JPH07327017A - 聴取率調査装置及び方法 - Google Patents

聴取率調査装置及び方法

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JPH07327017A
JPH07327017A JP6118648A JP11864894A JPH07327017A JP H07327017 A JPH07327017 A JP H07327017A JP 6118648 A JP6118648 A JP 6118648A JP 11864894 A JP11864894 A JP 11864894A JP H07327017 A JPH07327017 A JP H07327017A
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broadcast
receiving
radio
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JP6118648A
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Inventor
Akihiro Kitamura
彰啓 北村
Norio Fujiwara
教雄 藤原
Takayoshi Izeki
隆喜 井関
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FUJI SOFTWARE KK
Original Assignee
FUJI SOFTWARE KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 聴取率を調査すべき無線放送受信装置に何等
の改造等加えることなく、かつ聴取者になんらの負担を
かけることなく、リアルタイムで確実に受信放送局を調
査することができる聴取率調査装置を提供する。 【構成】 聴取率の調査対象のカーラジオ210よりの
楽音音響出力をマイクロホン221で拾い、比較部22
7で少なくとも調査対象に含まれる無線放送を選択受信
可能な基準ラジオ226での選択受信放送の楽音電気信
号と比較して、両楽音信号の類似度が高い場合にこの放
送局を聴取していると判断して無線モデム230より調
査センタに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線放送局の聴取率を調
査する聴取率調査装置及び方法に関し、調査対象の無線
放送局受信装置側に何等の追加・変更などすることな
く、しかもリアルタイムで聴取率の調査が可能な聴取率
調査装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビ局やラジオ局の聴取率の調
査は、受信装置に特別の改造を施し、受信装置でどの放
送局を受信しているかの信号を直接取り込んで例えばカ
セット等に記録しておくものであった。または、装置の
脇等に調査用の集計装置を設置し、放送の受信者に手動
で受信局を入力してもらうものであった。あるいは、調
査シート等を調査対象家庭等に頒布し、いちいち聴取放
送局を書き込んでもらいアンケート方式を採用してい
た。
【0003】そして、これらの聴取結果等は調査員等が
巡回して定期的に集計していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上述したような聴取結果の調査方法では、受信装置に特
別の改造等が必要であり、聴取者にも多大の負担をしい
ると共に、聴取率の調査が終了した後にも改造箇所が残
り、完全に修復はできず問題を残していた。しかも、聴
取者の自主性に任した調査ではどうしても信頼性に疑問
が残ると共に、短時間のうちの受信放送局の変更には対
処できない虞もあった。
【0005】更に、集計員が聴取結果を集計したり、ア
ンケート調査したりしなければならず、非常に手間が係
るという欠点があった。更に、この調査結果をセンター
の計算機等に入力する必要があり、集計結果がでるまで
に多くの時間が必要であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、聴取対象の受
信装置に何等の改造等に必要なく、しかも確実に聴取率
の調査を行うことを目的とすると共に、また、リアルタ
