JPH07332563A - 配管継手およびその取付方法 - Google Patents
配管継手およびその取付方法Info
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- JPH07332563A JPH07332563A JP7049928A JP4992895A JPH07332563A JP H07332563 A JPH07332563 A JP H07332563A JP 7049928 A JP7049928 A JP 7049928A JP 4992895 A JP4992895 A JP 4992895A JP H07332563 A JPH07332563 A JP H07332563A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 配管継手に封入された流体の内部圧力を利用
することにより配管継手の締結をしっかり行なうととも
に、流体が封入されていないときの配管継手の取付け取
外しを容易にする配管継手を提供する。 【構成】 固定部材320の凸部331と固定部材31
0の爪部319bとが軸方向に重ならないような位置を
保ちながら固定部材320に固定部材310を挿入し、
結合状態にある雄側継手50と雌側継手60とを配管軸
方向から互い包み込む。次に固定部材310を固定した
状態で固定部材320を時計回りの方向へ回転させるこ
とにより凸部331は爪部319bの斜面に沿って凸部
に接近する。さらに固定部材310を固定した状態で固
定部材320を自由にすることにより固定部材320が
圧縮コイルスプリング350に付勢され、凸部331は
爪部319bと凸部との間に嵌合される。この付勢方向
は流体の内部圧力により配管継手が互いに離れる方向と
一致する。
することにより配管継手の締結をしっかり行なうととも
に、流体が封入されていないときの配管継手の取付け取
外しを容易にする配管継手を提供する。 【構成】 固定部材320の凸部331と固定部材31
0の爪部319bとが軸方向に重ならないような位置を
保ちながら固定部材320に固定部材310を挿入し、
結合状態にある雄側継手50と雌側継手60とを配管軸
方向から互い包み込む。次に固定部材310を固定した
状態で固定部材320を時計回りの方向へ回転させるこ
とにより凸部331は爪部319bの斜面に沿って凸部
に接近する。さらに固定部材310を固定した状態で固
定部材320を自由にすることにより固定部材320が
圧縮コイルスプリング350に付勢され、凸部331は
爪部319bと凸部との間に嵌合される。この付勢方向
は流体の内部圧力により配管継手が互いに離れる方向と
一致する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体を通過させる配管
の配管継手、例えば冷凍回路等に使用される冷媒用配管
継手に関するものである。
の配管継手、例えば冷凍回路等に使用される冷媒用配管
継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、流体が流れる配管を接続する
方法として、ナットユニオンによる接続が知られてい
る。この接続方法は、接続部材の製造コストは小さいが
締付トルクの管理が必須になるため取付時間を多く必要
とするから総合コストが大となっている。また取付時、
トルクレンチ等の工具が必須になるため、この工具を使
用するための作業空間を配管継手の周囲に必要とする。
方法として、ナットユニオンによる接続が知られてい
る。この接続方法は、接続部材の製造コストは小さいが
締付トルクの管理が必須になるため取付時間を多く必要
とするから総合コストが大となっている。また取付時、
トルクレンチ等の工具が必須になるため、この工具を使
用するための作業空間を配管継手の周囲に必要とする。
【0003】そこで、取付時、工具を必要とせず、かつ
取付時間を短縮できる配管継手として、例えば特公昭6
0−59478号公報に開示されているように、円形ば
ねにより雌側継手の外部から押さえ固定するものが知ら
れている。
取付時間を短縮できる配管継手として、例えば特公昭6
0−59478号公報に開示されているように、円形ば
ねにより雌側継手の外部から押さえ固定するものが知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、機器の故障に
よる交換や取外し等が必要なときがある。このとき、特
公昭60−59478号公報に開示される配管継手によ
ると、配管取付後に雄側継手と雌側継手とを取外すため
には専用工具が必要となり、専用工具を持たない作業者
には取外しが困難であるという問題がある。
よる交換や取外し等が必要なときがある。このとき、特
公昭60−59478号公報に開示される配管継手によ
ると、配管取付後に雄側継手と雌側継手とを取外すため
には専用工具が必要となり、専用工具を持たない作業者
には取外しが困難であるという問題がある。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、配管継手に封入された流体の内部圧
力を利用することにより配管継手の締結をしっかり行な
うとともに、流体が封入されていないときの配管継手の
取付け取外しを容易にする配管継手を提供することを目
的とする。また、本発明は、総合コストを低減する配管
継手を提供することを目的とする。
になされたもので、配管継手に封入された流体の内部圧
力を利用することにより配管継手の締結をしっかり行な
うとともに、流体が封入されていないときの配管継手の
取付け取外しを容易にする配管継手を提供することを目
的とする。また、本発明は、総合コストを低減する配管
継手を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの本発明の請求項1記載の配管継手は、流体が通過す
る第1の配管と第2の配管とを連結する配管継手であっ
て、前記第1の配管の雄側端部と、前記第2の配管の雌
側端部と、前記第1の配管の雄側端部を包む第1の固定
部材と、前記第2の配管の雌側端部を包む第2の固定部
材と、前記第1の配管の雄側端部の外周壁と前記第2の
配管の雌側端部の内周壁とを液密に保持する環状のシー
ル部材とからなり、前記第1の配管および前記第2の配
管の内圧が上昇すると前記第1の配管と前記第2の配管
とが離反する方向に働く力が増大し、この力が前記第1
の固定部材と前記第2の固定部材との締結力を増大させ
ることを特徴とする。
めの本発明の請求項1記載の配管継手は、流体が通過す
る第1の配管と第2の配管とを連結する配管継手であっ
て、前記第1の配管の雄側端部と、前記第2の配管の雌
側端部と、前記第1の配管の雄側端部を包む第1の固定
部材と、前記第2の配管の雌側端部を包む第2の固定部
材と、前記第1の配管の雄側端部の外周壁と前記第2の
配管の雌側端部の内周壁とを液密に保持する環状のシー
ル部材とからなり、前記第1の配管および前記第2の配
管の内圧が上昇すると前記第1の配管と前記第2の配管
とが離反する方向に働く力が増大し、この力が前記第1
の固定部材と前記第2の固定部材との締結力を増大させ
ることを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項2記載の配管継手で
は、請求項1記載の配管継手において、前記第1の固定
部材と前記第2の固定部材は、樹脂材で成形されている
ことを特徴とする。また、本発明の請求項3記載の配管
継手では、請求項1または請求項2記載の配管継手にお
いて、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材は、前
記第1の配管の雄側端部と前記第2の配管の雌側端部と
にそれぞれ押入れされており、ロック手段を有している
ことを特徴とする。
は、請求項1記載の配管継手において、前記第1の固定
部材と前記第2の固定部材は、樹脂材で成形されている
ことを特徴とする。また、本発明の請求項3記載の配管
継手では、請求項1または請求項2記載の配管継手にお
いて、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材は、前
記第1の配管の雄側端部と前記第2の配管の雌側端部と
にそれぞれ押入れされており、ロック手段を有している
ことを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項4記載の配管継手で
は、請求項3記載の配管継手において、前記ロック手段
は爪形状であることを特徴とする。また、本発明の請求
項5記載の配管継手では、流体が通過する第1の配管と
第2の配管とを連結する配管継手であって、前記第1の
配管の雄側端部と、前記第2の配管の雌側端部と、前記
第1の配管の雄側端部および前記第2の配管の雌側端部
を包む固定部材と、前記第1の配管の雄側端部の外周壁
と前記第2の配管の雌側端部の内周壁とを液密に保持す
る環状のシール部材とからなり、前記固定部材は、一方
の固定部材と他方の固定部材よりなり、前記第1の配管
および前記第2の配管の軸方向に対し垂直方向に開閉
し、前記第1の配管の雄側端部と前記第2の配管の雌側
端部とが嵌合している状態で前記第1の配管および前記
第2の配管から脱着可能であり、前記一方の固定部材と
前記他方の固定部材との開閉口にはロック手段が取り付
けられることを特徴とする。
は、請求項3記載の配管継手において、前記ロック手段
は爪形状であることを特徴とする。また、本発明の請求
項5記載の配管継手では、流体が通過する第1の配管と
第2の配管とを連結する配管継手であって、前記第1の
配管の雄側端部と、前記第2の配管の雌側端部と、前記
第1の配管の雄側端部および前記第2の配管の雌側端部
を包む固定部材と、前記第1の配管の雄側端部の外周壁
と前記第2の配管の雌側端部の内周壁とを液密に保持す
る環状のシール部材とからなり、前記固定部材は、一方
の固定部材と他方の固定部材よりなり、前記第1の配管
および前記第2の配管の軸方向に対し垂直方向に開閉
し、前記第1の配管の雄側端部と前記第2の配管の雌側
端部とが嵌合している状態で前記第1の配管および前記
第2の配管から脱着可能であり、前記一方の固定部材と
前記他方の固定部材との開閉口にはロック手段が取り付
けられることを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項6記載の配管継手で
は、請求項5記載の配管継手において、前記固定部材
は、一方の固定部材と他方の固定部材とからなり、少な
くとも2組以上の前記第1の配管および前記第2の配管
の軸方向に対し垂直方向に開閉し、前記第1の配管の雄
側端部と前記第2の配管の雌側端部とが嵌合している状
態で前記第1の配管および前記第2の配管から脱着可能
であり、前記一方の固定部材と前記他方の固定部材との
開閉口にはロック手段が取り付けられることを特徴とす
る。
は、請求項5記載の配管継手において、前記固定部材
は、一方の固定部材と他方の固定部材とからなり、少な
くとも2組以上の前記第1の配管および前記第2の配管
の軸方向に対し垂直方向に開閉し、前記第1の配管の雄
側端部と前記第2の配管の雌側端部とが嵌合している状
態で前記第1の配管および前記第2の配管から脱着可能
であり、前記一方の固定部材と前記他方の固定部材との
開閉口にはロック手段が取り付けられることを特徴とす
る。
【0010】また、本発明の請求項7記載の配管継手で
は、請求項6記載の配管継手において、前記一方の固定
部材または前記他方の固定部材のいずれか一方は、一端
部に前記第1の配管の外周壁を周方向に保持する第1の
配管保持部が形成され、他端部に前記第2の配管の外周
壁を周方向に保持する第2の配管保持部が形成されるこ
とを特徴とする。
は、請求項6記載の配管継手において、前記一方の固定
部材または前記他方の固定部材のいずれか一方は、一端
部に前記第1の配管の外周壁を周方向に保持する第1の
配管保持部が形成され、他端部に前記第2の配管の外周
壁を周方向に保持する第2の配管保持部が形成されるこ
とを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項8記載の配管継手で
は、請求項5、6または7記載の配管継手において、前
記ロック手段は、ばね部材であることを特徴とする。ま
た、本発明の請求項9記載の配管継手では、請求項5、
6または7記載の配管継手において、前記ロック手段
は、ホールディングであることを特徴とする。また、本
発明の請求項10記載の配管継手の取付方法では、請求
項3記載の配管継手の取付方法であって、前記第1の固
定部材と前記第2の固定部材とを互いに近接する軸方向
に相対移動する工程と、前記第1の固定部材と前記第2
の固定部材とを配管の周方向に回動する工程と、前記第
1の固定部材と前記第2の固定部材とを互いに離反する
