JPH07327910A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH07327910A
JPH07327910A JP12932194A JP12932194A JPH07327910A JP H07327910 A JPH07327910 A JP H07327910A JP 12932194 A JP12932194 A JP 12932194A JP 12932194 A JP12932194 A JP 12932194A JP H07327910 A JPH07327910 A JP H07327910A
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JP
Japan
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cleaning
supply pump
cleaning agent
cleaning liquid
check valve
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JP12932194A
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English (en)
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Minoru Arai
実 新井
Shigeru Saito
茂 斉藤
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Kao Corp
Showa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Kao Corp
Showa Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄液の消費によりその量が減少する度毎に
洗浄剤供給ポンプが確実に駆動して消費された洗浄剤を
確実に補充できる洗浄装置を提供する。 【構成】 本洗浄装置は、搬送機構2により搬送される
食器等の被洗浄物を洗浄するために洗浄液9を洗浄液槽
3から供給する洗浄液供給ポンプ8と、洗浄液供給ポン
プ8により洗浄液9を供給することにより減少した洗浄
液槽3内の洗浄剤16を洗浄剤容器17から洗浄液槽3
へ供給する洗浄剤供給ポンプ18と、これらの搬送機構
2及びポンプ8、18を駆動制御する制御装置13とを
備え、洗浄液供給ポンプ8が駆動した時に洗浄液供給ポ
ンプ8において発生する電磁波を検出するピックアップ
22を洗浄液供給ポンプ8に設け、検出器22の検出信
号に基に制御装置13を介して洗浄剤供給ポンプ18を
駆動させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器等の被洗浄物を洗
浄する洗浄装置に関し、更に詳しくは洗浄液の供給動作
に連動して洗浄液槽内へ洗浄剤を自動的に供給できる洗
浄剤供給ポンプを設けた洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の洗浄装置の場合には、食
器等の被洗浄物を搬送機構により搬送する間に、例えば
スプレーノズルから洗浄液を被洗浄物に吹き付けて被洗
浄物を洗浄した後、引き続き温水などの濯ぎ液をスプレ
ーノズルから吹き付けて被洗浄物を濯ぐようにしてい
る。そして、洗浄により消費された洗浄液及び濯ぎ液は
適宜補充してそれぞれの液が絶えないようにしている。
特に洗浄液としては例えばアルカリ性洗浄剤を温水など
により希釈したものが用いられているため、洗浄液を補
充する際にはアルカリ性洗浄剤を洗浄剤供給ポンプによ
り洗浄液槽へ供給すると共に、温水をポンプにより供給
し、温水によりアルカリ性洗浄剤を希釈して所定濃度の
洗浄液を調製して補充するようにしている。
【0003】而して、従来の洗浄剤供給ポンプとして
