JPH07332101A - ロータリーエンジン - Google Patents

ロータリーエンジン

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Publication number
JPH07332101A
JPH07332101A JP16732594A JP16732594A JPH07332101A JP H07332101 A JPH07332101 A JP H07332101A JP 16732594 A JP16732594 A JP 16732594A JP 16732594 A JP16732594 A JP 16732594A JP H07332101 A JPH07332101 A JP H07332101A
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JP
Japan
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rotary cylinder
cylinder
rotary
gear
exhaust
Prior art date
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Pending
Application number
JP16732594A
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English (en)
Inventor
Masahiro Tagami
正煕 田上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料の消費を少なくし効率の良いロータリー
エンジンを提供する。 【構成】 クランク軸1の軸部1aに歯車2を、歯車2
のピッチ円の直径の1/2とした偏心量を有するクラン
クピン1bにロータリーピストン4を設け、軸部1aを
軸受3a,3b中心線より偏心量と同寸法ずらせてクラ
ンク軸1を軸受3a,3bにて支持し、歯車2と直径が
1:2となる大きさの内歯歯車15をロータリーシリン
ダ6に設け、内歯歯車15に内接させて歯車2を噛合
せ、ロータリーシリンダ6内にロータリーピストン4を
摺動自在に設け、ロータリーシリンダ6を円盤形としサ
ンドハウジング18と外周ケーシング19からなるケー
シング17内にて回転摺動自在とし、外周ケーシング1
9に適数の吸入口21と排気口23を設けて4サイクル
とした回転エンジンにおいて、ロータリーシリンダ6の
外周面に回転中心を通って貫通するよう設けたシリンダ
壁7両端に、ロータリーシリンダ6外周に沿って凹溝7
aを少なくとも吸入口21或は排気口23の一箇所が常
に対向するよう穿設したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料の消費を少なくし効
率の良いロータリーエンジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】科学技術の発達に伴い内燃機関も種々開
発されて自動車・航空機の動力の大部分を占め、且つそ
の他あらゆる分野で盛んに使用されている。自動車用エ
ンジンについても高速道路網の充実に伴い安全性を加味
しながら高速化の方向に進む中に特許登録第90870
5が考えられ、その問題点である強度的な面や、2サイ
クルによる吸排気の効率の悪さ等を解決すべく特願平4
−311498が考えられて来ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように考えられた
特願平4−311498について見ると、強度的には解
決され問題はないが、吸排気の効率面においては充分に
解決されたとは云いがたい。それは、ケーシングの半周
毎に設けた吸入口或は排気口の数量によってシリンダ壁
に接しない時が生じ吸入或は排気が一瞬停止状態とな
る。この状態を無くすために吸入口或は排気口の数量を
多くすれば良いが、多くなれば構造的に複雑となり製造
上の問題が生じ利用価値が薄らいでしまう等の欠点があ
り効率の良いロータリーエンジンとして使用する上にお
いて非常に不都合を感じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解消し、より吸排気を充分に行い燃費の良好な効率
よい特願平4−311498を改善したロータリーエン
ジンを提供せんとするものである。まず原理を図1につ
いて説明する。円Aと円Bは直径が1:2で、円Aは円
Bに内接し円Cの中心点cで接している。そして、中心
点cと円Aの中心点aを結ぶ線R1は円Aの半径と同じ
である。この時中心点aを中心に円Aを実線矢印方向に
回転させると、円Bは中心点bを中心に回転すると共
に、円Cの中心点cと線R1も円Aの回転に従って同時
に回転する。その回転が1/4回転の時は図1イより図
1ロの状態、1/2回転の時は図1ロより図1ハの状
態、3/4回転の時は図1ハより図1ニの状態、1回転
で元の図1イの状態となり変化する。なお中心点cは常
に円Bのスタート時の中心線R2上にある。
【0005】次いで原理に基づいて構成の概要を説明す
る。円Aと円Cの中心を結ぶ線R1を偏心量とするクラ
ンク軸とし、クランクピンとした円Cにロータリーピス
トンを設け、円Bを内歯歯車としロータリーシリンダ中
央部の一方に設け、クランク軸上に円Aを歯車として設
け、該歯車と内歯歯車の歯数を1:2とし歯車を内歯歯