軸方向に相対移動する工程と、前記第1の固定部材と前
記第2の固定部材とが前記ロック手段によりロックされ
る工程とを含むことを特徴とする。
は、請求項5、6または7記載の配管継手において、前
記ロック手段は、ばね部材であることを特徴とする。ま
た、本発明の請求項9記載の配管継手では、請求項5、
6または7記載の配管継手において、前記ロック手段
は、ホールディングであることを特徴とする。また、本
発明の請求項10記載の配管継手の取付方法では、請求
項3記載の配管継手の取付方法であって、前記第1の固
定部材と前記第2の固定部材とを互いに近接する軸方向
に相対移動する工程と、前記第1の固定部材と前記第2
の固定部材とを配管の周方向に回動する工程と、前記第
1の固定部材と前記第2の固定部材とを互いに離反する
軸方向に相対移動する工程と、前記第1の固定部材と前
記第2の固定部材とが前記ロック手段によりロックされ
る工程とを含むことを特徴とする。
【0012】
【作用および発明の効果】本発明の請求項1による配管
継手によると、配管内側を流れる流体の圧力を利用して
配管同士の締付力を増大する。このため、配管取付後に
圧力流体が封入されると配管同士の接続直後の締付力よ
りも大きな締付力により配管同士が接続される状態にな
っているため、作業者による誤取外しを防止することが
できる。また、配管を接続する時、工具による締付けト
ルク管理が不要になり、さらに総合コストの低減および
取付け取外し時の作業性の向上を図ることができる効果
がある。
継手によると、配管内側を流れる流体の圧力を利用して
配管同士の締付力を増大する。このため、配管取付後に
圧力流体が封入されると配管同士の接続直後の締付力よ
りも大きな締付力により配管同士が接続される状態にな
っているため、作業者による誤取外しを防止することが
できる。また、配管を接続する時、工具による締付けト
ルク管理が不要になり、さらに総合コストの低減および
取付け取外し時の作業性の向上を図ることができる効果
がある。
【0013】さらに、設計者が配管経路の設計をする
際、配管継手の取付作業における工具使用空間を考慮す
ることなく設計することができ、これにより配管継手を
使用する作業空間や機器内部空間の省スペース化を図る
ことができる効果がある。また、請求項2による発明で
は、異種金属を用いることなく樹脂材で配管同士を覆い
接続するため、異種金属を用いた場合に生じる電位差が
生じることはない。これにより異種金属を用いて配管同
士を接続した場合に較べて、配管が腐食しにくいという
効果がある。
際、配管継手の取付作業における工具使用空間を考慮す
ることなく設計することができ、これにより配管継手を
使用する作業空間や機器内部空間の省スペース化を図る
ことができる効果がある。また、請求項2による発明で
は、異種金属を用いることなく樹脂材で配管同士を覆い
接続するため、異種金属を用いた場合に生じる電位差が
生じることはない。これにより異種金属を用いて配管同
士を接続した場合に較べて、配管が腐食しにくいという
効果がある。
【0014】さらに、本発明の請求項3また4による配
管継手によると、配管内側を流れる流体の圧力を利用し
て配管同士の締付力を増大し、さらにロック手段により
第1の固定部材と第2の固定部材とが互いにロックされ
ることから、作業者による誤取外しをさらに防止する効
果がある。さらにまた、本発明の請求項5による配管継
手によると、一方の固定部材と他方の固定部材よりなる
固定部材は、第1の配管および第2の配管の軸方向に対
し垂直方向に開閉することから、第1の配管の雄側端部
と第2の配管の雌側端部とが嵌合している状態で第1の
配管および前記第2の配管から容易に脱着できる。また
一方の固定部材と他方の固定部材とはロック手段により
互いにロックできることから、第1の配管と第2の配管
とを接続する時、工具等を使用することなく容易に作業
できる効果がある。
管継手によると、配管内側を流れる流体の圧力を利用し
て配管同士の締付力を増大し、さらにロック手段により
第1の固定部材と第2の固定部材とが互いにロックされ
ることから、作業者による誤取外しをさらに防止する効
果がある。さらにまた、本発明の請求項5による配管継
手によると、一方の固定部材と他方の固定部材よりなる
固定部材は、第1の配管および第2の配管の軸方向に対
し垂直方向に開閉することから、第1の配管の雄側端部
と第2の配管の雌側端部とが嵌合している状態で第1の
配管および前記第2の配管から容易に脱着できる。また
一方の固定部材と他方の固定部材とはロック手段により
互いにロックできることから、第1の配管と第2の配管
とを接続する時、工具等を使用することなく容易に作業
できる効果がある。
【0015】さらに、本発明の請求項6による配管継手
によると、一方の固定部材と他方の固定部材とにより2
組以上の第1の配管と第2の配管と接続できる。これに
より、固定部材の使用個数の削減ができることから、総
合コストを低減する効果がある。さらにまた、本発明の
請求項7による配管継手によると、第1の配管の外周壁
を第1の配管保持部により保持でき、第2の配管の外周
壁を第2の配管保持部により保持できることから、一方
の固定部材または他方の固定部材に載置された2組以上
の第1の配管および第2の配管の脱落を防止する効果が
ある。これにより、それぞれの組毎の第1の配管および
第2の配管を別の工程で固定部材に組付けても、組付け
た第1の配管および第2の配管が各組付工程間の移動で
脱落しない。したがって、2組以上の第1の配管および
第2の配管を同一工程で固定部材に組付ける必要がなく
なり、組付工程の設定の自由度を向上させる効果があ
る。
によると、一方の固定部材と他方の固定部材とにより2
組以上の第1の配管と第2の配管と接続できる。これに
より、固定部材の使用個数の削減ができることから、総
合コストを低減する効果がある。さらにまた、本発明の
請求項7による配管継手によると、第1の配管の外周壁
を第1の配管保持部により保持でき、第2の配管の外周
壁を第2の配管保持部により保持できることから、一方
の固定部材または他方の固定部材に載置された2組以上
の第1の配管および第2の配管の脱落を防止する効果が
ある。これにより、それぞれの組毎の第1の配管および
第2の配管を別の工程で固定部材に組付けても、組付け
た第1の配管および第2の配管が各組付工程間の移動で
脱落しない。したがって、2組以上の第1の配管および
第2の配管を同一工程で固定部材に組付ける必要がなく
なり、組付工程の設定の自由度を向上させる効果があ
る。
【0016】また、本発明の請求項8または9による配
管継手によると、ロック手段がばね部材またはホールデ
ィングであることから、工具を使用することなくして、
容易にロックができる効果がある。さらに、本発明の請
求項10による配管継手の取付方法によると、取付後の
第1の固定部材と第2の固定部材とは、互いに離反する
軸方向に相対移動する工程を経て組付けられることか
ら、配管内側を流れる流体の圧力を利用して配管同士の
締付力を増大する効果がある。さらに、取付後の第1の
固定部材と第2の固定部材とは、ロック手段によりロッ
クされることから、作業者による誤取外しをさらに防止
する効果がある。
管継手によると、ロック手段がばね部材またはホールデ
ィングであることから、工具を使用することなくして、
容易にロックができる効果がある。さらに、本発明の請
求項10による配管継手の取付方法によると、取付後の
第1の固定部材と第2の固定部材とは、互いに離反する
軸方向に相対移動する工程を経て組付けられることか
ら、配管内側を流れる流体の圧力を利用して配管同士の
締付力を増大する効果がある。さらに、取付後の第1の
固定部材と第2の固定部材とは、ロック手段によりロッ
クされることから、作業者による誤取外しをさらに防止
する効果がある。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例)本発明を冷凍回路用配管継手に適用した
第1実施例を図1〜図10に示す。図2に示すように、
配管継手300は、雄側継手50と雌側継手60と固定
部材310と固定部材320とから構成される。
する。 (第1実施例)本発明を冷凍回路用配管継手に適用した
第1実施例を図1〜図10に示す。図2に示すように、
配管継手300は、雄側継手50と雌側継手60と固定
部材310と固定部材320とから構成される。
【0018】ここで、雄側継手50と雌側継手60とは
それぞれ請求項1記載の第1の配管の雄側端部、第2の
配管の雌側端部に対応する。また、固定部材310と固
定部材320とはそれぞれ請求項1記載の第1の固定部
材、第2の固定部材に対応する。さらに固定部材31
0、固定部材320はこの対応に限られることなく、固
定部材310と固定部材320とはそれぞれ請求項1記
載の第2の固定部材、第1の固定部材に対応しても良
い。
それぞれ請求項1記載の第1の配管の雄側端部、第2の
配管の雌側端部に対応する。また、固定部材310と固
定部材320とはそれぞれ請求項1記載の第1の固定部
材、第2の固定部材に対応する。さらに固定部材31
0、固定部材320はこの対応に限られることなく、固
定部材310と固定部材320とはそれぞれ請求項1記
載の第2の固定部材、第1の固定部材に対応しても良
い。
【0019】図3に示すように、例えばアルミニウム、
銅等を材料とする配管10の端部には、雄側継手50が
形成される。この雄側継手50には雌側継手60の内径
と略同径の外径の筒部51が形成される。筒部51は、
配管10側の一端部に形成される鍔部52と、配管10
側と反対方向の他端部に面取して形成される周縁部55
と、この周縁部55に囲まれる開口部56と、筒部51
の外壁面周囲に環状に形成される凹部53、54とを有
する。
銅等を材料とする配管10の端部には、雄側継手50が
形成される。この雄側継手50には雌側継手60の内径
と略同径の外径の筒部51が形成される。筒部51は、
配管10側の一端部に形成される鍔部52と、配管10
側と反対方向の他端部に面取して形成される周縁部55
と、この周縁部55に囲まれる開口部56と、筒部51
の外壁面周囲に環状に形成される凹部53、54とを有
する。
【0020】例えばアルミニウム、銅等を材料とする配
管20の端部には、雌側継手60が形成される。雌側継
手60には雄側継手50の外径と略同径の内径の筒部6
1が形成される。筒部61は、配管20側の一端部に形
成される中空円錐台部63と、配管20側と反対方向の
他端部に形成される中空円錐台部64とを有する。中空
円錐台部63は、配管20側の一端部から配管20側と
反対方向の他端部へ向って拡がる形状である。中空円錐
台部64は、配管20側と反対方向の他端部方向へ向っ
て拡がり、この拡がった形状の周縁部がフランジ部64
aになる形状と、このフランジ部64aに囲まれる開口
部65とを有する。
管20の端部には、雌側継手60が形成される。雌側継
手60には雄側継手50の外径と略同径の内径の筒部6
1が形成される。筒部61は、配管20側の一端部に形
成される中空円錐台部63と、配管20側と反対方向の
他端部に形成される中空円錐台部64とを有する。中空
円錐台部63は、配管20側の一端部から配管20側と
反対方向の他端部へ向って拡がる形状である。中空円錐
台部64は、配管20側と反対方向の他端部方向へ向っ
て拡がり、この拡がった形状の周縁部がフランジ部64
aになる形状と、このフランジ部64aに囲まれる開口
部65とを有する。
【0021】固定部材310と固定部材320とは、例
えばポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサル
ファイドまたはこれらに20%〜70%のガラスを加え
たもの等を材料とし、固定部材310の外径が固定部材
320の内径と略同径である。このため固定部材320
に固定部材310を挿入し、固定部材310と固定部材
320との内部で結合状態にある雄側継手50と雌側継
手60とを配管の軸方向に垂直な方向から包込む。
えばポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサル
ファイドまたはこれらに20%〜70%のガラスを加え
たもの等を材料とし、固定部材310の外径が固定部材
320の内径と略同径である。このため固定部材320
に固定部材310を挿入し、固定部材310と固定部材
320との内部で結合状態にある雄側継手50と雌側継
手60とを配管の軸方向に垂直な方向から包込む。
【0022】図1〜図6に示すように、固定部材310
は、筒部311と嵌合部319とから構成される。筒部
311の配管20側の一端部には、円板部312が形成
される。筒部311の内部には、開口部313と、この
開口部313を有し雌側継手60の中空円錐台部64の
外形と略同形状の円錐台状の空間部314と、雌側継手