は、一般的に、プラスチック製例えばシリコンゴム製の
チューブをローラにより押し潰して流量を調整して一定
量のアルカリ性洗浄剤を供給するポンプ、いわゆるチュ
ーブポンプが用いられている。アルカリ性洗浄剤が接触
する部分に金属を用いると、金属が洗浄剤により腐食さ
れて寿命が短く、比較的短期間に高価な部品を頻繁に取
り替えなくてはならないため、安価なチューブを消耗品
として用いるようにしたものである。また、洗浄剤供給
ポンプを駆動させる信号は、一般に、3相200Vの洗
浄液供給ポンプ用電動機の電源より採っているため、配
電盤内の配線工事を必要としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
洗浄装置の場合には、上述の理由から洗浄剤供給ポンプ
としてアルカリ性洗浄剤の接触する部分に金属を用いる
ことができないため、やむを得ずチューブポンプを用い
ているが、チューブポンプは常時ローラにより押し潰さ
れて無理な力を常に受け、しかもアルカリ性洗浄剤に常
時接触するという過酷な条件下にあってチューブが短時
間で疲労するため、チューブを頻繁に取り替えなくては
ならず、また、チューブを取り替える毎に洗浄剤の供給
量を調整し直さなくてはならないなど、メンテナンスが
極めて面倒であるという課題があった。また、チューブ
の取替作業を怠ると、チューブが破損して洗浄剤が人体
に付着し、皮膚などを損ねるなどの課題があった。
【0005】従って、本発明の目的は、洗浄液の消費に
よりその量が減少する度毎に洗浄剤供給ポンプが確実に
駆動して消費された洗浄剤を確実に補充できる洗浄装置
を提供すると共に、洗浄剤供給用ポンプを長時間に亘り
安定して使用することができ、しかもその間に部品交換
などの特別なメンテナンスを行なわなくても良い洗浄装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の洗浄装置は、搬送機構により搬送される被洗浄物を洗
浄するために洗浄液を洗浄液槽から供給する洗浄液供給
ポンプと、洗浄液供給ポンプによる洗浄液を供給するこ
とにより減少した洗浄液槽内の洗浄剤を洗浄剤槽から洗
浄液槽へ供給する洗浄剤供給ポンプと、これらの搬送機
構及びポンプを駆動制御する制御装置とを備え、上記洗
浄液供給ポンプが駆動した時に洗浄液供給ポンプにおい
て発生する電磁波を検出する検出器を上記洗浄液供給ポ
ンプに設け、上記検出器の検出信号を基に上記制御装置
を介して上記洗浄剤供給ポンプを駆動させるものであ
る。
【0007】また、本発明の請求項2に記載の洗浄装置
は、請求項1に記載の発明において、上記洗浄剤供給ポ
ンプは、上記洗浄剤の吸入通路に配設された逆止弁と、
この逆止弁と同方向に向けて上記洗浄剤の吐出通路に配
設された逆止弁と、これらの逆止弁間に形成された空間
内にこれを左右に区画するように配設されたダイヤフラ
ムと、このダイヤフラムを上記空間内で左右に往復動可
能な駆動シャフトとを備え、上記洗浄剤の接触する各部
材が耐薬品性の合成樹脂によって形成されてなるもので
ある。
【0008】また、本発明の請求項3に記載の洗浄装置
は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上
記逆止弁は、上記通路に固定されたドーム状の弁体と、
この弁体の表面中央に上記洗浄剤の流れ方向へ突出形成
された突出部と、この突出部に形成されたスリットを有
し、上記スリットは上記弁体内側の圧力がその外側の圧
力より高い時に開放して上記洗浄剤の通過を可能にする
ものである。
【0009】
【作用】本発明の請求項1に記載の発明によれば、搬送
機構により被洗浄物を搬送する間に、洗浄液供給ポンプ
が駆動して洗浄液槽内の洗浄液を供給して搬送機構によ
って搬送される被洗浄物を洗浄すると、洗浄液供給ポン
プが駆動した時に洗浄液供給ポンプにおいて電磁波が発
生する。この電磁波を洗浄液供給ポンプに配設された検
出器が検出し、その検出信号を制御装置へ送信すると、
