JPH07333015A - フリーアクセス床下空調状態計測装置 - Google Patents
フリーアクセス床下空調状態計測装置Info
- Publication number
- JPH07333015A JPH07333015A JP6130252A JP13025294A JPH07333015A JP H07333015 A JPH07333015 A JP H07333015A JP 6130252 A JP6130252 A JP 6130252A JP 13025294 A JP13025294 A JP 13025294A JP H07333015 A JPH07333015 A JP H07333015A
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- JP
- Japan
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- floor
- floor plate
- air
- free
- measurement
- Prior art date
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- Floor Finish (AREA)
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】フリーアクセス床下の空調が適切に行われてい
るか否かを容易に正確に計測できるフリーアクセス床下
空調状態計測装置を提供することにある。 【構成】フリーアクセス床板またはそれと同一寸法でほ
ぼ同様な材質の板材の裏面側に、風向、風速、温度、湿
度のセンサや計測器を取付けて一体化させ、それを、通
常のフリーアクセス床板と嵌め替えて、フリーアクセス
床下の空調状態を任意の期間にわたって計測可能にす
る。
るか否かを容易に正確に計測できるフリーアクセス床下
空調状態計測装置を提供することにある。 【構成】フリーアクセス床板またはそれと同一寸法でほ
ぼ同様な材質の板材の裏面側に、風向、風速、温度、湿
度のセンサや計測器を取付けて一体化させ、それを、通
常のフリーアクセス床板と嵌め替えて、フリーアクセス
床下の空調状態を任意の期間にわたって計測可能にす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用時の発熱による温
度上昇を抑制するために床下の空気を冷却に利用してお
り、フリーアクセス床下の空調を必要とするような設
備、機器、例えば情報処理装置の設置区域の、フリーア
クセス床下の空調状態が所定の如く保持されているか否
かを確認するためのフリーアクセス床下空調状態計測装
置に関する。
度上昇を抑制するために床下の空気を冷却に利用してお
り、フリーアクセス床下の空調を必要とするような設
備、機器、例えば情報処理装置の設置区域の、フリーア
クセス床下の空調状態が所定の如く保持されているか否
かを確認するためのフリーアクセス床下空調状態計測装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子計算機に用いられている部材
たとえば高集積度LSIは、面積当りの発熱量が大きい
ため、強制的に冷却する必要がある。その冷却方法の一
つとしてフリーアクセス床下の空間を、床上の電子計算
機室の室内温度よりも低く、たとえば温度を18℃に、
相対湿度を75%に、空調しておいて、この空気を電子
計算機の下面から取り入れ、LSIなどを強制冷却させ
たのち、電子計算機の上面から室内にファンにより排出
する方法がある。
たとえば高集積度LSIは、面積当りの発熱量が大きい
ため、強制的に冷却する必要がある。その冷却方法の一
つとしてフリーアクセス床下の空間を、床上の電子計算
機室の室内温度よりも低く、たとえば温度を18℃に、
相対湿度を75%に、空調しておいて、この空気を電子
計算機の下面から取り入れ、LSIなどを強制冷却させ
たのち、電子計算機の上面から室内にファンにより排出
する方法がある。
【0003】このような冷却方法を利用している電子計
算機システムの保守に際しては、定期的に、床下の温
度、湿度は勿論であるが、冷気供給能力の指標となる風
量(風速×面積)や冷気が電子計算機の床下に辿り着く
前に遮断されていないかどうかを知るために風向の確認
も必要になる。
算機システムの保守に際しては、定期的に、床下の温
度、湿度は勿論であるが、冷気供給能力の指標となる風
量(風速×面積)や冷気が電子計算機の床下に辿り着く
前に遮断されていないかどうかを知るために風向の確認
も必要になる。
【0004】従来は上記各種の対象項目について、計測
を個々に実施していた。また、その計測に際しては、フ