イムでの集計も可能とすることを目的とする。係る目的
を達成する一手段として以下の構成を備える。
【0007】即ち、聴取率の調査対象の無線放送受信装
置よりの楽音音響出力を受信して対応する楽音電気信号
に変換する楽音入力手段と、少なくとも調査対象に含ま
れる無線放送を選択受信可能な無線放送受信手段と、前
記無線放送受信手段での選択受信放送の楽音電気信号と
前記音声入力手段よりの楽音電気信号とを比較して、両
楽音信号の類似度が高い場合に一致と判定する判定手段
と、前記判定手段が両楽音信号の一致と判定しない時に
は前記無線放送受信手段の受信放送局を変更する受信放
送変更手段と、前記判定手段での判定の結果両方の楽音
信号が一致と判定された時に前記聴取率の調査対象の無
線放送受信装置の聴取放送が前記無線放送受信手段で受
信中の放送を聴取中と検出する検出手段と、前記検出手
段の検出結果を出力する出力手段と備えることを特徴と
する。
【0008】そして例えば、前記判定手段は両楽音電気
信号の周波数スペクトルを比較して楽音信号の類似度を
判定することを特徴とする。あるいは、前記受信放送変
更手段は、聴取率調査対象受信周波数データを記憶する
聴取対象保持手段と、前記無線放送受信手段の受信同調
周波数を前記判定手段が前記両楽音信号の一致と判定す
るまで所定間隔で順次前記聴取対象保持手段での保持受
信周波数に従って変更する選局手段とを含むことを特徴
とする。
【0009】更に例えば、前記出力手段は、前記検出手
段の検出結果を聴取率集計センターに無線送信すること
を特徴とする。更にまた、前記検出手段は前記聴取対象
保持手段に保持の聴取率調査対象受信周波数のいずれの
受信周波数の受信でも前記判定手段での一致が判定され
ない場合にはどの無線放送も受信していないと判断する
ことを特徴とする。あるいは、前記楽音入力手段は、聴
取率の調査対象の無線放送受信装置よりの楽音を音響出
力するスピーカ近傍に配設されたマイクロホンを含むこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】以上の構成において、聴取率を調査すべき無線
放送受信装置に何等の改造等加えることなく、かつ聴取
者になんらの負担をかけることなく、確実に受信放送局
を調査することができる。また、聴取放送局の変更にも
すばやく対処することができ、聴取率調査結果を無線送
信することにより、リアルタイムで各聴取率の集計がで
きる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。以下の説明は自動車におけるカーラ
ジオにおけるラジオ局の聴取率の調査の例を示すが、自
動車に限らず、一般家庭の受信機であっても、自営業者
の受信機であってもよく、テレビジョン放送の受信の場
合であってもまったく同様の構成で調査でき、単に同調
周波数を変更するのみで足りる。
【0012】図1は本発明に係る一実施例の聴取率調査
装置の構成を示すブロック図、図2は図1に示す本実施
例の聴取率調査装置を用いた聴取率調査システムのシス
テム構成を示す図である。図1中、210は聴取率の調
査対象の無線放送受信装置であるカーラジオ(本実施例
ではカーラジオを調査対象とする例を説明する。)、2
11はカーラジオの音響信号出力手段であるスピーカ、
220は本実施例のデータ収集制御部、221はデータ
収集制御部220に接続されているスピーカ211より
の楽音を収集するマイクロホン(マイク)、230はデ
ータ収集制御部220で収集した聴取結果を無線で所定
の集計センターに無線送信する無線モデムである。
【0013】データ収集制御部220において、222
はROM223に内蔵された例えば後述する図5に示す
制御手順により本実施例データ収集制御部全体の制御を
司るコントローラ、223はコントローラ222の制御
手順などを記憶するROM、224は聴取調査結果など
を記一時憶するRAM、225は後述する基準ラジオの
選局すべき放送局受信周波数の格納されているテーブ
ル、226は聴取率の調査対象ラジオ210とはまった
く別個に設けられた基準ラジオ、227は基準ラジオ2
26が同調して受信している放送局よりの楽音データと
マイク221よで収集した聴取調査対象のラジオよりの
楽音データとを比較し、両楽音の一致を判定する比較