60の筒部61の外径と略同径の円柱状の空間部315
と、雌側継手60の中空円錐台部63の外形と略同形状
の円錐台状の空間部316とが形成される。また、円板
部312の内部には、開口部318と、この開口部31
8を有し配管20の外径と略同径の円柱状の空間部31
7とが形成される。これらの空間部314、315、3
16、317の順番で隣合い互い同軸上に連通する。
は、筒部311と嵌合部319とから構成される。筒部
311の配管20側の一端部には、円板部312が形成
される。筒部311の内部には、開口部313と、この
開口部313を有し雌側継手60の中空円錐台部64の
外形と略同形状の円錐台状の空間部314と、雌側継手
60の筒部61の外径と略同径の円柱状の空間部315
と、雌側継手60の中空円錐台部63の外形と略同形状
の円錐台状の空間部316とが形成される。また、円板
部312の内部には、開口部318と、この開口部31
8を有し配管20の外径と略同径の円柱状の空間部31
7とが形成される。これらの空間部314、315、3
16、317の順番で隣合い互い同軸上に連通する。
【0023】筒部311の外壁面には、図6に示すよう
に、周方向120°間隔の3箇所に嵌合部319が形成
される。また筒部311の外壁面には、筒部311と円
板部312との接合部分から筒部311の軸方向に筒部
311の端部まで延びる凸部319aが形成され、この
凸部319a途中3箇所からそれぞれ同じ角度で筒部3
11の端部方向に傾きながら図4に示す矢印VI方向から
見て反時計回りの径方向へ延びる爪部319bが形成さ
れる。さらに筒部311の外壁面には、凸部319aの
筒部311の端部まで延びた部分から図4に示す矢印VI
方向から見て反時計回りの径方向へ延びる凸部319c
が形成され、凸部319aと逆方向に位置する凸部31
9cの端部から筒部311の軸方向に爪部319bまで
延びる凸部319dが形成される。
に、周方向120°間隔の3箇所に嵌合部319が形成
される。また筒部311の外壁面には、筒部311と円
板部312との接合部分から筒部311の軸方向に筒部
311の端部まで延びる凸部319aが形成され、この
凸部319a途中3箇所からそれぞれ同じ角度で筒部3
11の端部方向に傾きながら図4に示す矢印VI方向から
見て反時計回りの径方向へ延びる爪部319bが形成さ
れる。さらに筒部311の外壁面には、凸部319aの
筒部311の端部まで延びた部分から図4に示す矢印VI
方向から見て反時計回りの径方向へ延びる凸部319c
が形成され、凸部319aと逆方向に位置する凸部31
9cの端部から筒部311の軸方向に爪部319bまで
延びる凸部319dが形成される。
【0024】爪部319bは、矢尻形状の先端を図4中
上方向に向けた場合、矢尻形状を縦方向に半分に分割し
た右側の形状であり、この矢尻形状の先端が筒部311
の径方向に向い、かつ矢尻形状の斜辺が円板部312の
方向に向く形状である。また筒部311の端部付近に位
置する爪部319bは、先端が前記凸部319dと接合
する形状である。
上方向に向けた場合、矢尻形状を縦方向に半分に分割し
た右側の形状であり、この矢尻形状の先端が筒部311
の径方向に向い、かつ矢尻形状の斜辺が円板部312の
方向に向く形状である。また筒部311の端部付近に位
置する爪部319bは、先端が前記凸部319dと接合
する形状である。
【0025】図1、図2、図7〜図9に示すように、固
定部材320は、固定部321と嵌合部330とから構
成される。固定部321の配管10側の端部には、底部
321aが形成され、この底部321aには、固定部3
21と同軸状に貫通する筒部322が形成される。また
固定部321の内壁と固定部321を貫通する筒部32
2との間には、圧縮コイルスプリング350が取付けら
れる。さらに、固定部321の内部には、開口部325
と、筒部311の外径に嵌合部319の高さを加えた直
径と略同径の円柱状の空間部326とが形成される。
定部材320は、固定部321と嵌合部330とから構
成される。固定部321の配管10側の端部には、底部
321aが形成され、この底部321aには、固定部3
21と同軸状に貫通する筒部322が形成される。また
固定部321の内壁と固定部321を貫通する筒部32
2との間には、圧縮コイルスプリング350が取付けら
れる。さらに、固定部321の内部には、開口部325
と、筒部311の外径に嵌合部319の高さを加えた直
径と略同径の円柱状の空間部326とが形成される。
【0026】筒部322の内部には配管10の外径と略
同径の円柱状の空間部327とが形成され、筒部322
の両端には開口部323、324が形成される。これら
の空間部326、327は互いに連通する。固定部32
1の内壁面には図9に示すように、周方向120°間隔
の3箇所に嵌合部330が形成され、この嵌合部330
には固定部材310を固定部材320に挿入したとき固
定部材310の爪部319bと嵌合可能な位置に凸部3
31が3箇所に成形される。
同径の円柱状の空間部327とが形成され、筒部322
の両端には開口部323、324が形成される。これら
の空間部326、327は互いに連通する。固定部32
1の内壁面には図9に示すように、周方向120°間隔
の3箇所に嵌合部330が形成され、この嵌合部330
には固定部材310を固定部材320に挿入したとき固
定部材310の爪部319bと嵌合可能な位置に凸部3
31が3箇所に成形される。
【0027】凸部331は、爪部319bの有する軸方
向の傾きと同じ角度で傾斜する平行四辺形状である。圧
縮コイルスプリング350は、径方向へ縮径する端部3
50aを有し、この端部350aにより固定部321の
内側に貫通する筒部322の外壁面に取付けられる。固
定部材310を固定部材320に挿入するとき圧縮コイ
ルスプリング350は、圧縮コイルスプリング350に
当接する凸部319cを固定部材310が固定部材32
0から離れる方向に付勢する。
向の傾きと同じ角度で傾斜する平行四辺形状である。圧
縮コイルスプリング350は、径方向へ縮径する端部3
50aを有し、この端部350aにより固定部321の
内側に貫通する筒部322の外壁面に取付けられる。固
定部材310を固定部材320に挿入するとき圧縮コイ
ルスプリング350は、圧縮コイルスプリング350に
当接する凸部319cを固定部材310が固定部材32
0から離れる方向に付勢する。
【0028】取付け時、雌側継手60の中空円錐台部6
3が円錐台状の空間部316を形成する壁面316aに
当接するまで、または雌側継手60の中空円錐台部64
が円錐台状の空間部314を形成する壁面314aに当
接するまで、雌側継手60が形成される配管20の端部
に対して図示しない反対側の端部を固定部材310の開
口部313に挿通する。雄側継手50の凹部53、54
にはOリング70がそれぞれ取付けられる。固定部材3
20の所定の位置には圧縮コイルスプリング350が取
付けられる。その後、雄側継手50の鍔部52が固定部
321の内側に貫通する筒部322の端部322aに当
接するまで、雄側継手50が形成される配管10の端部
に対して図示しない反対側の端部を固定部材320の開
口部325に挿通する。
3が円錐台状の空間部316を形成する壁面316aに
当接するまで、または雌側継手60の中空円錐台部64
が円錐台状の空間部314を形成する壁面314aに当
接するまで、雌側継手60が形成される配管20の端部
に対して図示しない反対側の端部を固定部材310の開
口部313に挿通する。雄側継手50の凹部53、54
にはOリング70がそれぞれ取付けられる。固定部材3
20の所定の位置には圧縮コイルスプリング350が取
付けられる。その後、雄側継手50の鍔部52が固定部
321の内側に貫通する筒部322の端部322aに当
接するまで、雄側継手50が形成される配管10の端部
に対して図示しない反対側の端部を固定部材320の開
口部325に挿通する。
【0029】ここで、2つのOリング70は雌側継手6
0のフランジ部64aが雄側継手50の鍔部52に当接
しない場合、冷媒が流出するのを防止する。固定部材3
10と固定部材320とをそれぞれの軸方向から互いに
組合わせて嵌合させる順序を図10に示す。図10は、
固定部材310の爪部319bと、固定部材320の凸
部331とが嵌合する過程を明確にするための図であ
る。
0のフランジ部64aが雄側継手50の鍔部52に当接
しない場合、冷媒が流出するのを防止する。固定部材3
10と固定部材320とをそれぞれの軸方向から互いに
組合わせて嵌合させる順序を図10に示す。図10は、
固定部材310の爪部319bと、固定部材320の凸
部331とが嵌合する過程を明確にするための図であ
る。
【0030】まず、固定部材320の凸部331と固定
部材310の爪部319bとが軸方向に重ならないよう
な位置を保ちながら固定部材320に固定部材310を
挿入し、その時、凸部331は図10に示す凸部331
aに位置する。次に固定部材310を固定した状態で図
10に示す矢印360の方向に固定部材320を移動さ
せることにより、固定部材320の凸部319cは圧縮
コイルスプリング350に当接するため圧縮コイルスプ
リング350の付勢力に抗して挿入し、その時、凸部3
31は図10に示す凸部331bに位置する。
部材310の爪部319bとが軸方向に重ならないよう
な位置を保ちながら固定部材320に固定部材310を
挿入し、その時、凸部331は図10に示す凸部331
aに位置する。次に固定部材310を固定した状態で図
10に示す矢印360の方向に固定部材320を移動さ
せることにより、固定部材320の凸部319cは圧縮
コイルスプリング350に当接するため圧縮コイルスプ
リング350の付勢力に抗して挿入し、その時、凸部3
31は図10に示す凸部331bに位置する。
【0031】さらに固定部材310を固定した状態で図
10に示す矢印361の方向に固定部材320を時計回
りの方向へ回転させることにより凸部331は爪部31
9bの斜面319eに沿って凸部319aに接近し、そ
の時、凸部331は図10に示す凸部331cに位置す
る。その後、固定部材310を固定した状態で固定部材
320を自由にすることにより固定部材320が圧縮コ
イルスプリング350に付勢されるため、図10に示す
矢印362の方向に固定部材320が移動し凸部331
は爪部319bと凸部319aとの間に嵌合される。
10に示す矢印361の方向に固定部材320を時計回
りの方向へ回転させることにより凸部331は爪部31
9bの斜面319eに沿って凸部319aに接近し、そ
の時、凸部331は図10に示す凸部331cに位置す
る。その後、固定部材310を固定した状態で固定部材
320を自由にすることにより固定部材320が圧縮コ
イルスプリング350に付勢されるため、図10に示す
矢印362の方向に固定部材320が移動し凸部331
は爪部319bと凸部319aとの間に嵌合される。
【0032】以上説明した固定部材310の爪部319
bと、固定部材320の凸部331との嵌合作動が固定
部材310および固定部材320に周方向120°間隔
で配設された3箇所の嵌合部について同時に行われるこ
とから、雄側継手50と雌側継手60とを固定しロック
を設定することができる。冷媒流通時、配管内圧によっ
て結合状態の雄側継手50と雌側継手60とが互いに離
れる方向、すなわち図10に示す矢印B、C方向に力が
働くため、凸部331は爪部319bが有する筒部31
1の端部方向への傾きに沿って爪部319bの先端方向
へ移動しようとする。しかし、爪部319bの矢尻形状
は、凸部331が矢尻形状の付根部分に当接することか
らロックが解除されるのを防止する。この作動は、冷媒
流通時、誤って固定部材310と固定部材320を取外
そうとした場合、雄側継手50と雌側継手60とが互い
に近づく方向、すなわち図10に示す矢印B、Cの反対
方向に冷媒が流通していないときより大きな外力を加え
る必要があり作業者に冷媒が流通していることを知らせ
ることができる。
bと、固定部材320の凸部331との嵌合作動が固定
部材310および固定部材320に周方向120°間隔
で配設された3箇所の嵌合部について同時に行われるこ
とから、雄側継手50と雌側継手60とを固定しロック
を設定することができる。冷媒流通時、配管内圧によっ
て結合状態の雄側継手50と雌側継手60とが互いに離
れる方向、すなわち図10に示す矢印B、C方向に力が
働くため、凸部331は爪部319bが有する筒部31
1の端部方向への傾きに沿って爪部319bの先端方向
へ移動しようとする。しかし、爪部319bの矢尻形状
は、凸部331が矢尻形状の付根部分に当接することか
らロックが解除されるのを防止する。この作動は、冷媒
流通時、誤って固定部材310と固定部材320を取外
そうとした場合、雄側継手50と雌側継手60とが互い
に近づく方向、すなわち図10に示す矢印B、Cの反対