リーアクセス床の床板を外したままの状態で、センサま
たは計測装置全体を手で保持しながら床下に差し入れて
計測するか、まず床下にセンサをセットし、その接続ケ
ーブルを風向、風速に影響しないところまで引き廻し、
離れた場所でフリーアクセス床上に引き出して計測器に
接続することにより、それらの値を読み取るかの何れか
であった。
を個々に実施していた。また、その計測に際しては、フ
リーアクセス床の床板を外したままの状態で、センサま
たは計測装置全体を手で保持しながら床下に差し入れて
計測するか、まず床下にセンサをセットし、その接続ケ
ーブルを風向、風速に影響しないところまで引き廻し、
離れた場所でフリーアクセス床上に引き出して計測器に
接続することにより、それらの値を読み取るかの何れか
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フリーアクセス床板を
外したまま、又は床板1枚をすっかり外した状態では風
の吹き抜け量が多くなるので、手が差し込める程度に限
定して床板をずらして測定するにしても、従来の床板を
外した状態でセンサや計測器を手持ちで床下に差し込ん
で測定する方法では、計測した風向、風速などが実際の
状態とは相違するのを、通常、防げなかった。また、手
持ちでは、一度に手で持つ道具類の重量をなるべく軽く
したいので、風向、風速、温度、湿度を別々に測定する
ことになり、しかも測定項目ごとに別々に測定するので
測定工数は大きくなり、煩わしかった。特に、フリーア
クセス床板を外したままの状態で計測すると、床板を外
した開口部から風が吹き抜けるので、電子計算機の床下
からの冷却風取り入れに影響の大きい風速、風向の測定
を正確に行うことができないという問題が大きかった。
また、床下にセンサをセットしておき、その接続ケーブ
ルを風向、風速に影響が生じない離れた場所でフリーア
クセス床下から床上に引き出し、計測器を接続して表示
値を読み取るという方法は、センサをセットし、それに
接続ケーブルを接続するための時間がかかるという問題
が生じていた。
外したまま、又は床板1枚をすっかり外した状態では風
の吹き抜け量が多くなるので、手が差し込める程度に限
定して床板をずらして測定するにしても、従来の床板を
外した状態でセンサや計測器を手持ちで床下に差し込ん
で測定する方法では、計測した風向、風速などが実際の
状態とは相違するのを、通常、防げなかった。また、手
持ちでは、一度に手で持つ道具類の重量をなるべく軽く
したいので、風向、風速、温度、湿度を別々に測定する
ことになり、しかも測定項目ごとに別々に測定するので
測定工数は大きくなり、煩わしかった。特に、フリーア
クセス床板を外したままの状態で計測すると、床板を外
した開口部から風が吹き抜けるので、電子計算機の床下
からの冷却風取り入れに影響の大きい風速、風向の測定
を正確に行うことができないという問題が大きかった。
また、床下にセンサをセットしておき、その接続ケーブ
ルを風向、風速に影響が生じない離れた場所でフリーア
クセス床下から床上に引き出し、計測器を接続して表示
値を読み取るという方法は、センサをセットし、それに
接続ケーブルを接続するための時間がかかるという問題
が生じていた。
【0006】本発明は上記のような従来の問題を解消
し、測定に際して床の開口部を風が吹き抜けるとか、測
定の都度、センサに計測器への接続ケーブルを接続する
ために時間がかかるなどの問題が生じないようにしたフ
リーアクセス床下空調状態計測装置を提供することを課
題とする。
し、測定に際して床の開口部を風が吹き抜けるとか、測
定の都度、センサに計測器への接続ケーブルを接続する
ために時間がかかるなどの問題が生じないようにしたフ
リーアクセス床下空調状態計測装置を提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、1枚のフリーアクセス床板または
それと同一寸法でほぼ同様な材質の板材の裏面側に、風
向、風速、温度、湿度を測定するための各種センサと計
測器を取付けて一体化させ、それを、通常のフリーアク
セス床板と嵌め替えることによって、床下の風向、風
速、温度、湿度を任意の期間にわたって計測可能にし
た。また、各種センサや計測器を床板にまとめて取付け
て一体化させたものは、床板が比較的大きく且つ其の組
立形状のために、保管に際して意外に大きなスペースを
必要とし、通常のフリーアクセス床板と嵌め替えるだけ
で直ちに測定できる利点はあるものの、上記スペースの
件は場合により問題であった。そのため、上記各種セン
サと計測器だけを、比較的小形にまとめて一体化した装
置と、あらかじめ此の装置の取付けに便利な孔と保持手
段だけを設けてあるフリーアクセス床板とを準備してお
いて、計測期間以外は閉じ蓋で上記孔を閉塞状態とし、
