料ゴ
ムをシート状に連続成形する工程がある。このゴムシー
トはローラからローラへ搬送されて長手方向に搬送さ
れ、その搬送途中で冷却等の工程を経て排出される。タ
イヤはこのゴムシートを再加工して成形後、熱処理を施
して硬化させたものである。
【0003】タイヤの弾性、硬さ等は硫黄の含有濃度で
左右されるので、硫黄の含有濃度の管理が要求される。
そのため、タイヤに成形する以前のゴムシートの含有硫
黄の濃度を測定しなければならない。
【0004】従来は、ゴムシートの一部を打ち抜いてサ
ンプルを取り、このサンプルを燃焼させて得られたガス
を分析して硫黄の含有濃度を測定するか又は加硫反応後
にゴムの弾性試験を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の測定方
法ではサンプルの打ち抜きは人が行っており、打ち抜き
の作業に係わる人手や時間の省力化、効率化が望まれて
いる。
【0006】また、サンプルの燃焼や燃焼ガスのガス分
析等の試験にも時間がかかるので、分析結果が出るまで
に長い時間を要する。分析結果が出るまでの間、製造工
程を停止しなければならずゴムシートを次の工程に送る
ことができないので、ゴムシートが停滞し効率が低下す
る。しかもゴムシートを滞積する空間が必要となり、空
間的にも効率が低下してしまう。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、製造工程を停止させることなくゴムシートの含有硫
黄濃度を測定できるゴムシートの硫黄含有濃度測定装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ゴム練りされ、搬送されるゴムシートの中
に含まれる硫黄の含有濃度を測定する硫黄含有濃度測定
装置において、ゴムシートの表面にレーザ光を照射して
その表面のゴム成分の一部を蒸発させる加熱用レーザ
と、ゴムシートを横断して設けられた箱状体からなり、
その上面にレーザ光が通過する通過孔を有し、通過した
レーザ光で蒸発したゴム成分を含むガスを一時的に捕捉
するガストラップと、ガストラップ内に赤外線を出射す
る赤外線発光体とその透過光を受ける検出器とを有し、
蒸発したゴム成分を赤外吸光分析してゴムシート中に配
合された硫黄含有濃度を測定する赤外吸光分析装置とを
備えたものである。
【0009】上記構成に加え本発明は、赤外線発光体と
検出器との間には、赤外線を複数回往復させる反射ミラ
ーが設けられ、ガストラップ内に多重反射セルが形成さ
れてもよい。
【0010】上記構成に加え本発明は、レーザ光をゴム
シートの搬送方向に対して略直交する方向に走査させる
レーザ走査光学系を加熱用レーザに設けてもよい。
【0011】上記構成に加え本発明は、加熱用レーザと
レーザ走査光学系との間に、加熱用レーザから出射した
レーザ光を断続的に通過させるチョッパを設けてもよ
い。
【0012】上記構成に加え本発明は、赤外吸光分析装
置で得られた硫黄濃度が所定の範囲からはずれたときに
ゴムシート上にマークを記すマーカを設けてもよい。
【0013】
【作用】上記構成によれば、ゴムシートの表面にレーザ
光を照射して加熱すると、ゴムシートの表面の一部が蒸
発してゴム成分を含むガスが発生する。ゴムシート上に
発生したガスは拡散しやすいためそのままでは濃度が急
激に低下してしまい濃度測定が困難となるが、ガストラ
ップ内に一時的に捕捉されるので濃度が急激に低下する
ことはない。ガストラップ内に捕捉されたガスに赤外線
を照射して得られる透過赤外線のスペクトルを観測する
と、ゴム成分の種類に応じた赤外線の吸収が生じるのが
確認される。吸収される赤外線の波長はゴム成分によっ
て異なるので、硫黄の吸収波長に応じた赤外線の吸収量
を測定すればゴムシートに含有される硫黄の濃度が測定
できる。この間ゴムシートの搬送を停止する必要がない
ので硫黄含有濃度のオンライン分析ができる。
【0014】赤外線発光体と検出器との間に、赤外線を
複数回往復させる反射ミラーを設け、ガストラップ内に
多重反射セルを形成した場合には、赤外線が蒸発物質の
中を通過する時間が長くなるので、吸収量が増加して測
定精度が向上する。
【0015】レーザ光をゴムシートの搬送方向に対して
略直交する方向に走査させるレーザ走査光学系を加熱用
レーザに設けた場合には、ゴムシートの表面略全面に渡
ってレーザ光が照射されるので、表面全体の濃度を把握
することができる。
【0016】加熱用レーザとレーザ走査光学系との間
に、加熱用レーザから出射したレーザ光を断続的に通過
させるチョッパを設けた場合には、ゴムシート上に照射
されるレーザ光がスポット状になるので、ゴムシートの
表面全体の濃度分布を把握することができる。
【0017】赤外吸光分析装置で得られた硫黄濃度が所
