JPH073264Y2 - 粉粒・塊状物の乾燥装置 - Google Patents

粉粒・塊状物の乾燥装置

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JPH073264Y2
JPH073264Y2 JP1989060512U JP6051289U JPH073264Y2 JP H073264 Y2 JPH073264 Y2 JP H073264Y2 JP 1989060512 U JP1989060512 U JP 1989060512U JP 6051289 U JP6051289 U JP 6051289U JP H073264 Y2 JPH073264 Y2 JP H073264Y2
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賢晴 中原
義孝 大坪
輝美 佐々木
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株式会社中原鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、砕石,鉱物,プラスチック,木材,穀物等の
粉粒・塊状物を連続的に乾燥する装置に関する。
〔従来の技術〕
砕石,鉱物,プラスチック,木材,穀物等の粉粒・塊状
物の連続式乾燥装置としては、被乾燥物の形態,含水状
態等に応じてそれぞれ適した乾燥装置が従来から採用さ
れおり、このなかで、被乾燥物を攪拌しながら熱風を吹
き込んで乾燥する装置がある。第6図乃至第9図にこの
ような形式の乾燥装置の例を示す。
第6図及び第7図は回転ドラム式乾燥装置の内部構造の
概略を示す正面断面図及び側面断面図である。この装置
においては、矢印A方向に回転する回転ドラム60の一方
の端面に被乾燥物の供給口61が設けられ、他方の端面に
被乾燥物の排出口62が設けられている。回転ドラム60の
内壁には、その先端が供給口61側から排出口62側に向か
って傾斜している多数の羽根63が内周に沿って等間隔に
取り付けられている。供給口61から供給された被乾燥物
は、羽根63の傾斜と回転ドラム60の回転運動によって被
乾燥物層64内を転動しながら排出口62側に移動する。熱
風入口65からの熱風は羽根63の間隙を通って図中矢印で
示すように被乾燥物層64内へ吹き込まれ、排気口66から
排気されるが、短絡しないように、被乾燥物層64が滞留
する羽根部分の下方からのみ吹き込まれる構造になって
いる。被乾燥物は被乾燥物層64内を通過する熱風と接触
して乾燥を受ける。被乾燥物の滞留時間は出口仕切り板
67によって調節することができる。
第8図及び第9図は固定チャンバー式乾燥装置の内部構
造の概略を示す正面断面図及び側面断面図である。この
装置においては、水平に据付けられたチャンバー80の一
方の上部に被乾燥物の供給口81が設けられ、他方の下部
に被乾燥物の排出口82が設けられている。そして、チャ
ンバー80内の下部に、2列に平行配置した攪拌機83が設
置されている。攪拌機83は、駆動プーリ84を介して回転
駆動される回転軸85と、この回転軸85に等間隔に多数個
取り付けられた攪拌腕86及び攪拌翼87とからなってい
る。供給口81から供給された被乾燥物は、攪拌機83の攪
拌運動と被乾燥物自体の乾燥による付着,粘着性の減少
によってチャンバー80内を排出口82側に向かって移動す
る。熱風入口88からの熱風はルーバー89を通って図中矢
印で示すように被乾燥物と仕切り壁90の間を通って排気
口91から排気され、被乾燥物はこの熱風と接触して乾燥
を受ける。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記回転ドラム式乾燥装置は、設備構成が比較的簡単で
ある利点があるが、被乾燥物の攪拌がドラムの回転だけ
によるものであるので、比重の大きな被乾燥物の場合に
は攪拌が充分に行われず、乾燥効率が低くなる。また、
乾燥物がたとえば砕石のような鋭利な角部をもち比重も
大きなものの場合、ドラム内面の損耗が大きいという問
題がある。
また、前記固定チャンバー式乾燥装置は、被乾燥物の攪
拌は充分に行われるが、熱風は被乾燥物の上方を通過す
るようになっているので、被乾燥物と熱風との接触が充
分でなく、乾燥効率が低い。
さらに、両装置とも、被乾燥物に含まれる粉粒状体が熱
風に随伴されて排気口から大気中に排出されてしまうと
いう問題がある。
そこで本考案は、固定チャンバー式乾燥装置において、
