JPH0732656B2 - 活魚貝収容装置 - Google Patents

活魚貝収容装置

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JPH0732656B2
JPH0732656B2 JP61229272A JP22927286A JPH0732656B2 JP H0732656 B2 JPH0732656 B2 JP H0732656B2 JP 61229272 A JP61229272 A JP 61229272A JP 22927286 A JP22927286 A JP 22927286A JP H0732656 B2 JPH0732656 B2 JP H0732656B2
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修平 小川
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は活魚貝収容装置に関し、その目的は貯水槽内
の水を頻繁に交換しなくとも、魚介収容空間に適宜給気
や給餌、或いは汚泥の排出を行い、収容されている魚貝
類を遊泳状態で長期間生存させることができ、しかも貯
水槽を運搬する際には内部の水中環境を荒らすことなく
運搬することのできる活魚貝収容装置の提供にある。
(従来の技術) 従来、活魚貝類を生存させたままで運搬等する場合には
水槽車或いはビニル袋に水を溜めて魚貝類を放し、空気
又は酸素を一定時間吹き込んだ後、運搬を行っていた。
しかしながら、かかる手段では経時的に酸素量が不足し
て来る他、魚貝類の排泄物、運搬途中で与えた餌の残り
等が水底に滞留して水を汚し、また水の交換も自由に行
えないことから、環境条件が悪くなり、魚貝類を長期間
生存させることができなかった。
このような実情に照らし、適宜活魚艙内に循環給水を行
うことのできる「活魚介の輸送装置」が特開昭50−5878
8号公報にて開示されている。
この開示技術は、サージタンクと活魚艙との接続管路を
各々独立した循環系統よりなる冷却管路と濾過用管路と
にて構成し、濾過用管路には洗浄用逆噴出管路を設け、
各管路が各々別個に機能するようにし活魚艙内の上部に
設けた散水管及び撒水管と継管し中央部に蓄魚網を内蔵
し、四方張紐にてハッチ上より張設し、魚介類のケース
輸送の場合は取外し輸送魚介に応じ活魚艙内の上部及び
下部から適温の定温散水及び噴水を行う活魚介の輸送装
置であった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記開示技術においては、活魚艙内に頻
繁に噴射給水を行い、オーバーフロー水を循環させてお
かなければ、活魚の良好な生存環境を維持することがで
きないという課題が存在した。
すなわちこの開示技術では、活魚艙内全体に水を充填さ
せる構造であるため、内部にて放泳している魚介類の呼
吸により水中の溶存酸素が絶えず減少していくととも
に、水が充満されていることによって抜気が充分に行わ
れず、さらには魚介類より排出される排泄物も絶えず水
中に浮遊していることとなり、頻繁な循環を行わなけれ
ば魚類の良好な環境を維持することができず、活魚艙内
の水を絶えず循環させる作業が大掛かりなものとなって
しまうという課題が存在した。
そこで、業界では槽内全域に水を充填しなくとも、また
絶えず槽内の水を循環させなくとも魚介類の良好な生育
環境を維持することができ、しかも運搬時には内部の魚
介の環境を荒らすことのない優れた活魚介収容装置の創
出が望まれていた。
(課題を解決するための手段) この発明では密閉状の貯水槽であって、この貯水槽の天
井部の略中央には抜気パイプが、底部の略中央には汚泥
排出パイプがそれぞれ配設されるとともにこの貯水槽内
部の上部には水跳ね防止体が、下部には汚泥分別体がそ
れぞれ貯水槽内部空間全面にわたった配設され、この水
跳ね防止体と汚泥分別体とによって貯水槽内部が通気部
と魚貝収容空間と汚泥堆積部とに区画され、前記水跳ね
防止体には所定間隔毎に通気間隙が設けられるととも
に、この通気間隙より給水パイプと給餌パイプとが魚貝
収容空間に向けて設けられ、前記前記汚泥分別体は逆V
字状のガイド板が一定間隔毎に並設されて、このガイド
板の間隙が汚泥落下間隙とされ、この汚泥落下間隙には
吸気パイプが魚貝収容空間に向けて設けられてなること
を特徴とする活魚貝収容装置を提供することにより上記
課題を悉く解消する。
(実施例) この考案に係る活魚貝収容装置の実施例を図面に基づい
て説明する。
第1図乃至第3図はこの発明の一実施例に係る活魚貝収
