JPH0732871U - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

Info

Publication number
JPH0732871U
JPH0732871U JP6351793U JP6351793U JPH0732871U JP H0732871 U JPH0732871 U JP H0732871U JP 6351793 U JP6351793 U JP 6351793U JP 6351793 U JP6351793 U JP 6351793U JP H0732871 U JPH0732871 U JP H0732871U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
seal rubber
housing
waterproof
waterproof plug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6351793U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2605118Y2 (ja
Inventor
徳明 蔡
Original Assignee
日本エー・エム・ピー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本エー・エム・ピー株式会社 filed Critical 日本エー・エム・ピー株式会社
Priority to JP1993063517U priority Critical patent/JP2605118Y2/ja
Publication of JPH0732871U publication Critical patent/JPH0732871U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2605118Y2 publication Critical patent/JP2605118Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シールゴムを取り巻く略円筒形の支持体にラッ
チアームを設けた防水栓を使用してハウジングとケーブ
ルの防水を容易にした防水コネクタを提供する。 【構成】略円筒形のシールゴム20はケーブル16を水
密に取り巻いている。略円筒形の硬質の支持体22はシ
ールゴム20を取り巻いて防水栓24を構成する。支持
体22には、スリット22aによりラッチアーム22b
が形成され、ハウジング12の係合孔12aと係合す
る。シールゴム20の先端面20aと当接するハウジン
グ12の当接面12b及びケーブル16とシールゴム2
0との間で防水される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水や油などの液体が電気的接続部へ侵入することを防止する構造を 備えた防水コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気、電子回路を互いに接続する手段としてコネクタが多用されており、この コネクタのうち、電気的接続部への水の侵入を防止した防水コネクタも多用され ている。 防水コネクタとしては、複数のケーブル挿入孔が形成されたシールゴムと、こ のシールゴムを支持してハウジングに装着するために一部がシールゴムに埋め込 まれた形状の支持部材とを備えた防水栓を用いて、ハウジングのコンタクト挿入 孔を水密に塞ぐタイプのものが知られている(実開昭63−69373号公報参 照)。
【0003】 また、他の防水コネクタとしては、一本のケーブル毎にケーブルと共にコンタ クトにかしめられるシールゴムと、このシールゴムを支持するための支持部材と を備えた防水栓を用いて、ハウジングのコンタクト挿入孔を水密に塞ぐタイプの ものが知られている(実開平1−121275号公報、実開平1−107886 号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術のうち、複数のケーブル挿入孔が並んで形成されたシールゴムを 備えた防水コネクタでは、シールゴムを支持する支持部材の一部がこのシールゴ ムに埋め込まれている。従って、シールゴムと支持部材を分離できない。このた め、直径の異なるケーブル毎にこの直径に合った径のケーブル挿入孔を有する防 水栓を用意する必要がある。また、シールゴムが劣化してシール機能を発揮しな くなった場合は、シールゴムと共に支持部材も取り替える必要がある。さらに、 並んで形成されたケーブル挿入孔の全体を取り囲むように支持部材は配置されて いるため、隣接するケーブル挿入孔の間に支持部材は配置されない。この結果、 ケーブル挿入孔近傍のケーブルが曲げられると、この曲げに応じてシールゴムが 変形するため、ハウジングとシールゴムとの間に隙間ができ防水が不十分になる おそれがある。