定の範囲からはずれたときにゴムシート上にマークを記
すマーカを設けた場合には、マークが記されたゴムシー
トを切離して再使用することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0019】図1は本発明のゴムシートの硫黄含有濃度
測定装置を備えたゴムシート成形ラインの概略図であ
る。
【0020】ラインの最上流には硫黄が混合された原料
ゴム1を練って約10mm厚のゴムシート2に連続成形
する2本のシーティングロール3,4が設けられてい
る。シーティングロール3,4の下流には搬送ローラ5
〜13を順次設けてゴムシート2を長尺方向に搬送する
ようになっている。搬送路の途中には離型剤を塗布する
工程ためのダスティング液槽、冷却工程14及び払い出
し量調整のためのバッチオフマシン15が設けられてい
る。
【0021】硫黄含有濃度測定装置は加熱用レーザ系
(図示せず)と赤外吸光分析系(一点鎖線で示す)16
とで構成されている。赤外吸光分析系はダスティング液
槽前方の搬送ローラ5の前方上部に、ゴムシート2の幅
方向に設けられている。
【0022】加熱用レーザ系は加熱用レーザ、チョッパ
及びレーザ走査光学系からなっている。赤外吸光分析系
はガストラップ、赤外線発光体及び赤外吸光分析装置と
からなっている。赤外吸光分析系は、予め硫黄含有濃度
が既知のゴムシートから求めた濃度特性を記憶してお
り、この特性に基づいて未知のゴムシートの硫黄含有濃
度を求めるものである。
【0023】図2は本発明の硫黄含有濃度測定装置の概
略図である。
【0024】ゴム練り直後のゴムシート2は矢印S1
向に搬送されるようになっている。ゴムシート2の両外
側近傍には赤外線発光体17と、分光測定器18とが対
向して配置されている。赤外線発光体17と分光測定器
18との間には略箱状のガストラップ19がゴムシート
2を横断して設けられている。ガストラップ19の上面
にはゴムシート2の幅方向に沿った細長いスリット20
が形成されている。また赤外線発光体17の発光部付近
と、分光測定器18の受光部付近には反射ミラーがそれ
ぞれ設けられて多重反射セル19aが形成されており、
赤外線発光体17から出射した赤外光L4 が、赤外線発
光体17と分光測定器18との間を複数回(奇数回)往
復するようになっている。
【0025】これら赤外吸光分析系16の上には加熱用
レーザ系21が配置されている。
【0026】22は加熱用レーザであり例えばCO2
ーザが用いられる(YAGレーザも可)。CO2 レーザ
22の出力は搬送中のゴムシート2からゴム成分を含む
ガスが生じる程度であればよく、ゴムシート2に貫通孔
が生じたりするような大出力は必要ない。23はCO2
レーザ22から出射されるレーザ光L1 を断続的に通過
させるチョッパである。チョッパ23は回転自在な金属
からなる円盤に、その周方向に沿って複数のレーザ光通
過孔24が形成されたものであり、モータ等により回転
するようになっている。チョッパ23の出射側の光路L
2 上にはレーザ走査光学系25が配置されている。レー
ザ走査光学系25はチョッパ23を通過したレーザ光L
2 を折り曲げるとと共に、折り曲げられたレーザ光L3
を一定の角度で偏向させるようになっている。レーザ走
査光学系25から出射したレーザ光L3 はガストラップ
19のスリット20を通過してゴムシート2の表面をそ
の幅方向に走査するようになっている。
【0027】図3は図2に示した硫黄含有濃度測定装置
をさらに詳しく説明するための概略図である。尚、見や
すくするためガストラップは省略されている。
【0028】26はレーザ電源、27はレーザ発振器で
あり、レーザ電源26とレーザ発振器27とで加熱用レ
ーザ22を構成している。28はチョッパ23通過後の
レーザ光L2 を集光する照射レンズであり図示しないモ
ータにより光軸方向に移動自在となっている。29はガ
ルバノメータ30によって回動するミラー31を有する
ガルバノミラーであり、これら照射レンズ28、ガルバ
ノミラー29でレーザ走査光学系25を構成している
(尚ガルバノミラー29の代わりにポリゴンミラーを回
転させるようにしてもよい)。
【0029】33は赤外線ランプ17からの赤外光を受
けて分光する分光器である。34は分光器33で分光さ
れた赤外光の中から特定の波長の赤外光を検出する検出
器(HgCdTe Detector)である。検出器
34は液体窒素温度まで冷却する必要があるが、液体窒
素を用いなくてもコンプレッサ型冷凍機等で冷却しても
よい。
【0030】35はレーザ電源26、チョッパ23のモ
ータ36の回転数、照射レンズ28の焦点距離、ガルバ
ノミラー29の回動及び検出器34を制御するコントロ
ールユニットであり、コンピュータ37に接続されてい
る。これら分光器33、検出器34、コントロールユニ