車に内接にて噛合わせて設け、中心線R2をロータリー
シリンダの中心線とする。更にロータリーシリンダを内
包にて回転させるケーシング内周に、任意数の吸入弁を
有する吸入口と排気弁を有する排気口を左右に放射状に
設け且つ点火栓を外周ケーシング内側に設けたものであ
る。そして中心線R2のロータリーシリンダの中心線に
沿って設けたシリンダ壁両端に、ロータリーシリンダの
外周に沿ってシリンダ壁より外方に向けて長くした凹溝
を穿設し、吸入口或は排気口の少なくとも一箇所が常に
凹溝に対向するようにしたものである。
【0006】
【作用】駆動装置にてクランク軸を回転させると歯車も
回転し、噛合っている内歯歯車を回してロータリーシリ
ンダをケーシング内で回転させると共に、クランク軸の
偏心量の4倍の距離だけロータリーピストンがロータリ
ーシリンダ内で左右動し、ロータリーピストン端部の空
間を変化させる。この空間の変化が最小から最大に広が
る間に吸入或は膨張を、又、空間の変化が最大から最小
に狭くなる間に排気或は圧縮を行うよう吸入弁と排気弁
を作動させる。このような動作は、ロータリーピストン
が2往復又はロータリーシリンダが2回転する間に、吸
入−圧縮−爆発−膨張−排気のサイクルを行う。このサ
イクルのうち吸入行程と排気行程においては、吸入口或
は排気口が少なくとも一箇所は凹溝と向い合っているた
め、吸入或は排気を回転中に断続的でなく連続的に行う
ことが出来る。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面について説明す
る。図中1は軸部1aとクランクピン1bと任意偏心量
のクランクアーム1cとからなるクランク軸であって、
歯車2を該軸部1a上に設け両端を軸受3a,3bにて
クランクアーム1cの偏心量を軸受3a,3bの軸心よ
りずらせて支持している。4は両端の頭部4aを凸状の
球面としオイルリング等を端部に設けたロータリーピス
トンであって、結合体5を介して結合ボルト5aと締結
具5bにてクランク軸1のクランクピン1bに連結し摺
動自在としている。6は適巾を有する円盤状のロータリ
ーシリンダであって、ロータリーピストン4摺動用のシ
リンダ壁7を外周面6aに中心を通って貫通するよう設
けると共に、シリンダ壁7両端に約シリンダ壁7の巾で
外周に沿ってシリンダ壁7より長い凹溝7aを穿設し、
該側面6bにクランク軸1用の挿設穴8を、その周囲に
凹溝9を設け、シリンダ壁7に隣接して任意形状の空間
部10を設け、シリンダ壁7中央に空間部10に向けて
冷却油抜穴7bと、空間部10より側面6bに向けて冷
却油抜穴7cをそれぞれ穿設し、端面6bにオイルシー
ル11とサイドシール12を設け、且つ外周面6aに円
周シール13を軸心と平行に複数箇所に設け、クランク
軸1を挿設穴8に挿設しシリンダ壁7内にロータリーピ
ストン4を両端の凹溝7a間で摺動自在に設けている。
【0008】14は円筒状でフランジ14aを外周端部
に設けたロータリーシリンダ6の受体であって、歯車2
と直径において1:2の大きさの内歯歯車15を一端に
内設し、フランジ14aにてロータリーシリンダ6の一
方の側面6bに固設し、歯車2と内歯歯車15を噛合わ
せてクランク軸1とロータリーシリンダ6を連結し軸受
3aにて回転自在に支持している。16は円筒状でフラ
ンジ16aを設けた受体であって、フランジ16aにて
ロータリーシリンダ6の他方の側面6bに固設し、該受
体16を軸受3bにて回転自在に支持している。17は
サイドハウジング18と外周ケーシング19とからなり
円盤形の空間を設けたケーシングであって、軸受3a,
3bを中央両端に設け空間にてロータリーシリンダ6を
回転自在とし、且つ、吸入弁20を設けた吸入口21
と、排気弁22を設けた排気口23を外周ケーシング1
9内面左右に適位置放射状に又、点火栓24を設置して
いる。
【0009】使用に当たっては、駆動装置にてクランク
軸1が回転すると、歯車2が回って噛合う内歯歯車15
を回転させ受体14を介してロータリーシリンダ6をケ
ーシング17内で回転させる。一方クランクピン1bが
回転し結合体5を介してロータリーピストン4をロータ
リーシリンダ6内にて往復運動させる。この時点火栓2
4側のロータリーピストン4端面において、空間Xが最
小となり点火栓24と反対側に来た空間Xは最大とな
る。それで図4イ,ロ,ハ,ニに示す如く、クランク軸
1が1回転又はロータリーシリンダ6が1/2回転して
空間Xが最小から最大になる間に吸入弁20を開き吸入
口21より燃料を吸入する吸入工程となる。この吸入工
程の間、吸入口21が最低でも一箇所は凹溝7aに向い
合っているため、燃料の吸入を回転中に断続的でなく連
続的に行うことが出来ると共に、始めの吸入口21と凹
溝7aが向い始めてから終わりの吸入口21と凹溝7a
の向い合いが終わるまでの吸入時間(吸入工程)が凹溝
7aによって長くなる。
【0010】そしてクランク軸1が2回転して空間Xが
最大から最小になる間に排気弁22は閉じ吸入した燃料
を圧縮する圧縮工程となり、空間Xが最小に達した時点
火栓24が点火爆発する。次いでクランク軸1が3回転
して空間Xが最小から最大になる間に吸入弁20は閉じ
て膨張する膨張工程となる。更に、クランク軸1が4回
転して空間Xが最大から最小になる間、排気弁22が開
いて排気ガスを排気口23より排出する排気工程とな
る。この排気工程の間も排気口23が最低でも一箇所は
凹溝7aに向い合って排気ガスの排出を回転中に断続的
でなく連続的に行うことが出来ると共に、始めの排気口