部、228は比較部227での一致が判定されない場合
に基準ラジオ226の同調周波数を変更するインターバ
ルを決めるためのタイマである。
【0014】図2において、110,120,130は
本実施例の図1に示す聴取率調査装置を積載する聴取率
調査対象の車、300はラジオ放送局、400は聴取率
調査装置を積載する聴取率調査対象の車より聴取調査結
果を無線で送信させ、これを受信する無線基地局、50
0は無線基地局での受信結果を受け取り、所望相手に送
信する通信センタ、600は通信センタよりの聴取調査
結果を受け取り集計する聴取率調査センタである。
【0015】以上の構成において、本実施例では無線モ
デム230として、例えば日本シテイメデイア株式会社
の提供するデータ通信専用の双方向移動通信システムで
あるテレターミナル(登録商標)無線をそのまま利用す
ることにより、既存の無線基地局や通信センタをそのま
ま使用することができ、しかも、無線モデム230への
入力229も汎用インタフェースであるRS232Cケ
ーブルで足りるため、本実施例に使用するのに最適であ
る。しかし、本実施例は以上の例に限定されるものでは
なく、任意の無線通信システムを利用できることは勿論
である。
【0016】そして、本実施例の装置を車載装置として
使用する場合においては、電源の入力は車のシガーライ
タに挿入するいわゆるシガープラグより受ける構成とす
ることにより、常時安定的な電源供給が可能となると共
に、車に特別の改造などを施す必要もない。そして、無
線モデム230への電源は本実施例のデータ収集制御部
220より供給すればよく、無線モデム230とはデー
タ出力のためのRS232Cケーブルと共に電源供給の
為のケーブルを接続可能とし、当該電源供給ケーブルを
介して無線モデム230に電源を供給すればよい。
【0017】図1に示すテーブル225の構成例を図3
に示す。図3に示すように本実施例においては予め聴取
率の調査を行うべき放送局及び当該放送局の同調周波数
を登録しておくことにより、聴取放送局をサーチする際
の制御が容易となると共に、聴取調査結果を送信する際
にも、放送局名あるいは放送局名に対応するコードで送
信でき、集計も容易に行える。
【0018】更に、図1に示す比較部の詳細構成を図4
に示す。図4に示すように比較部227は、マイク22
1で拾った聴取対象受信装置であるカーラジオ210の
スピーカ211よりの楽音信号を基準ラジオ210より
の楽音信号レベルに合わせて所定レベルに増幅するアン
プ251、基準ラジオ226よりの楽音信号及びアンプ
251よりの楽音信号のうち所定周波数範囲、例えば音
声周波数範囲である1KHz〜2KHzの周波数範囲の
信号以外をカットするバンドパスフィルタ252,25
3、バンドパスフィルタ252,253より所定周波数
帯域の楽音信号を対応する周波数スペクトル信号に変換
する周波数スペクトル変換部254,255、周波数ス
ペクトル変換部254,255よりの周波数スペクトル
信号を比較する比較器256、比較器256による比較
時の閾値を設定する閾値設定部257とを備える。
【0019】アンプ251は、例えば平均出力信号レベ
ルが所定レベルとなるように自動的に増幅率を制御可能
なものが適している。これは、カーラジオ210よりの
出力音量は一定ではなく、ドライバーの好みで適時変更
されるものであるため、どのような音量であっても良好
な聴取状態の把握を行うためにはアンプ251よりの出
力レベルにあまり大きな変動がないほうがよいためであ
る。
【0020】そして、比較器256は周波数スペクトル
変換部254,255よりの周波数スペクトル信号を比
較し、閾値設定部257に設定された閾値を元にその類
似度を判定し、閾値以上類似と判定されるとマイク22
1で拾った楽音信号は現在の基準ラジオ210での同調
放送局を聴取しているものと判断する。なお、バンドパ
スフィルタ252,253の帯域は以上の例に限定され
るものではないが、本実施例は車載装置であるため、周
辺雑音の影響を考慮して係る範囲に限定したものであ
り、本実施例の装置設置場所の周辺雑音により任意に変
更可能であり、例えば郊外の一般家庭に設置するような
場合には更に低い周波数でマッチングをとるようにして
もよい。このバンドパスフィルタの帯域 は装置の設置
場所に合わせて選択可能にすればよく、これにより更に