計測の必要が生じたときには、閉じ蓋を取り外し、上記
一体化した装置を上記床板に取付けて計測するか、また
は、計測の必要が生じたときには、その都度、先ず通常
のフリーアクセス床板を上記孔と保持手段だけを予め設
けてあるフリーアクセス床板に嵌め替えたのち、それに
上記一体化した装置を取付けて計測するようにした。
に本発明においては、1枚のフリーアクセス床板または
それと同一寸法でほぼ同様な材質の板材の裏面側に、風
向、風速、温度、湿度を測定するための各種センサと計
測器を取付けて一体化させ、それを、通常のフリーアク
セス床板と嵌め替えることによって、床下の風向、風
速、温度、湿度を任意の期間にわたって計測可能にし
た。また、各種センサや計測器を床板にまとめて取付け
て一体化させたものは、床板が比較的大きく且つ其の組
立形状のために、保管に際して意外に大きなスペースを
必要とし、通常のフリーアクセス床板と嵌め替えるだけ
で直ちに測定できる利点はあるものの、上記スペースの
件は場合により問題であった。そのため、上記各種セン
サと計測器だけを、比較的小形にまとめて一体化した装
置と、あらかじめ此の装置の取付けに便利な孔と保持手
段だけを設けてあるフリーアクセス床板とを準備してお
いて、計測期間以外は閉じ蓋で上記孔を閉塞状態とし、
計測の必要が生じたときには、閉じ蓋を取り外し、上記
一体化した装置を上記床板に取付けて計測するか、また
は、計測の必要が生じたときには、その都度、先ず通常
のフリーアクセス床板を上記孔と保持手段だけを予め設
けてあるフリーアクセス床板に嵌め替えたのち、それに
上記一体化した装置を取付けて計測するようにした。
【0008】
【作用】各種計測対象項目のセンサと計測器を取付けた
板を、計測したい位置のフリーアクセス床板の代りに嵌
め込んで計測するのであるから、床板に開口部は生じな
い。したがって、従来、計測したい位置のフリーアクセ
ス床板を外したり、ずらしたまま、センサや計測器を床
下に手持ちで挿入して計測していた場合のように、開口
部を風が吹き抜けるために、風向、風速に関する信頼で
きる計測結果が得られないという問題は生じなくなる。
また従来は、手持ち計測対象項目によって一々別のセン
サや計測器に持ち替えて計測するため、それぞれの項目
の計測期間は短いにもかかわらず、大きな計測工数を要
していたという問題も勿論解消される。また、床板に各
種センサや計測器などが予め取付けられ一体化されてい
るから、いちいち離れた場所にある計測器類まで、セン
サから接続ケーブルを引き廻す作業などは必要がなくな
る。さらに、各種センサや計測器を比較的小形にまとめ
て一体化した装置と、その取付けに適した孔や保持手段
をあらかじめ設けてあるフリーアクセス床板とを組み合
わせて用いる場合には、保管用スペースを最小にするこ
とができ、しかも計測開始や終了の際の工数はたいして
大きくならず、非常に経済的に床下空調状態の計測が可
能になる。
板を、計測したい位置のフリーアクセス床板の代りに嵌
め込んで計測するのであるから、床板に開口部は生じな
い。したがって、従来、計測したい位置のフリーアクセ
ス床板を外したり、ずらしたまま、センサや計測器を床
下に手持ちで挿入して計測していた場合のように、開口
部を風が吹き抜けるために、風向、風速に関する信頼で
きる計測結果が得られないという問題は生じなくなる。
また従来は、手持ち計測対象項目によって一々別のセン
サや計測器に持ち替えて計測するため、それぞれの項目
の計測期間は短いにもかかわらず、大きな計測工数を要
していたという問題も勿論解消される。また、床板に各
種センサや計測器などが予め取付けられ一体化されてい
るから、いちいち離れた場所にある計測器類まで、セン
サから接続ケーブルを引き廻す作業などは必要がなくな
る。さらに、各種センサや計測器を比較的小形にまとめ
て一体化した装置と、その取付けに適した孔や保持手段
をあらかじめ設けてあるフリーアクセス床板とを組み合
わせて用いる場合には、保管用スペースを最小にするこ
とができ、しかも計測開始や終了の際の工数はたいして
大きくならず、非常に経済的に床下空調状態の計測が可
能になる。
【0009】
【実施例】図1は、フリーアクセス床板の裏面に、測定
に必要な各種センサと計測器を、全てまとめて恒久的に
取付けて一体化した本発明の第1実施例を示す図であ
る。図中、1はフリーアクセス床の一枚の床板に置き換
えるための床板、2は風向センサ、3は熱線式風速セン
サ、4は温湿度センサ、5は計測器、6は支持金具、7
は接続ケーブル、8は計測器収納箱(箱と称するけれど
も道具類をまとめて床板に取付けるのを容易にするため
の一種の枠であって、上記各種のセンサが床下の空気
に、直接、接触できるように、いわゆる箱の下部は開放
されている)である。フリーアクセス床板1は、通常の