容装置を示しており、図中(1)は活魚貝収容装置を示
す。この活魚貝収容装置(1)は貯水槽(2)を有して
いる。
この貯水槽(2)は車輌に載降ろし可能な大きさとさ
れ、密閉状でその側壁(3)には透明な窓(4)が設け
られている。
この貯水槽(2)の天井部(5)の略中央には抜気パイ
プ(6)が配設され、この抜気パイプ(6)に向けて天
井部(5)は縮径状に傾斜されている。
一方、貯水槽(2)の底部(7)の略中央には汚泥排出
パイプ(8)が配設され、この汚泥排出パイプ(8)に
向けて底部(7)は縮径状に傾斜されている。
貯水槽(2)の内部には上部に通気間隙(9)を有する
水跳ね防止体(10)が、下部に汚泥落下間隙(11)を有
する汚泥分別体(12)がそれぞれ配設され、この水跳ね
防止体(10)と汚泥分別体(12)との間に魚貝収容空間
(13)が形成されている。
水跳ね防止体(10)は図示のように板材(14)にスリッ
トを形成してこのスリットを通気間隙(9)として利用
してもよく、また角材を一定間隔ごとに並設してこの間
隙を通気間隙(9)として利用してもよい。
一方、汚泥分別体(12)は逆V字状のガイド板(15)を
一定間隔ごとに並設してこのガイド板(15)の間隙を下
方縮形状の汚泥落下間隙(11)として利用している。
前記魚貝収容空間(13)に向けて給水パイプ(16)と給
餌パイプ(17)とが装入されており、給水パイプ(16)
は水タンク(図外)から、給餌パイプ(17)は給餌ホッ
パー(18)からそれぞれ延出されている。
尚、給餌ホッパー(18)には注水パイプ(19)が挿入さ
れている。
貯水槽(2)内の下部、例えば汚泥分別体(12)の下方
に2本の給気パイプ(20)が側壁(3)に沿って横架さ
れており、この給気パイプ(20)は酸素ボンベ(21)、
又は給気ポンプ(図外)から延出されている。
上述した抜気パイプ(6)、汚泥排出パイプ(8)、給
水パイプ(16)、給餌パイプ(17)、給気パイプ(2
0)、注水パイプ(19)にはそれぞれバルブ(22)が配
設されている。これらバルブ(22)には集中管理装置
(図外)から制御されるソレノイドバルブが用いられて
いるが、必要に応じ各々手動操作できる機能を併有され
てもよい。尚、図中(23)は照明装置、(24)は撹拌
機、(25)はヒータであり、これらは前記集中管理装置
から制御される機能を有しているが、必要に応じて各々
手動操作できる機能を併有させてもよい。
また、図中(26)は水位センサ、(27)は水温センサ、
(28)は溶存酸素センサ、(29)は汚泥センサであり、
これらセンサ群は集中管理装置に環境変化の情報信号を
発信する。
前記した集中管理装置は以下の制御機能を有する。
汚泥の所定量以上の堆積を感知した汚泥センサ(29)か
らの信号を受けて汚泥排出パイプ(8)のバルブ(22)
を開放する。
所定値以上の水位低下を感知した水位センサ(26)から
の信号を受けて給水パイプ(16)のバルブ(22)を開放
する。
一定時間毎に給餌パイプ(17)と注水パイプ(19)の各
バルブ(22)を同時開放する。所定値以上の溶存酸素量
低下を感知した溶存酸素センサ(28)からの信号を受け
て給気パイプ(20)のバルブ(22)を開放する。
所定値以上の温度低下を感知した水温センサ(27)から
の信号を受けてヒータ(25)と攪拌機(24)とを作動さ
せる。
一定時間毎に照明装置(23)を点灯させる。
この発明の一実施例は以上のように構成されており、以
下にその使用状態を説明する。
この活魚貝収容装置(1)において活魚貝を収容するに
は、貯水槽(2)内に水跳ね防止板(10)の位置まで水
を満たし、魚貝収容空間(13)内に魚介類を放ち、集中
管理装置を作動させておけばよく、溶存酸素センサ(2
8)と給気パイプ(20)により水中の溶存酸素量が一定
に保たれ、水温センサ(27)とヒータ(25)と攪拌機
(24)により水温が一定に保たれ、給餌パイプ(17)と
注水パイプ(19)により給餌ホッパー(18)から流出し
た餌で給餌がなされ、残り餌や魚貝の排泄物が沈降して
堆積した汚泥が汚泥センサ(29)と汚泥排出パイプ
(8)により排出される一方、汚泥排出に伴って低下す
る水位を水位センサ(26)からの信号を受けた給水パイ
プ(16)からの給水により復元して清掃と水交換がなさ
れる。
尚、残り餌や魚貝の排泄物は縮径状の汚泥落下間隙(1
1)から落下して貯水槽(2)の底部(7)に汚泥とし
て堆積する一方、この汚泥の堆積する底部(7)は汚泥
分別体(12)を介して魚貝収容空間(13)と区画されて