制御装置はその検出信号に基づいて洗浄剤供給ポンプを
駆動させて洗浄剤槽内の洗浄剤を洗浄液槽内へ供給して
洗浄液槽内で減少した洗浄剤を補充することができる。
【0010】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、請求項1に記載の発明において、洗浄剤供給ポン
プの始動によりその駆動シャフトが駆動してダイヤフラ
ムが左右のいずれか一方へ駆動すると、ダイヤフラム及
び吸入通路及び吐出通路の各逆止弁の作用により空間で
区画された一方が洗浄剤槽側よりも減圧されて吸入通路
及び逆止弁を介して洗浄剤が空間内へ吸入され、次いで
駆動シャフトが逆方向へ駆動してダイヤフラムがその方
向へ駆動すると、今度はダイヤフラム及び各逆止弁の作
用により空間内に吸引された洗浄剤がダイヤフラムの駆
動によって加圧されて吐出通路及び逆止弁を介して洗浄
剤を吐出することができる。
【0011】また、本発明の請求項3に記載の発明によ
れば、請求項1または請求項2に記載の発明において、
上記通路に固定された弁体内側の圧力がその外側の圧力
より高くなると、その圧力差によりスリットが開放され
て洗浄剤がスリットを通過することができ、逆に弁体内
側の圧力がその外側の圧力より低くなるとスリットが遮
断されて洗浄剤の流入を阻止することができる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図3に示す実施例に基づいて本
発明を説明する。尚、各図中、図1は本発明の洗浄装置
の一実施例の全体を示す構成図、図2は図1に示す洗浄
装置に用いられる洗浄剤供給ポンプの要部を示す断面
図、図3は図2に示す洗浄剤供給ポンプに用いられる弁
体を示す図で、同図(a)はその側面図、同図(b)は
同図(a)から90°角度を変えて見た側面図、同図
(c)は同図(a)の上方からの平面図、同図(d)は
同図(a)の下方からの平面図である。
【0013】本実施例の洗浄装置は、被洗浄物例えば食
器を洗浄する装置として構成されている。この洗浄装置
は、図1に示すように、ハウジング1の入口側(同図で
は左側)から出口側(同図では右側)へ食器(図示せ
ず)を搬送する搬送機構2と、この搬送機構2の下方に
配設された洗浄液槽3及び濯ぎ液槽4と、上記搬送機構
2の上方に上流側から下流側へ順次配設されたスプレー
ノズル5、6とを備えて構成されている。上記搬送機構
2は、一対のローラ2A、2Bと、これら両者2A、2
Bに掛け回された多数の孔を有する無端状ベルト2Cと
を備え、図示しない駆動機構により一方のローラを回転
駆動させて無端状ベルト2C上の食器を搬送するように
構成されている。そして、上記ハウジング1は、搬送機
構2及びスプレーノズル5、6が配設された洗浄部とそ
の下方に配設された洗浄液槽3及び濯ぎ液槽4とは隔壁
1Aによって遮断されている。
【0014】また、上記洗浄液槽3とスプレーノズル5
は配管7を介して洗浄液供給ポンプ8に接続され、洗浄
液供給ポンプ8により洗浄液槽3内の洗浄液9を配管7
を介してスプレーノズル5へ供給し、スプレーノズル5
から洗浄液9を食器へ噴射して食器を洗浄するようにし
てある。また、上記濯ぎ液槽4とスプレーノズル6は配
管10を介して濯ぎ液供給ポンプ11に接続され、濯ぎ
液供給ポンプ11により濯ぎ液槽4内の濯ぎ液12を配
管10を介してスプレーノズル6へ供給し、スプレーノ
ズル6から濯ぎ液12を食器へ噴射して洗浄液9により
洗浄された食器を濯ぐようにしてある。これらのスプレ
ーノズル5、6は、いずれも無端状ベルト2Cを上下か
ら挟むように上下一対のノズルから構成され、無端状ベ
ルト2Cによって搬送されて来る食器に上下から洗浄液
9あるいは濯ぎ液12を噴射し、洗浄漏れあるいは濯ぎ
漏れを極力なくすようにしてある。そして、スプレーノ
ズル5、6から噴射された使用後の洗浄液9及び濯ぎ液
12は隔壁1Aを介して外部へ排出するようにしてあ
る。
【0015】また、上記ハウジング1の天面には制御装