方向に冷媒が流通していないときより大きな外力を加え
る必要があり作業者に冷媒が流通していることを知らせ
ることができる。
【0033】取外し時、図10に示す矢印362、36
1、360の順序でそれぞれの矢印と反対方向に固定部
材320を移動させることによりロックが解除され、容
易に固定部材310と固定部材320とを互いに離すこ
とができる。この第1実施例によると、取付け作業およ
び取外し作業は、工具を一切使用することなく作業を行
うことができ、作業性の向上を図ることができる。
1、360の順序でそれぞれの矢印と反対方向に固定部
材320を移動させることによりロックが解除され、容
易に固定部材310と固定部材320とを互いに離すこ
とができる。この第1実施例によると、取付け作業およ
び取外し作業は、工具を一切使用することなく作業を行
うことができ、作業性の向上を図ることができる。
【0034】また、冷媒流通時は、配管内圧を利用して
固定部材310と固定部材320とが互いに離れるのを
防止するため、誤取外の防止を図ることができる。 (第2実施例)本発明を冷凍回路用配管継手に適用した
第2実施例を図11〜図15に示す。第1実施例と実質
的に同一の構成部分には同一符号を付す。
固定部材310と固定部材320とが互いに離れるのを
防止するため、誤取外の防止を図ることができる。 (第2実施例)本発明を冷凍回路用配管継手に適用した
第2実施例を図11〜図15に示す。第1実施例と実質
的に同一の構成部分には同一符号を付す。
【0035】第2実施例による配管継手は、固定部材3
10を固定部材320に挿入するとき、固定部材310
が固定部材320から離れる方向へ付勢するために取付
けられる弾性体450に例えば反発力の大きいゴム材等
を使用する点と、この弾性体450を押さえる爪部44
0が固定部材410の筒部311に成形される点とが第
1実施例と異なる。
10を固定部材320に挿入するとき、固定部材310
が固定部材320から離れる方向へ付勢するために取付
けられる弾性体450に例えば反発力の大きいゴム材等
を使用する点と、この弾性体450を押さえる爪部44
0が固定部材410の筒部311に成形される点とが第
1実施例と異なる。
【0036】図11に示すように、配管継手400は、
雄側継手50と雌側継手60と固定部材410と固定部
材320とから構成される。ここで、雄側継手50と雌
側継手60とはそれぞれ請求項1記載の第1の配管の雄
側端部、第2の配管の雌側端部に対応する。また、固定
部材410と固定部材320とはそれぞれ請求項1記載
の第1の固定部材、第2の固定部材に対応する。さらに
固定部材410、固定部材320はこの対応に限られる
ことなく、固定部材410と固定部材320とはそれぞ
れ請求項1記載の第2の固定部材、第1の固定部材に対
応しても良い。
雄側継手50と雌側継手60と固定部材410と固定部
材320とから構成される。ここで、雄側継手50と雌
側継手60とはそれぞれ請求項1記載の第1の配管の雄
側端部、第2の配管の雌側端部に対応する。また、固定
部材410と固定部材320とはそれぞれ請求項1記載
の第1の固定部材、第2の固定部材に対応する。さらに
固定部材410、固定部材320はこの対応に限られる
ことなく、固定部材410と固定部材320とはそれぞ
れ請求項1記載の第2の固定部材、第1の固定部材に対
応しても良い。
【0037】固定部材410と固定部材320とは、例
えばポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサル
ファイドまたはこれらに20%〜70%のガラスを加え
たもの等を材料とし、固定部材410の外径が固定部材
320の内径と略同径であることから、それぞれの軸方
向から互いに組合わせ、嵌合状態の雄側継手50と雌側
継手60とを配管の軸方向から包込む。
えばポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサル
ファイドまたはこれらに20%〜70%のガラスを加え
たもの等を材料とし、固定部材410の外径が固定部材
320の内径と略同径であることから、それぞれの軸方
向から互いに組合わせ、嵌合状態の雄側継手50と雌側
継手60とを配管の軸方向から包込む。
【0038】図11〜図15に示すように、固定部材4
10は、筒部311と嵌合部319と爪部440とから
構成される。筒部311の外壁面には図14および図1
5に示すように、周方向120°間隔の3箇所に矩形状
の板からなる爪部440が形成される。固定部321
は、配管10側の端部に形成される底部321aと、こ
の底部321aを同軸状に貫通する筒部322と、弾性
体450とを有する。また、固定部321の内部には、
開口部325と、この開口部325を有し筒部311の
外径に嵌合部319の高さを加えた直径と略同径の円柱
状の空間部326とが形成される。
10は、筒部311と嵌合部319と爪部440とから
構成される。筒部311の外壁面には図14および図1
5に示すように、周方向120°間隔の3箇所に矩形状
の板からなる爪部440が形成される。固定部321
は、配管10側の端部に形成される底部321aと、こ
の底部321aを同軸状に貫通する筒部322と、弾性
体450とを有する。また、固定部321の内部には、
開口部325と、この開口部325を有し筒部311の
外径に嵌合部319の高さを加えた直径と略同径の円柱
状の空間部326とが形成される。
【0039】弾性体450は、例えば反発力の大きいゴ
ム材、ウレタンフォーム等を材料とし、横断面形状が矩
形である環状であり、固定部321の内側に貫通する筒
部322の外壁面に取付けられる。固定部材410を固
定部材320に挿入するとき弾性体450に当接する爪
部440を固定部材410が固定部材320から離れる
方向に付勢する。
ム材、ウレタンフォーム等を材料とし、横断面形状が矩
形である環状であり、固定部321の内側に貫通する筒
部322の外壁面に取付けられる。固定部材410を固
定部材320に挿入するとき弾性体450に当接する爪
部440を固定部材410が固定部材320から離れる
方向に付勢する。
【0040】取付け時、雌側継手60の中空円錐台部6
3が円錐台状の空間部316を形成する壁面316aに
当接するまで、または雌側継手60の中空円錐台部64
が円錐台状の空間部314を形成する壁面314aに当
接するまで、雌側継手60が形成される配管20の端部
に対して図示しない反対側の端部を固定部材410の開
口部313に挿通する。雄側継手50の凹部53、54
にはOリング70がそれぞれ取付けられる。固定部材3
20の所定の位置には弾性体450が取付けられる。そ
の後、雄側継手50の鍔部52が固定部321の内側に
貫通する筒部322の端部322aに当接するまで、雄
側継手50が形成される配管10の端部に対して図示し
ない反対側の端部を固定部材320の開口部325に挿
通する。
3が円錐台状の空間部316を形成する壁面316aに
当接するまで、または雌側継手60の中空円錐台部64
が円錐台状の空間部314を形成する壁面314aに当
接するまで、雌側継手60が形成される配管20の端部
に対して図示しない反対側の端部を固定部材410の開
口部313に挿通する。雄側継手50の凹部53、54
にはOリング70がそれぞれ取付けられる。固定部材3
20の所定の位置には弾性体450が取付けられる。そ
の後、雄側継手50の鍔部52が固定部321の内側に
貫通する筒部322の端部322aに当接するまで、雄
側継手50が形成される配管10の端部に対して図示し
ない反対側の端部を固定部材320の開口部325に挿
通する。
【0041】ここで、2つのOリング70は雌側継手6
0のフランジ部64aが雄側継手50の鍔部52に当接
しない場合、冷媒が流出するのを防止する。固定部材4
10と固定部材320とをそれぞれの軸方向から互いに
組合わせて嵌合させる順序は第1実施例と同様である。
また取付け時、冷媒流通時および取外し時のそれぞれに
おける固定部材410と固定部材320の作動は第1実
施例の固定部材310と固定部材320の作動と同様で
ある。
0のフランジ部64aが雄側継手50の鍔部52に当接
しない場合、冷媒が流出するのを防止する。固定部材4
10と固定部材320とをそれぞれの軸方向から互いに
組合わせて嵌合させる順序は第1実施例と同様である。
また取付け時、冷媒流通時および取外し時のそれぞれに
おける固定部材410と固定部材320の作動は第1実
施例の固定部材310と固定部材320の作動と同様で
ある。
【0042】この第2実施例によると、第1実施例と同
様、取付け取外しの作業性の向上を図ることができ、ま
た冷媒流通時の誤取外の防止を図ることができる。 (第3実施例)本発明を冷凍回路用配管継手に適用した
第3実施例を図16〜図18に示す。第1実施例と実質
的に同一の構成部分には同一符号を付す。
様、取付け取外しの作業性の向上を図ることができ、ま
た冷媒流通時の誤取外の防止を図ることができる。 (第3実施例)本発明を冷凍回路用配管継手に適用した
第3実施例を図16〜図18に示す。第1実施例と実質
的に同一の構成部分には同一符号を付す。
【0043】第3実施例による配管継手は、配管軸に対
して平行な面で中空円柱状を2つに分割した形状の固定
部材110と固定部材120とにより、結合状態にある
雄側継手50と雌側継手60とを配管の軸方向に垂直な
方向から包込み固定する点が第1実施例および第2実施
例と異なる。図16に示すように、配管継手100は、
雄側継手50と雌側継手60と固定部材110と固定部
材120とから構成される。
して平行な面で中空円柱状を2つに分割した形状の固定
部材110と固定部材120とにより、結合状態にある
雄側継手50と雌側継手60とを配管の軸方向に垂直な
方向から包込み固定する点が第1実施例および第2実施
例と異なる。図16に示すように、配管継手100は、
雄側継手50と雌側継手60と固定部材110と固定部
材120とから構成される。
【0044】ここで、雄側継手50と雌側継手60とは
それぞれ請求項5記載の第1の配管の雄側端部、第2の
配管の雌側端部に対応する。また、固定部材110と固
定部材120とはそれぞれ請求項5記載の一方の固定部
材、他方の固定部材に対応する。さらに固定部材11
0、固定部材120はこの対応に限られることなく、固
定部材110と固定部材120とはそれぞれ請求項5記
載の他方の固定部材、一方の固定部材に対応しても良
い。
それぞれ請求項5記載の第1の配管の雄側端部、第2の
配管の雌側端部に対応する。また、固定部材110と固
定部材120とはそれぞれ請求項5記載の一方の固定部
材、他方の固定部材に対応する。さらに固定部材11
0、固定部材120はこの対応に限られることなく、固
定部材110と固定部材120とはそれぞれ請求項5記
載の他方の固定部材、一方の固定部材に対応しても良
い。
【0045】固定部材110と固定部材120とは、例
えばポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサル
ファイドまたはこれらに20%〜70%のガラスを加え
たもの等を材料とし、回動可能な接合部113〜11
5、123により互いに組合わされる。また固定部材1
10と固定部材120とは、嵌合状態の雄側継手50と
雌側継手60を配管10、20の軸方向に垂直な方向か
ら包込む。
えばポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサル
ファイドまたはこれらに20%〜70%のガラスを加え
たもの等を材料とし、回動可能な接合部113〜11
5、123により互いに組合わされる。また固定部材1
10と固定部材120とは、嵌合状態の雄側継手50と
雌側継手60を配管10、20の軸方向に垂直な方向か
ら包込む。
【0046】図16〜図18に示すように、固定部材1
10は、固定部111と嵌合部112と接合部113、
114、115とから構成され、また固定部材120
は、固定部121と嵌合部122と接合部123とから
構成される。固定部111と固定部121とは、互いに
組合わされた状態で中空円柱状である。この互いに組合
わされた状態の固定部111と固定部121との内部に
は、開口部130と、この開口部130を有し配管10
の外径と略同径の円柱状の空間部131と、雄側継手5
0の鍔部52の外径と略同径の柱状の空間部132と、
雌側継手60の筒部61の外径と略同径の柱状の空間部
133と、雌側継手60の中空円錐台部63の外形と略
同形状の円錐台状の空間部134と、開口部136と、
この開口部160を有し配管20の外径と略同径の柱状
の空間部135とが形成される。これらの空間部は、空
間部131、132、133、134、135の順番で
隣合い互い同軸上に連通する。
10は、固定部111と嵌合部112と接合部113、