23と凹溝7aが向い始めてから終わりの排気口23と
凹溝7aの向い合いが終わるまでの排気時間(排気工
程)が凹溝7aによって長くなる。このようにクランク
軸1が4回転する間に吸入、圧縮、爆発、排気の4サイ
クルを行うようにしたものである。なお、ロータリーピ
ストン4の一方の端面についての説明をしたがロータリ
ーピストン4の両端面で4サイクルの作動が行え且つ、
単シリンダのみでなく適宜組合わせて複シリンダとして
用いるようにしても良い。
【0011】
【発明の効果】上述の如く本発明は、シリンダ壁両端に
凹溝を設けたことにより、吸入口或は排気口の少なくと
も一箇所はシリンダ壁と対応していて、吸入或は排気を
行うことが出来るため、高速回転でロータリーシリンダ
が回転しても常に連続的に且つ少しでも長く吸入或は排
気を行って完全燃焼を計り、往復運動による運動エネル
ギーの損失が無く燃費を良くして出力を上げ、且つ公害
を少なくすることが出来る等多くの特長があり産業利用
上非常に優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】イは本発明原理スタート時の作用状態図であ
る。ロは本発明原理の円Aが1/4回転時の作用状態図
である。ハは本発明原理の円Aが1/2回転時の作用状
態図である。ニは本発明原理の円Aが3/4回転時の作
用状態図である。
【図2】本発明実施例の概略縦断面図である。
【図3】図2のE−E断面図である。
【図4】イは本発明実施例のロータリーシリンダスター
ト時の作用状態図である。ロは本発明実施例のロータリ
ーシリンダ1/8回転時の作用状態図である。ハは本発
明実施例のロータリーシリンダ1/4回転時の作用状態
図である。ニは本発明状態図のロータリーシリンダ3/
8回転時の作用状態図である。
【図5】イは本発明実施例のロータリーシリンダの一部
を破断した正面図である。ロは本発明実施例のロータリ
ーシリンダの一部を破断した側面図である。ハは本発明
実施例のロータリーシリンダの平面図である。
【符号の説明】 1 クランク軸 1a 軸部 1b クランクピン 1c クランクアーム 2 歯車 3a 軸受 3b 軸受 4 ロータリーピストン 4a 頭部 5 結合体 5a 結合ボルト 5b 締結具 6 ロータリーシリンダ 6a 外周面 6b 側面 7 シリンダ壁 7a 凹溝 7b 冷却油抜穴 7c 冷却油抜穴 8 挿設穴 9 凹部 10 空間部 11 オイルシール 12 サイドシール 13 円周シール 14 受体 14a フランジ 15 内歯歯車 16 受体 16a フランジ 17 ケーシング 18 サイドハウジング 19 外周ケーシング 20 吸入弁 21 吸入口 22 排気弁 23 排気口 24 点火栓 A 円 a 円Aの中心点 B 円 b 円Bの中心点 C 円 c 円Cの中心点 R1 線 R2 中心線 X 空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸1の軸部1aに歯車2を、歯
    車2のピッチ円の直径の1/2とした偏心量を有するク
    ランクピン1bにロータリーピストン4を設け、軸部1
    aを軸受3a,3b中心線より偏心量と同寸法ずらせて
    クランク軸1を軸受3a,3bにて支持し、歯車2と直
    径が1:2となる大きさの内歯歯車15をロータリーシ
    リンダ6に設け、内歯歯車15に内接させて歯車2を噛
    合せ、ロータリーシリンダ6内にロータリーピストン4
    を摺動自在に設け、ロータリーシリンダ6を円盤形とし
    サンドハウジング18と外周ケーシング19からなるケ
    ーシング17内にて回転摺動自在とし、外周ケーシング
    19に適数の吸入口21と排気口23を設けて4サイク
    ルとした回転エンジンにおいて、 ロータリーシリンダ6の外周面に回転中心を通って貫通
    するよう設けたシリンダ壁7両端に、ロータリーシリン
    ダ6外周に沿って凹溝7aを少なくとも吸入口21或は
    排気口23の一箇所が常に対向するよう穿設したことを
    特徴とするロータリーエンジン。
JP16732594A 1994-06-14 1994-06-14 ロータリーエンジン Pending JPH07332101A (ja)

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JP16732594A JPH07332101A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 ロータリーエンジン

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JP16732594A JPH07332101A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 ロータリーエンジン

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ID=15847660

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JP16732594A Pending JPH07332101A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 ロータリーエンジン

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