【0005】 また、上記従来技術のうち、ケーブルと共にコンタクトにかしめられるシール ゴムを備えた防水コネクタでは、シールゴムをコンタクトにかしめないと使用中 にシールゴムが抜けるおそれがある。従って、かしめ作業は必須であり、防水栓 の取付工程が複雑になる。 本考案は、上記事情に鑑み、簡単な作業で防水栓を取り付けることができ、し かもケーブルが曲げられても十分に防水できる防水コネクタを提供することを目 的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の防水コネクタは、ケーブルが接続されたコ ンタクトを挿入するための挿入用開口を後端側に有すると共に相手ハウジングと 水密に嵌合するための嵌合用開口を前端側に有するコンタクト挿入孔が形成され た、該コンタクト挿入孔の内壁から中央に向かって広がると共に前記後端側に向 いた当接面が形成された中空柱状のハウジングと、前記ケーブルが前記後端側に 挿入された状態で前記後端側の前記ケーブルを水密に取り巻くと共に先端面が前 記当接面に当接するシール部材、及び、一対のスリットに挟まれたラッチアーム が形成された、前記シール部材の外周面を取り巻いて該シール部材を支持すると 共に前記ラッチアームで前記ハウジングと係合する支持部材からなる防水栓とを 備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案の防水コネクタでは、コンタクト挿入孔の後端側に挿入されたケーブル をシール部材が水密に取り巻き、このシール部材の外周面を支持部材が取り巻い てラッチアームでハウジングと係合している。従って、後端側を防水するに当た っては、シール部材をコンタクトにかしめるかしめ作業は不要であり、このため 簡単な作業でハウジングに防水栓を取り付けることができる。
【0008】 また、シール部材はその外周面を取り巻いた支持部材で支持されているため、 ケーブルが曲げられてもケーブルとシール部材との間に隙間が形成されない。こ のため、従来のようにケーブルが曲げられることにより防水が不十分になること はない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。 図1は、本考案の一実施例の防水コネクタの一部を切断して示す断面図であり 、2つの防水コネクタが嵌合された状態が示されている。図2は、ケーブルに取 り付けられた防水栓を示す、(a)は図1の上方から見て示す平面図、(b)は コンタクト側から見て示す側面図である。防水コネクタ10は雄型ハウジング1 2を備えて構成され、防水コネクタ100は雌型ハウジング112を備えて構成 されている。
【0010】 雄型ハウジング12のコンタクト挿入孔13の後端側に形成された挿入用開口 14を経由して、ケーブル16が接続された雌型コンタクト18が挿入される。 ケーブル16には、このケーブル16を取り巻くシールゴム(シール部材)20 とシールゴム20の外周面を取り巻く支持体(支持部材)22とからなる防水栓 24が予め取り付けられている。シールゴム20は、シリコ−ンゴムなどのゴム 状弾性体から形成される。支持体22は硬質の樹脂製であり、挿入方向に延びた 一対のスリット22aに挟まれたラッチアーム22bが外周にほぼ等間隔で4つ 形成されている。
【0011】 防水栓24の後端側を押すと、挿入用開口14に防水栓24が嵌め込まれ、挿 入用開口14の内壁で支持体22がケーブル16に向かって押圧され、さらにこ の支持体22でシールゴム20がケーブル16に向かって押圧される。この結果 、ケーブル16はシールゴム20により水密に取り巻かれる。また、雄型ハウジ ング12内に防水栓24が挿入されると、4つのラッチアーム22bが、雄型ハ ウジング12の対応する位置に形成された係合孔12aに係合され、これにより 防水栓24の抜け止めが図られている。ラッチアーム22bが雄型ハウジング1 2に係合された状態では、ラッチアーム22bの先端部がシールゴム20を前方 に押圧し、これによりシールゴム20の先端面20aが雄型ハウジング12の当 接面12bに強く当接され、この結果、係合孔12aを経由して侵入する水や油 は2つの面12b、20aの間を通って内部に侵入できない。
【0012】 雄型ハウジング12の挿入用開口14に対向する前端側には、雌型ハウジング 112を嵌合するための嵌合用開口26が形成されている。この嵌合用開口26 の外壁にはOリング28が取り付けられている。このOリング28は、Oリング 止め部材30で雄型ハウジング12に固定されており、これにより2つのハウジ ング12,112の嵌合部での防水が行われる。2つのハウジング12,112 が嵌合されると、雌型コンタクト18と雄型コンタクト118が嵌合され、雌型 ハウジング112のラッチ120と雄型ハウジング12の係合部32とが係合し 、これにより2つのハウジング12,112同士の離脱が防止される。
【0013】 雌型ハウジング112の後端側には、雄型ハウジング12と同様に、挿入用開 口114と係合孔112aが形成されている。また、ケーブル116には、ケー ブル16に取り付けられている防水栓24と同じものが取り付けられている。係 合孔112aとラッチアーム122bとが係合することにより、防水栓24の抜 け止めが図られている。尚、係合孔12a,112aを凹部にしてもよい。