ット35及びコンピュータ37で赤外吸光分析装置16
を構成している。尚、赤外線発光体17として半導体レ
ーザを用いてもよい。この場合、半導体レーザは特定の
波長の赤外光を出射するので分光器33は不要となり赤
外レーザ光を検出器34が直接受光することになる。
【0031】また、赤外吸光分析装置で得られた硫黄濃
度が所定の範囲からはずれたときにゴムシート2上にマ
ークを記すマーカ40が設けられている。
【0032】次に実施例の作用を述べる。
【0033】加熱用レーザ22からレーザ光L1 が出射
すると、チョッパ23により断続的なレーザビームとな
って照射レンズ28に入射して収束され、ガルバノミラ
ー29で走査されるとゴムシート2の表面の複数箇所
(図では3か所)にスポット状のレーザビームが照射さ
れる。レーザ光L3a〜L3cがゴムシート2に照射して加
熱すると、ゴムシート2の表面の一部が蒸発してゴム成
分を含むガスG1 〜G3 が生じる。ゴムシート2上に発
生したガスG1 〜G3 は拡散しやすいためそのままでは
濃度が急激に低下してしまい測定が困難となるが、ガス
トラップ19内に一時的に捕捉されるので濃度が急激に
低下することはない。
【0034】ガストラップ19内に捕捉されたガスG1
〜G3 に赤外線L4 を照射して得られる透過赤外線のス
ペクトルを観測すると、ゴム成分の種類に応じた赤外線
の吸収が生じるのが確認される。吸収される赤外線の波
長はゴム成分によって異なるので、硫黄の吸収波長に応
じた赤外線の吸収量を測定すればゴムシートに含有され
る硫黄の濃度が測定できる。
【0035】図4はゴムシートに照射したレーザ光で加
熱して得られる煙を透過した赤外線の吸収スペクトルを
示す図であり、横軸が波数を示し、縦軸が透過率を示し
ている。
【0036】硫黄含有濃度測定装置における多重反射セ
ル19aの長さ(ゴムシートの幅の長さWにほぼ等し
い)は30cm、全圧は785torr、分解能は0.
12cm-1である。3つのピークP1 、P2 、P3 (波
数3600cm-1、2360cm-1、680cm-1)は
CO2 の吸収を示しており、波数1360cm-1、11
80cm-1においてSO2 のピークP4 、P5 が見られ
る。波数1880cm-1付近でNOのピークP6 が見ら
れる。このときのNOの濃度は400ppmであり、C
2 の濃度は28%であり、SO2 の濃度は1510p
pmであった。従って予めSO2 の波長(1360cm
-1、7.35μmが好ましい)に対応する赤外吸光のみ
を分析すればゴムシート2の含有硫黄量を測定すること
ができる。しかもこの間ゴムシート2の搬送を停止する
必要がないので硫黄含有濃度のオンライン分析ができ
る。尚、ゴムシート2上で発生したガスG1 〜G3 はガ
ストラップ19内に一時的に捕捉された後スリット19
から抜けるようになっているので、ガストラップ19内
には常にレーザ光L3a〜L3cの位置に対応したガスが、
測定可能な程度の濃度を保ちつつ存在することになる。
【0037】また、赤外線ランプ17と分光器33との
間には、赤外線L4 を複数回(奇数回)往復させる反射
ミラーからなる多重反射セル19aが設けられているの
で、赤外線L4 がガスG1 〜G3 の中を通過する回数が
多くなるため、赤外線L4 の吸収量が増加して測定精度
が向上する。
【0038】また、レーザ光L2 をゴムシート2の搬送
方向S1 に対して略直交する方向に走査させるレーザ走
査光学系25を加熱用レーザ22の光路上に設けている
ため、ゴムシート2の表面略全面に渡ってレーザ光L3
が照射されるので、表面全体の濃度を把握することがで
きる。
【0039】加熱用レーザ22とレーザ走査光学系25
との間に、加熱用レーザ22から出射したレーザ光L1
を断続的に通過させるチョッパ23を設けたため、ゴム
シート2上に照射されるレーザ光L3a〜L3cがスポット
状になるので、ゴムシート2の表面全体の濃度分布を把
握することができる。
【0040】赤外吸光分析装置で得られた硫黄濃度が所
定の範囲からはずれたときにゴムシート2上にマークを
記すマーカ40を設けたので、マークが記されたゴムシ
ート2の区間を切離して再使用することができる。
【0041】また、ガストラップ19の側壁にガス供給
管を取り付けて、ゴムシート2のレーザ光L3a〜L3c
照射された部分にN2 ガスあるいはアルゴンガスを吹き
付けることにより濃度測定後のガスを速やかにガストラ
ップから排気させることにより測定能率を向上させるよ
うにしてもよい。
【0042】尚、本実施例では、多重反射セル19a、
チョッパ23、レーザ走査光学系25及びマーカ40を
用いた場合で説明したが、これに限定されるものではな
く、少なくとも加熱用レーザ22と、ガストラップ19
と、赤外線発光体17と、赤外吸光分析装置16とを備