置13が配設され、制御装置13により、洗浄剤供給ポ
ンプ18及びリンス供給ポンプ29の駆動部を制御する
ように構成されている。この制御装置13は単相100
Vの一般家庭用の電源に接続するコード13A及び2極
プラグ13Bを有している。従って、本実施例の洗浄装
置における液体微量供給装置(洗浄剤供給ポンプ18及
びリンス供給ポンプ29)は、従来のものとは相違して
家庭用電源により駆動できるように構成されている。ま
た、制御装置13はハウジング1の天面に対して接着剤
などにより着脱可能に取り付けられている。更に、洗浄
液槽3の内側側壁には液体センサ14が取り付けられて
いる。この液体センサ14は配線15を介して制御装置
13に接続され、液体センサ14により洗浄液9の液量
とその中に混入されている洗浄剤16の濃度を常時監視
し、洗浄液9が消費されて所定の液位を切った場合、及
び洗浄液9内の洗浄剤16の濃度が所定の水準以下にな
った場合に、液体センサ14から制御装置13に検出信
号を送信し、洗浄剤16の補充を制御するように構成さ
れている。
【0016】また、上記洗浄液槽3の近傍にはアルカリ
性洗剤などの洗浄剤16が充填された洗浄剤槽例えばプ
ラスチック製の洗浄剤容器17が配置されている。そし
て、洗浄剤16を使い果たした場合には、洗浄剤16を
充填した洗浄剤容器17と取り替えるようにしてある。
また、上記ハウジング1の天面には洗浄剤供給ポンプ1
8が配設されている。この洗浄剤供給ポンプ18の洗浄
剤16の吸入側には配管19の一端が接続され、その吐
出側には配管20の一端が接続されている。配管19の
他端は洗浄剤容器17内の底面近傍まで挿入され、また
配管20の他端は洗浄液槽3の上端近傍の内面に臨む供
給ノズル21に接続されている。そして、洗浄剤供給ポ
ンプ18は制御装置13の制御下で駆動するように構成
されている。
【0017】そこで、上記洗浄剤供給ポンプ18を駆動
制御する機構について説明する。上記洗浄液供給ポンプ
8の外周面には検出器(本実施例ではピックアップ)2
2が設けられており、このピックアップ22は洗浄液供
給ポンプ8が駆動する時に発生する電磁波を検出するよ
うに構成されている。このピックアップ22は配線23
を介して制御装置13に接続され、また、制御装置13
は配線24を介して洗浄剤供給ポンプ18に接続されて
いる。従って、ピックアップ22は洗浄液供給ポンプ8
の電磁波を検出すると、その検出信号を配線23を介し
て制御装置13へ送信するようにしてある。そして、制
御装置13はピックアップ22からの検出信号に基づい
て駆動信号を発生し、この駆動信号を配線24を介して
洗浄剤供給ポンプ18へ送信するようにしてあり、ま
た、洗浄剤供給ポンプ18は制御装置13からの駆動信
号を受信すると、洗浄液9内の洗浄剤16の濃度が所定
の水準に達するまで駆動し、洗浄剤容器17内の洗浄剤
16を配管19、20及び供給ノズル21を介して洗浄
液槽3内へ供給するようにしてある。
【0018】また、上記濯ぎ液供給ポンプ11にもピッ
クアップ25が設けられており、このピックアップ25
は上記ピックアップ22と同様に構成されたもので、配
線26を介して制御装置13に接続されている。このピ
ックアップ25は、濯ぎ液供給ポンブ11の電磁波を検
出するとその検出信号を配線26を介して制御装置13
に送信するようにしてある。そして、制御装置13はピ
ックアップ25からの検出信号に基づいて駆動信号を発
生し、この駆動信号を配線32を介してリンス供給ポン
プ29へ送信するようにしてあり、また、リンス供給ポ
ンプ29は制御装置13からの駆動信号を受信している
間駆動し、微量のリンス27を一定圧力以上の圧力で、
噴射用濯ぎ液の中に注入するようにしてある。
【0019】次に、上記洗浄液供給ポンプ18の要部構
成について図2、図3を参照しながら説明する。上記洗
浄剤供給ポンプ18は、図2に示すように、ハウジング
本体181と、ハウジング本体181の洗浄剤吸入側及