フリーアクセス床板をそのまま利用しても、同寸法でア
クリル樹脂(透明)や木で作ったものでも差支えない。
但し、平面的に同一寸法にするのは勿論、厚みについて
も同一寸法とし、他のフリーアクセス床板との間に段差
が生じないようにする。そのため、嵌め替えた後に、床
下の空調された空気が床上に吹き抜けないから、嵌め替
える前の平常時とほぼ同じ空調状態で計測できる。床下
空調状態の風速、風向、温度、湿度はそれぞれを対象と
する各センサによって電気量に変換される。電気量に変
換されたセンサからの計測値は接続ケーブル7によって
計測器収納箱8に収納されている計測器5に伝えられ
る。計測器5は、風向センサ2、風速センサ3、温湿度
センサ4から、それぞれ対象計測項目を電気量に変換し
て送られてきたデータを、それぞれ、元の計測値に変換
して表示部に表示する。各種項目の表示を全部同時に表
示させようとすると計測器5が大きくなるから、順次、
操作パネルから切り替えて表示させるようにすれば計測
器5は小形になって便利である。そのため、床上からの
操作が可能なように計測器収納箱8の上蓋は、開閉でき
るようにする。また、床板1を透明な材質たとえばアク
リルなどで作れば、風向については、床上から覗くだけ
で方向を判断することができるようになる。さらに、支
持金具6は、任意の深さの場所で空調状態を測定できる
ように、各種センサ群の位置を一緒に上下できるように
支持している。また、計測器5は任意の期間たとえば1
週間にわたる計測結果を記録保持する機能を備えてお
り、そのために、例えば、容易に抜き差しできるICカ
ードなどを用いる。
に必要な各種センサと計測器を、全てまとめて恒久的に
取付けて一体化した本発明の第1実施例を示す図であ
る。図中、1はフリーアクセス床の一枚の床板に置き換
えるための床板、2は風向センサ、3は熱線式風速セン
サ、4は温湿度センサ、5は計測器、6は支持金具、7
は接続ケーブル、8は計測器収納箱(箱と称するけれど
も道具類をまとめて床板に取付けるのを容易にするため
の一種の枠であって、上記各種のセンサが床下の空気
に、直接、接触できるように、いわゆる箱の下部は開放
されている)である。フリーアクセス床板1は、通常の
フリーアクセス床板をそのまま利用しても、同寸法でア
クリル樹脂(透明)や木で作ったものでも差支えない。
但し、平面的に同一寸法にするのは勿論、厚みについて
も同一寸法とし、他のフリーアクセス床板との間に段差
が生じないようにする。そのため、嵌め替えた後に、床
下の空調された空気が床上に吹き抜けないから、嵌め替
える前の平常時とほぼ同じ空調状態で計測できる。床下
空調状態の風速、風向、温度、湿度はそれぞれを対象と
する各センサによって電気量に変換される。電気量に変
換されたセンサからの計測値は接続ケーブル7によって
計測器収納箱8に収納されている計測器5に伝えられ
る。計測器5は、風向センサ2、風速センサ3、温湿度
センサ4から、それぞれ対象計測項目を電気量に変換し
て送られてきたデータを、それぞれ、元の計測値に変換
して表示部に表示する。各種項目の表示を全部同時に表
示させようとすると計測器5が大きくなるから、順次、
操作パネルから切り替えて表示させるようにすれば計測
器5は小形になって便利である。そのため、床上からの
操作が可能なように計測器収納箱8の上蓋は、開閉でき
るようにする。また、床板1を透明な材質たとえばアク
リルなどで作れば、風向については、床上から覗くだけ
で方向を判断することができるようになる。さらに、支
持金具6は、任意の深さの場所で空調状態を測定できる
ように、各種センサ群の位置を一緒に上下できるように
支持している。また、計測器5は任意の期間たとえば1
週間にわたる計測結果を記録保持する機能を備えてお
り、そのために、例えば、容易に抜き差しできるICカ
ードなどを用いる。
【0010】図2は、本発明の第2実施例を示す図で、
第2実施例が第1実施例と異なる点は、実際に計測個所
のフリーアクセス床板と嵌め替える床板には、第1実施
例で用いた各種センサや計測器とほぼ同様なものが恒久
的に取付けられて一体化されてはおらず、第2実施例の
床板には、各種計測に必要なセンサと計測器をまとめて
比較的小形に一体化した装置を取付けるのに適合した孔
と保持手段だけが設けられており、もしその床板を通常
のフリーアクセス床板と嵌め替えたのち、実際に床下空
調状態を計測するまでに暫く期間があるような場合に
は、上記孔は閉じ蓋9で塞いでおき、実際に計測が必要
になった際に、上記一体化した装置を取付けるようにす
る。上記のように閉じ蓋などで塞ぐ期間をおかずに、上
記の床板に直ちに上記一体化した装置を取付けて床下空
調状態の計測を行っても良い。この場合は、第1実施例