114、115とから構成され、また固定部材120
は、固定部121と嵌合部122と接合部123とから
構成される。固定部111と固定部121とは、互いに
組合わされた状態で中空円柱状である。この互いに組合
わされた状態の固定部111と固定部121との内部に
は、開口部130と、この開口部130を有し配管10
の外径と略同径の円柱状の空間部131と、雄側継手5
0の鍔部52の外径と略同径の柱状の空間部132と、
雌側継手60の筒部61の外径と略同径の柱状の空間部
133と、雌側継手60の中空円錐台部63の外形と略
同形状の円錐台状の空間部134と、開口部136と、
この開口部160を有し配管20の外径と略同径の柱状
の空間部135とが形成される。これらの空間部は、空
間部131、132、133、134、135の順番で
隣合い互い同軸上に連通する。
【0047】固定部111は、横断面形状がC字状の柱
状であり、この固定部111には、前記開口部130、
136と前記空間部131、132、133、134、
135とをそれぞれ中心点を含む面により軸方向に切断
することにより分割される溝部130a、131a、1
32a、133a、134a、135a、136aが形
成される。
状であり、この固定部111には、前記開口部130、
136と前記空間部131、132、133、134、
135とをそれぞれ中心点を含む面により軸方向に切断
することにより分割される溝部130a、131a、1
32a、133a、134a、135a、136aが形
成される。
【0048】固定部111の横断面形状であるC字状の
一端部付近には、嵌合部112が形成され、この嵌合部
112には開口面が径方向へ向くように空間部112a
が形成される。また配管の軸に平行かつ配管の径方向外
側に位置する内壁112bには、縦断面が直角三角形状
である柱状の爪部112cが形成される。さらに配管の
軸に平行かつ配管の径方向内側に位置する内壁面112
dには、縦断面が矩形状である柱状の凸部112eが形
成される。
一端部付近には、嵌合部112が形成され、この嵌合部
112には開口面が径方向へ向くように空間部112a
が形成される。また配管の軸に平行かつ配管の径方向外
側に位置する内壁112bには、縦断面が直角三角形状
である柱状の爪部112cが形成される。さらに配管の
軸に平行かつ配管の径方向内側に位置する内壁面112
dには、縦断面が矩形状である柱状の凸部112eが形
成される。
【0049】固定部111の横断面C字状の他端部付近
に軸方向に形成される3つの接合部113、114、1
15には、それぞれ横断面形状がU字状の溝部113
a、114a、115aを有する柱状が形成される。ま
た接合部113と接合部115との間に位置する接合部
114には、配管の軸に平行かつ配管の径方向外側に位
置する内壁114bに縦断面が直角三角形状である柱状
の爪部114cが形成される。
に軸方向に形成される3つの接合部113、114、1
15には、それぞれ横断面形状がU字状の溝部113
a、114a、115aを有する柱状が形成される。ま
た接合部113と接合部115との間に位置する接合部
114には、配管の軸に平行かつ配管の径方向外側に位
置する内壁114bに縦断面が直角三角形状である柱状
の爪部114cが形成される。
【0050】接合部113、114、115は、固定部
121の接合部123と回動可能に接合するために使用
される。固定部121は、前記固定部111と同様に横
断面形状がC字状の柱状であり、この固定部121には
溝部130b、131b、132b、133b、134
b、135b、136bが形成される。
121の接合部123と回動可能に接合するために使用
される。固定部121は、前記固定部111と同様に横
断面形状がC字状の柱状であり、この固定部121には
溝部130b、131b、132b、133b、134
b、135b、136bが形成される。
【0051】嵌合部122には固定部121の嵌合部1
12と対向する固定部121の横断面形状であるC字状
の一端部付近に板ばね124が爪部124bによりイン
サート形成される。この板ばね124は、先端部が図1
7中の上方へ曲げられた薄板状のばね材からなる。また
先端部が曲げられた板ばね124の先端部付近には、前
記嵌合部112の爪部112cが嵌入可能な矩形状の穴
124aが形成され、さらに板ばね124の他端部付近
には爪部124bが形成される。
12と対向する固定部121の横断面形状であるC字状
の一端部付近に板ばね124が爪部124bによりイン
サート形成される。この板ばね124は、先端部が図1
7中の上方へ曲げられた薄板状のばね材からなる。また
先端部が曲げられた板ばね124の先端部付近には、前
記嵌合部112の爪部112cが嵌入可能な矩形状の穴
124aが形成され、さらに板ばね124の他端部付近
には爪部124bが形成される。
【0052】固定部121の横断面形状であるC字状の
他端部付近に形成される接合部123には、軸123c
の両端を支持する支持部123aと支持部123bとが
形成される。円柱状の軸123cは、固定部111の溝
部113a、114a、115aと嵌合する。また接合
部114の内壁114bに形成される爪部114cによ
り軸123cが溝部114からの脱落するのを防止す
る。
他端部付近に形成される接合部123には、軸123c
の両端を支持する支持部123aと支持部123bとが
形成される。円柱状の軸123cは、固定部111の溝
部113a、114a、115aと嵌合する。また接合
部114の内壁114bに形成される爪部114cによ
り軸123cが溝部114からの脱落するのを防止す
る。
【0053】取付け時、雄側継手50の凹部53、54
には図示しないOリングがそれぞれ取付けられ、雄側継
手50の鍔部側壁52aが雌側継手60のフランジ部6
4aに当接するまで、雌側継手60に雄側継手50を図
3に示す矢印A方向へ挿入する。これにより雄側継手5
0と雌側継手60とは結合する。2つのOリング70は
雌側継手60のフランジ部64aが雄側継手50の鍔部
52に当接しない場合、冷媒が流出するのを防止する。
には図示しないOリングがそれぞれ取付けられ、雄側継
手50の鍔部側壁52aが雌側継手60のフランジ部6
4aに当接するまで、雌側継手60に雄側継手50を図
3に示す矢印A方向へ挿入する。これにより雄側継手5
0と雌側継手60とは結合する。2つのOリング70は
雌側継手60のフランジ部64aが雄側継手50の鍔部
52に当接しない場合、冷媒が流出するのを防止する。
【0054】一方、固定部材120は、固定部材110
の溝部113a、114a、115aに軸123cが嵌
合することにより、固定部材110と固定部材120と
が開閉可能に支持される。また溝部114aの爪部11
4cにより溝部113a、114a、115aから軸1
23cが脱落するのを防止する。これにより図18に示
すように、固定部材110と固定部材120とが互いに
閉じたとき、互いに組合わされた固定部材110と固定
部材120との内部には、雄側継手50と雌側継手60
との結合形状に適合する空間部131、132、13
3、134、135が形成される。図16に示すよう
に、固定部材110と固定部材120とを互いに開いた
とき、前記空間部131、132、133、134、1
35に適合するように結合状態の雄側継手50と雌側継
手60を固定部111または固定部121に載せた後、
固定部材110と固定部材120とを互いに閉じる。こ
のとき嵌合部122の板ばね124は、嵌合部112の
空間部112aに挿入されるため、板ばね124の先端
部が爪部112cの縦断面の直角三角形状の斜辺に対応
する斜面を登り、板ばね124の穴124aが爪部11
2cに嵌入する。また爪部112cの縦断面の直角三角
形状の直角を形成する辺に対応する爪部112cの垂直
壁により、爪部112cに一度嵌入した板ばね124が
前記斜面の頂上に達することを防止されロックが設定さ
れる。これにより固定部材110と固定部材120と
は、互いに閉じた状態を保持するため、固定部材110
と固定部材120との内部で結合状態にある雄側継手5
0と雌側継手60とを配管の軸方向に垂直な方向から包
込み固定することができる。
の溝部113a、114a、115aに軸123cが嵌
合することにより、固定部材110と固定部材120と
が開閉可能に支持される。また溝部114aの爪部11
4cにより溝部113a、114a、115aから軸1
23cが脱落するのを防止する。これにより図18に示
すように、固定部材110と固定部材120とが互いに
閉じたとき、互いに組合わされた固定部材110と固定
部材120との内部には、雄側継手50と雌側継手60
との結合形状に適合する空間部131、132、13
3、134、135が形成される。図16に示すよう
に、固定部材110と固定部材120とを互いに開いた
とき、前記空間部131、132、133、134、1
35に適合するように結合状態の雄側継手50と雌側継
手60を固定部111または固定部121に載せた後、
固定部材110と固定部材120とを互いに閉じる。こ
のとき嵌合部122の板ばね124は、嵌合部112の
空間部112aに挿入されるため、板ばね124の先端
部が爪部112cの縦断面の直角三角形状の斜辺に対応
する斜面を登り、板ばね124の穴124aが爪部11
2cに嵌入する。また爪部112cの縦断面の直角三角
形状の直角を形成する辺に対応する爪部112cの垂直
壁により、爪部112cに一度嵌入した板ばね124が
前記斜面の頂上に達することを防止されロックが設定さ
れる。これにより固定部材110と固定部材120と
は、互いに閉じた状態を保持するため、固定部材110
と固定部材120との内部で結合状態にある雄側継手5
0と雌側継手60とを配管の軸方向に垂直な方向から包
込み固定することができる。
【0055】冷媒流通時、配管内圧により配管軸方向に
力が働き、結合状態にある雄側継手50と雌側継手60
とが互いに離れる軸方向に移動するため、雄側継手50
および雌側継手60の外壁がそれぞれ固定部111およ
び固定部121の内壁面に配管軸方向から接触し固定部
材110と固定部材120とが互いに開くのを防止す
る。
力が働き、結合状態にある雄側継手50と雌側継手60
とが互いに離れる軸方向に移動するため、雄側継手50
および雌側継手60の外壁がそれぞれ固定部111およ
び固定部121の内壁面に配管軸方向から接触し固定部
材110と固定部材120とが互いに開くのを防止す
る。
【0056】取外し時、冷媒が結合状態にある雄側継手
50と雌側継手60を通過していない場合、例えばマイ
ナスドライバー等の工具を嵌合部112の空間部112
aに挿入し板ばね124の先端部を爪部112cの斜面
の頂上に達するまで持上げ爪部112cによるロックを
解除する。これにより固定部材110と固定部材120
とを容易に互いに開くことができる。
50と雌側継手60を通過していない場合、例えばマイ
ナスドライバー等の工具を嵌合部112の空間部112
aに挿入し板ばね124の先端部を爪部112cの斜面
の頂上に達するまで持上げ爪部112cによるロックを
解除する。これにより固定部材110と固定部材120
とを容易に互いに開くことができる。
【0057】この第3実施例によると、取付け作業は、
工具を一切使用することなく作業を行うことができ、作
業性の向上を図ることができる。また、冷媒流通時は、
配管内圧を利用し配管同士の接続直後の締付力よりも大
きな締付力により固定部材110と固定部材120とが
互いに開くのを防止するため、作業者による誤取外しの
防止を図ることができる。
工具を一切使用することなく作業を行うことができ、作
業性の向上を図ることができる。また、冷媒流通時は、
配管内圧を利用し配管同士の接続直後の締付力よりも大
きな締付力により固定部材110と固定部材120とが
互いに開くのを防止するため、作業者による誤取外しの
防止を図ることができる。
【0058】さらに、取外し作業は、配管内部を冷媒が
通過していない時に行うため、一般に使用されている工
具を使用して容易に作業を行なうことができ、作業性の
向上を図ることができる。さらにまた、ナットユニオン
等による配管接続と異なり、固定部材110と固定部材
120とが配管と個別の部品として構成されているた
め、配管を配管経路に合わせて曲げる際の曲げ制約を最
小限に抑えることができる。
通過していない時に行うため、一般に使用されている工
具を使用して容易に作業を行なうことができ、作業性の
向上を図ることができる。さらにまた、ナットユニオン
等による配管接続と異なり、固定部材110と固定部材
120とが配管と個別の部品として構成されているた
め、配管を配管経路に合わせて曲げる際の曲げ制約を最
小限に抑えることができる。
【0059】なお、第3実施例では雌側配管継手60の
筒部61の配管20側端部に中空円錐台部63が形成さ