【0014】 以上説明したように、本実施例の防水コネクタは、ケーブルに予め取り付けら れており、前方に押すだけで容易にハウジングと係合する。また、ケーブルを取 り巻くシールゴムの全体を取り巻くように支持部材が配置されているため、ケー ブル挿入孔近傍のケーブルが曲げられてもハウジングとシールゴムとの間に隙間 ができず、防水栓は十分な防水効果を発揮する。さらに、ケーブル一本一本に同 じ構造の防水栓が取り付けられるため、複数のケーブルでもそれぞれ同じように 防水できる。
【0015】 次に、防水栓24の詳細な構造を説明する。 図3は、防水栓を示す断面図である。防水栓24は、上述したように、シール ゴム20と支持体22とから構成されている。シールゴム20の内壁20aには 、リング状の2つの凸部20bが形成されている。防水栓24がケーブル16に 取り付けられ挿入用開口14に嵌め込まれると、この凸部20bは内壁20aよ りも強くケーブルに押圧される。この結果、凸部20bの無い内壁20aに比べ 防水効果が大きくなる。また、防水栓24の支持体22がシールゴム20の外周 面を取り巻く構造であるため、シールゴム20の後端部20c同士を互いに近付 けるように押してシールゴム20を取り外し、容易に取り替えることができる。 このため、ケーブルの径に応じたシールゴムを支持体に容易に取り付けることが できる。尚、防水栓24が挿入用開口14に嵌め込まれると、シールゴム20は ケーブル16から押圧されると共に支持体22は雄型ハウジング12から押圧さ れるため、ラッチアーム22bとシールゴム20との間の隙間20dはほとんど なくなる。
【0016】 図4に、防水栓の変形例を示す。 図4に示される防水栓44は、シールゴム40に後端部20c(図3参照)が 形成されていない点に特徴があり、他の部分は防水栓24(図3参照)と同じで ある。後端部が形成されていないためシールゴムを容易に取り外すことができ、 図3に示される防水栓24に比べ容易にシールゴム40の取り替えができる。
【0017】 図5に、防水栓の他の変形例を示す。 図5に示される防水栓54は、支持体52の後端部に形成された凸部52aを 受容する溝がシールゴム50に形成されている点に特徴があり、他の部分は防水 栓24(図3参照)と同じである。この凸部52aによりシールゴム50と支持 体52との係合が一層向上する。
【0018】 図6に、防水コネクタの変形例を示す。 図6に示される防水コネクタ60の特徴は、雄型ハウジング62の当接面62 aにリング状の突起62bが形成されている点にあり、他の部分は防水コネクタ 10と同じである。防水栓24が挿入用開口14に嵌め込まれた際に、シールゴ ム20に突起62bが入り込むため、当接面62aにおける防水効果が一層向上 する。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の防水コネクタによれば、コンタクト挿入孔の後端 側に挿入されたケーブルをシール部材が水密に取り巻き、このシール部材の外周 面を支持部材が取り巻いてハウジングと係合しているため、後端側を防水するに 当たって、シール部材をコンタクトにかしめるかしめ作業は不要である。このた め簡単な作業でハウジングに防水栓を取り付けることができる。また、シール部 材をケーブルの太さに応じて容易に交換できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の防水コネクタの一部を切断
して示す断面図である。
【図2】ケーブルに取り付けられた防水栓を示す、
(a)は図1の上方から見て示す平面図、(b)はコン
タクト側から見て示す側面図である。
【図3】図1に示された防水コネクタの防水栓を示す断
面図である。
【図4】図3に示された防水栓の変形例を示す断面図で
ある。
【図5】図3に示された防水栓の他の変形例を示す断面
図である。
【図6】図1に示された防水コネクタの変形例を示す断
面図である。
【符号の説明】
10,100 防水コネクタ 12 雄型ハウジング 12a 係合孔 12b 当接面 13 コンタクト挿入孔 14,114 挿入用開口 16,116 ケーブル 18 雌型コンタクト 20 シールゴム 20a 先端面 22 支持体 22a スリット 22b ラッチアーム 24 防水栓 26 嵌合用開口 28 Oリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルが接続されたコンタクトを挿入
    するための挿入用開口を後端側に有すると共に相手ハウ
    ジングと水密に嵌合するための嵌合用開口を前端側に有
    するコンタクト挿入孔が形成された、該コンタクト挿入
    孔の内壁から中央に向かって広がると共に前記後端側に
    向いた当接面が形成されたハウジングと、 前記ケーブルが前記後端側に挿入された状態で前記後端
    側の前記ケーブルを水密に取り巻くと共に先端面が前記
    当接面に当接するシール部材、及び、一対のスリットに
    挟まれたラッチアームが形成された、前記シール部材の
    外周面を取り巻いて該シール部材を支持すると共に前記
    ラッチアームで前記ハウジングと係合する支持部材から
    なる防水栓とを備えたことを特徴とする防水コネクタ。