の場合のように、保管していた床板を含む装置一式を直
ちに測定個所の床板と嵌め替えて測定する場合よりは、
測定の都度、センサ類取付けのための時間が必要になる
けれども、図2に示してあるように、上記各種センサ類
を一体化した装置の計測器収納箱8の外縁を突出させ、
それを、床板側の孔の周縁の対向する2辺に設けた棚状
突出部よりなる保持手段に載せて支持させるだけで済む
ようにするなど、取付け方法を工夫することにより、第
1実施例の場合との時間差を短縮できる。第2実施例に
は、保管スペースが少なくて済むほか、センサ類や計測
器を纏めて一体化した装置の数も最小限に抑制できるな
どの利点がある。
第2実施例が第1実施例と異なる点は、実際に計測個所
のフリーアクセス床板と嵌め替える床板には、第1実施
例で用いた各種センサや計測器とほぼ同様なものが恒久
的に取付けられて一体化されてはおらず、第2実施例の
床板には、各種計測に必要なセンサと計測器をまとめて
比較的小形に一体化した装置を取付けるのに適合した孔
と保持手段だけが設けられており、もしその床板を通常
のフリーアクセス床板と嵌め替えたのち、実際に床下空
調状態を計測するまでに暫く期間があるような場合に
は、上記孔は閉じ蓋9で塞いでおき、実際に計測が必要
になった際に、上記一体化した装置を取付けるようにす
る。上記のように閉じ蓋などで塞ぐ期間をおかずに、上
記の床板に直ちに上記一体化した装置を取付けて床下空
調状態の計測を行っても良い。この場合は、第1実施例
の場合のように、保管していた床板を含む装置一式を直
ちに測定個所の床板と嵌め替えて測定する場合よりは、
測定の都度、センサ類取付けのための時間が必要になる
けれども、図2に示してあるように、上記各種センサ類
を一体化した装置の計測器収納箱8の外縁を突出させ、
それを、床板側の孔の周縁の対向する2辺に設けた棚状
突出部よりなる保持手段に載せて支持させるだけで済む
ようにするなど、取付け方法を工夫することにより、第
1実施例の場合との時間差を短縮できる。第2実施例に
は、保管スペースが少なくて済むほか、センサ類や計測
器を纏めて一体化した装置の数も最小限に抑制できるな
どの利点がある。
【0011】風速計は熱線式ではなく、三杯式、プロペ
ラ式と呼ばれる気象観測用のものを用いても良い。
ラ式と呼ばれる気象観測用のものを用いても良い。
【0012】通常、風向測定は他の項目の測定に比べて
測定頻度を減らしても差支えないので、必要な時だけ風
向計を取付ける構成にしても良い。
測定頻度を減らしても差支えないので、必要な時だけ風
向計を取付ける構成にしても良い。
【0013】また、本発明で用いる計測器に、コンピュ
ータとの接続機構を設け、測定結果をコンピュータに記
録、蓄積して解析させたり、また其の結果を表示させて
も良い。また、計測期間は普通連続して1週間程度とす
るが、その間の記録を、既述の如くICカードなどでな
く、いわゆる記録計で、逐次、紙に目に見えるように表
示記録させてもよい。
ータとの接続機構を設け、測定結果をコンピュータに記
録、蓄積して解析させたり、また其の結果を表示させて
も良い。また、計測期間は普通連続して1週間程度とす
るが、その間の記録を、既述の如くICカードなどでな
く、いわゆる記録計で、逐次、紙に目に見えるように表
示記録させてもよい。
【0014】また、本発明に係る装置を複数個同時に使
用して、フリーアクセス床下の、温湿度、風向風速の分
布状態を計測するシステムを構成させれば、極めて有効
なデータが得られる。
用して、フリーアクセス床下の、温湿度、風向風速の分
布状態を計測するシステムを構成させれば、極めて有効
なデータが得られる。
【0015】また、ユニット式の壁板、天井板などを用
いている場合には、本発明と同様な構想で、天井裏や壁
の内部の空調状態を計測、確認することもできる。
いている場合には、本発明と同様な構想で、天井裏や壁
の内部の空調状態を計測、確認することもできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来のように、計測を行うために取り外したフリーアクセ
ス床板の開口部から風が吹き抜けて、計測値とくに風
速、風向の計測値に悪影響を与えることがなくなり、し
かも、計測器が一体化されて床板自体に保持されている
ため、計測に際してセンサ接続用ケーブルの接続作業に
時間や手間を取られることもなくなり、極めて容易に正
確に、フリーアクセス床下の空調状態を、従来のような
手持ち測定では到底不可能な、任意の長い期間にわたっ
て計測することができるようになる。
来のように、計測を行うために取り外したフリーアクセ
ス床板の開口部から風が吹き抜けて、計測値とくに風
速、風向の計測値に悪影響を与えることがなくなり、し
かも、計測器が一体化されて床板自体に保持されている