び吐出側に互いに同方向に配設された逆止弁182、1
83とを備えている。ハウジング本体181は球面状の
凹部が形成された左右一対のブロック体181A、18
1Bを重ね合わせ、内部中央に断面形状が紡錘形状の空
間184を形成するように構成されている。そして、ブ
ロック体181A、181Bによって例えば弾力に富む
ゴムなどにより形成されたダイヤフラム185が挟持さ
れ、ダイヤフラム185によりハウジング本体181内
の空間184を左右に区画している。このダイヤフラム
185の中心には駆動シャフト186の一端が連結さ
れ、駆動シャフト186の他端は右側のブロック体18
1Bの貫通孔を貫通してブロック体181Bの外側へ突
出している。そして、この駆動シャフト186が制御装
置13からの駆動信号により図2の矢印方向(左右方
向)に往復駆動して洗浄剤16を空間184内へ吸入
し、あるいは空間184内から吐出するようにしてあ
る。また、上記ブロック体181Bの貫通孔の1箇所に
周方向の溝181Cが形成され、溝181C内にOリン
グ181Dが装着され、このOリング181Dにより駆
動シャフト186が安定して往復駆動できるようにして
ある。更に、これらの各部材及び後述する各部材はいず
れも例えばアルカリ性洗浄剤などの薬品によって腐食し
難い耐薬品性の合成樹脂により形成されている。尚、図
2において、181Eはエア抜き孔、185Aはダイヤ
フラム押え、185Bはワッシァ、185Cは止めネジ
である。
【0020】また、上記ブロック体181Aにはその凹
部から上記逆止弁182、183に連通する通路18
7、188が形成され、これらの通路187、188を
洗浄剤16が流通するようにしてある。また、ブロック
体181Aの下端部は吸入側の逆止弁182のハウジン
グを兼ねている。更に、このブロック体181Aの上端
面には吐出側の逆止弁183が連結されている。吸入側
の逆止弁182は、図2に示すように、ブロック体18
1Aの下端部からなるハウジング内に配設されたドーム
状の弁体182Aと、弁体182Aの表面中央に洗浄剤
16の流れ方向(図2では下から上の方向)へ突出形成
された突出部182Bと、この突出部に形成されたスリ
ット182Cを有している。
【0021】また、弁体182Aの下端には拡径するフ
ランジ部182Dが形成され、このフランジ部182D
がこの形状に即して形成されたハウジング下端の係合部
と係合することにより、弁体182Aはハウジング内で
固定されている。また、突出部182Bは図3に示すよ
うに弁体182Aの中心を通る略矩形状で且つ肉厚状に
形成されている。そして、この突出部182Bにスリッ
ト182Cが上端面から弁体182A内の空間へ貫通す
るように形成されている。また、ブロック体181Aの
下端には半球状の突起部189Aを有する下部ハウジン
グ189が取り付けられ、この突起部189Aが弁体1
82Aの内部へ突出し、この突起部189Aとハウジン
グ内壁とで弁体182Aをより確実に固定している。
尚、突起部189Aの中心には吸入側の通路187に連
通する吸入通路188Bが貫通形成されている。このよ
うに弁体182Aがハウジング内に固定されているた
め、ダイヤフラム185が右方へ駆動してブロック体1
81A側の空間184が減圧状態になった時に、弁体1
82Aの上流側にある洗浄剤16の圧力がハウジング内
の圧力より高くなっても弁体182Aは動くことがな
く、その圧力により僅かに弾性変形してスリット182
Cを僅かに開放し、洗浄剤16がスリット182Cを通
過して低圧側の空間184へ流れる。
【0022】また、洗浄剤16の吐出側に設けられた逆
止弁183は、上記逆止弁182と同様に、弁体183
A、突出部183B、スリット183C、フランジ部1
83Dなどを有し、上記逆止弁182と同様の機能を有
している。この逆止弁183の場合には、ブロック体1
81A側の空間184が減圧状態になると、弁体183
Aが外圧により圧縮力を受けてスリット183Cが閉止