れ配管20に接続されるが、本発明では、筒部61と配
管20とが隙間なく接続され配管内の流体の内圧に耐え
る強度があれば筒部61と配管20との接続部の形状を
問わず、例えばこの接続部の接続部分の断面形状がL字
形状、Z字形状等でも良い。また第3実施例では雌側配
管継手60の中空円錐台部63の外形と略同形状の空間
部134が固定部111、121に形成されるが、本発
明では、筒部61と配管20とが接続される接続部の形
状と略同形状の空間部が固定部111、121に形成さ
れていれば良い。
筒部61の配管20側端部に中空円錐台部63が形成さ
れ配管20に接続されるが、本発明では、筒部61と配
管20とが隙間なく接続され配管内の流体の内圧に耐え
る強度があれば筒部61と配管20との接続部の形状を
問わず、例えばこの接続部の接続部分の断面形状がL字
形状、Z字形状等でも良い。また第3実施例では雌側配
管継手60の中空円錐台部63の外形と略同形状の空間
部134が固定部111、121に形成されるが、本発
明では、筒部61と配管20とが接続される接続部の形
状と略同形状の空間部が固定部111、121に形成さ
れていれば良い。
【0060】(第4実施例)本発明を冷凍回路用配管継
手に適用した第4実施例を図19および図20に示す。
第1実施例および第3実施例と実質的に同一の構成部分
には同一符号を付す。第4実施例による配管継手は、板
ばね固定部材230により固定部材210と固定部材2
20とを嵌合固定させる点が第3実施例と異なる。
手に適用した第4実施例を図19および図20に示す。
第1実施例および第3実施例と実質的に同一の構成部分
には同一符号を付す。第4実施例による配管継手は、板
ばね固定部材230により固定部材210と固定部材2
20とを嵌合固定させる点が第3実施例と異なる。
【0061】図19に示すように、配管継手200は、
固定部材210と固定部材220と、図示しない雄側継
手50と雌側継手60とから構成される。ここで、雄側
継手50と雌側継手60とはそれぞれ請求項5記載の第
1の配管の雄側端部、第2の配管の雌側端部に対応す
る。また、固定部材210と固定部材220とはそれぞ
れ請求項5記載の一方の固定部材、他方の固定部材に対
応する。さらに固定部材210、固定部材220はこの
対応に限られることなく、固定部材210と固定部材2
20とはそれぞれ請求項5記載の他方の固定部材、一方
の固定部材に対応しても良い。
固定部材210と固定部材220と、図示しない雄側継
手50と雌側継手60とから構成される。ここで、雄側
継手50と雌側継手60とはそれぞれ請求項5記載の第
1の配管の雄側端部、第2の配管の雌側端部に対応す
る。また、固定部材210と固定部材220とはそれぞ
れ請求項5記載の一方の固定部材、他方の固定部材に対
応する。さらに固定部材210、固定部材220はこの
対応に限られることなく、固定部材210と固定部材2
20とはそれぞれ請求項5記載の他方の固定部材、一方
の固定部材に対応しても良い。
【0062】固定部211の横断面形状であるC字状の
一端部付近に形成される嵌合部212には、板ばね固定
部材230の屈曲部分を掛合わせ可能な形状の溝部21
2aが配管軸方向に沿って形成される。またこの溝部2
12aが形成される部分に接する固定部211の図19
中の下方部分には、溝部212aと同様に溝部211a
が配管軸方向に沿って形成される。
一端部付近に形成される嵌合部212には、板ばね固定
部材230の屈曲部分を掛合わせ可能な形状の溝部21
2aが配管軸方向に沿って形成される。またこの溝部2
12aが形成される部分に接する固定部211の図19
中の下方部分には、溝部212aと同様に溝部211a
が配管軸方向に沿って形成される。
【0063】嵌合部222は、嵌合部212と同様に溝
部222aが形成され、また固定部221の図19中の
下方部分には固定部211と同様に溝部221aが形成
される。薄板状のばね材からなるコ字形状の板ばね固定
部材230は、このコ字形状の両端部230a、230
bが外側に向って釣金状に曲げた形状に形成される。ま
たこの端部230a、230bは、溝部211aと溝部
212aとから構成される溝部および、溝部221aと
溝部222aとから構成される溝部に嵌合可能な形状で
ある。
部222aが形成され、また固定部221の図19中の
下方部分には固定部211と同様に溝部221aが形成
される。薄板状のばね材からなるコ字形状の板ばね固定
部材230は、このコ字形状の両端部230a、230
bが外側に向って釣金状に曲げた形状に形成される。ま
たこの端部230a、230bは、溝部211aと溝部
212aとから構成される溝部および、溝部221aと
溝部222aとから構成される溝部に嵌合可能な形状で
ある。
【0064】取付け時、固定部材210と固定部材22
0とを互いに開いたとき、前記空間部131、132、
133、134、135に適合するように結合状態の雄
側継手50と雌側継手60を固定部211または固定部
221に載せた後、固定部材210と固定部材220と
を互いに閉じる。このとき、固定部211の溝部211
aと嵌合部212の溝部212aとにより構成される溝
部に板ばね固定部材230の一端部230aが掛合さ
れ、他端部230bは固定部221の溝部221aと嵌
合部222の溝部222aとにより構成される溝部に掛
合されロックが設定される。これにより固定部材210
と固定部材220とは、互いに閉じた状態を保持するた
め、固定部材110と固定部材120との内部で結合状
態にある雄側継手50と雌側継手60とを配管の軸方向
に垂直な方向から包込み固定することができる。
0とを互いに開いたとき、前記空間部131、132、
133、134、135に適合するように結合状態の雄
側継手50と雌側継手60を固定部211または固定部
221に載せた後、固定部材210と固定部材220と
を互いに閉じる。このとき、固定部211の溝部211
aと嵌合部212の溝部212aとにより構成される溝
部に板ばね固定部材230の一端部230aが掛合さ
れ、他端部230bは固定部221の溝部221aと嵌
合部222の溝部222aとにより構成される溝部に掛
合されロックが設定される。これにより固定部材210
と固定部材220とは、互いに閉じた状態を保持するた
め、固定部材110と固定部材120との内部で結合状
態にある雄側継手50と雌側継手60とを配管の軸方向
に垂直な方向から包込み固定することができる。
【0065】冷媒流通時、第3実施例と同様、配管内圧
により配管軸方向に力が働き、結合状態にある雄側継手
50と雌側継手60とが互いに離れる方向に移動するた
め、雄側継手50および雌側継手60の外壁がそれぞれ
固定部211および固定部221の内壁面に配管軸方向
から接触し固定部材110と固定部材120とが互いに
開くのを防止している。
により配管軸方向に力が働き、結合状態にある雄側継手
50と雌側継手60とが互いに離れる方向に移動するた
め、雄側継手50および雌側継手60の外壁がそれぞれ
固定部211および固定部221の内壁面に配管軸方向
から接触し固定部材110と固定部材120とが互いに
開くのを防止している。
【0066】取外し時、冷媒が結合状態にある雄側継手
50と雌側継手60を通過していない場合、例えばマイ
ナスドライバー等の工具を固定部211の溝部211a
または固定部221の溝部221aに挿入して、板ばね
固定部材230の一端部230aまたは他端部230b
を溝部上端面に達するまで持上げ板ばね固定部材230
によるロックを解除する。これにより固定部材110と
固定部材120とを容易に互いに開くことができる。
50と雌側継手60を通過していない場合、例えばマイ
ナスドライバー等の工具を固定部211の溝部211a
または固定部221の溝部221aに挿入して、板ばね
固定部材230の一端部230aまたは他端部230b
を溝部上端面に達するまで持上げ板ばね固定部材230
によるロックを解除する。これにより固定部材110と
固定部材120とを容易に互いに開くことができる。
【0067】この第4実施例によると、第3実施例と同
様、取付け取外しの作業性の向上を図ることができ、ま
た冷媒流通時の誤取外の防止を図ることができる。 (第5実施例)本発明を冷凍回路用配管継手に適用した
第5実施例を図21に示す。第1実施例および第3実施
例と実質的に同一の構成部分には同一符号を付す。
様、取付け取外しの作業性の向上を図ることができ、ま
た冷媒流通時の誤取外の防止を図ることができる。 (第5実施例)本発明を冷凍回路用配管継手に適用した
第5実施例を図21に示す。第1実施例および第3実施
例と実質的に同一の構成部分には同一符号を付す。
【0068】第5実施例による配管継手は、結合状態に
ある配管10および配管20に加え、結合状態にある他
の配管10aおよび配管20aを一体に固定する点が第
3実施例と異なる。図21に示すように、配管継手50
0は、雄側継手50、50aと雌側継手60、60aと
この双方の継手を固定する固定部材510、520とか
ら構成される。
ある配管10および配管20に加え、結合状態にある他
の配管10aおよび配管20aを一体に固定する点が第
3実施例と異なる。図21に示すように、配管継手50
0は、雄側継手50、50aと雌側継手60、60aと
この双方の継手を固定する固定部材510、520とか
ら構成される。
【0069】ここで、雄側継手50と雌側継手60とは
それぞれ請求項5記載の第1の配管の雄側端部、第2の
配管の雌側端部に対応する。また同様に、雄側継手50
aと雌側継手60aとはそれぞれ請求項5記載の第1の
配管の雄側端部、第2の配管の雌側端部に対応する。さ
らに、固定部材510と固定部材520とはそれぞれ請
求項6記載の一方の固定部材、他方の固定部材に対応す
る。さらに固定部材510、固定部材520はこの対応
に限られることなく、固定部材510と固定部材520
とはそれぞれ請求項6記載の他方の固定部材、一方の固
定部材に対応しても良い。
それぞれ請求項5記載の第1の配管の雄側端部、第2の
配管の雌側端部に対応する。また同様に、雄側継手50
aと雌側継手60aとはそれぞれ請求項5記載の第1の
配管の雄側端部、第2の配管の雌側端部に対応する。さ
らに、固定部材510と固定部材520とはそれぞれ請
求項6記載の一方の固定部材、他方の固定部材に対応す
る。さらに固定部材510、固定部材520はこの対応
に限られることなく、固定部材510と固定部材520
とはそれぞれ請求項6記載の他方の固定部材、一方の固
定部材に対応しても良い。
【0070】固定部材510は、第3実施例で説明した
配管継手100を構成する固定部材110をそれぞれの
軸が略平行になるように2つ並べ、体格が固定部材11
0とほぼ同じものを大径固定部511a、体格を小型に
したものを小径固定部511bとし、この2つの固定部
が一体になるように成形したものが固定部材510であ
る。
配管継手100を構成する固定部材110をそれぞれの
軸が略平行になるように2つ並べ、体格が固定部材11
0とほぼ同じものを大径固定部511a、体格を小型に
したものを小径固定部511bとし、この2つの固定部
が一体になるように成形したものが固定部材510であ
る。
【0071】大径固定部511aには、第3実施例で説
明した溝部溝部130a、131a、132a、133
a、134a、135a、136aが形成されており、
これらの溝部には結合状態にある配管10、雄側継手5
0、配管20および雌側継手60が嵌合可能である。ま
た、後述する大径固定部521aに形成される接合部1
23と回動可能に接合する接合部113、114、11
5が大径固定部511aに形成されている。
明した溝部溝部130a、131a、132a、133
a、134a、135a、136aが形成されており、
これらの溝部には結合状態にある配管10、雄側継手5
0、配管20および雌側継手60が嵌合可能である。ま
た、後述する大径固定部521aに形成される接合部1
23と回動可能に接合する接合部113、114、11
5が大径固定部511aに形成されている。
【0072】小径固定部511bには、配管10および
配管20より小径の配管10aおよび配管20aに適合
可能な溝部530a、531a、532a、533a、
534a、535a、536aが大径固定部511aと
同様に形成されており、これらの溝部には結合状態にあ
る配管10a、雄側継手50a、配管20aおよび雌側
継手60aが嵌合可能である。この小径固定部511b
の横断面形状であるC字状の反大径固定部511a側の
端部付近には嵌合部512が形成され、この嵌合部51
2には開口面が周方向へ向くように空間部512aが形
成される。この空間部512aを区画形成する嵌合部5
12の内壁には、第3実施例と同様、縦断面が直角三角
形状である柱状の爪部が形成される。
配管20より小径の配管10aおよび配管20aに適合
