JPH07329474A

JPH07329474A - 綴じ具用書類押さえ

Info

Publication number: JPH07329474A
Application number: JP16343194A
Authority: JP
Inventors: Masanori Soeda; 允典添田
Original assignee: Nikken KK
Current assignee: Nikken KK
Priority date: 1994-06-11
Filing date: 1994-06-11
Publication date: 1995-12-19

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】書類の綴じ込み枚数が少ない場合と雖も表紙の
内面に押し付け、整然と整理できる。【構成】綴じ部１１の両縁に対称な表裏表紙１２，１３
を連続して設け、表裏表紙の綴じ部１１に２本の止め軸
１４を備えて書類の端部に設けた止め孔を挿込み支持す
る。押さえ板３２の一辺に蝶着部を介して止め軸支持板
３３を連設し、押さえ板及び支持板には、互いに重合し
たとき対向して止め軸に対し移動する止め孔を設けると
ともに、蝶着部には両板を互いに離間させるバネ力を付
与し構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、綴じ具用書類押さえ
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種綴じ具として、図４に示す
如く、綴じ部の両縁に対称な表裏表紙５及び表裏表紙５
の綴じ部分に２本の止め軸６を備え、この止め軸６に対
して書類７の端部に設けた止め孔を挿込み支持する、所
謂、書類の綴じ込み枚数を増減できるタイプのものがあ
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した綴
じ具に於いて紙類７の綴じ込み枚数が少ない場合、図４
に示す如く書類７がバラツキ、しかも紙特有の曲がり癖
が生じて整然と綴じ込み整理することができない、とい
う不都合がある。

【０００４】このため、最近、当業者の間から、綴じ込
み枚数を増減できる綴じ具に対し簡単な部材を付加する
ことによって、綴じ込み枚数が少ない場合と雖も綴じ込
書類の表面を押えつけてバラツキを無くし、整然と整理
できる書類押さえの出現が強く要望されていたが、現
在、そのような綴じ具は存在しない。

【０００５】そこで、この発明は、極めて簡単な構成に
より上記の要望を満足し書類整理に便利な綴じ具用書類
押さえを提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、この発明の手段を説明すると、この発明は、綴じ
部の両縁に対称な表裏表紙が連続して設けられ、表裏表
紙の綴じ部分に２本の止め軸を備えて書類の端部に設け
た止め孔を挿込み支持する綴じ具に於いて、押さえ板の
一辺に蝶着部を介して止め軸支持板を連設し、押さえ板
及び支持板には、互いに重合したとき対向して止め軸に
対し挿通移動する止め孔をそれぞれ設けると共に、蝶着
部には両板を互いに離間させるバネ力を付与し、構成し
たものである。

【０００７】

【作用】上記構成の書類押さえによると、押さえ板と止
め板を重合させて止め孔を合致させることにより、両板
は止め軸に対してスライドし止め軸に支持した書類の表
面を押さえ板により押し付け得る。また、両板を手離す
ことによりバネ手段により止め板が押さえ板から離間
し、止め軸に対し両板の止め孔が変位して喰い付き固定
し、書類の表面を押さえ保持するのである。然も、本発
明の書類押さえは、全体を合成樹脂材により一体成形し
押さえ板と止め板の蝶着部を薄肉のヒンジ構造とし、こ
のヒンジ部に資材のバネを付与して構成したから、量産
安価に供給できる等、構成簡単にして発明目的を達成し
た効果を奏する。

【０００８】

【実施例】図１は、この発明の一実施例にかかる綴じ具
用書類押さえの使用状況を示す断面図、図２は本発明書
類押さえの正面図、図３は図２中Ａ−Ａ線に沿う断面
図、図４は従来例の断面図をそれぞれ示す。

【０００９】本発明の綴じ具１は、図１に示す如く、綴
じ部１１の両縁に対称な表裏表紙１２、１３が連続して
設けられ、表裏表紙の綴じ部分に２本の止め軸１４を備
えて書類２の端部に設けた止め孔２１を挿込み支持す
る。