して洗浄剤16の逆流を阻止するようになっている。従
って、洗浄剤16が空間184内へ吸入した後、駆動シ
ャフト186が左方に駆動してダイヤフラム185によ
り空間184内の洗浄剤16を加圧すると、今度は、吸
入側の逆止弁182が圧縮力を受け、逆に吐出側の逆止
弁183が弁体183Aを拡張する力を受け、逆止弁1
83のスリット183Cが僅かに開放し、スリット18
3Cから洗浄剤16を吐出する。
【0023】次に動作について説明する。まず、洗浄装
置を駆動させた状態で食器を搬送機構2に載せると、無
端状ベルト2Cにより食器をハウジング1内へ搬送す
る。搬送された食器が洗浄液9のスプレーノズル5のあ
る場所に達する。この時、図示しないセンサが食器を検
出して洗浄液供給ポンプ8を駆動させる。洗浄液供給ポ
ンプ8が駆動すると、洗浄液供給ポンプ8により洗浄液
槽3内の洗浄液9を配管7を介して上下のスプレーノズ
ル5へ供給し、スプレーノズル5から洗浄液9を食器に
向けて噴射して食器を洗浄液9により洗浄する。このよ
うに洗浄液供給ポンプ8が駆動すると、その時に洗浄液
供給ポンプ8において発生する電磁波を検出器22が検
出し、その検出信号を配線23を介して制御装置13へ
送信する。制御装置13では検出信号を受信すると、こ
の受信信号を受けている間中、駆動信号を配線24を介
して洗浄剤供給ポンプ18へ送信し続ける。この駆動信
号により洗浄剤供給ポンプ18が駆動して洗浄剤容器1
7内の洗浄剤16を配線19、20を介して供給ノズル
21へ供給し、この供給ノズル21から洗浄液槽3内へ
洗浄剤16を、所定の洗浄剤濃度に達するまで安定的に
供給する。
【0024】この時、上記洗浄剤供給ポンプ18は以下
のように動作する。即ち、洗浄剤供給ポンプ18の始動
によりその駆動シャフト186が右方に駆動してダイヤ
フラム185が右方、つまりブロック体181A側の空
間184が膨らむ方向へ駆動し、この駆動により空間1
84内のブロック体181A側の圧力が洗浄剤容器17
側の圧力より減圧状態になってこの間に圧力差が生じ
る。すると、吸入側の逆止弁182の弁体182Aには
これを拡張させる力が作用して突出部182Bのスリッ
ト182Cが僅かに開放し、スリット182Cから洗浄
剤16が通路187へ吸入されてダイヤフラム185に
よって膨らむ容積分を洗浄剤16により補充する。一
方、吐出側の逆止弁183には弁体183Aを圧縮する
力が働き、そのスリット183Cはより確実に密着して
洗浄剤16の通路を遮断する。次いで、駆動シャフト1
86によりダイヤフラム185が右端位置から左方へ駆
動すると、今度は吸入した洗浄剤16を加圧する。この
作用により吐出側の逆止弁183の弁体183Aが拡張
してスリット183Cを開放する一方、吸入側の逆止弁
182は圧縮されてスリット182Cを閉じ、洗浄剤1
6をスリット183Cのみから吐出し、配管20、供給
ノズル21を介して洗浄液槽3内へ洗浄剤16を供給す
る。尚、空間184内のブロック体181B側の圧力
は、エア抜き孔181Eにより外気と連通されているた
め常に大気圧とされている。
【0025】また、上述の洗浄に続いて、無端状ベルト
2Cにより搬送される食器は濯ぎ液用のスプレーノズル
6のある場所に達する。この時既に、駆動している濯ぎ
液供給ポンプ11により濯ぎ液槽4内の濯ぎ液12を配
管10を介して上下のスプレーノズル6へ供給し、スプ
レーノズル6から濯ぎ液12を食器に向けて噴射して食
器を濯いで洗浄液9を洗い流す。この濯ぎ液12内に
は、殺菌と仕上がりを美化する目的で、噴射直前に微量
のリンス27を注入する仕組みにしてある。即ち、濯ぎ
液供給ポンプ11が駆動すると、その時に濯ぎ液供給ポ
ンプ11において発生する電磁波を検出器25が検出
し、その検出信号を配線26を介して制御装置13へ送
信する。制御装置13では、検出信号を受信すると、こ
の検出信号に基づいて駆動信号を配線32を介してリン
ス供給ポンプ29へ送信し、濯ぎ液供給ポンプ11が駆
動している間、微量のリンス27を配管10内に注入し