いるので、魚貝の遊泳により汚泥が撹き混ぜられること
がない。
また、窓(4)から内部の魚貝を観察することができ、
しかも側壁(3)に沿って架設された給気パイプ(20)
から放出される気泡は魚貝収容空間(13)の中央を避け
て側壁(3)に沿って上昇するので、気泡により観察を
妨げられることがないとともに魚貝収容空間(13)内の
貯水が撹拌される。
魚貝を収容したまま運搬を行う場合には、活魚貝収容装
置(1)をそのまま車輌の荷台等に載せて固定すればよ
く、運搬時の振動による揺れは水の揺れは水跳ね防止板
(10)、汚泥分別体(12)の抵抗によって緩衝される。
(発明の効果) 以上詳述した如く、この発明は密閉状の貯水槽であっ
て、この貯水槽の天井部の略中央には抜気パイプが、底
部の略中央には汚泥排出パイプがそれぞれ配設されると
ともにこの貯水槽内部の上部には水跳ね防止体が、下部
には汚泥分別体がそれぞれ貯水槽内部空間全面にわたっ
た配設され、この水跳ね防止体と汚泥分別体とによって
貯水槽内部が通気部と魚貝収容空間と汚泥堆積部とに区
画され、前記水跳ね防止体には所定間隔毎に通気間隙が
設けられるとともに、この通気間隙より給水パイプと給
餌パイプとが魚貝収容空間に向けて設けられ、前記前記
汚泥分別体は逆V字状のガイド板が一定間隔毎に並設さ
れて、このガイド板の間隙が汚泥落下間隙とされ、この
汚泥落下間隙には吸気パイプが魚貝収容空間に向けて設
けられてなることを特徴とする活魚貝収容装置であるか
ら以下の効果を奏する。
すなわち、貯水槽内部は汚泥堆積部と魚貝収容空間と通
気部とに区画されているため、貯水槽のうちの魚貝収容
空間にのみ水をを充填しておくだけで、その充填されて
いる水の抜気や、魚貝収容空間に給気や給餌を行うこと
ができ、しかも魚貝から排出される排泄物は汚泥堆積部
に堆積され、汚泥排出パイプより排出される構成となっ
ているから、頻繁に魚貝収容空間の水を交換しなくとも
魚貝類の良好な生育環境を維持することができ、絶えず
水の入れ換えを行わなくとも活魚貝を貯水槽内で長期間
生存させることができる。
しかも、水跳ね防止板と汚泥分別体の抵抗で水の揺れが
緩衝されるので、活魚貝を収容したまま魚貝やその生育
環境を損傷させずに運搬することもできるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る活魚貝収容装置の縦
断面図、第2図はII−II断面図、第3図はIII−III断面
図である。 (1)…活魚貝収容装置、(2)…貯水槽 (5)…天井部、(6)…抜気パイプ (7)…底部、(8)…汚泥排出パイプ (9)…通気間隙、(10)…水跳ね防止体 (11)…汚泥落下間隙、(12)…汚泥分別体 (13)…魚貝収容空間、(16)…給水パイプ (17)…給餌パイプ、(20)…給気パイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉状の貯水槽であって、この貯水槽の天
    井部の略中央には抜気パイプが、底部の略中央には汚泥
    排出パイプがそれぞれ配設されるとともにこの貯水槽内
    部の上部には水跳ね防止体が、下部には汚泥分別体がそ
    れぞれ貯水槽内部空間全面にわたった配設され、この水
    跳ね防止体と汚泥分別体とによって貯水槽内部が通気部
    と魚貝収容空間と汚泥堆積部とに区画され、前記水跳ね
    防止体には所定間隔毎に通気間隙が設けられるととも
    に、この通気間隙より給水パイプと給餌パイプとが魚貝
    収容空間に向けて設けられ、前記前記汚泥分別体は逆V
    字状のガイド板が一定間隔毎に並設されて、このガイド
    板の間隙が汚泥落下間隙とされ、この汚泥落下間隙には
    吸気パイプが魚貝収容空間に向けて設けられてなること
    を特徴とする活魚貝収容装置。
JP61229272A 1986-09-26 1986-09-26 活魚貝収容装置 Expired - Lifetime JPH0732656B2 (ja)

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JPH0631894Y2 (ja) * 1989-02-28 1994-08-24 光夫 宇井 魚介類の収容装置
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JPS5058788A (ja) * 1973-09-26 1975-05-21

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