【００１０】上記の書類押さえ３は、２本の止め軸１４
に嵌挿して綴じ付けた書類２の表面を押さえ付けるもの
で、合成樹脂材の成形加工ににより、任意の広さ及び形
状をなす押さえ板３１の一辺に蝶着部を構成する薄肉ヒ
ンジ部３２を介して止め軸支持板３３を連設し、押さえ
板３１及び止め軸支持板３３には、これが重合したとき
合致する止め孔３４，３５を設けると共に、ヒンジ部３
２には、資材により両板３１、３３を離間させるバネ力
を付与してある。

【００１１】尚、実施に際しては、押さえ板３１及び止
め軸支持板３３を金属板材により構成するも可く、この
場合，押さえ板３１と止め軸支持板３３を蝶番を用いて
連設し、蝶番部分に弾発バネを設けて両板３１，３３を
離間させる等、発明の技術的範囲内に於いて選択実施す
る。

【００１２】然して、本発明書類押さえの使用に際して
は、綴じ具１の止め軸１４に対し、押さえ板３１および
止め軸支持板３３の止め孔３４、３５を挿通して取付
け、書類２を表紙１２側に片寄せ、かかる書類２の表面
に押さえ板３１を押し当てた後、押さえ板および止め軸
支持板を手離す。このとき、押さえ板３１と止め軸支持
板３３は薄肉ヒンジ部３２のバネ力により離間してＶ状
となり（図１）、従って、止め軸１４に対して両板の止
め孔３４、３５が斜めに変位して止め軸１４に喰い付き
固定し、書類２を表面を押し付け保持するのである。

【００１３】

【発明の効果】この発明は、綴じ部の両縁に対称な表裏
表紙が連続して設けられ、表裏表紙の綴じ部分に２本の
止め軸を備えて書類の端部に設けた止め孔を挿込み支持
する綴じ具に於いて、押さえ板の一辺に蝶着部を介して
止め支持板を連設し、押さえ板及び支持板には、互いに
重合したとき対向して止め軸に対し挿通移動する止め孔
を設けると共に、蝶着部には両板を互いに離間させるバ
ネ力を付与して構成したから、本案の書類押さえによる
と、押さえ板と止め軸支持板を重合させて止め孔を合致
させることにより、両板は止め軸の必要個所に移動でき
る。また、両板を手離すことによりバネ力により止め軸
支持板が押さえ板から離間してＶ状となり、止め軸に対
し両板の止め孔が変位して軸上に固定し、書類を押さえ
た状態に保持するのである。然も、本発明の書類押さえ
は、全体を合成樹脂材により一体成形し押さえ板と止め
軸支持板の蝶着部を薄肉のヒンジ構造とし、このヒンジ
部に資材によるバネ力を付与することにより、量産安価
に供給できる等、構成簡単にして考案目的を達成した効
果を奏する。

【００１４】

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例にかかる綴じ具用書類押さ
えの使用状況を示す断面図である。

【図２】本発明書類押さえの正面図である。

【図３】図２中Ａ−Ａ線に沿う断面図である。

【図４】従来例の断面図である。

【符号の説明】

１．綴じ具１１．綴じ部１２，１３．表紙１４．
止め軸２．書類３．書類押さえ３１．押さえ板３２．薄肉ヒンジ部
３３．止め軸支持板

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】綴じ部の両縁に対称な表裏表紙が連続して
設けられ、表裏表紙の綴じ部分に２本の止め軸を備えて
書類の端部に設けた止め孔を挿込み支持する綴じ具に於
いて、押さえ板の一辺に蝶着部を介して止め軸支持板を
連接し、押さえ板及び支持板には、互いに重合したとき
対向して止め軸に対し挿通移動する止め孔を設けると共
に、蝶着部には両板を互いに離間させるバネ力を付与し
て成るを特徴とする綴じ具用書類押さえ。
【請求項２】押さえ板及び止め軸支持板が、合成樹脂材
の成形加工により薄肉蝶着部を介して一体に成形され、
薄肉蝶着部に資材のバネ力を付与し、構成して成る綴じ
具用書類押さえ。