て、濯ぎ液12に混入せしめるのである。
【0026】以上説明したように本実施例によれば、検
出器22により洗浄液供給ポンプ8が駆動する時の電磁
波を検出し、この検出信号に基づいて洗浄剤供給ポンプ
18を駆動するようにしたため、液体センサー14から
の信号と合わせて、洗浄剤供給ポンプ18が洗浄液供給
ポンプ8の駆動と必要に応じて確実に連動し、洗浄液9
の消費に即して洗浄剤16を確実に補充できる。また、
洗浄剤供給ポンプ18は洗浄剤16に触れる部分が従来
のようにチューブ式でなく、耐薬品性のプラスチック製
のハウジング本体181、逆止弁182、183及びダ
イヤフラム185などによって構成されているため、こ
れらの部品が洗浄剤16によって腐食されたり、あるい
はこれらの部品に無理な力が働いたりすることがなく、
従来のチューブ式のものと比較して格段にポンプ寿命が
長く、長期間、例えば累計稼動時間で2000時間以上
に亘り部品交換等のメンテナンスを行なう必要がなく、
その間メンテナンスフリーで済ませることができる。ま
た、逆止弁182、183にスリット182C、183
Cを設け、スリット182C、183Cを介して洗浄剤
16を供給するようにしたため、少量の洗浄剤16を確
実に供給することができる。更に本実施例の洗浄装置に
おける洗浄剤供給装置(洗浄剤供給ポンプ18)は、洗
浄液供給ポンプ11に設けられた検出器25からの駆動
信号に基づいて一般家庭用の100Vの単相交流電源に
より駆動されるため、従来のように洗浄剤供給ポンプ1
8の駆動信号を洗浄液供給ポンプの200Vの3相交流
電源から採る必要がなく、特別な電気的知識がなくても
その設置作業やメンテナンスを簡単に行なうことがで
き、誰にでもこれらの作業を行なうことができ、作業の
安全性を確保することができる。
【0027】尚、本発明は上記実施例に何等制限される
ものではなく、要は、洗浄液供給ポンプが駆動した時に
洗浄液供給ポンプにおいて発生する電磁波を検出する検
出器を洗浄液供給ポンプに設け、この検出器の検出信号
を基に制御装置を介して洗浄剤供給ポンプを駆動させる
ように構成された洗浄装置であれば、本発明に包含され
る。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の洗浄装置は、
洗浄液供給ポンプが駆動した時に洗浄液供給ポンプにお
いて発生する電磁波を検出する検出器を洗浄液供給ポン
プに設け、検出器の検出信号を基に制御装置を介して洗
浄剤供給ポンプを駆動させるようにしたため、洗浄液を
消費してその量が減少する度に洗浄剤供給ポンプを確実
に駆動して消費された洗浄剤を確実に補充できるもので
ある。
【0029】また、本発明の請求項2に記載の洗浄装置
は、請求項1に記載の発明において、上記洗浄剤供給ポ
ンプは、洗浄剤の吸入通路に配設された逆止弁と、この
逆止弁と同方向に向けて洗浄剤の吐出通路に配設された
逆止弁と、これらの逆止弁間に形成された空間内にこれ
を左右に区画するように配設されたダイヤフラムと、こ
のダイヤフラムを空間内で左右に往復動可能な駆動シャ
フトとを備え、上記洗浄剤の接触する各部材が耐薬品性
の合成樹脂によって形成されているため、洗浄剤供給用
ポンプを長時間に亘り安定して使用することができ、し
かもその間に部品交換などの特別なメンテナンスを行な
わなくても良く、しかも低コストで製造できるものであ
る。
【0030】また、本発明の請求項3に記載の洗浄装置
は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上
記逆止弁は、上記通路に固定されたドーム状の弁体と、
この弁体の表面中央に上記洗浄剤の流れ方向へ突出形成
された突出部と、この突出部に形成されたスリットを有
し、上記スリットは上記弁体内側の圧力がその外側の圧
力より高い時に開放して上記洗浄剤の通過を可能にする
ようにしたため、弁体の内側と外側との圧力差に応じて
スリットが開放されて常に少量の洗浄剤を確実且つ安定