可能な溝部530a、531a、532a、533a、
534a、535a、536aが大径固定部511aと
同様に形成されており、これらの溝部には結合状態にあ
る配管10a、雄側継手50a、配管20aおよび雌側
継手60aが嵌合可能である。この小径固定部511b
の横断面形状であるC字状の反大径固定部511a側の
端部付近には嵌合部512が形成され、この嵌合部51
2には開口面が周方向へ向くように空間部512aが形
成される。この空間部512aを区画形成する嵌合部5
12の内壁には、第3実施例と同様、縦断面が直角三角
形状である柱状の爪部が形成される。
【0073】固定部材520は、固定部材510と同
様、第3実施例で説明した配管継手100を構成する固
定部材120をそれぞれの軸が略平行になるように2つ
並べ、体格が固定部材120とほぼ同じものを大径固定
部521a、体格を小型にしたものを小径固定部521
bとし、この2つの固定部が一体になるように成形した
ものが固定部材520である。大径固定部521aに
は、第3実施例で説明した溝部130b、131b、1
32b、133b、134b、135b、136bと同
様の溝部が形成されているが、図21に示す斜視図で
は、結合状態にある配管10、雄側継手50、配管20
および雌側継手60がこれらの溝部に嵌合するように載
置されているためこれらの溝部およびその符号は図示さ
れていない。この大径固定部521aの横断面形状であ
るC字状の一端部付近には、軸方向両端部に位置する支
持部123a、bとを有する接合部123が形成されて
おり、この接合部123には、前述した大径固定部51
1aに形成される接合部113、114、115が回動
可能に支持されている。
様、第3実施例で説明した配管継手100を構成する固
定部材120をそれぞれの軸が略平行になるように2つ
並べ、体格が固定部材120とほぼ同じものを大径固定
部521a、体格を小型にしたものを小径固定部521
bとし、この2つの固定部が一体になるように成形した
ものが固定部材520である。大径固定部521aに
は、第3実施例で説明した溝部130b、131b、1
32b、133b、134b、135b、136bと同
様の溝部が形成されているが、図21に示す斜視図で
は、結合状態にある配管10、雄側継手50、配管20
および雌側継手60がこれらの溝部に嵌合するように載
置されているためこれらの溝部およびその符号は図示さ
れていない。この大径固定部521aの横断面形状であ
るC字状の一端部付近には、軸方向両端部に位置する支
持部123a、bとを有する接合部123が形成されて
おり、この接合部123には、前述した大径固定部51
1aに形成される接合部113、114、115が回動
可能に支持されている。
【0074】小径固定部521bには、前述した溝部5
30a、531a、532a、533a、534a、5
35a、536aとほぼ同様な図示しない溝部が形成さ
れており、これらの溝部には結合状態にある配管10
a、雄側継手50a、配管20aおよび雌側継手60a
が嵌合可能である。この小径固定部521bの横断面形
状であるC字状の反大径固定部521a側の端部付近に
は嵌合部522が形成され、この嵌合部522には板ば
ね524がインサート形成されている。第3実施例の板
ばね124と同様、この板ばね524は、先端部が上方
へ曲げられた薄板状のばね材からなる。また先端部が曲
げられた板ばね524の先端部付近には、前述した嵌合
部512の縦断面が直角三角形状である柱状の爪部が嵌
入可能な矩形状の穴524aが形成されている。
30a、531a、532a、533a、534a、5
35a、536aとほぼ同様な図示しない溝部が形成さ
れており、これらの溝部には結合状態にある配管10
a、雄側継手50a、配管20aおよび雌側継手60a
が嵌合可能である。この小径固定部521bの横断面形
状であるC字状の反大径固定部521a側の端部付近に
は嵌合部522が形成され、この嵌合部522には板ば
ね524がインサート形成されている。第3実施例の板
ばね124と同様、この板ばね524は、先端部が上方
へ曲げられた薄板状のばね材からなる。また先端部が曲
げられた板ばね524の先端部付近には、前述した嵌合
部512の縦断面が直角三角形状である柱状の爪部が嵌
入可能な矩形状の穴524aが形成されている。
【0075】上述した構成により、固定部材510と固
定部材520とが接合部123により互いに回動可能に
接合されている。図21に示すように、互いに開いた状
態の固定部材510と固定部材520のうち、固定部材
520の大径固定部521aの溝部に結合状態にある配
管10の雄側継手50と配管20の雌側継手60とを載
せ、さらに小径固定部521bの溝部に結合状態にある
配管10の雄側継手50と配管20の雌側継手60とを
載せる。この後、固定部材510を固定部材520に接
近する方向に接合部123を軸に回転移動させる。する
と、嵌合部522の板ばね524が嵌合部512の空間
部512aに挿入されるため、板ばね524の先端部が
爪部の縦断面の直角三角形状の斜辺に対応する斜面を登
り、板ばね524の穴524aが爪部に嵌入する。また
この爪部の縦断面の直角三角形状の直角を形成する辺に
対応する爪部の垂直壁により、爪部に一度嵌入した板ば
ね524が前記斜面の頂上に達することを防止されロッ
クが設定される。これにより固定部材510と固定部材
520とは、互いに閉じた状態を保持するため、固定部
材510と固定部材520との内部で結合状態にある雄
側継手50と雌側継手60および雄側継手50aと雌側
継手60aを配管の軸方向に垂直な方向から包込み固定
することができる。
定部材520とが接合部123により互いに回動可能に
接合されている。図21に示すように、互いに開いた状
態の固定部材510と固定部材520のうち、固定部材
520の大径固定部521aの溝部に結合状態にある配
管10の雄側継手50と配管20の雌側継手60とを載
せ、さらに小径固定部521bの溝部に結合状態にある
配管10の雄側継手50と配管20の雌側継手60とを
載せる。この後、固定部材510を固定部材520に接
近する方向に接合部123を軸に回転移動させる。する
と、嵌合部522の板ばね524が嵌合部512の空間
部512aに挿入されるため、板ばね524の先端部が
爪部の縦断面の直角三角形状の斜辺に対応する斜面を登
り、板ばね524の穴524aが爪部に嵌入する。また
この爪部の縦断面の直角三角形状の直角を形成する辺に
対応する爪部の垂直壁により、爪部に一度嵌入した板ば
ね524が前記斜面の頂上に達することを防止されロッ
クが設定される。これにより固定部材510と固定部材
520とは、互いに閉じた状態を保持するため、固定部
材510と固定部材520との内部で結合状態にある雄
側継手50と雌側継手60および雄側継手50aと雌側
継手60aを配管の軸方向に垂直な方向から包込み固定
することができる。
【0076】この第5実施例によると、第3実施例の効
果に加え、2組の配管を1組の固定部材で容易に包込み
固定することができる。これにより、従来から行われて
いるようなブロック部材に切削加工で溝を形成し、2組
の配管のそれぞれの継手をその溝にろう付固定するよう
な組付工程を経ることなく容易に組付ができるため、組
付工数の大幅な削減ができる効果があり、総合コストを
低減させる効果がある。
果に加え、2組の配管を1組の固定部材で容易に包込み
固定することができる。これにより、従来から行われて
いるようなブロック部材に切削加工で溝を形成し、2組
の配管のそれぞれの継手をその溝にろう付固定するよう
な組付工程を経ることなく容易に組付ができるため、組
付工数の大幅な削減ができる効果があり、総合コストを
低減させる効果がある。
【0077】なお、第5実施例では、配管10、20よ
り配管10a、20aの方が小径になるように設定され
ているが、本発明では、これに限られることはなく、2
組の配管同士が同径に設定されていても良い。また、第
5実施例では、2組の配管を1組の固定部材で固定した
が、本発明では、これに限られることはなく、配管の軸
と垂直な方向から各配管の継手部分を包込む力が所定値
以上である限り、3組以上の配管を1組の固定部材で固
定しても良い。
り配管10a、20aの方が小径になるように設定され
ているが、本発明では、これに限られることはなく、2
組の配管同士が同径に設定されていても良い。また、第
5実施例では、2組の配管を1組の固定部材で固定した
が、本発明では、これに限られることはなく、配管の軸
と垂直な方向から各配管の継手部分を包込む力が所定値
以上である限り、3組以上の配管を1組の固定部材で固
定しても良い。
【0078】(第6実施例)本発明を冷凍回路用配管継
手に適用した第6実施例を図22に示す。第5実施例と
実質的に同一の構成部分には同一符号を付す。第6実施
例による配管継手は、大径固定部521aおよび小径固
定部521bの両端部にC字状の保持部を設けた点が第
5実施例と異なる。
手に適用した第6実施例を図22に示す。第5実施例と
実質的に同一の構成部分には同一符号を付す。第6実施
例による配管継手は、大径固定部521aおよび小径固
定部521bの両端部にC字状の保持部を設けた点が第
5実施例と異なる。
【0079】図22に示すように、大径固定部521a
の一端部には、C字状の保持部541が形成されてお
り、この保持部541の対向する先端部541a同士の
間隔は配管10の外径より小さく設定されている。また
大径固定部521aの他端部にも同様、C字状の保持部
542が形成されており、この保持部542の対向する
先端部542a同士の間隔は配管20の外径より小さく
設定されている。さらに大径固定部521aと同様、小
径固定部521bの両端には、保持部543、544が
形成されており、これらの保持部543および保持部5
44の対向する先端部543a同士および先端部544
a同士の間隔は、それぞれ配管10aおよび配管20a
の外径より小さく設定されている。
の一端部には、C字状の保持部541が形成されてお
り、この保持部541の対向する先端部541a同士の
間隔は配管10の外径より小さく設定されている。また
大径固定部521aの他端部にも同様、C字状の保持部
542が形成されており、この保持部542の対向する
先端部542a同士の間隔は配管20の外径より小さく
設定されている。さらに大径固定部521aと同様、小
径固定部521bの両端には、保持部543、544が
形成されており、これらの保持部543および保持部5
44の対向する先端部543a同士および先端部544
a同士の間隔は、それぞれ配管10aおよび配管20a
の外径より小さく設定されている。
【0080】したがって、結合状態にある雄側継手50
と雌側継手60を大径固定部521aの所定の溝部にセ
ットするとき、配管10の外壁は保持部541により保
持され、配管20の外壁は保持部542により保持され
る。しかも、保持部541の先端部541a同士の間隔
は、配管10の外径より小さく設定されていることか
ら、一度セットされた配管10は溝部から容易に外れる
ことがない。このことは保持部542についても同様で
あり、また結合状態にある雄側継手50aと雌側継手6
0aを小径固定部521bの所定の溝部にセットすると
きの保持部543、544についても同様である。
と雌側継手60を大径固定部521aの所定の溝部にセ
ットするとき、配管10の外壁は保持部541により保
持され、配管20の外壁は保持部542により保持され
る。しかも、保持部541の先端部541a同士の間隔
は、配管10の外径より小さく設定されていることか
ら、一度セットされた配管10は溝部から容易に外れる
ことがない。このことは保持部542についても同様で
あり、また結合状態にある雄側継手50aと雌側継手6
0aを小径固定部521bの所定の溝部にセットすると
きの保持部543、544についても同様である。
【0081】この第6実施例によると、大径固定部52
1aの両端部には、保持部541、542が形成されて
いることから、結合状態にある雄側継手50と雌側継手
60を大径固定部521aの所定の溝部に一度セットし
た後に大径固定部521aから結合状態にある雄側継手
50と雌側継手60が容易に外れることを防止すること
ができる。また同様に、小径固定部521bの両端部に
は、保持部543、544が形成されていることから、
結合状態にある雄側継手50aと雌側継手60aを小径
固定部521bの所定の溝部に一度セットした後に小径
固定部521bから結合状態にある雄側継手50aと雌
側継手60aが容易に外れることを防止することができ
る。
1aの両端部には、保持部541、542が形成されて
いることから、結合状態にある雄側継手50と雌側継手
60を大径固定部521aの所定の溝部に一度セットし
た後に大径固定部521aから結合状態にある雄側継手