ため、計測に際してセンサ接続用ケーブルの接続作業に
時間や手間を取られることもなくなり、極めて容易に正
確に、フリーアクセス床下の空調状態を、従来のような
手持ち測定では到底不可能な、任意の長い期間にわたっ
て計測することができるようになる。
【図1】本発明の第1実施例図である。
【図2】本発明の第2実施例図である。
1…フリーアクセス床板、 2…風向センサ、 3…風
速(熱線式)センサ、4…温湿度センサ、 5…計測
器、 6…支持金具、 7…接続ケーブル、8…計測器
収納箱、 9…閉じ蓋。
速(熱線式)センサ、4…温湿度センサ、 5…計測
器、 6…支持金具、 7…接続ケーブル、8…計測器
収納箱、 9…閉じ蓋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 宏 東京都千代田区内神田二丁目14番6号 日 立電子サービス株式会社内 (72)発明者 秋永 孚彦 東京都千代田区内神田二丁目14番6号 日 立電子サービス株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】フリーアクセス床板またはそれと同一寸法
でほぼ同様な材質の板の裏面側に、少なくとも風向、風
速、温度、湿度を計測可能な空調状態計測用の各種セン
サと計測器を取付けて一体化させ、それを、通常のフリ
ーアクセス床板と嵌め替えて、フリーアクセス床下の空
調状態を任意の期間にわたって測定可能にしたことを特
徴とするフリーアクセス床下空調状態計測装置。 - 【請求項2】あらかじめ、フリーアクセス床板またはそ
れと同一寸法でほぼ同様な材質の床板に、床下の空調状
態を計測するのに必要な各種センサと計測器とをまとめ
て一体化した装置を取付けるための孔と保持手段を設置
し、計測期間以外の時期には上記孔を塞いでおいて、計
測を必要とするときには、上記孔と保持手段により上記
床板に、上記一体化した装置を取付けて計測するように
したことを特徴とする請求項1記載のフリーアクセス床
下空調状態計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6130252A JP2863444B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | フリーアクセス床下空調状態計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6130252A JP2863444B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | フリーアクセス床下空調状態計測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07333015A true JPH07333015A (ja) | 1995-12-22 |
JP2863444B2 JP2863444B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=15029807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6130252A Expired - Fee Related JP2863444B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | フリーアクセス床下空調状態計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2863444B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6324035B2 (en) | 1998-08-20 | 2001-11-27 | Hitachi, Ltd. | Magnetic recording and reading device |
EP2679926A1 (en) | 2012-06-25 | 2014-01-01 | Hitachi Ltd. | Measuring device of air flow rate for air conditioning system |
KR20180028074A (ko) * | 2016-09-05 | 2018-03-16 | 서울과학기술대학교 산학협력단 | 개폐식 대공간에서의 공조 제어 시스템 |
CN117367492A (zh) * | 2023-09-05 | 2024-01-09 | 中铁四局集团有限公司 | 一种隧道通风风流温湿度自动测定装置 |
Citations (1)
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