高信頼性の聴取結果の掲出が可能となる。
【0021】ここで、本実施例の比較部227におい
て、比較器256で楽音信号の周波数スペクトルを比較
することとしたのは、以下の理由によるものである。 (1) 本実施例では聴取調査対象の受信装置には何等
の改造等を施さないこととしたため、カーラジオのスピ
ーカ211よりの楽音を拾うこととしている。このた
め、所望の楽音以外の種々の音響信号が同時に入力され
る。この雑音はバンドパスフィルタによる周波数帯域の
限定のみではその影響を除去できない。この他の雑音等
の影響をなくし、判定を容易とするために採用した。 (2) 基準ラジオ226よりの楽音信号とカーラジオ
210よりの楽音信号とは比較器256に到達した時に
時間的なずれが生ずる。即ち、カーラジオ210よりの
楽音信号はいったんスピーカ211より出力さっれ、こ
れをマイク221で拾い、更にアンプ251を通った信
号であるからである。このため、単純に信号周波数レベ
ルを比較したのでは、その一致判定が困難となるからで
ある。
【0022】以上の様に周波数スペクトルを比較するこ
とにより、確実に聴取放送局を特定することが可能にな
った。本実施例装置の使用に先だって行う必要のある事
項としては、車の改造等は一切必要ではなく、車載無線
放送受信装置(例えば図1に例示したカーラジオの外に
も、カーステレオの受信ラジオ、カーラジオと共に備え
られた車載用テレビ放送受信装置等各種の受診装置が適
用可能である。)よりの受信楽音を音響出力するスピー
カに近接した位置でスピーカ寄りの楽音を良好に拾える
箇所に容易に移動することがないようにマイクロホン2
21を設置する。このマイクロホンとしては特別広帯域
のものである必要性は乏しく、小型のものを使用できる
ため、車の利用者に過度の負担をかけることもないもの
とできる。なお、スピーカよりの楽音以外の諸々の音を
拾う可能性も高く、マイクロホンはできるだけスピーカ
に近づけてセットすることが望ましい。
【0023】そしてデータ収集制御部220と無線モデ
ム(例えば上述したテレターミナル)230との間の電
源供給ケーブル及びデータ伝送用のケーブル(RS23
2Cケーブル)を接続して装置設置位置に位置決めして
設置する。そして装置に電源を取り込むためのシガープ
ラグを車のシガーライタに挿入すればよい。後は以下に
説明する図5に示す制御が実行され、リアルタイムでの
聴取調査が行われ、例えば聴取率の集計等を行う聴取率
調査センタ600よりの通信センタ(テレターミナル通
信センタ)500への指示に基づく無線基地局400よ
りのポ−リングに従い調査結果が集計され、ほとんど人
手を介さずに信頼性の高い聴取率の調査が実現する。
【0024】以上の構成を備える本実施例の無線放送局
の聴取結果調査方法を図5のフローチャートを参照して
以下に説明する。以上の様にして設置された本実施例装
置に電源が供給されると図5の処理に進み、コントロー
ラ222はまずステップS1でテーブル225に予め登
録されている放送局より1つの放送局を選択して基準ラ
ジオ226を選択した放送局の受信周波数に同調させる
べく、基準ラジオ226に選局信号を出力する。なお、
この時、コントローラ222はステップS4でもしこの
選局した放送局を受信していない場合に、次ぎの放送局
を選局させるまでの時間(比較部による判定処理を続け
る時間)をタイマ228にセットしてタイマ228を起
動する。
【0025】なおこの放送局の選択は以下のようにして
行う。今までの何等の放送局も聴取されていない場合に
はテーブルの最初に登録されている放送局より順次選択
していく。しかし、以前に聴取されている放送局があっ
た場合には直前に聴取されていた放送局をまず選択する
こととする。しかし、この選局方法は以上の例に限定さ
れるものではなく、例えば車載ラジオ等が電源投入直後
にはもっとも周波数の低い受信局を選択する構成となっ
ている場合等においては、この車載機器の特性に合わせ
た順序でテーブルに登録しておき、登録順に従って選択
していく構成としてもよい。
【0026】このコントローラ222よりの選局信号を
受け取った基準ラジオ226はステップS2に示すよう
に選局された放送局に受信周波数を合わせ選局された放
送局の受信楽音信号を比較部227に出力する。一方、