JP1993063517U 1993-11-26 1993-11-26 防水コネクタ Expired - Lifetime JP2605118Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993063517U JP2605118Y2 (ja) 1993-11-26 1993-11-26 防水コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993063517U JP2605118Y2 (ja) 1993-11-26 1993-11-26 防水コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0732871U true JPH0732871U (ja) 1995-06-16
JP2605118Y2 JP2605118Y2 (ja) 2000-06-26

Family

ID=13231496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993063517U Expired - Lifetime JP2605118Y2 (ja) 1993-11-26 1993-11-26 防水コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2605118Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012157503A1 (ja) * 2011-05-19 2012-11-22 矢崎総業株式会社 防水コネクタ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012157503A1 (ja) * 2011-05-19 2012-11-22 矢崎総業株式会社 防水コネクタ
JP2012243546A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Yazaki Corp 防水コネクタ
CN103548209A (zh) * 2011-05-19 2014-01-29 矢崎总业株式会社 防水连接器
EP2712033A1 (en) * 2011-05-19 2014-03-26 Yazaki Corporation Waterproof connector
EP2712033A4 (en) * 2011-05-19 2014-10-22 Yazaki Corp WATERPROOF CONNECTOR

Also Published As

Publication number Publication date
JP2605118Y2 (ja) 2000-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7311546B2 (en) Connector, a mating connector and a connector device
JP3508626B2 (ja) コネクタ
US7077676B2 (en) Connector with liquid intrusion prevention structure
US9847597B2 (en) Electrical connector with sealing structure
JP3687717B2 (ja) 可動コネクタの接続構造
US20110045696A1 (en) Connector
JPS5826469A (ja) 電気コネクタ
US7458838B2 (en) Fluidtight connector
US4768970A (en) Electrical connector plug assembly for sealed electrical connection
JP2014192103A (ja) コネクタ
EP0221952B1 (en) Wire seal
EP0481331B1 (en) Environment-proof electrical connector assembly
EP0732771A2 (en) Connector
JPH11283693A (ja) 防水コネクタ
US20030032321A1 (en) Sealed connector
JP2002008764A (ja) コネクタ
JP2805436B2 (ja) 簡易防水コネクタ
JP2017212129A (ja) 防水コネクタ
JPH0711778U (ja) 防水栓及び防水栓付きワイヤ端子
JPH11354218A (ja) シールドコネクタ
JPH10144405A (ja) シールドコネクタ
JP2016119186A (ja) 防水コネクタ用ゴム栓および防水コネクタ
JP5258802B2 (ja) プラグ電気コネクタ及びこれとレセプタクル電気コネクタとを有する電気コネクタ組立体
JPH0732871U (ja) 防水コネクタ
JPH0617140U (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000104