えていればよい。また、上述した実施例ではゴムシート
2を挟んで赤外線発光体17と分光測定器18を設けた
場合で説明したが、これに限定されるものではなく、ゴ
ムシート2の一方の側に赤外線発光体17と分光測定器
18とを設け、ガストラップ19を介してゴムシート2
の他方の側に反射ミラーを設けることにより、赤外線発
光体17から出射した赤外線が分光測定器18との間を
偶数回反射するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0044】ゴムシートの表面にレーザ光を照射してそ
の一部を蒸発させ、蒸発したゴム成分を含むガスを、ガ
ストラップで一時的に捕捉して赤外線を照射して得られ
た赤外光の吸光分析を行うので、製造工程を停止させる
ことなくゴムシートの含有硫黄濃度を測定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴムシートの硫黄含有濃度測定装置を
備えたゴムシート成形ラインの概略図である。
【図2】本発明の硫黄含有濃度測定装置の概略図であ
る。
【図3】図2に示した硫黄含有濃度測定装置をさらに詳
しく説明するための概略図である。
【図4】ゴムシートに照射したレーザ光で加熱して得ら
れる煙を透過した赤外線の吸収スペクトルを示す図であ
る。
【符号の説明】
2 ゴムシート 16 赤外吸光分析装置 17 赤外線発光体(赤外線ランプ) 19 ガストラップ 19a 多重反射セル 20 通過孔 22 加熱用レーザ 23 チョッパ 25 レーザ走査光学系 29 ガルバノミラー 34 検出器 40 マーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 義則 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム練りされ、搬送されるゴムシートの
    中に含まれる硫黄の含有濃度を測定する硫黄含有濃度測
    定装置において、上記ゴムシートの表面にレーザ光を照
    射してその表面のゴム成分の一部を蒸発させる加熱用レ
    ーザと、上記ゴムシートを横断して設けられた箱状体か
    らなり、その上面に上記レーザ光が通過する通過孔を有
    し、通過したレーザ光で蒸発したゴム成分を含むガスを
    一時的に捕捉するガストラップと、該ガストラップ内に
    赤外線を出射する赤外線発光体とその透過光を受ける検
    出器とを有し、蒸発したゴム成分を赤外吸光分析してゴ
    ムシート中に配合された硫黄含有濃度を測定する赤外吸
    光分析装置とを備えたことを特徴とするゴムシートの硫
    黄含有濃度測定装置。
  2. 【請求項2】 赤外線発光体と検出器との間には、赤外
    線を複数回往復させる反射ミラーが設けられ、ガストラ
    ップ内に多重反射セルが形成される請求項1記載のゴム
    シートの硫黄含有濃度測定装置。
  3. 【請求項3】 上記レーザ光を上記ゴムシートの搬送方
    向に対して略直交する方向に走査させるレーザ走査光学
    系を上記加熱用レーザに設けた請求項1または2記載の
    ゴムシートの硫黄含有濃度測定装置。
  4. 【請求項4】 上記加熱用レーザと上記レーザ走査光学
    系との間に、加熱用レーザから出射したレーザ光を断続
    的に通過させるチョッパを設けた請求項3記載のゴムシ
    ートの硫黄含有濃度測定装置。
  5. 【請求項5】 上記赤外吸光分析装置で得られた硫黄濃
    度が所定の範囲からはずれたときにゴムシート上にマー
    クを記すマーカを設けた請求項1から4のいずれか一項
    記載のゴムシートの硫黄含有濃度測定装置。
JP13210894A 1994-06-14 1994-06-14 ゴムシートの硫黄含有濃度測定装置 Pending JPH07333145A (ja)

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JP (1) JPH07333145A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9732610B2 (en) 2013-12-16 2017-08-15 China Petroleum & Chemical Corporation Method of sampling oil-bearing inclusion
US10882076B2 (en) 2016-01-20 2021-01-05 Black Bear Carbon B.V. Method for sorting tires

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