チャンバー内の被乾燥物の底部に熱風を吹き込み、ま
た、チャンバー内から排気口への粉粒状体の上昇を阻止
することによって、乾燥効率を上げるとともに粉粒状乾
燥物の大気への排出を防止することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の粉粒・塊状物の乾燥装置は、その目的を達成す
るために、チャンバー内に加熱空気を送風する装置とチ
ャンバー内に供給された被乾燥物を攪拌する装置とを備
えた粉粒・塊状物の乾燥装置において、前記加熱空気送
風装置は前記チャンバーの長手方向の両側壁に沿って延
在する送風管から側壁下部を貫通してチャンバー内に加
熱空気を吹き込む複数個の吹込みノズルを有し、前記攪
拌装置はチャンバー長手方向に設けた回転軸の軸方向に
複数個の攪拌棒を取り付け、前記チャンバーは長手方向
の一方側の上部に被乾燥物供給口と他方側の下部に被乾
燥物排出口を有し且つ前記チャンバーのほぼ全長にわた
って上方にフードを設け、このフードに排気管を接続
し、前記チャンバーの上部空間に、所定間隔で隙間を開
けて板状部材を配置したものを少なくとも2段、前記板
状部材の隙間の位置が垂直方向に一致しないように配置
した上昇阻止部材を設けたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、実施例により本考案の特徴
を具体的に説明する。
第1図乃至第5図は本考案実施例の乾燥装置を示す図で
あり、第1図は乾燥装置の全体を示す正面図、第2図は
同側面図、第3図は同平面図、第4図はチャンバーの内
部構造を示す正面図、第5図は同側面図である。
第1図乃至第3図に示すように、本実施例の乾燥装置
は、架台10上に水平に固定されたチャンバー1と、この
チャンバー1内に熱風を送る加熱空気送風装置2と、チ
ャンバー1内の被乾燥物を攪拌する攪拌装置3と、排気
装置4とを主要構成要素とする。
チャンバー1は、矩形断面の横長容器であり、長手方向
の一方側に被乾燥物の供給装置11に接続した供給口12を
有し、他方側に図示しない乾燥物排出装置に接続した排
出口13を有している。
加熱空気送風装置2は、ブロワー21,燃焼炉22,パイロッ
トバーナ23,送風本管24及びチャンバー1の長手方向の
両側壁14,15に沿って延在する送風支管25,26からなり、
送風支管25,26にはそれぞれ、チャンバー1の両側壁14,
15の底部を貫通してチャンバー1内に熱風を吹き込むノ
ズル27,28を長手方向に等間隔に多数個設けている。
攪拌装置3は、回転軸32の長手方向に等間隔に多数個の
攪拌棒33を取り付けたものをチャンバー1内に2組設置
し、両回転軸32を外部のモータ31で回転駆動している。
なお、攪拌棒33の先端に攪拌翼34を取り付けてもよい。
排気装置4は、チャンバー1のほぼ全長にわたって上方
フード41を設け、このフード41に接続して排気管42を設
けている。
さらに、本考案の場合、チャンバー1の上部空間に粉粒
状の被乾燥物の上昇を阻止する部材を設ける。本実施例
では、粉粒状の被乾燥物の上昇を阻止する部材5とし
て、山形鋼51の角部を上にし、水平方向に多数個、上下
2段に隣接間隔を小さくして配置している。
上記構成の乾燥装置により被乾燥物、たとえば砕石を乾
燥する場合、砕石を供給装置11からチャンバー1内に供
給しながら、熱風吹込みノズル27,28から熱風を吹き込
む。チャンバー1内の砕石は攪拌装置3で攪拌されなが
ら熱風と接触して乾燥される。乾燥した砕石は、供給口
12側からつぎつぎに砕石が供給されることと乾燥した砕
石の付着・粘着性が減少することから、攪拌装置3で攪
拌されつつ排出口13側に移動し、堰16を乗り越えて排出
口13から排出される。
この乾燥過程において、熱風吹込みノズル27,28はチャ
ンバー1内の砕石層の底部に熱風を吹込み、この熱風吹
込み部より上の部分の砕石は攪拌装置3によって攪拌さ
れているので、砕石は熱風に充分に接触する。したがっ
て、砕石の乾燥効率は従来装置に比較して約2倍に向上
する。また、チャンバー1に供給される前に砕石中に含
まれていた粉粒状体及び攪拌によって発生した粉粒状体
は、熱風の上昇気流によって上昇阻止部材5の高さまで
は上昇するが、同上昇阻止部材5を形成している山形鋼
51は本実施例では上下2段、隙間が垂直方向に一致しな
いように所定間隔で配置されているため、熱風の上昇気
流はそこで乱気流となり、上昇気流の上昇方向の速度が
低下するための粉粒状体の自重が勝って、上昇を阻止さ