マイクロホン221は常時スピーカ211よりの楽音信
号を拾っており、比較部227にはマイクロホン221
よりの楽音も入力されている。このため、比較部227
はステップS5で両楽音の比較処理を行い、両楽音が一
致しているか、即ち現在のカーラジオ210の受信放送
局が基準ラジオ226で同調中の放送局かの判定を行
う。これは上述したように所定周波数領域の周波数スペ
クトルに基づいて行われるため、周辺雑音等の影響を受
けない、且つ時間的な遅延等の影響の少ないものとで
き、比較が非常に容易である。例えば、一定時間の間各
周波数スペクトル信号の積算を行い、その誤差が閾値設
定部の設定閾値範囲内であれば両楽音信号は等しいと判
定すればよい。なお、いずれの放送局を選局しても聴取
放送局と判定されなかった場合には、この閾値を下げる
ことにより例え周囲雑音が大きかったような場合におい
ても、確実に聴取局を特定できる。この周波数スペクト
ルは楽音が相違する場合にはまったく一致しないのが統
計的に確認されており、本実施例の如き場合に最適の判
定方法といえる。
【0027】そしてステップS6で比較部227での判
定の結果一致が判定されたか否かを調べる。一致が判定
されない場合にはステップS7に進み、タイマ228が
タイムアップか否かを調べる。タイムアップでない場合
にはステップS8に進み、無線モデム230よりの聴取
結果の送信要求があるか否かの判定を行う。送信要求も
ない場合にはステップS6に戻り、一致判定を続行す
る。
【0028】以上のステップS6からステップS8のル
ープ処理実行時にタイマ228がタイムアップした場合
には選局した放送局の聴取中ではないものとしてステッ
プS7よりステップS9に進み、テーブル228より次
ぎに登録されている放送局を選択して基準ラジオ226
を選択した放送局の受信周波数に同調させるべく、基準
ラジオ226に選局信号を出力する。そしてステップS
4に進み、次の同調放送局の聴取中か否かの判定を行
う。以上の説明におけるタイマ228へセットする時間
は、例えば数秒で足りる。
【0029】一方、ステップS8で調査センタ600よ
りのポ−リングによる無線モデム230よりの送信要求
がある場合にはステップS8よりステップS9に進み、
コントローラ222は出力229に聴取放送局なしを出
力する。これを受けた無線モデム230は、この聴取放
送局無しを示す情報を無線基地局400、通信センタ5
00を介して調査センタ600に送信する。そしてステ
ップS6に進む。上述したようにテレターミナル通信シ
ステムを利用して送信することにより、既に存在する無
線通信システムをそのまま用いて聴取結果の集計がで
き、非常に廉価にシステムが構成できる。しかも料金も
実際のデータ通信時間のみであり、この面でも実用的で
ある。調査センタ600ではこのようにして各聴取率集
計対象よりリアルタイムで送られてくる聴取結果を集計
でき、信頼性も高いものとできる。
【0030】一方、ステップS6で一致と判定された場
合にはステップS15に進み、基準ラジオ226の現在
の同調放送局の受信状態を維持するため、タイマ228
にタイムアップ時間を再設定する。そしてステップS1
6でステップS8と同様に無線モデム230よりの送信
要求の有無を調べる。そして送信要求がなければステッ
プS6に進む。
【0031】一方、ステップS16で送信要求があれば
ステップS17に進み、現在同調のとれている放送局を
聴取中であるとして当該放送局を特定するデータを無線
モデム230に出力紙、無線モデム230はこれをステ
ップS10と同様にして調査センタ600に送信する。
そしてステップS6に進む。以上説明したように本実施
例によれば、リアルタイムに且つ特別の手動操作、改造
等無しに信頼性の高い聴取結果の集計が可能となる。
【0032】なお、以上の説明は調査センタ600より
の一斉指令に基づくポ−リングに従って聴取結果を送信
する例について述べたが、本発明は以上の例に限定され
るものではなく、本実施例のデータ収集制御美は一定時
間毎に(又は予め指定された時刻毎に)自動的に調査セ
ンタ600を呼び出し、データを送信するように制御し
てもよい。この場合にはタイマ228の計時は選局間隔
時間の外に送信時刻を順次出力するものとすればよい。
あるいは、タイマ228に計時機能を備えさせ、コント