的に供給できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄装置の一実施例の全体を示す構成
図である。
【図2】図1に示す洗浄装置に用いられる洗浄剤供給ポ
ンプの要部を示す断面図である。
【図3】図2に示す洗浄剤供給ポンプに用いられる弁体
を示す図で、同図(a)はその側面図、同図(b)は同
図(a)から90°角度を変えて見た側面図、同図
(c)は同図(a)の上方からの平面図、同図(d)は
同図(a)の下方からの平面図である。
【符号の説明】
2 搬送機構 3 洗浄槽 8 洗浄液供給ポンプ 9 洗浄液 13 制御装置 16 洗浄剤 17 洗浄剤容器(洗浄剤槽) 18 洗浄剤供給ポンプ 22 ピックアップ(検出器) 182 逆止弁 182A 弁体 182B 突出部 182C スリット 183 逆止弁 183A 弁体 183B 突出部 183C スリット 184 空間 185 ダイヤフラム 186 駆動シャフト 187 吸入側通路 188 吐出側通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送機構により搬送される被洗浄物を洗
    浄するために洗浄液を洗浄液槽から供給する洗浄液供給
    ポンプと、洗浄液供給ポンプによる洗浄液を供給するこ
    とにより減少した洗浄液槽内の洗浄剤を洗浄剤槽から洗
    浄液槽へ供給する洗浄剤供給ポンプと、これらの搬送機
    構及びポンプを駆動制御する制御装置とを備え、上記洗
    浄液供給ポンプが駆動した時に洗浄液供給ポンプにおい
    て発生する電磁波を検出する検出器を上記洗浄液供給ポ
    ンプに設け、上記検出器の検出信号を基に上記制御装置
    を介して上記洗浄剤供給ポンプを駆動させることを特徴
    とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 上記洗浄剤供給ポンプは、上記洗浄剤の
    吸入通路に配設された逆止弁と、この逆止弁と同方向に
    向けて上記洗浄剤の吐出通路に配設された逆止弁と、こ
    れらの逆止弁間に形成された空間内にこれを左右に区画
    するように配設されたダイヤフラムと、このダイヤフラ
    ムを上記空間内で左右に往復動可能な駆動シャフトとを
    備え、上記洗浄剤の接触する各部材が耐薬品性の合成樹
    脂によって形成されてなることを特徴とする請求項1に
    記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 上記逆止弁は、上記通路に固定されたド
    ーム状の弁体と、この弁体の表面中央に上記洗浄剤の流
    れ方向へ突出形成された突出部と、この突出部に形成さ
    れたスリットを有し、上記スリットは上記弁体内側の圧
    力がその外側の圧力より高い時に開放して上記洗浄剤の
    通過を可能にすることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の洗浄装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019131662A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 シーバイエス株式会社 洗浄剤組成物
CN113749571A (zh) * 2021-09-07 2021-12-07 宁波浩嘉电器有限公司 一种智能无线清洗机及其使用方法

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JP2019131662A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 シーバイエス株式会社 洗浄剤組成物
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