れて再び砕石層に下降し、排気装置4までは達しない。
なお、山形鋼51の角部が上になるように配置しているた
め、山形鋼51の下面が上昇気流に対してさらに抵抗にな
り、粉粒状体の落下を助けることになる。また、本実施
例の場合、チャンバー1の底板17と撹拌装置3との間に
ある砕石はほとんど移動しないので、この部分の砕石が
チャンバー1の底板17の損耗を防止する役目を果たす。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の乾燥装置においては、
チャンバー内の被乾燥物の底部に多数個の熱風吹込みノ
ズルを開口し、またチャンバー内から排気口への粉粒状
体の上昇を阻止する部材をチャンバー内の上部空間に設
けた構成とした。このため、被乾燥物は撹拌装置により
撹拌されながら熱風と充分に接触し、従来の乾燥装置に
比し短い滞留時間で乾燥することができ、燃料費を節減
できるとともに生産性が大幅に向上する。また、粉粒状
の乾燥物が排気口から排出されることがないので、大気
を汚染することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案実施例の乾燥装置を示す図で
あり、第1図は乾燥装置の全体を示す正面図、第2図は
同側面図、第3図は同平面図、第4図はチャンバーの内
部構造を示す正面図、第5図は同側面図である。第6図
乃至第9図は従来の乾燥装置の例を示す図である。 1:チャンバー、2:加熱空気送風装置 3:撹拌装置、4:排気装置 5:上昇阻止部材、10:架台 11:供給装置、12:供給口 13:排出口、14,15:側壁 16:堰、17:底板 21:ブロワー、22:燃焼炉 23:パイロットバーナ、24:送風本管 25,26:送風支管、27,28:熱風吹込みノズル 31:モータ、32:回転軸 33:撹拌棒、34:撹拌翼 41:フード、42:排気管 51:山形鋼、60:回転ドラム 61:供給口、62:排出口 63:羽根、64:被乾燥物層 65:熱風入口、66:排気口 67:出口仕切り板、80:チャンバー 81:供給口、82:排出口 83:攪拌機、84:駆動プーリ 85:回転軸、86:撹拌腕 87:撹拌翼、88:熱風入口 89:ルーバー、90:仕切り壁 91:排気口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャンバー(1)内に加熱空気を送風する
    装置(2)とチャンバー(1)内に供給された被乾燥物
    を撹拌する装置(3)とを備えた粒・塊状物の乾燥装置
    において、前記加熱空気送風装置(2)は前記チャンバ
    ー(1)の長手方向の両側壁に沿って延在する送風管
    (25),(26)から側壁下部を貫通してチャンバー
    (1)内に加熱空気を吹き込む複数個の吹込みノズル
    (27),(28)を有し、前記撹拌装置(3)はチャンバ
    ー(1)長手方向に設けた回転軸(32)の軸方向に複数
    個の撹拌棒(33)を取り付け、前記チャンバー(1)は
    長手方向の一方側の上部に被乾燥物供給口(12)と他方
    側の下部に被乾燥物排出口(13)を有し且つ前記チャン
    バー(1)のほぼ全長にわたって上方にフード(41)を
    設け、このフード(41)に排気管(42)を接続し、前記
    チャンバー(1)の上部空間に、所定間隔で隙間を開け
    て板状部材(51)を配置したものを少なくとも2段、前
    記板状部材(51)の隙間の位置が垂直方向に一致しない
    ように配置した上昇阻止部材(5)を設けたことを特徴
    とする粉粒・塊状物の乾燥装置。
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JPS5321798U (ja) * 1976-07-30 1978-02-23
JP5227076B2 (ja) * 2008-05-16 2013-07-03 株式会社新日南 熱風乾燥機
JP7497044B2 (ja) * 2018-06-08 2024-06-10 株式会社新日南 熱風乾燥装置
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JPS582578A (ja) * 1981-06-29 1983-01-08 永田 昭大 汚物の乾燥装置とその乾燥機

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