ローラ222でタイマ228の計時時刻を一定間隔で読
み出し、予め設定された時刻となった時に送信するよう
にしてもよい。
【0033】以上説明したように本実施例によれば、放
送局を聴取しているか否かを受信放送局の楽音信号を比
較して行うために、スピーカからの出力音響信号を元に
判断でき、聴取率を調査すべき無線放送受信装置に何等
の改造等加えることなく、かつ聴取者になんらの負担を
かけることなく、確実に受信放送局を調査することがで
きる。
【0034】また、聴取放送局の変更にもすばやく対処
することができ、聴取率調査結果を無線送信することに
より、リアルタイムで各聴取率の集計ができる。更に、
周波数スペクトルを比較して聴取しているか否かの判定
を行うために非常に信頼性の高い、周囲雑音等に影響さ
れない調査結果を得ることができる。更にまた、調査結
果も聴取放送局を特定するデータを送るのみで足りるた
め、調査結果を長時間にわたって保持しておく必要がな
く、簡単な構成とできる。
【0035】なお、以上の説明においては、現在聴取中
の放送局のみを報知する構成としたが、現在聴取中の放
送局がない場合や、あっても選局を変えて間もない様な
場合には現在の状態と共に、直前の聴取状態を示すデー
タを送信してもよい。あるいは、過去一定時間の選局状
態を示すデータを記憶しておき、これを計時データと共
に送信するように構成してもよい。
【0036】特に、無線送信できるエリア以外に移動し
てしまったような場合等、一定時間送信を行えなかった
場合に、送信が行えなかった期間の聴取状態を例えばR
AM224等に記憶させておき、送信可能エリアに戻っ
た時にこの蓄積データを送信するように構成することに
より、例え離れた場所に移動したような場合や、トンネ
ルに入っていたような場合にもこの間の聴取状態を集計
することができる。
【0037】なお、本実施例装置の車への設置例を図5
乃至図7に示す。なお、図中には無線モデム230の送
信アンテナの設置例も合わせて図示している。このよう
に、無線放送局の受信楽音を音響出力するスピーカの位
置に合わせて最適の位置にマイクロホン221を設置す
ればよく、装置も運転等の邪魔にならないところに設置
すればよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、放送
局を聴取しているか否かを受信放送局の楽音信号を比較
して行うために、スピーカからの出力音響信号を元に判
断でき、聴取率を調査すべき無線放送受信装置に何等の
改造等加えることなく、かつ聴取者になんらの負担をか
けることなく、確実に受信放送局を調査することができ
る。
【0039】また、聴取放送局の変更にもすばやく対処
することができ、聴取率調査結果を無線送信することに
より、リアルタイムで各聴取率の集計ができる。更に、
周波数スペクトルを比較して聴取しているか否かの判定
を行うために非常に信頼性の高い、周囲雑音等に影響さ
れない調査結果を得ることができる。更にまた、調査結
果も聴取放送局を特定するデータを送るのみで足りるた
め、調査結果を長時間にわたって保持しておく必要がな
く、簡単な構成とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の聴取率調査装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1に示す本実施例の聴取率調査装置を用いた
聴取率調査システムのシステム構成を示す図である。
【図3】本実施例のテーブルの構成例を示す図である。
【図4】本実施例の比較部の詳細構成を示す図である。
【図5】本実施例の聴取率調査手順を示すフローチヤー
トである。
【図6】本実施例における装置の設置例を示す図であ
る。
【図7】本実施例における装置の設置例を示す図であ
る。
【図8】本実施例における装置の設置例を示す図であ
る。
【符号の説明】
210 カーラジオ 221 スピーカ 220 データ収集制御部 221 マイクロホン(マイク) 230 無線モデム 222 コントローラ 223 ROM 224 RAM 225 テーブル 226 基準ラジオ 227 比較部 228 タイマ 300 ラジオ放送局 400 無線基地局 500 通信センタ 600 聴取率調査センタ 251 アンプ 252,253 バンドパスフィルタ 254,255 周波数スペクトル変換部 256 比較器 257 閾値設定部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 聴取率の調査対象の無線放送受信装置よ