50と雌側継手60が容易に外れることを防止すること
ができる。また同様に、小径固定部521bの両端部に
は、保持部543、544が形成されていることから、
結合状態にある雄側継手50aと雌側継手60aを小径
固定部521bの所定の溝部に一度セットした後に小径
固定部521bから結合状態にある雄側継手50aと雌
側継手60aが容易に外れることを防止することができ
る。
【0082】これにより、大径固定部521aの所定の
溝部に一度セットした結合状態にある雄側継手50と雌
側継手60は固定部材510と固定部材520とを互い
に閉じなくても大径固定部521aの溝部に保持できる
ことから、結合状態にある雄側継手50と雌側継手60
を大径固定部521aにセットする組付工程と、結合状
態にある雄側継手50aと雌側継手60aとを小径固定
部521bにセットする組付工程とをそれぞれ別工程に
できる。したがって、組付工程の段取等の設定が容易に
なる効果がある。
溝部に一度セットした結合状態にある雄側継手50と雌
側継手60は固定部材510と固定部材520とを互い
に閉じなくても大径固定部521aの溝部に保持できる
ことから、結合状態にある雄側継手50と雌側継手60
を大径固定部521aにセットする組付工程と、結合状
態にある雄側継手50aと雌側継手60aとを小径固定
部521bにセットする組付工程とをそれぞれ別工程に
できる。したがって、組付工程の段取等の設定が容易に
なる効果がある。
【図1】本発明の第1実施例による嵌合部の取付状態を
示す部分切欠平面図である。
示す部分切欠平面図である。
【図2】本発明の第1実施例による取付状態の要部の断
面図である。
面図である。
【図3】本発明の第1実施例による配管の側面の半断面
図である。
図である。
【図4】本発明の第1実施例による雄側継手の平面図で
ある。
ある。
【図5】本発明の第1実施例の図4に示すV−V線断面
図である。
図である。
【図6】本発明の第1実施例の図4に示すVI矢視図であ
る。
る。
【図7】本発明の第1実施例による雌側継手の平面図で
ある。
ある。
【図8】本発明の第1実施例の図7に示すVIII−VIII線
断面図である。
断面図である。
【図9】本発明の第1実施例の図7に示すIX矢視図であ
る。
る。
【図10】本発明の第1実施例による配管継手の取付順
序を示すため説明図である。
序を示すため説明図である。
【図11】本発明の第2実施例による嵌合部の取付状態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図12】本発明の第2実施例による取付状態の要部の
断面図である。
断面図である。
【図13】本発明の第2実施例による雄側継手の平面図
である。
である。
【図14】本発明の第2実施例の図13に示すXIV −XI
V 線断面図である。
V 線断面図である。
【図15】本発明の第2実施例の図13に示すXV矢視図
である。
である。
【図16】本発明の第3実施例による配管継手の斜視図
である。
である。
【図17】本発明の第3実施例による配管継手の正面図
である。
である。
【図18】本発明の第3実施例による配管継手の側面図
である。
である。
【図19】本発明の第4実施例による配管継手の正面図
である。
である。
【図20】本発明の第4実施例による配管継手の側面図
である。
である。
【図21】本発明の第5実施例による配管継手の斜視図
である。
である。
【図22】本発明の第6実施例による配管継手の概略を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
10、10a 配管 (第1の配管) 20、20a 配管 (第2の配管) 50、50a 雄側継手 (第1の配管の雄側
端部) 60、60a 雌側継手 (第2の配管の雌側
端部) 70 Oリング (環状のシール部
材) 100、200、300、400、500配管継手 110、210、510固定部材 (一方の固定部
材) 120、220、520固定部材 (他方の固定部
材) 310、410 固定部材 (第1の固定部
材) 320 固定部材 (第2の固定部
材) 111、121、211、321、511a、b、52
1a、b固定部 112、122、212、222、319、512、5
22嵌合部 113、114、115、123接合部 124、524 板ばね (ロック手段) 230 板ばね固定部材(ロック手段) 112c、319b 爪部 (ロック手段) 211a、212a 溝部 (ロック手段) 331 凸部 (ロック手段) 542、544 保持部 (第1の配管保持
部) 541、543 保持部 (第2の配管保持
部)
端部) 60、60a 雌側継手 (第2の配管の雌側
端部) 70 Oリング (環状のシール部
材) 100、200、300、400、500配管継手 110、210、510固定部材 (一方の固定部
材) 120、220、520固定部材 (他方の固定部
材) 310、410 固定部材 (第1の固定部
材) 320 固定部材 (第2の固定部
材) 111、121、211、321、511a、b、52
1a、b固定部 112、122、212、222、319、512、5
22嵌合部 113、114、115、123接合部 124、524 板ばね (ロック手段) 230 板ばね固定部材(ロック手段) 112c、319b 爪部 (ロック手段) 211a、212a 溝部 (ロック手段) 331 凸部 (ロック手段) 542、544 保持部 (第1の配管保持
部) 541、543 保持部 (第2の配管保持
部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 雅好 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 白石 浩明 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 流体が通過する第1の配管と第2の配管
とを連結する配管継手であって、 前記第1の配管の雄側端部と、前記第2の配管の雌側端
部と、前記第1の配管の雄側端部を包む第1の固定部材
と、前記第2の配管の雌側端部を包む第2の固定部材
と、前記第1の配管の雄側端部の外周壁と前記第2の配
管の雌側端部の内周壁とを液密に保持する環状のシール
部材とからなり、 前記第1の配管および前記第2の配管の内圧が上昇する
と前記第1の配管と前記第2の配管とが離反する方向に
働く力が増大し、この力が前記第1の固定部材と前記第
2の固定部材との締結力を増大させることを特徴とする
配管継手。 - 【請求項2】 前記第1の固定部材と前記第2の固定部
材は、樹脂材で成形されていることを特徴とする請求項
1記載の配管継手。 - 【請求項3】 前記第1の固定部材と前記第2の固定部
材は、前記第1の配管の雄側端部と前記第2の配管の雌
側端部とにそれぞれ押入れされており、ロック手段を有
していることを特徴とする請求項1記載または請求項2
記載の配管継手。 - 【請求項4】 前記ロック手段は爪形状であることを特
徴とする請求項3記載の配管継手。 - 【請求項5】 流体が通過する第1の配管と第2の配管
とを連結する配管継手であって、 前記第1の配管の雄側端部と、前記第2の配管の雌側端
部と、前記第1の配管の雄側端部および前記第2の配管
の雌側端部を包む固定部材と、前記第1の配管の雄側端
部の外周壁と前記第2の配管の雌側端部の内周壁とを液
密に保持する環状のシール部材とからなり、 前記固定部材は、一方の固定部材と他方の固定部材より
なり、前記第1の配管および前記第2の配管の軸方向に
対し垂直方向に開閉し、前記第1の配管の雄側端部と前
記第2の配管の雌側端部とが嵌合している状態で前記第
1の配管および前記第2の配管から脱着可能であり、前
記一方の固定部材と前記他方の固定部材との開閉口には
ロック手段が取り付けられることを特徴とする配管継
手。 - 【請求項6】 前記固定部材は、一方の固定部材と他方
の固定部材とからなり、少なくとも2組以上の前記第1
の配管および前記第2の配管の軸方向に対し垂直方向に
開閉し、前記第1の配管の雄側端部と前記第2の配管の
雌側端部とが嵌合している状態で前記第1の配管および
前記第2の配管から脱着可能であり、前記一方の固定部
材と前記他方の固定部材との開閉口にはロック手段が取
り付けられることを特徴とする請求項5記載の配管継
手。 - 【請求項7】 前記一方の固定部材または前記他方の固
定部材のいずれか一方は、一端部に前記第1の配管の外
周壁を周方向に保持する第1の配管保持部が形成され、
他端部に前記第2の配管の外周壁を周方向に保持する第
2の配管保持部が形成されることを特徴とする請求項6
記載の配管継手。 - 【請求項8】 前記ロック手段は、ばね部材であること
を特徴とする請求項5、6または7記載の配管継手。 - 【請求項9】 前記ロック手段は、ホールディングであ
ることを特徴とする請求項5、6または7記載の配管継
手。 - 【請求項10】 請求項3記載の配管継手の取付方法で
あって、 前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とを互いに近
接する軸方向に相対移動する工程と、 前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とを配管の周
方向に回動する工程と、 前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とを互いに離
反する軸方向に相対移動する工程と、 前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とが前記ロッ
ク手段によりロックされる工程とを含むことを特徴とす
る請求項3記載の配管継手の取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04992895A JP3572703B2 (ja) | 1994-04-04 | 1995-03-09 | 配管継手およびその取付方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6594794 | 1994-04-04 | ||
JP6-65947 | 1994-04-04 | ||
JP04992895A JP3572703B2 (ja) | 1994-04-04 | 1995-03-09 | 配管継手およびその取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07332563A true JPH07332563A (ja) | 1995-12-22 |
JP3572703B2 JP3572703B2 (ja) | 2004-10-06 |
Family
ID=26390373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04992895A Expired - Fee Related JP3572703B2 (ja) | 1994-04-04 | 1995-03-09 | 配管継手およびその取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3572703B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021025608A (ja) * | 2019-08-07 | 2021-02-22 | 日本ピラー工業株式会社 | 連結部材 |
JP2021025609A (ja) * | 2019-08-07 | 2021-02-22 | 日本ピラー工業株式会社 | 連結部材 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7070126B2 (ja) * | 2018-06-15 | 2022-05-18 | 株式会社デンソー | 管継手 |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP04992895A patent/JP3572703B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021025608A (ja) * | 2019-08-07 | 2021-02-22 | 日本ピラー工業株式会社 | 連結部材 |
JP2021025609A (ja) * | 2019-08-07 | 2021-02-22 | 日本ピラー工業株式会社 | 連結部材 |
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JP3572703B2 (ja) | 2004-10-06 |
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