    りの楽音音響出力を受信して対応する楽音電気信号に変
    換する楽音入力手段と、 少なくとも調査対象に含まれる無線放送を選択受信可能
    な無線放送受信手段と、 前記無線放送受信手段での選択受信放送の楽音電気信号
    と前記音声入力手段よりの楽音電気信号とを比較して、
    両楽音信号の類似度が高い場合に一致と判定する判定手
    段と、 前記判定手段が両楽音信号の一致と判定しない時には前
    記無線放送受信手段の受信放送局を変更する受信放送変
    更手段と、 前記判定手段での判定の結果両方の楽音信号が一致と判
    定された時に前記聴取率の調査対象の無線放送受信装置
    の聴取放送が前記無線放送受信手段で受信中の放送を聴
    取中と検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果を出力する出力手段と備えるこ
    とを特徴とする聴取率調査装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は両楽音電気信号の周波数
    スペクトルを比較して楽音信号の類似度を判定すること
    を特徴とする請求項1記載の聴取率調査装置。
  3. 【請求項3】 前記受信放送変更手段は、聴取率調査対
    象受信周波数データを記憶する聴取対象保持手段と、 前記無線放送受信手段の受信同調周波数を前記判定手段
    が前記両楽音信号の一致と判定するまで所定間隔で順次
    前記聴取対象保持手段での保持受信周波数に従って変更
    する選局手段とを含むことを特徴とする請求項1又は2
    のいずれかに記載の聴取率調査装置。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、前記検出手段の検出結
    果を聴取率集計センターに無線送信することを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載の聴取率調査装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は前記聴取対象保持手段に
    保持の聴取率調査対象受信周波数のいずれの受信周波数
    の受信でも前記判定手段での一致が判定されない場合に
    はどの無線放送も受信していないと判断することを特徴
    とする請求項3又は4のいずれかに記載の聴取率調査装
    置。
  6. 【請求項6】 前記楽音入力手段は、聴取率の調査対象
    の無線放送受信装置よりの楽音を音響出力するスピーカ
    近傍に配設されたマイクロホンを含むことを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれかに記載の聴取率調査装置。
  7. 【請求項7】 聴取率の調査対象の無線放送受信装置と
    は別に聴取率の調査対象の無線放送を選択受信可能な無
    線放送受信手段を備え、 前記聴取率の調査対象の無線放送受信装置より出力され
    る楽音音響出力をマイクロホンにより取り込み、前記無
    線放送受信手段で同調した放送局の受信楽音信号とを比
    較して両楽音信号の類似度が高い場合に、同調放送局の
    聴取と判定することを特徴とする聴取率調査方法。
  8. 【請求項8】 両楽音信号の類似度は楽音信号の周波数
    スペクトルを比較して行い、前記無線放送受信手段での
    同調放送局は予め決められた聴取率調査対象放送局のう
    ち聴取中の放送局が検出されるまで順次同調放送局を変
    えて受信放送局を検索することを特徴とする請求項7記
    載の聴取率調査方法。
  9. 【請求項9】 前記聴取率の調査対象の無線放送受信装
    置の聴取調査結果は無線で調査結果集計センターに無線
    送信されることを特徴とする請求項7又は8のいずれか
    に記載の聴取率調査方法。
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